JPH0536019B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0536019B2
JPH0536019B2 JP60235590A JP23559085A JPH0536019B2 JP H0536019 B2 JPH0536019 B2 JP H0536019B2 JP 60235590 A JP60235590 A JP 60235590A JP 23559085 A JP23559085 A JP 23559085A JP H0536019 B2 JPH0536019 B2 JP H0536019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egg
hot water
eggs
heat
cup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60235590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6296066A (ja
Inventor
Hiroshi Kobayashi
Masae Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP60235590A priority Critical patent/JPS6296066A/ja
Publication of JPS6296066A publication Critical patent/JPS6296066A/ja
Publication of JPH0536019B2 publication Critical patent/JPH0536019B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Cookers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半熟卵作成器に関する。
〔従来技術〕
鶏卵は、卵白が60℃前後、卵黄が65℃前後で凝
固しはじめる。そして、70℃ぐらいで卵黄は速や
かに凝固するが、卵白はゾル状で、流動性を失う
には80℃以上の温度を必要とする。この卵黄と卵
白との凝固温度の差を利用して、いろいろな状態
のゆで卵を作ることができるが、中でも卵黄がや
や固まり加減で、卵白は白く変質しているがまだ
ゾル状を呈している状態の半熟卵いわゆる温泉卵
は、味や舌ざわりの良さなどから多くの人々に好
まれている。
ゆで卵を作成する器具に関する従来技術とし
て、例えば、実公昭8−18481号公報(以下第1
従来例という)、あるいは、実公昭60−5861号公
報(以下第2従来例という)に記載されたものが
ある。
第1従来例のものは、卵を所定の枠体に支持さ
せることにより、鍋などの中で底からの間隔をお
き、これにより良好な熱伝導を得ようとするもの
である。
また、第2従来例のものは、卵を保温容器中で
加熱することにより、熱変性に必要なエネルギを
得ようとするものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記第1従来例の技術は、単に
卵を鍋などの中で有効に加熱しようとするものに
過ぎず、したがつて、卵に一定の熱変性形態を得
るべく熱エネルギーの量を調整することや、加熱
することなく保温によつて調理することに関する
配慮が全くなされていなかつた。
また第2従来例のものは、第1従来例のものに
比して、加熱せずに調理することができる点で優
れてはいるものの、卵の大きさに対応して湯の量
を調整することに対する配慮がなく、したがつ
て、一定の熱変性形態の卵を安定的に作成するこ
とが難しいという問題があつた。
すなわち、第1および第2の従来例のいずれの
技術においても、微妙な温度管理が必要な温泉卵
の作成は困難であつた。
本発明は卵の大きさにかかわらず、簡単かつ経
済的に安定した熱変性形態の卵を調理することを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、頂点が下
向きとされた截頭円錐状をなすとともに最大径部
分に連なる一定断面積の部分を有する断熱性の保
温カツプと、該保温カツプの上部の開口を開閉す
べく着脱可能に設けられた保温蓋と、前記保温カ
ツプの内径より小さくかつ加熱すべき卵の外形よ
り大きな最大径を有するとともに頂点が下向きと
された円錐面の一部をなす卵支持面を有する卵保
持フレームとから構成されてなり、前記卵支持面
は、前記保温カツプとほぼ平行な軸線を有し、か
つ、頂部がほぼ前記保温カツプの一定断面積部分
に達する高さで前記卵を支持する構成としたもの
である。
〔作用〕
上記構成であると、保温カツプに注入された湯
の温度降下を最小限に抑制しながら、格別な加熱
を必要とすることなく卵を調理することができ
る。また、卵保持フレームが円錐面によつて卵を
支持しているから、卵の短径の変化に対応して頂
点の位置を上下に移動させることができる。一
方、卵の長径が変化した場合には、当然に頂点の
位置が移動することとなるから、卵の大きさや形
状が変化して必要な加熱量が変化した場合であつ
ても、卵の頂点の位置を目安として湯の注入量を
容易に認識することができる。また、卵保持フレ
ームにより、頂点が保温カツプの同一断面積部分
に配置されるように卵が支持されるから、この断
面積を適宜の値に設定することにより、長径ある
いは短径の変化に伴う卵の頂点位置の移動に対応
して、湯の量を制御することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図乃至第7図に
基づいて説明する。第1図中1,2はそれぞれ断
熱材を中核とするか中間を中空とした保温層を有
する合成樹脂材料(プラスチツク)等からなる保
温カツプ、この保温カツプに着脱自在に密嵌合さ
せられたカツプと同様の保温構造を有する保温蓋
である。保温カツプ1内には100℃で軟化しない
固いプラスチツク等からなる保持フレーム3が入
れられている。保持フレーム3には取つ手4が設
けられ、この取つ手4には回転自在にかつL字状
に透明な注湯ガイド笠5が取り付けられている。
保温カツプ1は截頭円錐状に形成されている。
保持フレーム3は、中空截頭円錐(テーパ管)
形のもので、その外周壁には多数の小孔6があけ
られている。保持フレーム3は、保温カツプ1内
に下すぼまり状に位置させられその下面を保温カ
ツプ1の底部に接触させられている。保温カツプ
1内には鶏卵7が長径を上下方向に向けて1個セ
ツトされる。このように保持フレーム3に鶏卵7
が入れられたとき、鶏卵7の底部と保温カツプ1
の底部との間に若干間隔が空き、この状態で、鶏
卵7の外周面が保持フレーム3の側壁の内周面に
接するように保持フレーム3が作られている。
しかして、半熟卵、いわゆる温泉卵をつくると
きには、まず保持蓋2を外し、保持フレーム3上
の注湯ガイド笠5を回動して保持フレーム3の上
方を空け、この保持フレーム3内に生鶏卵7を前
述のように長径を上下方向に向けて1個セツト
し、再び注湯ガイド笠5を回動させて鶏卵7上に
位置させる。
次に、保持フレーム3ごと鶏卵7を保温カツプ
1内に第1図に示すように入れる。
次に、保温カツプ1内に100℃の湯を、注湯ガ
イド笠5の上からゆつくりと、湯面が鶏卵7の上
端に達するまで注ぎ、直ちに保温カツプ1に保温
蓋2を密嵌合する。
この後30分間以上放置する。すると、保温カツ
プ1内に注入された湯の熱により鶏卵7が加熱さ
れ、次第に湯温も鶏卵の温度も等しいいわゆる平
均温度Tavに達し、保温カツプ1、保温蓋2の断
熱材などの保温層の作用によりこの平均温度Tav
は1時間に10℃〜20℃位のゆつくりしたペースで
低下する。前記注湯時には、湯が注湯ガイド笠5
に遮られて、この注湯ガイド笠5の周囲から保温
カツプ1内に流入するので、鶏卵7に湯が直接当
ることはなく、従つて鶏卵7にひび割れが生じる
おそれはなく、またこのとき、保温カツプ1内に
流入した湯は主として保持フレーム3の小孔6よ
りこの保持フレーム3内に流入して鶏卵7を加熱
し、保持フレーム3へ流入する湯の流入抵抗が生
じるため、この湯による鶏卵の加熱は急激となら
ず、卵の殻付近での卵白の固化は防止される。
保温カツプ1内に注湯し保温蓋2をしてから30
分以上経過後、保温カツプ1から鶏卵7を取り出
す。保温カツプ1内に注湯し保温カツプ1に保温
蓋2をしてから約30分以降2時間経過するまで
は、常に温かい出来たての半熟卵を食用に供する
ことができる。
ここで、平均温度Tavの値が約70℃になるよう
に保温カツプ1内に注湯する湯量を予め決めてお
けば、前記注湯閉蓋後約30分間で保温カツプ1内
の鶏卵7の卵黄は半熟卵として丁度よい固さとな
り、卵白は白く変質するがゾル状態となり、半熟
卵いわゆる温泉卵が出来上がる。
そこで、保持フレーム3の形状及び大きさは、
保温カツプ1内に100℃の湯を、湯面が鶏卵7の
上端に達するまで注いでとめ、直ちに保温カツプ
1に保温蓋2をしてから約30分後に湯温が約70℃
となるように定められている。
前記保温カツプ1の閉蓋後の約30分の放置時間
は、湯から鶏卵7の中へ熱エネルギーが移動し、
半熟卵作成器、鶏卵、湯等全体がほぼ一定の平均
温度Tavになる時間と卵黄を少し固めるための時
間である。平均温度Tavは、最高値が70℃程度と
なるように湯量を前述のように調節してあるの
で、保温カツプ1への注湯、閉蓋後約30分経過後
は湯温は次第に低くなり、例えば1時間後には50
〜60℃程度となり、鶏卵の蛋白変成は完全に停止
してしまうので、半熟卵(温泉卵)の状態は変化
せず、温かさのみが2時間以上も保持される。
また、本実施例においては、鶏卵の大きさや形
状の差異により出来上がつた半熟卵の卵黄の固さ
が変動しないように、言い換えれば、卵の大きさ
に対応して、所定の熱量の湯を確実に注入するこ
とができるように、保温カツプ1、および、下す
ぼまり状の保持フレーム3が所定の形状、寸法に
設定されている。以下、これについて詳しく説明
する。
まず、保温カツプ1内に注湯後10〜20分位で達
成される平均温度Tavと注湯量との関係を鶏卵の
体積Veをパラメータとして求めてみる。鶏卵の
比重はほぼ1で水と同じであり、また比熱もほぼ
水と同一である。ここで、保温カツプ1、保温蓋
2、保持フレーム3及び保温カツプ1内にとじ込
められた空気などの熱容量を体積Vcの水と等価
とし、鶏卵の初期温度をTo;保温カツプ1、保
温蓋2、保持フレーム3等の初期温度をTc;湯
温をTw;湯量をVwとし、これらを一つに合し
た時の全体の平均温度Tavを求めてみる。但し、
これらがほぼ熱平衡に達する迄の間(前記注湯後
10〜20分位迄)は、熱は保温カツプ1、保温蓋2
から外部へは失われないものと近似する。ここ
で、熱平衡前後の全熱エネルギーは保存されるか
ら、 VeTo+VcTc+VwTw=(Ve+Vc+Vw)
Tav となる。これを変形すると、 Vw=(Tav−To)/(Tw−Tav)Ve+(Tav
−Tc)/(Tw−Tav)Vc ……(2) となる。鶏卵の初期温度Toは、夏冬ほぼ一定に
したいので、鶏卵は冷蔵庫で保存されたものを使
うことにする。鶏卵の初期温度Toを約10℃とし、
保温カツプ1、保温蓋2等の初期温度Tcは室温
とほぼ同温故、夏と冬とで多少変動するが、約20
℃と仮定する。(保温カツプ1、保温蓋2等の熱
容量Vcが小さいので、この変動は平均温度Tav
には殆ど影響しない。)また、湯温Twは100℃と
し、保温カツプ1、保温蓋2等の平均温度Tavは
70℃とする。鶏卵の体積Veは40〜70c.c.で、種々
存在する。保温カツプ1、保温蓋2、保持フレー
ム3等の熱容量Vcは、保温カツプ1、保温蓋2、
保持フレーム3の寸法形状等で異なるが、大体10
〜20cm3以下である。これらの数値を前記(2)式に代
入すると、Vwは、 Vw=2Ve+5/3・Vc ……(2′) となる、鶏卵の体積VeがΔVeだけ変化したとき、
保温カツプ1等の平均温度Tavを70℃にするため
に必要な湯量の変化分ΔVwは、 ΔVw=2ΔVe ……(3) となる。鶏卵の体積Veは、小形のもので約40c.c.
大形のもので約65〜70c.c.であるので、鶏卵の大き
さに合わせて湯量を決める必要がある。しかし、
保温カツプ1内に最初に注湯するときの湯温は
100℃と一定にしたいので、計量カツプで湯量を
計量してから保温カツプ1に注湯することはでき
ない。このため、鶏卵の大きさに合わせて湯量を
正確に定めることは容易ではない。
本実施例において最も重要なことはこの問題点
を克服するところにあり、以下、これについて詳
述する。理論計算に便利なように、鶏卵は、第2
図に示すように半長径a、半短径bの楕円を、x
軸(長径)を中心に回転させて作られる回転楕円
体であるとする。
鶏卵の大きさが変化したときに、これに見合う
ように湯量を変化させることは、鶏卵が丁度湯中
に沈み切るようにすることで実現することができ
る。即ち、鶏卵が大きくなれば、鶏卵の長径も長
くなるので、鶏卵が湯に丁度かくれる迄保温カツ
プ1内に注湯するとすれば、湯面の面積Sを適当
にとれば、常に所要量の湯を充すことができる。
つまり、鶏卵を第2図に示すような回転楕円体と
すれば、鶏卵の体積Veは、 Ve=K・ab2(但し、回転楕円体ではK=4π/
3) ……(4) 今、鶏卵の大きさ変化が相似的である場合につ
いて考えると、半長径a、半短径bの変化率
Δa/a,Δa,Δbにより生ずる回転楕円体(仮想
鶏卵)の体積Veの変化ΔVeは、 ΔVe=K(b2・Δa+2a・b・Δ) ……(5) Δa/a=Δb/b ……(6) の場合には(5)式は ΔVe=K(b2Δa+2ab・Δb)=3Kab2Δa/a=
3VeΔa/a ……(7) となる。この鶏卵の体積の変化分ΔVeに見合う
注湯量の変化ΔVwは(3)式から ΔVw=2・ΔVe である。湯中には鶏卵もひたされているから、湯
面を変化させるための湯の全体積変化ΔVwは、 ΔVw=2・ΔVe+ΔVe=3ΔVe=9VeΔa
……(8) となる。湯面のレベル変化は、鶏卵の半長径の変
化分の和2Δa故、 S・2Δa=9Ve/a・Δa ……(9) となり、湯面面積Sは、 S=9ve/2a ……(9′) となる。1例としてa=3.3cm,Ve=65c.c.とする
と、 S=88.6cm2 ……(9″) となる。湯面円形の容器とすると、湯面直径は約
10.6cmとなり、鶏卵の大きさに比しかなり大きな
容器となつてしまう。
また、鶏卵は体積が同一でも半長径と半短径の
比b/aが異なることが多い。そこで、鶏卵の半
長径の変化2Δaに合せて湯面を調節するのでは正
確な調整ができなくなる。
本実施例では、湯面の面積を小さくし、容器を
小形化するためと、鶏卵の半長径、半短径の比
b/aの変化によつて湯量の適量からの誤差を生
じることのないようにするために、第1図に示し
た鶏卵の保持フレーム3を設けてある。すなわ
ち、この保持フレーム3の逆円錐面状の保持面に
卵を支持させることにより、長径、短径の変化に
基づく卵の体積の増減(必要な注湯量の増減)に
応じて、卵の頂点の位置を移動させることができ
るようになつている。
この保持フレーム3を用いることにより、鶏卵
の半長径、半短径の比b/aが変化(鶏卵の体積
Veは一定)する場合、湯面が変化しない原理を
第3図により示す。
第3図に示すように、保持フレーム3は頂角2θ
の円錐の一部、即ち截頭円錐の小径端側を下側に
して保温カツプ1内にセツトし、この保持フレー
ム3内に鶏卵7を、その長径を円錐の中心軸と一
致させる向きで挿入して安定させるようになつて
いる。このようにすれば、頂角2θを適当に選定す
ることにより、第3図に鶏卵7を実線で示した場
合と点線で示した場合とで、鶏卵7の上端の位置
は殆ど変化しない。
また、鶏卵7の形が相似的に大小変化して、例
えば、第4図に実線で示した形状のものから点線
で示す形状のものに大きくなれば、鶏卵7の上端
位置変化Δhは保持フレーム3の存在によつて半
長径変化分2Δaよりもずつと大きくなるので、湯
面の面積を(9″)式の値よりも小さくでき、保温
カツプ1の径を比較的小さくすることができる。
このことを理論的に以下に詳述する。
第4図に示す頂角2θは、 θ=tan-1(1/2√2・b/a) ……(10) で与えられる。このθの値は、例えば b/a=1/1.5 のとき約13°20′となる。この求め方を以下に述べ
る。
鶏卵の体積Veを、 Ve=K・ab2 ……(i) とする。(前記回転楕円体の体積) そこで、体積Ve=一定とし、半短径bがΔb変
つた時の半長径aのΔaの変化を求める。(i)式
を微分すると、 K・b2Δa+2K・ab・Δb=0 ∴Δa/a=−2・Δb/b ∴Δa=−2aΔb/b ……(ii) 一般の鶏卵では、 a/b=k1.5である。
次に、鶏卵の体積Veが一定の時、鶏卵の形、
即ち半長径と半短径との比b/aが変つても、鶏
卵の第5図に示す頂点のPの位置が移動しないよ
うにする円錐の頂角θを求めてみる。円錐の頂点
0から鶏卵の頂点Pまでの距離をhとすると、下
記の如くなる。
鶏卵を第6図に示す楕円 (x2/a2)+(y2/b2)=1 ……[1] (但し、c=楕円中心、Q=円錐と鶏卵との接
点、Qx=Q点からx軸に下ろした垂線の足、x1
=楕円中心からQx点までの距離、y1=Qx点か
ら、円錐と鶏卵との接点までの距離)のx軸を中
心とした回転体と考える。
x軸とθの角度をなす接線と楕円体との接点Q
の位置を求めると、 [1]式を微分して、 tanθ=dy/dx=−b2x1/a2y1 y1=−(b2/a2)・(x1/tanθ) ……[2] 接点の座標x1・y1は、楕円上にあるから[1],
[2]式より、 x1 2/a2+1/a2(−b2x1/a2tanθ)2=1 ∴x1 2/a2(1+b2/a2tan2θ)=1 ∴x1 2=a2/(1+b2/a2tan2θ)=a4tan2θ/(a2t
an2θ+b2) |x1|=a2tanθ/(a2tan2θ+b21/2 ……[3a] |y1|=b2/a2tanθ・x1=b2/(a2tan2θ+b21/2 ……[3b] =hの値を求めてみると、 =h=+x1+a ……[4] 但し、 =y1・1/tanθ=b2/tanθ(a2tan2θ+b2
1/2 ……[5] h==b2/tanθ(a2tan2θ+b21/2+a2tanθ
/(a2tan2θ+b21/2+a =(b2+(a2tan2θ)/tanθ(a2tan2θ+b21
/2
+a=(b2+a2tan2θ)/tanθ+a……[6] 鶏卵の形状、即ち前記a/bが変化しても、
OP=hの値が不変である如く、θの値を決定し
たい。即ち、Δ(OP)=0よりtanθの値を決める。
Δ()=1/tanθ・1/2(b2+a2tan2θ)-1/
2
(2b・Δb+2aΔatan2θ)+Δa=0……[7] これに、体積Ve=一定の条件より求めた関係
Δa=−(2a/b)Δbを代入すると、 1/2tanθ・1/√b2+a2tan2θ(2b・Δb−4a2/b
tan2θΔb)=+2a/bΔb ∴(2b−4a2/btan2θ)=+4a/btanθ(b2+a2
tan2θ)1/2 ∴(2b−4a2/btan2θ)2=16a2/b2tan2θ(b2
a2tan2θ) ∴4b2−16a2tan2θ+16a4/b2tan4θ=16a2tan2θ
+16a4/b2tan4θ ∴32a2tan2θ=4b2 ∴tanθ=1/2√2・b/a ……[8] ちなみにb/a=1/1.5とすると、 tanθ=1/3×1.414=1/4.24 θ≒1.302.0′ 次に、鶏卵の寸法が相似的に大きくなつた場合
について述べる。
Δa/a=Δb/b ……[9] を[7]式に代入し、Δ(OP)を求めると、 Δh=Δ()=1/tanθ・1/2(b2+a2tan2θ)
-1/2 (2b2Δb/b+2a・a/bΔbtan2θ) +aΔb/b={(b2+a2tan2θ)/tanθ√b2+a2tan
2θ+a}・Δb/b Δh=(√b2+a2tan2θ/tanθ+a)・Δb/b …… tanθ=1/2√2・b/aとおくと、 Δh=(√b2+a2・1/8・b2/a2/1/2√2・b
/a+a)Δb/b=(√9/8b2/√1/8・b/a
+a)Δb/b =(3b/b/a+a)Δb/b=4a・Δb/bΔh=4
a・Δb/b……[11] これが湯量レベルの上昇となると考え、湯面面
積SにΔhを掛けたものが鶏卵の体積増加のn倍
となるとすると、 ΔV=K(Δa・b2+2ab・Δb)Δa/a=Δb/bを代
入 すると、 ΔV=K(a/b・b2・Δb−2ab・Δb) =K3ab・Δb=3Kab2・Δb/b=3V・Δb/b ∴SΔh=S4a・Δb/b=aΔV=3VΔb/bn ∴S=3Vn/4a ……[12] 例えば、a=3.3cm、V=6.5cm3とすると、 S=3×6.5×n/4×3.3=14.77cm2×n n=3とすると、 S=14.77×3=44.31cm2 湯面が円形であるとすると、その半径rは、 r=√44.31/π=3.76cm 故に直径7.52cmとなり、保持フレーム3がない
場合の湯面直径10.6cmより湯面直径が可成り小さ
くなる。
このように、下すぼまりの保持フレーム3を保
温カツプ1内に入れることによつて鶏卵の大小、
鶏卵の形状変化に対して常に最適な半熱状態を実
現しうる湯量が容易に決定できるが、この下すぼ
まりの保持フレーム3は、必ずしも第7図に示す
ような截頭円錐面状である必要はなく、例えば第
8図のように、前記の截頭円錐面に沿う3つの母
線、或いは円錐面内に含まれる3本のカーブで形
成された足11が、その下面或いは上面等任意の
位置で固定された形状の保持フレーム12でも良
いことは明らかである。また、その変形の一つと
して、第9図に示すように保温カツプ30の内面
に3つのリブ31を設け、このリブの先端が前記
截頭円錐面の母線、または円錐面内に含まれるカ
ーブと一致するような形状にすることによつても
最適湯量の計測を行いうる保持フレームをつくる
ことができる。
なお、保温カツプ1及び保温蓋2は、第1図に
示すように断熱材を中核としたものでも良いが、
デザインの都合によつては第10図に示すように
中空の2重壁を有する構造によつて保温カツプ4
1、保温蓋42をも実現しうる。この際中間の空
気を脱気すれば、更に良い断熱効果がえられる
が、通常はそこ迄保温効果を高める必要はない。
それは卵黄の蛋白変成は、余り長時間一定の温度
(例えば70℃)に保持すると、反応が進行しすぎ
て卵黄が固化してしまうからである。保温性は、
最初に100℃の湯を注入した後、蓋をして2時間
後に40〜50℃位に徐々に冷却していく程度が最適
である。
以上に詳述したごとく本実施例によれば、前記
放置時間30分以降2時間経過するまでは常に温か
い出来たての半熟卵(温泉卵)を食用に供するこ
とができ、しかも操作が簡単で需要量のみ簡便に
作成できるので経済的であり、家庭においても、
旅館においても、電力のない所でも使用できて便
利であり、その上小形で扱い易い等の効果を奏す
る。
なお、本発明の方法は、鶏卵のみならず、鶏卵
に近い大きさ形状の他の半熟卵の作成に適用する
こともできる。
〔発明の効果〕
以上の発明で明らかなように、本発明は下記の
優れた効果を奏する。
保温カツプが断熱性を有するから、注入され
た湯の温度降下を最小限に抑制しながら、格別
な加熱を必要とすることなく卵を調理すること
ができる。
卵保持フレームが円錐面によつて卵を支持し
ているから、卵の短径の変化が変化した場合に
頂点の位置を上下に移動させることができ、卵
の長径が変化した場合には、当然に頂点の位置
が移動することとなるから、卵の大きさや形状
が変化して必要な加熱量が変化した場合、この
変化が卵の頂点の位置に反映されることとな
る。一方、卵保持フレームにより、卵の頂点が
保温カツプの一定断面積の範囲に支持されるこ
とになるから、この断面積を適当に設定するこ
とにより、卵の頂点の位置の変化に応じて、こ
の頂点が隠れる程度に湯を注入する操作によつ
て湯量を適正に調整することができ、したがつ
て、簡単な操作によつて一定の変性状態の卵を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す概略断面図、
第2図ないし第6図は本発明の保持フレームを用
いることによる利点を理論的に説明するための概
略図、第7図は本発明の半熟卵作成器の保持フレ
ーム、取つ手、卵、注湯ガイド笠の関係を示す斜
視図、第8図は本発明の他の実施例を示す保持フ
レームの斜視図、第9図は本発明のさらに他の実
施例を示す保持フレームの斜視図、第10図は本
発明のまたさらに他の実施例を示す保温カツプと
保温蓋の縦断面図である。 1,41……保温カツプ、2,42……保温
蓋、3,12,30……保持フレーム、5……注
湯ガイド笠、7……鶏卵。
【特許請求の範囲】
1 (a) 0.06〜0.15重量%の可溶性カルシウム; (b) クエン酸、リンゴ酸及びリン酸の少なくとも
二種の混合物から選択される0.24〜1.05重量%
の酸成分、ただし該酸混合物は図1の曲線A1
の左領域で規定されるものである; (c) 上記酸成分/上記可溶性カルシウムの重量比
4〜7; (d) 果実香味料、植物性香味料及びそれらの混合
物からなる群より選択される香味料を、飲料に
香味的特徴を付与するために有効な量で含有
し、しかも単一濃度系で40重量%以下の果汁を
含有する香味成分;並びに (e) 糖アルコール以外の有効量の甘味料; を含有する実質上無糖アルコールの飲料。 2 0.10〜0.15重量%の可溶性カルシウム及び0.4
〜1.05重量%の酸成分を含有する、特許請求の範
囲第1項記載の飲料。
JP60235590A 1985-10-22 1985-10-22 半熟卵作成方法及び半熟卵作成器 Granted JPS6296066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60235590A JPS6296066A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 半熟卵作成方法及び半熟卵作成器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60235590A JPS6296066A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 半熟卵作成方法及び半熟卵作成器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6296066A JPS6296066A (ja) 1987-05-02
JPH0536019B2 true JPH0536019B2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=16988251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60235590A Granted JPS6296066A (ja) 1985-10-22 1985-10-22 半熟卵作成方法及び半熟卵作成器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6296066A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01168222U (ja) * 1988-05-17 1989-11-27
JPH0677892U (ja) * 1993-04-15 1994-11-01 有財 葉 イオン整水器
JP2004501659A (ja) * 2000-06-30 2004-01-22 レダ テクノロジーズ、ナムローゼ フェンノートシャップ 殻付き卵の熱的処理装置および方法
US7867539B2 (en) 2001-07-02 2011-01-11 Bettcher Industries, Inc. Device for the thermal treatment of unshelled eggs
GB2522928B (en) * 2014-02-11 2017-01-25 The New Egg Company Ltd A container for holding an egg

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605861U (ja) * 1983-06-24 1985-01-16 日本写真印刷株式会社 透明導電膜形成用転写材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS605861U (ja) * 1983-06-24 1985-01-16 日本写真印刷株式会社 透明導電膜形成用転写材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6296066A (ja) 1987-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4280032A (en) Egg cooking in a microwave oven
JPH0536019B2 (ja)
CN106343042A (zh) 一种速食杏仁豆腐花及制备方法
ES2365080T3 (es) Cafetera.
CN106720410A (zh) 一种速食玫瑰豆腐花及制备方法
CN213604179U (zh) 冰糖葫芦智能熬糖机
JP2001095681A (ja) 炊飯良味保持湿釜
JPS6232496Y2 (ja)
CN209450287U (zh) 一种自动控温的温酒器
ES2613749T3 (es) Pastilla de salsa, pieza de carne con pastilla de salsa y elementos para la realización de un preparado de carne
CN103783385A (zh) 一种天然花草凉粉
CN110384158A (zh) 一种多用途的造型巧克力的配方及工艺
CN215190999U (zh) 简易牛奶加热杯
JP5511036B2 (ja) ハーブティー混合物の突然の体積膨張を解消するハーブティーマシン
JPH03112848A (ja) 遠赤外線放射性天然石を主体とする材料で製した各種生活器具
CN103621593A (zh) 一种油炸食品及其制备方法
CN2456603Y (zh) 黄酒温热器
CN211748959U (zh) 一种红泥陶釜
TWI734653B (zh) 自動沖泡咖啡機
CN212015210U (zh) 一种厨房用儿童餐碗
WO2006071137A2 (fr) Dispositif pour preparer le cafe 'hot sand'
JPS5839300Y2 (ja) 電気火鉢
JPH0144076Y2 (ja)
JP2953733B2 (ja) バスケット使用による単身者の温泉たまご器並びにこれに使用する金属ネットバスケット並びに特殊複合バスケット
JPH0132976Y2 (ja)