JPH0536111Y2 - - Google Patents

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JPH0536111Y2
JPH0536111Y2 JP1987046998U JP4699887U JPH0536111Y2 JP H0536111 Y2 JPH0536111 Y2 JP H0536111Y2 JP 1987046998 U JP1987046998 U JP 1987046998U JP 4699887 U JP4699887 U JP 4699887U JP H0536111 Y2 JPH0536111 Y2 JP H0536111Y2
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JP
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oil
oil passage
oil pump
pump cover
passage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用自動変速機に組み込まれてい
るオイルポンプに関するもので、特にそのオイル
ポンプカバーの油路の配置構成に特徴を有するも
のである。
(従来の技術) 車両用自動変速機のオイルポンプは、小型軽量
化のために、近時そのポンプハウジングおよびポ
ンプカバーをアルミ合金のダイキヤスト製とした
ものがある。
第4図は、西独のダイムラーベンツ社製のベン
ツ190Eのオイルポンプカバーのオイルポンプハ
ウジングとの接合面の一部を示すもので、図中a
はポンプ駆動軸の軸孔、bはポンプの吸入油路、
cは吐出油路、dは吸入油路bと吐出油路cとの
間に設けた締付ボルト孔、eは同じく吸入油路b
と吐出油路cとの間に設けた凹欠型の油路、fは
前記締付ボルト孔dと吐出油路cおよび油路eと
の間のシール幅である。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述のように、オイルポンプカバ
ーのオイルポンプハウジングとの接合面に凹欠型
の吸入油路bと吐出油路cを設けると共に、これ
らの油路b,c間に締結ボルト孔dおよび油路e
を設ける場合は、前記各油路とボルト孔間に少く
とも3〜4mm以上のシール幅fを必要とするた
め、それ以上オイルポンプの小型化がむづかしい
という問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本考案において
は、オイルポンプカバーのオイルポンプハウジン
グとの接合面に凹陷するように形成した吸入油路
と吐出油路とが隣り合い、かつ、その間に締結ボ
ルト孔と、ポンプ駆動軸のシール部における背圧
抜き用ドレーン孔の少なくとも一つが開口してい
るオイルポンプカバーにおいて、前記吸入油路と
吐出油路との間にトンネル状の油路を設けて自動
変速機のオイルポンプカバーを構成する。
(作用) 上述のように本考案においては、オイルポンプ
カバーのオイルポンプハウジングとの接合面に設
けた吸入油路と吐出油路との間に設ける油路を凹
欠型の油路とせず、トンネル状の埋設油路とした
から、このトンネル状の油路は前記接合面に開口
しない。したがつて本考案によれば、開口部に設
けるシール幅を確保した上で油路幅を設定するこ
とを必要とせず、トンネル状の油路と隣接する油
路または孔との間の肉厚が各油路内の油圧に耐え
る厚さ通常2mm程度だけあればよいことになる。
このため本考案によれば、オイルポンプおよび自
動変速機の小型軽量化をさらに促進することがで
きる。
(実施例) 以下、第1図〜第3図について本考案の一実施
例を説明する。図中1は自動変速機のトランスミ
ツシヨンケース、2はこのトランスミツシヨンケ
ース1にボルト結合したコンバータハウジング、
3は入力軸、4はトルクコンバータ、5はオイル
ポンプ、6はそのオイルポンプハウジング、7は
オイルポンプカバー、8はインナギヤ、9はアウ
タギヤ、10はオイルポンプカバー7をトランス
ミツシヨンケース1に接合するボルト、11はオ
イルポンプハウジング6をオイルポンプカバー7
に取り付けるためのボルトである。
また第2図は第1図の−線矢視によるオイ
ルポンプカバー7のオイルポンプハウジング6と
の接合面を示すもので、図中12はポンプ駆動軸
の軸孔、13は吸入油路、14は吐出油路、15
は油路13,14間に設けた締付ボルト孔、16
はポンプ駆動軸のシール部18における背圧抜き
用ドレーン孔である。
本実施例においては、オイルポンプカバー7の
オイルポンプハウジング6との接合面に凹陥する
ように形成した吸入油路13と吐出油路14とが
隣り合い、かつその間隙に締付ボルト孔15と、
ポンプ駆動軸のシール部18における背圧抜き用
のドレーン孔16が開口しているオイルポンプカ
バー7において、前記吸入油路13と吐出油路1
4との間にトンネル状の油路としてのリバースク
ラツチ回路用油路17をオイルポンプカバー7中
に設ける。
従つて、第2図におけてリバースクラツチ回路
用油路17とドレーン孔16及び締付ボルト孔1
5のシール幅とをオーバラツプして設ける分、吸
入油路13と吐出油路14とを接近させて設けら
れる。また本実施例のリバースクラツチ回路用油
路17は、最短距離かつ直線状であるため、低温
セレクトタイムラグに対しても有効である。
(考案の効果) 上述のように本考案においては、オイルポンプ
カバー7のオイルポンプハウジング6との接合面
に設けた吸入油路13と吐出油路14との間に設
ける油路を凹欠型の油路とせず、トンネル状に埋
設した油路17としたから、このトンネル状の油
路17は前記接合面に開口しない。したがつて本
考案によれば、開口部に設けるシール幅第3図の
l参照、通常lは3〜4mm以上は必要とせず、ト
ンネル状の油路17と隣接する油路13またはド
レーン孔16との間の肉厚t(第3図参照)は各
油路内の油圧に耐える厚さ通常2mm程度だけあれ
ばよいことになる。このため本考案によれば、オ
イルポンプおよび自動変速機の小型軽量化をさら
に促進することができるという実用上すぐれた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るオイルポンプを有する自
動変速機の部分断面図、第2図は第1図の−
線による矢視図、第3図は第2図の−線によ
る部分断面図、第4図は従来のオイルポンプカバ
ーの一例を示す部分端面図である。 5……オイルポンプ、6……オイルポンプハウ
ジング、7……オイルポンプカバー、12……軸
孔、13……吸入油路、14……吐出油路、15
……締付ボルト孔、16……ドレーン孔、17…
…トンネル状の油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルポンプカバーのオイルポンプハウジング
    との接合面に凹陷するように形成した吸入油路と
    吐出油路とが隣り合い、かつ、その間に締付ボル
    ト孔と、ポンプ駆動軸のシール部における背圧抜
    き用ドレーン孔の少なくとも一つが開口している
    オイルポンプカバーにおいて、前記吸入油路と吐
    出油路との間にトンネル状の油路を設けたことを
    特徴とする自動変速機のオイルポンプカバー。
JP1987046998U 1987-03-31 1987-03-31 Expired - Lifetime JPH0536111Y2 (ja)

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JP1987046998U JPH0536111Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JP1987046998U JPH0536111Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JPS63154866U JPS63154866U (ja) 1988-10-12
JPH0536111Y2 true JPH0536111Y2 (ja) 1993-09-13

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JP4698177B2 (ja) * 2004-07-05 2011-06-08 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 自動変速機のオイルポンプ

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JPS63154866U (ja) 1988-10-12

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