JP2538694Y2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2538694Y2
JP2538694Y2 JP1990108998U JP10899890U JP2538694Y2 JP 2538694 Y2 JP2538694 Y2 JP 2538694Y2 JP 1990108998 U JP1990108998 U JP 1990108998U JP 10899890 U JP10899890 U JP 10899890U JP 2538694 Y2 JP2538694 Y2 JP 2538694Y2
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JP
Japan
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lens
housing
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packing
locking hole
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正弘 永田
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Ichikoh Industries Ltd
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Ichikoh Industries Ltd
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【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は車両用灯具に関するものである。
《従来の技術》 従来、第13図に示すように車体aの取り付けられたハ
ウジングbにパッキン溝cを形成し、このパッキン溝c
の外側壁部dに爪係止孔eを設け、レンズ組立体fのア
ウターレンズgの周部に設けたレンズ脚hの爪iを爪係
止孔eに挿入係止してパッキン溝cに装着したパッキン
kを圧縮し、レンズ組立体fの爪i側とは反対側をスク
リューjでハウジングbに取り付けるようにした車両用
灯具は公知である。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上記の構成であると、パッキンkの反
発力で矢印方向にレンズ組立体fが逃げようとするた
め、レンズ組立体fの爪iがハウジングbに引っ掛かり
にくいし、また、レンズ組立体fをハウジングbにスク
リュー止めするときも、常にレンズ組立体fを押さえな
がら行う必要があり、作業性が悪かったし、レンズ脚h
がパッキンkの片側によって組み付けされる恐れがあ
り、耐水性がなくなるという問題点があった。
本考案は、上記の問題点に着目して成されたものであ
って、その目的とするところは、レンズ組立体のハウジ
ングへの組み付けが容易になり、レンズ脚がパッキンの
中央部になるように組み付けができ耐久性を向上させる
ことができる車両用灯具を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、本考案は、車体に取り
付けられ、ほぼ90度に湾曲するハウジングにパッキン溝
を形成し、このパッキン溝の外側壁部に爪係止孔を設
け、レンズ組立体の周部に設けたレンズ脚の爪を爪係止
孔に挿入係止し、レンズ組立体の爪側とは反対側をスク
リューでハウジングに取り付けるようにした車両用灯具
において、爪係止孔がある側に位置するパッキン溝の内
側壁部に、パッキンの反発力によるレンズ脚部の逃げを
阻止する突起を、前記爪係止孔に対向して形成したこと
を特徴とする。
《作用》 かかる構成により、パッキンの反発力がレンズ脚に作
用して、レンズ組立体がハウジングから離れる方向に回
動しようとするが、レンズ脚が突起に接してこの回動を
阻止し、仮固定状態を維持し、レンズ組立体のハウジン
グへの組み付けを容易にし、レンズ脚がパッキンの中央
部になるように組み付けができ耐久性を向上させること
ができる。
《実施例》 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わる車両用灯具の正面図、第2図
は第1図A方向からの矢視図、第3図は第1図B方向か
らの矢視図、第4図は第1図C−C線に沿う断面図、第
5図は第1図D−D線に沿う断面図である。
図面中1は車体側取付部材であり、これは、例えば、
グリル、フィニッシャー等である。2は車両用灯具であ
り、この車両用灯具2は灯具本体3とレンズ組立体4と
を備えている。
車体側取付部材1には取付開口部5が設けてあり、こ
の取付開口部5の内側縁部5aには取付壁部6が形成して
あり、この取付壁部6には、その上部に位置させて係止
孔7が設けてある(第9図参照)。また、車体側取付部
材1の下部には係止孔8が設けてあり、この係止孔8に
スクリューグロメット8aが取り付けてある(第10図参
照)。
車両用灯具2の灯具本体3は、ハウジング9を備えて
おり、このハウジング9は車体22のコーナー部に装着さ
れるようにその半分がほぼ90度に湾曲されており、ハウ
ジング9内は隔壁14によって2つの灯室10、11に区画さ
れていて、灯室10、11内にそれぞれバルブ12、13が装着
してある。ハウジング9の前面周部にはパッキン装着溝
15が形成してあり、このパッキン装着溝15の、前記取付
開口部5の内側縁部5aに対向する部分では、パッキン装
着溝15の外側壁部15aが立ち上げてあり、この外側壁部1
5aの中間部には、レンズ中心イに対して対称位置に爪係
止孔16が設けてある。また、ハウジング9にはパッキン
装着溝15を挟んで爪係止孔16に対向する位置に突起17が
ハウジング9と一体にして形成してある。そして、パッ
キン装着溝15にはパッキン25が装着してある。また、ハ
ウジング9の外側部の上下には取付座部18がレンズ中心
イに対して対称位置に設けてある。この取付座部18は、
ハウジング9に一体に形成された座面部19に左右方向に
長軸を有する楕円形状の挿入孔20を形成し且つ座面部19
の裏側に円筒状のスペーサ部21を形成したものである。
また、ハウジング9の下側には取付座部26が形成してあ
り、この取付座部26に取付孔27が設けてある。さらに、
ハウジング9の、前記取付開口部5の内側縁部5aに対向
する部分には差込爪部34が設けてある。
車体22には取付ブラケット23が設けてあり、この取付
ブラケット23は、この取付ブラケット23に設けた装着孔
23aに装着してスクリューグロメット24が装着してあ
る。
レンズ組立体4はアウターレンズ29とインナーレンズ
30とを備えており、アウターレンズ29の周部にはレンズ
脚31が形成してあり、レンズ脚31の、前記取付開口部5
の内側縁部5aに対向する部分には、レンズ中心イに対し
て対称位置に爪32が突設されている。また、アウターレ
ンズ29の端部には、レンズ中心イに対して対称位置に取
付ボス部33が設けてあり、この取付ボス部33にインナー
レンズ30の端部が嵌合されて超音波溶着によって取り付
けてある。
そして、前記ハウジング9は、その差込爪部34を車体
側取付部材1の係止孔7に差し込み、ハウジング9の下
側の取付座部26の取付孔27に差し込んだスクリュー35を
スクリューグロメット8aに捩じ込んで車体22に取り付け
てある。この場合、座面部19の裏側の円筒状のスペーサ
部21が車体22の取付ブラケット23に当接しており、スペ
ーサ部21内にスクリューグロメット24の頭部24aが挿入
してある。
そして、レンズ組立体4がハウジング9に取り付けて
ある。この取付は次のようにして成される。
すなわち、アウターレンズ29の爪32をハウジング9の
爪係止孔16に挿入係止してレンズ組立体4をハウジング
9側に回動させて、これにセットし、取付ボス部33を取
付座部18の座面部19に当て、取付ボス部33の孔33aに挿
入したスクリュー36をスクリューグロメット24に捩じ込
み、レンズ組立体4がハウジング9に取り付けてある。
この場合、レンズ組立体9の取付始めにおいては、第
11図に示すようにアウターレンズ29の爪32をハウジング
9の爪係止孔16に挿入係止するとき、レンズ脚31の裏側
が突起17に摺接し、しかるのちに、第12図に示すように
爪32は爪係止孔16に挿入され、レンズ脚31はパッキン25
に圧着する。したがって、パッキン25の反発力がレンズ
脚31に作用して、レンズ組立体4がハウジング9から離
れる方向に回動しようとするが、レンズ脚31が突起17に
接してこの回動を阻止し、仮固定状態を維持する。
このように仮固定が可能になることにより、レンズ組
立体4のハウジング9への組み付けが容易になり、レン
ズ脚31がパッキン25の中央部になるように組み付けがで
き耐久性を向上させることができる。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案は、車体に取り付けら
れ、ほぼ90度に湾曲するハウジングにパッキン溝を形成
し、このパッキン溝の外側壁部に爪係止孔を設け、レン
ズ組立体の周部に設けたレンズ脚の爪を爪係止孔に挿入
係止し、レンズ組立体の爪側とは反対側をスクリューで
ハウジングに取り付けるようにした車両用灯具におい
て、爪係止孔がある側に位置するパッキン溝の内側壁部
に、パッキンの反発力によるレンズ脚部の逃げを阻止す
る突起を、前記爪係止孔に対向して形成したから、パッ
キンの反発力がレンズ脚部に作用して、レンズ組立体が
ハウジングから離れる方向に回動しようとするが、レン
ズ脚部が突起に接してこの回動を阻止し、仮固定状態を
維持することができる。
このために、レンズ組立体のハウジングへの組み付け
が容易になり、レンズ脚がパッキンの中央部になるよう
に組み付けができ耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる車両用灯具の正面図、第2図は
第1図A方向からの矢視図、第3図は第1図B方向から
の矢視図、第4図は第1図C−C線に沿う断面図、第5
図は第1図D−D線に沿う断面図、第6図は第5図E−
E線に沿う断面図、第7図は第1図F−F線に沿う断面
図、第8図は第1図G−G線に沿う断面図、第9図は第
1図H−H線に沿う断面図、第10図は第1図I−1線に
沿う断面図、第11図、第12図はレンズ脚のハウジングへ
の装着を示す断面図、第13図は従来の車両用灯具におけ
るレンズ組立体のハウジングへの取付状態を示す断面図
である。 4……レンズ組立体、9……ハウジング、15……パッキ
ン装着溝、16……爪係止孔、25……パッキン、31……レ
ンズ脚、32……爪。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に取り付けられ、ほぼ90度に湾曲する
    ハウジングにパッキン溝を形成し、このパッキン溝の外
    側壁部に爪係止孔を設け、レンズ組立体の周部に設けた
    レンズ脚の爪を爪係止孔に挿入係止し、レンズ組立体の
    爪側とは反対側をスクリューでハウジングに取り付ける
    ようにした車両用灯具において、爪係止孔がある側に位
    置するパッキン溝の内側壁部に、パッキンの反発力によ
    るレンズ脚部の逃げを阻止する突起を、前記爪係止孔に
    対向して形成したことを特徴とする車両用灯具。
JP1990108998U 1990-10-19 1990-10-19 車両用灯具 Expired - Lifetime JP2538694Y2 (ja)

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JPH0466706U JPH0466706U (ja) 1992-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS604711Y2 (ja) * 1981-08-29 1985-02-12 日野自動車株式会社 オイル・シ−ル・プ−ラ
JPS5838907U (ja) * 1981-09-10 1983-03-14 市光工業株式会社 車輛用灯具
JPS62155406U (ja) * 1986-03-25 1987-10-02

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JPH0466706U (ja) 1992-06-12

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