JPH053370U - 寒冷地用伸縮取水栓 - Google Patents
寒冷地用伸縮取水栓Info
- Publication number
- JPH053370U JPH053370U JP8152391U JP8152391U JPH053370U JP H053370 U JPH053370 U JP H053370U JP 8152391 U JP8152391 U JP 8152391U JP 8152391 U JP8152391 U JP 8152391U JP H053370 U JPH053370 U JP H053370U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- screw
- water
- pipe
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一回の操作で止水、排水ができ、いちいち土
中を掘り起こさなくとも、弁体の引抜きができる寒冷地
用の伸縮取水栓を提供することにある。 【構成】 流入口2、排水口3、バイパス路7およびシ
リンダを有する筒状弁箱1内を環状パッキンを装着し、
作動用ねじ8を有する弁体9が上下動して通止水および
排水を行なわせ、筒状弁箱1の弁体9上方位置に小径の
空ねじ15と大径の左ねじ16を有するストッパー17
を上記左ねじ16により接続してなる。
中を掘り起こさなくとも、弁体の引抜きができる寒冷地
用の伸縮取水栓を提供することにある。 【構成】 流入口2、排水口3、バイパス路7およびシ
リンダを有する筒状弁箱1内を環状パッキンを装着し、
作動用ねじ8を有する弁体9が上下動して通止水および
排水を行なわせ、筒状弁箱1の弁体9上方位置に小径の
空ねじ15と大径の左ねじ16を有するストッパー17
を上記左ねじ16により接続してなる。
Description
【0001】
本考案は主として屋外の地下ボックスに収容され、灌漑用、芝生、グランドへ の散水用として、使用するときは地上に引き上げて給水する、寒冷地用伸縮取水 栓に関する。
【0002】
この種の取水栓としては、例えば実公昭62−20532号公報のものがある 。これは、使用する際は地上に引き上げて回動ハンドルを回転させ、弁体をシリ ンダ外筒と筒状弁箱にはさんで固定する支持盤に当接するまで上昇させて給水す る。排水する際は弁体を下降させて止水した後で筒状弁箱に排出管で接続された 開閉コックを作動ハンドルで開いて排水させるようにしていた。
【0003】 上記のものは通止水主弁と排水弁を分離しているため、パッキン等の事故は少 ないが、万一故障した場合には、排水弁は無論であるが、弁体も、支持盤を外す ため土中を掘り起こして交換しなければならないという、重大な欠陥があり、さ らに弁体と排水弁を別々に操作しなければならないという煩しさもあった。
【0004】
そのため、1回のハンドル操作で止水と排水を行うことができ、いちいち土中 を掘り起こさなくても、容易に弁体を引き抜いて地上で修理できる取水栓を提供 せんとするのが本考案の課題である。
【0005】
本考案は、流入口と排水口および流入口上方にバイパス路、内部にシリンダを 有する筒状弁箱を外パイプで上方に延長し、上記外パイプ内に、上端が放水金具 に接続された内パイプを収容し、上記放水金具内に回動自在に収容されるスピン ドルの回転を角パイプまたは角ロッドを介して上記シリンダを摺動する環状パッ キンを装着した弁体に伝達し、弁体にもうける作動用ねじにより弁体を回転上下 動させて通止水、排水を行なわせるとともに、弁体の最上昇位置を規制すべく、 小径の空ねじと、上記空ねじより大径の左ねじを有するストッパーを、上記左ね じにより筒状弁箱に接続してなるものである。
【0006】
本考案は、通水時には内パイプを引き上げてスピンドルを回転させることによ り、その回転が角パイプ等を介して弁体に伝達し、弁体自身の作動用ねじにより 、ストッパーに当接するまで上昇し、弁体に装着した環状パッキンの働きで排水 口に漏水せず、流出口へと給水される。スピンドルを逆回転させれば流入口が閉 じられ、排水口が流出口と連通し、管内の水は排出され、不凍状態となる。
【0007】 弁体の修理時には、まず内パイプを外パイプから引き抜いた後、通常の管用ね じをもうけたガス管等の抜き管を外パイプに挿入し、ストッパーの空ねじに噛み 合わせ、時計まわりに回転させていくと、抜き管が空ねじの切り上げ部にぶつか るが、さらに抜き管を回転させると筒状弁箱に左ねじで接続されたストッパーが 上昇し、最後は筒状弁箱から離脱する。そのため、いちいち土中を掘り起こさな くても、弁体を地上に抜き上げることができるわけである。
【0008】
図1に本考案の一実施例を示すが、図中1は筒状弁箱であり、側壁に流入口2 と、その下方に排水口3をもうけ、内部には流入口2の上方にシリンダ4を、流 入口と排水口間にシリンダ5を形成し、シリンダ4の上方に雌ねじ部6を、雌ね じ部6の側方に給水通路となるバイパス路7をもうける。筒状弁箱1内には、上 記雌ねじ部6に螺合する作動用ねじ8を有する弁体9が挿入されており、外周に 上記シリンダ4に密着する環状パッキン10と、シリンダ5に密着する2本の環 状パッキン11、12を装着し、内部には環状パッキン10の上方から環状パッ キン11、12間に開口する排水路13をもうける。
【0009】 筒状弁箱1の、上記バイパス路7上方に、流路14と小径の、常時は何も接続 されない空ねじ15と、大径の左ねじ16を有し、上記左ねじ16により筒状弁 箱1に接続されるストッパー17をもうける。最上端に外パイプ18を接続し、 外パイプ18の上端に下側フランジ19を接続し、ボルト20により上側フラン ジ21に固定する。上側フランジ21内部にはOリング23、外部からの土砂等 の混入を防止するダストシール24が装着され、さらに嵌合溝25がもうけられ ている。
【0010】 外パイプ18内には内パイプ26が収容され、内パイプ26は、下端に、弾性 環27を装着する支持体28を接続し、上端に、流出口29をもうけた放水金具 30を接続する。放水金具30内にはスピンドル31が収容され、放水金具30 のつば部32とキャップ33により、上下動せず、回転動のみ行なうようにして いる。スピンドル31は下端を大径の角パイプ32に接続し、上記角パイプ32 内に嵌合する小径の角パイプ34を弁体9の上端部に接続する。なお、35、3 6は漏水止めパッキン、37はハンドルである。
【0011】 図は開栓状態を示しており、環状パッキン10、11がそれぞれシリンダ4、 5に密着して流入口2からの水を遮断し、環状パッキン12がシリンダ5から下 方に離脱しているため、外パイプ18および内パイプ26内の水は排水路13を 通って、排水口3から地中に排出され、パイプ内に水は残っていない。
【0012】 水を出す際には、ハンドル37を持ち上げて内パイプ26を弾性環27が嵌合 溝25にはまるまで上昇させ、その状態でハンドル37を反時計まわりに回転さ せる。そうすれば大径の角パイプ32に嵌合する小径の角パイプ34も回転し、 同時に作動用ねじ8により弁体9も回転しながら上昇する。この際、まず環状パ ッキン12がシリンダ5に密着し、その後で環状パッキン10がシリンダ4から 離脱して、水はバイパス路7、流路14を通って内パイプ26に入り込み、流出 口29から給水される。この時、弾性環27の張力により、内パイプ26は自重 で下降することなく、またOリング23が支持体28外周部に密着して漏水を防 止する。
【0013】 次にパッキン等の故障で弁体9を引き抜くときは、まずボルト20を外して上 フランジ22および内パイプ26、角パイプ32まで引き抜き、その後で、内径 が角パイプ34より大径の、通常の管用ねじをもうけたガス管等の抜き管(図面 省略)を外パイプに挿入し、ストッパー17の空ねじ15に噛み合わせ、時計ま わりに回転させていくと、抜き管の下端が空ねじ15の切り上げ部に当たるが、 そのまま抜き管を回していくと、筒状弁箱1に左ねじ16で接続されたストッパ ー17が上昇し、最後は筒状弁箱1から上方に離脱する。そのため、角パイプ3 4を回転させて作動用ねじ6を離脱させれば、弁体9を外パイプ18から引き抜 くことがてきる。
【0014】 図2は、本考案の他の実施例であるが、筒状弁箱1の下端に流入口2を、シリ ンダ4、5間に排水口3をもうけている。最下端部に小径シリンダ38を、その 上端に弁座39を形成する。筒状弁箱1のシリンダ4の上端にストッパー17を 左ねじ16で接続し、内側に空ねじ15および雌ねじ部6をもうける。上部雌ね じ部6に螺合する作動用ねじ8により上下動する弁体9は、シリンダ4、5に密 着する環状パッキン10、11と上記小径シリンダ38を摺接する環状体40お よび弁座39を密封する平パッキン41を装着している。なお、7はバイパス路 であり、42は角ロッドである。
【0015】 図は閉栓状態を示しており、環状パッキン11がシリンダ5から離脱している ため、管内の水はバイパス路7を通って排水口3から地中に排出される。弁体9 の上昇時には、まず環状パッキン11がシリンダ5に密着して排水口3側への水 を遮断し、その後で環状体40が小径シリンダ38から離脱して給水状態となる 。弁体9の引抜時の作動は図1と同様である。
【0016】
以上のように本考案においては、止水、排水が1回のハンドル操作で済むので 非常に楽であり、また、通常使用されているガス管等を抜き管として使用すれば 、いちいち土中を掘り起こさなくとも、弁体の引き抜きができるという効果があ る。
【図1】本考案の1実施例を示す、閉栓状態における縦
断面図である。
断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す、同じく閉栓状態の
要部縦断面図である。
要部縦断面図である。
1 筒状弁箱 2 流入口 3 排水口 4、5 シリンダ 7 バイパス路 8 作動用ねじ 9 弁体 10、11、12 環状パッキン 15 空ねじ 16 左ねじ 17 ストッパー 18 外パイプ 26 内パイプ 30 放水金具 31 スピンドル 32、34 角パイプ 42 角ロッド
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 流入口、排水口をもうけた筒状弁箱から
外パイプを上方に延長し、上記外パイプ内に、上端が放
水金具に接続された内パイプを収容し、上記放水金具内
に回動自在に収容されるスピンドルの回転を角パイプま
たは角ロッドを介して上記筒状弁箱内に収容される弁体
に伝達して、弁体にもうける作動用ねじにより弁体が回
転上下動するようにした取水栓において、上記弁箱は流
入口の上方側壁にバイパス路と内部にシリンダをもう
け、上記弁体には、上記シリンダに密着する環状パッキ
ンを装着して排水口を開閉するとともに、小径の空ねじ
と上記空ねじより大径の左ねじを有し、上記左ねじによ
り筒状弁箱の弁体上方位置に固定されて弁体の最上昇位
置を規制するストッパーをもうけてなる寒冷地用伸縮取
水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152391U JPH072746Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 寒冷地用伸縮取水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8152391U JPH072746Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 寒冷地用伸縮取水栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053370U true JPH053370U (ja) | 1993-01-19 |
JPH072746Y2 JPH072746Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=13748700
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8152391U Expired - Lifetime JPH072746Y2 (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 寒冷地用伸縮取水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072746Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP8152391U patent/JPH072746Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH072746Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4365365A (en) | Flush valve and means for mounting the same | |
JPH053370U (ja) | 寒冷地用伸縮取水栓 | |
JPH0234258Y2 (ja) | ||
KR100912107B1 (ko) | 다기능 제수밸브 | |
US3990466A (en) | Stop and waste valve construction | |
JPH0756374Y2 (ja) | 吸気弁付屋内止水栓 | |
JP2506009Y2 (ja) | 伸縮可能な不凍給水栓 | |
JP4547651B2 (ja) | 弁装置 | |
JP3019649B2 (ja) | 不凍給水栓 | |
JP2545569Y2 (ja) | 寒冷地用分岐水栓 | |
CN208457216U (zh) | 多功能防泄漏阀门 | |
JPH0315648Y2 (ja) | ||
JPH0237878Y2 (ja) | ||
JPS6342284Y2 (ja) | ||
JPH087456Y2 (ja) | 止水装置付減圧弁 | |
US20240060279A1 (en) | Hydrant valve system, and hydrant having such a system | |
JPH047422Y2 (ja) | ||
JP4415169B2 (ja) | 弁座を有する水抜栓の弁構造 | |
JPS5914543Y2 (ja) | 屋内止水栓 | |
JPH0121256Y2 (ja) | ||
JPS5914540Y2 (ja) | 減圧型不凍給水栓 | |
JPS639818Y2 (ja) | ||
JP3019123U (ja) | 寒冷地用逆流防止付屋内止水栓 | |
JP2545752Y2 (ja) | 不凍給水栓 | |
JPH0213815Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19951017 |