JPH0719967Y2 - 自動2輪車のカウリング - Google Patents

自動2輪車のカウリング

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JPH0719967Y2
JPH0719967Y2 JP1988001794U JP179488U JPH0719967Y2 JP H0719967 Y2 JPH0719967 Y2 JP H0719967Y2 JP 1988001794 U JP1988001794 U JP 1988001794U JP 179488 U JP179488 U JP 179488U JP H0719967 Y2 JPH0719967 Y2 JP H0719967Y2
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JP
Japan
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headlamp
cowling
opening
trim
flange
Prior art date
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JP1988001794U
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JPH01106382U (ja
Inventor
彰男 前野
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Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は前面にヘッドランプ開口を有する自動2輪車の
カウリングに関する。
〔従来の技術〕
自動2輪車においては、近来車両前部にウインドスクリ
ーン付きのカウリングを取付ける場合がある。
このカウリングとしては、大別して、車体フレームに回
動(操向)可能に軸支されるフロントフォークなどにヘ
ッドランプや速度計などとともに取付けられる比較的小
型のものと、車体フレーム側に固定的に取付けられる比
較的大型のものが使用される場合がある。
これらのカウリングの前面にはヘッドランプの照射面の
輪郭に対応するヘッドランプ開口が形成されている。
このようなカウリングを記載した文献として特開昭60-1
48783号を例示することができる。
この場合、ヘッドランプは光軸調整が必要なことから、
レンズおよびレンズリム部を上下および左右に取付け姿
勢を所定範囲内で変化しうるよう固定されており、した
がって、前記カウリングのヘッドランプ開口とヘッドラ
ンプの外周との間に光軸調整時の干渉を避けるための隙
間が設けられている。
〔考案が解決しようとする技術課題〕
しかし、従来の自動2輪車のカウリングにあっては、ヘ
ッドランプからの照射光の一部が前記カウリングのヘッ
ドランプ開口付近で乱反射し、その一部が前記光軸調整
用の隙間からカウリング内へ侵入する場合があった。
〔課題解決のための手段〕
本考案は上記従来技術に鑑みてなされたものであり、本
考案の目的は、ヘッドランプ開口部の外観を良好に保ち
ながら、カウリング内へのヘッドランプ光の漏れや雨水
等の浸入を効率よく防止することが可能な自動2輪車の
カウリングを提供することである。
本考案は、前面にヘッドランプ開口を有する自動2輪車
のカウリングにおいて、前記ヘッドランプ開口の周縁の
少なくとも上半部に内向きの二重フランジを形成し、ヘ
ッドランプ外周に弾性的に当接するリップを有するゴム
状弾性材のトリムを前記二重フランジのうちの外周側の
フランジに装着する構成とすることにより、ヘッドラン
プ開口とヘッドランプとの間の少なくとも上半部の隙間
を閉塞してカウリング内の上方への光の漏れを防止する
ことができ、シール性の向上により雨水等の浸入も防止
することができ、かつ、上記二重フランジのうちの外周
側のフランジにトリムを嵌合装着することにより、光沢
のないゴム等で作られたトリムを装着する場合でも、こ
れを外からほとんど見えない状態で装着することがで
き、外観を良好に維持することができる自動2輪車のカ
ウリングを提供するものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案を具体的に説明する。
第2図は本考案によるカウリングを装着した自動2輪車
のハンドル部を示す。
第2図において、車体フレーム1の前上部に設けたステ
アリングヘッド2に対し、上下のブラケット3、4およ
びこれらのブラケットに固定されたフロントフォーク5
が操向(回動)可能に軸支されている。
前記フロントフォーク5の下端には前輪(不図示)が取
付けられている。
また、前記上ブラケット3にはバー式のハンドル6が固
定されており、運転者は該ハンドル6の両端に設けたグ
リップ部7、7を握って操縦する。
前記上ブラケット3にはランプブラケット8を介してヘ
ッドランプ10が固定されている。
前記ヘッドランプ10を囲んで車両の前上部にはカウリン
グ20が取付けられている。
前記カウリング20は、ヘッドランプ10まわりを囲む不透
明樹脂(ABS樹脂など)で成形されたカウリング本体21
と該カウリング本体21の上部に取付けられた透明プラス
チックから成るウインドスクリーン22とで構成される。
前記カウリング20は、前記ランプブラケット8でヘッド
ランプ10(そのランプボディ11)と共締めするととも
に、下ブラケット4に固定したアーム部材23にねじ止め
することにより、該ヘッドランプ10とともに操向回動部
に固定されている。
第1図は第2図中のカウリング20とヘッドランプ10とを
示す中央縦断面図である。
第1図において、ヘッドランプ10はランプボディ11と該
ランプボディ11に対し上下および左右に向きを調節しう
るレンズ12およびリム13から成るレンズユニットとで構
成されており、電球は反射鏡面を有するランプボディ11
に装着されている。
前記カウリング20(カウリング本体21)の前面には、前
記ヘッドランプ10の前面輪郭に対応する形状のヘッドラ
ンプ開口24が形成されている。
このヘッドランプ開口24とヘッドランプ10の外周との間
には、前述の光軸調整を許容するための隙間Sが設けら
れている。
然して、本考案によれば、ヘッドランプ開口24の周縁の
少なくとも上半部に、ヘッドランプ10の外周に弾性的に
当接する目かくし用のトリム30が装着されている。
前記トリム30は、前記隙間Sに沿って配置されるパッキ
ン状のものであり、図示のように、ヘッドランプ10の外
周に当接するリップ31を有する断面形状のゴム(ゴム状
弾性材)で作られている。
また、前記トリム30の前記リップ31と反対側には取付け
用の溝32が形成されている。
一方、カウリング本体21のヘッドランプ開口24の周縁に
は内向きの二重フランジ25、26が形成されており、前記
トリム30はその溝32を外周のフランジ26に嵌合(通常接
着または粘着を併用)させることによりカウリング20に
装着されている。
なお、図示の例では、前記二重フランジ25、26がヘッド
ランプ開口24の全周に形成され、前記トリム30もヘッド
ランプ開口24の全周に沿って装着されているが、一般的
には、ヘッドランプ開口24の少なくとも上半部に沿って
装着すれば充分である。
以上第1図および第2図について説明した自動2輪車の
カウリングによれば、ゴム状弾性材から成るリップ31付
きのトリム30をヘッドランプ開口24の少なくとも上半部
(ウインドスクリーン22側)に装着し、ヘッドランプ開
口24とヘッドランプ10との間の少なくとも上半部の隙間
Sを閉塞して目かくしするので、ヘッドランプ10からの
光の一部がカウリング20内の上方へ洩れることを効果的
に防止することができる。
上記目かくしはゴム状弾性材のリップ31をヘッドランプ
10に接触させて行うので、光軸調整のためヘッドランプ
10をカウリング20に対し上下あるいは左右に向きを変え
る場合でも、前記リップ31が接触するよう配置すること
が可能であり、上記ヘッドランプ10の光の一部が漏れる
ことを防止することができた。
また、ヘッドランプ開口24の内向きの周縁フランジを二
重フランジ25、26とし、前記トリム30は外周のフランジ
26に嵌合装着するので、光沢のないゴム等で作られるト
リム30を外からほとんど見えないように組付けることが
でき、外観を良好にすることができた。
なお、図示の実施例ではハンドル6とともに回動するカ
ウリング20に対して本考案を適用したが、本考案は車体
フレーム1側に固定される型式のカウリングに対しても
同様に適用可能である。その場合、ヘッドランプも車体
フレーム側1に取付けられる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれば、前面
にヘッドランプ開口を有する自動2輪車のカウリングに
おいて、前記ヘッドランプ開口の周縁の少なくとも上半
部に内向きの二重フランジを形成し、ヘッドランプ外周
に弾性的に当接するリップを有するゴム状弾性材のトリ
ムを前記二重フランジのうちの外周側のフランジに装着
する構成としたので、ヘッドランプ開口とヘッドランプ
との間の少なくとも上半部の隙間を閉塞してカウリング
内の上方への光の漏れを防止することができ、シール性
の向上により雨水等の浸入も防止することができ、か
つ、上記二重フランジのうちの外周側のフランジにトリ
ムを嵌合装着することにより、光沢のないゴム等で作ら
れたトリムを装着する場合でも、これを外からほとんど
見えない状態で装着することができ、外観を良好に維持
することができる自動2輪車のカウリングが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案よるカウリングを装着したし自動2輪車
の前上部の左側面図、第2図は第1図中のカウリングお
よびヘッドランプの中央縦断面図である。 10……ヘッドランプ、20……カウリング、22……ウイン
ドスクリーン、24……ヘッドランプ開口、25、26……内
向きフランジ、30……トリム、31……リップ、32……
溝、S……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面にヘッドランプ開口を有する自動2輪
    車のカウリングにおいて、前記ヘッドランプ開口の周縁
    の少なくとも上半部に内向きの二重フランジを形成し、
    ヘッドランプ外周に弾性的に当接するリップを有するゴ
    ム状弾性材のトリムを前記二重フランジのうちの外周側
    のフランジに装着することを特徴とする自動2輪車のカ
    ウリング。
JP1988001794U 1988-01-11 1988-01-11 自動2輪車のカウリング Expired - Lifetime JPH0719967Y2 (ja)

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JPH01106382U JPH01106382U (ja) 1989-07-18
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