JPH0535420Y2 - - Google Patents

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JPH0535420Y2
JPH0535420Y2 JP1984179542U JP17954284U JPH0535420Y2 JP H0535420 Y2 JPH0535420 Y2 JP H0535420Y2 JP 1984179542 U JP1984179542 U JP 1984179542U JP 17954284 U JP17954284 U JP 17954284U JP H0535420 Y2 JPH0535420 Y2 JP H0535420Y2
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【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は荷札に関し、特に、輸送時に使用す
るダンボール箱等の荷物のパツケージに貼着する
荷札に用いるに好適な荷札に関する。 (従来の技術) 荷札は、ダンボール箱等のパツケージの表面に
貼着されて配送された後、荷受人等においてパツ
ケージを再利用しようとする時には、パツケージ
の表面より引き剥がして利用することが多い。特
に、一度配送されてきたパツケージを利用して、
他の配送先に転送あるいは再発送しようとすると
きには、貼着されている荷札を美麗にパツケージ
表面より剥がして、同じ箇所に他の荷札を貼り付
ける必要性がある。 ところが、従来の荷札10は、第9図Iに示す
如く、1層の荷札片10aの裏面に粘着剤層10
bが形成されてなる。その粘着剤層10bの粘着
力により貼り付けられた荷札は、第9図に示す
如く、パツケージ等の表面より引き剥がすと、荷
札のみが引き剥がされずに、ダンボール箱等のパ
ツケージの表面の一部11も一緒に引き剥がされ
てしまい、再利用しようとしているパツケージ等
の表面を損傷して、再利用に不便をきたすような
ものである。 (考案が解決しようとする問題点) そこで、荷札が貼られたパツケージ等を再利用
しようとすれば、美麗に荷札をパツケージ等の被
貼着物の表面より引き剥がすことができるような
構造とする必要性がある。 かかる問題点を解決するための手段としては、
合成樹脂フイルム製袋の中に荷札を入れ、この荷
札が貼られたパツケージ等を再利用しようとする
者が、袋内の荷札を入れかえて利用する方法も考
えられるが、コストも高く、袋内に荷札を収容す
る必要性がある等作業性が悪く、OCR等で袋内
の荷札の情報を読み取ることにも支障をきたすも
のとなる。 また、実開昭50−12062号公報には、ラベルな
どに使用される接着シートが開示されている。こ
の接着シートは、上側シートの片面に接着剤層を
設け、この接着剤層に剥離可能な下側シートを貼
着し、さらに下側シートの他面に接着剤層を設け
て成る接着シートである。この接着シートでは、
それをたとえば段ボールなどの被貼着体に貼着し
た後、上側シートを剥離することができる。 ところが、実開昭50−12062号公報に開示され
ている接着シートでは、上側シートがその片面に
設けられている接着剤層とともに剥離されるた
め、剥離した上側シートがその接着剤層によつて
他の部分に不用意に接着されてしまう場合があ
り、上側シートを剥離する際に注意が必要であ
る。 それゆえに、この考案の主たる目的は、袋等の
ような他物を必要とせず、表面は、従来の1層構
造の荷札と変わらず、自動読み取りも可能である
が、貼着された後被貼着物を再利用しようとする
ときには、表面の層のみを引き剥がして、新しい
下層の面を表面に露出させ、全く新しい面として
貼着面を利用することができしかも、剥離した表
面の層が他の部分に貼着されない、荷札を提供す
ることである。 (問題点を解決するための手段) この考案は、第1の層と、前記第1の層の主面
に積層された第2の層と、前記第1の層と第2の
層の間に積層された剥離剤層と、前記第2の層の
主面に積層された接着剤層と、前記第2の層の接
着剤層側主面に積層された剥離シートとを含む、
荷札である。 (作用) 接着剤層は、荷札を、被貼着材の表面に接着す
る接着力を与えている。 第2の層は、第1の層が剥がされた場合、荷札
の新たな面を現す。 剥離剤層は、第2の層と第1の層とを剥離が容
易なようにしている。 第1の層は、荷札の初期状態を保持するととも
に、第2の層が切れたり引き裂かれたりするのを
防いでいる。 (考案の効果) この考案によれば剥離剤層を介して、第2の層
と第1の層とが仮着されているので、第1回目の
使用時には、第1の層が荷札としての役割を果た
し、袋等の中に入れる必要性も存しないので、
OCR等での自動読み取りも可能である。 被貼着材たるパツケージ等を再利用するときの
第2回目の使用時には、第1の層を引き剥がし
て、新しい面を保有する下層にあつた第2の層の
面を表面に露出させ、全く新しい面として貼着面
を利用することができる。 また、剥離される第1の層の主面に剥離層が積
層されているため、剥離した第1の層が他の物品
に不用意に貼着されない。 この考案の上述の目的は、その他の目的、特徴
および利点は、図面を参照して行なう以下の実施
例の詳細な説明から一層明らかとなろう。 (実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。この実施例の荷札10は、剥離シート12上
に仮着されており、接着剤層14、第2の層1
6、剥離剤層18および第1の層20が、順次積
層されてなる。そして、第1の層20の表面には
印刷層24が形成され、また、第2の層16の接
着剤層14側主面にも印刷層22が形成されてい
る。 また、第1の層20の剥離剤層18側主面に
は、銀刷等のベタ印刷層23が形成され、第2の
層16の接着剤層14側表面にも印刷層22が形
成されている。従つて、印刷層23によつて、隠
ぺい力が増して第1の層20側より印刷層22が
透視することができなくなり、しかも剥離剤層1
8の塗膜安定を図ることができる。もつとも、印
刷層22,23,24は形成しなくてもよい。 なお、この明細書においては、それぞれの場合
に応じて最適なものを挙示して、シート、フイル
ムおよびその均等物を総称し、「シート」または
「フイルム」と表現している。また、「シート」と
いつても枚葉型のもののみを指称するのではな
く、巻取型(ウエブ)のものも含まれることは、
勿論である。 第1の層20は、第1回目の荷札として情報を
記入する表面を有し、荷札の役割を果たすととも
に第2の層16が切れたり引き裂かれたりするの
を防止するために形成されたものであり、剥離剤
層18を介して第2の層16と仮着されている。
なお、第1の層の例としては、たとえば紙、合成
紙、フイルム又はアルミホイルなどがあげられる
が、この荷札10を折り曲げて貼着部分に貼着す
るようなときに、第2の層16の接着力に抗し
て、第1の層20が元の状態に復元しようとして
剥離しないような比較的柔軟なものを選択すると
よい。 第2の層16は、ウレタン樹脂やEVA樹脂、
その他PVA、塩酢ビ、アクリル等の樹脂を剥離
剤層18の表面にコーテイングして形成される。
なお、第2の層16の他の例としては、比較的弱
い力を加えることによつて切つたり引き裂いたり
できるように形成された、金属粉末が合成樹脂に
混融されてなる合成樹脂をコーテイングした樹脂
層などもあげられる。 剥離剤層18は、第2の層16と第1の層20
とを再貼着不可能な状態に剥離することが容易に
なるように形成されたものであり、たとえばシリ
コン樹脂、フツ素樹脂、ワツクスなどの剥離剤を
塗布してなり、第2の層16と第1の層20との
間に形成される。 接着剤層14は、荷札10に接着力を与えるた
めのものであり、たとえば感圧性接着剤などの接
着剤からなり、剥離シート12と第2の層16間
に形成される。 剥離シート12は、接着剤層14を保護するた
めのものであり、たとえば紙、合成樹脂シートな
どからなる剥離紙を含み、紙等の基材の表面にた
とえばシリコンなどの剥離剤が塗布印刷されてな
る剥離層12aが形成されている。 なお、この荷札10は、第1の層20を剥離剤
層18にて第2の層16から剥離せしめるのに要
する力をaとし、接着剤層14が被貼着材に接着
されたときの被貼着材との接着力をbとし、剥離
シート12を接着剤層14より剥離せしめるのに
要する力をcとすると、各々の部分の剥離に要す
る力が、式c<a<bを満たすように構成する。 使用するには、まず、荷札10を剥離シート1
2より剥がし、接着剤層14によつて、たとえ
ば、第8図に示す如く荷物のパツケージの表面部
分に貼着する。 このように第1の層20および第2の層16な
どからなる荷札10が貼着されたパツケージを再
利用するために第1の層を剥がすときには、第1
の層20が第2の層16に剥離剤層18を介して
弱く仮着され、一方、第2の層16がパツケージ
の貼着部分に接着剤層14で強く接着されている
ので、荷札10を剥がそうとすれば第1の層20
しか剥がすことができず、第2の層16が接着剤
層14とともに貼着部分に貼着されたまま残る。
したがつて、第1の層20を剥離した後に、再び
第2の層16が現れ、無記入の新しい面が現れる
ことになり、新規な面を新しい荷札として再利用
することが可能となる。 第2図および第3図は、この考案の実施例に用
いる積層体を製造するための装置の一例を示す図
解図である。 この表面基材30は、第1の層20の上に、剥
離剤層18および第2の層16を、その順序で積
層したものである。 装置100は、ウエブ状の第1の層20を形成
する基材20aをロール状に保持するための保持
ローラ102を含む。保持ローラ102の保持さ
れた基材20aは、その一端がときほどかれて、
剥離剤塗布装置104に導かれる。 剥離剤塗布装置104は、基材20aの表面ま
たは裏面に、たとえば、シリコン樹脂、フツ素樹
脂などの剥離剤18aを印刷塗布するためのもの
であり、2つのローラ104aおよび104bを
含む。ローラ104aは、その下部がパン104
cに溜めた剥離剤18aに浸漬されている。した
がつて、ローラ104aおよび104bを回転さ
せることによつて、ローラ104bと他のローラ
との間に導かれた基材20aの表面に剥離剤18
aが、印刷塗布される。なお、剥離剤塗布装置1
04としては、グラビアロールコーター、リバー
スロールコーター等を用いてもよく、又、オフセ
ツト印刷機、スクリーン印刷機などの公知の印刷
機を用いてもよい。 なお、ベタ印刷層23を第1の層20の剥離剤
層18側主面に形成する場合には、剥離剤層18
を形成する前に、印刷しておく必要があることは
勿論である。 そして、剥離剤18aが印刷塗布された基材2
0aは、たとえばヒータを含むドライヤー106
に導かれる。ドライヤー106では、基材20a
に印刷塗布された剥離剤18aが乾燥されて剥離
剤層18として形成される。このように剥離剤層
18が形成された基材20aは、巻き取り装置1
08に導かれる。 ロール状に巻き重ねられた基材20aは、第3
図に示された別の樹脂16aの積層装置110に
装填される。 積層装置110は、2つのローラ112および
114を含む。ローラ112は、その下部がパン
116に溜めたウレタン樹脂またはEVA樹脂等
の樹脂16aに浸漬されている。したがつてロー
ラ112および114を回転させることによつ
て、それらの間に導かれた基材20aの剥離剤層
18の表面に、樹脂16aが印刷塗布される。そ
して、樹脂16aがコーテイングされた基材20
aは、さらにドライヤー120に導かれ、乾燥固
化される。これによつて、第1の層20の表面上
の剥離剤層18の表面に、樹脂16aがコーテイ
ングされて、第2の層16が形成された表面基材
30が形成される。そして、この表面基材30
は、つぎの印刷装置130に送られる。印刷装置
130は、たとえばオフセツト印刷機などの公知
の印刷機からなり、表面基材30の移送経路に設
けられる。そして、この印刷装置130によつて
第2の層16の表面に、たとえば「荷受人」「荷
送人」の文字などを印刷した印刷層22が形成さ
れる。また、例えばパツケージ当の被貼着材の表
面にあらかじめ「荷受人」「荷送人」等の荷札と
して情報記入部分である所定の画線を印刷してお
き、第1の層20を剥がしたとき、第2の層16
を通して、被貼着材に形成された画線を透視し得
るようにすれば、印刷層22を形成しなくてもよ
い。 このようにして印刷層22が形成された表面基
材30は、巻き取りローラ140によつてロール
状に巻き取られ保持される。 第4図は第2図に示した表面基材30を用い
て、さらに接着剤層14および剥離シート12を
積層するための装置の一例を示す図解図である。 装置150は、塗布装置152を含む。 塗布装置152は、剥離シート12の表面に接
着剤14aを塗布するためのものであり、メイン
ローラ154と該メインローラ154に対向して
設けられたローラ156を含む。そして、メイン
ローラ154はその下部がパン158に溜められ
た接着剤14aに浸漬されており、メインローラ
154とローラ156とに挟まれている剥離シー
ト12の剥離剤層12aの表面に、メインローラ
154で接着剤14aが塗布される。 そして、接着剤14aが印刷塗布された剥離シ
ート12は、たとえばヒータを含む乾燥機122
に導かれる。乾燥機122では、剥離シート12
に印刷塗布された接着剤14aが乾燥されて接着
剤層14として形成される。このように接着剤層
14が形成された剥離シート12は、表面基材3
0の積層装置160に導かれる。 表面基材積層装置160は、剥離シート16と
接着剤層14との積層体の接着剤層14上に、表
面基材30を積層するためのものであり、表面基
材30をロール状に保持するための保持ローラ1
62を含む。ロール状に保持された表面基材30
は、その一端がときほどかれ、ローラ164およ
び166間に導かれる。このとき、これらのロー
ラ164および166間には、その上に接着剤1
4aが塗布された積層体32が導かれていて、そ
のために、これらのローラ166および164間
では、表面基材30と剥離シート12とが接着剤
層14を挟んで重ね合わされる。このようにし
て、剥離シート12および接着剤層14との積層
体32が重ね合わされた表面基材30は、巻き取
りローラ168に導かれる。 次に、剥離シート12が接着剤層14をもつて
積層された表面基材30は、荷札を製造するため
の装置に導かれる。第5図は、荷札を製造するた
めの装置の一例を示す図解図である。 かかる装置170は、剥離シート12が接着剤
層14をもつて積層された表面基材30の巻き重
ね体を装填する保持装置172を含む。保持装置
172より引き出された表面基材30と積層体3
2とからなる積層物は、印刷装置132に導かれ
る。 また、印刷装置132は、印刷装置130と同
様に、たとえばオフセツト印刷機などの公知の印
刷機からなる。そして、この印刷装置132よつ
て、第1の層20の表面に、たとえば「荷受人」
「荷送人」等の画線が印刷された印刷層24が形
成される。 このようにして印刷層24が形成された積層物
は、型抜機174に導かれる。型抜機174は、
切刃を有するいわゆるダイカツタを含み、このダ
イカツタによつて、第1の層20、剥離剤層1
8、第2の層16および接着剤層14に適宜な形
状の切目が入れられる。 なお、型抜機174は、切刃付きロールいわゆ
るダイロールを用いたものであつてもよい。 切目が入れられた第1の層20等を含む表面基
材30は、ローラ176aおよび176bで不要
部分と荷札10(必要部分)とに分けられ、その
不要部分がかす取りローラ180によつてロール
状に巻き取られ、荷札10(必要部分)は剥離シ
ート12に仮着されたまま巻き取りローラ178
によつてロール状に巻き取られる。 なお、型抜機174および巻き取りローラ17
8の代わりに、切目形成機を設けてもよい。この
切目形成機は、切刃を含む。この切刃は、第1の
層20、剥離剤層18、第2の層16および接着
剤層14に切目を入れて各荷札10に分離するた
めのものである。 ここで、更に具体的に述べると、つぎの如くで
ある。 (1) 第1の層として厚さ70μ程度の上質紙を用
い、剥離剤層を形成する剥離剤として東レ株式
会社製シリコン樹脂を用い、硬化剤とともにコ
ーテイングした後、ドライヤーにて焼付して剥
離剤層を形成する。次に、この剥離剤層の上に
第2の層を形成する下記の表−1のEVA樹脂
を厚さ約5〜50μとなるようにコーテイングす
る。このときEVA樹脂を剥離剤層より剥がす
のに要した力(a)は100gであつた。このように
して作成された第1の層と第2の層の複層品を
基準として、四国製紙製離型紙に東洋インク製
アクリル粘着剤(BPS−5127)を乾燥被膜厚
5〜50μとなるようにコーテイングして剥離シ
ートを製造する。しかる後、前記複層品と貼合
した。このとき粘着剤から離型紙を剥がすのに
要する力(c)は10gであつた。かくして構成され
た感圧粘着紙を荷札化して被貼着材(紙函、プ
ラスチツク等)に貼り付けた。このときの被貼
着材への接着力(b)は1500gであつた。貼り付け
られた荷札を無理に被貼着材より剥がそうとし
たところ第1の層の紙のみが先に剥がされてし
まつた。
【表】
【表】 用いてもよい。
また、武田薬品株式会社製ウレタン樹脂を第2
の層としてコーテイングし、その他は前記例と同
様にしたときも同じような結果が得られた。 (2) 第1の層として厚さ70μ程度のコート紙を用
い、剥離剤層を形成する剥離剤としてワツクス
を塗布乾燥させた。つぎにこのワツクスの上に
第2の層を形成するウレタン樹脂またはEVA
樹脂等を厚さ約5〜50μとなるようにコーテイ
ングする。このときウレタン樹脂またはEVA
樹脂をワツクス面より剥がすのに要した力(a)は
100gであつた。このようにして作成されたコ
ート紙と第2の層との複層品を基材として離型
紙に粘着剤を乾燥被膜厚5〜50μとなるように
コーテイングした剥離シートと貼合した。この
とき粘着剤から離型紙を剥がすのに要する力(c)
は10gであつた。かくして構成された感圧粘着
紙を荷札化して被貼着材(紙函、プラスチツク
等)に貼り付けた。このときの被貼着材への接
着力(b)は1500gであつた。貼り付けられた荷札
を無理に被貼着材より剥がそうとしたところ第
1の層の紙のみが先に剥がされてしまつた。 第6図はこの考案の他の実施例を示す断面図で
ある。この実施例の荷札10は、特に、第2の層
16が前記第1図の実施例と異なつて剥離剤層1
8にコーテイングされて形成されたのではなく、
第2の層16の表面に形成された接着剤層16a
の接着力をもつて、剥離剤層18に重ね合わせ接
着されている。 第2の層16は、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ウレタン等の樹脂からなるフ
イルムをもつて形成され、接着剤層16aは、剥
離シート12に積層された接着剤層14より接着
力の弱い、接着剤16a′をもつて形成されたので
ある。 第7図は、第2図に示した第1の層20
と剥離剤層18の積層体を用いて、第6図に示し
た第1の層20、剥離剤層18および第2の層1
6からなる表面基材30を製造するための装置の
一例を示す図解図である。 この装置においては、第3図に示した装置とは
異なり、樹脂16aをコーテイングする積層装置
110に代えて、フイルム16を第1の層20の
表面の剥離剤層18表面上に、重ね合わせ積層す
る積層装置110′が設けられている。 積層装置110′は、フイルム16を巻き重ね
た巻き重ね体を装填する装置を含み、この巻き重
ね体から引き出されたフイルム16は2つのロー
ラと接着剤16a′を貯めるパンを含む、接着剤塗
布装置116′に導き、接着剤16a′を2つのロ
ーラの回転に伴いフイルム16の表面に塗布した
後、2つのローラ112′および114′の間に導
かれ、別途導かれた第1の層20の剥離剤層18
の表面に、フイルム16がその表面の接着剤層1
6a面によつて重ね合わせ接着される。そして、
接着装置119に導く。接着装置としては、接着
剤16aとして、PVA系、酢ビ系、アクリル系
等の水溶性樹脂を含む接着剤あるいは塩酢ビ、ウ
レタン、アクリル等からなる溶剤型接着剤を用い
る場合は、「乾燥器」を用い、ゴム系、EVA系の
ホツトメルト型接着剤を用いる場合は、「冷却器」
を用いる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。第2図および第3図は、この考案の実施例に
用いる積層体を製造するための装置の一例を示す
図解図である。第4図は第2図に示した表面基材
30を用いて、さらに接着剤層14および剥離シ
ート12を積層するための装置の一例を示す図解
図である。第5図は、荷札を製造するための装置
の一例を示す図解図である。第6図はこの考案の
他の実施例を示す断面図である。第7図は、第2
図に示した第1の層20と剥離剤層18の積層体
を用いて、第6図に示した第1の層20、剥離剤
層18および第2の層16からなる表面基材30
を製造するための装置の一例を示す図解図であ
る。第8図は、この考案にかかる荷札の使用方法
を示す斜視図である。第9図は従来例を示す図解
図である。 図において、10は荷札、12は剥離シート、
14は接着剤層、16は第2の層、18は剥離剤
層、18aは剥離剤、20は第1の層、20aは
基材、22,23,24は印刷層、30は表面基
材、32は積層体、102は保持ローラ、104
は剥離剤塗布装置、104a,104bはロー
ラ、104cはパン、108は巻き取り装置、1
10は積層装置、120はドライヤー、122は
乾燥装置、130,132は印刷装置、140は
巻き取りローラ、150は装置、152は塗布装
置、154はメインローラ、156はローラ、1
58はパン、160は表面基材積層装置、162
は保持ローラ、164,166はローラ、168
は巻き取りローラを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 第1の層と、 前記第1の層の主面に積層された第2の層
    と、 前記第1の層と第2の層の間に積層された剥
    離剤層と、 前記第2の層の主面に積層された接着剤層
    と、 前記第2の層の接着剤層側主面に積層された
    剥離シートとを含む、荷札。 2 前記第2の層は、樹脂をコーテイングした樹
    脂層を含む、実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の荷札。 3 前記樹脂層はウレタン樹脂をコーテイングし
    た樹脂層を含む、実用新案登録請求の範囲第2
    項記載の荷札。 4 前記樹脂層はEVA樹脂をコーテイングした
    樹脂層を含む、実用新案登録請求の範囲第2項
    記載の荷札。 5 前記樹脂層は、合成樹脂フイルムを重ね合わ
    せてなる合成樹脂層を含む、実用新案登録請求
    の範囲第2項記載の荷札。 6 前記剥離剤層はシリコン樹脂をコーテイング
    した層を含む、実用新案登録請求の範囲第1項
    ないし第5項のいずれかに記載の荷札。 7 前記第1の層は合成樹脂シートを含む、実用
    新案登録請求の範囲第1項ないし第6項のいず
    れかに記載の荷札。 8 前記第1の層は紙を含む、実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の
    荷札。 9 前記第1の層は、その主面に形成された印刷
    層を含む、実用新案登録請求の範囲第1項ない
    し第8項のいずれかに記載の荷札。 10 前記第1の層は、第2の層側主面に形成され
    たベタ印刷層を含む、実用新案登録請求の範囲
    第9項記載の荷札。 11 前記第2の層は、少なくとも一方主面に形成
    された印刷層を含む、実用新案登録請求の範囲
    第1項ないし第10項のいずれかに記載の荷札。
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