JP2580957Y2 - 電動式リモートコントロールミラー駆動部 - Google Patents

電動式リモートコントロールミラー駆動部

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JP2580957Y2
JP2580957Y2 JP1993022553U JP2255393U JP2580957Y2 JP 2580957 Y2 JP2580957 Y2 JP 2580957Y2 JP 1993022553 U JP1993022553 U JP 1993022553U JP 2255393 U JP2255393 U JP 2255393U JP 2580957 Y2 JP2580957 Y2 JP 2580957Y2
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JP
Japan
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ring
remote control
receiving gear
ring groove
rod
Prior art date
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JP1993022553U
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JPH0679645U (ja
Inventor
憲生 吉田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電動式リモートコントロ
ールミラーの駆動部に係り、特に、作動が円滑で防水性
が良好なように改良した電動式リモートコントロールミ
ラーの駆動部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は電動式リモートコントロールミラ
ーの一般的な構造を説明するための断面図である。ミラ
ーホルダ1はミラー2を固着されるとともに、球継手3
を介して駆動部ハウジング4に対して傾動自在に支承さ
れている。上記駆動部ハウジング4はハウジング甲4a
とハウジング乙4bとを合わせ蓋状に固着して構成さ
れ、その中に駆動用モータと減速歯車群(ともに図示せ
ず)が収納されている。進退杆5がハウジング甲4aを
貫通して設けられており、その先端は前記ミラーホルダ
1に係着されている。上記進退杆5はモータによって往
復矢印A−Bのように往復駆動され、ミラーホルダ1を
往復円弧矢印L−Rのごとく傾動せしめる。図4は上記
電動式リモートコントロールミラーの進退杆付近を、該
進退杆の中心線に沿って切断して描いた断面図である。
前記進退杆5の本体は円筒状部5aによって形成され、
その先端に球継手用の継手球5bが一体に連設されると
ともに、その後端にバネ片5cが形成され、該バネ片の
先端部の外周に、オネジとして作用する突起5dが形成
されている。図示の7は受歯車であって円筒状ボス7a
の外周に歯車の歯7bが固着されるとともに、該円筒状
ボス7aの内周面にはメネジ7cが形成されている。こ
のメネジ7cに、前記のオネジとして作用する突起5d
が螺合している。上記受歯車7がウォーム8および中間
歯車9を介して正,逆転せしめられると、進退杆5はネ
ジ送り作用によって前,後進せしめられる。
【0003】上記進退杆5がハウジング甲4aを貫通し
ている個所には透孔4a1が設けられて進退杆5と緩や
かに嵌合している。そして、この透孔4a1の内周に、
Oリング10を収納するリング溝4a2が形成されてい
る。上記Oリングは進退杆5の円筒状部5aの外周面と
摺動自在に嵌合して防水機能を果たしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図3について説明した
ように、進退杆5は往復矢印A−Bのごとく直進駆動さ
れ、ミラーホルダ1は往復円弧矢印L−Rのように円弧
状の軌跡を描いて傾動する。この結果、進退杆5は矢印
A−Bに対して傾斜する形に傾動せしめられる。図4に
おいて進退杆5の中心線A′−B′が円弧矢印θのごと
く振られると、Oリング10がリング溝4a2 に対して
位置ずれを生じ、防水性が損われる。また、同図4に表
わされているように受歯車7の円筒状ボス7aはハウジ
ング甲4aとハウジンク乙4bとの間に挟みつけて支承
されており、スラスト方向にギャツプgが与えられてい
る。このギヤップgの寸法は製作誤差等の影響を受ける
ので、精密に微小寸法に規制することは容易でない(不
可能ではないがコスト高を招く)。このギャップ寸法g
が過小であると受歯車7の円滑な回転が妨げられ、過大
であるとスラスト方向のガタを生じてミラーの振動を誘
発する。本考案は上述の事情に鑑みて為されたものであ
って、防水性に優れ、作動が円滑で、しかも伝動用の歯
車にスラスト方向のガタの無い、電動式リモートコント
ロールミラー駆動部を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的(防水,ガタ
防止)を達成するため本考案に係る電動式リモートコン
トロールミラー駆動部の構成は、駆動部ハウジングに対
してミラーホルダが傾動自在に支承されるとともに、該
駆動部ハウジングに内蔵されたモータによって進退杆が
前,後進駆動され、該進退杆によってミラーホルダが傾
動せしめられる構造で、かつ、上記進退杆は、前記モー
タによって回転せしめられる受歯車と螺合していて、該
受歯車の正,逆転に伴ってネジ送り作用で前,後退せし
められる電動式リモートコントロールミラーの駆動部を
適用の対象とし、前記の進退杆が駆動部ハウジングを貫
通している個所に、該進退杆と緩やかに嵌合する透孔が
設けられるとともに、該透孔の内周にリング溝が形成さ
れ、このリング溝内に装着されたOリングが前記進退杆
に対して摺動自在に嵌合しており、かつ、前記Oリング
が前記の受歯車に対向している側面の部分に、該受歯車
に向けて突出する複数個の突起が一体に成形されてその
先端が該受歯車の端面に弾性的に摺触して該受歯車のス
ラスト方向のガタを無くするとともに、該Oリングの外
周部に前記リング溝の溝底に向けて延伸する輪状のリッ
プが一体的に成形されて該溝底に接触していることを特
徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によると、Oリングに成形された突
起が受歯車の端面に摺触して、スラスト方向のガタを無
くする。上記の突起が複数個であるため、該受歯車は均
一に摺触圧を受け、円滑な作動を妨げられない。さら
に、上記Oリングの外周に輪状のリップが形成されてリ
ング溝底に接触しているので、該Oリングがリング溝に
対して偏心しても防水機能を保持することができる。
【0007】
【実施例】図1は本考案に係る電動式リモートコントロ
ールミラー駆動部の1実施例を示す断面図である。図2
は上記実施例に用いられた、リップおよび突起を有する
Oリングの単品斜視図である。この実施例は、図4に示
した従来例に本考案を適用して改良した1例であって、
図4と同一の図面参照符号を付したものは上記従来例に
おけると同様ないし類似の構成部分である。次に、図1
について図4と異なる点、すなわち本考案を適用して改
良した事項を説明する。本実施例のOリング10は(図
2を併せて参照)その側面に複数個の突起11bを一体
的に成形されるとともに、その外周部に輪状のリップ1
1aが一体に成形されている。そして図1に示すごとく
上記の突起11bは受歯車7に(詳しくは円筒状ボス7
aに)弾性的に摺触してスラスト方向のガタを無くして
いる。また前記のリップ11aはリング溝4a2の溝底
に接触して僅かに弾性的に撓んでいる。このため、該O
リング11がリング溝4a2に対して偏心しても前記の
リップ11aがリング溝底に対する接触,密着を維持
し、防水機能を保持する。
【0008】
【考案の効果】本考案を適用すると、Oリングに成形さ
れた突起が受歯車の端面に摺触して、スラスト方向のガ
タを無くする。上記の突起が複数個であるため、該受歯
車は均一に摺触圧を受け、円滑な作動を妨げられない。
さらに、上記Oリングの外周に輪状のリップが形成され
てリング溝底に接触しているので、該Oリングがリング
溝に対して偏心しても防水機能を保持することができる
という優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電動式リモートコントロールミラ
ー駆動部の1実施例を示す断面図である。
【図2】上記実施例に用いられた、リップおよび突起を
有するOリングの単品斜視図である。
【図3】電動式リモートコントロールミラーの一般的な
構造を説明するための断面図である。
【図4】上記電動式リモートコントロールミラーの進退
杆付近を、該進退杆の中心線に沿って切断して描いた断
面図である。
【符号の説明】
1…ミラーホルダ、2…ミラー、3…球継手、4…駆動
部ハウジング、4a…ハウジング甲、4a2…リング
溝、4b…ハウジング乙、5…進退杆、5a…円筒状
部、5b…継手球、5c…バネ片、5d…オネジとして
作用する突起、7…受歯車、7a…円筒状ボス、7b…
歯車の歯、7c…メネジ、8…ウォーム、9…中間歯
車、10…従来例のOリング、11…実施例のOリン
グ、11a…リップ、11b…突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部ハウジングに対してミラーホルダ
    が傾動自在に支承されるとともに、該駆動部ハウジング
    に内蔵されたモータによって進退杆が前,後進駆動さ
    れ、該進退杆によってミラーホルダが傾動せしめられる
    構造で、かつ、上記進退杆は、前記モータによって回転
    せしめられる受歯車と螺合していて、該受歯車の正,逆
    転に伴ってネジ送り作用で前,後退せしめられる電動式
    リモートコントロールミラー駆動部において、 前記の進退杆が駆動部ハウジングを貫通している個所
    に、該進退杆と緩やかに嵌合する透孔が設けられるとと
    もに、該透孔の内周にリング溝が形成され、このリング
    溝内に装着されたOリングが前記進退杆に対して摺動自
    在に嵌合しており、かつ、 前記Oリングが前記の受歯車に対向している側面の部分
    に、該受歯車に向けて突出する複数個の突起が一体に成
    形されてその先端が該受歯車の端面に弾性的に摺触して
    該受歯車のスラスト方向のガタを無くする構造であり、 上記 Oリングの外周部に前記リング溝の溝底に向けて延
    伸する輪状のリップが一体的に成形されて該溝底に接触
    していることを特徴とする電動式リモートコントロール
    ミラー駆動部。
JP1993022553U 1993-04-28 1993-04-28 電動式リモートコントロールミラー駆動部 Expired - Lifetime JP2580957Y2 (ja)

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JPH0679645U JPH0679645U (ja) 1994-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06272Y2 (ja) * 1985-05-14 1994-01-05 市光工業株式会社 電動式リモ−トコントロ−ルミラ−
JPH0480965U (ja) * 1990-11-26 1992-07-14
JP2504964Y2 (ja) * 1991-01-30 1996-07-24 市光工業株式会社 駆動機構

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