JP2504964Y2 - 駆動機構 - Google Patents
駆動機構Info
- Publication number
- JP2504964Y2 JP2504964Y2 JP1991008000U JP800091U JP2504964Y2 JP 2504964 Y2 JP2504964 Y2 JP 2504964Y2 JP 1991008000 U JP1991008000 U JP 1991008000U JP 800091 U JP800091 U JP 800091U JP 2504964 Y2 JP2504964 Y2 JP 2504964Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- rod
- groove
- upper case
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輌用ドアミラー、特
に、室内からミラーの視界を調整することが可能なリモ
ートコントロール式の車輌用ドアミラーに用いる駆動機
構に関する。
に、室内からミラーの視界を調整することが可能なリモ
ートコントロール式の車輌用ドアミラーに用いる駆動機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のリモートコントロール式
の車輌用ドアミラーに用いられている駆動機構は、図5
乃至図7に示すように、上ケース10と、下ケース20
と、この2つのケースで画成された内部に配置された外
側ギア30と、この外側ギア30に突設された弾性突起
31に捩込まれロッド40を備えている。
の車輌用ドアミラーに用いられている駆動機構は、図5
乃至図7に示すように、上ケース10と、下ケース20
と、この2つのケースで画成された内部に配置された外
側ギア30と、この外側ギア30に突設された弾性突起
31に捩込まれロッド40を備えている。
【0003】外側ギア30は、筒状の外筒32とその内
部中央に突設された弾性突起31を有し、外筒32に
は、モータ(図示しない)側に噛合うためのギア34
が、また、底面には、下ケース20の内面に形成された
突起21に支持される凹部35が形成されている。弾性
突起31は、スリ割を形成した筒状をなし、内部にスプ
リング36を配設するとともに先端の外周囲にねじ部3
7を形成している。
部中央に突設された弾性突起31を有し、外筒32に
は、モータ(図示しない)側に噛合うためのギア34
が、また、底面には、下ケース20の内面に形成された
突起21に支持される凹部35が形成されている。弾性
突起31は、スリ割を形成した筒状をなし、内部にスプ
リング36を配設するとともに先端の外周囲にねじ部3
7を形成している。
【0004】ロッド40は、上ケース10の挿入孔11
より外部に突出されており、筒状で内部にねじ41を形
成し、そのねじ41を外側ギア30の弾性突起31のね
じ部37に噛合わせ外側ギア30の回転によって、進退
する。また、ロッド40の先端にはピボット42が設け
られており、このピボット42がミラー(図示しない)
に結合されロッド40の進退によりミラーを傾動させ
る。
より外部に突出されており、筒状で内部にねじ41を形
成し、そのねじ41を外側ギア30の弾性突起31のね
じ部37に噛合わせ外側ギア30の回転によって、進退
する。また、ロッド40の先端にはピボット42が設け
られており、このピボット42がミラー(図示しない)
に結合されロッド40の進退によりミラーを傾動させ
る。
【0005】上ケース10の挿入孔11の内周囲には、
溝12が形成され、そこにOリング50が嵌合され、ロ
ッド40の外周囲に接触し、ロッド40の周囲から水な
どが進入するのを防止している。
溝12が形成され、そこにOリング50が嵌合され、ロ
ッド40の外周囲に接触し、ロッド40の周囲から水な
どが進入するのを防止している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術にあっては、図7に示すように、上ケース1
0の挿入孔11の内周囲形成された溝12とOリング5
0とは、ロッド40の進退時のa方向の変位を吸収する
ために溝12の上下方向に隙間を形成している。このた
めロッド40がl方向に移動し、その間に隙間が生じ、
その部分から水が進入する恐れがあった。
従来の技術にあっては、図7に示すように、上ケース1
0の挿入孔11の内周囲形成された溝12とOリング5
0とは、ロッド40の進退時のa方向の変位を吸収する
ために溝12の上下方向に隙間を形成している。このた
めロッド40がl方向に移動し、その間に隙間が生じ、
その部分から水が進入する恐れがあった。
【0007】本考案は、溝の上下方向にOリングを接触
させ、奥壁にリップを突きあてることによって、ロッド
のl方向の移動をも容易になさしめ、防水効果を高める
とともに0リングのガタを減少させ、耐震効果をも得ら
れる駆動機構を提供することを目的とする。
させ、奥壁にリップを突きあてることによって、ロッド
のl方向の移動をも容易になさしめ、防水効果を高める
とともに0リングのガタを減少させ、耐震効果をも得ら
れる駆動機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、上ケース、下ケースと、これらの上下
ケースの内部に収納され、前記下ケースに形成された突
起に軸支された外側ギアと、該外側ギアに形成された弾
性突起に噛合い、上ケースの挿入孔から外部に突出し、
前記外側ギアの回転によって進退するロッドと、上ケー
スの挿入孔の内面に形成された溝に嵌合し、前記ロッド
の外周囲に接触するOリングとを備えた駆動機構であっ
て、前記Oリングの外周囲に弾性リップを一体に形成
し、弾性リップを前記溝の奥壁に突きあてるとともに、
Oリングの周囲を前記溝の上下壁とロッドに接触せしめ
たことを特徴とする。
めに、本考案は、上ケース、下ケースと、これらの上下
ケースの内部に収納され、前記下ケースに形成された突
起に軸支された外側ギアと、該外側ギアに形成された弾
性突起に噛合い、上ケースの挿入孔から外部に突出し、
前記外側ギアの回転によって進退するロッドと、上ケー
スの挿入孔の内面に形成された溝に嵌合し、前記ロッド
の外周囲に接触するOリングとを備えた駆動機構であっ
て、前記Oリングの外周囲に弾性リップを一体に形成
し、弾性リップを前記溝の奥壁に突きあてるとともに、
Oリングの周囲を前記溝の上下壁とロッドに接触せしめ
たことを特徴とする。
【0009】リップを形成したOリングが上ケースの挿
入孔の内周囲に形成された溝の奥壁および上下の壁に密
着嵌合し、Oリングの内面がロッドに弾性的に接触して
いることとなって、ロッドが変位した場合には、リップ
が変形し、Oリングが1−1方向に移動しても、Oリン
グと溝とロッドとの間に常時隙間が生じない。
入孔の内周囲に形成された溝の奥壁および上下の壁に密
着嵌合し、Oリングの内面がロッドに弾性的に接触して
いることとなって、ロッドが変位した場合には、リップ
が変形し、Oリングが1−1方向に移動しても、Oリン
グと溝とロッドとの間に常時隙間が生じない。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添附図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0011】図1は本考案の駆動機構におけるOリング
の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は溝とOリ
ングの嵌合状態を示した要部断面図である。
の平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は溝とOリ
ングの嵌合状態を示した要部断面図である。
【0012】本考案の駆動機構は、図5、図6に示した
従来の駆動機構とOリング50の形状が相違するのみで
あるので、これらの図を参照して説明する。上ケース1
0と、下ケース20と、この2つのケースで画成された
内部に配置された外側ギア30と、この外側ギアに突設
された弾性突起31に捩込まれロッド40を備えてい
る。
従来の駆動機構とOリング50の形状が相違するのみで
あるので、これらの図を参照して説明する。上ケース1
0と、下ケース20と、この2つのケースで画成された
内部に配置された外側ギア30と、この外側ギアに突設
された弾性突起31に捩込まれロッド40を備えてい
る。
【0013】外側ギア30は、筒状の外筒32とその内
部中央に突設された弾性突起31を有し、外筒32に
は、モータ(図示しない)側に噛合うためのギア34
が、また、底面には、下ケース20の内面に形成された
突起21に支持される凹部35が形成されている。弾性
突起31は、スリ割を形成した筒状をなし、内部にスプ
リング36を配設するとともに先端の外周囲にねじ部3
7を形成している。
部中央に突設された弾性突起31を有し、外筒32に
は、モータ(図示しない)側に噛合うためのギア34
が、また、底面には、下ケース20の内面に形成された
突起21に支持される凹部35が形成されている。弾性
突起31は、スリ割を形成した筒状をなし、内部にスプ
リング36を配設するとともに先端の外周囲にねじ部3
7を形成している。
【0014】ロッド40は、上ケース10の挿入孔11
より外部に突出されており、筒状で内部にねじ41を形
成し、そのねじ41を外側ギア30の弾性突起31のね
じ部37に噛合わせ外側ギア30の回転によって、進退
する。また、ロッド40の先端にはピボット42が設け
られており、このピボット42がミラー(図示しない)
に結合されロッド40の進退によりミラーを傾動させ
る。
より外部に突出されており、筒状で内部にねじ41を形
成し、そのねじ41を外側ギア30の弾性突起31のね
じ部37に噛合わせ外側ギア30の回転によって、進退
する。また、ロッド40の先端にはピボット42が設け
られており、このピボット42がミラー(図示しない)
に結合されロッド40の進退によりミラーを傾動させ
る。
【0015】上ケース10の挿入孔11の内周囲には、
溝12が形成され、そこにOリング50が嵌合され、ロ
ッド40の外周囲に接触し、ロッド40の周囲から水な
どが進入するのを防止している。
溝12が形成され、そこにOリング50が嵌合され、ロ
ッド40の外周囲に接触し、ロッド40の周囲から水な
どが進入するのを防止している。
【0016】本考案の特徴とする、このOリング50
は、断面円形状のOリング本体51と、このOリング本
体51の外周面に形成し、外方向に延びた断面楔形の弾
性リップ52とを有する。
は、断面円形状のOリング本体51と、このOリング本
体51の外周面に形成し、外方向に延びた断面楔形の弾
性リップ52とを有する。
【0017】このOリング50は、上ケース10の挿入
孔11の内周面に形成された溝12に圧入嵌合される。
即ち、Oリング本体51の上面53と下面54が溝12
の上壁12aと下壁12bに圧接し、弾性リップ52が
奥壁12cに当接し、内周面が溝12の開口より若干突
出している。
孔11の内周面に形成された溝12に圧入嵌合される。
即ち、Oリング本体51の上面53と下面54が溝12
の上壁12aと下壁12bに圧接し、弾性リップ52が
奥壁12cに当接し、内周面が溝12の開口より若干突
出している。
【0018】従って、ロッド40が1−1方向に移動す
ると、弾性リップ52が変形し、溝12の奥壁12c方
向に移動するが、ロッド40との間には、内周囲が溝1
2の開口より若干突出しており、しかも、反対側の弾性
リップ52が延びるので、ロッド40との間には隙間は
生じない。
ると、弾性リップ52が変形し、溝12の奥壁12c方
向に移動するが、ロッド40との間には、内周囲が溝1
2の開口より若干突出しており、しかも、反対側の弾性
リップ52が延びるので、ロッド40との間には隙間は
生じない。
【0019】図4は、Oリング50の別の構成を示した
ものでOリング本体51の断面形状が半円形状を成して
いる。
ものでOリング本体51の断面形状が半円形状を成して
いる。
【0020】
【考案の効果】以上に説明したように、上ケースに形成
されたロッドの挿入孔の内周囲に形成された溝に弾性リ
ップを形成したOリングを圧入嵌合することによって、
ロッドの移動によってOリングも追随し、ロッドとOリ
ングとの間、また、溝とOリングとの間に隙間が生ずる
ことがなく防水効果にすぐれ、しかも、リップの弾性に
よって耐震性にも効果がある。
されたロッドの挿入孔の内周囲に形成された溝に弾性リ
ップを形成したOリングを圧入嵌合することによって、
ロッドの移動によってOリングも追随し、ロッドとOリ
ングとの間、また、溝とOリングとの間に隙間が生ずる
ことがなく防水効果にすぐれ、しかも、リップの弾性に
よって耐震性にも効果がある。
【図1】本考案の駆動機構におけるOリングを示した平
面図である。
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】Oリングの嵌合状態を示した要部断面図であ
る。
る。
【図4】Oリングの別の構成を示した断面図である。
【図5】従来の駆動機構を示した斜視図である。
【図6】従来の駆動機構を示した要部断面図である。
【図7】従来の駆動機構の0リングの嵌合状態を示した
部断面図である。
部断面図である。
10 上ケース 11 挿入孔 12 溝 20 下ケース 30 外側ギア 40 ロッド 50 Oリング 52 弾性リップ
Claims (1)
- 【請求項1】 上ケース、下ケースと、これらの上下ケ
ースの内部に収納され、前記下ケースに形成された突起
に軸支された外側ギアと、該外側ギアに形成された弾性
突起に噛合い、上ケースの挿入孔から外部に突出し、前
記外側ギアの回転によって進退するロッドと、上ケース
の挿入孔の内面に形成された溝に嵌合し、前記ロッドの
外周囲に接触するOリングとを備えた駆動機構であっ
て、 前記Oリングの外周囲に弾性リップを一体に形成し、 弾性リップを前記溝の奥壁に突きあてるとともに、Oリ
ングの周囲を前記溝の上下壁とロッドに接触せしめたこ
とを特徴とする駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991008000U JP2504964Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991008000U JP2504964Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496669U JPH0496669U (ja) | 1992-08-21 |
JP2504964Y2 true JP2504964Y2 (ja) | 1996-07-24 |
Family
ID=31740147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991008000U Expired - Lifetime JP2504964Y2 (ja) | 1991-01-30 | 1991-01-30 | 駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504964Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580957Y2 (ja) * | 1993-04-28 | 1998-09-17 | 市光工業株式会社 | 電動式リモートコントロールミラー駆動部 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS44412Y1 (ja) * | 1968-04-09 | 1969-01-10 | ||
JPS61129902U (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-14 |
-
1991
- 1991-01-30 JP JP1991008000U patent/JP2504964Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0496669U (ja) | 1992-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |