JP2545752Y2 - 不凍給水栓 - Google Patents

不凍給水栓

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JP2545752Y2
JP2545752Y2 JP1992039918U JP3991892U JP2545752Y2 JP 2545752 Y2 JP2545752 Y2 JP 2545752Y2 JP 1992039918 U JP1992039918 U JP 1992039918U JP 3991892 U JP3991892 U JP 3991892U JP 2545752 Y2 JP2545752 Y2 JP 2545752Y2
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JP
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valve
drain
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valve seat
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JP1992039918U
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JPH0594357U (ja
Inventor
紀生 小泉
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株式会社光合金製作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、寒冷地において土中に
埋設して使用される不凍給水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、寒冷地においては、管内の水を抜
くために、弁部分を土中凍結深度以下に埋設した不凍給
水栓が使用されている。これには種々の形式のものがあ
るが、実公昭平3−44845号公報などもその一例で
あり、第2図として示す。図において流入口a、流出口
bを有する下側弁箱cに、排水路dを有する上側弁箱e
を接続し、上側弁箱eの上端部に内套管fを接続し、下
側弁箱cの上端外周部に、排水孔gを穿った円筒形の外
套管hをねじ接続し、その排水孔gから土砂が弁箱内に
入りこまないように、カバーiを外套管h外周部に装着
したものである。
【0003】しかし、上記のものではカバーiが必須品
となり、カバーiがずれないように装着方法を工夫しな
ければならない等、コストがどうしても高くなるほか、
パッキンの修理で上側弁箱を外套管hから引き抜く際、
誤って外套管hを回してしまった場合には、土中に埋設
しているとはいえ外套管hは円筒形をしており、下側弁
箱cとねじ接続しているため、外套管hが弁箱cから外
れてくる恐れがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記点に鑑
み、カバーを省略してコストを安くし、しかも外套管が
下側弁箱から外れる恐れのない不凍給水栓を提供せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのため本考案において
は、流入口の上方に主弁座を設けた下側弁箱に、排水路
を有する上側弁箱をねじ接続し、上記下側弁箱の上端に
形成する大径円筒部に、多角形の外套管を外方から挿入
して対辺部でビス接続し、上記大形円筒部外周と上記外
套管の対角部の間隙を排水口としたものである。
【0006】
【作用】本考案は、上記間隙を排水口としたので、カバ
ーを特別にもうけなくても土砂等が弁箱内に入り込むこ
とはなく、また土中に埋設される外套管を多角形にして
ビス接続したので、外套管に万一回転力が働いても、周
囲の土を押し除け、しかもビスを切断してまで外套管が
回転することは考えられず、当初の目的を達成できるも
のである。
【0007】
【実施例】図1に本考案の一実施例を示すが、図中、1
は下側弁箱であり、下端に流入口2、その上方に主弁座
3をもうけ、上端に大形円筒部4を形成する。5は上側
弁箱であり、上記下側弁箱1の上方部分にねじ接続され
ている。内部に流路6と排水路7をもうけ、下端に排水
弁座8を形成する。上記排水路7は上方部を拡開して逆
止弁室9とし、ボール状の逆止弁10を収容するととも
に、逆止弁室9に開口する排水横穴11を穿っている。
【0008】上記弁箱5内を上下動する弁桿12は、下
端に上記主弁座3を閉塞する主パッキン13をパッキン
押さえ14により離脱しないように装着し、その上方外
周に、ばね15により上方に押圧されて上記排水弁座8
を閉塞する排水パッキン16を有する排水弁17を上下
動自在に装着する。上側弁箱5は上端に接続される内套
管18により上部の操作部本体19に接続固定される。
操作部本体19は、上方に作動用雄ねじ20を、下方側
方に流出口21を設け、流出口21に流出継手22を、
上端にキャプ23を接続する。
【0009】上記弁桿12は上端にロッド24を接続
し、ロッド継手25を介して上記作動用雌ねじ20と螺
合する操作桿26に連結され、ハンドル27の回転力に
より弁箱内を上下動するようにしている。28は四角あ
るいは六角など、多角形の外套管であり、下側弁箱1の
上記大径円筒部4外周にその対辺部でビス29により接
続され、対角部と大径円筒部4の外周部との間隙を排水
口30とする。上方に流出継手22が入るだけの横穴3
1を穿ち、上端に、上記外套管28に嵌合する多角形状
の穴を穿った上蓋32を配置する。
【0010】33は逆止弁10が離脱しないためのプラ
グであるが、プラグ33に排水のための通路をもうけ
て、排水横穴11を省略してもよい。上記流出継手22
は、図面は省略するが先端に放水口を直接または配管を
介して接続する。上記上蓋32の上端部とキャップ23
の下端部には隙間をもうけ、キャップ23の締付力が上
蓋32に及ばないようにしている。なお、34、35は
漏水防止用のOリングであり、36は雨水等がねじ部に
入って凍結するのを防止するためのOリングである。
【0011】図は通水状態を示しており、流入口2から
の水は流路6を通って内套管18内に入り込み、流出口
21、流出継手22を通って末端の放水口から流れ出て
いる。この状態から止水および排水状態にするときは、
ハンドル27を回して操作部本体19の作動用雌ねじ2
0に螺合する操作桿26を回転下降させ、その下降力が
ロッド継手25、ロッド24と伝達されて弁桿12も下
降を開始する。このとき、排水弁17はばね15に押圧
されて排水路7を遮断しており、まず、主パッキン13
が流入口2側の水を遮断した後で、弁桿12に押圧され
て排水弁17は下降し、排水パッキン16が排水弁座8
から離脱する。
【0012】そのため、内套管18内の水は、逆止弁1
0を上昇させて排水路7から外套管28内に入り込み、
排水口30を通って地中に排出されるので内套管18内
に残留水は残らず、従って凍結することもない。排水終
了後は、逆止弁10により、弁箱内に地中の汚水が入ら
ないようにしている。第2図示の公知例においてはカバ
ーiがないと排水孔gは横向きのため、そこから土砂が
入り込んでくるが、本考案においては、外套管28に引
用例のような排水孔gをもうける必要がなく、外套管2
8自体が引用例のカバーiの役目をしているため、下向
きの排水口を形成でき、従って土砂等が弁箱内に侵入す
ることはない。
【0013】パッキン等の損傷で弁桿12を引き抜いて
修理するときは、まず流出継手22を操作部本体19か
ら取り外し、キャップ23を回転させると、下側弁箱1
にねじ接続された上側弁箱5が離脱し始め、それに伴な
い上蓋32を持ち上げながら操作部本体19も回転上昇
し、操作部本体19に螺合する操作桿26およびそれに
連結される弁桿12も共に外套管28内を上昇し、引き
抜くことができる。
【0014】もし、このとき間違って上蓋32または外
套管28を回転させたときには、引用例のものにあって
は円筒形のため、土圧を受けていても外套管hは回転可
能で、ねじ接続された部分で下側弁箱cから離脱する恐
れがあったが、本考案の外套管28は四角形、六角形な
ど多角形の形状を有しているため、土圧を受けている回
りの土を押し除けて外套管28が回転することはまず起
こり得ず、ましてビス29で下側弁箱1に接続固定され
ているためその効果は一層大きなものとなる。
【0015】外套管28はアルミニウムの薄肉管を使用
すれば、プラスチックを使用するよりも強度が大で、軽
量にできるが、勿論それにこだわるものではない。ビス
29はステンレス製のタッピングねじを使用し、外套管
28にあらかじめ穴をあけておき、組立終了後、下側弁
箱1に下穴をあけてビスをねじ込むと組立が容易で、腐
食もなく、位置固定もしっかりできるので便利である。
また、排水弁17は、ばね15で上昇力を与える代わり
に、比重が1より小さいプラスチックを使用して浮力に
より上昇力を与えることもできる。本考案は、地上部に
流出口を有する不凍給水栓について説明してきたが、引
用例のように弁箱に流入口と流出口を有する不凍給水栓
に適用できることは勿論である。
【0016】
【本考案の効果】以上のように本考案において、弁箱内
に土砂等が入り込むのを防止するためのカバーを別体に
外套管に取りつける必要がなく、従ってその分だけコス
トも安くなり、しかも工事中、カバーが外れるのを心配
することもなくなり、さらに、間違って外套管に回転力
が加わった場合にも、外套管は容易なことでは回転する
ことがなく、従って弁箱から離脱する恐れもない、等の
効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 下側弁箱 2 流入口 3 主弁座 4 大径円筒部 5 上側弁箱 7 排水路 8 排水弁座 10 逆止弁 12 弁桿 17 排水弁 18 内套管 19 操作部本体 24 ロッド 26 操作桿 28 外套管 29 ビス 30 排水口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流入口の上方に主弁座をもうけた下側弁
    箱に、内部に逆止弁を収容し、下端に排水弁座をもうけ
    た排水路及びそれとは別体に流路を形成する上側弁箱を
    ねじ接続し、上記上側弁箱は上端に接続する内套管を介
    して上方に延長して側方に流出口を位置させた操作部本
    体と接続し、上記内套管内には、外周に上記排水弁座を
    閉塞する排水弁を装着し、上記主弁座を閉塞する弁桿を
    下端に接続したロッドを収容し、上記ロッドを介して弁
    桿を上記操作部本体と螺合する操作桿に連結し、上記下
    側弁箱の上端に形成する大径円筒部に、多角形の外套管
    を外方から挿入して対辺部でビス接続し、上記大円筒部
    外周と上記外套管の対角部の間隙を排水口にしたことを
    特徴とする不凍給水栓。
JP1992039918U 1992-05-18 1992-05-18 不凍給水栓 Expired - Lifetime JP2545752Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992039918U JP2545752Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 不凍給水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992039918U JP2545752Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 不凍給水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0594357U JPH0594357U (ja) 1993-12-24
JP2545752Y2 true JP2545752Y2 (ja) 1997-08-27

Family

ID=12566326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992039918U Expired - Lifetime JP2545752Y2 (ja) 1992-05-18 1992-05-18 不凍給水栓

Country Status (1)

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JP (1) JP2545752Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072747Y2 (ja) * 1991-09-20 1995-01-25 株式会社竹村製作所 不凍水栓柱

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0594357U (ja) 1993-12-24

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Effective date: 19970311