JPH10203185A - トラクタのミッションケース - Google Patents

トラクタのミッションケース

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JPH10203185A
JPH10203185A JP820597A JP820597A JPH10203185A JP H10203185 A JPH10203185 A JP H10203185A JP 820597 A JP820597 A JP 820597A JP 820597 A JP820597 A JP 820597A JP H10203185 A JPH10203185 A JP H10203185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量の重いフレーム兼用型ミッションケース
を軽量化する。 【解決手段】 機体フレームを兼るミッションケースM
を、エンジン3に直結されたケース前部Maの上面より
もその後方に続くケース中間部Mbの上面を低くして、
フロア高さを低めてある湿田用トラクタのミッションケ
ースMを鋳造アルミダイカスト製とする。主クラッチが
配備されるケース前部Maとケース中間部Mbとの間に
おけるケース断面変化部に、ケース前部内空間とケース
中間部内空間とを仕切る隔壁を設け、その隔壁に軸支持
のための前後向きの筒状部33cを形成して断面係数を
向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタにおける
機体フレームを兼用したエンジン直結型ミッションケー
スに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のミッションケースとしては、特
開平3‐25030号公報や、特開平4‐113934
号公報に示されたものが知られている。これらフレーム
兼用ミッションケースでは、ステップの居住性向上のた
めにケース中間部の上面をケース前部に比べて低めた形
状としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】湿田用の小型トラクタ
では、車輪の沈み込みを抑えるために軽量であることが
望ましいが、従来のフレーム兼用のミッションケースは
強度の点から鋳鉄製であり、大変重いものであった。本
発明の目的は、重量の重いフレーム兼用型ミッションケ
ースを、必要な強度を確保しながら軽量化させる点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、トランスミッションケースを、そ
の前後方向中間のケース中間部の上面が、エンジンに直
結されたケース前部の上面よりも低くなるように構成し
てあるトラクタのミッションケースであって、ケース前
部とケース中間部とを鋳造アルミ合金によって一体形成
するとともに、主クラッチが配備されるケース前部とケ
ース中間部との間におけるケース断面変化部に、ケース
前部内空間とケース中間部内空間とを仕切る隔壁を形成
してあることを特徴とする。
【0005】第2発明は、第1発明において、隔壁に前
後向きの筒状部を形成してあることを特徴とする。
【0006】第3発明は、第1又は第2発明において、
ケース中間部に前輪の駆動速度を変更可能な前輪変速機
構を配設してあることを特徴とする。
【0007】第4発明は、第1〜3発明において、トラ
ンスミッションケースにおける後輪用デフ機構を備えた
ケース後部とケース中間部とを、鋳鉄製のケーシングを
備えたHSTを介して連結一体化してあることを特徴と
する。
【0008】第5発明は、第1〜3発明において、トラ
ンスミッションケースにおけるケース前部とケース中間
部以外の部分を、鋳造アルミ合金によって形成してある
ことを特徴とする。
【0009】第6発明は、第1〜5発明において、トラ
ンスミッションケースにおける鋳造アルミ合金製ケース
部分の内側及び外側に補強リブを形成してあることを特
徴とする。
【0010】〔作用〕請求項1の構成によれば、ミッシ
ョンケースの前側を鋳鉄から鋳造によるアルミ合金に変
更することにより、製造コストを抑えながら軽量化が図
れるものであるが、一般に鋳造アルミ合金は鋳鉄に比べ
て材料強度に劣るので、単純に材料置換することができ
ない。特に、ステップ高さを低くするためにケース中間
部を低くした構造では、前後方向の曲げモーメントが大
きくなるケース中間部の縦方向長さが制限されてしま
い、その部分での上下方向の断面係数を十分に確保し難
いことから、材料置換を一層難しくしている。
【0011】そこで、ケース前部からケース中間部にか
けての応力集中し易い断面変化部に、ケース内空間を前
後に仕切る隔壁を設けるようにしたので、その隔壁の存
在によって断面変化部の断面係数を容易に増大させるこ
とができる。ギヤ変速機構類が配設されるケース中間部
にはミッション油が存在するが、乾式クラッチ等の主ク
ラッチが配設されるケース前部には油が存在しないこと
が多いから、隔壁でもってミッション油存在範囲を分け
る機能が兼用できる点で好都合である。しかして、ケー
ス強度確保のためのその他の工夫としては、ケースの肉
厚アップ程度の比較的簡単な設計変更で良く、周辺レイ
アウトに影響を及ぼすケース断面形状の大型化を行わず
に済む点で好都合である。
【0012】請求項2の構成によれば、隔壁に前後向き
の筒状部を形成してあるから、このケース前部と中間部
付近でのミッションケースの断面係数を効率的に増大で
き、軽量な鋳造アルミ合金製としながら十分な強度を持
たせることができる。又、鋳造品であるから、その筒状
部のための専用の鋳型は不要であり、設備費の増大を招
くことなく強度を改善できる点で有利である。
【0013】請求項3の構成によれば、前輪変速機構を
ケース中間部に装備することにより、その変速機構の軸
を支承するためのケース壁が形成されるので、そのケー
ス壁がケースに対してリブ的な作用をしてケース中間部
の強度を向上することに寄与できる。前輪変速機構は、
通常はギヤや湿式クラッチ等で構成されるから、この点
でミッション油の存在するケース中間部に配置すること
が好都合でもある。
【0014】請求項4の構成によれば、HST(静油圧
式無段変速装置)がミッションケースの一部、すなわち
強度部材を兼ねるものである。従来では、特開平7‐3
29587号公報や、特開平5‐280615号公報に
示されるように、HSTは1個の部品としてミッション
ケースに付設される構造であり、HSTのケーシングに
はそれ自体を支持するだけで良く、機体を支持するとい
った強度部材に構成されてはいなかった。
【0015】そこで、HSTを強度部材としてミッショ
ンケースの一部を兼ねることにより、ミッションケース
内にHSTケーシングがあるという二重構造を採らずに
済み、その分のミッションケースを省略することができ
る。つまり、主として油圧ポンプと油圧モータとで成る
HSTは、そのケーシング内に補強リブを設けることが
困難であるが、鋳鉄化することで強度を大きく改善する
ことができ、強度部材として用いることを可能にしてい
る。これにより、ミッションケースを小型化できると
か、ケースの大型化を招くことなく他の軸や機械装置類
を配策できるといったことが可能になる。
【0016】請求項5の構成によれば、ケース前部とケ
ース中間部以外の部分も鋳造アルミ合金化することによ
り、ミッションケース全体の重量をより軽くすることが
できる。
【0017】請求項6の構成によれば、補強リブをケー
ス内外に設けることにより、鋳造物の機械的強度向上に
最も効果的な表面積を増大でき、軽量ながら十分な強度
を備えたミッションケースを構成することができる。
【0018】〔効果〕請求項1〜6のいずれに記載され
たミッションケースでも、ミッション油の有る無しを仕
切るために形成される隔壁を補強部材に兼用させる工夫
により、鋳鉄に比べて強度の劣る鋳造アルミ合金でケー
ス前部及び中間部を構成でき、強度不足のない状態で軽
量化することができた。特に、湿田用トラクタには好適
なものである。
【0019】請求項2に記載のミッションケースでは、
ケース前部及びケース中間部とを、隔壁部分に筒状部を
形成することで機械的強度がさらに改善され、強度十分
な鋳造アルミ合金製とすることができた。
【0020】請求項3に記載のミッションケースでは、
前輪変速機構を配置するためのケース壁を、ケース中間
部の強度改善に有効利用できる合理的なものにし得た。
【0021】請求項4に記載のミッションケースでは、
HSTのケーシングを鋳鉄製とすることにより、そのケ
ーシングで強度部材でもあるミッションケースの一部を
兼用でき、小型化やスペースの有効利用が図れるものに
できた。
【0022】請求項5に記載のミッションケースでは、
ケース前部及び中間部の他の部分、すなわち、ケース後
部や後車軸ケースといった部分も鋳造アルミ合金化する
ことにより、さらに軽量化することができた。
【0023】請求項6に記載のミッションケースでは、
ケース内外に補強リブを設けることにより、製造コスト
を上げることなく鋳造アルミ合金製としながら十分な強
度を確保することができた。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1、図2にトラクタが示さ
れ、1は駆動可能な操向前輪、2は駆動後輪、3はエン
ジン、4は前車軸フレーム、Mはミッションケース、5
は運転部、6はロプス、7は昇降リンク機構、8は後輪
用フェンダーである。ミッションケースMは、その後部
に後車軸ケース27,27を有し、かつ、前端がエンジ
ン3に直結された機体フレーム兼用型のものであり、ス
テップフロア10の高さを低くするために、ケース中間
部Mb,Mcの上面が、エンジンに直結されるケース前
部Maの上面よりも低くなるように構成されている。
【0025】ミッションケースMは、エンジン3背面に
直結されるとともに主クラッチ11を備えたクラッチハ
ウジング部であるケース前部Maと、前輪変速機構Aを
備えた第1ケース中間部Mbと、各種ギヤ変速機構を備
えたケース後部Mdと、このケース後部Mdと第1ケー
ス中間部Mbとを連結する第2ケース中間部Mcとを一
体連結して構成されている。次に、ケース各部の構造に
ついて説明する。
【0026】図3に示すように、ケース前部Maは、エ
ンジン出力軸3aに連動するクラッチシャフト12が挿
通され、フライホイール9と乾式の主クラッチ11とが
配設されている。又、ケース前部Maの下方には前輪駆
動用の伝動軸13を配設してある。
【0027】第1ケース中間部Mbは、その上方にクラ
ッチシャフト12が、かつ、下方に前輪変速機構Aが配
備されている。前輪変速機構Aは、前輪1の駆動速度が
ほぼ後輪2の駆動速度に等しい等速駆動状態と、前輪1
の駆動速度を後輪2の駆動速度の約2倍に速める増速駆
動状態とに切換える公知構造のものであり、ケース後部
Mdから前方延出された前輪駆動軸14の回転を高低2
段に変速して伝動軸13に伝える。
【0028】図3、図4に示すように、第2ケース中間
部Mcは、クラッチシャフト12に連動される伝動軸1
5を上部に、かつ、前述した前輪駆動軸14の後部が下
部に配置されており、第1ケース中間部Mbとケース後
部Mdとを一体化する連結部材になっている。
【0029】図4、図5に示すように、正転3段かつ逆
転1段の走行用主変速機構16と、高低3段のPTO変
速機構17とを備えた前ケース19、高低3段の走行用
の副変速機構20と、走行用の超減速機構21と、後輪
駆動状態と4輪駆動状態とを切換えるDTクラッチ22
と、後輪用デフ機構23と、PTO用の正逆転切換機構
24とを備えた本体ケース25、及び正逆転切換機構2
4の蓋となるカバーケース26からケース後部Mdを構
成する。
【0030】尚、図5における18は、走行用主変速機
構16における逆転状態を現出するためのバックギヤで
ある。又、ケース後部Mdの左右両サイドには後車軸ケ
ース27が連結され、上部にはリフトアーム28駆動用
の油圧シリンダ29が一体連結されている。
【0031】図6に示すように、後車軸ケース27に
は、デフ機構23の出力軸23aと後車軸30とに跨が
る遊星減速機構31が構成されるとともに、デフ出力軸
23aには湿式のサイドブレーキ32が装備されてい
る。従来では、遊星減速機構31のリングギヤ31aを
支持するとともに、サイドブレーキ32操作時の押圧力
を受け止める鋳鉄製のブレーキケースが存在していた
が、本後車軸ケース27ではブレーキカム31bの貫通
支持部も含めてそのブレーキケース部分も一体形成して
ある。又、後車軸ケース27の下面側には、チェックチ
ェーン(図示せず)用のブラケット47をボルト止めす
るための左右向きの下方突出部27aが形成してあり、
それによって後車軸ケース27の強度向上にも役立てて
ある。
【0032】次に、ミッションケースM自体について説
明する。ミッションケースMの材質は、全てADC12
等のアルミダイカスト(鋳造アルミ合金の一例)であ
り、機械的強度を向上して機体フレームとしての強度を
確保するために、各ケース部Ma,Mb,Mc,Md及
び後車軸ケース27,27には、ケース内外のリブ3
4,35を要所に多数形成して補強してある。そして、
ケース前部Maとケース中間部Mbとにはその他の工夫
がなされており、次に説明する。
【0033】図8、図9に示すように、略円形の断面形
状を有したケース前部Maと、横に長い略長方形の断面
形状を有したケース中間部Mbは一体形成されており、
ケース前部Maとケース中間部Mbとの間におけるケー
ス断面変化部に、ケース前部Ma内空間Sa とケース中
間部Mb内空間Sbとを仕切る隔壁33を形成してあ
る。すなわち、隔壁33は、前輪変速機構Aが装備され
てミッション油が存在する第1中間部空間Sbと、乾式
主クラッチ11が装備されてミッション油が不必要な前
部空間Saとを仕切るとともに、応力集中し易い断面変
化部の断面係数を上げて補強する内側のリブとして機能
するものである。
【0034】隔壁33には、クラッチシャフト12が貫
通する上縦壁部33aと、前輪変速機構Aにおける変速
軸53をベアリング軸支するための下縦壁部33bとが
前後に離れており、それによってケース外面と相まって
上下に前後向きの筒状部33c,33dが形成されてい
るので、それによってケース断面変化部の断面係数をさ
らに向上させている。又、ケース中間部Mbにおける前
輪変速機構Aの出力軸36を覆う部分は下方に突出して
おり、その突出ケース部分mによっても補強されてい
る。
【0035】以上の説明は、ギヤ式の走行用主変速機構
16を備えたギヤ変速仕様のものであるが、それに代え
てHST37を搭載したHST仕様のものがある。すな
わち、図7に示すように、第2ケース中間部Mcに代え
てHST37を、そのケーシング38と油路ブロック3
9とを直接第1ケース中間部Mbとケース後部Mdとの
間に介装してHST仕様のミッションケースMが構成さ
れている。HST37は、クラッチシャフト12とPT
O変速機構17とを連動する油圧ポンプ40と、走行用
の副変速機構20に出力回転を伝える油圧モータ41と
を備えるとともに、第2ケース中間部Mcと同様に前輪
駆動軸14を支承している。
【0036】HST37は、ほぼ前輪1と後輪2との前
後中央に位置しており、ミッションケースMに作用する
曲げモーメントの最も大きくなる箇所であり、フロント
ローダや耕耘装置等の作業装置が前後に付設された場合
には、側面視でミッションケースMが上向き凸状に変形
する方向に最大曲げモーメントが作用する。しかしなが
ら、HST37は、その構造上内部にリブが殆ど形成で
きないとともに、ステップフロア10が直上に配置され
ることのよってケース外上面にも有効なリブを形成でき
ないことから、ケーシング38と油路ブロック39は強
度に優れる鋳鉄で形成されている。
【0037】そして、曲げモーメントによって上側に存
在するケースの連結ボルト42に最も応力が作用するの
で、ケーシング38と油路ブロック39とをその上部で
左右中央部において連結する隠しボルト43を1本追加
してあり、強大な引っ張り応力に対抗できるように、か
つ、油漏れが生じないようにしてある。つまり、隠しボ
ルト43は油路ブロック39にその頭部が埋め込まれる
状態で配置され、油路ブロック39とケース後部Mdと
を連結した状態では、隠しボルト43は外部から見えな
いようになっている。
【0038】図4に示すように、ケース後部Mdの前端
部上面には注油部44が設けてあり、ギヤ変速仕様のミ
ッションケースMではそこからミッション油を供給す
る。HST仕様では、図7に示すように、ケーシング3
8によってHST37用の作動油とミッション油とが分
離されており、専用の注油口45がケーシング38上面
に設けてある。尚、HST仕様では、前輪駆動軸14を
囲繞する隔離パイプ46をケーシング38と油路ブロッ
ク39とに亘って架設してあり、その隔離パイプ46内
空間によってケース後部Mdの内部空間Sdと第1中間
部空間Sbとが連通され、ミッション油が第1ケース中
間部Mbに及ぶようにしてある。
【0039】図1、図2、図10に示すように、エンジ
ンボンネット48は、その後側上部の支点Pで揺動開閉
可能な上ボンネット48Aと、機体に固定の下ボンネッ
ト48Bとを備えており、上ボンネット48Aの閉じ状
態ではボンネット内面48aとラジエータ52のファン
シュラウド49とが密着して、冷却排風の逆戻りが無い
ように構成されている。
【0040】そして、ファンシュラウド49側及びボン
ネット内面48a側の双方に貼着された密着用のスポン
ジ製シール部材50,51が、エンジンボンネット48
の開閉に伴う擦れによって剥がれるのを防止するため
に、図10に示すように、それら両シール部材50,5
1の接触面が下に行くほど横外側に寄る略「ハ」字形状
となるように傾斜を付けてある。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】ミッションケース全体を示すトラクタ側面図
【図3】ミッションケース前部の構造を示す断面図
【図4】ミッションケース後部の構造を示す断面図
【図5】走行用主変速機構の逆転部、及び超減速機構を
示す展開図
【図6】後車軸ケースの構造を示す断面図
【図7】HST仕様ミッションケースの要部を示す断面
【図8】ミッションケース前部の形状を示す正面図
【図9】ミッションケース前部の形状を示す断面図
【図10】ラジエータ部分におけるエンジンボンネット
の断面図
【符号の説明】
1 操向前輪 3 エンジン 11 主クラッチ 23 後輪用デフ機構 33 隔壁 33c 筒状部 34 内補強リブ 35 外補強リブ 37 HST 38 ケーシング A 前輪変速機構 M ミッションケース Ma ケース前部 Mb ケース中間部 Md ケース後部 Sa 前部空間 Sb 中間部空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスミッションケースを、その前後
    方向中間のケース中間部の上面が、エンジンに直結され
    たケース前部の上面よりも低くなるように構成してある
    トラクタのミッションケースであって、 前記ケース前部と前記ケース中間部とを鋳造アルミ合金
    によって一体形成するとともに、主クラッチが配備され
    る前記ケース前部と前記ケース中間部との間におけるケ
    ース断面変化部に、前記ケース前部内空間と前記ケース
    中間部内空間とを仕切る隔壁を形成してあるトラクタの
    ミッションケース。
  2. 【請求項2】 前記隔壁に、前後向きの筒状部を形成し
    てある請求項1に記載のトラクタのミッションケース。
  3. 【請求項3】 前記ケース中間部に前輪の駆動速度を変
    更可能な前輪変速機構を配設してある請求項1又は2に
    記載のトラクタのミッションケース。
  4. 【請求項4】 前記トランスミッションケースにおける
    後輪用デフ機構を備えたケース後部と前記ケース中間部
    とを、鋳鉄製のケーシングを備えたHSTを介して連結
    一体化してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のト
    ラクタのミッションケース。
  5. 【請求項5】 前記トランスミッションケースにおける
    前記ケース前部と前記ケース中間部以外の部分を、鋳造
    アルミ合金によって形成してある請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載のトラクタのミッションケース。
  6. 【請求項6】 前記トランスミッションケースにおける
    鋳造アルミ合金製ケース部分の内側及び外側に補強リブ
    を形成してある請求項1〜5のいずれか一つに記載のト
    ラクタのミッションケース。
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