JP2733250B2 - 情報信号再生方法 - Google Patents

情報信号再生方法

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JP2733250B2
JP2733250B2 JP63163104A JP16310488A JP2733250B2 JP 2733250 B2 JP2733250 B2 JP 2733250B2 JP 63163104 A JP63163104 A JP 63163104A JP 16310488 A JP16310488 A JP 16310488A JP 2733250 B2 JP2733250 B2 JP 2733250B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、互いに異なる複数の領域に夫々、互いに異
なる情報量を有する複数種の情報信号が記録されている
記録媒体より、該情報信号を再生する情報信号再生方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
かかる再生装置の一例として複数の記録周波数帯域の
映像信号を再生可能な画像再生装置としては、例えばVT
R等の装置が知られているが、該装置においては映像信
号を再生する場合、記録周波数帯域の判別を行い、その
記録モードに合せた処理を行い画像を再生することが知
られている。従来、この記録モードの判別は、媒体の記
録領域が変るごとに毎回行うようになっていた。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしながら上記従来例では、記録モード判別を記録
領域が変わるたびに毎回行っているため、毎回記録モー
ド判別の時間を要してしまい、モードが切り換った場合
には、切り換えまでの間、他の記録モードの処理を行っ
ているため、画質の劣った映像を出力するという問題が
あった。又、記録モードの表示を行う場合にはかかる表
示の切り換えが遅れてしまうという問題が生じた。
本発明は、係る問題を解決し、記録媒体の互いに異な
る複数の領域の夫々に記録されている情報信号を順次再
生する場合において、前記記録媒体の領域を変更する毎
に、当該領域に記録されている情報信号の種類をその都
度判別する必要がなく、当該判別動作に要する時間を短
縮し、応答性の良い再生動作を行なうことができ、しか
も再生される情報信号の劣化を抑えた再生動作を行なう
ことができる情報信号再生方法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明の情報信号再生方
法は、互いに異なる複数の領域に夫々、互いに異なる情
報量を有する複数種の情報信号が記録されている記録媒
体より、該情報信号を再生する方法であって、前記記録
媒体の互いに異なる複数の領域の夫々に記録されている
情報信号の種類を判別するための判別ステップと、前記
判別ステップにおける判別結果を記憶するための記憶ス
テップと、前記記録媒体の互いに異なる複数の領域のう
ちの任意の領域を任意のタイミングで指定することによ
り、指定された領域に記録されている情報信号を再生す
る通常再生モードに従って前記記録媒体の互いに異なる
複数の領域のうちの任意の領域に記録されている情報信
号を再生するための再生ステップと、前記記録媒体から
再生された情報信号に対して、再生時の信号処理を施す
ための信号処理ステップと、前記記録媒体の互いに異な
る複数の領域に夫々記録されている情報信号を第1の時
間間隔で順次再生する高速検索再生モードと、前記記録
媒体の互いに異なる複数の領域に夫々記録されている情
報信号を前記第1の時間間隔よりも長い時間間隔で順次
再生する低速検索再生モードとを有し、何れかの検索再
生モードを指示するための検索再生モード指示ステップ
と、前記検索再生モード指示ステップにおいて、前記高
速検索再生モードに従った高速検索再生を行なうように
指示が為されている場合には、前記記録媒体から再生さ
れた情報信号に対して所定の再生信号処理特性を示す信
号処理を施し、前記低速検索再生モードに従った低速検
索再生を行なうように指示が為されている場合には、前
記記録媒体から再生された情報信号に対して前記信号処
理ステップにおいて前記記憶ステップにおいて記憶され
ている前記記録媒体の互いに異なる複数の領域の夫々に
記録されている情報信号の種類に対応した再生時の信号
処理を施すように前記信号処理ステップにおいて施され
る信号処理特性を制御するための制御ステップとを有す
るものである。
〔作 用〕
上述の方法により、記録媒体の互いに異なる複数の領
域の夫々に記録されている情報信号を順次検索再生する
場合に、記録媒体の互いに異なる複数の領域の夫々に記
録されている情報信号の種類の判別結果を予め記憶して
おくことにより、前記記録媒体の領域を変更する毎に、
当該領域に記録されている情報信号の種類をその都度判
別する必要がなく、当該判別動作に要する時間を短縮
し、応答性の良い再生動作を行なうことができ、しかも
前記記録媒体から再生された情報信号に対して、当該検
索再生速度に応じた再生時の信号処理を施すことによ
り、再生される情報信号の劣化を抑えた再生動作を行な
うことができるようになる。
〔実施例〕
以下説明する本発明の実施例においては、ビデオフロ
ツピーと呼ばれる磁気デイスクに上に同心円トラツクを
形成し、各トラツクに一画面分の映像を記録するスチル
ビデオが示されるが、本発明はかかる装置に限らず、光
デイスクやテープ状媒体、固体メモリに対して記録を行
う記録装置であってもよいし、映像信号以外の情報を記
録する装置であってもよいのは勿論である。
以下図面を用いて本発明の実施例について詳述する。
本実施例では記録媒体に記録する画像の水平解像度を
向上させるために、画像を記録する際のキヤリア周波数
を高くしたハイバンドH記録と、スチルビデオのフオー
マツトで規定された6MHz〜7.5MHzのキヤリア周波数を用
いたロウバンドL記録とによって記録される画像信号が
混在するデイスクを再生する装置が開示される。
かかるハイバンドH記録とロウバンドL記録の周波数
帯域は第3図に示される。
以下、本発明を図面を用いて説明する。第1図は本発
明の一実施例のブロツク図である。
第1図において、1は磁気シートであり、2のスピン
ドルモーターで定速回転されている。3は磁気ヘツドで
あり、コントローラ12によって制御される4のヘツド送
り機構により所望のトラツク位置へアクセスされる。5
はモーター制御回路であり、スピンドルモーター2を制
御する。一方、画像信号の流れを説明すると、6はプリ
アンプであり、磁気ヘツド3により検出された画像信号
を増巾する。ここで、画像信号は、キヤリア検出の回路
と、本来の画像再生処理の回路に分岐する。7はイコラ
イザーで、8はデモジユレーターである。尚、本実施例
においてはデモジユレーター8はハイバンド復調用とロ
ウバンド復調用にその再生キヤリアがコントローラ12に
よって切り換わる。画像信号はデモジユレーター8で復
調され、15の出力バツフア15により画像再生信号として
出力される。
ここで、14はミユート回路で、通常はデモジユレータ
ー7の信号をスルーで出力バツフア15に伝える。
一方、キヤリア検出の構成は、プリアンプ6の出力を
9のアンプで増巾した後、10のB.P.Fに通す。ここで本
実施例ではB.P.Fを複数個用意し、通過帯域が異るB.P.F
の出力の大小比較によりキヤリア周波数を判別する方式
をとっている。このそれぞれの通過帯域の中心周波数を
それぞれ第3図のC1,C2に示す様に6.6MHzと9MHzとする
と、その時点の画像信号のキヤリアが、9MHz近の高い周
波数、いわゆるハイバンドHで記録された画像信号を再
生するときは9MHzのB.P.F出力の方が、6.6MHzのB.P.Fの
出力より大信号となる。
11はキヤリア周波数判別回路で、各B.P.Fの出力の大
小比較を行い、コントローラ12へ再生している画像信号
がハイバンドHであるかロウバンドLで記録されたもの
であるかを知らせる。
マイコン12は17のメモリーに各トラツク毎のキヤリア
周波数を記憶する。再度そのトラツクをアクセスした時
は、13のタイマーを利用して一定時間、14のミユート回
路によりデモジユレーター8の出力をミユートをかけ
る。16は出力バツフア15の信号を再生するモニターであ
り、本実施例装置の外部装置として接続されている。
17は前記メモリであり、各トラツクの記録の有無の判
別結果及び各トラツクに記録されている信号が映像信号
であるか他の信号であるかの判別結果、映像信号である
場合にはハイバンドHによって記録されたものであるか
ロウバンドLで記録されたものであるかを各トラツク毎
に記憶する。
20はコントローラ12に各種の指示を出力するためのス
イツチ群であり、後述するトラツク送りスピード変更ス
イツチ20−1、トラツク送り指示UP/DOWNスイツチ20−
2を有する。
24はアンプ9の出力のエンベロープ検波を行う回路で
あり、コントローラ12は該回路24の出力を判別すること
によって、ヘツド3がアクセスしているトラツクの記録
の有無を判定する。26はアンプ9の出力の所定の周波数
帯の成分を検出してこれを復調することによって画像信
号とともに記録されているID信号を出力する。尚、音声
信号が記録されている場合にはかかるID信号は出力され
ない。
したがってエンベロープ検波回路24の出力が有り、か
つID検出回路26の出力が得られない場合、コントローラ
12はヘツド3がアクセスしているトラツクに記録された
信号は画像信号以外の信号、即ち音声信号であると判断
することが出来る。
28はコントローラ12の指示に応じたキヤラクタを出力
バツフア15を介してモニタ16に表示させるキヤラクタジ
エネレータ(キヤラジエネ)である。
30は装置の状態を表示する表示用LEDであり、ヘツド
3のアクセスしているトラツクに記録されている画像信
号がハイバンド記録されている画像であることを表示す
るLEDを含む。
本実施例においては、同一磁気シートにキヤリア周波
数が異った画像が記録されることが有る。この磁気シー
ト1に記録されたキヤリア周波数の異る画像を連続して
再生するとデモジユレーター8の復調信号電圧にキヤリ
ア周波数の異る分に相当する電圧シフトが発生し、その
電圧変動の過渡応答により後段の信号処理回路、例えば
モニタ16の同期分離回路の不安定状態が発生する。これ
によりモニタ16上に再生される画像の乱れを発生し、使
用者に不快を与える。
本実施例では上述の問題点を解決させるために記録さ
れているキヤリア周波数を、キヤリア周波数判定回路で
判別、トラツク送りを制御するコントローラ12を介して
メモリーへ記憶する。前述の様にキヤリア周波数が低い
一般的なものをロウバンドL、それ以上の高いキヤリア
周波数をハイバンドHとすると、ロウバンドLから次の
トラツクがハイバンドH、ハイバンドHから次のトラツ
クがロウバンドLを連続して再生するときのみ選択的に
再生画像信号電圧が安定するまで時間0.1秒〜0.9秒程
度、再生画像信号にミユートをかける様にする。
更に本実施例ではヘツドの3の移動速度を検出しトラ
ツク移動速度が低速時には、ヘツドが移動する毎にヘツ
ド3により再生される信号のキヤリア周波数の判別を行
い、適性な画像信号を出力する様にし、一方トラツク移
動速度が高速時には、デモジユレーター8の特性を変化
すると、画像信号の不安定によるモーター16の同期分離
回路の誤動作による画面の乱れを防ぐことを優先し、デ
モジユレータ8の特性を変化させない。
尚、かかる復調器の特性を変化させないことによって
デモジユレータ8の出力レベルが変動し、モニタ16上に
再生される画像の輝度が変わることになるが、トラツク
移動速度が高速であるので目立つことはない。
次に以上の様に構成された実施例の動作について第2
図以降のフローチヤートを用いて説明する。
まず、不図示の電源スイツチにより本実施例の装置の
電源が投入されるとフローはスタートし、ヘツド3を磁
気シート1上の最外周トラツク即ち第1トラツクをアク
セスさせる様にヘツド送り機構4を用いて移動させる
(S10)。次いで後述のトラツク送り速度を2トラツク
/秒に設定するとともにデモジユレーター8の復調特性
をハイバンドH用に設定する(S12)。尚、かかる設定
はロウバンドL用であってもよい。。要はどちらかに一
義的に決まる様にすればよい。次いでスイツチ20−1に
よってトラツク送り速度(スピード)の変更が指示され
ているか否かを判別する(S14)。本実施例においては
トラツク送り速度はUP/DOWNスイツチ20−2がオンされ
ている間1秒間に2トラツク,5トラツク,10トラツク送
り速度及び0トラツク即ちUP/DOWNスイツチ20−2がオ
ンされた際には該スイツチがオフされ再びオンされるま
では1トラツク分だけヘツド3を移動させる速度が設定
可能である。S14でスイツチ20−1がオンされる毎にコ
ントローラ12はトラツク送りスピードを2トラツク/
秒,5トラツク/秒,10トラツク/秒,0トラツク/秒の順
にサイクリツクに変更する(S16)。
又、S16においてコントローラ12はキヤラクタジエネ
レータ28を駆動してモニタ16の画面上に設定されたトラ
ツク送りスピードを表示する。これに依り使用者は設定
されたトラツク送りスピードを知ることが出来る。また
かかる表示は特別な表示素子を用いることなくモニタ16
上に再生された画像信号とともにスーパーインポーズ表
示されるため簡単な構成にて表示を行うことが出来る。
S14においてスイツチ20−1によるトラツク送りスピー
ドの変更が指示されていない際にはフローはS18に移
り、UP/DOWNスイツチ20−2がオンされたか否かを判別
する。
UP/DOWNスイツチ20−2がオンされている際には検波
回路24、ID検出回路26、判別回路11の出口を判別してヘ
ツド3がアクセスしているトラツクが未記録であるか記
録済であるか記録されている場合には画像信号が記録さ
れているか否か、画像信号が記録されている場合にはハ
イバンドHによる信号が記録されているかロウバンドL
による信号が記録されているかを検出する(S20)。画
像信号が記録されていることが判別された際にはハイバ
ンドH記録、ロウバンドL記録いずれかの検出結果に応
じてデモジユレーター8の特性をかかる記録特性に合わ
せて変更するとともにLED30にかかる特性を表示する(S
22)。更に、S20における検出、判別の結果をメモリ17
内のヘツド3が再生しているトラツクに対応する領域に
記憶させる(S24)。S24が実行された後にはフローはS1
4に戻る。S18においてUP/DOWNスイツチ20−2がオンさ
れていることが検出された際には設定されているトラツ
ク送りスピードが0トラツク/秒であるかを判別し、0
トラツク/秒の場合には第4図にフローは移り、0ト
ラツク/秒以外の場合には第5図にフローは移る。
以下第4図に沿って説明を行う。
第4図S30においては、ヘツド3をトラツク分移動さ
せ(S30)、ヘツド3が送られたトラツクに対応するメ
モリ17の領域に既に情報が書き込まれているかを判別
し、書き込まれている場合にはS42へ書き込まれていな
い場合にはS34に分岐する。S34においては第2図S20に
おいて説明したステツプと同様のステツプが実行され、
かかる判別が終了すればS36からS38、S40にフローは移
る。S38、S40においてはS22、S24と同様のステツプが実
行され第2図Cにフローは戻る。
次に、S32においてS42に分岐した場合について説明す
る。S42においてはヘツド3がS30によって新たにアクセ
スしたトラツクに対応するメモリ17の領域に書き込まれ
た情報を読み出し、S30を実行する前にヘツド3がアク
セスしていたトラツクの情報と比較する。ここで両方の
情報が異なる場合、例えば一方がハイバンドHによる信
号が記録されていることを示し、他方がロウバンドLに
よる信号が記録されていることを示す場合にはS44へフ
ローは分岐する。又、両方の情報が一致する場合には第
2図にフローは分岐する。
S44においてS22と同様のステツプが実行される。S44
ではコントローラ22はデモジユレータ8の特性を変更す
るわけであるが、デモジユレータ8はかかる変更に対応
する応答性が高くなく、画像が乱れることになるため、
S46において第1図に14として示したミユート回路を作
動させ、モニタ16のミユートを行う。デモジユレータ8
の応答性を見込んだ時間が経過した後にフローはS48か
らS50へ移り、ミユートが解除され、第2図にフロー
は移る。
次に、第2図のS28においてに分岐した際に実行さ
れるフローについて第5図を用いて説明する。
第5図におけるフローにおいては、設定されたトラツ
ク送り速度が、毎秒2トラツクではデモジユレータ(復
調器)8の特性の変更を行い、毎秒2トラツクを越える
速度では復調器8の特性の変更は行わない。
このコントローラ12の判断機構を第5図の自動送り時
のフローチヤートに基づいて説明する。
まず、S50では設定されたトラツク送り速度が秒間2
コマを越えた設定であるかの判断を行う。この時に秒間
2コマを越えると“Y"の方向へ進み、S52においてキヤ
リア判別を行わない状態で1トラツク分ヘツド3を移動
させる。この場合UP/DOWNスイツチ20−2の操作の状態
に応じてヘツド3をシート1上の内周側或は外周側に送
る。一方、“N"の方向である秒間2コマを越える場合に
はS55において設定されたトラツク送り速度、即ち2ト
ラツク/秒でヘツド3をUP/DOWNスイツチ20−2で指示
された方向に移動させる。S55に続いてS20,S22と同様の
ステツプS57,58を実行する。即ち2トラツク/秒の速度
でトラツク送りがされる場合にはヘツド3のアクセスし
ているトラツクが変更される毎にヘツド3のアクセスし
たトラツクの記録状態を判別し、それに応じてデモジユ
レータ8の復調特性を変更する。続いてS60でUP/DOWNス
イツチ20−2がオンされているかを判別し、オンされて
いればS55へフローは戻る。
又、S52の次には直ちにS54が実行され、UP/DOWNスイ
ツチ20−2がオンされていれば再びS52が実行される。
したがって本実施例においては、トラツク送りスピー
ドが5トラツク/秒以上の場合にはS52からS54が実行さ
れ、2トラツク/秒の場合の様にS55,S57,S58が実行さ
れることがない。
即ちデモジユレータ8の特性が変更される場合の応答
時間よりも短い時間の間にヘツド3のアクセスしている
トラツクが変更される場合にはデモジユレータ8の特性
を変更しない様にすることによってモニタ16上に再生さ
れる画像の乱れを防止する。
又、第5図に示すフローにおいてはS50の次にS55,S5
7,S58を実行する様にしたが、これに代えて第4図に示
すS32,S34,S36,S38,S40,S42,S44,S46c,S48,S50を実行し
た後にに戻らずS60へフローが移行する様にしてもよ
い。
以上の実施例においては記録された画像信号がハイバ
ンドH,ロウバンドLのいずれの記録によるものかを判別
回路11に依って行ったが、これに限らず、コントローラ
12によって行う様にしてもよい。
かかる場合の実施例について第6図、第7図を用いて
説明する。
第6図はハイバンドH,ロウバンドLの判別をコントロ
ーラ12が行うためのブロツク図であり、第1図10,11の
代わりに置き換えられる。第6図において121はHigh Ba
nd BPF、122はLow Band BPF、123,124は平滑回路、125,
126はA/D変換器、127は切換えスイツチであり、アンプ
6からの再生RF信号S1はHigh,Low Band BPFそれぞれに
入力される。第3図に示したのと同様Low Band BPFは6
〜7.5MHz(C1)、High Band BPFは7.7〜10MHz(C2)ま
での信号成分を取り出すように構成されている。それぞ
れのBPFを通った信号は平滑化されA/D変換されコントロ
ーラ12に取り込まれる。ここで、再生される信号はHig
h,Lowのどちらかであるため、一方の信号が再生された
場合には必ずエンベ検出部から出力される信号S4,S5の
どちらかが、レベル的に大きくなる。
コントローラ12に送られた信号S4,S5は第7図のフロ
ーチヤートに応じて処理される。即ちS4,S5は順次取り
込まれ(101,102)、それらの比較を行う(103)、比較
された後、次にコントローラ112内で設定してある未記
録レベルの比較を行い(104,107)、このレベルよりも
大きければ103で比較した結果のモードをメモリ6に記
憶する(105)。小さければ現在のトラツクは未記録だ
と判断してメモリ6に未記録トラツクの情報を記憶す
る。
上述の様にコントローラ12によって直接ヘツド3のア
クセスしたトラツクの記録の有無及びハイバンドH,ロウ
バンドLいずれの記録による画像信号が記録されている
かを判別することが出来る。かかる構成に依ればエンベ
ロープ検出回路24を不要とすることが出来る。
尚、本実施例においてはデモジユレータ8の特性を変
更する方法として該デモジユレータに与える復調用のキ
ヤリア周波数を変更する様にしたが、該デモジユレータ
8は第8図のようなブロツク構成であってもよい。第8
図において131はハイバンドH用信号処理回路、132はロ
ウバンドL用信号処理回路、133は切換スイツチであ
り、コントローラ12からの判別されたハイバンドH/ロウ
バンドLを示すモード信号S3に応じて、それぞれのモー
ドで信号処理された映像信号が選択してミユート回路14
に出力される。
又、本実施例ではヘツド3がアクセスしてハイバンド
H、ロウバンドLの判別を行ったトラツクについてはそ
の情報をメモリ上に記憶することで、2回目以降はかか
る判別の時間を要しないため、スムーズな映像出力とモ
ード表示を行うことができる。
又、本実施例ではヘツド3が再生のためにアクセスし
たトラツクについてハイバンドH,ロウバンドLの判別を
行う様にしたが、これに限らず、第2図S12とS14の間に
ヘツド3を磁気シート1上の全トラツクに対して順次ア
クセスさせ、この結果を予め再生状態に入る前に記憶し
ておいてもよい。この順次アクセスの間はモニタ16はミ
ユート回路14によってミユートさせればよい。
本実施例に依れば同一の磁気ミート上に異ったキヤリ
ア周波数で変調され、異った周波数帯域で画像信号が記
録されていても、画像が乱れることなく再生し、使用者
に不快感を与えることが無くなるという効果が有る。
〔発明の結果〕
以上説明した様に、本発明によれば、記録媒体の互い
に異なる複数の領域の夫々に記録されている情報信号を
順次再生する場合において、前記記録媒体の領域を変更
する毎に、当該領域に記録されている情報信号の種類を
その都度判別する必要がなく、当該判別動作に要する時
間を短縮し、応答性の良い再生動作を行なうことがで
き、しかも再生される情報信号の劣化を抑えた再生動作
を行なうことができる情報信号再生方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の再生装置の構成を示すブロ
ツク図、 第2図,第4図,第5図は第1図示のコントローラ12の
動作を示すフローチヤート、 第3図はハイバンドH記録,ロウバンドL記録の周波数
帯域及び第1図示のフイルタ10の周波数特性を示す図、 第6図,第7図は夫々第1図示の判別回路11の機能をコ
ントローラ12に設ける場合のブロツク図、及びフロチヤ
ート、 第8図はデモジユレータ8の変形例の構成を示すブロツ
ク図である。 1……磁気シート 2……スピンドルモーター 3……ヘツド 4……ヘツド送り機構 5……モーター制御回路 6……プリアンプ 7……イコライザー 8……デモジユレーター 9……アンプ 10……バンドパスフイルター 11……キヤリア周波数判別回路 12……コントローラ 13……タイマー 14……メモリー 15……出力バツフア 16……モニター 17……メモリー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−4474(JP,A) 特開 昭63−98870(JP,A) 特開 昭62−92195(JP,A) 特開 昭62−99972(JP,A) 特開 昭63−140458(JP,A) 特開 昭58−150105(JP,A) 実開 昭63−87683(JP,U) 実開 昭62−129190(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる複数の領域に夫々、互いに異
    なる情報量を有する複数種の情報信号が記録されている
    記録媒体より、該情報信号を再生する方法であって、 前記記録媒体の互いに異なる複数の領域の夫々に記録さ
    れている情報信号の種類を判別するための判別ステップ
    と、 前記判別ステップにおける判別結果を記憶するための記
    憶ステップと、 前記記録媒体の互いに異なる複数の領域のうちの任意の
    領域を任意のタイミングで指定することにより、指定さ
    れた領域に記録されている情報信号を再生する通常再生
    モードに従って前記記録媒体の互いに異なる複数の領域
    のうちの任意の領域に記録されている情報信号を再生す
    るための再生ステップと、 前記記録媒体から再生された情報信号に対して、再生時
    の信号処理を施すための信号処理ステップと、 前記記録媒体の互いに異なる複数の領域に夫々記録され
    ている情報信号を第1の時間間隔で順次再生する高速検
    索再生モードと、前記記録媒体の互いに異なる複数の領
    域に夫々記録されている情報信号を前記第1の時間間隔
    よりも長い時間間隔で順次再生する低速検索再生モード
    とを有し、何れかの検索再生モードを指示するための検
    索再生モード指示ステップと、 前記検索再生モード指示ステップにおいて、前記高速検
    索再生モードに従った高速検索再生を行なうように指示
    が為されている場合には、前記記録媒体から再生された
    情報信号に対して所定の再生信号処理特性を示す信号処
    理を施し、前記低速検索再生モードに従った低速検索再
    生を行なうように指示が為されている場合には、前記記
    録媒体から再生された情報信号に対して前記信号処理ス
    テップにおいて前記記憶ステップにおいて記憶されてい
    る前記記録媒体の互いに異なる複数の領域の夫々に記録
    されている情報信号の種類に対応した再生時の信号処理
    を施すように前記信号処理ステップにおいて施される信
    号処理特性を制御するための制御ステップとを有するこ
    とを特徴とする情報信号再生方法。
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