JP2993154B2 - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばディジタル信号
再生装置等に適用して好適な再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、放送局等ではディジタル映像
信号やディジタル音声信号が記録されている磁気テープ
より、これらディジタル映像信号やディジタル音声信号
を再生するディジタル信号再生装置が広く用いられてい
る。このディジタル信号再生装置は、ディジタル映像信
号及びディジタル音声信号の記録されている磁気テープ
より、磁気ヘッドを用いて再生し、この再生した再生信
号(RF信号と称している)の利得及び位相をイコライ
ザで可変し、このイコライザで可変した再生信号をチャ
ンネルデコーダによってディジタル信号になし、更にこ
のディジタル信号に対してエラー訂正回路によりエラー
訂正を行い、このエラー訂正を行ったディジタル信号を
再生回路を介して出力し、この再生回路に接続したモニ
タには映像を映出し、スピーカからは音声信号を拡声す
るようになされている。また、このディジタル信号再生
装置には、上述のエラー訂正回路におけるエラー数が表
示されるエラー表示部が設けられており、装置の出荷時
やユーザーの手に渡った後に、この表示部を目視しなが
ら手動で調整するようになされている。この手動による
イコライザの調整時には周波数特性調整用(いわゆるf
特用)の特定のテープを用いる。ユーザーの手に渡す前
にイコライザの調整を行う理由として、このディジタル
信号再生装置には、製造メーカーの異なる種々の磁気テ
ープ、或は製造メーカーや記録特性の異なる種々の記録
装置で記録された磁気テープが使用される場合が多いの
で、どのような磁気テープが使用されてもエラー数が一
定となるように、いわば互換性をとるためということが
挙げられる。また、ユーザーの手に渡った後にイコライ
ザの調整を行う理由として、磁気ヘッドの摩耗等経年変
化による再生信号の出力変化に対応するためである。上
述のディジタル信号再生装置はエラー数を表示し、この
表示したエラー数を見ながらイコライザの調整を行うよ
うになっているが、エラー数を表示する表示部の装備さ
れていないディジタル信号再生装置の場合は、f特用の
磁気テープを用い、スペクトラム・アナライザ等でイコ
ライザの調整を行うようにしていた。従ってこの場合
は、ユーザーの手にこのディジタル信号再生装置が渡る
前のみイコライザの調整を行うことを一般的とし、ユー
ザーが調整することはほとんどなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述から明かなよう
に、従来のディジタル信号再生装置の内、表示部が装備
されているものは、実際にユーザーの手に渡る前に、製
造メーカーの異なる種々の磁気テープ、或は製造メーカ
ーや記録特性の異なる種々の記録装置で記録された磁気
テープを使用する場合に対応できるように、f特用テー
プを再生し、エラー数を表示する表示部等を目視しなが
らイコライザの調整を行った後にユーザーの手に渡すよ
うにしていた。しかしながら、ユーザーが調整しなけれ
ばならなくなる場合もあり、調整が難しいので、この調
整中にエラー訂正や修整ができなくなったり、エラー数
の増加に対して即座の応答ができなかったりする場合が
あり、このような場合は、特に使用している所が放送局
であれば、いわゆるオンエアー中に送出画像や音声に大
きな影響が生じる事故となる不都合があった。また、こ
れに加えて、このディジタル信号再生装置がユーザーの
手に渡る前に十分な調整が行われていても、磁気ヘッド
の摩耗等経年変化により、最初に調整した調整値と合わ
なくなり、再度調整を行わなければならなくなる不都合
があった。
【0004】一方、ディジタル信号再生装置の内、表示
部が装備されていないものは、実際にユーザーの手に渡
る前に、製造メーカーの異なる種々の磁気テープ、或は
製造メーカーや記録特性の異なる種々の記録装置で記録
された磁気テープが使用される場合に対応するため、f
特用テープを再生し、スペクトラムアナライザ等の表示
部を目視しながらイコライザの調整を行った後にユーザ
ーの手に渡すようにしていた。しかしながら、ユーザー
の手に渡った後にもイコライザの調整を行わなければな
らない場合も生じ、このディジタル信号再生装置での調
整はユーザーにとってかなり難しく、この装置の調整を
専門的に行える人に調整してもらわなければならなくな
る不都合があった。ユーザーが調整しなければならなく
なった場合、調整が難しいので、この調整中にエラー訂
正や修整ができなくなったり、エラー数の増加に対して
即座の応答ができなかったりすることがあり、このよう
な場合は、特に使用している所が放送局であれば、いわ
ゆるオンエアー中に送出画像や音声に大きな影響が生じ
る事故となる不都合があった。また、これに加えて、こ
のディジタル信号再生装置がユーザーの手に渡る前に十
分な調整が行われていても、磁気ヘッドの摩耗等経年変
化により、最初に調整した調整値と合わなくなり、再度
調整を行わなければならなくなる不都合があった。さら
に、表示部が装備されているディジタル信号再生装置
と、表示部が装備されていないディジタル信号再生装置
とのいずれにおいても、例えばバーストエラーの発生等
を原因として局部的にエラー数が増加した場合には、そ
の局部的なエラー数の増加にそのまま応答してイコライ
ザの調整を行ってしまうことにより、イコライザの調整
が安定して行われず、却って良好な再生が行われなくな
るという不都合があった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、種々の製造メーカーによる磁気テープや種々の記録
装置によって記録された磁気テープを再生したり、磁気
ヘッドに摩耗等経年変化が生じたりしても、バーストエ
ラーの発生等を原因とする局部的なエラー数の増加に影
響されることなく、常に一定、且つ、良好な再生を自動
的に行うことのできる再生装置を提案しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明再生装置は例えば
図1〜図9に示す如く、記録媒体に記録された信号を再
生する再生手段2と、この再生手段2よりの再生信号に
対する利得及び位相を制御信号に応じて調整するイコラ
イザ3と、このイコライザ3よりの再生信号のエラーを
検出して訂正するエラー訂正手段5と、このエラー訂正
手段5によって検出されるエラーの数を再生信号の所定
単位数N(Nは正の整数)について積分処理してエラー
サンプルを得る積分処理手段10と、この積分処理手段
10によって得られるエラーサンプルが規定値の範囲内
であるか否かを判別する判別手段10と、この判別手段
10の判別結果が規定値の範囲外である場合にイコライ
ザ3に制御信号を供給する制御手段10とを有するもの
である。なお、積分処理手段10における積分処理は、
例えば、所定単位数Nの再生信号のうち最もエラーの数
が少ない再生信号から順に複数単位数M(MはN未満の
正の整数)分の再生信号のエラー数の和を求め、この和
をN/M倍するものであってよい。
【0007】
【作用】上述せる本発明によれば、エラー訂正手段5に
よって検出される再生信号のエラーの数を積分処理手段
10において再生信号の所定単位数Nについて積分処理
することによってエラーサンプルを得るようにし、この
エラーサンプルが規定値の範囲外であることが判別手段
10で判別された場合に、制御手段10がイコライザ3
を制御して利得及び位相を調整させるようにしている。
このように、検出される再生信号のエラーの数そのもの
ではなく、このエラーの数を再生信号の所定単位数Nに
ついて積分処理して得たエラーサンプルに基づいてイコ
ライザ3を制御して利得及び位相を調整させるようにし
たので、種々の製造メーカーによる磁気テープや種々の
記録装置によって記録された磁気テープを再生したり、
磁気ヘッドに摩耗等経年変化が生じても、バーストエラ
ーの発生等を原因とする局部的なエラー数の増加に影響
されることなく、常に一定、且つ、良好な再生を自動的
に行うことができる。
【0008】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明再生装置の一
実施例について詳細に説明する。この図1において、キ
ャプスタン等案内装置全体及びこれらの制御装置等につ
いての図示及びその説明を省略する。この図1におい
て、1は磁気テープ(例えばビデオ・テープ・カセッ
ト)で、この磁気テープ1には映像や音声のディジタル
信号が記録されている。2は磁気ヘッドで、この磁気ヘ
ッド2は操作卓14(再生、送り、巻戻し等の釦が装備
されている)の操作により、磁気テープ1から信号を再
生し、再生信号a(RF信号と称している)として再生
イコライザ3に供給する。この再生イコライザ3は磁気
ヘッド2よりの再生信号aのゲイン及び位相を、CPU
10よりバス(アドレス、コントロール、データバスよ
りなる)11を介して供給されるゲイン制御信号f及び
位相制御信号hに基いて可変する。このゲイン制御信号
f及び位相制御信号hは、夫々ROM12に予め記憶さ
れている。また、このゲイン制御信号f及び位相制御信
号hの値は、CPU10が後述するECCデコーダ5よ
りのエラー数情報信号iに応じて決定する。図6に縦軸
を電圧とし、横軸を時間として再生信号aの波形(アイ
・パターンと称されている)を示す。この図6に示すよ
うに、再生イコライザ3の役割は、アイ・パターンを縦
方向(図において上下方向の矢印gで示す)に延ばすゲ
インの調整、アイ・パターンを横方向(図において左右
方向の矢印pで示す)に延ばす位相の調整である。
【0009】再び図1にもどって説明するに、再生イコ
ライザ3よりの再生信号bはチャンネルデコーダ4に供
給される。このチャンネルデコーダ4は再生イコライザ
3よりの再生信号をディジタル信号に変換すると共に
リアル信号をパラレル信号にする。このディジタルパラ
レル信号cはECC(エラー・コレクション・コード)
デコーダ5に供給される。このECCデコーダ5はチャ
ンネルデコーダ4よりのパラレル信号cに対してエラー
訂正及び修整を行った後に、ディジタル音声信号dを音
声再生回路6に供給し、ディジタル映像信号eは映像再
生回路8に供給する。また、これと共に、CPU10に
バス11を介してエラー数情報信号iを供給する。音声
再生回路6に供給されたECCデコーダ5よりのディジ
タル音声信号dは、この音声再生回路6で、所定の信号
処理を施された後に、出力端子7を介してスピーカ等に
供給される。また、映像再生回路8に供給されたECC
デコーダ5よりのディジタル映像信号eは、この映像再
生回路8で所定の信号処理を施された後に、出力端子9
を介してモニタ等に供給される。
【0010】次に図2〜図5の各フローチャートを順に
参照して、上述の再生装置の動作について説明する。先
ず、図2より説明する。ステップ100では、カセット
(ビデオ・テープ・カセット)が挿入されたか否かが判
断され、「YES」であればステップ110に移行す
る。ステップ110では、ゲイン及び位相を夫々規定値
にセットする。この規定値は例えばROM12に予め記
憶されている。そしてステップ120に移行する。ステ
ップ120では、操作卓14の再生釦が押圧されたか否
かが判断され、「YES」であればステップ130に移
行する。ステップ130では、キャプスタンロックした
か否かが判断され、「YES」であればステップ140
に移行する。ステップ140では、ECCデコーダ5よ
りのエラー情報信号iより、エラーサンプルを得る。こ
のエラーサンプルは、次のような積分処理によって得
る。即ち、NTSC方式の場合においては、例えば8フ
レーム分のエラー数を集め、最小値から4フレーム分の
和を取り、その値を2倍して得るようにし、PAL方式
の場合においては、例えば5フレーム分のエラー数を集
め、最小値から2フレーム分の和を取り、その値を2.
5倍して得るようにする。このようにしてエラーサンプ
ルを得るのは、バーストエラーの除去とばらつきの圧縮
を行うためである。こうしたバーストエラーの除去を行
うことにより、バーストエラーの発生を原因とする局部
的なエラー数の増加にそのまま応答してイコライザの調
整が行われることが防止される。ちなみに、ブロックエ
ラーレートの分母はNTSC方式で1332ブロック/
フレーム×8=10656ブロック、PAL方式で21
84ブロック/フレーム×5=10920ブロックであ
り、これはNTSC方式とPAL方式とで数をそろえる
ためである。そしてステップ150に移行する。ステッ
プ150では、ステップ140にて得たエラーサンプル
が「100」を越えたか否かが判断され、「YES」で
あればステップ160に移行し、「NO」であれば再び
ステップ140に移行する。ステップ160では再生釦
を点滅させる。そして図3のステップ170に移行す
る。
【0011】次に図3を参照して説明する。この図3に
おいては、ECCデコーダ5よりのエラー数情報信号i
を積分してエラーサンプルを得、このエラーサンプルが
例えば「80」を越える場合は、図1にて示した再生イ
コライザ3に供給する最適なゲイン制御信号fの値を決
定するために、図7に示すような順番でゲイン制御信号
fの値を、NTSC方式の場合は8フレーム毎、PAL
方式の場合は5フレーム毎に順次2ステップずつ変更、
即ち、ゲイン方向のスキャンを行う。このゲイン方向の
スキャンを行うときは、位相制御信号hの値を規定値ま
たは前回の値とする。また、ゲイン制御信号fの値を1
回目は規定値を起点とし、2回目以降は前回の最小値を
起点とする。先ず、ステップ170では、図9に示すよ
うなデータテーブル(ROM12に記憶されている)の
先頭番地をポインタAにセットすると共に、データバッ
ファ(RAM13)の先頭番地をポインタBにセットす
る。このときデータテーブルの先頭番地のデータは「−
2」である。そして、ステップ180に移行する。ステ
ップ180では、現在のゲイン値にポインタAが指すデ
ータテーブルの番地のデータを加算し、この加算して得
た新たなデータをポインタBが指すデータバッファの番
地に記憶する。そしてステップ190に移行する。ステ
ップ190では、ECCデコーダよりのエラー数情報
信号i積分し、エラーサンプルを得る。そしてステッ
プ200に移行する。ステップ200では、エラーサン
プルが例えば「80」未満か否かが判断され、「YE
S」であれば図5に示すフローチャートのプログラムの
ステップ330に移行し、「NO」であればステップ2
10に移行する。ステップ210では、エラーサンプル
が、例えば映出画像や音声に影響のでる「1000」を
越えたか否かが判断され、「YES」であればステップ
240に移行し、「NO」であればステップ220に移
行する。ステップ220では、6回繰り返したか否かが
判断され、「YES」であればステップ240に移行
「NO」であればステップ230に移行する。ステ
ップ230では、ポインタA及びポインタBを夫々イン
クリメントする。そして再びステップ180に移行す
る。ステップ240では、データバッファ内の最小値を
計算し、この計算によって得た値をゲイン値とする。そ
して図4に示すフローチャートのプログラムのステップ
250に移行する。
【0012】次に図4を参照して説明する。この図4に
おいては、ECCデコーダ5よりのエラー数情報信号i
を積分してエラーサンプルを得、このエラーサンプルが
例えば「80」を越える場合は、図1にて示した再生イ
コライザ3に供給する最適な位相制御信号の値を決定
するために、図8に示すような順番で位相制御信号
値を、NTSC方式の場合は8フレーム毎、PAL方式
の場合は5フレーム毎に順次2ステップずつ変更、即
ち、位相方向のスキャンを行う。この位相方向のスキャ
ンを行うときは、ゲイン制御信号の値を図3に示した
フローチャートのプログラムのステップ240において
得たゲイン値とする。また、位相制御信号の値を1回
目は規定値を起点とし、2回目以降は前回の最小値を起
点とする。先ず、ステップ250では、図9に示すよう
なデータテーブル(ROM12に記憶されている)の先
頭番地をポインタAにセットすると共に、データバッフ
ァ(RAM13)の先頭番地をポインタBにセットす
る。このときデータテーブルの先頭番地のデータは「−
2」である。そして、ステップ260に移行する。ステ
ップ260では、現在の位相値にポインタAが指すデー
タテーブルの番地のデータを加算し、この加算して得た
新たなデータをポインタBが指すデータバッファの番地
に記憶する。そしてステップ270に移行する。ステッ
プ270では、ECCデコーダ5よりのエラー数情報信
号iを積分し、エラーサンプルを得る。そしてステップ
280に移行する。ステップ280では、エラーサンプ
ルが例えば「80」未満か否かが判断され、「YES」
であれば図5に示すフローチャートのプログラムのステ
ップ330に移行し、「NO」であればステップ290
に移行する。ステップ290では、エラーサンプルが、
例えば映出画像や音声に影響のでる「1000」を越え
たか否かが判断され、「YES」であればステップ32
0に移行し、「NO」であればステップ300に移行す
る。ステップ300では、6回繰り返したか否かが判断
され、「YES」であればステップ320に移行し
「NO」であればステップ310に移行する。ステップ
310では、ポインタA及びポインタBを夫々インクリ
メントする。そして再びステップ260に移行する。ス
テップ320では、データバッファ内の最小値を計算
し、この計算によって得た値を位相値とする。そして図
3に示すフローチャートのプログラムのステップ170
に移行する。
【0013】図3に示したフローチャートのプログラム
のステップ200及び図4に示したフローチャートのプ
ログラムのステップ280において夫々「YES」と判
断された場合は図5に示すフローチャートのプログラム
のステップ330に移行する。次に、図5を参照して説
明する。先ず、ステップ330では、操作卓14の再生
釦の点滅を停止する。そしてステップ340に移行す
る。ステップ340では、再生動作中か否かが判断さ
れ、「YES」であれば図2に示したフローチャートの
プログラムのステップ140に移行し、「NO」であれ
ば終了する。
【0014】さて、このように、位相制御信号hの値を
固定してゲイン制御信号fの値を変化させ、エラーサン
プルの数が最小となったときのゲイン値をゲイン制御信
号fの値とするようにし、ゲイン制御信号fの値を固定
して位相制御信号hの値を変化させ、エラーサンプルの
数が最小となったときの位相値を位相制御信号hの値と
するようにして、図6にて示した再生信号aのアイ・パ
ターンを矢印g及びp方向に広げるようにしたので、種
々の製造メーカーによる磁気テープや種々の記録装置に
よって記録された磁気テープを再生したり、磁気ヘッド
にこの磁気ヘッドの摩耗等経年変化が生じても、常に一
定、且つ、良好な再生を自動的に行うことができる。
【0015】尚、本発明は上述の実施例に限ることなく
本発明の要旨を逸脱することなく、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、再生信号のエ
ラーの数を再生信号の所定単位数について積分処理して
得たエラーサンプルに基づいてイコライザを制御して利
得及び位相を調整させるようにしたので、種々の製造メ
ーカーによる磁気テープや種々の記録装置によって記録
された磁気テープを再生したり、磁気ヘッドに摩耗等経
年変化が生じても、バーストエラーの発生等を原因とす
る局部的なエラー数の増加に影響されることなく、常に
一定、且つ、良好な再生を自動的に行うことができる利
益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明再生装置の一実施例を示すブロック線図
である。
【図2】本発明再生装置の一実施例の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図3】本発明再生装置の一実施例の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図4】本発明再生装置の一実施例の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図5】本発明再生装置の一実施例の説明に供するフロ
ーチャートである。
【図6】本発明再生装置の一実施例の説明に供するアイ
・パターンとイコライザのゲイン及び位相の関係を示す
図である。
【図7】本発明再生装置の一実施例の説明に供するゲイ
ン方向のスキャンを示す図である。
【図8】本発明再生装置の一実施例の説明に供する位相
方向のスキャンを示す図である。
【図9】本発明再生装置の一実施例の説明に供するデー
タテーブルの例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 磁気ヘッド 3 再生イコライザ 4 チャンネルデコーダ 5 ECCデコーダ 6 音声再生回路 8 映像再生回路 10 CPU 11 バス 12 ROM 13 RAM
フロントページの続き (72)発明者 成田 隆人 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−108281(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10 321

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された信号を再生する再
    生手段と、 該再生手段よりの再生信号に対する利得及び位相を制御
    信号に応じて調整するイコライザと、 該イコライザよりの再生信号のエラーを検出して訂正す
    るエラー訂正手段と、該エラー訂正手段によって検出されるエラーの数を上記
    再生信号の所定単位数N(Nは正の整数)について積分
    処理してエラーサンプルを得る積分処理手段と、 該積分処理手段によって得られる上記エラーサンプルが
    規定値の範囲内であるか否かを判別する判別手段と、 該判別手段の判別結果が上記規定値の範囲外である場合
    に上記イコライザに上記制御信号を供給する制御手段と
    を有することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の再生装置において、 上記積分処理手段は、上記所定単位数Nの再生信号のう
    ち最もエラーの数が少ない再生信号から順に複数単位数
    M(MはN未満の正の整数)分の再生信号のエラー数の
    和を求め、該和をN/M倍することによって上記エラー
    サンプルを得ることを特徴とする再生装置。
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