JPH05351Y2 - - Google Patents

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JPH05351Y2
JPH05351Y2 JP1987121736U JP12173687U JPH05351Y2 JP H05351 Y2 JPH05351 Y2 JP H05351Y2 JP 1987121736 U JP1987121736 U JP 1987121736U JP 12173687 U JP12173687 U JP 12173687U JP H05351 Y2 JPH05351 Y2 JP H05351Y2
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JP
Japan
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polyurethane
elongation
stretchable
fabric
nonwoven fabric
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JP1987121736U
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JPS6427231U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はゼツケン、ワツペン或いはひざ当て、
ひじ当てに用いられる伸縮性および通気性を有す
る接着性シートに関する。
(従来の技術) 伸縮性布帛にポリウレタン不織布を貼り合わせ
たシートの片面にホツトメルト接着剤をドツト状
に付着させた伸縮性接着性シートが知られてい
る。このシートは家庭で容易に加工できるゼツケ
ン、ワツペン或いはひざ当て、ひじ当てとして利
用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のシートは、ホツトメルト接着剤として共
重合ナイロン、共重合ポリエステル或いはエチレ
ン酢ビ共重合体などの伸縮性のない接着剤を用い
ているため、貼り合わせた後に伸縮性が損われる
ものであつた。伸縮性を保つためには接着剤をた
とえばドツト状の如く隙間があるように付着させ
る必要がある。しかしながらこのようなシートを
伸縮性のある衣服に貼りつけた後伸長すると、接
着剤のある部分とない部分に斑を生ずるため見苦
しく、またホツトメルト接着剤の塊が凹凸となつ
て、感じられ感触も硬くなるという問題点があつ
た。
本考案の目的は通気性、柔軟性があり、且つ接
着加工後の均一性に優れた伸縮性接着性シートを
提供するにある。
(問題点を解決するための手段) すなわち本考案は、伸度が200%以上であり、
かつ100%伸長回復率が85%以上のポリウレタン
不織布の片面に、少なくとも一方向の伸び率が10
%以上の布帛を、他の片面にホツトメルトポリウ
レタンウエブを積層、接合してなる伸縮性接着性
シートである。
本考案に用いられるポリウレタン不織布として
は、熱可塑性ポリウレタンよりなるスパンボンド
不織布が好適である。このような不織布の性能と
しては、たとえば 目付 10〜150g/m2 強度 0.1〜1.2Kg/cm 伸度 200%以上 100%伸長回復率 85%以上 のものが好適である。該ポリウレタン不織布の伸
度が200%未満、あるいは100%伸長回復率が85%
未満の場合には、他の伸縮性布帛と貼り合わせた
物の伸縮性、回復性が劣るものとなり好ましくな
い。
本考案に用いられる伸縮性布帛は少くとも一方
向の伸び率が10%以上であり、好ましくは20%以
上である。伸び率が10%より小さいときは貼り合
わせ加工後の伸度が小さくなる。本考案に於ける
伸び率とは、巾5cmの試料に1.5Kgの荷重をかけ
1分間放置したときの伸び率を意味する。本考案
に用いられる伸縮性布帛は編物であつても、織物
であつてもあるいは不織布であつてもよいが、経
編布および緯編布は伸び率が大きいため好適であ
る。弾性糸を交編したツーウエイトリコツトは特
に好ましい。
本考案に用いられるホツトメルトポリウレタン
ウエブとしては、加工温度80〜135℃のエステル
系ポリウレタンが好ましい。こゝに加工温度とい
うのはホツトメルトポリウレタンウエブの熱融着
に敵する加工温度を意味する。加工温度が低いと
きは実用上問題があり、一方高すぎるとポリウレ
タン不織布や伸縮性布帛の物性を損い好ましくな
い。本考案に用いるホツトメルトポリウレタンの
形状はウエブ状である。こゝにウエブ状とはラン
ダムなくもの巣状のあういは規則性のある網目状
を含むものである。フイルム状の場合は通気性が
ないため好ましくない。またドツト状、パウダー
状等は、貼り合わせ加工後の製品を伸長したとき
に表面に凹凸を生じやすく好ましくない。
ホツトメルトポリウレタンウエブの伸度は100
%以上、100%伸長回復率は85%以上が好ましい。
伸度、回復率が低いときは貼り合わせ加工後の製
品の伸び率が低くなり、柔軟性も損われる。ホツ
トメルトポリウレタンウエブは通常5〜50g/m2
のものが用いられるが、使用する伸縮性布帛ある
いは貼り付けようとする伸縮性の衣服の目付に応
じて適宜選定すればよい。
本考案の伸縮性接着性シートはたとえば以下の
方法で制作することができる。
たとえば緯方向の伸び率が128%、目付290g/
m2のナイロンとスパンデツクスからなるツーウエ
イトリコツトと伸度560%、100%伸長回復率92
%、目付50g/m2のポリウレタン不織布とをアク
リル系接着剤を用いてフオームコート法で接着
し、伸縮性積層シートを得た。このシートのポリ
ウレタン不織布の側に目付15g/m2、加工温度
115℃のホツトメルトポリウレタンウエブを積層
し、120℃で熱処理して接合した。
このようにして得られた伸縮性接着性シートを
短径10cm、長径20cmの長円形に裁断し、スポーツ
用ニツト上衣のひじ部に家庭用アイロンでプレス
して貼り付けたところ、ひじ部が補強され、しか
も着用時の腕の動きも妨げられることなく、伸長
時に不均一を生ずることもなかつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の伸縮性接着性シートの断面図
で、1は伸縮性布帛、2はポリウレタン不織布、
3はホツトメルトポリウレタンウエブを表す。第
2図は本考案のシートの使用例を示す図で、4は
伸縮性素材からなるズボン、5は本考案の伸縮性
接着性シートを表す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 伸度が200%以上であり、かつ100%伸長回復
    率が85%以上のポリウレタン不織布の片面に、
    少なくとも一方向の伸び率が10%以上の伸縮性
    布帛を、他の片面にホツトメルトポリウレタン
    ウエブを積層、接合してなる伸縮性接着性シー
    ト。 (2) ポリウレタン不織布が熱可塑性ポリウレタン
    弾性体よりなるスパンボンド不織布である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のシート。 (3) ホツトメルトポリウレタンウエブが加工温度
    80〜135℃のエステル系ポリウレタンよりなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のシート。 (4) 少なくとも一方向の伸び率が10%以上の布帛
    がツーウエイトリコツトである実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のシート。
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