JPH053401Y2 - - Google Patents

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JPH053401Y2
JPH053401Y2 JP13462987U JP13462987U JPH053401Y2 JP H053401 Y2 JPH053401 Y2 JP H053401Y2 JP 13462987 U JP13462987 U JP 13462987U JP 13462987 U JP13462987 U JP 13462987U JP H053401 Y2 JPH053401 Y2 JP H053401Y2
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JP
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operating rod
mirror
seal cover
housing
remote control
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両に搭載する電動リモコンミラー
に関するものであつて、特に鏡面の傾斜角度を調
整するための操作ロツドと、アクチユエータを収
容するハウジングとの隙間のシール構造に関す
る。
[従来の技術と問題点] バツクミラーにおける鏡面の角度を運転席から
電動装置を使つて簡単に変更できるようにした電
動リモコンミラーが、手動のミラーに代わつて多
く用いられるようになつてきた。この種の電動リ
モコンミラーは、一般に第1図に示すようにミラ
ーホルダー1の裏面中央にピボツト2を設けて固
定支点とし、またこの固定ピボツト2から偏心し
た前記ホルダーの裏面に可動ピボツト3を有する
操作ロツド4を設け、このロツドの端部にウオー
ムギヤ装置を介し、モータの出力軸を連結して、
該モータとウオームギヤ装置によるアクチユエー
タ5によつて操作ロツドを進退させる構造となつ
ている。
しかるに上記のバツクミラーを車両外部に取付
けて使用するときには、路面より空気中に飛散し
た砂、埃、塵等のダストがミラーボデイの周りか
らボデイ内側へ侵入することがあり、また雨中を
走行するときには雨水の一部がミラーホルダーの
裏側にまわり込み、これらが鏡面の傾斜角度を調
整する操作ロツドに付着することがあつた。
従来、このようなミラーボデイ内に侵入したダ
ストや雨水がロツド軸面をつたわつてアクチユエ
ータ5の内部に入り込むと、アクチユエータの故
障、ひいてはミラーの作動不良を招来していた。
このような欠点を改善するため、従来のこの種ミ
ラーは、例えば第4図に示したように、アクチユ
エータハウジング6に形成した操作ロツド挿入穴
7と操作ロツド4との隙間にOリング8を介置さ
せることでアクチユエータの防水及び防塵をはか
る手段が採用されていた。
また他の手段としては、第5図のように操作ロ
ツド4の挿入穴7に断面ハツト形のシールカバー
9を取付けるようにしたものも提案されている。
ところで、一般に前者は、Oリング8とロツド
4の摺動面にグリス等の油脂を塗付することが行
なわれているが、グリス等を塗付した面は、砂埃
などが非常に付着しやすく、Oリング8が挿入穴
7の周縁部に取付けられているとはいえ、操作ロ
ツド4の駆動時にハウング6内部に異物を巻き込
むという不具合があつた。
一方、後者のシールカバー9は雨水やダストの
侵入防止を図り得る構造になつているが、シール
カバー自体が車両走行に伴うミラーの振動(ビビ
リ)やロツド8の振動を防止できるような構成に
なつていなかつた。
[考案の目的] ここにおいて、本考案は前記のような従来のも
のの欠点を改善し、雨水又はダストの侵入を確実
に阻止する2重封止構造を有し、かつ操作ロツド
の保持が充分で、車両走行に伴う振動によつてミ
ラーがブレることのない新規な構造のシールカバ
ーを提案せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は前記の目的を達成するために、アクチ
ユエータのハウジングに設けた操作ロツド挿入穴
の周縁部に断面がほぼハツト形をした軟弾性材料
製シールカバーを取付け、該シールカバーの内側
に操作ロツドの周面と接触する突部を一体に設
け、先端に可動ピボツトのネツク部に密着係合す
る咬合部を形成したことを特徴としている。
シールカバーの内側に突設した突部の操作ロツ
ドに対する摺動面は球面状に形成されていて、ま
たシールカバーの外側にはハウジングに設ける操
作ロツド挿入穴の周縁に係合しうる嵌合凹部が形
成されている。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
第1図に本考案における電動リモコンミラーの
概略構成を示す。1は鏡板を保持するミラーホル
ダー、2はミラーホルダーの裏面中央に設けた支
持部材であつて、この支持部材を固定支点として
ミラーホルダーは回動できるように構成されてい
る。4はミラーホルダーの裏面において、前記支
持部材11から偏心した位置に取付けたピボツト
つき操作ロツドであつて、操作ロツドの先端に設
けられたピボツト3をミラーホルダー1の裏面に
形成した球面受座15に対して嵌合させた構成に
なつている。6は駆動機構(アクチユエータ)の
ハウジングであつて、このハウジングは分割可能
にリヤ及びフロントの各ハウジングにより形成さ
れ、該ハウジング内に電動モータ及び該モータの
出力軸に連結されたウオームギヤなどからなる減
速歯車機構が配設されている。11はウオームホ
イールであり、該ウオームホイールの中心にはこ
れと一体のアジヤストスクリユ12が設けられ、
このアジヤストスクリユ12に対しては、ナツト
状に形成された操作ロツド4が螺合されている。
操作ロツド4はウオームホイール11の回転に伴
つて鏡面10に対して直角方向に進退駆動される
ようになつている。7はリヤハウジングに設けた
操作ロツドの挿入穴であり、この挿入穴より前記
操作ロツド4が出没するようになつている。20
は挿入穴の周縁部に取付けて操作ロツド4と挿入
穴7との隙間から雨水、ダストが侵入するのを防
止するためのシールカバーである。該シールカバ
ーは、ゴム又はプラスチツク等の軟弾性材料から
つくられ、一例として断面ハツト形をなすように
形成されている。なお、シールカバーの側面21
は伸縮可能に蛇腹等が形成されていてもよい。2
2はシールカバーの根元部に形成した嵌合溝であ
り、この嵌合溝内に前記挿入穴7の周縁部が挿入
されるようになつている。23はシールカバーの
根元部の内側に一体的に突出形成させた突部であ
つて、該突部は操作ロツド4に対して直角に摺接
するように構成され、その摺動面は球面状24に
形成されている。25はシールカバーの先端に形
成させた咬合穴であり、可動ピボツト3のネツク
部に密着係合するようになつている。
[考案の効果] 上述のように本考案はハウジングに設けた操作
ロツド挿入穴の周縁部に断面がほぼハツト形の軟
弾性材料シールカバーを取付け、該シールカバー
内側に操作ロツドの周面と接触する突部を一体に
設け、先端に可動ピボツトのネツク部に密着係合
する咬合部を形成したものであるから、操作ロツ
ドと該ロツドの挿入穴の周縁部の隙間は可動ピボ
ツトのネツク部とシールカバー内側に突出形成し
た下方の突部とで2重にシールされることにな
る。このため、車両走行中に路面から空中に飛散
した砂、埃あるいは雨水等の異物が前記操作ロツ
ドに付着したり、ロツドの軸面をつたわつてハウ
ジング内部に侵入することが確実に防止される。
また、上記シールカバーは軟弾性材料から形成
されており、かつ該カバーは操作ロツドの下方周
面を摺動突部によつて保持し、またロツドのネツ
ク部を咬合部で保持しているから、ロツドの保持
は一層確実になつて車両走行に伴う振動ならびに
減速歯車機構のアソビ等によつて生ずる振動をシ
ールカバーの摺動抵抗によつて抑えることがで
き、従つて「振動」によつて生ずるミラーのチラ
ツキを防止できる点で極めて有利なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における電動リモコンミラーの
概略構成を示す側面図、第2図は要部拡大断面
図、第3図はシールカバーの斜視図、第4図及び
第5図は従来のシール構造を示す断面図である。 1……ミラーホルダー、2……固定支点支持部
材、3……ピボツト、4……操作ロツド、6……
アクチユエータハウジング、7……ロツド挿入
穴、8……Oリング、9……シールカバー、11
……ウオームホイール、12……アジヤストナツ
ト、15……球面受座、20……シールカバー、
21……カバー側面、22……嵌合溝、23……
突部、24……球面部、25……咬合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ミラーホルダーの裏面中央に支持部材を取付
    け、その支持部材から偏心した位置に鏡面の傾
    斜角度を調整する可動ピボツトつき操作ロツド
    を取付け、該操作ロツドをアクチユエータハウ
    ジングから鏡面に対して直角方向に進退駆動さ
    せるようにした電動リモコンミラーにおいて、
    前記ハウジングに設けた操作ロツド挿入穴の周
    縁部に、断面がほぼハツト形の軟弾性材料製シ
    ールカバーを取付け、該シールカバーの内側に
    操作ロツドの周面と接触する突部を一体に設
    け、先端に可動ピボツトのネツク部に密着係合
    する咬合部を形成したことを特徴とする電動リ
    モコンミラー。 2 シールカバーの内側に突設した突部の操作ロ
    ツドに対する摺動面は球面状に形成されている
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の電動リモ
    コンミラー。
JP13462987U 1987-09-04 1987-09-04 Expired - Lifetime JPH053401Y2 (ja)

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JPS6439153U JPS6439153U (ja) 1989-03-08
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JP2939640B2 (ja) * 1989-10-17 1999-08-25 株式会社日立メディコ 被検体内の血流速分布像を二次元表示する超音波診断装置
JP2584079Y2 (ja) * 1990-11-30 1998-10-30 株式会社村上開明堂 自動車の外部ミラー

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