JPH05337273A - ミシンの糸切れ検知装置 - Google Patents

ミシンの糸切れ検知装置

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JPH05337273A
JPH05337273A JP26925692A JP26925692A JPH05337273A JP H05337273 A JPH05337273 A JP H05337273A JP 26925692 A JP26925692 A JP 26925692A JP 26925692 A JP26925692 A JP 26925692A JP H05337273 A JPH05337273 A JP H05337273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
sewing machine
needle
breakage
sensors
Prior art date
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Pending
Application number
JP26925692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Miyamoto
敏男 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miyamoto KK
Original Assignee
Miyamoto KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺繍ミシン、工業用縫製ミシン、特に多軸ミ
シン又は多頭ミシンにおいて、上糸又は下糸の糸切れに
より生じる上糸の繰り出し移動が停止することを、上糸
を挟むようにして配設した2個1組のセンサーにて検出
して、確実に糸切れを検知できるようになすこと。 【構成】 縫製位置にある針軸4に導かれる上糸Nの繰
り出し位置近傍に、上糸Nを挟んで対向する2個1組の
センサー12,13を配設するか、ミシンヘッド上に上
糸の糸巻を収納した移動ケースを移動可能に設け、ミシ
ン本体側に駆動装置29にて揺動する揺動アーム24を
備え、揺動アーム24の先端をフォーク部25として移
動ケースK側面に設けたチャンポン(糸掛け具)27,
28間に掛け渡した上糸Nを挟むようにし、かつフォー
ク部25に2個1組のセンサー22,23を配設して、
上糸又は下糸の糸切れにより生じる上糸Nの繰り出し移
動が停止することをセンサーにて検出して、糸切れを検
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は刺繍ミシン、工業用縫製
ミシン、特に多軸ミシン又は多頭ミシンにおける上糸又
は下糸の糸切れを一組のセンサーを用いて確実に検知す
る糸切れ検知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】刺繍ミシン、工業用縫製ミシン、特に多
軸ミシン又は多頭ミシンにおいて、糸切れはその縫製能
率に大きな影響を与える。このため糸切れが発生したと
き、これを作業者に直ちに報知し、どの針軸又はミシン
ヘッドにおいて糸切れを起こしたかを示すようにしてい
る。この糸切れ検知装置としては特開昭57−1387
号、同57−1388号、実開昭60−63180号公
報に開示されたものがある。この公知のものは針板の下
面位置で下糸の導かれる位置に圧電素子をブラケットを
介して突設し、この圧電素子に繰り出される下糸を当接
し、その圧接力を検出して糸切れの有無を検知するもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこれらの公知例
はいずれも、針板下面の構造が複雑となり、かつ針板が
正確にセットされていないと、繰り出される下糸の圧接
力が変化し、正確な検知が難しくなる。また、針板下面
に圧電素子を設けるため、圧電素子に油、ほこりなどが
付着し、糸切れの検出誤認が生じやすいという欠点があ
った。また、上糸をセンサー付羽根車に巻き付け、上糸
の繰り出しによりこのセンサー付羽根車を回動させて、
このセンサー付羽根車の回動、停止により糸切れを検知
する装置も提案されているが、この糸切れ検知装置は、
上糸の糸切れしか検知できず、また並設される上糸の各
々にセンサー付羽根車を設ける必要があるため、センサ
ーの数が多くなり、構成が複雑で、かつ装置が高価とな
るという問題点があった。
【0004】本発明は刺繍ミシン、工業用縫製ミシン、
特に多軸ミシン又は多頭ミシンにおいて、上糸又は下糸
の糸切れにより生じる上糸の繰り出し移動が停止するこ
とを、上糸を挟むようにして配設した2個1組のセンサ
ーにて検出して、確実に糸切れを検知できるようになす
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明は、縫製位置にある針軸に導かれる上糸
の繰り出し位置近傍に、上糸を挟んで対向する2個1組
のセンサーを配設し、上糸又は下糸の糸切れにより生じ
る上糸の繰り出し移動が停止することを前記センサーに
て検出して、糸切れを検知するようになすことを要旨と
する。また、本第2発明は、ミシンヘッド上に上糸の糸
巻を収納した移動ケースを移動可能に設け、ミシン本体
側に駆動装置にて揺動する揺動アームを備え、前記揺動
アームの先端をフォーク部として移動ケース側面に設け
たチャンポン(糸掛け具)間に掛け渡した上糸を挟むよ
うにし、かつ前記フォーク部に2個1組のセンサーを配
設し、上糸又は下糸の糸切れにより生じる上糸の繰り出
し移動が停止することを前記センサーにて検出して、糸
切れを検知するようになすことを要旨とする。
【0006】
【作用】第1発明の場合、縫製位置にある針軸に導かれ
る上糸の繰り出し位置近傍に、上糸を挟んで対向する2
個1組のセンサーを配設する。第2発明の場合、ミシン
ヘッド上に上糸の糸巻を収納した移動ケースを移動可能
に設け、ミシン本体側に駆動装置にて揺動する揺動アー
ムを備え、前記揺動アームの先端をフォーク部として移
動ケース側面に設けたチャンポン(糸掛け具)間に掛け
渡した上糸を挟むようにし、かつ前記フォーク部に2個
1組のセンサーを配設する。そして使用している上糸が
順調に繰り出されている場合、センサーにて正常と検知
し、上糸又は下糸のいずれか一方に糸切れが発生すると
上糸の繰り出しが停止する。これを対向する一組のセン
サーにて検知し、糸切れを報知せしめる。このため多軸
ミシンにおいても使用センサーは一組のみで、すべての
上糸と下糸の糸切れを確実に検知することができる。し
かも上糸の繰り出し位置近傍にセンサーを配置するた
め、油、ほこりなどが付着しにくく、検出精度が良く、
かつ下糸の糸切れも同時に検出できる。
【0007】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。図1及び図2は、本発明の第1実施例を示し、所要
長の下糸を巻収したボビンを嵌挿支持するボビンケース
(内釜)1は回動する外釜2内に嵌挿されており、この
外釜は主軸先端にボルトにて固定され、釜軸3とともに
回動する。この回転は、ミシンの種別により一運針に対
し、釜軸及び外釜が1回転するもの(1回転釜)と、釜
軸及び外釜が2回転するもの(2回転釜)とがある。さ
らにこの外釜2の回動に対してボビンケース(内釜)1
は常に停止状態を保つようミシン本体に突設された釜止
めレバーの先端が内釜の一部に係止されている。そして
釜軸3の回動と同期して針軸4が上下運動、即ち運針運
動することにより、下糸と上糸とは順次縫製、あるいは
刺繍が行われる。すなわち、この釜軸3の回動によっ
て、釜軸3に固定された外釜2も共に回動し、内釜1に
収納されたボビンからは下糸が繰り出され、上糸Nは下
糸と絡み合って布に縫いつけられて順次送り出される。
【0008】多軸ミシンにおいては、針軸4はミシン本
体に対し複数本備えられ、この針軸4を支持した可動フ
レームHを回動させて所望の針軸4のみを選択的にミシ
ン本体内に配設された駆動装置と係合させて上下動せし
めるようになす。そしてこの各針軸4の下端にそれぞれ
針5が固定される。上糸Nは糸巻6より可動フレームH
の前面に突設したチャンポン(糸掛け具)7,8に掛
け、上糸Nに所要張力を与えて繰り出すようにする。チ
ャンポン(糸掛け具)8を経た上糸Nは天秤9に掛けら
れた後、針5へ導かれる。上糸Nは各針軸4の数だけ配
設され、各上糸Nはそれぞれの天秤9に挿通される。そ
して、縫製位置にある針軸4及び天秤9のみが駆動さ
れ、他の針軸4及び天秤9は停止状態を保つようにな
す。上糸Nの繰り出し機構は従来の多軸ミシンと同様で
あるため、その詳細機構の説明は省略する。
【0009】ミシン本体には固定フレーム10,11
を、可動フレームHが回動しても動かないように、かつ
繰り出される上糸Nを内外に挟むように対向して固定す
る。そしてこのフレーム10,11に2個1組のセンサ
ー12,13を、縫製位置にある針軸4及び天秤9に導
かれる上糸Nの繰り出し位置近傍、例えば、上下のチャ
ンポン(糸掛け具)間に配設する。センサー12,13
は、糸が移動しているか、停止しているかを識別するも
のであって、その移動がきわめて微速でも検出できる構
成のもので、具体的には、光式、音波式、電磁波式等の
センサーが採用される。センサー12,13は繰り出さ
れる上糸Nと接触し又は非接触でその移動の有無を検知
するものである。さらにこのセンサー12,13は判
別、作動等の手段を構成する電気回路(図示せず)に接
続され、上糸又は下糸の糸切れにより生じる上糸Nの繰
り出し停止状態を検知したとき、ミシンに附設の警告灯
を点灯したり、又は警報を発したりするとともに、ミシ
ンを停止するようになす。
【0010】図1及び図2に示す第1実施例は、多軸ミ
シンの可動フレームHを回動させて上糸の交換を行う方
式の装置であるが、直線状に設けた複数の針軸群を全体
的に横移動させて上糸の交換を行う方式の装置に本発明
を適用することもできる。この場合は、平面状の可動フ
レームHの前面にチャンポン(糸掛け具)7,8、天秤
9を隣接配設し、さらにセンサー12,13を取り付け
る固定フレーム10,11も可動フレームHと同様に直
線上に配設する。センサー12,13は、縫製位置にあ
る針軸4及び天秤9に導かれる上糸Nの繰り出し位置近
傍、例えば、上下のチャンポン(糸掛け具)間に配設す
る。
【0011】上記実施例1はミシン本体に対し回動する
可動フレームHに固定した複数の糸巻6を備え、この糸
巻6から上糸Nを選択的に使用する様になしたものであ
るが、次に、図3に示す本発明の第2実施例である、使
用する上糸Nの糸巻26を移動ケースKに収納し、この
移動ケースKをミシンヘッド上にて移動させて複数の上
糸より任意に上糸を選択する方式の装置について説明す
る。この装置においては、糸巻26を収納した移動ケー
スKの側面に糸巻26より繰り出した上糸Nを挟持する
上下一対のチャンポン(糸掛け具)27,28を備え
る。そしてミシン本体上部に可動フレームKの移動方向
に対して直交し、かつミシン本体に対して前後方向に揺
動する揺動アーム24を設ける。揺動アーム24は、先
端をフォーク部25とし、このフォーク部25に2個1
組のセンサー22,23を設ける。
【0012】揺動アーム24の基端側は、ミシン本体に
取り付けられたロータリーソレノイド等の駆動装置25
にて揺動するように構成し、揺動アーム24をケース側
に揺動したとき、チャンポン(糸掛け具)27,28間
に掛け渡された上糸Nをフォーク部25が挟んで、セン
サー22,23により上糸Nの繰り出しを検出するよう
になす。
【0013】また上糸Nの交換は、駆動装置29にてフ
ォーク部25がケース前面より離間するように揺動アー
ム24を揺動し、チャンポン(糸掛け具)27,28間
に掛け渡された上糸Nとフォーク部25を離間させた状
態で糸巻26を収納した移動ケースKをミシンヘッド上
で横又は前後方向へ移動させて行う。
【0014】
【発明の効果】本発明のミシンの糸切れ検知装置は、縫
製位置にある針軸に導かれる上糸の繰り出し位置近傍に
2個1組のセンサーを配設し、使用している上糸が順調
に繰り出されている場合は、センサーにて正常と検知す
る。一方、上糸又は下糸のいずれか一方に糸切れが発生
すると上糸の繰り出しが停止するため、これを対向する
一組のセンサーにて検知し、糸切れを報知せしめる。こ
のため多軸ミシンにおいても使用センサーは一組のみ
で、すべての上糸と下糸の糸切れを確実に検知すること
ができ、装置の製造及びメンテナンスのコストを低減で
きる。しかも上糸の繰り出し位置近傍にセンサーを配置
するため、油、ほこりなどが付着しにくく、検出精度が
良く、かつ下糸の糸切れも同時に検出できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミシンの糸切れ検知装置の第1実施例
の説明図である。
【図2】本発明のミシンの糸切れ検知装置の第1実施例
の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明のミシンの糸切れ検知装置の第2実施例
の説明図である。
【符号の説明】
4 針軸 6,26 糸巻 7,8,27,28 チャンポン 9 天秤 10,11 固定フレーム 12,13,22,23 センサー 24 揺動アーム 25 フォーク部 29 駆動装置 H 可動フレーム K 移動ケース N 上糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製位置にある針軸に導かれる上糸の繰
    り出し位置近傍に、上糸を挟んで対向する2個1組のセ
    ンサーを配設し、上糸又は下糸の糸切れにより生じる上
    糸の繰り出し移動が停止することを前記センサーにて検
    出して、糸切れを検知するようになしたことを特徴とす
    るミシンの糸切れ検知装置。
  2. 【請求項2】 ミシンヘッド上に上糸の糸巻を収納した
    移動ケースを移動可能に設け、ミシン本体側に駆動装置
    にて揺動する揺動アームを備え、前記揺動アームの先端
    をフォーク部として移動ケース側面に設けたチャンポン
    (糸掛け具)間に掛け渡した上糸を挟むようにし、かつ
    前記フォーク部に2個1組のセンサーを配設し、上糸又
    は下糸の糸切れにより生じる上糸の繰り出し移動が停止
    することを前記センサーにて検出して、糸切れを検知す
    るようになしたことを特徴とするミシンの糸切れ検知装
    置。
JP26925692A 1991-09-20 1992-09-11 ミシンの糸切れ検知装置 Pending JPH05337273A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26925692A JPH05337273A (ja) 1991-09-20 1992-09-11 ミシンの糸切れ検知装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3-270119 1991-09-20
JP27011991 1991-09-20
JP26925692A JPH05337273A (ja) 1991-09-20 1992-09-11 ミシンの糸切れ検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05337273A true JPH05337273A (ja) 1993-12-21

Family

ID=26548689

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26925692A Pending JPH05337273A (ja) 1991-09-20 1992-09-11 ミシンの糸切れ検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05337273A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308333B2 (en) 2002-01-31 2007-12-11 Melco Industries, Inc. Computerized stitching including embroidering

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7308333B2 (en) 2002-01-31 2007-12-11 Melco Industries, Inc. Computerized stitching including embroidering

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