JPH0533864A - 変速装置の二重噛合防止機構 - Google Patents

変速装置の二重噛合防止機構

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JPH0533864A
JPH0533864A JP19052091A JP19052091A JPH0533864A JP H0533864 A JPH0533864 A JP H0533864A JP 19052091 A JP19052091 A JP 19052091A JP 19052091 A JP19052091 A JP 19052091A JP H0533864 A JPH0533864 A JP H0533864A
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JP
Japan
Prior art keywords
shifter
shift
shifters
transmission
neutral position
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Pending
Application number
JP19052091A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Otsubo
寛 大坪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0533864A publication Critical patent/JPH0533864A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成部品本来の形状を利用することによっ
て、コスト的に有利な二重噛合防止機構を提供させる。 【構成】 単一のシフト軸29に嵌装された2個のシフ
タ18,19を多段変速機構4に備えた変速装置の二重
噛合防止機構を構成するに、両シフタ18,19間に、
揺動支点Pの両側にシフタが中立のときにのみ該シフタ
のシフト溝18aに係入可能な突起部24を形成した天
秤揺動型の牽制部材23を設け、一方の突起部24が、
中立にある第1シフタ18のシフト溝18aに係入する
と、他方のシフタ19の自由なスライド移動が許容され
るべく他方の突起部24と他方のシフタ19のシフト溝
19aとの係合が解除される択一的係合状態が現出され
るように、牽制部材23と両シフタ18,19との相対
配設位置を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単一伝動経路中におい
て2組の歯車機構が同時に咬合する二重噛合を防止させ
る機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の二重噛合防止機構としては、従
来、特開平3−96761号公報で示されたもののよう
に、2個のシフタどうしの動きを関連づけるために複雑
かつ大掛かりな部品構成によって成るものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では構造が複雑であり、かつ、構成部品自体に高
い精度が要求されるように見受けられ、例えば普及型の
小型トラクタといった廉価機種にも採用し得るべく、も
う少し簡易に二重噛合防止機構を構成する必要が生じて
きた。本発明の目的は、構成部品本来の形状を利用する
ことによって、コスト的に有利な二重噛合防止機構を提
供させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、単一の伝動経路中に一対の伝動軸に跨がる多
段変速機構を設け、この変速機構を、スライド移動する
2個のシフタによって変速操作させるに、これらシフタ
を互いに平行な軸心を有したシフト軸上にスライド自在
に装備し、両シフタ夫々にこれらを各別にスライド操作
するためのシフト溝を形成するとともに、これらシフタ
間に天秤揺動自在な牽制部材を設け、この牽制部材の揺
動支点の両側に、シフタが中立位置にあるときにのみ該
シフタのシフト溝に係入可能な突起部を設け、両突起部
のうちの一方の突起部が、中立位置にある一方のシフタ
のシフト溝に係入しているときには、他方のシフタの自
由なスライド移動が許容されるべく他方の突起部と他方
のシフタのシフト溝との係合が解除され、かつ、他方の
突起部が、中立位置にある他方のシフタのシフト溝に係
入しているときには、一方のシフタの自由なスライド移
動が許容されるべく一方の突起部と一方のシフタのシフ
ト溝との係合が解除される択一的係合状態が現出される
ように、牽制部材と両シフタとの相対配設位置を設定し
てあることを特徴構成とする。
【0005】
【作用】前記特徴構成によれば、詳しくは実施例で説明
するが、2個のシフタ間に配設された牽制部材の天秤揺
動により、一方のシフタが中立位置にあるときにのみ他
方のシフタを中立位置以外の変速位置に操作可能となる
ように、つまり、択一的にシフタが変速されるように構
成されることになり、変速機構中において2つの伝動経
路が同時に伝動状態となる二重噛合が防止されるように
なる。そして、その手段はシフタに本来的に備わってい
る操作用の溝に牽制部材を係合させるものであるから、
構成部品の兼用化が図れてコスト上有利に二重噛合防止
機構を構成可能になる。
【0006】
【発明の効果】従って、構成部品本来の形状を利用して
の構成部品の兼用化により、構造簡単、かつ、比較的廉
価に二重噛合防止機構を実現でき、小型トラクタ等の廉
価機種にも採用可能になるといった具合に、二重噛合防
止機構付ミッションの適用範囲を広げられる汎用性の高
いものを提供できた。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図4に、作業車の一例である乗用型田植機のリ
ヤーミッション5が示されている。この田植機は図示し
ないエンジンの動力を、先ずリヤーミッション5に入力
し、次いで図示しない前輪駆動軸を介して図示しないフ
ロントミッションに入力する構成である。次に、リヤー
ミッション5に装備された多段変速機構4の二重噛合防
止機構Aについて説明する。図4に示すように、デフ機
構12に噛み合う駆動ギヤ13を有した変速軸(伝動軸
に相当)14に相対回転自在な1速ギヤ15とバックギ
ヤ17を外嵌し、また、シフト回転体を兼ねる2速ギヤ
16を一体回転状態でかつスライド移動自在に外嵌して
ある。1速ギヤ15とバックギヤ17との間にはこれら
のうち一方のギヤを選択して伝動状態にさせる第1シフ
ト回転体1が介装してあり、この第1シフト回転体1は
変速軸14と一体回転する。バックギヤ17は、第2シ
フタ19によるスライド移動によって伝動軸20の高速
ギヤ21と咬合および離脱させて切換操作するものであ
る。以上の構成によって、後進1速、前進2速の多段変
速機構4を構成してある。
【0008】図1乃至図3に示すように、第1シフタ1
8と第2シフタ19は、共にその基部18b,19bを
して単一のシフト軸29にスライド自在に嵌装してあ
り、両シフタ18,19夫々にはこれらをスライド操作
する揺動アーム22,22を係入するためのシフト溝1
8a,19aが形成してある。そして、シフト軸29に
は両シフタ18,19の間に位置させて天秤揺動自在と
なる牽制部材23を枢支してある。牽制部材23は、板
材を折り曲げプレスした横断面が下向きコ字状となる板
金製であり、丁度シフタの基部18b,19bを遊挟持
する左右の支持部23a,23aとシフト軸29とを貫
通するピンにより揺動支点Pでもって枢支してある。揺
動支点Pの両側にはシフト溝18a,19a夫々に係入
可能な突起部24,24をプレス成形によって形成して
あり、両突起部24がともに両シフト溝18a,19a
に係入した状態で該牽制部材23が水平な姿勢になると
ともに、両シフタ18,19が共に中立位置になるよう
にしてある。つまり、図1に示すように、両突起部2
4,24のうちの一方の突起部24が、中立位置にある
一方のシフタ18又は19のシフト溝18a又は19a
に係入しているときには、他方のシフタ19又は18の
自由なスライド移動が許容されるべく他方の突起部24
が他方のシフタ19又は18のシフト縁25に乗り上げ
た状態となり、かつ、他方の突起部24が、中立位置に
ある他方のシフタ19又は18のシフト溝19a又は1
8aに係入しているときには、一方のシフタ18又は1
9の自由なスライド移動が許容されるべく一方の突起部
24が一方のシフタ18又は19のシフト縁25に乗り
上げた状態となる択一的係合状態が現出されるように、
牽制部材23と両シフタ18,19との相対配設位置を
設定してあるのである。突起部24は滑らかに形状変化
しているので、シフタ18のスライド移動に伴って自然
にシフト溝18aからシフト縁25に乗り上げるように
牽制部材23が揺動変位するのである。図3に示すよう
に、一対の揺動アーム22,22は単一の操作軸26に
枢支されたL字状の操作部材27,27に連動連結さ
れ、十字操作可能な1本の変速レバー28の左右揺動に
よっていずれかの操作部材27を選択した後に、前後揺
動によって変速操作する構造である。
【0009】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重噛合防止機構の構造を示す断面図
【図2】牽制部材の一部切欠き側面図
【図3】二重噛合防止機構の操作構造を示す系統図
【図4】リヤーミッションの構造を示す断面図
【符号の説明】
4 変速機構 14,20 伝動軸 18,19 シフタ 18a,19a シフト溝 23 牽制部材 24 突起部 29 シフト軸 P 揺動支点

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 単一の伝動経路中に一対の伝動軸(1
    4),(20)に跨がる多段変速機構(4)を設け、こ
    の変速機構(4)を、スライド移動する2個のシフタ
    (18),(19)によって変速操作させるに、これら
    シフタ(18), (19)を互いに平行な軸心を有したシフト軸(29)
    上にスライド自在に装備し、前記両シフタ(18),
    (19)夫々にこれらを各別にスライド操作するための
    シフト溝(18a),(19a)を形成するとともに、
    これらシフタ(18),(19)間に天秤揺動自在な牽
    制部材(23)を設け、この牽制部材(23)の揺動支
    点(P)の両側に、前記シフタ(18)が中立位置にあ
    るときにのみ該シフタ(18)のシフト溝(18a)に
    係入可能な突起部(24)を設け、前記両突起部(2
    4),(24)のうちの一方の突起部(24)が、中立
    位置にある一方のシフタ(18)のシフト溝(18a)
    に係入しているときには、他方のシフタ(19)の自由
    なスライド移動が許容されるべく他方の突起部(24)
    と他方のシフタ(19)のシフト溝(19a)との係合
    が解除され、かつ、他方の突起部(24)が、中立位置
    にある他方のシフタ(19)のシフト溝(19a)に係
    入しているときには、前記一方のシフタ(18)の自由
    なスライド移動が許容されるべく前記一方の突起部(2
    4)と前記一方のシフタ(18)のシフト溝(18a)
    との係合が解除される択一的係合状態が現出されるよう
    に、前記牽制部材(23)と前記両シフタ(18),
    (19)との相対配設位置を設定してある変速装置の二
    重噛合防止機構。
JP19052091A 1991-07-31 1991-07-31 変速装置の二重噛合防止機構 Pending JPH0533864A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0533864A true JPH0533864A (ja) 1993-02-09

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ID=16259461

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JP19052091A Pending JPH0533864A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 変速装置の二重噛合防止機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542987A (ja) * 2006-06-27 2009-12-03 ボーグワーナー・インコーポレーテッド ギヤシフトのインタロック

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009542987A (ja) * 2006-06-27 2009-12-03 ボーグワーナー・インコーポレーテッド ギヤシフトのインタロック

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