JPH05344892A - Tpa同族体をコードするdna - Google Patents

Tpa同族体をコードするdna

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JPH05344892A
JPH05344892A JP5025188A JP2518893A JPH05344892A JP H05344892 A JPH05344892 A JP H05344892A JP 5025188 A JP5025188 A JP 5025188A JP 2518893 A JP2518893 A JP 2518893A JP H05344892 A JPH05344892 A JP H05344892A
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ケイス・アール・マロッチ
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エドワード・エフ・リーバーグ
Nicole Y Theriault
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良されたTPA同族体をコードするDNA
を提供する。 【構成】 90000ダルトン未満の分子量を有し、お
よび、その天然の順序がFGK1K2AであるTPAと
比較して、FK2A、FK2K2AまたはFK1K2A
の順序を有し、ここに、Fはフィンガードメインであ
り、Gは成長因子ドメインであり、K1およびK2はク
リングル1および2ドメインであって、Aは活性部位で
あるTPA様蛋白をコードし、かつインタードメイン領
域をコードするヌクレオチド配列内に、該ドメイン領域
をコードするヌクレオチド配列に存在しない非天然エン
ドヌクレアーゼ制限部位を含有するDNA。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒト組織プラスミノーゲ
ンアクチベーター(TPA)同族体をコードする組換体デ
オキシリボ核酸(DNA)に関する。該同族体は天然ド
メイン領域が再配置された、欠失された、付加されたま
たはそれらを組合せた処理をされたのいずれかであるT
PA様分子である。該同族体は本発明のDNAの発現の
産生物である。さらに、本明細書中には前記TPA−コ
ーティングDNA配列を含有する複製および発現プラス
ミドならびに適当なプラスミドで形質転換された状態と
なった後、TPA同族体を発現することができる適当な
宿主微生物を記載する。
【0002】
【従来の技術】TPAは、血餅が形成されるときに該血
餅を溶解するのを補助することによって血液凝固を治療
するのに治療価値を有する。血栓崩壊はフィブリン塊溶
解の過程である。その目的のためには、その不活性チモ
ーゲン、プラスミノーゲンからセリンプロテアーゼプラ
スミンが形成される。プラスミノーゲンの活性化はプラ
スミノーゲンアクチベーターと呼ばれる一群のセリンプ
ロテアーゼによる蛋白質加水分解切断によって構成され
る。これらのアクチベーターはほとんどの体液中に存在
し、プラスミノーゲンのプラスミンへの活性化を開始す
る。これにより、少量のプラスミノーゲンアクチベータ
ーが多量のプラスミノーゲンを活性化することができる
カスケードが作られる。in vivo において、プラスミノ
ーゲンアクチベーターはプラスミノーゲンをプラスミン
に活性化し、次いでプラスミンが作用してフィブリン塊
を分解する。血餅溶解に対して生理学的に重要であるプ
ラスミノーゲンアクチベーターはTPAである。
【0003】TPAは、血管内皮細胞によって産生され
る分子量が約66000ダルトンのセリンプロテアーゼ
である。それはグリコシル化されており、その唯一の公
知蛋白質基質はプラスミノーゲンである。TPAは5種
のドメイン:フィブロネクチンフィンガー(finger)ドメ
イン(F)、発育因子(growth factor)ドメイン(G)、ク
リングル(kringle)1ドメイン(K1)、クリングル(krin
gle)2ドメイン(K2)および活性部位ドメイン(A)を有
する。これらのドメインの1またはそれ以上はTPAの
特別のフィブリン結合活性を担っている。
【0004】そのフィブリン親和性に加え、プラスミノ
ーゲンの活性化はフィブリンの存在において促進され
る。ウロキナーゼまたはストレプトキナーゼの如き他の
血餅分解薬剤はフィブリン塊に対する特異性を全く持っ
ていないので、これらの特性はTPAを価値ある治療剤
とする。
【0005】該ドメインを操作することによって、フィ
ブリンに対する天然酵素の親和性を改良し、その in vi
vo 半減期を増大させることが可能である。より具体的
には、クリングル(Kringle)2またはフィンガー(Fing
er)ドメインの複製はフィブリン親和性を促進するであ
ろう。発育因子ドメインの除去は in vivo 半減期を増
加させ、フィンガー(finger)領域ドメインをクリングル
(kringle)領域1または2の次に置くとフィブリン親和
性を高めるであろう。
【0006】ヒトTPAは精製され、その物理特性が研
究されてきた。リジケンら(Rijkenet al.)、「培養中の
ヒト黒色腫細胞により分泌されたプラスミノーゲンアク
チベーターの精製および特徴づけ」、ジャーナル・オブ
・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Che
m.)、256巻、No.13、7035〜41頁(198
1年7月10日)。実験量のヒトTPAはヒト黒色腫細
胞の培地から得られる。クルフト・シイら(Kluft、C
et al.)、アドバーンシズ・イン・バイオテクノロジカ
ル・プロセシズ(Advances in Biotecchnological Pr
ocesses)中の「ヒト黒色腫細胞からの外来性(組織タイ
プ)プラスミノーゲンアクチベーターの大規模産生」、ミ
ズラヒ・エイおよびウエゼル・エイ・エル(Mizrahi、
A.and Wezel、A.L.)編、2:97〜110(198
3)。ヒトTPAのバイオ活性は研究されており、生命
を脅かす血液凝固物を分解するその能力により、動物モ
デルおよびヒトにおいて治療価値を有することが証明さ
れている。コルニンガーら(Korninger et al.)、「大腿
静脈血栓症を有するイヌにおけるヒト外来性(組織タイ
プ)プラスミノーゲンアクチベーターを用いる血栓崩
壊」、ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲ
ーション(J.Clin.Invest.)、69巻、573〜58
0頁(1982年3月); ワイマールら(Weimar et a
l.)、「外来性(組織タイプ)プラスミノーゲンアクチベー
ターの投与による腸骨大腿血栓の特異的溶解」、ザ・ラ
ンセット(The Lancet)、1018〜20頁(1981
年11月7日); およびバン・デ・ウエルフ・エフら(V
an De Werf、F.et al.)、進展した心筋梗塞を持つ患
者における組織タイププラスミノーゲンアクチベーター
を用いる冠血栓崩壊、ジャーナル・オブ・ニュー・イン
グランド・メディシン(J.of N.Eng.Med.)、310:
609〜613(1984)。TPAの半減期は2〜3分
であると見積られており、そのため、非実用的ではない
にせよ、治療剤として使用するには不都合となってい
る。コレン、デイら(Collen、D.et al.)、組織タイプ
プラスミノーゲンアクチベーターを用いる血塊−選択的
冠血栓崩壊、サイエンス(Science)、220:1181
〜1183(1983)。
【0007】TPAの酵素反応機構は研究されてきた。
リジケンら(Rijken et al.)、「一本鎖および二本鎖ヒ
ト外来性(組織タイプ)プラスミノーゲンアクチベーター
のフィブリン溶解現象特性」、ジャーナル・オブ・バイ
オロジカル・ケミストリー(J.Biol.Chem.)、257
巻:2920〜2925(1982)。他の動物の血塊に
ついてよりもヒト血塊についてより優れたヒトTPAの
結合親和性およびフィブリン溶解親和性は公知である。
コルニンガーら(Korninger et al.)、「in virtoでのヒ
ト血液および各種動物種におけるヒト外来性(組織タイ
プ)プラスミノーゲンアクチベーターの特異的フィブリ
ン溶解現象特性についての研究」、スロンボウシウ・ア
ンド・ヘマトスタシス(Thrombos.Haemostas.)、46
(2): 561〜565(1981)。フィブリン溶解活性
および親和性に関するドメインの構造関係も記載されて
きた。バヌアイ・エルら(Banyai、L.et al.)、フィブ
ロネクチンおよび組織タイププラスミノーゲンアクチベ
ーターのフィブリン結合構造の共通の進化的起源、エフ
・イー・ビイ・エス・レターズ(FEBS Lett.)、1
63(1): 37〜41(1983)およびヌイ・テイら
(Ny、T.et al.)、ヒト組織タイププラスミノーゲンア
クチベーター遺伝子の構造: 機能および構造ドメインに
対するイントロンおよびエクソン構造の関係、プロシー
ディングズ・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サ
イエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA、81:5
355〜5359(1984)。
【0008】形質転換した細菌および酵母によるTPA
の発現も公知である。ヒトTPAのメッセンジャーリボ
核酸(RNA)は最初1982年に単離された。オプデン
アッカーら(Opdenakker et al.)、「ヒト組織プラスミ
ノーゲンアクチベーターについてのメッセンジャーRN
A」、ユアロピーアン・ジャーナル・オブ・バイオロジ
ー(Eur.J.Biol.)、269〜74頁(1982)。ペニ
カら(Pennica et al.)によって、TPAの発現用に細
菌が形質転換された。「イー・コリ(E.coli)における
ヒト組織タイププラスミノーゲンアクチベーターcCN
Aのクローニングおよび発現」、ネイチャー(Nature)、
301:214〜21(1983)。ヒトTPAを発現す
るための酵母を形質転換する方法は米国特許出願SN
663025号および公開されたヨーロッパ特許出願E
P 143081号に記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
されたヒト組織プラスミノーゲンアクチベーターをコー
ドするDNAの提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、遺伝子組換え
によって天然ヒト組織プラスミノーゲンアクチベーター
のドメイン領域を再配置することによる該蛋白質の改良
された薬理学効果に関する。該改良された効果は延長さ
れた半減期および増大されたフィブリン親和性を包含す
る。本明細書中にて開示するのは、ドメインの好都合な
切断および再配置に有用であるユニークな制限部位をT
PAのインタードメイン領域内に含有するDNA配列で
ある。また、このTPAをコード付けするDNAを含有
するプラスミドおよび再配置されたTPAを発現する適
当な宿主も記載する。最後に再配置したTPA蛋白質を
記載する。
【0011】具体的には、本発明は、90000ダルト
ン未満の分子量を有し、および、その天然の順序がFG
K1K2AであるTPAと比較して、FK2A、FK2
K2AまたはFK1K2Aの順序を有し、ここに、Fは
フィンガードメインであり、Gは成長因子ドメインであ
り、K1およびK2はクリングル1および2ドメインで
あって、Aは活性部位であるTPA様蛋白をコードし、
かつインタードメイン領域をコードするヌクレオチド配
列内に、該ドメイン領域をコードするヌクレオチド配列
に存在しない非天然エンドヌクレアーゼ制限部位を含有
するDNAを提供する。
【0012】さらに具体的には、Xba部位がヌクレオチ
ド塩基187〜198間に挿入され、HpaIもしくはS
paI部位またはそれらの組み合わせがヌクレオチド塩基
328〜342間に挿入され、EcoRV、ClaI、もし
くはSmaI部位またはそれらの組み合わせがヌクレオチ
ド塩基442〜462間に挿入され、BamHIもしくは
HpaI部位またはそれらの組み合わせがヌクレオチド塩
基709〜726間に挿入され、およびMstI、Sph
I、もしくはXmaIII部位またはそれらの組み合わせが
ヌクレオチド塩基973〜997間に挿入された前記T
PA−コーティングDNAの化合物を本明細書中にて開
示する。
【0013】前記したそれらのTPA−コーティングD
NA配列のうちには、ドメイン領域についてコード付け
するヌクレオチドの配列がそれらの順序、出現または双
方に関して天然の配置から変えられたものがある。さら
に具体的には、DNAが、該ドメインがアミノ末端から
(a)FA; (b)FGK1A; (c)FGK2A; (d)FK2
A; (e)FK1K2A; (f)FK2K2A; および、(g)
FGK1K2Aの順序で並べられたTPA様蛋白質につ
いてコード付けするTPAコーティングDNA配列を本
明細書中にて開示する。
【0014】さらに、TPA様蛋白質をコード付けする
配列から上流および下流の双方のヌクレオチド配列が化
合物を適当な宿主中で維持されることを可能とする前記
した如きTPA−コーティングDNA配列の化合物があ
る。さらに具体的には、発現される蛋白質の総分子量が
90000ダルトンを超えずかつドメインが2回以上現
れない場合、適当な宿主細胞がドメイン領域がその順
序、出現または双方において変化されたTPA様蛋白質
特にそれらの同族体を発現できるようにすることもでき
る化合物を本明細書中に記載する。なお、さらに具体的
には、ドメインがアミノ末端から次のように: (a)FA;
(b)FGK1A; (c)FGK2A; (e)FA2A; (e)F
K1K2A; (f)FK2K2A; (g)FK1Aまたは(h)
FGK1K2Aの順で並べられたTPA様蛋白質につい
てコード付けするDNAを含有する発現および複製プラ
スミド(ベクター)を本明細書中に記載する。
【0015】前記プラスミドであって再配置されたTP
A蛋白質の発現用のものを維持することができる適当な
宿主微生物も本明細書中に記載する。例えば、適当な宿
主が: (a)酵母; (b)エシエリヒア種(Escherichia); お
よび、(c)細胞培養物よりなる群から選択される、TP
A様蛋白質についてコード付けするDNA配列を含有す
る発現および非発現ベクターを本明細書中に記載する。
さらに具体的には、適当な宿主細胞がチャイニーズハム
スター卵巣(CHO)細胞である、TPA様蛋白質につい
てコード付けするDNA配列を含有する好ましい発現ベ
クターを本明細書中に記載する。
【0016】最後に、活性部位(A)ならびにフィンガー
(finger)ドメイン(F)、発育因子ドメイン(G)、クリン
グル(kringle)1ドメイン(K1)、およびクリングル(kr
ingle)2ドメイン(K2)よりなる群から選択される1ま
たはそれ以上のドメインよりなり、発現される蛋白質の
総分子量が90000ダルトンを超えずかつドメインが
2回以上現れない場合、該ドメイン領域がそれらの順
序、出現またはその双方に関して天然配置から変えられ
たTPA様蛋白質の化合物を本明細書中に記載する。以
下のTPAドメインの配置が好ましい: (a)FA; (b)F
GK1A; (c)FGK2A; (d)FK2A; (e)FK1K
2A; (f)FK2K2A; および(g)FK1A。
【0017】本発明は、種々の公知方法で達成すること
ができる一連の分子遺伝子操作を含む。TPAのドメイ
ン間にユニークなエンドヌクレアーゼ制限部位を有する
2種の始原型遺伝子はブダペスト条約に従って寄託し
た。宿主微生物は、各々チャート10および11に示す
pTPA−B1、2、3、4(a)およびpTPA−B1、
2、3、4と名付けたプラスミドを含有するイー・コリ
(E.coli)株である。pTPA−B1、2、3、4(a)の
寄託は1986年8月29日に米国、イリノイ州、ペオ
リア(Peoria)、ノーザン・リージョナル・リサーチ・
センター(Northern Regional Research Center)
に対してなし、与えられた受託番号はNRRL B−1
8106であった。pTPA−B1、2、3、4の寄託
は1986年11月28日に米国、イリノイ州、ペオリ
ア(Peoria)、ノーザン・リージョナル・リサーチ・セ
ンター(Northen Regional Research Center)に
対してなし、与えられた受託番号はNRRL B−18
142であった。
【0018】寄託されたプラスミドは断じて本発明を限
定するものと解釈されるべきではない。使用が容易な出
発材料ではあるが、以下に別法出発材料からTPA同族
体を作製するのに利用できる各種方法を、続いて好まし
い方法の具体的な実施例を詳しく記載する。
【0019】要約すると、必要な遺伝子操作は、TPA
のcDNAを得ること、インタードメイン領域に選択さ
れた制限部位を有する各種TPAドメインのコーディン
グ配列を含有するオリゴヌクレオチドのブロックの合
成、イー・コリ(E.coli)におけるドメインのクローニ
ングおよび複製ならびに所望のTPA同族体の発現とし
て記載できる。
【0020】A.配列の表 表2〜5の配列の表は、合成TPA DNAについての
特異的配列および塩基のナンバリング位置を天然cDN
Aと比較して示す。天然ドメインは表2〜5の配列の表
のそれらの天然順列のうちにすべて存在する。表6〜8
の配列の表は天然TPAのアミノ酸配列を、それらの正
規の順列中にすべての天然ドメインを有するTPA同族
体に対して比較する(チャート11)参照。表2〜5およ
び表6〜8の配列の表において、上側の配列はヌクレオ
チドまたはアミノ酸のいずれかの天然配列を表わし、下
側の配列は修飾されたTPAを表わす。表9〜12の配
列はTPA同族体を合成によってつくるのに用いられる
オリゴヌクレオチドを表わす。表13は、ドメイン領域
内に含有されるアミノ酸およびヌクレオチドを示すこと
によってTPAの天然順列を含有するチャート11に記
載された同族体に対して天然TPA蛋白質を比較する。
インタードメイン領域は表3に記載されたドメイン間に
存在するアミノ酸である(定義参照)。本明細書を通じ、
ヌクレオチドまたはアミノ酸はのいずれかに対する添数
字はこれらの表や表中の番号をいう。
【0021】B.一般的方法 一般に、本願にて必要な命名法および一般的な実験室的
手法はマニアティス・ティら(Maniatis、T.et al.)、
モレキュラー・クローニング・ア・ラボラトリー・マニ
ュアル(Molecular Cloning A Laboratory Manua
l)、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー
(Cold Spring Harbor Laboratory)、コールド・ス
プリング・ハーバー(Cold Spring Harbor)、ニュー
ヨーク、1982中に見い出すことができる。該マニュ
アルは以後マニアティスとして参照する。
【0022】すべてのイー・コリ(E.coli)株は、グル
コースを含むルリア(Luria)・ブロス(LB)、ディフコ
(Difco)の抗生物質培地#2ならびにグルコースおよび
酸加水分解カゼインアミノ酸を補足したM9培地上で増
殖させる。抗生物質耐性株はマニアティスに記載されて
いる薬剤濃度で維持した。形質転換は、モリソン・デイ
・エイ(Morrison、D.A.)(1977)、ジャーナル・
オブ・バクテリオロジー(J.of Bact.)、132:34
9〜351; またはクラーク−クルティス・ジェイ・イ
ーおよびクルティス・アール(Clark−Curtiss、J.
E.and Curtiss、R.)、1983、メソッズ・イン・
エンザイモロジー(Methods in Enzymology)、101:
347〜362、ウー・アール、グロスマン・エルおよ
びモルダブ・ケイ(Wu、R.、Grossman、L.and Mold
ave、K.)編、アカデミック・プレス(Academic Pres
s)、ニューヨークによって記載されている方法により行
った。
【0023】すべての酵素は製造業者の指示に従って用
いた。コロニーハイブリダイゼーションは次の方法を提
供するために修飾した以外は一般にグルンステイン・エ
ムら(Grunstein、M.et al.)、プロシィーディングズ
・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Nat.Acad.Sci.)、72、72巻、3961〜
5頁(1975)に記載されている如く行う: ニトロセル
ロースフィルターに前記調製の細胞コロニーが含有され
るようにする。次いで、コロニー側を上にして、1.5
M NaCl、1.5M NaOHよりなる変性溶液中に浸
漬した5−8の厚みのワットマン3MMペーパーのベッ
ド上に該フィルターを置く。変性剤を1.5〜2分間上
方にコロニー中に拡散させ、その時点で0.5Mトリス
・HCl、pH7.4、2×SSC(1×SSC=0.15
M NaCl; 0.015Mクエン酸ナトリウム; pH7.
1)、および25mM EDTAを含有する中和溶液に1
〜3分間浸漬した3MMペーパーの第2のベッドに該フ
ィルターを移す。次いで、フィルターを完全に風乾し、
真空中、80℃にて2〜4時間加熱した。
【0024】オリゴヌクレオチドプローブについてのハ
イブリダイゼーション条件は以前ゲデル・デイ・ブイら
(Goeddel、D.V.et al.)、ネイチャー(Nature)、2
90巻、20〜26頁(1981)によって記載されたの
と同様である。
【0025】ハイブリダイゼーション後、プローブ含有
溶液を除去し、保存し、400mlずつで5回交換して合
計3時間、0.1%SDS、0.2×SSC中でフィルタ
ーを洗浄する。フィルターを完全に風乾し、セットし、
コダック(Kodak)X−OMAT ARフィルムおよびデ
ュポン・クロネックス・ライトネニング(Dupont Cro
nex Lightnening)と増感スクリーンを用いるオートラ
ジオグラフィーに−70℃にて16時間付す。
【0026】プラスミドの配列決定法は、ホルメス・デ
イ・エスら(Holmes、D.S.et al.)、アナリティカル
・バイオケミストリー(Analyt.Biochem.)、114
巻、193頁(1981)の方法によりプラスミドDNA
のミニプレプ(mini prep)を調製する。ジデオキシ配列
決定法はサンガー・エフら(Sanger F.et al.)、「迅速
DNA配列決定法に対する助剤としての一本鎖バクテリ
オファージにおけるクローニング」、ジャーナル・オブ
・モレキュラー・バイオロジー(J.Mol.Biol.)14
3: 161〜178(1977)により行う。該ジデオキ
シ含有反応は、2分間で90°まで加熱し、氷上でクエ
ンチすることによる電気泳動で調製する。一通路当たり
2〜3μlを調製した0.8%配列決定法変性ポリアクリ
ルアミドゲル上に載せ、サンガーおよびコルソン(Sang
er and Coulson)、「DNA配列決定に対する薄いアク
リルアミドゲルの使用」、エフ・イー・ビイ・エス・レ
ターズ(FEBS Lett.)87: 107〜110(19
78)により操作する。ゲルを室温にて2〜4日間露出
し、フィルム(コダック(Kodak XAR−5)を製造業
者の推薦法に従って現像する。
【0027】ヌクレオチドの大きさは、キロベース(kb)
または塩基対(bp)のいずれかで表わす。これらはアガロ
ースゲル電気泳動から見積もったものである。
【0028】C.TPA cDNA TPA cDNAは核酸配列の活性部位部分の好都合な源
であった。従って、活性部位を化学的に合成する必要は
なかった。TPA cDNA は多数の源から入手可能で
ある。研究者は、多量のTPAを産生する細胞培養物、
特にボウエス(Bowes)黒色腫細胞から単離したメッセン
ジャーRNAからTPA cDNA の部分を調製するこ
とを報告している。エドランドら(Edlund et al.)、
「ヒト組織プラスミノーゲンアクチベーターの一部をコ
ード付けするcDNA配列の単離」、80巻、349〜3
52(1983年1月); グロノウら(Gronow et al.)、
「細胞培養によるヒトプラスミノーゲンアクチベーター
の産生」、トレンズ・イン・バイオテクノロジー(Trend
s in Biotechnology)、1巻、No.1、26〜29(1
983); およびペニカら(Pennica et al.)、「イー・
コリ(E.coli)におけるヒト組織タイププラスミノーゲ
ンアクチベーターcDNAのクローニングおよび発現」、
ネイチャー(Nature)、301巻、214〜21(198
3年1月20日)。
【0029】さらに詳しくは、ジェネンテク・インコー
ポレイテイッド(Genentech、Inc.)は、各々1982
年5月5日; 1982年7月14日および1983年4
月7日の出願日付を有する米国特許出願番号37486
0号; 398003号および483052号に基づく優
先権を主張して1983年5月4日にヨーロッパ特許出
願(0093619号)を行ったが、以後これをジェンネ
ンテク出願として参照する。該ジェンネンテク出願はA
TCC番号31446のイー・コリ(E.coli)K12株
294、すなわち、TPAについてコード付けする組換
体DNA化合物を有する形質転換体を開示している。さ
らに、rDNAによって形質転換されたイー・コリ(E.
coli)K12株W3110がそれからフィブリン溶解活
性の検定用のTPAの抽出物も調製されるATCC番号
27325として該ジェンネンテク出願中に開示されて
いる。かくして、該開示は本願にて有用な組換体DNA
化合物を含む。同様に、該ジェンネンテク出願の開示
は、やはりTPAを発現する増幅用に形質転換したDH
FR+CHO−KI(ATCC CL61)細胞を提供す
る。かくして、再度、該寄託物ATCC CL61は本
願にて有用なTPAについてコード付けする組換体DN
Aヌクレオチドを開示している。
【0030】本明細書における調製例2の開示は、TP
Aについてコード付けする組換体DNA化合物を得るた
めのボウエス(Bowes)黒色腫細胞に適用できる当該分野
で公知な方法のうちから1の単離方法を当業者に提供す
る。該ボウエス(Bowes)黒色腫細胞は通常公に入手可能
である。
【0031】D.TPAドメインの合成 前記の如く、TPA同族体DNA配列の部分はcDNA
から調製した; しかしながら、ほとんどの配列および全
配列でさえ合成により作製することができた。コストお
よび便利さが個々のTPA同族体配列の作製法を決定す
るにおける支配的パラメーターである。所望の同族体の
TPAドメイン中に見い出されない制限部位を選択し、
これらの制限部位をTPAのインタードメイン領域内に
挿入することによって、TPA DNA配列の所望の部
分を消化することを避け、各個々のドメインの容易な除
去および挿入が可能となる。
【0032】TPA遺伝子の一部を化学的に合成するこ
とによって、いずれのヌクレオチドが用いられるべきか
の塩基・塩基法を決定できる。以下の利点が本法から生
ずる: (1)転写産生物における二次構造の最小化; (2)
自己相補性のAT−GC領域の最小化; および(3)cD
NA配列に沿っての所望の位置におけるユニーク制限部
位の設置。
【0033】オリゴヌクレオチドは、ニードハム・バン
・デバンター・デイ・アールら(Needham Van Deva
nter、D.R.et al.)、ヌクレイック・アシッズ・リサ
ーチ(Nucleic Acids Res.)、12: 6159〜61
68(1984)に記載されている如く、自動合成器を用
いるベカジ・エス・エルおよびカルサー・エム・エイチ
(Beaucage S.L.and Caruthers、M.H.)、テトラヘ
ドロン・レターズ(Tetrahedron Letts.)、22(2
0): 1859〜1862(1981)によって最初に記
載された固相ホスホルアミダイト(phosphoramidite)・
トリエステル法によって化学的に合成される。オリゴヌ
クレオチドの精製は、パーソン・ジェイ・デイおよびレ
グニエ・エフ・イー(Pearson、J.D.and Regnier、
F.E.)、ジャーナル・オブ・クロマトグラフィー(J.
Chrom.)、255: 137〜149(1983)に記載さ
れている如く、天然アクリルアミドゲル電気泳動法また
は陰イオン交換HPLCのいずれかによった。
【0034】オリゴデオキシヌクレオチドはヌクレオチ
ド40個以下の長さで化学的に合成する。各フラグメン
トはその対応する相補鎖に対して相補的となるように設
計し、各二重鎖セグメントは結びを最適化する付着末端
を含有する。フラグメントの合成用DNAの配分におい
ては以下の基準を考慮する:1)化学的合成および精製が
容易となるようにオリゴヌクレオチドフラグメントの長
さは塩基40個以下の長さであること2)相補する上方
および下方ヌクレオチドフラグメントから突出する最小
6個の塩基が出現してセグメントの最適な配列および結
びを可能とすること3)一次もしくは相補配列のいずれ
かに連結できる塩基4個またはそれ以上の領域は避ける
こと。
【0035】合成オリゴヌクレオチドの配列はマキサム
・エイ・エムおよびギルバート・ダブリュー、グロスマ
ン・エルおよびモルダブ・デイ(Maxam、A.M.and Gi
lbert、W.、Grossman、L.and Moldave、D.)編、
アカデミック・プレス(Academic Press)、ニューヨ
ーク、メソッズ・イン・エンザイモロジー(Methods i
n Enzymology)、65: 499〜560(1980)の
化学的分解法を用いて確認できる。別法として、該配列
は、マキサムおよびギルバート(Maxam and Gilber
t)、前掲の方法、またはワレイス・アール・ビイら(Wa
llace、R.B.、et al.)、ジーン(Gene)、16: 21
〜26(1981)の二重鎖鋳型を配列決定するための鎖
末端法を用いて、オリゴヌクレオチドフラグメントを二
重鎖DNA配列に入れる組立ての後に確認できる。
【0036】87種の別異のオリゴヌクレオチド(表9
〜12)を合成した。本明細書中で開示する特別の組立
法は、チャート(11)に示す選択された制限部位を有す
るTPA同族体の5'部分をコード付けする最初の10
99個の塩基対を作製するものであった。次いで、この
合成オリゴヌクレオチドを、活性部位を含有する位置1
287のEcoRI部位にてTPA cDNAの3'部分に
連結する。
【0037】オリゴヌクレオチドフラグメントを二本鎖
DNAに入れて組立てるには、アニーリングおよび結び
のために87種のフラグメントすべてを一緒に混合する
ことができる。さらに十分な結びには、オリゴヌクレオ
チドを4つのブロックに分割した方がよい。各ブロック
の結びおよび精製の後、次いで4つのブロックをアニー
ルし、結んで最終産生物を得ることができる。組立てた
ブロックおよび最終産生物の精製はマニアティスに記載
されている如くアクリルアミドゲル電気泳動法によって
行うことができる。アニーリングおよび結びを行うに
は、マニアティスに記載されている一般法も用いられ
る。
【0038】合成TPA遺伝子用の開始コードンを用意
する必要があるであろう。イー・コリ(E.coli)系の目
的には、F−metについてコード付けする開示コードン
ATGが必要である。該開始コードンは合成遺伝子中に
取り込むことができるか、あるいは所望の発現プラスミ
ドによって供給できる。開始コードンに加え、イー・コ
リ(E.coli)用には、シャイン・ダルガノ領域と開始コ
ードン間に適当な間隔を付与する配列をTPAの合成遺
伝子中に取り込むのが便利である。
【0039】配列の適当な選択は、さもなければ転写お
よび翻訳を妨害する二次構造を最小化し、最適なコード
ン使用法を併合する(グロスジーン・エイチおよびフィ
エルズ・ダブリュー(Grosjean H.and Fiers、W.)、
ジーン(Gene)、18: 199〜209、1982); お
よびリポソーム結合部位あたりの配列に見い出される統
計的偏りを満足させる(ゴルド・エルら(Gold、L.、et
al.)、アニュアル・レビュー・オブ・ミクロバイオロ
ジー(Ann.Rev.Microbiol.)、35: 365〜40
3、1981)。本発明についての具体的な配列はその
実際の配列により本明細書中に記載する。しかしなが
ら、異なる宿主細胞におけるTPA同族体の発現を最適
化するのに別法配列を用いることができることを理解さ
れたい。
【0040】E.cDNAおよびTPA遺伝子の合成部
分のクローニング cDNAおよびTPAの部分についてコード付けする組
換体フラグメントの複製用のTPAの合成部分をクロー
ンするのに用いる方法は当該分野で公知の標準方法であ
る。引き続いて記載するすべてのクローニングを実行す
るのに十分な方法を含有するマニアティスマニュアル。
すべとのクローニングは、十分に特徴づけされたいずれ
の株も有用である形質転換イー・コリ(E.coli)におい
て行った。特に断らない限り、株HB101が好まし
い。
【0041】イー・コリ(E.coli)を形質転換するのに
有用なクローニングベクターはpBR322およびpKC
7を包含する。
【0042】F.ユニーク制限部位のDNA−コーディ
ングTPA中への挿入 TPAのインタードメイン領域について選択した具体的
な制限部位はチャート10および11に示す。これらが
本発明において有用である唯一の制限部位ではない。制
限部位はそれらがTPA cDNAにおいてユニークで
ある塩基に基づいて選択する。インタードメイン領域に
最小のアミノ酸変化を導入する部位が好ましく、アミノ
酸変化に関してサイレントである部位が最も好ましい
(表2〜5および表6〜8参照)。インタードメイン内に
異なる解読フレームを有する多重部位は、発現の目的で
他のドメインに結んだ後ドメインが同相であるのを保証
するために有用である。重複制限部位は、単に該部位を
消化し、末端を平滑末端とした後結ぶことによって除去
できる。ユニーク部位の導入は、化学的合成、商業的に
入手可能なリンカーによって、または単一部位突然変異
によって実現できる。
【0043】天然TPA cDNAはチャート10およ
び11に示したTPAの2の始原型cDNA中に入れら
れた部位以外に、以下のエンドヌクレアーゼ制限酵素に
よって認識される部位を含有しない: ACC1 AFL2 AFL3 AHA3 ASU2 AVA3 AVR2 BCL1 BGL1 BSSH2 HIND3 KPN1 MLU1 MST2 NAE1 NCO1 NDE1 NHE1 NOT1 NRU1 NSI1 PVU1 SAC2 SAL1 SAU1 SFI1 SNA1 SNAB1 SPE1 XHO1
【0044】G.イー・コリ(E.coli)におけるTPA
同族体の発現 原核系においてクローンした遺伝子、例えば修飾したT
PA遺伝子の高いレベルの発現を得るには、最小限、m
RNA転写を方向づける強力なプロモーター、翻訳開始
用のリボソーム結合部位および転写ターミネーターを含
有する発現ベクターを組立てることが必須である。多量
の遺伝子産生物の蓄積はしばしば細胞増殖を抑制し、し
かも時々細胞死を引き起こすので、産生物の合成を方向
づけるのに選択したプロモーターは、プロモーターの誘
導前に細胞増殖が高密度に達することができるように調
節されなければならない。この目的に対して適当な調節
領域の例は、ヤノフスキイ・シイ・ケリイ・アール・エ
ルおよびホーン・ブイ(Yanofsky C.,Kelley, R.L.
and Horn V.)、ジャーナル・オブ・バクテリオロジー
(J.Bacteriol.)、158: 1018〜1024(19
84)によって記載されている如きイー・コリ(E.col
i)トリプトファン生合成経路のプロモーターおよびオペ
レーターならびにヘルスコビィッツ・アイおよびハーゲ
ン・デイ(Herskowitz I.and Hagen D.)、アヌ・レ
ブ・ジエネト(Ann.Rev.Genet.)、14: 399〜4
45(1980)によッテ記載されている如きファージラ
ムダ(PL)の左方プロモーターである。イー・コリ(E.
coli)中で産生されたTPAは多数のシステイン残基の
ために正しく折り畳まれていない。該イー・コリ(E.c
oli)産生TPAはまず変性し、次いで天然状態に戻さな
くてはならない。これは、イー・コリ(E.coli)産生T
PAをグアニジンHClに溶解し、すべてのシステイン
残基をβ−メルカプトエタノールで還元することによっ
て達成できる。次いで、ゆっくりとした透析またはゲル
濾過のいずれかによって該蛋白質を天然状態に戻す。米
国特許第4511503号。
【0045】H.酵母におけるTPA同族体発現 酵母における異種蛋白質の発現はよく知られている。メ
ソッズ・イン・イースト・ジェネティックス(Methods
in Yeast Genetics)、シャーマン・エフら(Sherman,
F.et al.)、コールド・スプリング・ハーバー・ラボラ
トリー(ColdSpring Harbor Laboratory)、(198
2)は酵母におけるTPA同族体を産生するのに有用な
各種方法を記載しているよく知られた研究である。
【0046】酵母における遺伝子の高レベル発現のため
には、原核生物における如く遺伝子を強力なプロモータ
ー系に連結すること、および酵母遺伝子から効果的な転
写終止/ポリアデニレーション配列も供給することが必
須である。有用なプロモーターの例はGAL1、10
(ジョンストン・エムおよびディビス・アール・ダブリ
ュー(Johnston M.and Davis R.W.)、モレキュラー
・アンド・セリユラー・バイオロジー(Mol.and Cell.
Biol.)、4: 1440〜48、1985)、ADH2
(ラッセル・デイら(Russel D.et al.)、ジャーナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.Biol.Che
m.)、258: 2674〜2682、1983)、PHO
5(ヨーロピアン・モレキュラー・バイオロジー・オー
ガナイゼイション・ジャーナル(EMMOJ.)、6: 6
75〜680、1982)、およびMFα1である。Lu
e−2、URA−3、Trp−1、およびHis−3の如き
選択マーカーを有するマルチコピー(multicopy)プラス
ミドもまた望ましいものである。
【0047】細胞をグルコース上で増殖させる場合、G
ALおよびADH2プロモーターは抑制され、かくして
細胞が高密度まで増殖することが可能となる。GALプ
ロモーターは細胞をガラクトース培地に移すことによっ
て作動できるが、ADH2はすべてのグルコースが細胞
によって利用されてしまった後作動する。PHO5プロ
モーターは培地中のリン酸塩濃度を操作することによっ
て作動または作動停止できる。α接合型の宿主における
MFα1プロモーターは終始作動状態にあるが、二倍体
またはa接合型を有する細胞中では作動停止の状態であ
る。しかし、それは1のSIR座にts突然変異を有する
宿主中に温度を上げ下げすることによって調節できる。
35℃におけるかかる突然変異のα型細胞に対する効果
はa接合型についてコード付けする正常なサイレント遺
伝子を作動させることにある。一方、サイレントa接合
型遺伝子の発現はMFα1プロモーターを作動停止す
る。増殖の温度を27℃まで下げると該過程を逆に進行
させ、a接合型を作動停止し、MFα1を作動させる(ヘ
ルスコビィッツ・アイおよびオーシマ・ワイ(Herskowi
tz I.& Oshima Y.(1982)、ザ・モレキュラー
・バイオロジー・オブ・ザ・イースト・サッカロミセス
(The molecular biology of the yeast saccharomyce
s)、ストラザン・ジェイ・エヌ、ジョーンズ・イー・ダ
ブリューおよびブローチ・ジェイ・アール(Strathern
J.N.、Jones E.W.、& Broach J.R.)編、コー
ルド・スプリング・ハーバー・ラボラトリー(Cold Sp
ring Harbor Lab.)、コールド・スプリング・ハーバ
ー(Cold Spring Harbor)、ニューヨーク、181〜
209頁)。
【0048】ポリアデニレーション配列はADH1、M
α1またはTPIのような高度に発現された遺伝子の
いずれの3'−末端配列によっても供給される(アルバー
ト・テイおよびカワサキ・ジイ(Albert T.and Kawas
aki G.)、ジャーナル・オブ・モレキュラー・アンド・
アプライド・ジェネティックス(J.of Mol.& Appl.
Genet.)、1: 419〜434、1982)。
【0049】YEp6、YEp13、YEp24のような
数多くの酵母発現プラスミドをベクターとして使用でき
る。TPAの如き注目する遺伝子を前記のいずれのプロ
モーターにも融合することができ、次いで、各種酵母宿
主中での発現のためのプラスミドに結ぶことができる。
前記プラスミドは文献中に詳細に記載されている(ブロ
ステインら(Brostein et al.)、ジーン(Gene)、8:
17〜24、1979;ブローチら(Brach et al.)、ジ
ーン(Gene)、8:121〜133、1979)。
【0050】前記プラスミドは酵母において外来性遺伝
子を発現するのに用いることができ、かつ用いられたこ
とがあるが、本明細書中にて開示するのは発現ベクター
の各種成分の挿入および/または切除に関して大いなる
融通性を可能とするベクターである。かかる例の1つ
は、チャート18に示すベクターpα1−ADHtであ
る。
【0051】酵母細胞を形質転換するのに2つの方法を
用いる。1の場合、ザイモリアーゼ、リチカーゼまたは
グルスラーゼを用いて酵母細胞をまずプロトプラストに
変換し、続いてDNAおよびポリエチレングリコール
(PEG)を添加する。該PEG処理プロトプラストを次
いで選択した条件下、3%寒天培地中で再生する。この
方法の詳細は、ジェイ・デイ・ベグズ(J.D.Beggs)、
ネイチャー(Nature)(ロンドン(London))、275: 1
04〜109(1978); およびヒネン・エイら(Hinn
en A.et al.)、プロシーディングズ・オブ・ナショナ
ル・アカデミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Ac
ad.Sci.)USA、75: 1929〜1933(197
8)による報告文中に記載されている。第2の方法は、
細胞壁の除去を含まない。その代わりに、細胞を塩化も
しくは酢酸リチウムおよびPEGで処理し、選択したプ
レート上に置く(イトー・エイチら(Ito H.et al.)、
ジャーナル・オブ・バクテリオロジー(J.Bact.)、1
53: 163〜163、1983)。
【0052】TPA同族体は、細胞を溶解し、次いで標
準的な蛋白質単離法を溶解物に適用することによって単
離できる。TPA同族体は、ウェスタンブロット法また
はラジオイムノアッセイを用いることによって検出でき
る。
【0053】I.細胞培養物における発現 TPA同族体をコード付けするDNAは宿主細胞培養体
を形質転換するのに用いる各種発現ベクターに結ぶこと
ができる。該ベクターはすべて、形質転換されるべき宿
主細胞に受容可能なTPA同族体の転写および翻訳を開
始する遺伝子配列を含有する。宿主細胞が高等動物細
胞、例えば哺乳動物細胞である場合、TPA遺伝子の天
然に生じる転写および翻訳遺伝子配列を用いることがで
きるが、あるいは天然に生じる遺伝子配列を異種プロモ
ーター配列と共に用いることができる。加えて、該ベク
ターは好ましくは、マーカーを含有して形質転換宿主細
胞の選択のための表現型特性を提供する。さらに、複製
ベクターはレプリコンを含有してもよい。
【0054】TPA同族体の産生に有用な細胞培養物の
例は昆虫もしくは哺乳動物源の細胞である。哺乳動物細
胞浮遊液も用いることができるが、哺乳動物細胞系はし
ばしば細胞の単層形態である。哺乳動物細胞系の例はベ
ロ(VERO)およびヒーラ(HeLa)細胞、チャイニーズ
ハムスター卵巣(CHO)細胞系、WI38、BHK、C
OS−7またはMDCK細胞系である。昆虫細胞系の例
はスポドプテラ・フルギペルダ(Spodoptera frugiperd
a)(行列毛虫ヨウトガ幼虫)およびボンビックス・モリ
(Bombyx mori)(カイコ)を包含する。
【0055】前記の如く、ベクター、例えば宿主細胞を
形質転換するのに用いるプラスミドは、好ましくはTP
A遺伝子配列の転写および翻訳を開始する遺伝子配列を
含有する。これらの配列を発現制御配列という。宿主細
胞が昆虫もしくは哺乳動物源のものである場合、例えば
有用な発現制御配列はSV−40プロモーター(サイエ
ンス(Science)、222: 524〜527(198
3))、CMV I.E.プロモーター(プロシーディングズ
・オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)、81: 659〜663、
1984)またはメタロチオネインプロモーター(ネイチ
ャー(Nature))、296: 39〜42(1982))から
得られる。前記の如く、宿主細胞が哺乳動物のものであ
る場合、TPA遺伝子用発現制御配列を用いることがで
きるが、TPA同族体を異種転写開始部位と組み合わせ
るのが好ましい。発現制御配列を含有するプラスミドま
たは複製もしくは統合DNA物質は制限酵素を用いて切
断し、要すればあるいは所望により大きさを調節し、当
該分野でよく知られた方法によってTPA同族体につい
てコード付けするcDNAで結ぶ。
【0056】酵母の場合の如く、高等動物宿主細胞を用
いる場合、公知哺乳動物遺伝子からのポリアデニレーシ
ョンまたはターミネーター配列はベクター中に取り込ま
れている必要がある。ターミネーター配列の例はウシ成
長ホルモン遺伝子からのポリアデニレーション配列であ
る。
【0057】さらに、宿主細胞における複製を制御する
遺伝子配列を、ウシ乳頭腫ウイルス型ベクター中で見い
出されるものの如きベクター中に取り込んでよい。サベ
リア−カンポ・エム(Saveria−Campo M.)、ウシ乳頭
腫ウイルスDNA: 真核性クローニングベクター」、デ
イ・エヌ・エイ・クローニング(DNA Cloning)II
巻、ア・プラクティカル・アプローチ(a practical app
roach)、デイ・エム・グローバー(D.M.Glover)編、
アイ・アール・エル・プレス(IRL Press)、アーリ
ントン(Arlington)、バージニア州、213〜238頁
(1985)。
【0058】宿主細胞は形質転換について適格であるか
または各種方法によって適格とされる。DNAを動物細
胞に導入するいくつかのよく知られた方法がある。これ
らは: リン酸カルシウム沈澱、DNAを含有する細菌プ
ロトプラストでの受容体細胞の融合、DNAを含有する
リポソームでの受容体細胞の処理、DNAの細胞中への
直接マイクロインジェクションを包含する。
【0059】形質転換した細胞は当該分野でよく知られ
た方法により増殖させ、バイオケミカル・メソッズ・イ
ン・セル・カルチャー・アンド・バイオロロジー(Bioc
hemical Methods in Cell Culture and Biology)、
クチラー・アール・ジェイ・ドウデン(Kuchler R.
J.、Dowden)、ハッチンソン・アンド・ロス・インコ
ーポレイティッド(Hutchinson and Ross Inc.)(19
77)、例えば当該分野でよく知られた機械的もしくは
酵素的方法によって宿主細胞系を破壊した後、宿主細胞
または細胞浮遊液から蛋白質を排出する系において、発
現されたTPA同族体を細胞培地から収穫する。
【0060】J.TPA同族体の評価 TPAおよびその同族体は2つの方法のうちいずれかで
評価できる。プラスミノーゲンを切断してプラスミンと
する相対能力を評価することができ、およびプラスミン
の産生を阻止する抑制物質の相対能力を評価することが
できる。かかる評価についての手順を以下に詳しく記載
する。
【0061】アミドールアッセイ。TPA同族体の機能
活性は、ベルヘイジェン・ジェイ・エイチら(Verheije
n J.H.et al.)、「血漿中に測定に適用できる外来性
(組織タイプ)プラスミノーゲンアクチベーターについて
の簡単で鋭敏な分光光度計アッセイ」、スロンボウシス
・アンド・ヘモスタシス(Thromb.Haemostas.)、48:
266〜269(1982)によって記載されているア
ミドールアッセイを用いることによって測定される。略
言すれば、TPA同族体を含有する試料をプラスミノー
ゲンおよびCNBr消化フィブリノーゲンフラグメント
と混合する。かくして形成されたプラスミンは、次い
で、系外から加えた色素生成基質、S−2251(H−
D−バリル−L−ロイシル−L−リジン−p−ニトロア
ニリド二塩酸塩; KABI、ストックホルム、スウェー
デン)を切断し、分光光度計によりモニターされる着色
生成物を生じる。プロテアーゼ抑制物質のTPA同族体
に対する効果は、ベルヘイジェン・ジェイ・エイチら
(Verheijen J.H.et al.)、「ヒト血漿中の組織タイプ
プラスミノーゲンアクチベーターについての速作用抑制
物質の出現の証拠」、スロンボウシス・アンド・ヘモス
タシス(Thromb.Haemostas.)、51: 392〜395
(1984)によって記載されている本アッセイの修正法
を用いることによって評価される。添加した抑制物質は
TPAに結合し、不可逆的な複合体を形成し、それによ
ってTPAがプラスミノーゲンを活性化するのを阻止す
る。例えば、精製された天然TPAは増加した量の抑制
物質含有試料で力価測定され、残余TPA活性は前記で
概説した如くに測定される。次いで、残余TPA活性を
添加した抑制物質含有試料の量の関数としてグラフに表
わすことによって標準曲線を描く。同様に、TPA同族
体を抑制物質で力価測定する。得られた曲線をTPA標
準のものと比較する。曲線間の類似度が個々の同族体の
抑制に対する感受性に直接関係する。
【0062】フィブリンオートグラフィー。TPA同族
体の分子量は、該同族体を含有する試料をドデシル硫酸
ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS
−PAGE)に付し、次いでアクリルアミドゲルをプラ
スミノーゲン含有フィブリンの指示薬フィルム上に置く
ことによって見積もられる。同族体蛋白質がアクリルア
ミドゲルから指示薬フィルムに拡散するに従い、それは
プラスミノーゲンをプラスミンに変換し、他の場合には
不透明なフィブリン指示薬中にフィブリン溶解現象の清
澄なゾーンの形成を引き起こす。このゾーンの出現はア
クリルアミドゲル中の対応する位置に活性なTPA同族
体が存在することを示す。この方法は、TPA同族体と
プロテアーゼ抑制物質間の相互作用を評価するのにも用
いられる。前記の如く、この相互作用の結果、同族体自
身よりも大きな分子量を有する酵素−抑制物質複合体が
形成される。SDS−PAGEの後、該複合体はフィブ
リン指示薬フィルム中で可視化される残余TPA活性を
呈する。この方法の詳細は、最初、グラネリ・ピペルノ
・エイおよびイー・ライチ(Granelli Piperno A.and
E.Reich)、「生物学的流体におけるプロテアーゼおよ
びプロテアーゼ−抑制物質複合体の研究」、ジャーナル
・オブ・エクスペリメンタル・メディシン(J.Exp.Me
d.)、148: 223〜234(1978)によって記載
された。
【0063】TPA同族体の抗原性の評価 サンドイッチ型酵素免疫測定法(S−エライサ法)。TP
A同族体の抗原性は2つの異なるS−エライサ法により
免疫学的に測定される。第1のものは、ヒト子宮TPA
について特異的なヤギ多クローン抗体を用いる。第2の
ものは、マウス単クローン抗体を用いる。この単クロー
ン抗体はTPAの活性について必要なエピトープに対し
て特異的に定方向化される。TPAの活性部位ドメイン
に対して特異的な抗体の使用により、その主要構造がド
メインにおいて活性部位以外のものに変化してしまった
いずれのTPA同族体の抗原性も測定する効果的な方法
が提供される。このアッセイは、コルニンガー・シイら
(Korninger C.et al.)によって記載された方法、単ク
ローン抗体を使用するTPA抗原性についてのサンドイ
ッチエライサ(Sandwich ELISA)法と同様のもの
である。スロンボウシス・リサーチ(Thromb.Res.)、
41: 527〜535(1986)。両アッセイについて
の感度限界は1ml当たりTPA約1ngである。
【0064】ウェスタンイムノブロッティング法。抑制
物質と共に複合体を形成するTPAの能力もまた、最初
トウビン・エイチら(Towbin H.et al.)「蛋白質のポリ
アクリルアミドゲルからニトロセルロースシートへの電
気泳動的移動: 方法およびいくつかの応用」、プロシー
ディング・オブ・ナショナル・オブ・サイエンシズ(Pr
oc.Natl.Acad.Sci.)USA、76: 4350〜43
54(1979)によって記載された如く、SDS−PA
GEおよびウェスタンイムノブロッティング法を用いる
ことによって評価できる。簡単に述べると、TPA同族
体を抑制物質と相互作用をさせ、混合物をSDS−PA
GEに付し、蛋白質をニトロセルロースペーパーへ電気
的に移動させる。複合体化してない遊離のTPAおよび
抑制物質との複合状態にあるTPAの双方を、TPAに
対して特異的な精製した多クローンヤギIgGおよびヤ
ギIgGに対して定方向化されたウサギ抗血清を用いる
ことによって検出する。次いで、I125−ラベル蛋白質
Aおよびオートラジオグラフィーを用いることによって
TPA含有免疫複合体を可視化する。
【0065】定義「 細胞培養物」なる語はもとの植物または動物の体外で細
胞が生存を維持するのを可能とする、多細胞植物もしく
は動物のいずれか由来の増殖している細胞の容器をい
う。
【0066】「ドメイン」なる語は特定の機能に一致し得
るアミノ酸配列の別々の連続部分をいう。TPAに関し
ては、前記引用文献がドメイン領域を定義しており、本
明細書中の図4はドメイン間に存在するインタードメイ
ン領域の中央地点のおおよその位置を開示する。
【0067】「下流」なる語は発現の方向においてさらに
進行する配列に同一であり; 例えば、コーディング領域
は開始コードンより下流にある。
【0068】「インタードメイン」なる語はドメイン間に
存在する蛋白質のアミノ酸配列の領域をいう。この適用
において、インタードメイン領域は表13に示した中央
地点からプラスもしくはマイナスの5個のアミノ酸残基
である。かくしてフィンガー(finger)および発育因子ド
メイン間のインタードメイン領域はアミノ酸44〜アミ
ノ酸55間に存在し、かつそれらを包含し; 発育因子お
よびクリングル(kringle)1ドメイン間のインタードメ
インはアミノ酸86〜アミノ酸97間に存在し、かつそ
れらを包含し; クリングル(kringle)1およびクリング
ル(kringle)2間のインタードメインはアミノ酸169
〜アミノ酸180間に存在し、かつそれらを包含し; ク
リングル(kringle)2および活性部位間のインタードメ
インはアミノ酸257〜アミノ酸268間に存在し、か
つそれらをを包含する。
【0069】「維持された」なる語はプラスミドが自律複
製体としてまたは宿主のゲノムの統合部分として存在す
る、形質転換宿主内のプラスミドの安定な存在をいう。
【0070】「微生物」なる語は細菌、放線菌および酵母
の如き単細胞の原核生物および真核生物を共に包含す
る。
【0071】「非天然エンドヌクレアーゼ制限部位」なる
語句は、天然cDNA配列の同等位置に見い出されない
エンドヌクレアーゼ制限部位をいう。これらはユニーク
および非ユニーク部位を共に包含する。
【0072】「オペロン」なる語は遺伝子発現および調節
の完全な単位であり、構造遺伝子、調節遺伝子、および
調節遺伝子産生物によって認識されるDNA中の制御要
素を包含する。
【0073】「プラスミド」なる語は自律的に自己複製す
る染色体外環状DNAを言い、発現型および非発現型を
共に包含する。組換体微生物または細胞培養物が発現プ
ラスミドを宿すと記載される場合、「発現プラスミド」な
る語は染色体外環状DNAおよび宿主染色体中に取り込
まれたDNAを共に包含する。
【0074】「プロモーター」なる語はRNAポリメラー
ゼが結合して転写を開始するのに係るDNA領域であ
る。
【0075】「DNA配列」なる語はヌクレオチド塩基、
アデノシン、チミジン、シトシンおよびグアノシンより
なる一本鎖または二本鎖DNA分子をいう。
【0076】「適当な宿主」なる語は組換体プラスミドを
受容することができ、該プラスミドが複製し、そのゲノ
ム中に取り込まれるかまたは発現されることを可能とす
る細胞培養物をまたは微生物をいう。
【0077】「上流」なる語は発現から逆の方向に進行す
る配列に同一であり; 例えば、細菌プロモーターは転写
単位から上流にあり、開始コードンはコーディング領域
から上流にある。
【0078】本願にとっては特別であるが、チャート1
〜27においてプラスミドおよびフラグメントを表わす
のに用いる約束はプラスミドおよびそれらのフラグメン
トの常用表現と同意義であることを意味する。常用環状
図とは異なり、チャート上の単一線の図は翻訳または転
写が左から右に(5'から3'に)起こる環状および直線状
二本鎖DNAを共に表わす。星印(*)はプラスミドの環
状形を完成するヌクレオチドの架橋を表わす。フラグメ
ントは二本鎖DNAの直線片であるから、星印を有しな
い。エンドヌクレアーゼ制限部位は直線の上方に示す。
遺伝子マーカーは直線の下方に示す。プラスミドまたは
フラグメントを表わす図表の下方の棒線はDNA上の2
つの地点間の塩基対の数を示すのに用いる。マーカー間
の相対的間隔は実際の距離を示すものではなく、示した
DNA配列上のそれらの相対的位置を示すことを単に意
味する。
【0079】調製例 調製例1.ベクター−pSK4−チャート1〜3 プラスミドpSK4はイー・コリ(E.coli)において異
種蛋白質の発現を定方向化できる発現ベクターである。
それは転写を伝達するための強力な、調節可能なプロモ
ーターおよび翻訳開始についての強力なリボソーム結合
部位を有する。具体的には、pSK4はトリプトファン
(trp)オペロンからのプロモーターおよびリボソーム結
合部位(RSB)を用いる。RBSから直ぐの下流のユニ
ークClaI部位はTPAの如き望ましい遺伝子の挿入す
る利用できる(チャート3)。
【0080】プラスミドpSK4を作製するには、公知
のpKC7(チャート2)で新規なpTRZ1(チャート1)
をクローンする必要がある。ラオ・アール・エヌおよび
ロジャーズ・エス・ジイ(Rao R.N.and Rogers S.
G.)、ジーン(Gene)、7: 79〜82(1979)。プ
ラスミドpTRZ1はプロモーター/オペレーター領
域、リボソーム結合部位、およびtrpLE融合ΔLE1
413ならびにガラクトシダーゼ(lacZ)およびラクト
ースパーミアーゼ(lacY)についての構造遺伝子を包含
するtrpオペロンの部分を含有する。プラスミドpKC7
はアンピシリンおよびカナマイシンに対する耐性を特異
化し、多くのユニーク制限エンドヌクレアーゼ部位を有
するpBR322の誘導体である。
【0081】pTRZ1およびpKC7の組換体プラスミ
ドはtrpプロモーター、RBSおよびpKC7内のLEを
有するpSK3を生じる。次いで、融合ペプチド配列trp
LEを除去するためにプラスミドpSK3を修飾して一
般的な発現ベクターpSK4を得る。
【0082】(1)pTRZ1の組立て−チャート1 プラスミドpTRZ1は公知プラスミドpMC1403お
よびpVV1のクローンである。
【0083】プラスミドpMC1403はpTRZ1から
N末端の8個のアミノ酸を除いたpTRZ1のlacZ遺伝
子を供給するものであり、それはカサダバン・エム・ジ
ェイら(Casadaban M.J.et al.)、ジャーナル・オブ
・バクテリオロジー(J.Bacteriol.)、1980、14
3: 971〜980によって詳細に記載されている。プ
ラスミドpMC1403は3つのユニーク制限酵素切断
部位を有する。それをEcoRIで切断し、細菌アルカリ
性ホスファターゼで脱リン酸化し、イー・コリ(E.col
i)DNAポリメラーゼIのクレノ−フラグメントで末端
を平滑とする。プラスミドpVV1はtrpプロモーターお
よびオペレーター配列を供給し、それはニコルズ・ビイ
・ピイおよびヤノフスキイ・シイ(Nicols B.P.and
Yanofsky C.)、1983、メソッズ・イン・エンザイ
モロジー(Methods in Enzymology)、エル・グロスマ
ンおよびケイ・モルディブ(L.Grossman and K.Mold
ave)編、101: 155〜165、アカデミック・プレ
ス(Academic Press)、ニューヨークによって詳細に
記載されている。プラスミドpVV1はtrp先導配列をtr
pLEを形成するtrpE遺伝子に融合する952塩基対欠
失を有するtrpオペロン(ΔLE1413)を含有する。
プラスミドpVV1をPvuIIおよびBgl IIで切断してフ
ラグメント2(323bp)を得、これを調製アガロース電
気泳動で単離する。Bgl II部位をクレノー酵素で満た
す。次いでフラグメント2をpMC1403で結んでpT
RZ1を得る。
【0084】(2)pSK3の組立て pTRZ1の構造遺伝子LacYおよびLacZはpSK4の
組立てには不要であり、それらの欠失はより多くのクロ
ーニング部位を有するより小さいプラスミドを供給す
る。さらに、LacYの欠失は膜結合蛋白質の過剰産生の
有害効果を回避する。チャート2に示す如く、trp配列
(フラグメント3)をEcoRI/BamHI消化によってp
TRZ1から切り出し、アルカリ性ホスファターゼで処
理して再挿入を最小化し、次いでpKC7のEcoRI/
BamHI領域、フラグメント4に挿入するが、それは消
化の結果もはやカナマイシンに対する耐性を特異化しな
い。アンピシリン耐性(AmpR)およびカナマイシン感受
性(KanS)を有するクローンをtrpプロモーター/オペ
レーター配列の挿入について期待される制限フラグメン
トについてスクリーニングを行う。このプラスミドをp
SK3で示し、その均等体はチャート2に記載されてい
る通りである。
【0085】(3)pSK4の組立て pSK3のtrpプロモーターは、直接発現ベクターの組立
てには不要なtrpLEペプチドをなお保持している。trp
LEセグメントを以下の方法によって切り出す。チャー
ト3に記載した如く、trp配列を有するEcoRI/Bam
Hフラグメント5をpSK3から切断し、ポリアクリル
アミドゲルからの電気溶出によって精製する。示した如
く、このフラグメントは3つのTaqI部位を含有し、そ
のうちの1つはプロモーター/オペレーター領域にあり
(TaqI")、そのうちの1つのリボソーム結合部位とTr
pLE翻訳の開始間にある(TaqI"')。該フラグメント
をTaqIによって部分的に消化し、フラグメントの全集
合物を先にEcoRIおよびClaIの双方で切断したpB
R322との結び反応に用いる。
【0086】TaqIはT↓CGAを認識し(矢印は鎖切
断点を示す)、一方、ClaIはAT↓CGATを認識す
る。これらの2つの酵素は適合する付着末端を産生し、
塩基5'ないしリボソーム結合部位およびtrpLE間のT
aq"'まではAであるので(ジャーナル・オブ・バクテリ
オロジー(J.of Bact.)、133: 1457〜146
6)、このTaqI末端のClaI末端への結びはClaI部
位を再生する。このクローニング機構は単一のTaqI切
断について選択することに注意されたい。また、プロモ
ーターからの転写は時計回り方向であることを確認され
たい。278bpEcoRI/ClaI挿入を表示するクロー
ン、およびtrpプロモーターの制限パターン特性を選択
するが、それはpSK4に同等であろう。ClaI部位に
挿入した場合、該クローンは翻訳開始が可能な蛋白質配
列の発現に有用である。
【0087】調製例2.ヒト組織プラスミノーゲンアク
チベーターについてコード付けする完全長 cDNAの単
離 A.材料および方法 (1)ボウエス(Bowes)黒色腫細胞の増殖 ボウエス(Bowes)はヒト自然発生黒色腫由来の株化細胞
系を表わし、これはニューヨーク医科大学のダニエル・
リフキン(Daniel Rifkin)博士から贈られたものであ
る。95%空気/5%CO2を用い、37℃における湿
潤雰囲気中、10%胎児ウシ血清(Gibco)および50μ
g/mlゲンタマイシン(Sigma)を補足したダルベッコウ
の修正イーグル培地(Gibco)中で細胞を培養する。RN
A調製用に収穫した細胞をファルコン(Falcon)150c
m2フラスコ中、接触し合うまで増殖させる。
【0088】(2)TPA mRNAの調製 ボウエス(Bowes)黒色腫細胞からのRNAを実質的にリ
ザルディら(Lizardiet al.)、アナリティカル・バイオ
ケミストリー(Anal.Biochem.)、98巻、116〜1
22頁(1979)によって記載されている如くに単離す
る。
【0089】DNAは、アビブ・エイチら(Aviv H.et
al.)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカ
デミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Nat.Acad.Sc
i.)、69巻、1408〜12頁(1972)によって記
載されている如く、オリゴデオキシチミジン−セルロー
ス(OdT−セルロース−コル(Col)研究所)カラムを通
過させることによってポリA+豊富とする。別々のOdT
カラム上で2回選択した10〜150cm2フラスコから
の典型的収率は約50μgポリA+mRNAである。
【0090】15〜30%直線スクロースグラジエント
による遠心によってポリA+mRNAを分画する。滅菌蒸
留水200〜400μlに溶解したポリA+mRNA(〜3
00μg)をグラジエント上に重ね、35000rpmにて
ベックマン(Beckman)SW41 Tiローター中で18
時間遠心し、ブチラー・オート・デンシーフロー(Buch
ler Auto Densi−Flow)モデルIICを用いて0.5ml
ずつの画分を収集してトップからボトムに収穫し、ギル
ソン・マイクロ(Gilson Micro)分画器(モデルFC8
0−K)に連結する。各画分からの一部をクセノプス(X
enopus)卵母細胞に注入し、ミスキン・アールら(Miski
n R.et al.)、ヌクレイック・アシッズ・リサーチ(Nu
c.Acids Res.)、9巻、3355〜63頁によって記
載されているのに類似のカゼイン−寒天プレート法によ
って、翻訳産生物をプラスミノーゲンアクチベーター活
性について検定する。TPA活性は約19秒において移
動するmRNAによって表わす。
【0091】具体的には、組織プラスミノーゲンアクチ
ベーターTPAを、プラスミノーゲンのプラスミン、カ
ゼインを消化する非特異的プロテアーゼへの変換を観察
することによって検定する。該アッセイは以下の如くに
行う。煮沸した8%カゼイン0.5mlを2×MBS1ml
と混合し、50℃まで加熱する。3%アガロースを融解
し、50℃まで冷却する。3%アガロース0.5mlをカ
ゼイン/MBSに添加し、ピペットによって混合する。
混合しながら1mg/mlヒトプラスミノーゲン100μl
を添加し(終濃度は50μg/ml)、該物質を直径3.5cm
のプラスチック製ペトリ皿に注入する。アガロース溶液
を室温まで冷却する(約30分)。アガロース中の直径2
mm孔をバイオラド(Biorad)カッター・ゲル・パンチで
切断する。該孔を使用直前に作成し、ウエルをMBSで
満たす。アッセイの少なくとも6時間前にTPA RN
Aを注入した1または2の卵母細胞を各ウエルに加え
る。インキュベーションは湿らせた皿の中で12〜24
時間行う。カゼイン加水分解の明瞭なゾーンが容易に観
察される。
【0092】2倍容量のエタノールを添加し、ドライア
イス上で1時間インキュベートすることによってTPA
mRNAに富む画分を沈澱させる。エペンドルフ(Eppen
dorf)卓上マイクロヒュージ(microfuge)中、室温におけ
る遠心により沈澱を収集し、滅菌蒸留水に溶解し、プー
ルし、再沈澱させる。このTPAポリA+豊富化mRNA
はクローニング用cDNAを生成するのに用いる。
【0093】(3)cDNAの合成 すべてのこれらの反応物は氷上で組立てる。 (A)OdT12-18プライマーを用いる第一鎖の合成 豊富化した、ポリA+選択したボウエス(Bowes)mRN
A(H2O1μl中)の10μgを10mM MeHgOH(ア
ルファ(Alfa))の存在において室温で10分間インキュ
ベートして二次構造のときほぐれを補助する。続いて、
以下の成分を加える; β−メルカプトエタノール〜28
mM; RNasin(バイオテク・インコーポレイティッド
(Biotec Inc.)1単位/μl最終反応容量; 75mMト
リス塩基pH8.3; 6mM MgCl2; 50mM KCl;
10μgのオリゴデオキシチミジン(OdT12-18コル(Co
l)研究所; 100μCi α−32P−dCTP(アメルス
ハム(Amersham)); dGTP、dTTPおよびdATP各
〜500μm; dCTP〜250μm(すべてのヌクレオチ
ドはピイ・エル・バイオケミカルズ(P.L.Biochemica
ls)から入手、10mM トリス塩基pH8中に〜20mM
溶解し、1.0M NaClで中和)および逆転写酵素(ラ
イフ・サイエンシズ・インコーポレイティッド(Life
Sciences Inc.)1単位/μgインプット(input)RN
A、最終反応容量50μl。反応物を42℃にて60分
間インキュベートする。
【0094】(B)プライマーとして特異的15−体オリ
ゴヌクレオチドを用いる第一鎖の合成(ほぼ類似の方法
についてはパナビエレス・エフら(Panabieres F.et a
l.)、ジーン(Gene)、19巻、321〜6(1982)参
照)。
【0095】3'ポリAテイル部を合成始点とするmRN
AからのTPAについてコード付けする完全なcDNA
鎖を得るのは、前記方法を用いて常には可能でない。恐
らくポリAテイル部から上流の配列を合成始点とするこ
とによって、ポリAテイル配列で開始した不完全cDN
Aに連結できる5'TPAコーディングcDNAの配列が
得られる。
【0096】cDNA合成用のプローブまたはプライマ
ーのいずれかとして用いるには、3種の15体が好まし
い。それらの配列は: 3'TPA位置に対して相補的 5' 3' 1. TCA CGG TCG CAT GTT 1759〜1773 2. GGG GTT TGA GTC TCG 634〜648 3. CCC ATC AGG ATT CCG 886〜900 それらは前記方法によって合成され、精製される。
【0097】ポリA+選択したRNAの25μgをプラ
イマー(鋳型に対して5〜10倍ピコモル過剰のプライ
マー)1μgおよび58μl中の1.5mM EDTAと共
に90℃にてインキュベートする。最初90℃まで加熱
した5ml水浴中に浸漬することによって、混合物をゆっ
くりと室温まで平衡化する。RNA鋳型に対する該15
体をアニールした後、以下の試薬を加える: ジチオスレ
イトール(DTT)〜2mM; RNasin1単位/μl最終反
応容量; 100mM トリス塩基、pH8.3;11mM
MgCl2; 50mM KCl; 100μCi α−32P−d
CTP; 各500μmのdGTP、dTTP、およびdAT
P; 250μM dCTP; 逆転写酵素(ライフ・サイエ
ンス・インコーポレイティッド(Life Science In
c.))〜1単位/μgRNA。20℃にて3時間インキュ
ベーションを行い、その時点で等量の逆転写酵素をさら
に加え、50°にて30分間反応を継続する。フェノー
ル抽出によって反応を停止し、マニアティス中に詳細に
記載されている如く、アルカリ加水分解によってRNA
鋳型を除去する。
【0098】(C)第二鎖の合成 最終容量100μlで、40mM KPO4(K−ホスフェ
ート)pH7.5; 6.6mM MgCl2; 1mM DTT;
各500μmのdGTP、dTTP、dATA; 250μmd
CTP; 100μCi 3H−dCTP(アメルスハム(Ame
rsham))およびDNAポリメラーゼクレノーフラグメン
ト(BRL)の1単位/μgインプット(input)RNAより
なる反応にて第二鎖を合成する。反応物を15℃にて4
時間インキュベートするが、続いて、3H−dCTPの取
込みをモニターすることもできる。フェノール抽出によ
って反応を停止し、第一エタノール沈澱の代わりに(Na
Cl〜0.3Mよりむしろ)NH4Acを2.5M加える以外
は第一鎖の合成について前記した如く二本鎖cDNAを
沈澱させる。
【0099】S1を用いてヘアピン構造を除去する。該
1反応はマニアティスにより行う。TCA可溶カウン
トの増加によりヘアピンの除去が成功したことが測定さ
れる。沈澱を省略してフェノール抽出によって反応を停
止する。水性相をプールし、直接ポリA+mRNAの分画
に用いたのと同一のスクロースグラジエントに付す。画
分を収集し、5μlをアクアフルオール(Aquafluor)シ
ンチレーション流体(ニュー・イングランド・ヌクレア
(New England Nuclear))10ml中に溶解し、32Pお
よび3Hを共に測定することによって検定する。2倍容
量のエタノールを加え、ドライアイス上で30分間イン
キュベートすることによって関連画分からのcDNAを
沈澱させる。エペンドルフ(Eppendorf)マイクロヒュー
ジ(microfuge)中、室温にて15分間遠心することによ
って沈澱物をペレット化する。ペレットを滅菌0.3M
NaClに溶解し、プールし、再沈澱させる。沈澱物を
ペレット化し、乾燥する。
【0100】(D) cDNAのベクターDNAへのティリ
ング(tailing)およびアニーリング マニアティス(Maniatis)によって記載されている方法
によって、dCTPのホモポリマー系をcDNA分子の
3'末端に酵素的に加える。理想的には、dCTPの10
〜30残基を加えてクローニング効率を最大化すべきで
ある。
【0101】(pBR322を消化してPst1で完成
し、dGTP残基のホモポリマー系を添加することによ
って調製した)ベクターDNAはニュー・イングランド
・ヌクレア(New England Nuclear)から商業的に入手
可能である。該ベクターDNAはマニアティスによって
記載されている方法によっても調製できる。ベクターD
NAと共にcDNAをアニールする方法もマニアティス
によって記載されている。簡単に述べると、10mMト
リスpH7.4; 0.4M NaCl; 1mM EDTAを含
有する50μlの反応において、テイリングを行ったcD
NAを1:1のモル比でベクターと混合する。最終DN
A濃度は20〜60μg/ml間で変化する。アニーリン
グは、1)65°/10分; 42°/60分; 37°/
2時間、および次いで室温での2時間よりなる定義した
インキュベーション処理に付すか、または2)水浴を閉
じて65°/10分にてインキュベートし、次いでゆっ
くりと一晩で室温まで平衡化させるかのいずれかによっ
て行う。
【0102】(E)完全長TPA cDNAのクローニング
および配列確認 チャート4〜5 既に記載した形質転換法を用いて、cDNA含有ベクタ
ーをイー・コリ(E.coli)中に導入する。前記したハイ
ブリダイゼーション法を用いて該細菌をインシテュ(in
situ)スクリーニングする。
【0103】本明細書中に記載するコロニーハイブリダ
イゼーションはプローブとして同様に前記した15体を
用いる。ハイブリダイゼーションプローブとして用いる
には、70mMトリス塩基(pH7.6)、100mM KC
l; 10mM MgCl2、5mMジチオスレイトール、およ
び50μCiγ32P dATP(ピイ・エル・バイオケミカ
ルズ(P.L.Biochemicals))、ならびにポリヌクレオチ
ドキナーゼ(ニュー・イングランド・バイオラブズ(New
England Biolabs))1Uよりなる50μl反応容量中
で、15−体1μgをリン酸化する。インキュベーショ
ンは37°において60分間行う。このようにして、1
5−体を1μgにつき1×108cpmの特異的活性にラベ
ルすることができる。
【0104】クローンのPst1制限分析を用い、プロー
ブに対して相補性配列を示すクローンを第二のスクリー
ニングについて選択して、消化産物が、配列番号1の配
列表に示すまたはペニカら(Pennica et al.)「イー・コ
リ(E.coli)におけるヒト組織タイププラスノーゲンア
クチベーターcDNAのクローニングおよび発現」、ネイ
チャー(Nature)、301巻、214〜21頁(1983
年1月20日)により示された配列から得ることができ
るPst1制限マップと合致するかどうかを決定する。望
ましいクローンはTPA cDNAの3'部の大きな部分
である。消化により4種のフラグメント: 元のpBR3
22ベクター、1150bpフラグメント、80bpフラグ
メントおよび78bpフラグメントを得る。これらの結果
は、遺伝子の3'末端の約1300bpの挿入大きさ(ヌク
レオチド1250〜2550)を示唆する。この仮定を
確認するために、クローンをPst1およびDde1で二重
消化する。後者の酵素は1150bpフラグメントを切断
して926bpフラグメントと229bpフラグメントと
し、一方、78または80bpフラグメントを無傷で残す
べきである。かかる二重消化の結果は、クローンが事実
TPA遺伝子の3'末端を示すという結論を支持するで
あろう。
【0105】最後の証拠として、DNAのミニ調製物を
クローンから単離し、ジデオキシ鎖停止によって配列す
る。一般法の節に記載した如くにプラスミドDNAのミ
ニプレプを調製する。20:1モル過剰の鋳型中、15
体#1をプライマーとして用いて、一般法の節に記載し
た如くにジデオキシ配列決定を行う。pTPA Hで示
すこのクローンから得られた配列データは、ヒト組織プ
ラスノーゲンアクチベーターについてのペニカら(Penn
ica et al.)、ネイチャー(Nature)、301巻、214
〜21頁(1983)によって示された配列データと同一
である(チャート4)。
【0106】これより、遺伝子の5'末端の単離に焦点
をあてる。これを行うには、OdT12-18からよりむしろ
15体#1からプライマー伸長させることによって、c
DNAを2回選択ポリA+mRNAから合成する。この
方法によって得られる利点は2つある。まず、プライマ
ー伸長がTPAに対して特異的であるので、生成したc
DNAの高パーセンテージがTPAの特異的配列によっ
て示される。第2に、プライマー伸長がポリAテイル部
の約800bp5'であり、該部位は第一鎖合成をプライ
マー伸長させるOdT12-18によって利用される。これに
よって、この方法から得られたcDNAはpTPA Hよ
りもさらに5'を伸長させる転写を包含することがほぼ
確認される。
【0107】このTPA−プライマー伸長のcDNAで
の形質転換効率はcDNA1μgにつき2.5×105形質
転換体である。合計25000の形質転換体の2のバン
クが生成する。ジーン・ウォーキング(gene−walking)
の概念を適用して故意にスクリーニングを偏らせる。p
TPA H5'末端80bp Pst1フラグメントをゲル
単離し、プライマー伸長バンクから得られた28000
コロニーをプローブするのに用いる。これにより少なく
ともpTPA Hと同様に5'まで伸びるクローン、およ
びプライマー伸長試行の結果、さらに5'配列を含有す
るクローンも同様に特異的に選択される。
【0108】インサイチュ・ハイブリダイゼーションに
よるスクリーニングは多くの陽性体を生成する。最も長
いTPA挿入はPst1およびDde1での第2のスクリー
ニングにおいて検知される。本発明においては、pTP
A80−1で示すクローンはヌクレオチド550〜16
00の挿入大きさを包含していた(チャート4)。
【0109】制限データは3'末端の位置をかなり正確
に(+/−〜10%)決定することを可能とする。プライ
マー伸長がヌクレオチド1759で開始し、およびpT
PA80−1が約1600位置に3'末端を有するなら
ば、クローニングの間にどこかの位置にて約160個の
塩基対の損失が起こることになる。S1エンドヌクレア
ーゼが最も可能性のある損失原因である。
【0110】pTPAHおよびpTPA80−1の配位を
決定する。プラスミドpTPAHおよびpTPH80−1
をSacIおよびPvu1で切断して各々フラグメント7
(1251bp)および8(5.1kb)を得、これをゲル単離
する。該フラグメントを細菌アルカリ性ホスファターゼ
で処理し、T4ポリメラーゼを用いて結んでTPA cD
NAの位置550〜2230塩基を有するpTPA3'c
DNA(6.3kb)を得る。新しい組立体をPst1消化に
よって確認する。
【0111】pTPA80−1は第一のプライマー伸長
バンクにおいて検知される陽性体の中でも最も長いTP
A挿入を示すので、アミノ酸残基233〜237のコー
ディング配列に対して相補的な第二のオリゴヌクレオチ
ド(ヌクレオチド886〜900; 15−体#2)を用い
てもう1つのcDNAライブラリーを生成し、5'末端を
完成する。もし、S1が転写の3'末端から200bpまで
も除去するならば、pTPA3'cDNAでの十分な重複
がなお存在してフラグメントの組立が可能となるように
遺伝子のこの特定領域を選択する。
【0112】5'塩基を含有するcDNAをPst1切断p
BR322に結び、前記の如くにイー・コリ(E.coli)
に形質転換した。このcDNAでの形質転換効率は3.6
×104形質転換体/μg cDNAの桁である。ヌクレオ
チド645〜660(15−体#3)から伸長するコーデ
ィング配列に対して相補的なオリゴヌクレオチドでこの
ライブラリーからのコロニーをスクリーニングし、明ら
かな陽性体を選択する。Pst1およびBgIII消化によっ
て第二のスクリーニングを行い、pTPA5'cDNAで
示す1のクローンは残存する5'配列1〜750を含有
することが示された。再び、S1の挿入長に対する影響
はpTPA5'cDNAに関して明らかである。プライマ
ー伸長はヌクレオチド886にて開始するが、pTPA
5'cDNAはヌクレオチド約750個しか伸長しない;
発明者らの実験は約136bpの損失を示した。
【0113】2のクローン(pTPA3'cDNAおよびp
TPA5'cDNA)について利用可能な完全なTPA配
列に関し、最後の組立作業が残る。方法はチャート5に
示す。
【0114】プラスミドpTPA5'cDNAをTaq1で
切断してフラグメント9(2194bp)を得る。pTPA
5'cDNAのTPA配列内の1のTaq1部位(位置63
4)は高度に酵素耐性である。フラグメント9をBgl II
およびHgaIで切断して蛋白質の成熟部分を表わすTP
AcDNAの塩基188〜593を有するフラグメント
10(405kb)を得る。
【0115】TPA cDNAの中央部分は、まずpTP
A3'cDNAをPuvIIで切断し、フラグメント11(1
748bp)をEcoRI分離することによって得られる。
ついで、フラグメント11をHgaIで切断して塩基59
4〜802を含有するフラグメント12(209bp)を得
る。
【0116】cDNAの3'部分を得るには、pTPA3'
cDNAをPuvIで消化し、6.5kbフラグメントを単離
し、T4ポリメラーゼで処理し、EcoRIで部分的に消
化して塩基802〜2230を含有するフラグメント1
3(1871bp)を得る。
【0117】cDNAの3つの部分の結びは、公に入手
でき、かつラオ・アール・エヌおよびロジャース・エス
・ジイ(Rao R.N.and Rogers S.G.)、プラスミドp
KC7: DNAセグメントをクローンするのに適当な1
0の制限部位を含有するベクター、ジーン(Gene)7:
79〜82(1979)に詳細に記載されているpKC7
の使用を含む。プラスミドpKC7をBgl IIおよびSma
Iで消化し、細菌アルカリ性ホスファターゼで処理して
フラグメント14(4.8kb)を得、これをゲル単離す
る。
【0118】フラグメント10、12、13および14
を単一の結びプールにおいて結ぶ。この方法の1の注目
すべき態様は、それにより内部フラグメントのアルカリ
性ホスファターゼ処理の必要性が排除される方法であ
る。
【0119】典型的には、多数片(4フラグメント)結
びはフラグメントのコンカテマー化のための非常に低い
効率で所望の組立てを実現する。適当な方法にてのアル
カリ性ホスファターゼでの処理はこの問題を最小限と
し、その結果、正しい多数片組立ての効率が劇的に増加
する。TPAフラグメントを組立てるにおいて、発明者
らは、制限エンドヌクレアーゼHgaIがDNAを切断す
る特別な方法を利用した。酵素の認識(結合)配列はGA
CGCであるが、該酵素はその認識部位を超えた地点で
切断を行う。その結果、HgaIで切断されたフラグメン
トはそれらの元々隣接していた反対部分でのみ結ばれ
る。HgaI突出部分によって促進される自己結びは起こ
り得ない。該4片TPA結びはHgaI末端を有する2の
フラグメントを含有する。(自己閉鎖を最小化するため
に)ベクターをアルカリ性ホスファターゼで処理するこ
とを付け加えることにより、その結果ほとんどの形質転
換体が正しく組立てられたTPA遺伝子を有することに
なる。正しい組立ては制限的消化によって証明される。
TPAについての完全なcDNA配列を含有するプラス
ミドをpTPAcDNA(7.4kb)で示す。
【0120】
【実施例】
実施例1. 合成オリゴヌクレオチドの調製 前記した方法により87種の別々のオリゴヌクレオチド
(表9〜12参照)を合成した。記載した方法により、位
置187におけるBgl II部位および位置1287にお
けるEcoRI部位間の合成DNAの1084塩基対を組
立ててpTPA−B1、2、3に入れる(チャート9)。
インタードメイン領域への挿入のために選択した特異的
制限部位はチャート10および11に示す。各ブロック
をイー・コリ(E.coli)における複製用のおよび配列証
明用の適当なクローニングベクターと再び組み合わせ
る。用いたすべての結びおよびクローニング方法はマニ
アティスら(Maniatis et al.)、前掲、によって記載さ
れた通りである。すべてのクローンした配列をサンガー
(Sanger)ジデオキシ配列決定法を用いて配列して配列
を証明する。
【0121】ブロック1. オリゴヌクレオチドP1−
P4、P8−P11をアニールし、結んで二本鎖セグメ
ントを得、これをオリゴヌクレオチドP5−P7および
P12−P14よりなる第2のセグメントに結ぶ。得ら
れたブロック1はフィンガー(finger)ドメインについて
コード付けする配列を含有する。ブロック1をクローン
して調製例1に記載したpSK4のBgl IIおよびSphI
部位に入れる。
【0122】ブロック2. フィンガー(finger)ドメイ
ンについてコード付けする配列を含有するオリゴヌクレ
オチドP15−P18およびP19−P23を単一工程
のアニーリングおよび結びにおいて一緒に結んでブロッ
ク2を得、クローンしてpBR322のSphIおよびCl
aI部位に入れる。
【0123】ブロック3. オリゴヌクレオチドP24
−P28、P34−P38をアニールし、結んで二本鎖
セグメントを得、これをオリゴヌクレオチドP29−P
33およびP39−P43よりなる第2のセグメントに
結ぶ。得られたブロック3はクリングル(kringle)1ド
メインについてコード付けする配列を含有する。ブロッ
ク3をクローンしてpBR322のClaIおよびBamH
I部位に入れる。
【0124】ブロック4. オリゴヌクレオチドP44
−P47およびP67−P70; P48−P51および
P71−74; P52、P53、P92、P93および
P75、P76、P94、P95; P57−P61およ
びP80−P84; ならびにP62−P66およびP8
5−P89を各々5個の別の試験管中でアニールして二
本鎖セグメントとし、次いでこれらをプールし、結んで
ブロック4を得る。ブロック4はクリングル(kringle)
2ドメインについてコード付けするDNA配列を含有す
る。ブロック4をクローンしてpBR322のBamHI
およびEcoRI部位に入れる。
【0125】実施例2. TPA cDNAの活性部位を
用いてのブロック1−4の組立て、チャート6〜11 以下の実施例は、実施例1の各種合成ブロックを組立て
て生物学的に活性なTPAについてコード付けすること
ができる遺伝子に入れるのに必要な工程の要約を提供す
る。2つの始原型遺伝子を記載する。プラスミドpTP
A−B1、2、3、4(a)はクローン(kringle)2ドメイ
ンおよび活性部位間に人工的に導入されたエンドヌクレ
アーゼ部位を有しないTPAをコード付けする遺伝子を
有する。プラスミドpTPA−B1、2、3、4はクリ
ングル(kringle)2および活性部位間に人工的に導入さ
れたエンドヌクレアーゼ制限部位を有するTPAをコー
ド付けする遺伝子を有する。
【0126】A.pTPA−B1の組立て−チャート6 プラスミドpSK4をClaIおよびSphIで消化し、大
きな4.1kbフラグメント15を単離し、ClaI/Xba
Iリンカーを用いてブロック1フラグメントに結ぶ。マ
ニアティスによって記載された塩化カルシウム形質転換
法を用いて、結んだ混合物をHB101に形質転換す
る。マニアティスら(Maniatis et al.)によって記載さ
れたニックトランスレーション法を用いて、形質転換体
をニックトランスレーションを行ったブロック1フラグ
メントでスクリーニングを行う。次いで、サンガー(Sa
nger)ジデオキシ配列決定法を用いて、プローブに対し
ハイブリダイゼーションされた形質転換体を配列して正
しい配列および配位を確認する。この新しい形質転換体
をpTPA−B1(4.25kb)で示す。
【0127】B.pTPA−B1、2の組立て−チャー
ト7 プラスミドpTPA−B1をEcoRIおよびSphIで消
化し、フラグメント16(450bp)を単離する。プラス
ミドpBR322をEcoRIおよびClaIで消化し、大
きなフラグメント17(4.35kb)をゲル単離する。次
いでフラグメント16および17を合成したSphI/C
laIブロック2に結ぶ。結んだ混合物をHB101に形
質転換し、形質転換体をニックトランスレーションを行
ったブロック2でスクリーニングを行う。プローブに対
してハイブリダイゼーションされた形質転換体を配列し
てそれらが正しい配位にあるブロック2を含有すること
を確認する。この組立体をpTPA−B1、2(4.8kb)
で示す。
【0128】C.pTPA−B1、2(a)の組立て−チャ
ート8 プラスミドpTPA−B1、2(a)はフィンガー(finger)
および発育因子ドメインから上流にHind IIIおよびBg
l II制限部位を含有する。プラスミドpTPA−B1、
2をXbaIおよびEcoRIで消化し、大きな4.5kbフ
ラグメント18をゲル単離し、Hind IIIおよびBgl II
部位を含有するオリゴヌクレオチドリンカーに結ぶ。結
んだ混合物をHB101に形質転換し、形質転換体をH
ind III/Bgl II部位の存在についてスクリーニングす
る。新しい組立体をpTPA−B1、2(a)(4.5kb)で
示す。
【0129】D.pTPA−B1、2、3の組立て−チ
ャート9 プラスミドpTPA−B1、2(a)をClaIおよびBamH
Iで消化し、大きな4.0kbフラグメント19を単離す
る。このフラグメントをブロック3(270bp)よりなる
合成したClaI/BamHIクリングル(kb)1領域に結
び、HB101に形質転換する。形質転換体をニックト
ランスレーションを行ったブロック3でスクリーニング
した。ブロック3に対してハイブリダイゼーションした
形質転換体を配列して配列および配位を確認した。この
新しい組立体をpTPA−B1、2、3(4.3kb)で示
す。
【0130】E.pTPA−B1、2、3、4aの組立て
−チャート10 このプラスミドは酵素活性を有するTPA同族体につい
てコード付けする全始原型TPA遺伝子を含有する。こ
の遺伝子には、クリングル(kringle)2および活性部位
間のインタードメイン領域に対する変化はない。pTP
A−B1、2、3、4a(4.2kb)の組立てにはいくつか
の工程を必要とする。プラスミドpTPA cDNA(チャ
ート5)をScaIで切断し、TPA遺伝子の3'端部をつ
いてコード付けするフラグメント20(6.0bp)をゲル
単離する。プラスミドpTPA−B1、2、3(チャート
9)をScaIおよびBamHIで切断してフィンガー(fing
er)、発育因子およびクリングル(kringle)1ドメインを
含有するフラグメント21(1100bp)を得る。ブロッ
ク4をBamHIおよびScaIで切断することによって第
3のフラグメント4a(230bp)を得る。T4リガーゼ
を用いて3つのフラグメントを結んでpTPA−B1、
2、3、4*を得る。Hind IIIおよびAatIIを用いて
TPA遺伝子をpBR322から切断して2.2kbフラグ
メントを得、これをpUC−19に継代クローンする。
プラスミドpUC−19は種々の源から商業的に入手可
能であり、TPAドメインの操作を面倒でなくする選択
した制限部位をそのDNA配列中に含有する。
【0131】F.pTPA−B1、2、3、4の組立て
−チャート11 このプラスミドは酵素的に活性なTPA同族体について
コード付けする全始原型TPA遺伝子を含有する。この
同族体において、すべての4のドメインおよび活性部位
はユニーク制限部位がクリングル(kringle)2および活
性部位間の領域を包含するすべてのインタードメイン領
域中に入れられた状態で存在する。まずpTPA−B
1、2、3、4aをEcoRIおよびBamHIで切断し、
フィンガー(finger)、発育因子およびクリングル(kring
le)1ドメインを含有する大きな3.7kbフラグメントを
単離することによってプラスミドを組立てる。合成によ
り生成したブロック4を、BamHIでの消化およびEco
RIでの部分的消化によりそのクローンから得て560
kbを有する無傷のブロック4を得る。T4リガーゼを用
いて2つのフラグメントを結んでpTPA−B1、2、
3、4を得る。プラスミドpTPA−B1、2、3、4a
およびpTPA−B1、2、3、4は種々の合成TPA
同族体を組立てるのに用いることができる。
【0132】実施例3. TPA同族体の組立て A.pFK1K2Aの組立て(発育因子ドメインの欠失)
プラスミドpTPA−B1、2、3、4aをEcoRVで、
およびHpaIで部分的に消化して724ではなく334
における部位を消化する。大きなフラグメント(4.1k
b)を単離し、再び結んでpFK1K2Aを得る。次いで
プラスミドpFK1K2AをHB101またはいくつか
の他の適当な宿主に形質転換する。次いで正しい配位お
よび配列について該プラスミドをスクリーニングする。
【0133】B.pFK2Aの組立て(発育因子およびク
リングル(Kringle)1ドメインの欠失) プラスミドpTPA−B1、2、3、4をHpaIで消化
する。大きな6.5kbフラグメントを単離し、再び結ん
でpFK2Aを得る。該プラスミドをHB101または
いくつかの他の適当な宿主に形質転換し、正しい配位お
よび配列についてスクリーニングする。
【0134】C.pFK2K2Aの組立て−チャート1
2(発育因子およびクリングル(kringle)1の欠失ならび
にクリングル(kringle)2の複製) プラスミドpTPA−B1、2、3、4(チャート11)
をHpaIで消化してフラグメント22(3.9kb)を得、
これを単離する。pTPA−B1、2、3、4の第2の
試料をHpaIおよびMstIで消化し、クリングル(kring
le)2ドメインを含有する得られた560bpフラグメン
ト23を単離する。HpaI消化のFK2Aフラグメント
を平滑末端でHpaI/MstIフラグメントに結んでpF
K2K2A(4.1kb)を得る。次いでプラスミドpFK2
K2AをHB101に形質転換し、正しい配位および正
しい配列についてスクリーニングする。
【0135】D.イー・コリ(E.coli)プラスミドpT
PAExp1における発現−チャート13 TPA同族体の発現は、チャート7に示す発現プラスミ
ドpTPA−B1、2、チャート6に示すpTPA−B
1、またはそれらの均等体を用いることによってイー・
コリ(E.coli)で達成できる。いずれの同族体も発現用
のXbaIおよびBamHI部位内に置くことができる。イ
ー・コリ(E.coli)においてpFK2K2Aを発現する
には、pTPA−B1、2(チャート7)およびpFK2K
2A(チャート12)をXbaIおよびBamHIで切断し、
フラグメント24(4.2kb)および25(2.0kb)をゲル
単離する。フラグメント24および25を結んで発現プ
ラスミドpTPAExp1(6.2kb)を得る。
【0136】プラスミドpTPAExp1はTrpプロモー
ターおよびオペレーターを含有し、発現は構成的であ
る。イー・コリ(E.coli)の培養はマニアティス(前掲)
による。該イー・コリ(E.coli)培養は活性なTPAを
産生しないであろう。イー・コリ(E.coli)によって産
生されたTPAは再び折り畳んで天然状態としなければ
ならない。公知のシステイン再シャフリング(shufflin
g)法によって活性TPAを得ることができる。米国特許
第4511502号。
【0137】実施例4. 真核生物における発現 A.酵母におけるヒトTPAの発現 本実施例は、MFα1プロモーターおよびpre−pro配列
を有する酵母発現プラスミドpα1−FK2K2Aの組
立てを説明する。酵母におけるTPA同族体の発現用の
培養条件および好ましい宿主株も提供する。
【0138】(1)pα1−ADHt、酵母発現ベクターの
組立て プラスミド、pα1−ADHtは酵母についての多目的発
現ベクターである。都合よい地点の制限部位がその構造
中に組み込まれており、MFα1プロモーター下の制御
は一般に高レベルの発現に適合する。以下の工程はpα
1−ADHtの組立てを記載する(チャート14〜1
8)。
【0139】a.pYRep3'Bの組立て−チャート14 REP IIIおよび2μプラスミドの複製開始点配列をp
YIP31のURA3遺伝子のSamI部位に入れて都合
よいカセットを得ることによってプラスミドpYRep3'
Bを組立てる。プラスミド、2μおよびpYIP31は
共に公に入手可能であり、文献中に詳細に記載されてい
る。該2μプラスミドは、「酵母サッカロミセス・セレ
ビシェ(Saccharomyces cerevisiae)」[ライフ・サイク
ル・アンド・インヘリタンス(Life cycle and inherit
ance)]、445〜470頁においてジェイ・アール・ブ
ローチ(J.R.Broach)によって詳細に記載され、Rep
III領域はセル(Cell)34: 95〜104(1983)お
よびセル(Cell)35: 487〜493(1983)に記
載されている。プラスミドpYIP31はジーン(Gen
e)、18: 17〜24(1972)に記載されていた。
【0140】プラスミドpYIP31をまずSamIで切
断し、細菌アルカリ性ホスファターゼで処理してフラグ
メント26(5.4kb)を得、これを単離する。酵母の2
μプラスミドをPstIおよびXbaIで切断し、クレノー
で満たし、フラグメント27(1.3kb)を単離する。T
4 DNAリガーゼを用いてフラグメント26および2
7を結んでpYRep3'B(6.7kb)を得る。
【0141】b.pADHtの組立て−チャート15〜1
6 プラスミドpADHt(3.86kb)は酵母発現ベクターを
組立てるのに有用な制限部位を供給するので有用であ
る。pADHtの組立用の出発プラスミドはpGG400
(4.0kb)である。プラスミドpGG400を公に入手容
易なプラスミドpBR322およびpML21から組立て
る。ジャーナル・オブ・バクテリオロジー(J.Bacte
r.)、126: 447〜453(1976)。具体的に
は、テトラサイクリン耐性についてコード付けするpB
R322の遺伝子をカナマイシン耐性についてコード付
けするpML21の一部で置き換える。プラスミドpBR
322をまずEcoRIおよびPvu IIで切断し、クレノ
ー酵素でEcoRI突出部を満たし、アガロースゲルから
単離してフラグメント28(2.3kb)を得る。プラスミ
ドpML21をPuv IIで切断してカナマイシンに対する
耐性用の遺伝子を有するフラグメント29(1.7kb)を
得る。満たしたEcoRI部位を用いてPuv II切断部を
結ぶことにより、結んだ後、EcoRI部位が再生する。
フラグメント28および29を結んでpGG400を
得、これをpADHtを組立てるのに用いる(チャート1
5)。
【142】pGG400をPvu IIおよびXhoIで切断
し、クレノー酵素で処理してフラグメント30(3.5k
b)を得、これを単離することによってプラスミドpAD
Htを組立てる。まず、Hinc IIおよびBamHIで切断
し、T4ポリメラーゼで処理し、フラグメント31(0.
36kb)を単離することによって酵母アルコールデヒド
ロゲナーゼI(ADHI)の3'端部をpADHBCから得
る。プラスミドpADHBCは公に入手可能であり、ジ
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J.B
iol.Chem.)257: 3018〜1025(1982)に
詳細に記載されている。フラグメント30および31を
結んで特にpADHtを得、イー・コリ(E.coli)に形質
転換する。pADHtを有するそれらの形質転換体はそれ
らのプラスミドにおいてBamHIおよびXhoI部位を再
生するであろう。これらの形質転換体を選択し、制限酵
素分析法および配列決定法によってクローンしたADH
I3'端部の正しいことを確認する(チャート16)。
【0143】c.pADHt−REP IIIの組立て−チャ
ート17 プラスミドpADHt−REP III(6.2kb)は、URA
3−REP III−複製開始点カセットをpADHtに入れ
て酵母における発現および複製を容易とするpADHtお
よびpYRep31Bの組立体である。EcoRI−HindII
IまたはEcoRI−SmaIフラグメントは適当な酵母プ
ロモーターを有する所望のDNAフラグメントで置き換
えることができる、あるいはそれは複製開始点、選択可
能なマーカーおよび酵母URA3遺伝子の3'端部を有
するSalI−XhoIフラグメントを供給するのに用いる
ことができるので、プラスミドpADHt−REPIIIは
発現ベクターの組立てに有用である。BamHIで切断
し、端部をクレノー酵素で満たし、8−体SalIリンカ
ーを満たしたBamHI部位に挿入することによってプラ
スミドpADHtを修飾する。(修飾した)プラスミドpA
DHtをSphIで切断し、端部をT4ポリメラーゼで満
たしてフラグメント32(3.8kb)を得る。プラスミドp
YRep31BをHindIIIで切断し、URA3の3'端部
および安定性を増大させると考えられる2μRepIII領
域ならびに複製開始点を含有させてフラグメント33
(2.4kb)を単離する。フラグメント32および33を
結び、時計回りの転写を可能とする配位のURA3遺伝
子を持つプラスミドを有するイー・コリ(E.coli)形質
転換体をスクリーニングしてpADHt−REPIIIを得
る。
【0144】d.pα1−ADHtの組立て−チャート1
8 pADHt−REPIIIのEcoRI−HindIIIフラグメン
トをプロモーターおよびMFα1遺伝子のpre−pro配列
を含有するpα1からのEcoRI−HindIIIフラグメン
トで置き換えることによってpα1−ADHt(6.5kb)
の組立て完成する。プラスミドpα1はエイ・シンら
(A.Singh et al.)、ヌクレイック・アシッド・リサー
チ(Nucleic Acid Research)、11: 4049〜6
3(1983)およびジェイ・クルヤンら(J.Kurjan et
al.)、セル(Cell)、30: 933〜943(1983)
によって詳細に記載されている。プラスミドpADHt−
REPIIIをまずEcoRIおよびHindIIIで切断してフ
ラグメント34(5.3kb)を得、これを単離する。ま
た、プラスミドpα1をEcoRIおよびHindIIIを切断
してフラグメント35(1.2kb)を得、これを単離す
る。次いでフラグメント34および35をT4 DNA
リガーゼを用いて結んでpα1−ADHtを得る。
【0145】(2)pα1−FK2K2Aの組立て、TP
A同族体cDNAの酵母発現ベクターへの挿入−チャー
ト19 酵母中でTPA同族体を産生するための好ましい発現ベ
クターをMFα1プロモーターを有するpα1−FK2
K2Aで示す。プラスミドpFK2K2A(チャート1
2)をBgl IIで切断してフラグメント36(2.0kb)を
得、これをゲル単離する。プラスミドpα1−ADHtを
HindIIIおよびXhoIで切断してフラグメント37(5.
6kb)を得、転写、ポリアデニレーションおよび翻訳部
位を供給する。本明細書中で記載する系は成熟TPA蛋
白質より下流で停止し、得られた産生物は酵母起源の少
しのアミノ酸をさらに有するであろう。TPA遺伝子の
正確な端部で翻訳を停止するために、停止コードンを供
給することができる。
【0146】同族体がMFαpre−pro配列の解読フレー
ムと同相であることを確認するには、同族体の5'およ
び3'端部を変化させない。もう1つのリンカーを挿入
するかあるいはクレノー(PolI)およびマングビーン
(Mung Bean)ヌクレアーゼと組み合わせるのいずれか
によって5'端部におけるBgl II部位を操作して解読フ
レームをMFα1“pre−pro"配列と同相に維持しつつ
HindIII部位を得ることができる。本実施例について
は、アデノシンおよびグアノシンと共にクレノーを用い
てフラグメント37のBgl II部位を部分的に満たす。
次いで部分的に満たした部分をマングビーン(Mung B
ean)ヌクレアーゼで平滑末端とし、pα1−ADHtのH
indIII部位に結ぶ。(端部を部分的に満たした)フラ
グメント36および37を結んでpFK2K2A(7.6k
b)を得る。解読フレームが酵母配列と同相に維持される
限り、他の同族TPA遺伝子を平滑末端として発現ベク
ターに挿入することもできる。
【0147】(3)酵母におけるプラスミドpα1−FK
2K2AからのTPA同族体の発現 酵母株YNN227(α、ura3−52 trp1−289)
をpα1−FK2K2Aで形質転換する。グルコース最
小培地(2%グルコース、0.7%酵母窒素ベース、1%
カザミノ酸、40μg/mlアデニン、50μg/mlトリプ
トファン)中で形質転換体を10時間増殖させる。次い
で遠心により細胞をペレット化する。ガラスビーズで撹
拌することによって細胞を溶解する。TPA量はウェス
タンブロッティング法またはラジオイムノアッセイ法あ
るいはクセノプス(Xenopus)卵母細胞について前記した
寒天中のカゼイン酵素アッセイ法を用いて検知すること
ができる。
【0148】まず、0.5mmガラスビーズで溶解し、続
いてアフィニティカラム上で精製することによってTP
Aを酵母細胞から単離することができる。標準的な蛋白
質精製法を適用してさらに精製を行うことができる。
【0149】B.チャイニーズハムスター卵巣細胞にお
けるTPA同族体の発現−チャート20〜22 以下の実施例はチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細
胞においてpFK2K2Aを発現する好ましい方法を示
すものである。要約すると、各々イー・コリ(E.coli)
およびCHO細胞においてアンピシリン耐性およびジヒ
ドロ葉酸還元酵素遺伝子をマーカーとして用いてCHO
およびイー・コリ(E.coli)の両細胞において複製する
シャトルベクターpSVCOW7をここに開示する。プ
ラスミドpSVCOW7は、また、CHO細胞における
発現に必要なウシ成長ホルモンからのポリアデニレーシ
ョン配列を供給するものである。プラスミドpSVCO
W7をまず切断し、細菌プロモーターおよびTPA同族
体を挿入する。CHO細胞において発現されるTPAに
ついての形質転換培養条件および抽出方法も以下に記載
する。
【0150】(1)pSVCOW7の組立て−チャート2
0 (アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(Ame
rican Type CultureCollection)から入手可能な、あ
るいはエス・スブラマニら(S.Subramaniet al.)、
「シミアン(Simian)ウイルス40におけるマウスジヒド
ロ葉酸還元酵素相補性デオキシリボ核酸の発現」、モレ
キュラー・アンド・セリユラー・バイオロジー(Molecu
lar and Celluar Biology)2: 854〜864(19
81年9月)の方法により調製した)出発プラスミドpS
V2dhfrをBamHIおよびEcoRIで消化してアンピシ
リン耐性遺伝子、SV40複製開始点、およびdhfr遺伝
子を含有するフラグメント38(5.0kb)を得る。pSV
COW7の第2の部分はpSV2dhfrを切断するのに用
いたのと同一の制限エンドヌクレアーゼで消化してゲノ
ムウシ成長ホルモン遺伝子、すなわち、BGH gDNA
の3'端部を含有するフラグメント39を得るプラスミ
ドpλGH2R2から得られる。プラスミドpλGH2R
2は、イリノイ州、ペオリア(Peoria)のノーザン・リ
ージョナル・リサーチ・ラボラトリーズ(Northern Re
gional Research Laboratories)に寄託した(NRRL
B−15154)イー・コリ(E.coli)HB101宿
主から公に入手可能である。フラグメント38および3
9を結んでpSVCOW7(7.1kb)を得る。
【0151】(2)pTPA−cDNA、BamHIの組立て
−チャート21 TPA同族体をpSVCOW7に都合よく挿入するため
には、都合よいBamHI部位を成熟蛋白質配列から上流
にあるTPAの先導配列内に挿入する必要がある。これ
を達成するには、pTPA5'cDNA(チャート5)をHg
aIで切断し、塩基78〜593を含有するフラグメン
ト40(517bp)をクレノー酵素で平滑にする。平滑末
端を10−体BamHIリンカーに結び、フラグメント4
0をNarIで切断してTPA cDNAの塩基68〜52
1を有するフラグメント41を得る。
【0152】プラスミドpTPA−cDNA(チャート5)
をNarIおよびBgl IIで切断し、TPA cDNAの3'
部分を含有するフラグメント42(1644bp)をゲル単
離する。フラグメント41および42をpKC7のBam
HIおよびBgl II消化の結果得られたフラグメント4
3(4.3kb)に結んでpTPA−cDNA、BamHI(6.
5kb)を得る。
【0153】(3)pTPA−IE−PAの組立て−チャ
ート22 TPAドメインの天然配置を有するTPA修飾 cDNA
を含有するプラスミドpTPA−IE−PAはCHO細
胞によって発現されることが可能である、あるいはTP
A同族体を含有する別法発現プラスミドの組立を容易と
するのに用いることができる。pTPA−IE−PAの
組立ては2つの工程で達成される。まず、pTPA−cD
NAからのTPA cDNAをpSVCOW7に挿入し、
次いでサイトメガロウイルスの即時型プロモーターを挿
入してTPA同族体の転写を開始する。
【0154】工程1.プラスミドpSVCOW7をEco
RIおよびPuvIIで切断し、BGH遺伝子の3'ほとん
どのエクソンにおけるPuvII部位から3'末端より下流
のEcoRI部位まで伸びるウシ成長ホルモンのポリアデ
ニレーション配列を含有するフラグメント44(600b
p)を得る。BGHポリアデニレーション配列の完全な記
載については、以下の文献を参照されたい: (1)bGH
ゲノムDNAの同定および特徴づけが開示されている1
984年6月27日出願のヨーロッパ特許出願0112
012号; (2)ウォイチック・アール・ピイら(Woychi
k R.P.et al.)、「正確なポリアデニレーションのため
のウシ成長ホルモン遺伝子の3'フランキング領域の要
件」、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデ
ミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)
USA81: 3944〜3948(1984年7月); お
よび、ディ・アール・ヒッグズら(D.R.Higgs et a
l.)、ネイチャー(Nature)306: 398〜400(1
983年11月24日)およびそこに引用されている文
献。
【0155】pSVCOW7の第2の試料をEcoRIお
よびBamHIで切断してフラグメント45を得る。別法
として、フラグメント45はベセスダ・リサーチ・ラボ
ラトリーズ(Bethesda Research Laboratories)から
入手可能な親プラスミドpSV2dhfrからのEcoRI/
BamHIフラグメントから得られる。フラグメント45
はpBR322からの複製開始点およびイー・コリ(E.
coli)においてプラスミドの選択を可能とするイー・コ
リ(E.coli)において発現されたアンピシリン耐性遺伝
子を含有する。該フラグメントは、また、哺乳動物細胞
において発現を可能とする組立体中にマウスジヒドロ葉
酸還元酵素 cDNAを該する。スブラマニら(Subraman
i et al.)、モレキュラー・アンド・セリユラー・バイ
オロジー(Mol.Cell.Biol.)1: 854〜864(19
81)。
【0156】TPA cDNAは、pTPA−cDNA、B
amHIをBamHIおよびBglIで切断することから得ら
れるフラグメント46(1.9kb)から得られる。フラグ
メント46はtPAcDNAからの全コーティング領域を
含有する。BamHI切断はmRNAの5'末翻訳配列につ
いてコード付けするcDNAにおけるものであり、Bgl
I切断はcDNAの3'末翻訳領域についてコード付けす
るcDNAにおけるものである。フラグメント44、4
5および46を結んでイー・コリ(E.coli)およびCH
O細胞間を行き来できる複製ベクターであるpTPA−
PA(8.4kb)を得る。プラスミドpTPA−PAをイー
・コリ(E.coli)に形質転換する。
【0157】工程2.工程2においては、ヒトサイトメ
ガロウイルスからの即時型遺伝子プロモーター(CMV
I.E.プロモーター)を挿入することによって、pTPA
−PAを発現プラスミドpTPA−IE−PAに変換す
る。CMV I.E.プロモーターはCMVゲノムのPst
I消化から得られる。主たる即時型遺伝子を含有するヒ
トサイトメガロウイルスゲノム(CMV I.E.)の領域
の制限エンドヌクレアーゼ切断マップは詳細に記載され
ている(スティンスキイら(Stinsti et al.)、ジャーナ
ル・オブ・バイロロジー(J.Virol.)46: 1〜14、
1983; ステンベルグら(Stenberg et al.)、ジャー
ナル・オブ・バイロロジー(J.Virol.)49: 190〜
199、1984; およびトムセンら(Thomsen et a
l.)、プロシーディングズ・オブ・ナショナル・アカデ
ミー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)
USA、81: 659〜663、1984)。
【0158】これらの文献は、その配列の中に主要な即
時型遺伝子についてのプロモーターを含有する2.0キ
ロベースのPstIフラグメントを記載している。それに
より所望の760塩基対フラグメントが産生物の中に得
られるこの2.0kb PstIフラグメントのSau3AI
での単離消化によってCMV I.E.プロモーターをさ
らに単離することができる。この760塩基対フラグメ
ントは、その大きさならびにフラグメント内のScaI切
断部位およびBglI切断部位の存在によって他の産生物
から区別できる。その便利な同定のため、このSau3A
Iフラグメントの利用は本明細書中に記載するCMV
I.E.プロモーターを用いる好ましい方法である。
【0159】工程1で組立てたプラスミドpTPA−P
AをBamHIで切断し、CMV即時型プロモーターを含
有するSau3AIフラグメントをBamHI部位に結ぶ。
プロモーターからの転写がTPAについてのmRNAを
合成するような配位でCMVプロモーターフラグメント
を含有するプラスミドは、プラスミドをSacIで切断す
ることによって同定される。得られたプラスミドを、T
PA cDNAの5'端部にCMV I.E.プロモーターを
有し、およびその3'端部にbGHポリアデニレーション
シグナルを有するpTPA−IE−PAで示す。
【0160】(4)pTPA−IE−FK2K2Aの組立
て−チャート23 pTPA−IE−FK2K2Aの組立ては2段工程であ
る。工程1は所望のTPA同族体、BGHからのポリア
デニレーションシグナル配列ならびにpSVCOW7の
選択可能なマーカーおよびレプリコンを含有するpTP
A−FK2K2Aの生成を含み、工程2は前記CMV
I.E.プロモーターの挿入を含む。以下の実施例はTP
A同族体FK2K2Aの挿入を記載するが、同一の酵素
および方法を用いて他の同族体を挿入することもでき
る。
【0161】工程1.プラスミドpTPA−IE−PA
(チャート22)をBamHIおよびBgl IIで切断してT
PA先導配列塩基1〜188を含有するフラグメント4
7を得る。pSVCOW7(チャート20)をEcoRIお
よびPvuIIで切断してフラグメント48(600bp)を得
ることによって、BGHのポリアデニレーションシグナ
ル配列が得られる。TPA同族体配列はpFK2K2A
(チャート12)をBgl IIおよびBglIで切断してフラ
グメント49(2.0kb)を得ることにより得られる。pS
VCOW7の第2の試料をEcoRIおよびBamHIで切
断してpSVCOW7のマーカーおよびレプリコンを含
有するフラグメント50(5.8kb)を得る。4種のフラ
グメントをゲル単離し、T4リガーゼを用いて結んでp
TPA−FK2K2A(8.3kb)を得る。 工程2.プラスミドpTPA−FK2K2AをBamHI
で切断し、Sau3A消化のCMV−IEプロモーター配
列を挿入してpTPA−IE−FK2K2Aを得、これ
をCHO細胞中へのトランスフェクションまでイー・コ
リ(E.coli)中で維持する。
【0162】(5)CHO細胞のトランスフェクションお
よび培養 グラハムら(Graham et al.)(イントロダクション・オ
ブ・マクロモレキュールズ・イントウ・バイアブル・マ
マリン・セルズ(Introduction of Macromolecules in
to Viable Mammalian Cells)、アラン・アール・リ
ス・インコーポレイティッド(Alan R.Liss Inc.)、
ニューヨーク、1980、3〜25頁)によって詳細に
記載されているDNAの細胞中へのトランスフェクショ
ンのためのリン酸カルシウム法を用いて、プラスミドp
TPA−IE−FK2K2Aをジヒドロ葉酸還元酵素(d
hfr)を欠くチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞中
にトランスフェクトする。用いる細胞系は元来コロンビ
ア大学のエル・チェイシン(L.Chasin)から入手可能な
突然変異体DXB−11であり、プロシーディングズ・
オブ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ
(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA77: 4216〜4
220、1980にすべて記載されている。前記トラン
スフェクション法は、トランスフェクトされたプラスミ
ドを一体化する細胞はもはやdhfrを欠くものではなくて
ダルベッコウの修正イーグル培地+プロリン中で増殖す
るという事実に基づくものである。
【0163】pTPA−IE−FK2K2Aでトランス
フェクトした細胞からクローンを単離するが、それは、
単層で2日間増殖させた場合、百万細胞当たり少なくと
も10ngのTPAを合成する。pIETPA−IPA−d
hfrを有する細胞からクローンを単離するが、それは、
百万細胞当たり少なくとも100ngのTPAを合成す
る。TPA同族体の発現はラジオイムノアッセイ、また
はウェスタンブロット法によって検知できる。
【0164】リジケンおよびコレン(Rijken and Coll
en)、ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリ
ー(Journal of Biological Chemistry)256: 70
35〜7041(1979)の方法によりTPA同族体を
精製する。組換体TPA同族体を含有するCHO細胞を
無血清培地中で増殖させる。72時間後培地を収穫し、
1.0M NaClおよび0.01%ツイーン(Tween)80
を含有する0.02Mトリス−HCl pH7.5で平衡化
した亜鉛−キレートアガロースカラムに付す。カラムを
同一の緩衝液で洗浄し、同一の緩衝液中で0〜0.05
Mイミダゾールの直線グラジエントでTPA同族体を溶
出する。TPA同族体を含有する画分をプールし、1.
0M NaClおよび0.01%ツイーン(Tween)80を
画分する0.01Mリン酸緩衝液pH7.5で平衡化した
コンカナバリンA−アガロースカラムに付す。同一緩衝
液でカラムを洗浄した後、平衡化緩衝液〜0.01%ツ
イーン(Tween)80、0.4M D−メチルマンノシド
および2Mチオシアン酸カリウムを含有する0.01M
リン酸緩衝液pH7.5の直線グラジエントで溶出する。
TPA活性を有する画分をプールし、固体KSCNを加
えてKSCN濃度を1.6Mまで増加させる。画分を約
10倍の濃度とし、1.6M KSCNおよび0.01%
ツイーン(Tween)80を含有する0.01Mリン酸緩衝
液pH7.5で平衡化したセファデックスG−150カラ
ムに付す。TPA活性を有する画分をプールし、0.1
5M NaClおよび0.01%ツイーン(Tween)80に
対して透析し、−80℃にて保存する。
【0165】C.スポドプテラ・フルギペルダ(Spodop
tera frugiperda)における発現 以下の実施例は昆虫細胞培養におけるTPAの発現に関
する。すべての手順はサマーズ・エム・ディおよびスミ
ス・ジィー・イー(Summers M.D.and SmithG.
E.)、テキサス州、カレッジ・ステーション(College
Station)、テキサス・アグリカルチュラル・イクステ
ンション・サービス(Texas AgriculturalExtension
Service)、テキサス・アグリカルチュラル・エクスペ
リメント・ステーション(Texas Agricultural Exp
eriment Station)、農業単科大学によって発行された
バクロウイルスベクター取扱法および昆虫細胞培養手順
に詳細に記載されている。出発プラスミドpAc373
(7.1kb)は、アウトグラファ・カルホルニカ・ヌクレ
ア・ポリヘドロシス・ウイルス(Autographa californi
canuclear polyhedrosis virus)(AcNPV)についての
多角体プロモーターから直ぐ下流にユニークBamHI部
位を有する一般的なバクロウイルス発現ベクターであ
る。多角体蛋白質はウイルス感染および in vitro 複製
には必須でないマトリックス蛋白質である。該プラスミ
ドはテキサス77843、カレッジ・ステーション(Co
llege Station)、テキサスA&M大学、昆虫学部部門
のマックス・サマーズ(Max Summers)教授より入手可
能であり、モレキュラー・アンド・セリユラー・バイオ
ロジー(Molecular and Cell.Biology)、3(12):
2156〜2165(1983)に詳細に記載されてい
る。
【0166】(1) pAcTPAの組立て−チャート24 ユニークBamHI部位をやはりユニークであるBal II
部位を挿入することによって出発プラスミドpAc373
を修飾してTPA同族体を受容するようにする。プラス
ミドpAc373をまずBamHIで切断し、次いでマング
・ビーン(Mungbean)ヌクレアーゼで処理して平滑末端
を得る。次いでBgl IIリンカーを該末端に結び、該末
端を再び結合してpAc373、Bgl IIを得る。チャー
ト21からのプラスミドpTPAcDNA、BamHIをB
amHIで十分に消化し、Bgl IIで部分的に消化して無
傷TPAcDNAについてコード付けするフラグメント
51(1.95kb)を得る。フラグメント51をゲル単離
し、pAc373、Bgl IIのBgl II部位に挿入してエス
・フルギペルダ(S.frugiperda)において天然TPAを
発現できるpAcTPAを得る。
【0167】(2) pAcFK2K2Aの組立て−チャー
ト25 この発現プラスミドについては、Bgl IIを用いてTP
A同族体FK2K2AをpFK2K2A(チャート12)
から切り出し、TPA同族体をコード付けするcDNA
をフラグメント53(2.0kb)としてゲル単離する。プ
ラスミドpAcTPA(チャート24)をBgl IIで切断し
てフラグメント52(7.15kb)を得る。フラグメント
52および53を結んでpAcFK2K2A(9.15kb)
を得、これをエス・フルギペルダ(S.frugiperda)にト
ランスフェクトするまでイー・コリ(E.coli)中で維持
する。
【0168】(3)エス・フルギペルダ(S.frugiperda)
のトランスフェクションおよび培養 エス・フルギペルダ(S.frugiperda)における共トラン
スフェクションによってTPA同族体を天然ACNPV
DNAと再び組み合わせる。エス・フルギペルダ
(S.frugiperda)(SF9; ATCC CRL 171
1)はデイフコ(Difco)ラクトアルブミン加水分解物お
よび酵母分解物を補足したグレイス(Grace)培地(ジブ
コ・ラブ(Gibco Lab.)、リボニア(Livonia)、ミシガ
ン州48150)、10%胎児ウシ血清中で培養する。
細胞を各々1μ/mlおよび2μ/mlにてAcNPV D
NAおよびpAcTPAFK2K2Aで共トランスフェク
トする。得られたウイルス粒子は、培地を収集し、低速
遠心によって細胞物質を除去することにより得られる。
次いでウイルス含有培地を用いてエス・フルギペルダ
(S.frugiperda)を感染する。天然ウイルスDNAおよ
びFK2K2A TPA同族体についてコード付けする
cDNAと再び組み合わせたDNAを共に包含するこれ
らのウイルス粒子を用いる引き続いてのエス・フルギペ
ルダ(S.frugiperda)の感染の結果、多角体蛋白質の代
わりにTPA同族体を発現するいくらかの細胞が得られ
る。TPA同族体を産生する感染細胞コロニーの検出
は、系統的に希釈した(10-1〜10-6)培地を含有する
ウイルスであらかじめ1時間感染したエス・フルギペル
ダ(S.frugiperda)の単層を重ねることによって決定す
る。次いで、6mg/mlフィブリノーゲンおよび0.5単
位トロンビンを含有する0.7%低融点寒天を有するグ
レース(Grace)培地を細胞に重ねる。活性TPAを産生
する細胞は感染の中心付近に明瞭なプラークを形成す
る。
【0169】実施例5 以下の同族体をCHO細胞から単離し、活性および抗原
性について評価した:FGK1K2A、FK1K2Aお
よびFK2A。表1は2つの異なる in vitro テスト、
活性および抗体認識の結果を要約する。同族体FGK1
K2AおよびFK2Aは血小板からのプラスミノーゲン
アクチベーター抑制物質と共に複合体を形成する(トロ
ンビン誘導血小板放出体)。同族体の分子量は各々約6
2000および40000ダルトンである。酵素抑制物
質複合体の分子量は各々約110000および8500
0ダルトンである。
【0170】実施例6 TPA同族体の治療応用 TPAは血栓を溶解し、治療的に有用であることは公知
である。ザ・ランセット(The Lancet)、1018〜
20頁(1981年11月7日); サイエンス(Scienc
e)、220: 1181(1983); およびニュー・イン
グランド・ジャーナル・オブ・メディシン(N.Eng.J.
Med.)、310: 609(1984)。冠血栓を有する患
者へのTPA同族体の投与は、前記2つの文献に記載さ
れた一般法により、歯冠内もしくは静脈内経路を介して
行うことができる。
【0171】
【発明の効果】本発明により改良されたTPAをコード
するDNAが提供される。
【0172】
【表1】 試料 活性*(U/ml) 抗原**(ng/ml) 精製した天然組換体TPA 49000 912000 FGK1K2P 2.1±.03 47±2 FK1K2P 8.4±.34 200±6FK2P 4.2±.06 97±28 *活性は標準TPA調製に対し相対的に示す。 **抗原測定値は前記TPAに対するヤギ多クローン抗体を用いて得た。
【0173】
【表2】
【0174】
【表3】
【0175】
【表4】
【0176】
【表5】
【0177】
【表6】
【0178】
【表7】
【0179】
【表8】
【0180】
【表9】
【0181】
【表10】
【0182】
【表11】
【0183】
【表12】
【0184】
【表13】
【0185】チャート1. pTRZ1の組立 (a) pMC1403をEcoRI、クレノー酵素および細
菌アルカリ性ホスファターゼで処理してフラグメント1
を得る。図1参照。 (b) pVV1をPvuII、Bgl IIおよびクレノー酵素で処
理し、続いてtrpプロモーターおよびTrpLE部分を含
有するフラグメント2(323bp)を精製する。図2参
照。 (c) T4 DNA リガーゼを用いてフラグメント1お
よび2を結んでpTRZ1(10kp)を得る。図3参照。
【0186】チャート2. pSK3(4.3kp)の組立 (a) pTRZ1(10kp)をBamHIおよびEcoRIなら
びにアルカリ性ホスファターゼで処理してフラグメント
3(350bp)を得る。図4参照。 (b) pKC7(5.8kp)をBamHIおよびEcoRIで処理
してフラグメント4(4.0kp)を得る。図5参照。 (c) フラグメント3および4を結んでpSK3(4.3kp)
を得る。図6参照。
【0187】チャート3. pSK4 (a) pSK3をEcoRIおよびBamHIで切断してフラ
グメント5(322bp)を単離する。図7参照。 (b) 部分TaqI消化により278bpフラグメント6Eco
RI〜TaqI"'および他のフラグメントを得る。 (c) フラグメント6をpBR322にクローンし、Eco
RIおよびClaIで切断してpSK4(4.6kp)を得る。
図8参照。
【0188】チャート4. pTPA3'cDNAの組立 (a) pBR322をPstIで切断し、テイリングし、位
置1250〜2530を有するTPAcDNAの3'端部
を挿入することによってプラスミドpTPAH(5.7kp)
を得る。図9参照。 (b) pBR322をPstIで切断し、テイリングし、位
置550〜1600を有するTPAのcDNAを挿入す
ることによってプラスミドpTPA80−1(5.4kp)を
得る。図10参照。 (c) プラスミドpTPAHおよびpTPA80−1をSac
IおよびPvuIで切断し、フラグメント7(1251bp)
および8(5.1kp)を各々ゲル単離する。該フラグメン
トを細菌アルカリ性ホスファターゼで処理し、T4で結
んでTPAcDNAの塩基550〜2530を有するpT
PA3'cDNA(6.3kp)を得る。図11参照。
【0189】チャート5. pTPAcDNAの組立 (a) pBR322をPstIで切断し、テイリングし、T
APcDNA位置1−750の5'領域を挿入することに
よってプラスミドpTPA5'cDNAを得る。図12参
照。 (b) プラスミドpTPA5'をTaqIで切断してフラグメ
ント9(2194bp)を得、これをゲル単離し、Bgl II
およびHgaIで切断してTPAcDNAの塩基188〜
593を含有するフラグメント10(405bp)を得る
(成熟TPA蛋白質)。図13参照。 (c) プラスミドpTPA3'cDNA(チャート4)をPvuI
IおよびEcoRIで切断し、フラグメント11(1748
bp)をゲル単離する。フラグメント11をHgaIで切断
してフラグメント12(209bp)を得、これをゲル単離
するが、このものは塩基594〜802を含有する。図
14参照。 (d) プラスミドpTPA3'cDNAをPvuIで切断し、
直線状6.3kpフラグメントをT4ポリメラーゼで処理
して平滑末端とし、EcoRIで部分的に消化してpBR
322の塩基802〜2530と123bpを含有するフ
ラグメント13(1871kp)を得る。図15参照。 (e) プラスミドpKC7をBgl IIおよびSmaIで切断
し、細菌アルカリ性ホスファターゼで処理し、フラグメ
ント14(4.8kp)をゲル単離する。図16参照 。 (f) フラグメント10、12、13および14をプ
ールし、T4リガーゼを用いて結んで成熟TPAcDN
Aを含有するpTPAcDNA(7.4kp)を得る。図17
参照。
【0190】チャート6. pTPA−B1の組立 (a) プラスミドpSK4をCal1およびSphIで切断し
てフラグメント15(4.1kp)を得、これを単離し、A
TGを含有するCal1/XbaIリンカーによりフィンガ
ー(finger)ドメインを含有するブロック1に結ぶ。図1
8〜20参照。 (b) リンカーによりフラグメント15およびブロック1
を結んでpTPA−B1(4.25kp)を得る。図21参
照。
【0191】チャート7. pTPA−B1、2の組立 (a) プラスミドpTPA−B1をEcoRIおよびSphI
で切断してフラグメント16(450bp)および発育因子
ドメインを含有するブロック2(100bp)を得、EcoR
IおよびSphIを用いて適当なクローンから単離する。
図22および図23参照。 (b) フラグメント16およびブロック2をpBR322
のEcoRI/Cal1消化から得たフラグメント17(4.
35kp)に結んでpTPA−B1、2(4.8kp)を得る。
図24および図25参照。
【0192】チャート8. pTPA−B1、2(a)の組
立 (a) プラスミドpTPA−B1、2をXbaIおよびEco
RIで切断してフラグメント18(4.5kp)を得、これ
を単離し、HindIII部位およびBgl II部位を含有する
リンカーに結んでpTPA−BglII、2(a)(4.5kp)
を得る。図26〜図28参照。
【0193】チャート9. pTPA−B1、2、3の
組立 プラスミドpTPA−B1、2(a)をCal1/BamHIで
切断し、フラグメント19(4.0kp)を単離し、クリン
グル(kringle)1ならびに上流にCal1部位および下流
にBamHIを含有するブロック3(270bp)で結んでp
TPA3(4.3kp)を得る。図29および図30参照。
【0194】チャート10. pTPA−B1、2、
3、4(a)の組立 (a) プラスミドpTPAcDNA(チャート5)をScaIで
切断し、TPA遺伝子の3'端部を含有するフラグメン
ト20(6.0kp)をゲル単離する。図31参照。 (b) プラスミドpTPA−B1、2、3(チャート9)を
ScaIおよびBamHIで切断し、フラグメント21(1
100bp)をゲル単離する。図32参照。 (c) ブロック4を含有するクローンからクリングル(kri
ngle)2領域を含有するBamHI/ScaIフラグメント
4a(230bp)を単離する。図33参照。 (d) フラグメント20、21および4aを結んでpTPA
−B1、2、3、4aを得る。図34参照。 (e) プラスミドpTPA−B1、2、3、4*をHindII
IおよびAstIIで切断し、2.2kp始原型TPA遺伝子を
継代クローンしてHindIIIおよびAstIIで同様に消化し
たpUC19に入れてpTPA−B1、2、3、4*(4.
2kp)を得る。プラスミドpTPA−B1、2、3、4*
は記号的にpTPA−B1、2、3、4*に似ている
が、より好都合な制限部位の配置を有する。
【0195】チャート11. pTPA−B1、2、
3、4の組立 (a) プラスミドpTPA−B1、2、3、4aをEcoRI
およびBamHIで消化する。大きなフラグメント(3.7
kp)をやはりEcoRI(部分消化)およびBamHIで切断
した適当なクローンから得たブロック4(560bp)に結
んでpTPA−BamHI、2、3、4を得る。図35参
照。
【0196】チャート12. pFK2K2Aの組立 (a) プラスミドpTPA−B1、2、3、4aをHpaIで
切断してフラグメント22(3.9kp)を得、これをゲル
から単離する。図36参照。 (b) プラスミドpTPA−B1、2、3、4をHpaIお
よびMstIで切断してクリングル(kringle)2を含有す
るフラグメント23(250bp)を得る。図37参照。 (c) フラグメント22および23を一緒に結んでpFK
2K2A(4.1kp)を得る。図38参照。
【0197】チャート13. pTPAExp1の組立 (a) プラスミドpTPA−B1、2(チャート7)をXba
IおよびBamHIで切断し、フラグメント24(4.2k
b)を得、これをゲル単離する。図39参照。 (b) プラスミドpFK2K2A(チャート12)をXbaI
およびBgl IIで切断してフラグメント25(2.0kb)を
得、これをゲル単離する。図40参照。 (c) フラグメント24および25を結んでpTPAExp
1(6.2kb)を得る; BamHIおよびBalIIは相補的
であるが回復されない。図41参照。
【0198】チャート14. pyRep3'Bの組立 (a) プラスミドpYIP31をSmaIで切断し、細菌ア
ルカリ性ホスファターゼで処理してフラグメント26を
得る。図42参照。 (b) 酵母の2μプラスミドをPstIおよびXbaIで切断
し、クレノー酵素で処理する。得られたフラグメント2
7(1.3kb)を単離する。図43参照。 (c) フラグメント26および27を結んでpyRep3'B
(6.7kb)を得る。図44参照。
【0199】チャート15. プラスミドpGG400
の組立 (a) プラスミドpBR322をEcoRIおよびPvuIIで
切断し、末端をクレノー酵素で満たしてフラグメント2
8(2.3kb)を得る。図45参照。 (b) プラスミドpML21をPvuIIで切断してフラグメ
ント29(1.7kb)を得る。図46参照。 (c) T4を用いてフラグメント28および29を結んで
pGG400(4.0kb)を得る。図47参照。
【0200】チャート16. pADHtの組立 (a) プラスミドpGG400をXhoIおよびPvuIIで切
断し、クレノー酵素で処理し、得られたフラグメント3
0(3.5kb)を単離する。図48参照。 (b) プラスミドpADHBCをHincIIおよびBamHIで
切断し、末端をT4リガーゼで満たし、得られたフラグ
メント31(0.36kb)を単離する。図49参照。 (c) T4リガーゼを用いてフラグメント30および31
を結んでpADHt(3.86kb)を得る。図50参照。
【0201】チャート17. プラスミドpADHt−R
epIIIの組立 (a) BamHIで制限し、8−体SalIリンカーを満たし
たBamHI部位へ結ぶことによってプラスミドpADHt
を修飾する。図51参照。 (b) (修飾した)プラスミドpADHtをSphIで切断し、
T4リガーゼで末端を満たしてフラグメント32(3.8
kb)を得る。 (c) プラスミドpyRep31B(チャート16)をHindIII
で切断し、T4リガーゼで末端を満たしてフラグメント
33(2.4kb)を得る。図52参照。 (d) T4リガーゼを用いてフラグメント32および33
を結んでpADHt−RepIII(6.2kb)を得る。図53参
照。
【0202】チャート18.pα1−ADHtの組立 (a) プラスミドpADHt−RepIII(チャート15)を
EcoRIおよびHindIIIで切断し、フラグメント34
(5.3kb)を単離する。図54参照。 (b) EcoRIおよびHindIIIでプラスミドpα1を制限
して1.2kbを有するフラグメント35を含有するMF
α1遺伝子を得る。図55参照。 (c) T4リガーゼを用いてフラグメント34および35
を結んでpα1−ADHt(6.5kb)を得る。図56参
照。
【0203】チャート19.pα1−FK2K2Aの組
立 (a) プロモーターpFK2K2A(チャート12)をBgl
IIで切断してフラグメント36(2.0kb)を得、これを
ゲル単離する。図57参照。 (b) プラスミドpα1−ADHtをHindIIIおよびXhoI
で切断する; 塩基アデノシンおよびグアノシンの存在に
おいて末端をクレノー酵素で部分的に満たし、マング・
ビーン(Mung bean)ヌクレアーゼで処理してフラグメ
ント37(5.6kb)を得、これをゲル単離する。図58
参照。 (c) フラグメント36および37を結んでpα1−FK
2K2A(7.6kb)を得る。図59参照。
【0204】チャート20. pSVCOW7の組立 (a) プラスミドpSV2dhfrをBamHIおよびEcoRI
で切断してフラグメント38(5.0kb)を得る。図60
参照。 (b) プラスミドpλGH2R2をBamHIおよびEcoR
Iで切断してフラグメント39(2.1kb)を得る。図6
1参照。 (c) フラグメント38および39を結んでpSVCOW
7(7.1kb)を得る。図62参照。
【0205】チャート21. pTPAcDNA、BamH
Iの組立 (a) プラスミドpTPA5'cDNA(チャート5、パート
a)をHgaで切断し、フラグメント40(517bp)をクレ
ノーで平滑とし、10−体BamHIリンカーに結ぶ。フ
ラグメント40をNarIで切断してTPAcDNAの塩
基78〜518を有するフラグメント41(440bp)を
得る。図63参照。 (b) プラスミドpTPAcDNA(チャート5)をNarIお
よびBgl IIで切断し、TPAcDNAの3'部分を含有
するフラグメント42(1644bp)をゲル単離する。図
64参照。 (c) プラスミドpKC7をBamHIおよびBgl IIで切断
してフラグメント43(4.3kb)を得、これをゲル単離
し、フラグメント41および42を結んでpTPAcDN
A、BamHI(6.5kb)を得る。図65参照。
【0206】チャート22. pTPA−IE−PAの
組立 (a) プラスミドpSVCOW7をEcoRIおよびPvuII
で切断してウシ成長ホルモンのポリアデニレーション配
列を含有するフラグメント44(600bp)を得、これを
ゲル単離する。図66参照。 (b) プラスミドpSVCOW7(チャート20)をEcoR
IおよびBamHIで切断してフラグメント45(5.8k
b)を得る。図67参照。 (c) プラスミドpTPAcDNA、BamHI(チャート2
1)をBamHIおよびBglIで切断してフラグメント4
6(2.0kb)を得る。図68参照。 (d) フラグメント44、45および46を結んでpTP
A−PA(8.4kb)を得る。図69参照。 プラスミドpTPA−PAをBamHIで切断し、CMV
ゲノムのPstIおよびSau3AI消化からのCMV−I
Eプロモーター(760bp)を挿入してpTPA−IE−
PAを得る。図70参照。
【0207】チャート23. pTPA−IE−FK2
K2Aの組立 (a) pTPA−IE−PA(チャート22)をBamHIお
よびBgl IIで切断してフラグメント47(120bp)を
得、これをゲル単離する。図71参照。 (b) プラスミドpSVCOW7をEcoRIおよびPvuII
で切断してウシ成長ホルモンのポリアデニレーション配
列を含有するフラグメント48(600bp)を得、これを
ゲル単離する。図72参照。 (c) プラスミドpFK2K2A(チャート12)をBgl II
およびBglIで切断してフラグメント49(1.7kb)を
得、これをゲル単離する。図73参照。 (d) プラスミドpSVCOW7(チャート20)をEcoR
IおよびHamHIで切断してフラグメント50を得る。
図74参照。 (e) T4リガーゼを用いてフラグメント47、48、4
9および50を結んでpTPAFK2K2A(8.3kb)を
得る。図75参照。 (f) プラスミドpTPAFK2K2AをBamHIで切断
し、CMVゲノムのPstIおよびSau3AIから消化か
らのCMV−IEプロモーター(760bp)を挿入してp
TPA−IE−FK2K2Aを得る。図76参照。
【0208】チャート24. pAcTPAの組立 (a) プラスミドpAc373(7.1kb)をBamHIで切断
し、マング・ビーン(Mung bean)ヌクレアーゼで処理
して平滑末端を得、これにBgl IIリンカーを加える。
末端を再び連結してpAc373、Bgl IIを得る。図7
7および78参照。 (b) プラスミドpTPAcDNA、BamHI(チャート2
1)をBamHIで切断し、Bgl IIで部分的に消化して無
傷TPAcDNAを含有するフラグメント51(1.95k
b)を得る。図79参照。 (c) フラグメント51を挿入し、pAc373、Bgl II
のBgl II部位に結んでpAcTPA(9.05kb)を得る。
図80参照。
【0209】チャート25. pAcFK2K2Aの組立 (a) pAcTPA(チャート24)をBglIIで切断してフ
ラグメント52(7.15kb)を得る。図81参照。 (b) プラスミドpFK2K2A(チャート12)をBgl II
で切断し、同族体cDNAをフラグメント53(2.0kb)
としてゲル単離する。図82参照。 (c) フラグメント52および53を結んでpAcFK2K
2A(9.15kb)を得る。図83参照。
【図面の簡単な説明】
【図1】 フラグメント1の制限地図である。
【図2】 フラグメント2の制限地図である。
【図3】 pTRZ1の制限地図である。
【図4】 フラグメント3の制限地図である。
【図5】 フラグメント4の制限地図である。
【図6】 pSK3の制限地図である。
【図7】 フラグメント5の制限地図である。
【図8】 pSK4の制限地図である。
【図9】 プラスミドpTPAHの制限地図である。
【図10】 プラスミドpTPA80−1の制限地図で
ある。
【図11】 pTPA3’cDNAの制限地図である。
【図12】 プラスミドpTPA5’cDNAの制限地
図である。
【図13】 フラグメント10の制限地図である。
【図14】 フラグメント11の制限地図である。
【図15】 フラグメント13の制限地図である。
【図16】 フラグメント14の制限地図である。
【図17】 pTPAcDNAの制限地図である。
【図18】 フラグメント15の制限地図である。
【図19】 ブロック1の制限地図である。
【図20】 ClaI/XbaIリンカーの配列図であ
る。
【図21】 pTPA−B1の制限地図である。
【図22】 フラグメント16の制限地図である。
【図23】 ブロック2の制限地図である。
【図24】 フラグメント17の制限地図である。
【図25】 pTPA−B1,2の制限地図である。
【図26】 フラグメント18の制限地図である。
【図27】 EcoRI/XbaIリンカーの配列図で
ある。
【図28】 pTPA−B1,2(a)の制限地図であ
る。
【図29】 フラグメント19の制限地図である。
【図30】 pTPA−B1,2,3の制限地図であ
る。
【図31】 フラグメント20の制限地図である。
【図32】 フラグメント21の制限地図である。
【図33】 フラグメント4aの制限地図である。
【図34】 pTPA−B1,2,3,4aの制限地図
である。
【図35】 pTPA−B1,2,3,4の制限地図で
ある。
【図36】 フラグメント22の制限地図である。
【図37】 フラグメント23の制限地図である。
【図38】 pFK2K2Aの制限地図である。
【図39】 フラグメント24の制限地図である。
【図40】 フラグメント25の制限地図である。
【図41】 pTPAExp1の制限地図である。
【図42】 フラグメント26の制限地図である。
【図43】 フラグメント27の制限地図である。
【図44】 pyRep3’Bの制限地図である。
【図45】 フラグメント28の制限地図である。
【図46】 フラグメント29の制限地図である。
【図47】 pGG400の制限地図である。
【図48】 フラグメント30の制限地図である。
【図49】 フラグメント31の制限地図である。
【図50】 pADHtの制限地図である。
【図51】 プラスミドpADHtの制限地図である。
【図52】 フラグメント33の制限地図である。
【図53】 pADHt−Rep IIIの制限地図であ
る。
【図54】 フラグメント34の制限地図である。
【図55】 フラグメント35の制限地図である。
【図56】 pα1−ADHtの制限地図である。
【図57】 フラグメント36の制限地図である。
【図58】 フラグメント37の制限地図である。
【図59】 pα1−FK2K2Aの制限地図である。
【図60】 フラグメント38の制限地図である。
【図61】 フラグメント39の制限地図である。
【図62】 pSVCOW7の制限地図である。
【図63】 フラグメント40の制限地図である。
【図64】 フラグメント42の制限地図である。
【図65】 pTPAcDNA,BamHIの制限地図
である。
【図66】 フラグメント44の制限地図である。
【図67】 フラグメント45の制限地図である。
【図68】 フラグメント46の制限地図である。
【図69】 pTPA−PAの制限地図である。
【図70】 pTPA−IE−PAの制限地図である。
【図71】 フラグメント47の制限地図である。
【図72】 フラグメント48の制限地図である。
【図73】 フラグメント49の制限地図である。
【図74】 フラグメント50の制限地図である。
【図75】 プラスミドpTPAFK2K2Aの制限地
図である。
【図76】 pTPA−IE−FK2K2Aの制限地図
である。
【図77】 pAc373の制限地図である。
【図78】 pAc373,Bgl IIの制限地図であ
る。
【図79】 フラグメント51の制限地図である。
【図80】 pAcTPAの制限地図である。
【図81】 フラグメント52の制限地図である。
【図82】 フラグメント53の制限地図である。
【図83】 pAcFK2K2Aの制限地図である。
【符号の説明】
(1)図1〜3 AmpR=アンピシリン耐性 LacZ、LacY、LacA=ラクトースオペロンにおける
遺伝子 Ptrp=Trpプロモーター/オペレーター trpLE=trpLおよびtrpEの融合 (2)図4〜6 D=Trpプロモーター/オペレーター E=TrpLリボソーム結合部位 F=trpLEおよび制限部位 AmpR=アンピシリン耐性 (3)図7および8 D=Trpプロモーター/オペレーター E=シャイン・ダルガノ領域 (4)図9〜11 Tet.R=テトラサイクリン耐性 P=TPAcDNAの550〜802塩基位置 A=TPAcDNAの802〜2530塩基位置 N=TPAの未翻訳3'領域 (5)図12〜17 AmpR=アンピシリン耐性 T=TPAcDNAの5'部分 P=TPAcDNAの中央部分 A=TPAcDNAの3'部分 N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 (6)図18〜21 D=Trpプロモーター/オペレーター E=TrpLリボソーム結合部位 F=フィンガー(finger)ドメイン AmpR=アンピシリン耐性 ATG=翻訳開始コードン (7)図22〜25 P/O=Trpプロモーター/オペレーター RbS=Trpリボソーム結合部位 ATG=翻訳開始コードン F=フィンガー(finger)ドメイン G=発育因子ドメイン AmpR=アンピシリン耐性 Ori=pBR322の複製開始点 (8)図26〜28 F=フィンガー(finger) G=発育因子領域 AmpR=アンピシリン耐性 (9)図29および30 F=フィンガー(finger)ドメイン G=発育因子ドメイン K=クリングル(kringle)1 AmpR=アンピシリン耐性 (10)図31〜34 AmpR=アンピシリン耐性 F=フィンガー(finger)ドメイン G=発育因子ドメイン K=クリングル(kringle)1ドメイン K=クリングル(kringle)2ドメイン a =活性部位 N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 (11)図35 AmpR=アンピシリン耐性 F=フィンガー(finger)ドメイン G=発育因子ドメイン K=クリングル(kringle)1ドメイン K=クリングル(kringle)2ドメイン A=TPAcDNAの3'部分 N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 (12)図36〜38 Ori=pBR322についての複製開始点 AmpR=アンピシリン耐性 K=クリングル(kp)2ドメイン F=フィンガー(finger)ドメイン A=活性部位 N=非コード3'配列 (13)図39〜41 trp.P/O=トリプトファージプロモーター/オペレー
ター RbS=リボソーム結合部位 K=クリングル(kringle)2 F=フィンガー(finger)ドメイン N=非コード3'配列 AmpR=アンピシリン耐性 ATG=翻訳開始コードン (14)図42〜44 U=URA3 R=RepIIIおよび複製開始点に及ぶ配列 (15)図45〜47 AmpR=アンピシリン耐性 KmR=カナマイシン耐性 (16)図48〜50 AmpR=アンピシリン耐性 KmR=カナマイシン耐性 H=ADHt3'末端 (17)図51〜53 AmpR=アンピシリン耐性 H=ADHt3'末端 u=Ura3 R=RepIIIおよび複製開始点 (18)図54〜56 AmpR=アンピシリン耐性 H=ADHt'末端 u=Ura3 R=RepIIIおよび複製開始点 MFα1=プロモーターおよびMFα1遺伝子について
のシグナル配列 (19)図57〜59 MFα1=プロモーターおよびMFα1遺伝子について
のシグナル配列 F=フィンガー(finger) K=クリングル(kringle)領域2 A=未翻訳3'配列 H=ADHt3'末端 u=URA3 R=RepIIIおよび複製開始点 (20)図60〜62 A=ウシ成長ホルモンポリAテイル部 G=ゲノムウシ成長ホルモン I=イントロン dhfr=ジヒドロ葉酸還元酵素 SV40=SV40プロモーターおよび複製開始点 AmpR=アンピシリン耐性 (21)図63〜65 L=先導配列 T=TPAcDNAの5'部分 P=TPAcDNAの中央部分 A=TPAcDNAの3'部分 N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 (22)図66〜70 AmpR=アンピシリン耐性 Ori=pBR322複製開始点 SV40/ori=シミアン(Simian)ウイルス複製開始点 Mo/dhfr=マウスジヒドロ葉酸還元酵素マーカー CMV/Prom=サイトメガロウイルスプロモーター L=TPA先導配列 T=TPAcDNAの5'領域 P=TPAcDNAの中央領域 A=TPAcDNAの3'領域 N=TPAcDNAの未翻訳3'領域 a =ポリアデニレーションシグナル配列(23)図71
〜76 AmpR=アンピシリン耐性 Ori=pBR322複製開始点 SV40=シミアン(Simian)ウイルス複製開始点 Mo/dhfr=マウスジヒドロ葉酸還元酵素マーカー CMV/Prom=サイトメガロウイルスプロモーター L=TPAの先導配列 T=TPAcDNAの5'領域 P=TPAcDNAの中央領域 F=フィンガー(finger)ドメイン K=クリングル(kringle)2 A=活性部位 N=TPAcDNAの未翻訳3'領域 a =ポリアデニレーションシグナル配列 (24)図77〜80 L=先導配列 T=TPAcDNAの5'部分 P=TPAcDNAの中央部分 A=TPAcDNAの3'部分 N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 AmpR=アンピシリン耐性 Poly=多角体蛋白質遺伝子 (25)図81〜83 L=先導配列 F=フィンガー(finger)ドメイン K=クリングル(kringle)2ドメイン A=活性部位ドメイン N=TPAcDNAの未翻訳3'部分 AmpR=アンピシリン耐性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ニコル・ワイ・セリオールト アメリカ合衆国ミシガン州49001、カラマ ズー、アパートメント820、イー・キャン ドルウイック108番

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 90000ダルトン未満の分子量を有
    し、および、その天然の順序がFGK1K2AであるT
    PAと比較して、FK2A、FK2K2AまたはFK1
    K2Aの順序を有し、ここに、Fはフィンガードメイン
    であり、Gは成長因子ドメインであり、K1およびK2
    はクリングル1および2ドメインであって、Aは活性部
    位であるTPA様蛋白をコードし、かつインタードメイ
    ン領域をコードするヌクレオチド配列内に、該ドメイン
    領域をコードするヌクレオチド配列に存在しない非天然
    エンドヌクレアーゼ制限部位を含有するDNA。
  2. 【請求項2】 TPA様蛋白が、90000ダルトン未
    満の分子量を有し、および、その天然の順序がFGK1
    K2AであるTPAと比較して、FK2Aの順序を有
    し、ここに、Fはフィンガードメインであり、Gは成長
    因子ドメインであり、K1およびK2はクリングル1お
    よび2ドメインであって、Aは活性部位である請求項1
    記載のDNA。
  3. 【請求項3】 天然配置のヌクレオチド塩基187と1
    98の間のXbaI部位よりなる請求項1記載のDN
    A。
  4. 【請求項4】 天然配置のヌクレオチド塩基328と3
    42の間のHapIまたはSphI部位あるいはその組
    合せよりなる請求項1または2記載のDNA。
  5. 【請求項5】 天然配置のヌクレオチド塩基442と4
    62の間のEcoRV、ClaIまたはSmaI部位あ
    るいはその組合せよりなる請求項1ないし4いずれか1
    つに記載のDNA。
  6. 【請求項6】 天然配置のヌクレオチド塩基709と7
    26の間のBamHIまたはHpaI部位あるいはその
    組合せよりなる請求項1ないし5いずれか1つに記載の
    DNA。
  7. 【請求項7】 天然配置のヌクレオチド塩基973と9
    97の間のMstHI、SphIまたはXmaIII部位
    あるいはその組合せよりなる請求項1ないし6いずれか
    1つに記載のDNA。
  8. 【請求項8】 該TPA様蛋白をコードする配列から上
    流または下流双方のヌクレオチドの配列が、該DNA
    を、適当な宿主の細胞によって維持され得るようにする
    請求項1ないし7いずれか1つに記載のDNA。
  9. 【請求項9】 該細胞が該TPA様蛋白を発現し得るよ
    うにすることができる請求項8記載のDNA。
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