JP2550409Y2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2550409Y2
JP2550409Y2 JP8357191U JP8357191U JP2550409Y2 JP 2550409 Y2 JP2550409 Y2 JP 2550409Y2 JP 8357191 U JP8357191 U JP 8357191U JP 8357191 U JP8357191 U JP 8357191U JP 2550409 Y2 JP2550409 Y2 JP 2550409Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リール本体の前部に、
ハンドルからの動力によって駆動されるロータを配置
し、リール本体の内部に、ハンドルからの動力を往復駆
動力に変換してスプール軸に伝えるオシレーティング機
構を配置すると共に、このオシレーティング機構をハン
ドルからの動力によって駆動される螺軸、及び、この螺
軸の回転運動を往復作動力に変換してスプール軸に伝え
る摺動子夫々で構成し、又、リール本体の側部を開放す
る蓋部材を備えて成るスピニングリールの改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成されたスピニン
グリールとしては、特開昭61−242531号公報に
示されるものが存在し、この従来例では、ロータの駆動
力によって螺軸を駆動する系が形成されると共に、螺軸
をスプール軸と平行の姿勢で内装して成っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ここで、前述した従来
例について考えるに、この従来例では、小型の装置でス
プール軸を大きいストロークで作動させ、又、比較的強
力な駆動力が得られるという良好な面を有するものとな
っている。又、このオシレーティング機構では螺軸の回
転時には、摺動子の回転が阻止されている状態におい
て、この回転力を往復作動力に変換し得ることから、従
来、この種の摺動子では、その下面等の部位をリール本
体の内面に接触させて回転力(共回り力)の作用による
ガタツキを規制している。
【0004】しかし、このように、摺動子をリール本体
の内面に接触させただけの構造ではガタツキの発生を完
全に抑制することができず、レール状等のガイド部材を
リール本体の内部に備える等、適切な改善手段が望まれ
ている。又、このようにレール状等のガイド部材をリー
ル本体の内部に備える構造では、安定して摺動子を案内
できるものとなる反面、このガイド部材が比較的長い寸
法に形成されることから、リール本体の組立時、あるい
は、分解時にリール本体の内部への挿入、取り出しに手
間が掛かることも考えられ改善の余地がある。本考案の
目的は、摺動子をガイド部材で案内する構造により、摺
動子のガタツキの発生を抑制すると共に、このガイド部
材を簡単に着脱できるスピニングリールを合理的に構成
する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は、冒頭に
記したようにハンドルからの動力を往復駆動力に変換し
てスプール軸に伝えるオシレーティング機構を、ハンド
ルからの動力によって駆動される螺軸、摺動子夫々で構
成し、リール本体の側部を開放する蓋部材を備えて成る
スピニングリールにおいて、前記摺動子を案内するガイ
ド部材を、該摺動子の作動方向に沿った姿勢で形成し、
このガイド部材の少なくとも一方の端部の支持部を、前
記蓋部材の閉じ状態において、この蓋部材と前記リール
本体との挟み込みによって、ガイド部材のリール本体の
側部方向への移動を規制する接触保持型に構成して成る
点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】
【作用】上記特徴を例えば図1乃至図3に示すように構
成すると、リールの組立時には蓋部材25を開放した状
態で、ガイド部材26の端部を支持部Hの位置に配置
し、この状態で、蓋部材25を閉塞操作することによ
り、この端部がリール本体2と蓋部材25とに挟み込ま
れる状態となり、ガイド部材26の移動が規制されるも
のとなる。又、このガイド部材26を取り外す場合に
は、蓋部材25を取り外すだけの操作により、ガイド部
材26の規制が解除され、このガイド部材26を開放側
に取り出せるものとなる。
【0007】つまり、この考案では、ガイド部材26の
配置によって摺動子12のガタツキが抑制されるものに
なると同時に、蓋部材25によって開閉される開放部を
介して、このガイド部材26の着脱が可能になり、しか
も、ガイド部材26に対する特別の操作を行わずとも、
このガイド部材26の固定、分離も可能になるのであ
る。
【0008】
【考案の効果】従って、摺動子をガイド部材で案内する
構造により、摺動子のガタツキの発生を抑制すると共
に、このガイド部材を簡単に着脱できるスピニングリー
ルが合理的に構成できたのである。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に示すように、ハンドル1を備えたリール本
体2の前部にベール3を有したロータ4、及び、スプー
ル5夫々を配置すると共に、ハンドル軸6によって駆動
される駆動ギヤ7からの動力をピニオンギヤ8、筒軸9
夫々を介してロータ4に伝える伝動系、及び、ピニオン
ギヤ8からの動力を入力ギヤ10、螺軸11、摺動子1
2夫々で成るオシレーティング機構によって往復運動に
変換してスプール軸13に伝える伝動系を備えてスピニ
ングリールを構成する。
【0010】図4に示すように、前記ロータ4の内部に
は、このロータ4の内周に形成した複数の歯部4A‥
と、この歯部4A‥に係脱する爪体14と、この爪体1
4の姿勢を制御するカム体15とで成る一方向クラッチ
が備えられ、このクラッチはロータ4を釣り糸巻取り方
向に回転操作した場合に、前記筒軸9と一体回転する部
材に接触する状態で外嵌するバネ材16からの回転力が
カム体15に伝えられる結果、このカム体15の傾斜面
が爪体14の接当部14Aに接当して、爪体14を非係
合方向に作動させ、又、ロータ4が釣り糸繰り出し方向
に回転した場合には、カム体15の逆の動作力により、
このカム体15が爪体14の接当部14Bに接当し、爪
体14が歯部4A‥に係合してロータ4の逆転を阻止す
るよう構成されている。
【0011】尚、この一方向クラッチでは、前記筒軸9
を支承するベアリング17の押さえ板18に形成された
突出部18Aを、爪体14を支持する軸部19に接触さ
せて、この軸部19を補強するようにも構成され、又、
爪体14の姿勢を強制的に非係合姿勢に設定する制御軸
20をリール本体2の前面からの挿入で組立てられるよ
う、図1に示す如く、その後端を制御レバー21と嵌合
型に構成してあり、制御レバー21は抜け止め片22に
より脱落が阻止される。因みに、前記スプール5には糸
止め23が備えられ、この糸止め23は、図6に示すよ
うに、その一対の突出片23A,23Aをスプール5に
形成した開口5A,5Aに挿入することにより固定され
ると共に、一体的に形成されたクリック音発生用の音出
し片23Bをスプール軸13に外嵌するギヤ状の音出し
盤24の外周に接触させるよう構成されている。
【0012】又、このリールでは、図2及び図3に示す
ように、リール本体2の側部の開放部を閉塞する蓋部材
25を備えると共に、前記摺動子12に形成した貫通孔
12Aに挿通する状態で、この摺動子12を案内する杆
状のガイド部材26を、スプール軸13と平行姿勢で備
えて成り、このガイド部材26は、リール本体2の側に
形成した凹部2Aと、蓋部材25の内面に形成した突片
25Aとで成る支持部H,Hによって、その両端部を支
持している。つまり、このガイド部材26をリール本体
2に組付ける場合には、蓋部材25を開放した状態で凹
部2Aにガイド部材26を嵌め込み、この後、蓋部材2
5を閉じ操作するだけで、この蓋部材25の突片25A
と凹部2Aとの間にガイド部材26が挟み込まれる状態
で保持されるのである。
【0013】尚、図3にはガイド部材26の後端部にお
ける保持構造のみ表しているが、このガイド部材26の
前端部も同様に構成され、更に、このガイド部材26は
蓋部材25を開放操作するだけで取り外せるものとなっ
ており、又、前述したように制御レバー21の抜け止め
片22も、この蓋部材25の内面との接触で位置が固定
されるようになっている。
【0014】〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、ガイド部材を複数
形成して実施して良く、又、ガイド部材を摺動子の外面
に接触するよう構成して実施しても良い。
【0015】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピニングリールの一部切欠き側面図
【図2】リール本体中央部の縦断背面図
【図3】リール本体後部の縦断背面図
【図4】一方向クラッチ正面図
【図5】リール本体前部の正面図
【図6】糸止めの構造を示す概略図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 リール本体 4 ロータ 11 螺軸 12 摺動子 13 スプール軸 25 蓋部材 26 ガイド部材 H 支持部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体(2)の前部に、ハンドル
    (1)からの動力によって駆動されるロータ(4)を配
    置し、リール本体(2)の内部に、ハンドル(1)から
    の動力を往復駆動力に変換してスプール軸(13)に伝
    えるオシレーティング機構を配置すると共に、このオシ
    レーティング機構をハンドル(1)からの動力によって
    駆動される螺軸(11)、及び、この螺軸(11)の回
    転運動を往復作動力に変換してスプール軸(13)に伝
    える摺動子(12)夫々で構成し、又、リール本体
    (2)の側部を開放する蓋部材(25)を備えて成るス
    ピニングリールであって、 前記摺動子(12)を案内するガイド部材(26)を、
    該摺動子(12)の作動方向に沿った姿勢で形成し、こ
    のガイド部材(26)の少なくとも一方の端部の支持部
    (H)を、前記蓋部材(25)の閉じ状態において、こ
    の蓋部材(25)と前記リール本体(2)との挟み込み
    によって、ガイド部材(26)のリール本体(2)の側
    部方向への移動を規制する接触保持型に構成して成るス
    ピニングリール。
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