JPH0646470U - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール

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Publication number
JPH0646470U
JPH0646470U JP083316U JP8331692U JPH0646470U JP H0646470 U JPH0646470 U JP H0646470U JP 083316 U JP083316 U JP 083316U JP 8331692 U JP8331692 U JP 8331692U JP H0646470 U JPH0646470 U JP H0646470U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
clutch
clutch mechanism
stopper
way clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP083316U
Other languages
English (en)
Inventor
英樹 中嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
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Publication of JPH0646470U publication Critical patent/JPH0646470U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スプールの逆転を阻止する一方向クラッチ機
構に充分な強度を持たせ、かつ、一方向クラッチ機構に
起因するスプールの回転方向へのアソビが小さい両軸受
リールを構成する。 【構成】 スプール4の逆転を阻止する一方向クラッチ
Rを、スプール4のフランジ状部4Aの内周に形成した
複数の歯部26と、この歯部26に係脱するストッパー
27とで構成し、ハンドルからスプール4への伝動系に
介装したクラッチ機構の切り操作と連係してストッパー
27を歯部26から離間操作する連動操作部28を備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、左右のフレーム部の間に釣り糸を巻取るスプールを配置すると共に 、このスプールにハンドルからの駆動力を伝える伝動系に対してクラッチ機構を 介装し、このクラッチ機構を切り操作するクラッチ操作具、及び、スプールの釣 り糸繰り出し方向への回転を阻止する一方向クラッチを備えて成る両軸受リール に関し、詳しくは、一方向クラッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のように構成された両軸受リールとして実開昭62−172365号公報 に示されるものが存在し、この従来例ではハンドルと伴に回転するハンドル軸に 対してラチェットホイールと、これに係脱するストッパーとで成る一方向クラッ チ機構が備えらている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、前述したラチェットホイール型の一方向クラッチについて考えるに、 この種の一方向クラッチでは、ラチェットホイールの歯部とストッパーとの接触 で回転を阻止する構造であることから、周方向での歯部同士の間隔に相当する角 度だけアソビを有するものとなっている。 又、従来例のように構成された両軸受リールではハンドル回転を増速してスプ ールに伝えるよう、ハンドル軸とスプールとの間にギヤ変速系を備えており、こ のようにギヤ系を備えたもので、ハンドル軸に一方向クラッチを備えたものでは 、一方向クラッチのアソビの角度以上の角度のアソビがスプールの回転系に現れ ることから、例えば、竿を煽ってアワセ操作をした場合には、スプールのアソビ の量だけ釣り糸の繰り出しを許してアワセのタイミングを遅れさせたり、アワセ 時のショックを大きくすることもあり改善の余地がある。 尚、この不都合を解消する目的でラチェットホイールの周方向での歯部同士の 間隔を小さくすることも考えられるが、この歯部同士の間隔を小さくすると、歯 部が小型になることに起因して強度低下に繋がり、傷みの発生、あるいは、回転 阻止の機能を損なうことも考えられる。 本考案の目的は、回転阻止の機能を損なわずに充分な強度を持ち、又、一方向 クラッチに起因するスプールのアソビを小さくした両軸受リールを合理的に構成 する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴は冒頭に記したように、スプールにハンドルからの駆動力を伝え る伝動系に対してクラッチ機構を介装し、このクラッチ機構を切り操作するクラ ッチ操作具、及び、スプールの釣り糸繰り出し方向への回転を阻止する一方向ク ラッチを備えて成る両軸受リールにおいて、 前記一方向クラッチを、前記スプールのフランジ状部の内周に形成した複数の 歯部と、この歯部に係脱するストッパーとで構成し、前記クラッチ機構の切り操 作と連係して前記ストッパーを前記歯部に対する非係合位置に離間操作する連動 操作部を備えて成る点にあり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0005】
【作用】
上記特徴を例えば図1乃至図5に示すように構成すると、竿を煽ってアワセ操 作した際のように、スプール4に釣り糸繰り出し方向への回転力が作用した場合 には、図1に示す如く、歯部26に対してストッパー27が接触してスプール4 の回転を阻止するものとなり、又、クラッチ操作具8によってクラッチ機構Cを 切り操作した場合には、図2に示す如く、連動操作部28を介して伝えられる力 によってストッパー27が歯部26から非係合位置に離間操作され、スプール4 の釣り糸繰り出し方向への回転が許容されるものとなる。 又、本考案ではスプール4において比較的大径に構成されるフランジ状部4A の内周に歯部26を形成するので、周方向での歯部同士の間隔(ピッチ)を従来 と同様の値に設定しても、アソビの角度は従来と同等、若しくは、それ以下にす ることが可能となり、又、回転阻止力をスプール4に対して直接作用させる形態 となるので、従来のように回転阻止時にギヤ系によってアソビが拡大される如き 不都合も解消でき、しかも、釣り糸3の繰り出し時にはクラッチ機構Cの切り操 作と連動して一方向クラッチRが非機能状態になるので円滑な釣り糸の繰り出し が可能になる。
【0006】
【考案の効果】
従って、回転阻止の機能を損なわずに充分な強度を持ち、又、一方向クラッチ に起因するスプールのアソビを小さくした両軸受リールが合理的に構成されたの である。 特に、本考案ではクラッチ操作具と連動して一方向クラッチを非機能状態に設 定するので、クラッチ機構の切り操作時に一方向クラッチを別個に解除操作する 等の手間を掛けずに済むものとなっている。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図3乃至図5に示すように、左右のフレーム部A,Aの間に螺軸1の回転で左 右方向に往復駆動される糸案内具2を備えたレベルワインド機構、釣り糸3を巻 取るスプール4、サムレスト5夫々を配置すると共に、右側のフレーム部Aにハ ンドル6、クラッチ操作具8夫々を備え、又、左側のフレーム部Aにスプール4 の抜き出しを可能にする蓋部材9を備えて両軸受リールを構成する。 右側のフレーム部Aはスプール側のフレーム体10と、外面を覆うケース11 とで成り、又、このフレーム体10は左側のフレーム部Aと一体的に形成され、 前記蓋部材9には、キャストコントローラ12を備えている(蓋部材の開閉構造 は詳述せず)。
【0008】 又、フレーム体10に支承したハンドル軸13に前記ハンドル6を連結し、又 、ケース内のハンドル軸13に前記螺軸1の入力ギヤ1Aに咬合する出力ギヤ1 5を備える。 スプール4はスプール軸16と一体回転自在に支承され、このスプール軸16 に形成した係合部16Aと係脱自在なクラッチスリーブ17をスプール軸16に スライド移動自在に備え、このクラッチスリーブ17と係合部16Aとでクラッ チ機構Cを構成する。 このリールでは、ハンドル6からの動力を増速してスプールに伝えるようギヤ 比を設定して前記出力ギヤ15とクラッチスーブ17の入力ギヤ17Aとを咬合 させており、ハンドル6からの駆動力はハンドル軸13、クラッチ機構C夫々を 介してスプール4に伝えられる。
【0009】 図4に示すように、一対の支軸18,18にスライド移動自在に支持したヨー ク19にクラッチスリーブ17を係合状態で支持すると共に、支軸18,18夫 々にヨーク19をクラッチ入り側に付勢するバネ20,20を備え、又、そのカ ム部21A,21Aとの接触でヨーク19をクラッチ切り側に操作するクラッチ プレート21をスライド自在に備え、更に、このクラッチプレート21をクラッ チ切り状態、及び、入り状態夫々に保持するトッグルバネ22を備え、このクラ ッチプレート21と前記クラッチ操作具8とをピン23で連結してクラッチ機構 Cの操作系を形成している。
【0010】 前記クラッチ操作具8は軸24周りでの揺動自在に支持されると共に、後部側 8Aの押し込み操作により、前部側8Bが持ち上がるよう構成され、クラッチ機 構Cを切り操作する場合には、クラッチ操作具8の後端側8Aの押し込み側への 操作によりクラッチプレート21がスライド作動して、カム部21A,21Aと の接触でヨーク19がクラッチ切り位置に達し、これと同時にトッグルバネ22 の付勢力でクラッチプレート21がクラッチ切り位置に保持される。 又、このクラッチ機構Cの切り状態でハンドル6を巻取り方向に操作した場合 にクラッチプレート21との接触で、該クラッチプレート21を入り位置に復元 操作するピン25を、ハンドル軸13の出力ギヤ15に形成してあり、更に、ク ラッチ操作具8の前部側8Bの押し込み操作によってもクラッチ機構Cが入り状 態に復元操作されるように構成されている。
【0011】 図1乃至図3に示すように、このリールではクラッチ機構Cの入り状態でスプ ール4の釣り糸繰り出し方向への回転を阻止する一方向クラッチ機構Rを、スプ ール4のフランジ状部4Aの内周に形成した多数の歯部26‥と、この歯部26 に係脱するストッパー27とで構成してあり、この機構ではクラッチ機構Cを切 り操作した場合に、この操作と連係してストッパー27を歯部26に対する非係 合位置に離間操作する連動操作部28を備えている。 又、ストッパー27を前記フレーム体10に友承すると共に、このストッパー 27を係合方向に付勢するバネ29を備え、又、前記連動操作部28はクラッチ 操作具8に形成したピン23のクラッチ切り方向への作動により、該ピン23と 接触する突片状に形成され、クラッチ操作具8をクラッチ切り側に操作した場合 には、図2に示す如く、連動操作部28に対するピン23の接触でストッパー2 7を歯部26から強制的に離間操作するものとなり、又、クラッチ機構Cが入り 状態に復帰した場合にはバネ29の付勢力により、該ストッパー27を係合可能 な状態に設定する結果、釣り糸からの張力でスプール4に対し釣り糸繰り出し方 向への回転力が作用した際に、歯部26とストッパー27との係合で、この回転 を阻止するようになっている。
【0012】 〔別実施例〕 本考案は上記実施例以外に、例えば、連動操作部を揺動型のリンク機構で構成 する、あるいは、ワイヤを用いて構成するなど様々な形態で実施することが可能 である。 又、本考案では、従来例にも示されるように、スプールの釣り糸巻取り方向へ の回転時にストッパーを歯部から強制的に離間させて間歇音の発生を抑制するよ う構成することも可能である。 又、本考案では、船用のリール、ベイトキャスティング用のリール等に適用す ることも可能である。
【0013】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スプールの回転阻止状態を示す一方向クラッチ
の側面図
【図2】ストッパーを係合解除方向に操作した状態の一
方向クラッチの側面図
【図3】リールの右側部の横断平面図
【図4】クラッチ操作系の側面図
【図5】リールの平面図
【符号の説明】
4 スプール 4A フランジ状部 6 ハンドル 8 クラッチ操作具 26 歯部 27 ストッパー 28 連動操作部 A フレーム部 C クラッチ機構 R 一方向クラッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のフレーム部(A),(A)の間に釣
    り糸を巻取るスプール(4)を配置すると共に、このス
    プール(4)にハンドル(6)からの駆動力を伝える伝
    動系に対してクラッチ機構(C)を介装し、このクラッ
    チ機構(C)を切り操作するクラッチ操作具(8)、及
    び、スプール(4)の釣り糸繰り出し方向への回転を阻
    止する一方向クラッチ(R)を備えて成る両軸受リール
    であって、 前記一方向クラッチ(R)を、前記スプール(4)のフ
    ランジ状部(4A)の内周に形成した複数の歯部(2
    6)と、この歯部(26)に係脱するストッパー(2
    7)とで構成し、前記クラッチ機構(C)の切り操作と
    連係して前記ストッパー(27)を前記歯部(26)に
    対する非係合位置に離間操作する連動操作部(28)を
    備えて成る両軸受リール。
JP083316U 1992-12-03 1992-12-03 両軸受リール Pending JPH0646470U (ja)

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JP083316U Pending JPH0646470U (ja) 1992-12-03 1992-12-03 両軸受リール

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160047256A (ko) * 2014-10-22 2016-05-02 유한책임회사 도요엔지니어링 스플 잠금용 스냅버튼을 구비한 낚시릴

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5449891A (en) * 1977-09-26 1979-04-19 Shimano Industrial Co Fishing reel
JPS5963128A (ja) * 1982-10-04 1984-04-10 株式会社シマノ 両軸受リ−ル

Patent Citations (2)

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