JPS61193581A - 映像信号再生装置における同期制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は映像信号再生装置における同期制御方式に関し
、特にランダムアクセス等で再生映像信号にミュートを
かける際に再生画の安定化を図る同期制御方式に関する
。

（従来の技術） 一般に映像信号は記録媒体のトラック上に１フイールド
または１フレームずつ順次記録されるが、スチルビデオ
フロッピーやビデオディスク等の再生装置ではヘッドま
たはスタイラス等の走査手段を記録媒体に対して所定方
向（例えばトラックを横切る方向）に移動させる等して
任意のトラック（画面）へスキップまたはランダムアク
セスすることが可能である。その際、走査手段が移動す
るときは再生画像が乱れ、特にそれを画面に映し出す必
要もないので、普通はミュートがかけられる。

第３図は従来の映像信号再生装置の一例としての静止画
再生装置を示す。

第３図において、スチルビデオフロッピーの磁気ディス
ク１は、スピンドルモータ２により所定速度、例えば３
８００ｒｐｍで回転駆動される。

ディスク１の裏面には複数、例えば５０本の同心円トラ
ックが設けられ、各トラック上に１フィールド分の映像
信号が磁気パターンとして記録されている。ディスク１
の下方にはトラック面と対向して磁気ヘッド３が配置さ
れ、ディスク１が回転するとき、ヘッド３は選ばれた１
つのトラック（デュアルヘッドの場合には隣接する２つ
のトラック）を走査することにより電圧信号、すなわち
ＲＦ信号Ｓｌを出力する。磁気ヘッド３より得られたＲ
Ｆ信号Ｓｔは、増幅器４で増幅された後に映像信号処理
部５に供給される。この映像信号処理部５は、ＦＭ復調
回路、ディエンファシス回路、混合回路、映像増幅回路
等を含むもので、ベースバンド例えばＮＴＳＣ方式の再
生映像信号Ｓ２を生成する。この再生映像信号Ｓ２は、
アナログスイッチ６、出力端子７、ＲＦコンバータ（図
示せず）を介してテレビジョン受像機、または出力端子
７から直接モニタディスプレイ等へ送られる。

ディスク１のセンターコア１ａには各トラックに記録さ
れた垂直同期信号の前縁の位置から７Ｈ（Ｈ；水平走査
期間）分だけ位相角の進んだ位置にＰＧジョークｂが設
けられ、その上方に配置されたＰＧピックアップ８がＰ
Ｇジョークｂがら漏れた磁束を拾うことによりその出力
端子からディスク１の回転位相を表すフィールド周波数
、例えばＮＴＳＣでは約８０ＨｚのＰＧパルスＳ３が発
生する。このＰＧパルスＳ３は、増幅器９により増幅さ
れた後に遅延回路１０に送られ、そこで７Ｈだけ遅延さ
れる。遅延されたＰＧパルスＳ３’は位相比較器１１に
おいてサーボ基準信号発生器１２からのサーボ基準信号
Ｓ４　　（約６０Ｈｚ）と位相比較される。サーボ基準
発生器１２は、例えば３．５８ＭＨｚ水晶発振器とその
発振周波数を１１５９７１８（約８０Ｈｚ）に分周する
分周器とで構成される。

位相比較器１１では、サーボ基準信号Ｓ４から形成した
台形波を遅延ＰＧパルスＳ３’でゲートすることにより
、遅延ＰＧパルス８３’の位相が進んでいるときは比較
的小さい誤差電圧Ｓ５を発生し、ＰＧパルスＳ３’の位
相が遅れているときは比較的大きい誤差電圧Ｓ５を発生
する。

誤差電圧Ｓ５は位相遅れ回路または位相進み回路からな
る位相補償回路１３に供給され、その出力端子に得られ
た誤差電圧Ｓ６は速度サーボ系の速度制御信号Ｓ７と加
え合わされて増幅器１４に送られる。

速度制御信号Ｓ７は、スピンドルモータ２の回転速度を
表す周波数信号ＦＧを周波数発生器１５より得て、これ
を周波数−電圧変換器１６により直流電圧信号Ｖに変換
し、この直流電圧信号Ｖを直流フィルタ１７に通して生
成される。この速度制御信号Ｓフは、スピンドルモータ
２の回転ムラを抑えるためのダンピング作用を与える。

−増幅器１４に送られた電圧信号（ＳＧ　−８７）はそ
こで増幅されてから駆動電圧信号Ｓ８としてモータ駆動
増幅器１８に送られる。モータ駆動増幅器１８は、所定
のスイッチング（転流）と増幅を行うもので、直流（Ｄ
Ｃ）モータからなるスピンドルモータ２の巻線に電圧信
号Ｓ５に対応した励磁電流■を供給する。

以上の構成は、磁気ディスクの回転位相をサーボ基準信
号Ｓ４に同期させるサーボループを形成する。

なお、ＰＧパルスＳ３は映像信号処理部５に供給される
が、これは１フイールド／１トラツク記録においてフレ
ーム信号をつくるため奇数のフィールド信号と偶数のフ
ィールド信号とを交互にまたは１つのフィールド信号と
それを０．５Ｈ遅延させたフィールド信号とを交互に切
り替えるためあるいはデュアルヘッドを用いる場合に各
ヘッドを切り替えるためのスイッチングパルスとして使
われる。

エンベロープ検出器１９およびヘッド移動機構２０は、
マイクロコンピュータからなる制御部２１によってそれ
ぞれ制御される。さらに、アナログスイッチ６もライン
２２を介して制御部２１により制御される。

ランダムアクセス時には、現在走査されているトラック
Ｔｉから選択されたトラックＴｊまでヘッド３を移動さ
せる指示信号Ｓ９が制御部２１からヘッド移動機構２０
へ送られると同時に、エンベロープ検出器１９からＲＦ
信号Ｓｉのエンベロープを表すエンベロープ信号ＳｌＯ
が制御部２１に取り込まれる。そして、ヘッド３がトラ
ックＴｊ付近にきたときにエンベロープ信号ＳＩＯのレ
ベルが最大になるようにヘッド３の位置が微調整され隻
ヘッド３がトラックＴｉを走査できるようになる。

その場合、ヘッド３はトラックＴｉからトラックＴｊま
でトラック延長方向（円周方向）と直角な方向（半径方
向）に移動するため映像信号処理部５から出力される再
生映像信号ｓ２は乱れており、そのまま外部の再生画表
示装置、例えばテレビジョン受像機へ送られればやはり
乱れた再生画像が出るので、制御部２１からスイッチ６
に“０”の制御信号Ｓ１１が与えられてスイッチ６が端
子す側へ切り替わり、再生映像信号ｓ５がしゃ断すなわ
ちミュートされ、出力端子７はアース電位に接続される
。その結果、テレビジョン受像機の画面がら一時的に画
像が消える。そして、ヘッド３がトラックＴｊに位置決
めされて走査できるようになった時点で制御部２１がら
１”の制御信号Ｓａが与えられてスイッチ６が端子ａ側
に切り替わり鳥再生映像信号Ｓ２が再びテレビジョン受
像機へ送られてトラックＴｊの再生画像が画面に映し出
される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上述したようなランダムアクセスの期間
中、テレビジョン受像機の同期回路、特に垂直偏向回路
の内部発振周波数（８０Ｈｚ）が外部からの垂直同期信
号（すなわち、再生映像信号に含まれる垂直同期信号）
にロックされなくなって同期外れを起こし、その結果へ
ラド３がトラックＴｊに移って再生映像信号Ｓ２が再び
送られたときに該内部発振周波数が外部の垂直同期信号
に引き込まれる（同期する）まで再生画像がゆれたり上
下にスクロールするという問題がある。なお、このよう
な現象は、ランダムアクセスに限らず他の目的で再生映
像信号をミュートした場合にも見られる。

本発明は、従来技術の上記問題点を解消し、ランダムア
クセス等で再生映像信号にミュートをかけた際に外部の
再生画表示装置の同期回路の発振周波数の同期外れを防
止して再生画面を安定化させる同期制御方式を提供する
ことを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成する本発明の同期制御方式は、映像信号
が所定の物理的パターンとして記録されている記録媒体
のトラックを走査することによって該物理的パターンを
電気信号に変換する手段を記録媒体に対して相対的かつ
周期的に運動させ、それによって該変換手段により得ら
れる電気信号から再生映像信号を生成してそれを外部の
再生画表示装置へ送り、記録媒体と変換手段間の相対的
な周期運動をサーボループによってサーボ基準信号に同
期させる映像信号再生装置において、（ａ）水平同期信
号および垂直同期信号からなる複合同期信号を同期させ
ること、（ｂ）再生映像信号をミュートする期間中、該
複合同期信号を再生画表示装置に与えることを特徴とす
る。

（作用） サーボループのサーボ基準信号が複合同期信号に同期す
るので、記録媒体と変換手段間の相対的な同期運動は複
合同期信号に同期し、再生映像信号に含まれる同期信号
も複合同期信号に同期することになる。したがって、ラ
ンダムアクセス等によって再生映像信号がミュートされ
ても、再生画表示装置の同期回路はそれまでの外部同期
信号（すなわち再生映像信号に含まれる同期信号）と実
質的に同じタイミングの外部同期信号（複合同期信号に
含まれる同期信号）を受は取るのでその発振周波数は同
期外れをおこさない。ミューティングが解除して再生映
像信号が再び再生画表示装置へ送られると、今度はその
再生映像信号に含まれる同期信号が新たな外部同期信号
となるが、それまでの同期信号（複合同期信号に含まれ
る同期信号）と実質的に同じタイミングであるため、再
生画表示装置の同期回路の発振周波数はその新たな外部
同期信号とすぐに同期することになり、ゆれやスクロー
ルのない安定した再生画像が画面に現れる。

（実施例） 第１図および第２図を参照して本発明の詳細な説明する
。図中、第３図と同一の構成部分には同一の符号を付し
である。

実施例１ 第１図は本発明の第１の実施例を適用した静止画再生装
置の回路構成を示す。

第１図において、映像信号処理部５から出力される再生
映像信号Ｓ２は、アナログスイッチ６の入力端子ａに与
えられるとともに垂直同期分離回路３０に供給される。

垂直同期分離回路３０は、再生映像信号Ｓ２に含まれる
垂直同期信号Ｓ２ａを分離してそれをアナログスイッチ
３１の入力端子すに与える。スイッチ３１の入力端子ａ
には、ＰＧパルスＳ３より７Ｈ遅延されたＰＧパルス８
３’が与えられる。またスイッチ３１の制御端子には制
御部３５からの制御信号Ｓｌｌをインバータ３２で反転
した制御信号８１１が与えられ、スイッチ３１の出力端
子は位相比較器１１の一方の入力端子に接続する。これ
により、スイッチ３１は、′１”の制御信号Ｓｌｌを受
けると入力端子ａ側に切り替わって遅延ＰＧパルス８３
′を比較信号として位相比較器１１へ送り　ｕＯ”の制
御信号８１１を受けると入力端子す側に切り替わって再
生映像信号Ｓ２の垂直同期信号８２ａを比較信号として
位相比較器１１へ送るようになっている。上述したよう
に１ＰＧパルスＳ３は磁気ディスク１の各トラックに記
録された垂直同期信号の位置から７Ｈ分だけ位相角が進
んだ位置に設けら′れたＰＧジョークｂをＰＧピックア
ップ８が検出することによって発生する。したがって、
理論上はＰＧパルスＳ３が再生映像信号Ｓ２の垂直同期
信号８２ａに対して７Ｈだけ進み、７Ｈ遅延のＰＧパル
スＳ３”は、垂直同期信号Ｓ２ａと同じタイミングにな
る筈であるが、実際にはディスク１の製作においてＰＧ
ジョークｂの位置あるいは各トラックの垂直同期信号の
位置等に誤差がでるため、一般には遅延ＰＧパルス８３
′と垂直同期信号Ｓ２ａ間に幾らかの時間差がある。

位相比較器１１の他方の入力端子には、複合同期信号舎
サーボ基準信号発生部３３からのサーボ基準信号８１３
が供給される。したがって位相比較器１１は、サーボ基
準信号Ｓ１３から形成した台形波をＰＧパルスＳ３’ま
たは垂直同期信号’８２ａでゲートすることになり、サ
ーボ基準信号ＳＩ３に対して遅延ＰＧパルスＳ３’また
は垂直同期信号Ｓ２ａの位相が進んでいるときは比較的
小さい誤差電圧Ｓ５を発生し、逆に遅延ＰＧパルスＳ３
’または垂直同期信号８２ａの位相が遅れているときは
比較的大きい誤差電圧Ｓ５を発生する。この誤差電圧Ｓ
５は、位相補償器１３．増幅器１４およびモータ駆動増
幅器１８を介することにより、磁気ディスク１の回転位
相をサーボ基準信号８１３に同期させるようスピンドル
モータ２に作用する。また周波数発生器１５９周波数−
電圧変換器１６および直流フィルタ１７によって得られ
る速度制御信号Ｓ７は、上述と同様にスピンドルモータ
２の回転ムラを抑えるダンピング作用を与える。

サーボ基準信号Ｓ１３は、信号発生部３３からスイッチ
６の入力端子すに与えられる複合同期信号Ｓ１４の垂直
同期信号Ｓ　１４ａに同期する。複合同期信号８１４は
、例えば市販の同期信号発生器（ＳＳＧ）により生成さ
れてよく、その中に水平同期信号５Ｊ４ｂも含む。また
サーボ基準信号８１３は、垂直同期信号３１４ａでトリ
ガされる単安定マルチバイブレータにより生成されてよ
い。信号発生部３３は、制御部３５とリセット信号等を
やり取りする。

制御部３５はマイクロコンピュータからなり、エンベロ
ープ検出器１９．ヘッド移動機構２０およびスイッチ６
を第３図の制御部２１と同様な仕方で制御するとともに
、スイッチ６の出力端子に得られる信号（映像信号Ｓ２
または複合同期信号Ｓ　１４）を受は取り、またスイッ
チ６と出力端子７との間に接続された文字信号多重回路
３４に文字信号Ｓ１５を供給する。

文字信号多重回路３４は、スイッチ６からの映像信号Ｓ
２または複合同期信号部３５からの文字信号８１５を多
重して出力端子７よりＲＦコンバータ（図示せず）を介
してテレビジョン受像機または出力端子７より直接モニ
タディスプレイへ送る。

次に本実施例の作用を各場合について説明する。

（々ニート≦′−ていｔ゛い　〜 ランダムアクセス等によるミュートが行われていないと
き、制御部３５は、′１”の、制御信号Ｓｆｌを与え、
スイッチ６は端子ａ側に切り替わっている。これにより
、映像信号処理部５から出力される再生映像信号＄２が
スイッチ６を介して文字信号多重回路３４に供給される
とともに制御部３５に供給される。普通、再生映像信号
Ｓ２はそのまま文字信号多重回路３４を通って出力端子
７へ送られ、それから例えばＲＦフンバータを介してテ
レビジョン受像機に送られる。しかし、必要（プログラ
ミング）があれば、制御部３５は再生映像信号Ｓ２の垂
直帰線消去期間のタイミングを見計らってディジタル形
式の文字信号８１５を多重回路３４に供給し、多重回路
３４はその文字信号Ｓ１５を映像信号Ｓ２の垂直帰線消
去期間内の特定の位置に重畳させてテレビジョン受像機
へ送る。

一方、制御信号Ｓｌｌが“１”のときその反転制御信号
Ｓ１１は“０”でスイッチ３１は端子す側に切り替わっ
ており、これによって再生映像信号Ｓ２の垂直同期信号
Ｓ２ａがスイッチ３１を介して位相比較器１１に供給さ
れる。これにより、ディスク１の回転位相がサーボ基準
信号８１３に同期するようサーボが働き、特に現在走査
されているトラックから垂直同期信号が読み出されるタ
イミング、したがって再生映像信号Ｓ２の垂直同期信号
Ｓ２ａが発生するタイミングがサーボ基準信号８．１３
に同期するよう制御され、テレビジョン受像機側では再
生映像信号Ｓ２から垂直同期信号８２ａを分離しそれを
外部同期信号として垂直偏向回路の発振周波数がロック
され、画面には安定したトラックＴｊの再生画像が映し
出される。

（Ｂコ−主Ａ！二、１Ｊ−（−打」とれ」Ｌどｊ−例え
ばランダムアクセスを行うためヘッド３が現在走査中の
トラックＴｉから選択されたトラックＴｊまでティスフ
半径方向に移動する場合、再生映像信号Ｓ２が乱れるた
めそれにミュートがかけられる。

この場合、制御信号３５は、ヘッド移動機構２０に対し
てヘッド３の移動方向および移動量を指示する信号Ｓ３
を与えると同時に、スイッチ６゜３１に対して制御信号
５ｌｌ（“０”）、５１１（“１”）を与え、これによ
りスイッチ６．３１は端子ｂａａ側にそれぞれ切り替わ
る。その結果、映像信号処理部５からの再生映像信号Ｓ
２はスイッチ６でしゃ断され、代わりに信号発生部３３
からの複合同期信号Ｓ　１４　（Ｓ　１４ａ、Ｓ　１４
ｂ　）がスイッチ６を通って文字信号多重回路３４およ
び制御部３５に供給される。制御部３５は複合同期信号
８１４の垂直帰線消去期間のタイミングを見計らって文
字信号８１５を多重回路３４に供給する。このときの文
字信号８１５は現在ランダムアクセスが行われているこ
と、アクセス先のトラックまたは画面はＴｊであること
等を表示する情報であってよく、多重回路３４はその文
字信号８１５を複合同期信号ＳＩ４の垂直帰線消去期間
内の特定の位置に重畳させてテレビジョン受像機へ送る
。テレビジョン受像機では、多重信号より文字信号８１
５．垂直同期信号５１４ａ、水平同期信号Ｓ　１４ｂが
それぞれ分離され、垂直同期信号３１４ａは外部同期信
号として垂直偏向回路に与えられる。上述したようにサ
ーボ基準信号Ｓ１３が垂直同期信号３１４ａに同期しか
つ再生映像信号Ｓ２の垂直同期信号Ｓ２ａがサーボ基準
信号８１３に同期させられるから垂直同期信号５１４ａ
はそれまでの外部同期信号（Ｓ２ａ）と略同じタイミン
グであり、それによって垂直偏向回路の発振周波数はそ
れまでと同様にロックされ、画面には文字信号Ｓ１５に
よるランダムアクセス情報の画像がすみやかに映し出さ
れる。

一方、スイッチ３１が端子すに切り替わることによって
遅延ＰＧパルス８３′が比較信号として位相比較器１１
に供給される。したがって今度は、ＰＧパルスＳ３が検
出されるタイミングがそれよりも略７Ｈ遅れたサーボ基
準信号８１３に同期するよう制御される。上述したよう
に。ＰＧパルスＳ３は各トラックに記録される垂直同期
信号の前縁から７Ｈだけ進み位相で発生するので、７Ｈ
ｉ４延のＰＧパルスＳ３”はそれまでの比較信号（再生
映像信号Ｓ２の垂直同期信号５２ａ）と略同じタイミン
グであり、幾らかずれ（誤差）があってもサーボ基準信
号Ｓ１３に引き込まれる。すなわち、比較信号が再生映
像信号Ｓ２ａから遅延ＰＧパルスｓ３”に切り替わって
も、ディスク１の回転位相は実質的に変化することなく
サーボ基準信号８１３に同期したままとなる。

（ミ　ュ　−　ト　　イ 上述したようなランダムアクセスにおいて、ヘッド３が
選択されたトラックＴｊの付近まできたとキ、エンベロ
ーフ”検出Ｗ１９からのエンベロープ信号８１０が制御
部３５に取り込まれてそのレベルが最大になるようにヘ
ッド３の位置が微調整され、これによってヘッド３がト
ラックＴｊの正面に位置決めされ、走査が可能となる。

すると制御部３５からスイッチ６．３１に対して制御信
号５１１（“１”）、５Ｉｌ（“０”）が与えられ、ス
イッチ６．３１はそれぞれ端子ａ、ｂ側に切り替わる。

その結果、映像信号処理部５より出力されたトラックＴ
ｊからの再生映像信号Ｓ２がスイッチ６を通って文字信
号多重回路３４に供給される。

また再生映像信号Ｓ２は制御部３５にも送られ、制御部
３５は必要に応じて文字信号Ｓ１５を多重回路３４に供
給する。而して、多重回路３４は再生映像信号Ｓ２をそ
のまま、またはそれに文字信号を重畳した多重信号をテ
レビジョン受像器へ送出する。テレビジョン受像機側で
は、それまでの複合同期信号８１４の垂直同期信号８１
４に代わって今度はトラックＴｊからの再生映像信号Ｓ
２の垂直同期信号Ｓ２ａが外部同期信号として垂直偏向
回路に与えられる。この垂直同期信号Ｓ２ａはＰＧパル
スＳ３に対して７Ｈだけ遅れて発生するもので、理論的
にはサーボ基準信号Ｓ１３に同期しており、たとえ幾ら
かのずれ（誤差）があってもスイッチ３１が端子す側に
切り換わってそれ（８２ａ）がすぐにサーボ基準信号５
１３に引き込まれる。したがって、外部同期信号が５１
４ａからＳ２ａに切り換わっても垂直偏向回路の発振周
波数は同期外れを起こさずにそれまでのロック状態を保
ち、その結果画面にはトラックＴｊの再生画像が安定し
た状態で、すなわちゆれたりスクロールすることなく映
し出される。　　　　・ 実施例２ 第２図は本発明の第２の実施例を適用した静止画再生装
置の回路構成を示す。図示のように、第１図とほとんど
同じ構成であるが、スイッチ３１が省かれ、遅延回路１
０からの遅延ＰＧパルス８３’が定常的に比較信号とし
て位相比較画工１に与えられる。

上述した第１の実施例では、各トラックからの再生映像
信号が外部同期信号としてテレビジョン受像機等の再生
画表示装置に与えられるとともに比較信号としてサーボ
基準信号Ｓ１３に同期させられるのでトラック間の円周
方向の並びにずれ（誤差）あっても各トラックの位相に
応じた微細な同期制御が可能となるが、許容できる（例
えば４Ｈ以内）であれば本実施例のように遅延ＰＧパル
スＳ３°を比較信号として定常的に用いても、実質上問
題はない。

変形例 サーボ基準信号として複合同期信号の垂直同期信号をそ
のまま用いることも可能である。また理解されるように
、ランダムアクセス以外のミューティングでも同様な効
果が得られる。例えば、同心円上のトラックの代わりに
スパイラル状のトラックをもつディスク形記録媒体を使
用する動画再生装置において、ヘッドが現在走査中のト
ラック位置からディスク半径方向に移動して別のトラッ
ク位置にスキップする場合にも、ランダムアクセスと同
様なミューティングが行われ、そのような場合にも上述
した実施例と同様な作用効果が得られる。また本発明は
磁気式の記録ディスクを使用する映像信号再生装置に限
定されず、光学式、静電容量式、圧電式のディスクを使
用する映像再生装置でも適用可能でありまた磁気テープ
を使用するビデオテープレコーダでも可能である。

（発明の効果） 本発明では、再生動作のタイミング（同期）をとるため
のサーボ基準信号が複合同期信号に同期させられ、ラン
ダムアクセス等によるミューティング時には複合同期信
号が外部の再生画表示装置に与えられることにより、ミ
ューティング期間中でも再生画表示装置の同期回路に対
する外部同期信号が欠落することがなり、シかもミュー
ティングの前後および外部同期信号が実質的に同じタイ
ミングのために同期回路の発振周波数が同期外れを起こ
すこともないので、ミューティング解除直後の再生画像
は安定した状態、すなわちゆれたりスクロールすること
なく画面に映し出される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を適用した静止画再生装
置の回路構成を示すブロック図、第２図は本発明の第２
の実施例を適用した静止再生装置の回路構成を示すブロ
ック図、および第３図は従来の同期制御方式による映像
信号再生装置の一例としての静止画再生装置の回路構成
を示すブロック図である。 １・・・・磁気ディスク、２２・・・・スピンドルモー
タ、３・・・・磁気ヘッド、５・・・・映像信号処理部
、６・・・・アナログスイッチ、８・・・・ＰＧピック
アップ、１０・・・・遅延回路、１１・・・・位相比較
器、１３・・・・位相補償器、１５・・・・周波数発生
器、１６・・・・周波数−電圧変換器１７・・・・フィ
ルタ、１８・・・・モータ駆動増幅器、１９・・・・エ
ンベロープ検出器、２０・・・・ヘッド移動機構、３１
・・・・アナログスイッチ、３３・・・・複合同期信号
・サーボ基準信号発生部、３４・・・・文字信号多重回
路３５・・・・制御部

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）映像信号が所定の物理的パターンとして記録され
   ている記録媒体のトラツクを走査することによって前記
   物理的パターンを電気信号に変換する手段と、前記変換
   手段が前記トラツクを走査するよう前記記録媒体と前記
   変換手段間に相対的かつ周期的な運動を与える駆動手段
   と、前記変換手段より得られた電気信号から再生映像信
   号を生成する手段と、前記再生映像信号を外部の再生画
   表示装置へ送る手段と、前記周期的運動の位相をサーボ
   基準信号に同期させるサーボループとを備えた映像信号
   再生装置において、 （ａ）水平同期信号および垂直同期信号からなる複合同
   期信号に前記サーボ基準信号を同期させること、 （ｂ）前記再生映像信号をミユートする期間中、前記複
   合同期信号を前記再生画表示装置に与えること、 を特徴とする同期制御方式。
2. （２）前記記録媒体はデイスク状に形成され、前記駆動
   手段は前記記録媒体を回転駆動するスピンドルモータか
   らなり、前記変換手段は静止した状態で前記トラツクを
   走査し、前記サーボループは前記記録媒体の回転位相を
   前記サーボ基準信号に同期させる、特許請求の範囲第１
   項に記載の同期制御方式。
3. （３）前記再生映像信号は、前記記録媒体のトラツクを
   横切るように前記変換手段を移動させて所望のトラツク
   位置にランダムアクセスするためにミユートされる、特
   許請求の範囲第２項に記載の同期制御方式。
4. （４）前記記録媒体の各トラツクに１フイールド分の映
   像信号が記録され、前記記録媒体と前記変換手段間には
   フイールド周波数の相対的かつ周期的な運動が与えられ
   、前記基準位相同期信号を前記複合同期信号の垂直同期
   信号に同期させる特許請求の範囲第１項に記載の同期制
   御方式。
5. （５）前記再生映像信号がミユートされない期間中、前
   記再生映像信号に含まれる垂直同期信号を比較信号とし
   て前記サーボループに与える特許請求の範囲第４項に記
   載の同期制御方式。
6. （６）前記再生映像信号がミユートされている期間中、
   前記記録媒体の円周方向の基準点を検出するピツクアツ
   プ手段によりパルス信号を比較信号として前記サーボル
   ープに与える特許請求の範囲第４項に記載の同期制御方
   式。
7. （７）前記再生映像信号をミユートする期間中、前記複
   合同期信号等を多重させて前記再生画表示装置へ送る特
   許請求の第１項に記載の同期制御方式。