JPH05339489A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JPH05339489A JPH05339489A JP17201792A JP17201792A JPH05339489A JP H05339489 A JPH05339489 A JP H05339489A JP 17201792 A JP17201792 A JP 17201792A JP 17201792 A JP17201792 A JP 17201792A JP H05339489 A JPH05339489 A JP H05339489A
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- carbon atoms
- curable composition
- polyether compound
- polyoxyalkylene polymer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】n−ブタノール、無水フタル酸を1/1(モル
比)の割合で反応させたものにプロピレンオキシドを付
加させて得られた平均分子量2000のポリエーテル化
合物40重量部、両末端にメチルジメトキシシリルプロ
ピル基を有する平均分子量が17000のポリオキシプ
ロピレン系重合体100重量部、及び添加剤を配合し硬
化性組成物を製造した。 【効果】耐汚染性、揺変性に優れる。
比)の割合で反応させたものにプロピレンオキシドを付
加させて得られた平均分子量2000のポリエーテル化
合物40重量部、両末端にメチルジメトキシシリルプロ
ピル基を有する平均分子量が17000のポリオキシプ
ロピレン系重合体100重量部、及び添加剤を配合し硬
化性組成物を製造した。 【効果】耐汚染性、揺変性に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改質された硬化性組成物
に関するものであり、特に優れた耐汚染性を有し、かつ
揺変性に優れた硬化性組成物に関する。
に関するものであり、特に優れた耐汚染性を有し、かつ
揺変性に優れた硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】分子内に少なくとも1個の反応性シリル
基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、硬化物が
ゴム弾性を有するという特徴を生かし被覆組成物、密封
組成物などの用途に用いられているが、一般的には可塑
剤と併用される場合が多い。
基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、硬化物が
ゴム弾性を有するという特徴を生かし被覆組成物、密封
組成物などの用途に用いられているが、一般的には可塑
剤と併用される場合が多い。
【0003】しかし、通常用いられているジオクチルフ
タレート(DOP)のような低分子可塑剤を使用した場
合には、可塑剤の表面への移行が避けられず、硬化物表
面や塗料表面に汚染が発生するという問題がある。
タレート(DOP)のような低分子可塑剤を使用した場
合には、可塑剤の表面への移行が避けられず、硬化物表
面や塗料表面に汚染が発生するという問題がある。
【0004】これらの欠点を改良するために、高分子可
塑剤としてポリエーテル化合物を使用する方法が提案さ
れている(特開平1−279958号公報参照)。ポリ
エーテル化合物は、優れた耐汚染性を有しシリル基含有
ポリオキシアルキレン系重合体との相溶性にも優れ可塑
化効率も高いが、組成によっては揺変性の低下の問題を
生じ実用上問題がある。
塑剤としてポリエーテル化合物を使用する方法が提案さ
れている(特開平1−279958号公報参照)。ポリ
エーテル化合物は、優れた耐汚染性を有しシリル基含有
ポリオキシアルキレン系重合体との相溶性にも優れ可塑
化効率も高いが、組成によっては揺変性の低下の問題を
生じ実用上問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き欠点を解決し、優れた耐汚染性を有し、かつ揺変性に
優れた硬化性組成物を提供することを目的とする。
き欠点を解決し、優れた耐汚染性を有し、かつ揺変性に
優れた硬化性組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内に少な
くとも1個の反応性シリル基を含有するシリル基含有ポ
リオキシアルキレン系重合体とその100重量部に対
し、可塑剤として下記(A)および/または(B)のポ
リエーテル化合物を1〜150重量部含有することを特
徴とする、硬化性組成物である。 (A)下記一般式(1)で示される結合単位を少なくと
も1個含有するポリエーテル化合物。 R2-OCO-R1-COO-(R3-O)p-・・・(1) (B)主鎖中に下記一般式(2)で示される結合単位を
少なくとも1個含有し、かつ末端基が水酸基またはアシ
ル基であるポリエーテル化合物。 -(O-R5)m -OCO-R4-COO-(R6-O)n- ・・・(2) (R1 、R4 は2価の有機基。R2 は1価の炭化水素
基。R3 、R5 、R6 は炭素数1〜4の2価の炭化水素
基。p、m、nは1以上の整数。)
くとも1個の反応性シリル基を含有するシリル基含有ポ
リオキシアルキレン系重合体とその100重量部に対
し、可塑剤として下記(A)および/または(B)のポ
リエーテル化合物を1〜150重量部含有することを特
徴とする、硬化性組成物である。 (A)下記一般式(1)で示される結合単位を少なくと
も1個含有するポリエーテル化合物。 R2-OCO-R1-COO-(R3-O)p-・・・(1) (B)主鎖中に下記一般式(2)で示される結合単位を
少なくとも1個含有し、かつ末端基が水酸基またはアシ
ル基であるポリエーテル化合物。 -(O-R5)m -OCO-R4-COO-(R6-O)n- ・・・(2) (R1 、R4 は2価の有機基。R2 は1価の炭化水素
基。R3 、R5 、R6 は炭素数1〜4の2価の炭化水素
基。p、m、nは1以上の整数。)
【0007】本発明における分子内に少なくとも1個の
反応性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアル
キレン系重合体は、1分子中1個以上の反応性シリル基
を有し、主鎖が実質的にポリオキシアルキレン系重合体
鎖からなる重合体である。
反応性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアル
キレン系重合体は、1分子中1個以上の反応性シリル基
を有し、主鎖が実質的にポリオキシアルキレン系重合体
鎖からなる重合体である。
【0008】例えば特開平3−43449号公報、特開
平3−47825号公報、特開平3−72527号公
報、特開平3−79627号公報、特公昭46−307
11号公報、特公昭45−36319号公報、特公昭4
6−17553号公報等に提案されている重合体であ
り、主鎖骨格が本質的にポリオキシアルキレン系重合体
からなるものが好ましい。このような重合体の製法は、
上記の文献中に例示されている。
平3−47825号公報、特開平3−72527号公
報、特開平3−79627号公報、特公昭46−307
11号公報、特公昭45−36319号公報、特公昭4
6−17553号公報等に提案されている重合体であ
り、主鎖骨格が本質的にポリオキシアルキレン系重合体
からなるものが好ましい。このような重合体の製法は、
上記の文献中に例示されている。
【0009】反応性シリル基とは、シラノール基や加水
分解性シリル基のごとく、湿分や硬化剤などにより縮合
反応をおこしポリオキシアルキレン系重合体の高分子量
化を促進しうるものである。
分解性シリル基のごとく、湿分や硬化剤などにより縮合
反応をおこしポリオキシアルキレン系重合体の高分子量
化を促進しうるものである。
【0010】ポリオキシアルキレン系重合体は、アルカ
リ金属触媒、複合金属シアン化物錯体触媒、金属ポルフ
ィリンなど触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るヒドロキシ化合物などの開始剤にアルキレンオキシド
などのモノエポキシドなどを反応させて製造する水酸基
末端のものなど反応性シリル基を導入しうる官能基を有
するポリオキシアルキレン系重合体である。官能基は特
に水酸基が好ましく、官能基を有するポリオキシアルキ
レン系重合体の官能基数は2以上が好ましく、特に、2
または3が好ましい。
リ金属触媒、複合金属シアン化物錯体触媒、金属ポルフ
ィリンなど触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るヒドロキシ化合物などの開始剤にアルキレンオキシド
などのモノエポキシドなどを反応させて製造する水酸基
末端のものなど反応性シリル基を導入しうる官能基を有
するポリオキシアルキレン系重合体である。官能基は特
に水酸基が好ましく、官能基を有するポリオキシアルキ
レン系重合体の官能基数は2以上が好ましく、特に、2
または3が好ましい。
【0011】特に好ましいポリオキシアルキレン系重合
体はポリオキシプロピレンジオールとポリオキシプロピ
レントリオールである。また、下記(I)の方法に用い
る場合、アリル末端ポリオキシプロピレンモノオールな
どのオレフィン末端のポリオキシアルキレン系重合体も
使用できる。
体はポリオキシプロピレンジオールとポリオキシプロピ
レントリオールである。また、下記(I)の方法に用い
る場合、アリル末端ポリオキシプロピレンモノオールな
どのオレフィン末端のポリオキシアルキレン系重合体も
使用できる。
【0012】反応性シリル基としては、一般式(3)で
表されるシリル基がよい。 −SiXa R73-a・・・(3) 式中R7 は1価の炭化水素基(炭素数20以下)あるい
はハロゲン化炭化水素基(炭素数20以下)であり、好
ましくは炭素数6以下のアルキル基やフルオロアルキル
基である。特に好ましくは、メチル基やエチル基などの
低級アルキル基である。
表されるシリル基がよい。 −SiXa R73-a・・・(3) 式中R7 は1価の炭化水素基(炭素数20以下)あるい
はハロゲン化炭化水素基(炭素数20以下)であり、好
ましくは炭素数6以下のアルキル基やフルオロアルキル
基である。特に好ましくは、メチル基やエチル基などの
低級アルキル基である。
【0013】Xは水酸基または加水分解性基であり、た
とえばハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、ア
ミド基、アミノ基、アミノキシ基、ケトキシメート基な
どがある。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基
の炭素数は6以下が好ましく、特に4以下が好ましい。
好ましい加水分解性基は炭素数4以下の低級アルコキシ
基、特にメトキシ基やエトキシ基である。aは1、2ま
たは3であり、特に2または3であることが好ましい。
とえばハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、ア
ミド基、アミノ基、アミノキシ基、ケトキシメート基な
どがある。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基
の炭素数は6以下が好ましく、特に4以下が好ましい。
好ましい加水分解性基は炭素数4以下の低級アルコキシ
基、特にメトキシ基やエトキシ基である。aは1、2ま
たは3であり、特に2または3であることが好ましい。
【0014】一般式(3)で示される反応性シリル基
は、シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体全末端
基中で平均して50%以上、特には70%以上含有する
ことが好ましい。
は、シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体全末端
基中で平均して50%以上、特には70%以上含有する
ことが好ましい。
【0015】一般式(3)で示される反応性シリル基の
ポリオキシアルキレン系重合体への導入方法は特には限
定されないが、例えば次の方法で導入することができ
る。
ポリオキシアルキレン系重合体への導入方法は特には限
定されないが、例えば次の方法で導入することができ
る。
【0016】(I)ポリオキシアルキレン系重合体の末
端不飽和基と一般式(4)で表されるヒドロシリル化合
物を反応させる方法。 HSiXa R73-a・・・(4) (式中R7 、X、aは前記に同じ)
端不飽和基と一般式(4)で表されるヒドロシリル化合
物を反応させる方法。 HSiXa R73-a・・・(4) (式中R7 、X、aは前記に同じ)
【0017】ここでオレフィン基を導入する方法として
は、不飽和基および官能基を有する化合物をポリオキシ
アルキレン系重合体の末端水酸基に反応させて、エーテ
ル結合、エステル結合、ウレタン結合、カーボネート結
合などにより結合させる方法、あるいはアルキレンオキ
シドを重合する際に、アリルグリシジルエーテルなどの
オレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重合させ
ることにより側鎖にオレフィン基を導入する方法などが
挙げられる。
は、不飽和基および官能基を有する化合物をポリオキシ
アルキレン系重合体の末端水酸基に反応させて、エーテ
ル結合、エステル結合、ウレタン結合、カーボネート結
合などにより結合させる方法、あるいはアルキレンオキ
シドを重合する際に、アリルグリシジルエーテルなどの
オレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重合させ
ることにより側鎖にオレフィン基を導入する方法などが
挙げられる。
【0018】(II)ポリオキシアルキレン系重合体末
端水酸基と一般式(5)で表される有機珪素化合物を反
応させる方法。 R73-a−SiXa −R8 −NCO・・・(5) (式中R7 、X、aは前記に同じ。R8 は炭素数1〜1
7の2価炭化水素基。)
端水酸基と一般式(5)で表される有機珪素化合物を反
応させる方法。 R73-a−SiXa −R8 −NCO・・・(5) (式中R7 、X、aは前記に同じ。R8 は炭素数1〜1
7の2価炭化水素基。)
【0019】一般式(5)で表される有機珪素化合物と
しては下記の化合物が示しうる。 (C2H5O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3)(CH3O)2Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-NCO (CH3O)2Si(NCO)2
しては下記の化合物が示しうる。 (C2H5O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3)(CH3O)2Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-NCO (CH3O)2Si(NCO)2
【0020】(III)ポリオキシアルキレン系重合体
の末端にトリレンジイソシアネートなどのポリイソシア
ネート化合物を反応させてイソシアネート基末端とした
後、該イソシアネート基に一般式(6)で表される珪素
化合物のW基を反応させる方法。
の末端にトリレンジイソシアネートなどのポリイソシア
ネート化合物を反応させてイソシアネート基末端とした
後、該イソシアネート基に一般式(6)で表される珪素
化合物のW基を反応させる方法。
【0021】R73-a−SiXa −R8 W・・・(6) (式中R7 、R8 、X、aは前記に同じ。Wは水酸基、
カルボキシル基、メルカプト基およびアミノ基(1級ま
たは2級)から選ばれた活性水素含有基。)
カルボキシル基、メルカプト基およびアミノ基(1級ま
たは2級)から選ばれた活性水素含有基。)
【0022】(IV)ポリオキシアルキレン系重合体の
末端にオレフィン基を導入し、そのオレフィン基と、W
がメルカプト基である一般式(6)で表される珪素化合
物のメルカプト基を反応させる方法。
末端にオレフィン基を導入し、そのオレフィン基と、W
がメルカプト基である一般式(6)で表される珪素化合
物のメルカプト基を反応させる方法。
【0023】本発明におけるシリル基含有ポリオキシア
ルキレン系重合体の分子量は500〜50000が好ま
しく、より好ましくは3000〜30000である。
ルキレン系重合体の分子量は500〜50000が好ま
しく、より好ましくは3000〜30000である。
【0024】本発明において可塑剤として使用されるポ
リエーテル化合物は前記(A)および/または(B)の
ポリエーテル化合物である。
リエーテル化合物は前記(A)および/または(B)の
ポリエーテル化合物である。
【0025】R1 、R4 で表される2価の有機基として
は炭素数1〜20の2価の炭化水素基が好ましい。具体
的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ヘキシレン基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖
あるいは側鎖を有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシ
レン基、または化1、化2、あるいは化3で示される脂
環式炭化水素基;o−フェニレン基、m−フェニレン
基、p−フェニレン基、トリレン基、キシリレン基、ま
たは化4あるいは化5で示される芳香族炭化水素基が挙
げられる。
は炭素数1〜20の2価の炭化水素基が好ましい。具体
的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ヘキシレン基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖
あるいは側鎖を有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシ
レン基、または化1、化2、あるいは化3で示される脂
環式炭化水素基;o−フェニレン基、m−フェニレン
基、p−フェニレン基、トリレン基、キシリレン基、ま
たは化4あるいは化5で示される芳香族炭化水素基が挙
げられる。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【0026】特に、炭素数6以上の芳香族炭化水素基が
好ましく、o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−
フェニレン基、トリレン基が好ましい。
好ましく、o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−
フェニレン基、トリレン基が好ましい。
【0027】R2 で表される1価の炭化水素基としては
炭素数1〜20の1価の炭化水素基が好ましい。具体的
にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは側鎖を
有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシル基などの脂環
式炭化水素基;フェニル基、ベンジル基、ナフチル基な
どの炭素数6以上の芳香族炭化水素基が挙げられる。特
に、脂肪族炭化水素基が好ましい。
炭素数1〜20の1価の炭化水素基が好ましい。具体的
にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは側鎖を
有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシル基などの脂環
式炭化水素基;フェニル基、ベンジル基、ナフチル基な
どの炭素数6以上の芳香族炭化水素基が挙げられる。特
に、脂肪族炭化水素基が好ましい。
【0028】R3 、R5 、R6 で表される炭素数1〜4
の2価の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などが挙
げられるが、特にプロピレン基が好ましい。また、p、
m、あるいはnが2以上の整数の場合、たとえば(R3
−O)p で示される単位中のそれぞれのR3 は異なって
いてもよい。
の2価の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などが挙
げられるが、特にプロピレン基が好ましい。また、p、
m、あるいはnが2以上の整数の場合、たとえば(R3
−O)p で示される単位中のそれぞれのR3 は異なって
いてもよい。
【0029】(A)としては、1個の水酸基を有するヒ
ドロキシ化合物にジカルボン酸を反応させ、さらに炭素
数1〜4のアルキレンオキシドを付加させて得られる化
合物が特に好ましい。末端は水酸基のままでもよく、エ
ステル化されていてもよい。水酸基末端のものにさらに
ジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させることに
より得られる、上記一般式(1)で示される結合単位を
2個以上有する化合物であってもよい。
ドロキシ化合物にジカルボン酸を反応させ、さらに炭素
数1〜4のアルキレンオキシドを付加させて得られる化
合物が特に好ましい。末端は水酸基のままでもよく、エ
ステル化されていてもよい。水酸基末端のものにさらに
ジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させることに
より得られる、上記一般式(1)で示される結合単位を
2個以上有する化合物であってもよい。
【0030】(B)はジカルボン酸に炭素数1〜4のア
ルキレンオキシドを反応させて得られる末端に水酸基を
有するポリエーテル化合物や末端をアシル化して得られ
るポリエーテル化合物が好ましい。末端が水酸基のもの
にさらにジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させ
ることにより得られる上記一般式(2)で示される結合
単位を2個以上有する化合物であってもよい。(B)の
末端は水酸基あるいはアシル基である。
ルキレンオキシドを反応させて得られる末端に水酸基を
有するポリエーテル化合物や末端をアシル化して得られ
るポリエーテル化合物が好ましい。末端が水酸基のもの
にさらにジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させ
ることにより得られる上記一般式(2)で示される結合
単位を2個以上有する化合物であってもよい。(B)の
末端は水酸基あるいはアシル基である。
【0031】一般式(1)または(2)で表される結合
単位がポリエーテル化合物中に占める好適な割合は、2
〜50wt%であり、特に5〜30wt%が好適であ
る。2wt%未満の場合には、揺変性が充分でなく、ま
た50wt%を超える場合には高粘度で相溶性が悪くな
り好ましくない。
単位がポリエーテル化合物中に占める好適な割合は、2
〜50wt%であり、特に5〜30wt%が好適であ
る。2wt%未満の場合には、揺変性が充分でなく、ま
た50wt%を超える場合には高粘度で相溶性が悪くな
り好ましくない。
【0032】ポリエーテル化合物の分子量は通常500
〜8000、好ましくは1000〜6000、特に好ま
しくは1000〜4000である。分子量が500未満
では耐汚染性が充分でなく、8000を超えると高粘度
で作業性の低下をもたらし好ましくない。
〜8000、好ましくは1000〜6000、特に好ま
しくは1000〜4000である。分子量が500未満
では耐汚染性が充分でなく、8000を超えると高粘度
で作業性の低下をもたらし好ましくない。
【0033】反応性シリル基の硬化反応にあたっては、
硬化を促進する硬化触媒を使用してもよい。硬化触媒と
しては、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、ビ
スマストリス−2−エチルヘキソエート、オクチル酸錫
およびジブチルチンジラウレートのごときカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等の
ごときアミン塩、ならびに他の酸性触媒および塩基性触
媒を使用しうる。
硬化を促進する硬化触媒を使用してもよい。硬化触媒と
しては、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、ビ
スマストリス−2−エチルヘキソエート、オクチル酸錫
およびジブチルチンジラウレートのごときカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等の
ごときアミン塩、ならびに他の酸性触媒および塩基性触
媒を使用しうる。
【0034】本発明の組成物には更に必要であれば、補
強剤、充填剤、揺変剤などを含ませてもよい。補強剤と
してはカーボンブラックなどが、充填剤としては炭酸カ
ルシウム、タルク、クレイ、シリカなどが、顔料には酸
化鉄、酸化クロム、酸化チタンなどの無機顔料およびフ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有
機顔料が、揺変剤としては有機酸処理炭酸カルシウム、
水添ひまし油、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
亜鉛、脂肪酸アミド、微粉末シリカなどが挙げられる。
強剤、充填剤、揺変剤などを含ませてもよい。補強剤と
してはカーボンブラックなどが、充填剤としては炭酸カ
ルシウム、タルク、クレイ、シリカなどが、顔料には酸
化鉄、酸化クロム、酸化チタンなどの無機顔料およびフ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有
機顔料が、揺変剤としては有機酸処理炭酸カルシウム、
水添ひまし油、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
亜鉛、脂肪酸アミド、微粉末シリカなどが挙げられる。
【0035】本発明の硬化性組成物は、シーリング剤、
防水剤、接着剤、コーティング剤などに使用しうるが、
特に硬化物自体の充分な強度と被着体への接着性が要求
される用途に好適である。
防水剤、接着剤、コーティング剤などに使用しうるが、
特に硬化物自体の充分な強度と被着体への接着性が要求
される用途に好適である。
【0036】
【実施例】以下に実施例および比較例を用いて本発明を
説明するがこれらに限定されることはない。
説明するがこれらに限定されることはない。
【0037】[原料]ポリオキシアルキレン系重合体
A:ジエチレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシ
アノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重
合を行い、ポリオキシプロピレンジオールを得た。これ
にアリルクロライドを加えて両末端の水酸基をアリル基
に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリオキ
シアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白金触
媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキシシ
リルプロピル基に変換し、平均分子量が17000のポ
リオキシアルキレン系重合体Aを得た。
A:ジエチレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシ
アノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重
合を行い、ポリオキシプロピレンジオールを得た。これ
にアリルクロライドを加えて両末端の水酸基をアリル基
に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリオキ
シアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白金触
媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキシシ
リルプロピル基に変換し、平均分子量が17000のポ
リオキシアルキレン系重合体Aを得た。
【0038】可塑剤B:n−ブタノール、無水フタル酸
を1/1(モル比)の割合で反応させたものに、プロピ
レンオキシドを付加させて得られた平均分子量2000
のポリエーテル化合物。 可塑剤C:上記可塑剤Bの末端水酸基と安息香酸とを反
応させて得られるエステル化物。 可塑剤D:n−ブタノールにプロピレンオキシドを付加
した平均分子量2000のモノオール。
を1/1(モル比)の割合で反応させたものに、プロピ
レンオキシドを付加させて得られた平均分子量2000
のポリエーテル化合物。 可塑剤C:上記可塑剤Bの末端水酸基と安息香酸とを反
応させて得られるエステル化物。 可塑剤D:n−ブタノールにプロピレンオキシドを付加
した平均分子量2000のモノオール。
【0039】[実施例1〜2および比較例1〜2]表1
の配合により硬化性組成物を製造し、その揺変性、なら
びに20℃で14日さらに30℃で14日硬化養生させ
て得られる硬化物の耐汚染性を調べた。揺変性はMIL
−S−7502Bに基づく垂下性によって評価した。耐
汚染性は硬化物を屋外に1カ月曝露した後、目視により
評価した。揺変性および耐汚染性の評価結果は表2に示
す。
の配合により硬化性組成物を製造し、その揺変性、なら
びに20℃で14日さらに30℃で14日硬化養生させ
て得られる硬化物の耐汚染性を調べた。揺変性はMIL
−S−7502Bに基づく垂下性によって評価した。耐
汚染性は硬化物を屋外に1カ月曝露した後、目視により
評価した。揺変性および耐汚染性の評価結果は表2に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】以上示したように、特定の結合単位を分
子内に少なくとも1個含有するポリエーテル化合物を可
塑剤として用いることにより、優れた耐汚染性を有しか
つ揺変性に優れた硬化性組成物を提供しうる。
子内に少なくとも1個含有するポリエーテル化合物を可
塑剤として用いることにより、優れた耐汚染性を有しか
つ揺変性に優れた硬化性組成物を提供しうる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】硬化性組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は改質された硬化性組成物
に関するものであり、特に優れた耐汚染性を有し、かつ
揺変性に優れた硬化性組成物に関する。
に関するものであり、特に優れた耐汚染性を有し、かつ
揺変性に優れた硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】分子内に少なくとも1個の反応性シリル
基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、硬化物が
ゴム弾性を有するという特徴を生かし被覆組成物、密封
組成物などの用途に用いられているが、一般的には可塑
剤と併用される場合が多い。
基を有するポリオキシアルキレン系重合体は、硬化物が
ゴム弾性を有するという特徴を生かし被覆組成物、密封
組成物などの用途に用いられているが、一般的には可塑
剤と併用される場合が多い。
【0003】しかし、通常用いられているジオクチルフ
タレート(DOP)のような低分子可塑剤を使用した場
合には、可塑剤の表面への移行が避けられず、硬化物表
面や塗料表面に汚染が発生するという問題がある。
タレート(DOP)のような低分子可塑剤を使用した場
合には、可塑剤の表面への移行が避けられず、硬化物表
面や塗料表面に汚染が発生するという問題がある。
【0004】これらの欠点を改良するために、高分子可
塑剤としてポリエーテル化合物を使用する方法が提案さ
れている(特開平1−279958号公報参照)。ポリ
エーテル化合物は、優れた耐汚染性を有しシリル基含有
ポリオキシアルキレン系重合体との相溶性にも優れ可塑
化効率も高いが、組成によっては揺変性の低下の問題を
生じ実用上問題がある。
塑剤としてポリエーテル化合物を使用する方法が提案さ
れている(特開平1−279958号公報参照)。ポリ
エーテル化合物は、優れた耐汚染性を有しシリル基含有
ポリオキシアルキレン系重合体との相溶性にも優れ可塑
化効率も高いが、組成によっては揺変性の低下の問題を
生じ実用上問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のごと
き欠点を解決し、優れた耐汚染性を有し、かつ揺変性に
優れた硬化性組成物を提供することを目的とする。
き欠点を解決し、優れた耐汚染性を有し、かつ揺変性に
優れた硬化性組成物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内に少な
くとも1個の反応性シリル基を含有するシリル基含有ポ
リオキシアルキレン系重合体とその100重量部に対
し、可塑剤として下記(A)および/または(B)のポ
リエーテル化合物を1〜150重量部含有することを特
徴とする、硬化性組成物である。 (A)下記一般式(1)で示される結合単位を少なくと
も1個含有するポリエーテル化合物。 R2-OCO-R1-COO-(R3-O)p-・・・(1) (B)主鎖中に下記一般式(2)で示される結合単位を
少なくとも1個含有し、かつ末端基が水酸基またはアシ
ル基であるポリエーテル化合物。 -(O-R5)m -OCO-R4-COO-(R6-O)n- ・・・(2) (R1 、R4 は2価の有機基。R2 は1価の炭化水素
基。R3 、R5 、R6 は炭素数1〜4の2価の炭化水素
基。p、m、nは1以上の整数。)
くとも1個の反応性シリル基を含有するシリル基含有ポ
リオキシアルキレン系重合体とその100重量部に対
し、可塑剤として下記(A)および/または(B)のポ
リエーテル化合物を1〜150重量部含有することを特
徴とする、硬化性組成物である。 (A)下記一般式(1)で示される結合単位を少なくと
も1個含有するポリエーテル化合物。 R2-OCO-R1-COO-(R3-O)p-・・・(1) (B)主鎖中に下記一般式(2)で示される結合単位を
少なくとも1個含有し、かつ末端基が水酸基またはアシ
ル基であるポリエーテル化合物。 -(O-R5)m -OCO-R4-COO-(R6-O)n- ・・・(2) (R1 、R4 は2価の有機基。R2 は1価の炭化水素
基。R3 、R5 、R6 は炭素数1〜4の2価の炭化水素
基。p、m、nは1以上の整数。)
【0007】本発明における分子内に少なくとも1個の
反応性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアル
キレン系重合体は、1分子中1個以上の反応性シリル基
を有し、主鎖が実質的にポリオキシアルキレン系重合体
鎖からなる重合体である。
反応性シリル基を含有するシリル基含有ポリオキシアル
キレン系重合体は、1分子中1個以上の反応性シリル基
を有し、主鎖が実質的にポリオキシアルキレン系重合体
鎖からなる重合体である。
【0008】例えば特開平3−43449号公報、特開
平3−47825号公報、特開平3−72527号公
報、特開平3−79627号公報、特公昭46−307
11号公報、特公昭45−36319号公報、特公昭4
6−17553号公報等に提案されている重合体であ
り、主鎖骨格が本質的にポリオキシアルキレン系重合体
からなるものが好ましい。このような重合体の製法は、
上記の文献中に例示されている。
平3−47825号公報、特開平3−72527号公
報、特開平3−79627号公報、特公昭46−307
11号公報、特公昭45−36319号公報、特公昭4
6−17553号公報等に提案されている重合体であ
り、主鎖骨格が本質的にポリオキシアルキレン系重合体
からなるものが好ましい。このような重合体の製法は、
上記の文献中に例示されている。
【0009】反応性シリル基とは、シラノール基や加水
分解性シリル基のごとく、湿分や硬化剤などにより縮合
反応をおこしポリオキシアルキレン系重合体の高分子量
化を促進しうるものである。
分解性シリル基のごとく、湿分や硬化剤などにより縮合
反応をおこしポリオキシアルキレン系重合体の高分子量
化を促進しうるものである。
【0010】ポリオキシアルキレン系重合体は、アルカ
リ金属触媒、複合金属シアン化物錯体触媒、金属ポルフ
ィリンなど触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るヒドロキシ化合物などの開始剤にアルキレンオキシド
などのモノエポキシドなどを反応させて製造する水酸基
末端のものなど反応性シリル基を導入しうる官能基を有
するポリオキシアルキレン系重合体である。官能基は特
に水酸基が好ましく、官能基を有するポリオキシアルキ
レン系重合体の官能基数は2以上が好ましく、特に、2
または3が好ましい。
リ金属触媒、複合金属シアン化物錯体触媒、金属ポルフ
ィリンなど触媒の存在下少なくとも1個の水酸基を有す
るヒドロキシ化合物などの開始剤にアルキレンオキシド
などのモノエポキシドなどを反応させて製造する水酸基
末端のものなど反応性シリル基を導入しうる官能基を有
するポリオキシアルキレン系重合体である。官能基は特
に水酸基が好ましく、官能基を有するポリオキシアルキ
レン系重合体の官能基数は2以上が好ましく、特に、2
または3が好ましい。
【0011】特に好ましいポリオキシアルキレン系重合
体はポリオキシプロピレンジオールとポリオキシプロピ
レントリオールである。また、下記(I)の方法に用い
る場合、アリル末端ポリオキシプロピレンモノオールな
どのオレフィン末端のポリオキシアルキレン系重合体も
使用できる。
体はポリオキシプロピレンジオールとポリオキシプロピ
レントリオールである。また、下記(I)の方法に用い
る場合、アリル末端ポリオキシプロピレンモノオールな
どのオレフィン末端のポリオキシアルキレン系重合体も
使用できる。
【0012】反応性シリル基としては、一般式(3)で
表されるシリル基がよい。 −SiXa R7 3-a・・・(3) 式中R7 は1価の炭化水素基(炭素数20以下)あるい
はハロゲン化炭化水素基(炭素数20以下)であり、好
ましくは炭素数6以下のアルキル基やフルオロアルキル
基である。特に好ましくは、メチル基やエチル基などの
低級アルキル基である。
表されるシリル基がよい。 −SiXa R7 3-a・・・(3) 式中R7 は1価の炭化水素基(炭素数20以下)あるい
はハロゲン化炭化水素基(炭素数20以下)であり、好
ましくは炭素数6以下のアルキル基やフルオロアルキル
基である。特に好ましくは、メチル基やエチル基などの
低級アルキル基である。
【0013】Xは水酸基または加水分解性基であり、た
とえばハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、ア
ミド基、アミノ基、アミノキシ基、ケトキシメート基な
どがある。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基
の炭素数は6以下が好ましく、特に4以下が好ましい。
好ましい加水分解性基は炭素数4以下の低級アルコキシ
基、特にメトキシ基やエトキシ基である。aは1、2ま
たは3であり、特に2または3であることが好ましい。
とえばハロゲン原子、アルコキシ基、アシロキシ基、ア
ミド基、アミノ基、アミノキシ基、ケトキシメート基な
どがある。これらのうち炭素原子を有する加水分解性基
の炭素数は6以下が好ましく、特に4以下が好ましい。
好ましい加水分解性基は炭素数4以下の低級アルコキシ
基、特にメトキシ基やエトキシ基である。aは1、2ま
たは3であり、特に2または3であることが好ましい。
【0014】一般式(3)で示される反応性シリル基
は、シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体全末端
基中で平均して50%以上、特には70%以上含有する
ことが好ましい。
は、シリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体全末端
基中で平均して50%以上、特には70%以上含有する
ことが好ましい。
【0015】一般式(3)で示される反応性シリル基の
ポリオキシアルキレン系重合体への導入方法は特には限
定されないが、例えば次の方法で導入することができ
る。
ポリオキシアルキレン系重合体への導入方法は特には限
定されないが、例えば次の方法で導入することができ
る。
【0016】(I)ポリオキシアルキレン系重合体の末
端不飽和基と一般式(4)で表されるヒドロシリル化合
物を反応させる方法。 HSiXa R7 3-a・・・(4) (式中R7 、X、aは前記に同じ)
端不飽和基と一般式(4)で表されるヒドロシリル化合
物を反応させる方法。 HSiXa R7 3-a・・・(4) (式中R7 、X、aは前記に同じ)
【0017】ここでオレフィン基を導入する方法として
は、不飽和基および官能基を有する化合物をポリオキシ
アルキレン系重合体の末端水酸基に反応させて、エーテ
ル結合、エステル結合、ウレタン結合、カーボネート結
合などにより結合させる方法、あるいはアルキレンオキ
シドを重合する際に、アリルグリシジルエーテルなどの
オレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重合させ
ることにより側鎖にオレフィン基を導入する方法などが
挙げられる。
は、不飽和基および官能基を有する化合物をポリオキシ
アルキレン系重合体の末端水酸基に反応させて、エーテ
ル結合、エステル結合、ウレタン結合、カーボネート結
合などにより結合させる方法、あるいはアルキレンオキ
シドを重合する際に、アリルグリシジルエーテルなどの
オレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重合させ
ることにより側鎖にオレフィン基を導入する方法などが
挙げられる。
【0018】(II)ポリオキシアルキレン系重合体末
端水酸基と一般式(5)で表される有機珪素化合物を反
応させる方法。 R7 3-a−SiXa −R8 −NCO・・・(5) (式中R7 、X、aは前記に同じ。R8 は炭素数1〜1
7の2価炭化水素基。)
端水酸基と一般式(5)で表される有機珪素化合物を反
応させる方法。 R7 3-a−SiXa −R8 −NCO・・・(5) (式中R7 、X、aは前記に同じ。R8 は炭素数1〜1
7の2価炭化水素基。)
【0019】一般式(5)で表される有機珪素化合物と
しては下記の化合物が示しうる。 (C2H5O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3)(CH3O)2Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-NCO (CH3O)2Si(NCO)2
しては下記の化合物が示しうる。 (C2H5O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-(CH2)3-NCO (CH3)(CH3O)2Si-(CH2)3-NCO (CH3O)3Si-NCO (CH3O)2Si(NCO)2
【0020】(III)ポリオキシアルキレン系重合体
の末端にトリレンジイソシアネートなどのポリイソシア
ネート化合物を反応させてイソシアネート基末端とした
後、該イソシアネート基に一般式(6)で表される珪素
化合物のW基を反応させる方法。
の末端にトリレンジイソシアネートなどのポリイソシア
ネート化合物を反応させてイソシアネート基末端とした
後、該イソシアネート基に一般式(6)で表される珪素
化合物のW基を反応させる方法。
【0021】R7 3-a−SiXa −R8 W・・・(6) (式中R7 、R8 、X、aは前記に同じ。Wは水酸基、
カルボキシル基、メルカプト基およびアミノ基(1級ま
たは2級)から選ばれた活性水素含有基。)
カルボキシル基、メルカプト基およびアミノ基(1級ま
たは2級)から選ばれた活性水素含有基。)
【0022】(IV)ポリオキシアルキレン系重合体の
末端にオレフィン基を導入し、そのオレフィン基と、W
がメルカプト基である一般式(6)で表される珪素化合
物のメルカプト基を反応させる方法。
末端にオレフィン基を導入し、そのオレフィン基と、W
がメルカプト基である一般式(6)で表される珪素化合
物のメルカプト基を反応させる方法。
【0023】本発明におけるシリル基含有ポリオキシア
ルキレン系重合体の分子量は500〜50000が好ま
しく、より好ましくは3000〜30000である。
ルキレン系重合体の分子量は500〜50000が好ま
しく、より好ましくは3000〜30000である。
【0024】本発明において可塑剤として使用されるポ
リエーテル化合物は前記(A)および/または(B)の
ポリエーテル化合物である。
リエーテル化合物は前記(A)および/または(B)の
ポリエーテル化合物である。
【0025】R1 、R4 で表される2価の有機基として
は炭素数1〜20の2価の炭化水素基が好ましい。具体
的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ヘキシレン基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖
あるいは側鎖を有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシ
レン基、または化1、化2、あるいは化3で示される脂
環式炭化水素基;o−フェニレン基、m−フェニレン
基、p−フェニレン基、トリレン基、キシリレン基、ま
たは化4あるいは化5で示される芳香族炭化水素基が挙
げられる。
は炭素数1〜20の2価の炭化水素基が好ましい。具体
的にはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、ヘキシレン基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖
あるいは側鎖を有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシ
レン基、または化1、化2、あるいは化3で示される脂
環式炭化水素基;o−フェニレン基、m−フェニレン
基、p−フェニレン基、トリレン基、キシリレン基、ま
たは化4あるいは化5で示される芳香族炭化水素基が挙
げられる。
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【0026】特に、炭素数6以上の芳香族炭化水素基が
好ましく、o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−
フェニレン基、トリレン基が好ましい。
好ましく、o−フェニレン基、m−フェニレン基、p−
フェニレン基、トリレン基が好ましい。
【0027】R2 で表される1価の炭化水素基としては
炭素数1〜20の1価の炭化水素基が好ましい。具体的
にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは側鎖を
有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシル基などの脂環
式炭化水素基;フェニル基、ベンジル基、ナフチル基な
どの炭素数6以上の芳香族炭化水素基が挙げられる。特
に、脂肪族炭化水素基が好ましい。
炭素数1〜20の1価の炭化水素基が好ましい。具体的
にはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキ
シル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル基、ステアリ
ル基などの飽和あるいは不飽和の、直鎖あるいは側鎖を
有する脂肪族炭化水素基;シクロヘキシル基などの脂環
式炭化水素基;フェニル基、ベンジル基、ナフチル基な
どの炭素数6以上の芳香族炭化水素基が挙げられる。特
に、脂肪族炭化水素基が好ましい。
【0028】R3 、R5 、R6 で表される炭素数1〜4
の2価の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などが挙
げられるが、特にプロピレン基が好ましい。また、p、
m、あるいはnが2以上の整数の場合、たとえば(R3
−O)p で示される単位中のそれぞれのR3 は異なって
いてもよい。
の2価の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレン基などが挙
げられるが、特にプロピレン基が好ましい。また、p、
m、あるいはnが2以上の整数の場合、たとえば(R3
−O)p で示される単位中のそれぞれのR3 は異なって
いてもよい。
【0029】(A)としては、1個の水酸基を有するヒ
ドロキシ化合物にジカルボン酸を反応させ、さらに炭素
数1〜4のアルキレンオキシドを付加させて得られる化
合物が特に好ましい。末端は水酸基のままでもよく、エ
ステル化されていてもよい。水酸基末端のものにさらに
ジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させることに
より得られる、上記一般式(1)で示される結合単位を
2個以上有する化合物であってもよい。
ドロキシ化合物にジカルボン酸を反応させ、さらに炭素
数1〜4のアルキレンオキシドを付加させて得られる化
合物が特に好ましい。末端は水酸基のままでもよく、エ
ステル化されていてもよい。水酸基末端のものにさらに
ジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させることに
より得られる、上記一般式(1)で示される結合単位を
2個以上有する化合物であってもよい。
【0030】(B)はジカルボン酸に炭素数1〜4のア
ルキレンオキシドを反応させて得られる末端に水酸基を
有するポリエーテル化合物や末端をアシル化して得られ
るポリエーテル化合物が好ましい。末端が水酸基のもの
にさらにジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させ
ることにより得られる上記一般式(2)で示される結合
単位を2個以上有する化合物であってもよい。(B)の
末端は水酸基あるいはアシル基である。
ルキレンオキシドを反応させて得られる末端に水酸基を
有するポリエーテル化合物や末端をアシル化して得られ
るポリエーテル化合物が好ましい。末端が水酸基のもの
にさらにジカルボン酸、アルキレンオキシドを反応させ
ることにより得られる上記一般式(2)で示される結合
単位を2個以上有する化合物であってもよい。(B)の
末端は水酸基あるいはアシル基である。
【0031】一般式(1)または(2)で表される結合
単位がポリエーテル化合物中に占める好適な割合は、2
〜50wt%であり、特に5〜30wt%が好適であ
る。2wt%未満の場合には、揺変性が充分でなく、ま
た50wt%を超える場合には高粘度で相溶性が悪くな
り好ましくない。
単位がポリエーテル化合物中に占める好適な割合は、2
〜50wt%であり、特に5〜30wt%が好適であ
る。2wt%未満の場合には、揺変性が充分でなく、ま
た50wt%を超える場合には高粘度で相溶性が悪くな
り好ましくない。
【0032】ポリエーテル化合物の分子量は通常500
〜8000、好ましくは1000〜6000、特に好ま
しくは1000〜4000である。分子量が500未満
では耐汚染性が充分でなく、8000を超えると高粘度
で作業性の低下をもたらし好ましくない。
〜8000、好ましくは1000〜6000、特に好ま
しくは1000〜4000である。分子量が500未満
では耐汚染性が充分でなく、8000を超えると高粘度
で作業性の低下をもたらし好ましくない。
【0033】反応性シリル基の硬化反応にあたっては、
硬化を促進する硬化触媒を使用してもよい。硬化触媒と
しては、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、ビ
スマストリス−2−エチルヘキソエート、オクチル酸錫
およびジブチルチンジラウレートのごときカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等の
ごときアミン塩、ならびに他の酸性触媒および塩基性触
媒を使用しうる。
硬化を促進する硬化触媒を使用してもよい。硬化触媒と
しては、アルキルチタン酸塩、有機珪素チタン酸塩、ビ
スマストリス−2−エチルヘキソエート、オクチル酸錫
およびジブチルチンジラウレートのごときカルボン酸の
金属塩、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエート等の
ごときアミン塩、ならびに他の酸性触媒および塩基性触
媒を使用しうる。
【0034】本発明の組成物には更に必要であれば、補
強剤、充填剤、揺変剤などを含ませてもよい。補強剤と
してはカーボンブラックなどが、充填剤としては炭酸カ
ルシウム、タルク、クレイ、シリカなどが、顔料には酸
化鉄、酸化クロム、酸化チタンなどの無機顔料およびフ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有
機顔料が、揺変剤としては有機酸処理炭酸カルシウム、
水添ひまし油、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
亜鉛、脂肪酸アミド、微粉末シリカなどが挙げられる。
強剤、充填剤、揺変剤などを含ませてもよい。補強剤と
してはカーボンブラックなどが、充填剤としては炭酸カ
ルシウム、タルク、クレイ、シリカなどが、顔料には酸
化鉄、酸化クロム、酸化チタンなどの無機顔料およびフ
タロシアニンブルー、フタロシアニングリーンなどの有
機顔料が、揺変剤としては有機酸処理炭酸カルシウム、
水添ひまし油、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
亜鉛、脂肪酸アミド、微粉末シリカなどが挙げられる。
【0035】本発明の硬化性組成物は、シーリング剤、
防水剤、接着剤、コーティング剤などに使用しうるが、
特に硬化物自体の充分な強度と被着体への接着性が要求
される用途に好適である。
防水剤、接着剤、コーティング剤などに使用しうるが、
特に硬化物自体の充分な強度と被着体への接着性が要求
される用途に好適である。
【0036】
【実施例】以下に実施例および比較例を用いて本発明を
説明するがこれらに限定されることはない。
説明するがこれらに限定されることはない。
【0037】[原料]ポリオキシアルキレン系重合体
A:ジエチレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシ
アノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重
合を行い、ポリオキシプロピレンジオールを得た。これ
にアリルクロライドを加えて両末端の水酸基をアリル基
に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリオキ
シアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白金触
媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキシシ
リルプロピル基に変換し、平均分子量が17000のポ
リオキシアルキレン系重合体Aを得た。
A:ジエチレングリコールを開始剤として亜鉛ヘキサシ
アノコバルテート触媒を用いてプロピレンオキシドの重
合を行い、ポリオキシプロピレンジオールを得た。これ
にアリルクロライドを加えて両末端の水酸基をアリル基
に変換した。ついで得られた末端アリル基含有ポリオキ
シアルキレン化合物にメチルジメトキシシランを白金触
媒の存在下に反応させてアリル基をメチルジメトキシシ
リルプロピル基に変換し、平均分子量が17000のポ
リオキシアルキレン系重合体Aを得た。
【0038】可塑剤B:n−ブタノール、無水フタル酸
を1/1(モル比)の割合で反応させたものに、プロピ
レンオキシドを付加させて得られた平均分子量2000
のポリエーテル化合物。 可塑剤C:上記可塑剤Bの末端水酸基と安息香酸とを反
応させて得られるエステル化物。 可塑剤D:n−ブタノールにプロピレンオキシドを付加
した平均分子量2000のモノオール。
を1/1(モル比)の割合で反応させたものに、プロピ
レンオキシドを付加させて得られた平均分子量2000
のポリエーテル化合物。 可塑剤C:上記可塑剤Bの末端水酸基と安息香酸とを反
応させて得られるエステル化物。 可塑剤D:n−ブタノールにプロピレンオキシドを付加
した平均分子量2000のモノオール。
【0039】[実施例1〜2および比較例1〜2]表1
の配合により硬化性組成物を製造し、その揺変性、なら
びに20℃で14日さらに30℃で14日硬化養生させ
て得られる硬化物の耐汚染性を調べた。揺変性はMIL
−S−7502Bに基づく垂下性によって評価した。耐
汚染性は硬化物を屋外に1カ月曝露した後、目視により
評価した。揺変性および耐汚染性の評価結果は表2に示
す。
の配合により硬化性組成物を製造し、その揺変性、なら
びに20℃で14日さらに30℃で14日硬化養生させ
て得られる硬化物の耐汚染性を調べた。揺変性はMIL
−S−7502Bに基づく垂下性によって評価した。耐
汚染性は硬化物を屋外に1カ月曝露した後、目視により
評価した。揺変性および耐汚染性の評価結果は表2に示
す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】以上示したように、特定の結合単位を分
子内に少なくとも1個含有するポリエーテル化合物を可
塑剤として用いることにより、優れた耐汚染性を有しか
つ揺変性に優れた硬化性組成物を提供しうる。
子内に少なくとも1個含有するポリエーテル化合物を可
塑剤として用いることにより、優れた耐汚染性を有しか
つ揺変性に優れた硬化性組成物を提供しうる。
Claims (3)
- 【請求項1】分子内に少なくとも1個の反応性シリル基
を含有するシリル基含有ポリオキシアルキレン系重合体
とその100重量部に対し、可塑剤として下記(A)お
よび/または(B)のポリエーテル化合物を1〜150
重量部含有することを特徴とする、硬化性組成物。 (A)下記一般式(1)で示される結合単位を少なくと
も1個含有するポリエーテル化合物。 R2-OCO-R1-COO-(R3-O)p-・・・(1) (B)主鎖中に下記一般式(2)で示される結合単位を
少なくとも1個含有し、かつ末端基が水酸基またはアシ
ル基であるポリエーテル化合物。 -(O-R5)m -OCO-R4-COO-(R6-O)n- ・・・(2) (R1 、R4 は2価の有機基。R2 は1価の炭化水素
基。R3 、R5 、R6 は炭素数1〜4の2価の炭化水素
基。p、m、nは1以上の整数。) - 【請求項2】R1 、R4 が炭素数1〜20の2価の炭化
水素基であり、R2 が炭素数1〜20の1価の炭化水素
基である、請求項1の硬化性組成物。 - 【請求項3】ポリエーテル化合物の分子量が500〜8
000である、請求項1の硬化性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17201792A JPH05339489A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17201792A JPH05339489A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05339489A true JPH05339489A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15933984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17201792A Withdrawn JPH05339489A (ja) | 1992-06-05 | 1992-06-05 | 硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05339489A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109824883A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-31 | 武汉理工大学 | 一种环保型大分子增塑剂及其制备方法 |
-
1992
- 1992-06-05 JP JP17201792A patent/JPH05339489A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109824883A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-31 | 武汉理工大学 | 一种环保型大分子增塑剂及其制备方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |