JP3542385B2 - 信号処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、信号処理装置に関し、特には、記録媒体から再生されたデジタル信号の再生等化処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より信号を伝送する場合、受信側にて伝送系に基づく信号の周波数特性を制御して損失を補償し、良好な信号を得る等化処理が行われている。
【0003】
この種の伝送装置として、例えば、ビデオ信号をデジタル信号として磁気テープに記録・再生するデジタルVTRが知られているが、このデジタルVTRにおいても再生信号に対して等化処理を行っている。
【0004】
ここでの等化処理はイコライザと呼ばれる回路により行われるが、その処理は以下の通りである。
【0005】
まず、出荷時において、イコライザ調整用のテープを用いて再生信号の誤り率(誤り訂正後のエラーデータの数)が最小になるように、イコライザのゲイン及び位相の周波数特性を調整し、そのときの設定値を装置内のROMに記憶させておき、実際の再生時にこの設定値によりイコライザの調整を行う。
【0006】
また、ユーザにおいては、テープの種類やメーカの違いによる記録再生特性の差を、実際の再生信号における誤り率に基づいて、例えば図5に示すようにイコライザの高域のゲインを変化させて、図6のように再生信号中のエラーデータ数が最小となる最適点を見つけることにより調整している。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、前述の如き従来例では、映像信号や音声信号を実際に再生しながらイコライザの特性を変化させなければならず、特性の変化範囲の両端においては誤り訂正不能なデータ数が増加して再生画像に影響を及ぼし、画質を低下させてしまっている。
【0008】
また、このような画質の低下を防ぐために特性の変化範囲を狭くして、例えば図7のb点のように疑似的な最適点から抜け出すことができずに、真の最適点(図7のa点)に調整することができないという問題があった。
【0009】
前記課題を考慮して、本発明は、出力画像信号に影響を及ぼすことなく、最適な等化特性を得ることのできる装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
従来抱えている課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明は、記録媒体に記録された画像信号とサブコード信号とを再生する再生手段と、前記再生手段により再生された信号を等化する等化手段と、前記等化手段からの出力信号中の誤りを訂正する誤り訂正手段と、前記再生手段による前記サブコード信号の再生期間において前記等化手段の等化特性を変化させながら前記誤り訂正手段により訂正不能な誤りを検出し、この訂正不能な誤りが少なくなるよう前記等化手段の等化特性を調整すると共に、前記再生手段による前記画像信号の再生期間においては前記サブコード信号の再生期間における前記等化特性の調整動作の結果設定した制御値により前記等化手段を動作させる制御手段とを備える構成とした。
【0011】
【作用】
本発明はこのように構成したので、出力信号に影響を及ぼすことなく等化回路の特性を常に最適に保つことができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
本実施例では、本発明をデジタルVTRに適用した場合について説明する。図1はこのようなデジタルVTRの再生系の構成を示すブロック時である。
【0014】
図1において、磁気ヘッド2により磁気テープ1から再生されたデジタル信号は等化回路としてのイコライザ3によりゲイン及び位相の周波数特性を調整され、チャンネルデコーダ4に出力される。
【0015】
チャンネルデコーダ4は等化された信号を復調し、誤り訂正回路5及びゲートパルス発生回路13に出力する。誤り訂正回路5は復調信号中誤りデータを訂正して音声データ及び映像データをそれぞれ音声再生回路6及び映像再生回路7に出力すると共に、誤り訂正不能データを示すエラーフラグをバス9を介してCPU8に出力する。
【0016】
音声再生回路6及び映像再生回路7はそれぞれ誤り訂正後の音声データ,映像データに対して所定の処理を施して元の信号形態に復元して出力する。
【0017】
なお、図1における10はVTRに対して記録・再生等の動作を指示するための操作部、11は前述の出荷時における等化特性の制御データを記憶しているROMである。
【0018】
ここで、本実施例における各データの記録フォーマットについて説明する。図2は記録フォーマットの様子を示す図であり、図に示したように、1本のトラックにおいて各データは先頭からプリアンブル,オーディオ,ビデオ,サブコード,ポストアンブルの順に記録・再生される。このうちプリアンブル,ポストアンブルはRUNUPパターンと呼ばれる繰り返し信号で、音声映像データの内容にかかわらず一定の信号であり、再生されるデジタルデータに同期したクロックを安定して発生させるために用いられる。
【0019】
オーディオは音声データ、ビデオは映像データ、サブコードは高速頭出しのためのトラックナンバー情報などが記録されている。そして、オーディオ、ビデオ、サブコードのデータは更に同期信号(SYNC),ID信号,ビデオ・オーディオ等のデータ部及び誤り訂正のためのパリティ部で構成されるシンクブロック構造をしており、シンクブロックナンバーがID部に記録されている。そして、前述の誤り訂正回路5はこのシンクブロックを単位として誤り訂正処理を行う。
【0020】
次に、本実施例におけるイコライザ3の等化特性の調整について説明する。
【0021】
図1において13はゲートパルス発生回路であり、その出力がイコライザ3の特性を制御するCPU8に供給されている。
【0022】
ゲートパルス発生回路13は前述のように、チャンネルデコーダ4により復調された信号を入力し、この復調信号中のデータを識別して図3(a)に示すようにサブコード部でハイレベルとなる信号を発生してCPU8に出力する。
【0023】
CPU8はゲートパルスがハイレベルである期間においてイコライザ3に出力する制御信号の電圧を図3(d)に示したように積極的に大きな範囲で変化させる。このように制御電圧を変化させることにより、イコライザ3の等化特性を変化させることができる。
【0024】
このとき誤り訂正回路5から出力されるエラーフラグの数は図3(b),(c)に示したように増減するので、CPU8は誤り訂正回路5から出力されたエラーフラグの数をカウントしながらエラーフラグの数が最も少なくなる点を山登り制御,ウォブリング等を用いて検出する。
【0025】
そして、その最適なイコライザ制御電圧の値をRAM12に記憶させ、オーディオやビデオ部においてはその最適点の制御電圧でイコライザ3を動作させることにより、適切な等化特性を得ることができる。
【0026】
このとき、再生信号のうちサブコード部において、図6に示したようなイコライザ3の特性変化範囲の両端で適正な特性が得られず、エラーデータが増加することが考えられるが、サブコード部は前述のようにトラック頭出しのためのトラックナンバー情報などが記録されており、通常再生時に誤り訂正不能になっても再生映像,音声信号にはさほど影響を及ぼすことはなく、再生画質・音質はほとんど悪化することはない。また、このサブコードデータの内容は隣接トラックのデータから容易に推測できるデータであるので何等問題はない。
【0027】
以上説明したように、本実施例においては、サブコードデータが再生されている期間においてイコライザの等化特性を大きく変化させることにより、再生信号に大きな影響を及ぼすことなく最適な等化特性を得ることができる。
【0028】
なお、前述の実施例では、イコライザ3の特性をサブコード信号の再生期間において変化させていたが、図4に示したようにビデオデータの再生期間における特定のシンクブロックの再生期間においてイコライザの特性を変化させることも可能である。
【0029】
この場合、仮にこの期間で誤り訂正不能データが増加しても、後段で補間処理をおこなうことにより良好な再生画像を得ることが可能である。
【0030】
さらに近年のデジタルVTRにおいてはシャフリングと呼ばれる処理により、画面上の離れた部分のデータを1つのシンクブロック内に記録する方法が一般的に用いられているので、あるシンクブロックでのエラーが再生映像信号における画面上に分散され、各エラーデータの周囲の画像信号を用いて補間することによりエラー部分を目立たせなくすることができる。
【0031】
また、前述の実施例では、チャンネルデコーダ4の出力信号からゲート信号を発生する場合について説明したが、再生信号における特定の期間が判別できればよいので、不図示の回転ドラムの回転位相信号(PG)に基づいて形成してもよい。
【0032】
また、前述の実施例ではイコライザの等化特性を変化させる場合について説明したが、これに限らず、再生信号の周波数特性を制御する場合に本発明を適用することも可能である。周波数特性を制御する方法としては、例えば、ヘッドアンプの共振周波数特性を制御して伝送系における損失分を補償する方法等が考えられる。
【0033】
また、前述の実施例では、本発明をデジタルVTRに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られることはなく、デジタル信号を伝送,記録再生する系、例えば電波や光等による通信、光ディスク等にも適用可能であり、同様の作用効果を有するものである。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明では、入力信号に同期したゲート信号に応じて等化手段の特性を制御しているので、例えば、このゲート期間として出力信号に影響のない期間を選択することにより、出力信号の品質を損ねることなく等化特性を変化させることができ、最適な等価特性を得ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としてのデジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例における記録フォーマットを示す図である。
【図3】図1におけるイコライザの特性の制御を説明するための図である。
【図4】図1におけるゲート信号発生回路の動作を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例における等化特性の変化を示す図である。
【図6】本発明の実施例における等化特性の変化とエラーデータの様子を示す図である。
【図7】本発明の実施例における等化特性の変化とエラーデータの様子を示す図である。
【符号の説明】
3 イコライザ
13 ゲート信号発生回路

Claims (4)

  1. 記録媒体に記録された画像信号とサブコード信号とを再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された信号を等化する等化手段と、
    前記等化手段からの出力信号中の誤りを訂正する誤り訂正手段と、
    前記再生手段による前記サブコード信号の再生期間において前記等化手段の等化特性を変化させながら前記誤り訂正手段により訂正不能な誤りを検出し、この訂正不能な誤りが少なくなるよう前記等化手段の等化特性を調整すると共に、前記再生手段による前記画像信号の再生期間においては前記サブコード信号の再生期間における前記等化特性の調整動作の結果設定した制御値により前記等化手段を動作させる制御手段とを備える信号処理装置。
  2. 前記等化手段は前記再生された信号の振幅及び位相について等化処理を施すことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 記録媒体に記録された画像信号、音声信号及びサブコード信号を再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生された信号を等化する等化手段と、
    前記等化手段からの出力信号中の誤りを訂正する誤り訂正手段と、
    前記再生手段による前記サブコード信号の再生期間において前記等化手段の等化特性を変化させながら前記誤り訂正手段により訂正不能な誤りを検出し、この訂正不能な誤りが少なくなるよう前記等化手段の等化特性を調整すると共に、前記再生手段による前記画像信号及び音声信号の再生期間においては前記サブコード信号の再生期間における前記等化特性の調整動作の結果設定した制御値により前記等化手段を動作させる制御手段とを備える信号処理装置。
  4. 前記等化手段は前記再生された信号の振幅及び位相について等化処理を施すことを特徴とする請求項3記載の信号処理装置。
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