JP2675326B2 - ウレタンフイルムを有するマーク用生地およびその製造方法 - Google Patents

ウレタンフイルムを有するマーク用生地およびその製造方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はウレタンフイルムを有するマーク用生地およ
びその製造方法に関し、一層詳細には、体操着、ユニホ
ームのような強制的に且つ頻繁に伸縮する本体に係着さ
れてこれと共に伸縮し、しかも、洗濯等の状況下にも容
易に剥離されることのない取付に簡便なマーク用生地に
関する。
[発明の背景] 従来から、例えば、野球、サッカーのように複数の選
手がチームを構成して競技を行うためにユニホームが好
適に用いられている。その際、自らの所属するチームを
表すために所定の文字乃至模様でデザインされたマーク
地を当該ユニホームに付すのが一般的である。
現在、マーク地をユニホームに装着する場合、糸によ
る係着よりも寧ろマーク地の裏にラミネートされたホッ
トメルト剤を加熱することによって溶融し、マーク地並
びにユニホーム本体内に当該ホットメルト剤を含浸させ
てアンカー効果によって両者を一体化している。然しな
がら、現在普及しているレオタード、スイムスーツのよ
うに極めて縦横に伸縮性の富む布地を利用するユニホー
ムに対して通常の布地からなるマーク地を貼着する時、
その伸縮性の差異によってマーク地の部位が引きつれ、
容易にマーク地自体が剥離する原因となっている。しか
も、マーク地がユニホームの胸部全体に一連にわたって
係着される自、その引きつれ部位が極めて大きくなり、
これを着衣する選手等に所望の動作を許容しなくなり、
動作が阻害される虞もある。さらに、従来のホットメル
ト剤ではその固化の後、伸縮力がなくなるためにマーク
地の貼着部位も貼着後の状態を考慮に入れなければなら
ない等の不都合が指摘されている。これは、マーク地に
よってユニホーム等に引きつれて起こさせないために当
該マーク地の貼着部位を慎重に選択しなければならない
ことを意味する。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、伸縮性に富むマーク地に溶融後も伸縮力のあ
るホットメルト剤をラミネートし、このように構成され
るマーク地を伸縮力に富む布地に貼着することによりマ
ーク地係着後も伸縮力に富み、且つ容易に剥離すること
のない、しかも過激な動作にも十分耐用性のあるウレタ
ンフイルムを有するマーク用生地およびその製造方法を
提供するにある。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、伸縮するマ
ーク地の片面に対し、ウレタン樹脂製のフイルムからな
るホットメルト剤をラミネートすることを特徴とする。
また、本発明は、第1ローラに巻回積層され弛緩区域
を通過して搬送された布地と、第2ローラに巻回積層さ
れたウレタンフイルムとを重畳して積層する工程と、 同期的に回転する加熱ドラムとコンベアとの間に積層
された前記布地およびウレタンフイルムを導入し、その
押圧作用下に前記布地に対して前記ウレタンフイルムを
貼着する工程と、 一体的に貼着された前記布地およびウレタンフイルム
を冷却手段を介して冷却する工程と、 を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、第1ローラに巻回積層され弛緩区
域を通過して搬送された布地と、第2ローラに巻回積層
されたウレタンフイルムとを重畳して積層する工程と、 同期的に回転する加熱ドラムとコンベアとの間に積層
された前記布地およびウレタンフイルムを導入し、その
押圧作用下に前記布地に対して前記ウレタンフイルムを
貼着する工程と、 一体的に貼着された前記布地およびウレタンフイルム
を冷却手段を介して冷却する工程と、 を有する方法によって製造されることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るウレタンフイルムを有するマーク
用生地およびその製造方法について好適な実施態様を挙
げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
図において、参照符号10は、例えば、ナイロン80%、
ポリウレタン20%の混紡繊維からなる布地を示す。この
布地10は好適には東洋紡株式会社のKNZ2050WFからな
る。この布地10に対しホットメルト剤としてウレタンか
らなるフイルム12をラミネートする。フイルム12の厚さ
は100μmで重量は略110乃至120g/cm2である。ホットメ
ルト剤としては融点が80℃乃至130℃のものを選択する
と好適である。特に、ウレタン樹脂をホットメルト剤と
して選択したのは弾性に富み且つ柔軟な性状を呈するか
らに他ならない。
次に、布地10に対しホットメルト剤からなるフイルム
12をラミネートする方法につき第2図を参照して説明す
る。
ローラ14に巻回積層される布地10を弛緩区域16を経て
ウレタンからなるフイルム12と重畳する。ウレタンフイ
ルム12はローラ20に巻回され図示しない回転駆動源の駆
動操作下に強制的に送り出され、布地10と積層される。
この時、布地10、フイルム12にはテンションをかけるこ
とはない。いずれに対しても伸長作用を及ぼさないため
である。
そこで、このように積層された布地10とフイルム12と
は加熱ドラム26に指向して搬送される。加熱ドラム26の
周囲にはエンドレスの不織布を搬送手段とするコンベア
28が設けられ、当該加熱ドラム26とコンベア28の駆動は
同期的に遂行される。すなわち、加熱ドラム26の回転速
度Vとコンベア28の駆動速度vは同一に選択されてい
る。従って、このコンベア28と加熱ドラム26との間に導
入された布地10に対してフイルム12は強制的に押圧され
ることによってラミネートされることになる。この時、
加熱ドラム26は適当な温度に加熱されているためにフイ
ルム12は容易に布地10に貼着される。然しながら、その
温度は当該フイルム12自体を溶融する程のものではな
い。
このように重畳された布地10とフイルム12とは次いで
ブロア等の冷却手段30によって冷却された上で巻取ロー
ラ32に巻き取られる。長尺な布地10のフイルム12とは所
定の形状に沿って切断され、レオタード等のユニホーム
地40を構成する布地に貼着される。すなわち、第1図並
びに第3図に示すように、ユニホーム地40にウレタンフ
イルム12側が接するように設置し、次いで、布地10側か
らアイロン等で加圧加熱する。この結果、フイルム12を
構成するウレタンは溶融して布地10とユニホーム地40に
含浸され、所定時間経過後に固化する。すなわち、ウレ
タンフイルム12は溶融することによって布地10とユニホ
ーム地40とに対しアンカー効果を生ずる(第4図参
照)。
然しながら、ウレタン自体は固化後も弾性に富み且つ
柔軟である。このため、布地10が貼着されたユニホーム
地40はそれを着用するものが過激な運動をした場合であ
っても布地10、ユニホーム地40と共にこのホットメルト
剤も相対的に伸縮し、従って、布地10からなるマークが
ユニホーム地40の胸部または背部の全般にわたって貼着
されている場合であっても、特に引きつれることなく十
分に自由な動作を確保することが可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、マーク地をユニホー
ム等の伸縮するものに貼着する時、ホットメルト剤とし
てウレタン樹脂製のフイルムをラミネートするように構
成している。ウレタン樹脂製のフイルムは貼着後も十分
な弾性を保持し且つ柔軟性に富む。このため、マーク地
自体を伸縮性に富む布地のものから採択すれば、貼着後
も十分な伸縮性が確保出来、動作の容易性が得られ、し
かも、ホットメルト剤としてのウレタンフイルムの溶融
によるアンカー効果でユニホーム地からマーク地が剥離
することを好適に回避出来る。従って、耐用性に富むマ
ーク地が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図はウレタン樹脂をラミネートした布地をユニホー
ム地に載置した状態の概略縦断説明図、 第2図は本発明に係るウレタンフイルムを有するマーク
用生地の製造方法を示す概略工程図、 第3図は本発明に係るマーク地がレオタードに係着され
た状態の説明図、 第4図はウレタンが溶融することによってアンカー効果
を生じマーク地とユニホーム地に含浸した状態の縦断概
略説明図である。 10……布地、12……フイルム 14、20……ローラ、26……加熱ドラム 28……コンベア、30……冷却手段 40……ユニホーム地

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮するマーク地の片面に対し、ウレタン
    樹脂製のフイルムからなるホットメルト剤をラミネート
    することを特徴とするウレタンフイルムを有するマーク
    用生地。
  2. 【請求項2】第1ローラに巻回積層され弛緩区域を通過
    して搬送された布地と、第2ローラに巻回積層されたウ
    レタンフイルムとを重畳して積層する工程と、 同期的に回転する加熱ドラムとコンベアとの間に積層さ
    れた前記布地およびウレタンフイルムを導入し、その押
    圧作用下に前記布地に対して前記ウレタンフイルムを貼
    着する工程と、 一体的に貼着された前記布地およびウレタンフイルムを
    冷却手段を介して冷却する工程と、 を有することを特徴とするウレタンフイルムを有するマ
    ーク用生地の製造方法。
  3. 【請求項3】第1ローラに巻回積層され弛緩区域を通過
    して搬送された布地と、第2ローラに巻回積層されたウ
    レタンフイルムとを重畳して積層する工程と、 同期的に回転する加熱ドラムとコンベアとの間に積層さ
    れた前記布地およびウレタンフイルムを導入し、その押
    圧作用下に前記布地に対して前記ウレタンフイルムを貼
    着する工程と、 一体的に貼着された前記布地およびウレタンフイルムを
    冷却手段を介して冷却する工程と、 を有する方法によって製造されることを特徴とするウレ
    タンフイルムを有するマーク用生地。
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