JPH0534139Y2 - - Google Patents

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JPH0534139Y2
JPH0534139Y2 JP1987149712U JP14971287U JPH0534139Y2 JP H0534139 Y2 JPH0534139 Y2 JP H0534139Y2 JP 1987149712 U JP1987149712 U JP 1987149712U JP 14971287 U JP14971287 U JP 14971287U JP H0534139 Y2 JPH0534139 Y2 JP H0534139Y2
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wiring
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boards
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は導体や抵抗体等が印刷されたシート
が多層に積層された多層配線基板に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の多層配線基板には例えば特開昭
61−36995号「多層プリント配線基板」がある。
これはリードパターン間の干渉障害により信号伝
送を不安定とし、またリード線が長くなることに
より高周波信号に対してインピーダンスが高くな
り、高周波信号の伝送に支障をきたすといつた問
題点を解消するものである。
また特開昭60−241297号「多層薄膜配線基板」
はクロツク信号用の配線パターンの静電容量を均
一にしようというものである。
何れにしても、これらの多層配線基板の配線
は、予め配線基板の主面に形成した導体により、
積層体の内部を通して行われる。例えば、配線基
板内部の配線は、第2図に示すような構造であ
る。第2図で1a〜1dは配線基板を、3a〜3
eは配線基板1a〜1dの主面に各々形成された
層配線を、5a〜5fは配線基板1a〜1dを貫
通するスルーホール導体を表している。配線基板
1a〜1dの主面に、導体による層配線3a〜3
eを各々施して積層し、異なる層の前記層配線3
a〜3eを前記配線基板1a〜1dを貫通するス
ルーホール5a〜5fにより接続する。
[考案が解決しようとする問題点] 最近の配線基板に対する小型化、高性能化の要
請に伴い、配線基板はより高い密度での実装が求
められている。このため、配線数の増大に対して
基板の寸法を変えずにこれを実現しなければなら
ないため、配線そのものの幅や間隔が極端に狭く
なる傾向にある。このような状況のもとでは、配
線の立体交差によるストレーキヤパシタンスの問
題が発生する。ストレーキヤパシタンスは、信号
の伝送に対して予期せぬ伝送遅れを生じさせる
等、回路の特性に悪影響を及ぼすため好ましくな
く、これを極力排除しなければならない。
第3図Aに於て、10は配線基板32に設けら
れた配線を、20は配線基板34上に設けられた
配線を示し、36は配線基板を示している。同図
Bは同図Aにおいて上からみた図で、平面上の配
線10と配線20との関係を示している。ストレ
ーキヤパシタンスは、主として同図Bでハツチン
グを施した配線10,20の平面投影上の交差部
分22により生じる。
この考案の目的は、前記問題点に鑑み、多層配
線基板の高密度実装化のもとでも、前記のような
ストレーキヤパシタンスが生じない多層配線基板
を提供することにある。
[問題を解決するための手段] すなわち本考案では、前記目的を達成するた
め、導体や抵抗体等が印刷された配線基板を多層
に積層して成る多層配線基板において、重なり合
つた配線基板上に形成された配線のうち、少なく
とも一方の配線基板上に形成された配線の中間部
分を、配線基板の側面に通して迂回させることに
より、前記重なり合つた配線基板上の導体の立体
交差を回避したことを特徴とする多層配線基板を
提供する。
[作用] 本考案による多層配線基板によれば、これまで
上下の配線基板に形成された配線導体を立体交差
させなければならない場合でも、少なくとも一方
の配線導体の中間部分を配線基板の側面に通して
迂回させることにより、これら配線導体の立体交
差を避けることができる。これによつて、ストレ
ーキヤパシタンスをごく小さくすることができ
る。
また、2層或はそれ以上の層に跨る導体の対向
部分があつても、この場合は導体間の距離が離れ
ることから、ストレーキヤパシタンスは導体が隣
接する層で対向する場合に比べてごく小さな値と
なり、信号の伝送遅れに影響を与える程度のスト
レーキヤパシタンスの発生を防止することができ
る。
[実施例] 以下、図面を参照しながら、本考案の実施例に
ついて説明する。
第1図は本願考案の一実施例を示す。第1図A
で11は配線基板32の主面に形成された配線、
21は配線基板34の主面に形成された配線を示
す。その平面投影上の交叉部分、即ち各図に於て
ハツチングを施した部分22はストレーキヤパシ
タンスが大なる部分である。なお、36はさらに
その下の層の配線基板を示す。前記交叉部分を上
からみた場合を同図Bに示す。
このような多層配線基板に対し、本考案では同
図Cのように構成する。即ち、配線11を配線基
板32,34の側面に設けた導体30を介して接
続し、配線基板34の側面を迂回させる。これに
よつて、第3図A,Bに示したような平面投影上
の交叉部分22が形成されない。
ストレーキヤパシタンスは配線Aと配線Bの距
離が近く、交叉部分22の面積が大きい程大きく
なる。多層配線基板の小型化、高密度実装化に伴
い、配線の幅が小さく、配線基板32,34,3
6の厚さが薄くなつているから、ストレーキヤパ
シタンスは、配線の距離により大きな影響を受け
るようになつている。同図Cのように側面を沿わ
せることにより配線11と21との距離は大きく
なり、ストレーキヤパシタンスはきわめて小さく
なる。これによつて、信号の伝送遅れを小さくす
ることができる。なお、点線38は前記導体30
を覆うように、配線基板32,34,36の側面
をマスキングした部分を示す。
第4図A〜Cは本考案の他の実施例を示してい
る。42は外部端子を、11は配線基板34の主
面に形成された配線、21は配線基板36の主面
に形成された配線を示す。この多層配線基板で
は、配線基板34上の配線11と、配線基板36
上の配線21との平面投影上の交叉部分22が発
生し、この部分でストレーキヤパシタンスが大き
くなる。これを平面として見た場合を同図Bに示
す。
このような多層基板に対し、本考案では、同図
Cで示すように、配線基板34上の配線11を、
当該配線基板34の側面に形成した導体30を介
して接続する。これによつて、配線11と21と
の対向面積を小さくすると共に、その対向距離を
長くし、もつてその間に発生するストレーキヤパ
シタンスを小さくできる。
さらに、第5図A,Bは本考案の他の実施例を
示している。同図に於て第1図、第4図と同じ符
号で示した部分は、何れも同じ部分を示す。50
は配線基板34の側面に設けた切欠部を表してい
る。配線基板36上で配線21を点線のように配
設すると、配線基板34上の配線11と平面投影
上で交叉し、その対向部分にストレーキヤパシタ
ンスを発生する。このため、本実施例では、第5
図Bのように、配線基板34の側面を経て、前記
両切欠部50に亙つて形成された導体30を介し
て配線21を接続することにより、前記のような
立体交叉を避け、ストレーキヤパシタンスが大き
くならないようにしている。この場合、配線基板
36上の配線21と、前記両切欠部50に亙る導
体30とを、同図Bのように、前記切欠部50の
中で接続することができ、基板表面の配線導体と
側面導体との接触を良好ならしめることができ
る。さらに、前記切欠部50に導電ペーストを充
填し、配線21と導体30とを接続することによ
り、より高い接触性が得られる。また、必要に応
じて同図Bに示すように、導体30を覆うよう
に、配線基板32,34,36の側面にマスキン
グ38を施すこともできる。なお、前記切欠部5
0は複数の層にわたつて設けてもよい。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によると、相隣り合
う配線基板上に形成された配線を平面投影上で交
叉させるのを避けることが出来るので、ストレー
キヤパシタンスによる信号の伝送遅れを解消する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図A〜Cは本考案の実施例を示す図、第2
図は従来技術の説明図を、第3図A,Bも同じく
従来技術の説明図を示す。第4図は本考案の他の
実施例を、第5図も同様に本考案の他の実施例を
示す。 11……配線A、21……配線B、1a〜1d
……配線基板、5a〜5f……スルーホール、3
0……配線基板側面の導体、32,34,36…
…配線基板、22……配線の平面投影上の交叉部
分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 導体や抵抗体等が印刷された配線基板を多層
    に積層して成る多層配線基板において、重なり
    合つた配線基板上に形成された配線のうち、少
    なくとも一方の配線基板の主面に形成された配
    線の中間部分を配線基板の側面に通して迂回さ
    せることにより、前記重なり合つた配線基板上
    の導体の立体交差を回避したことを特徴とする
    多層配線基板。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第1項記載にお
    いて、配線基板の主面と側面との配線用導体
    が、配線基板の側面に形成された切欠部に於て
    接続されている多層配線基板。 (3) 前記実用新案登録請求の範囲第2項記載にお
    いて、切欠部に導体が充填されている多層配線
    基板。
JP1987149712U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0534139Y2 (ja)

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JPS6454364U JPS6454364U (ja) 1989-04-04
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5024018A (ja) * 1973-07-05 1975-03-14
JPS5834772B2 (ja) * 1977-12-27 1983-07-28 豊田工機株式会社 圧力検出器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834772U (ja) * 1981-08-31 1983-03-07 太陽誘電株式会社 電気回路装置
JPS6181131U (ja) * 1984-11-02 1986-05-29

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