JPH0534864U - スピニングリールのストツパ支持構造 - Google Patents

スピニングリールのストツパ支持構造

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JPH0534864U JP8357091U JP8357091U JPH0534864U JP H0534864 U JPH0534864 U JP H0534864U JP 8357091 U JP8357091 U JP 8357091U JP 8357091 U JP8357091 U JP 8357091U JP H0534864 U JPH0534864 U JP H0534864U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転枠のストッパを構成する係止爪の支持構
造を、回転枠停止時の停止反力にも耐えうるように、リ
ール本体の前壁の強固な部分に設定する。 【構成】 リール本体2の左側面に開閉蓋26を設ける
とともに、スプールの往復駆動用オシレーティング機構
を構成する螺旋軸をリール本体2の内部空間下端部の孔
2Aより挿通可能に構成し、係止爪の支持軸14を、リ
ール本体2の前壁における、開閉蓋26及び孔2Aから
離れた、右半部分に取り付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はリール本体の横一側面に開閉蓋を設けるとともに、回転枠の回転に連 れてスプールをスプール軸芯方向に一定ストロークで往復移動させるオシレーテ ィング機構を設け、このオシレーティング機構のスプール駆動用螺旋軸を、リー ル本体の前後方向に平行な前後向きで前記リール本体内に設置し、 前記回転枠駆動系に位置する回転歯に係合して前記回転枠を停止させる係止爪 を設け、前記係止爪を前記リール本体の前壁に、前記リール本体前後方向に平行 な支持軸で、取り付けてあるスピニングリールのストッパ支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、係止爪を支持する支持軸を、前記リール本体の前壁に取り付けるに、開 閉蓋と駆動用螺旋軸との位置関係を考慮して、取り付け構成したものは無かった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、開閉蓋が横一側面に形成されているために、リール本体の前壁におけ る開閉蓋側は、開閉蓋用の開口によって前壁自体の構造強度が開口のない側面側 に比べて弱くなっており、また、スプール駆動用螺旋軸の前端を枢支した部分に 近接して、係止爪用支持軸を取り付けるとすると、孔加工部が集中することにな り、そのために、リール本体の前壁の板厚を厚くしたり、裏面にリブを立てたり する、補強を施す等の対策を必要とし、何らかの改善策を必要としていた。 本考案の目的は、支持軸の配置に工夫を凝らすことによって、リール本体の前 壁に対する補強を極力減らして、簡素で軽量化したスピニングリールを提供する 点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による特徴構成は前記螺旋軸を、前記リール本体前壁の上下いづれかの 半部分に対応する位置に配置するとともに、前記係止爪の支持軸を、前記リール 本体前壁における、前記開閉蓋の設置位置より反対側で、かつ、前記螺旋軸より 離れた上下いづれかの半部分に取り付けてある点にあり、その作用効果は次の通 りである。
【0005】
【作用】
つまり、開閉蓋のない反対側の側壁に繋がることによって、開閉蓋を取り付け る側壁に比して強度の高い前壁における、開閉蓋設置位置より反対側部分に、支 持軸設置位置を選定することによって、開閉蓋設置位置側に設置する場合に比べ て、前壁の板厚を薄いものにでき、かつ、補強リブ等も少なくて済む。 しかも、支持軸設置位置を螺旋軸設置位置とは略対角をなす上下離れた半部分 位置に設定してあるので、リール本体の前壁を正面視した場合に支持軸を支持す る為の孔及び螺旋軸を組み付けるべく挿入する為の孔を、密接状態で配置するこ とがないので、前壁に掛かる負担を少なく出来、前壁の板厚を薄いものにでき、 かつ、補強リブ等も少なくて済む点を損なうことがない。
【0006】
【考案の効果】
したがって、配置位置を他の構成部品との関係において合理的に設定するだけ で、リール本体前壁の強度に意を配す必要はなく、その前壁を薄くかつ補強少な くできて、リール自体の軽量化に寄与できるものであり、それとともに、部品を 分散して配置できるので、リール全体としてコンパクトにできる。
【0007】
【実施例】
図4及び図7に示すように、ハンドル1を軸支したリール本体2よりスプール 軸3を延出するとともに、このスプール軸3にスプール4を遊嵌し、このスプー ル軸3とスプール4との間にドラグ装置5を設け、スプール4をスプール軸3に 一体化する。スプール軸3の基端部に筒軸6を遊嵌するとともに、筒軸6に回転 枠7を一体回転可能に装着し、筒軸6におけるリール本体2内に位置する部分に ピニオンギヤ9を形成し、このピニオンギヤ9とハンドル軸8に装着されたメイ ンギヤ10との咬合によって、ハンドル1操作による回転枠7の糸巻き取り作動 を行うことができ、回転枠7の回転作動に連れて一定ストロークで往復移動する オシレーティング機構Aを形成してスピニングリールを構成する。
【0008】 ドラグ装置5の止め付け構造について説明する。図6に示すように、スプール 4に前方に向けて開口する内部空間を形成し、その内部空間に摩擦多板5Aをス プール軸3に外嵌した状態で配置するとともに、ドラグ操作具11をナット12 を介してスプール軸3に螺着し、スプール4の内部空間出口に、この空間より摩 擦多板5Aが抜け出るのを防止するプッシュナット13を装着してある。プッシ ュナット13の替わりに、ボルトを用いてそのボルトの頭で摩擦多板5Aを受け 止め、摩擦多板5Aの前記空間からの抜け出しを阻止する構成を採ってもよい。
【0009】 次に回転枠7のストッパ機構Bについて説明する。図1に示すように、回転枠 駆動系に位置する回転歯として回転枠7の内周面に形成されたラチェット歯16 と、このラチェット歯16に咬合して回転枠7を停止させる係止爪としてのラチ ェット爪17とでストッパ機構Bを形成し、ラチェット爪17を正面視でリール 本体2の前面における左上半部分に、スプール軸3と平行な支持軸14で取り付 ける。一方、筒軸6における回転枠7の内部空間に突設した部分に、回転体15 を遊嵌するとともに、この回転体15に隣接して巻きバネ18を配置し、巻きバ ネ18の基端部を、筒軸6に外嵌固定したカラー28に遊嵌するとともに先端部 を回転体15に係止して、巻きバネ18と回転体15とを一体回転可能にしてあ る。つまり、巻きバネ18の基端部はカラー28に対して適度な圧接力で一巻き だけ巻回してあり、筒軸6の回転に連れて一体で回転する。又、回転体15の回 転角を一定角度に制限すべく止めピン19を設け、この止めピン19に回転体1 5が接当すると、巻きバネ18はカラー28に対して滑りを生じ、回転体15の 回転が停止する。更に、ラチェット爪17をバネ20で咬合付勢するとともに、 回転体15の一端をラチェット爪17に接当作用させて、ラチェット爪17を非 咬合姿勢に切換維持すべく構成する。
【0010】 以上のような構成より、回転枠7が糸巻き取り方向に回転すると、回転体15 が一定角度だけ回転し、ラチェット爪17に接当作用しそのラチェット爪17を ラチェット歯16より離れる非咬合姿勢に切り換えるとともに、回転枠7が糸繰 り出し方向に回転すると、回転体15が逆方向に一定角度だけ回転し、ラチェッ ト爪17より離間してそのラチェット爪17をラチェット歯16に咬合させる咬 合姿勢に切り換える。
【0011】 このストッパ機構Bを作用状態と非作用状態に切換操作する操作構造について 説明する。図4に示すように、リール本体2の後端より後方に突出するストッパ 摘み21を設け、ストッパ摘み21に連係する操作軸22を、リール本体2を前 後に貫通する状態でリール本体2に架設し、その操作軸22の先端をリール本体 2の前面を貫通させてラチェット爪17近くまで延出し、その延出端に切換カム 23を形成し、切換カム23でラチェット爪17における回転体15が作用する 一端とは異なる他端に接当して押さえラチェット爪17を非咬合姿勢に切り換え る。したがって、ストッパ摘み21を一方に操作すると、切換カム23がラチェ ット爪17に作用して非咬合姿勢に切り換え、回転枠7の糸繰り出し方向及び糸 巻き取り方向のいずれの方向へも回転可能なストッパ機構Bの非作用姿勢と、図 1に示すように、ストッパ摘み21を他方に操作すると、切換カム23がラチェ ット爪17より離れラチェット爪17の咬合姿勢への切り換わりを許容し、回転 枠7の糸繰り出し方向への回転を阻止し糸巻き取り方向への回転を許容するスト ッパ機構Bの作用姿勢とに切り換えできる。
【0012】 更に、操作構造について詳述すると、図4及び図5に示すように、操作軸22 とストッパ摘み21とを、夫々の相対向する端面に小判型凹凸部を形成して、連 結離脱自在に構成するとともに、連結状態で一体回転可能に構成する。ストッパ 摘み21の操作軸22との連結端にストッパ摘み21の軸芯よりも偏芯する突出 部21Aを形成し、リール本体2の後壁面に装着する際には、突出部21Aを下 向きで挿入し、挿入した状態で突出部21Aを上向きとなるように、ストッパ摘 み21を回転させて、突出部21Aを内壁面に接当させてストッパ摘み21の抜 け止め構造を形成する。 リール本体2の前面に、筒軸6を回転枢支するベアリング24を取り付けると ともに、このベアリング24の抜け出しを阻止するベアリング受け25をビス止 めしてある。ベアリング受け25上端に突出部25Aを形成し、この突出部25 Aを操作軸22先端の切換カム23の半月状カム面に下方から当てつけ、操作軸 22の回転によって、ラチェット爪17を咬合姿勢と非咬合姿勢とに切り換える 際の、操作軸22の回転限度を設定するストッパ面に、突出部25Aを形成して ある。
【0013】 図3に示すように、リール本体2の左側面に、その内部空間を開放可能な開閉 蓋26を取り付けるとともに、開閉蓋26の取り付け位置と、ラチェット爪17 の支持軸14とを左右反対側に設定する。また、オシレーティング機構Aを構成 するスプール駆動用螺旋軸27をリール本体2の前面下半部分の抜き孔2Aより 挿入可能に構成し、支持軸14と螺旋軸27とを上下反対方向に位置するように 設置し、回転枠7を停止させた際におおきな停止反力を受ける支持軸14を、リ ール本体2前面の強度の高い、開閉蓋26及び螺旋軸27との両者に対する反対 側に位置する半部分に設置してある。
【0014】 〔別実施例〕 支持軸14の設置位置としては、開閉蓋26に対して反対側で、螺旋軸27に 対して反対側に位置すれば、上下左右いずれの位置であってもよい。
【0015】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストッパ機構を示す縦断正面図
【図2】ストッパ操作軸及びベアリング受けを示す縦断
正面図
【図3】リール本体を示す分解斜視図
【図4】リール本体の内部構造を示す縦断側面図
【図5】ストッパ摘みと操作軸との連結状態を示す縦断
背面図
【図6】ドラグ構造を示す縦断側面図
【図7】スピニングリールの側面図
【符号の説明】
2 リール本体 4 スプール 7 回転枠 16 回転歯 17 係止爪 26 開閉蓋 27 螺旋軸 A オシレーティング機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の横一側面に開閉蓋
    (26)を設けるとともに、回転枠(7)の回転に連れ
    てスプール(4)をスプール軸芯方向に一定ストローク
    で往復移動させるオシレーティング機構(A)を設け、
    このオシレーティング機構(A)のスプール駆動用螺旋
    軸(27)を、リール本体(2)の前後方向に平行な前
    後向きで前記リール本体内に設置し、 前記回転枠駆動系に位置する回転歯(16)に係合して
    前記回転枠(7)を停止させる係止爪(17)を設け、
    前記係止爪(17)を前記リール本体(2)の前壁に、
    前記リール本体前後方向に平行な支持軸(14)で、取
    り付けてあるスピニングリールのストッパ支持構造であ
    って、 前記螺旋軸(27)を、前記リール本体前壁の上下いづ
    れかの半部分に対応する位置に配置するとともに、前記
    係止爪(17)の支持軸(14)を、前記リール本体前
    壁における、前記開閉蓋(26)の設置位置より反対側
    で、かつ、前記螺旋軸(27)より離れた上下いづれか
    の半部分に取り付けてあるスピニングリールのストッパ
    支持構造。
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