JP2507736Y2 - 空気弁付消火栓 - Google Patents
空気弁付消火栓Info
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- JP2507736Y2 JP2507736Y2 JP11113089U JP11113089U JP2507736Y2 JP 2507736 Y2 JP2507736 Y2 JP 2507736Y2 JP 11113089 U JP11113089 U JP 11113089U JP 11113089 U JP11113089 U JP 11113089U JP 2507736 Y2 JP2507736 Y2 JP 2507736Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、消火栓に空気弁を一体的に組付けた空気弁
付消火栓に関するものである。
付消火栓に関するものである。
都市水道管路においては、水中に混在する空気、特に
水道本管の高所に溜まる空気を自動的に排出するため、
また水道本管内の水を抜く場合に外気を吸入させる必要
上、水道本管に空気弁を設けている。また、水道本管に
は火災時に使用する消火栓が取付けられており、消火栓
に空気弁を組付けた空気弁付消火栓も用いられている。
水道本管の高所に溜まる空気を自動的に排出するため、
また水道本管内の水を抜く場合に外気を吸入させる必要
上、水道本管に空気弁を設けている。また、水道本管に
は火災時に使用する消火栓が取付けられており、消火栓
に空気弁を組付けた空気弁付消火栓も用いられている。
この空気弁付消火栓としては、地下式消火栓に空気弁
を組付けたものが、実公昭52−12399号公報に開示され
ている。
を組付けたものが、実公昭52−12399号公報に開示され
ている。
この空気弁付消火栓は、第3図に示す如く、枠体1aに
嵌着される鉄蓋2にて覆われているマンホール1内に設
置されており、以下の如く構成されている。
嵌着される鉄蓋2にて覆われているマンホール1内に設
置されており、以下の如く構成されている。
即ち、消火栓弁箱3は、下部の送入口4を接続管5を
介して水道本管6に、側部の送出口7を放水管8に夫々
連通連続している。該放水管8の上部放水口に被冠され
る放水口キャップ9には、放水管8内とマンホール1内
とを連通する通気孔10が形成されている。また、該消火
栓弁箱3内には、弁座11が形成され、該弁座11に着座し
ている弁体12を、弁棒13の回動操作により上動させて開
弁する。
介して水道本管6に、側部の送出口7を放水管8に夫々
連通連続している。該放水管8の上部放水口に被冠され
る放水口キャップ9には、放水管8内とマンホール1内
とを連通する通気孔10が形成されている。また、該消火
栓弁箱3内には、弁座11が形成され、該弁座11に着座し
ている弁体12を、弁棒13の回動操作により上動させて開
弁する。
該消火栓弁箱3に側部には、L字形の分岐管14によ
り、空気弁弁箱15が支持されている。該分岐管14は、送
入口4と空気弁弁箱15底部内とを連通するものである。
前記空気弁弁箱15は、例えば、その上壁15aに通気孔16
及び空気弁弁座17を有し、また、その内部に、上方開口
の有底円筒状で上端及び底壁に通孔18a,18bを有する筒
体18が収容され、該筒体18の上端縁は空気弁弁箱15の上
部に上壁15aにより挾持され、そして、筒体18内に、フ
ロート19と、該フロート19の上方にフロート19によって
昇降する空気弁弁体20が配設され、該空気弁弁体20の中
央部にフロート19により開閉する小孔21が形成されてお
り、この空気弁弁体20が上昇した時に、前記空気弁弁座
17に着座して通気孔16を閉塞するものである。
り、空気弁弁箱15が支持されている。該分岐管14は、送
入口4と空気弁弁箱15底部内とを連通するものである。
前記空気弁弁箱15は、例えば、その上壁15aに通気孔16
及び空気弁弁座17を有し、また、その内部に、上方開口
の有底円筒状で上端及び底壁に通孔18a,18bを有する筒
体18が収容され、該筒体18の上端縁は空気弁弁箱15の上
部に上壁15aにより挾持され、そして、筒体18内に、フ
ロート19と、該フロート19の上方にフロート19によって
昇降する空気弁弁体20が配設され、該空気弁弁体20の中
央部にフロート19により開閉する小孔21が形成されてお
り、この空気弁弁体20が上昇した時に、前記空気弁弁座
17に着座して通気孔16を閉塞するものである。
前記放水管8の上部と空気弁弁箱15の上壁15aとの間
には、連通管22が設けられ、空気弁弁体20によって開閉
する通気孔16を介して前記放水管8の上部内と空気弁弁
箱15内とを連通している。
には、連通管22が設けられ、空気弁弁体20によって開閉
する通気孔16を介して前記放水管8の上部内と空気弁弁
箱15内とを連通している。
したがって、水道本管6内の空気は、接続管5,送入口
4,分岐管14,空気弁弁箱15,連通管22,放水管8を介し
て、放水口キャップ9の通気孔10からマンホール1内に
放出される。
4,分岐管14,空気弁弁箱15,連通管22,放水管8を介し
て、放水口キャップ9の通気孔10からマンホール1内に
放出される。
しかしながら、上述の如き構成の空気弁付地下式消火
栓は、マンホール1が鉄蓋2によって覆われているた
め、マンホール1の枠体1aと鉄蓋2との隙間が土砂等に
よって目詰りし、空気弁の機能が阻害されたり、冬期の
積雪等によってマンホールの位置確認が困難となる等の
問題があった。
栓は、マンホール1が鉄蓋2によって覆われているた
め、マンホール1の枠体1aと鉄蓋2との隙間が土砂等に
よって目詰りし、空気弁の機能が阻害されたり、冬期の
積雪等によってマンホールの位置確認が困難となる等の
問題があった。
また、消火栓単体、空気弁単体で設置する場合に比べ
て大型化するため、鉄蓋が大きく重くなり、消火作業や
保守点検作業にも不便である。
て大型化するため、鉄蓋が大きく重くなり、消火作業や
保守点検作業にも不便である。
そこで、空気弁付消火栓を地上に設置することが望ま
れているが、上述の如き構成のものを、単に地上に設置
した場合には、消火栓弁箱3の側部に空気弁弁箱15が張
り出し、しかも分岐管14や連通管22が設けてあるため、
設置スペースが広くなりすぎる等のことから、空気弁付
地上式消火栓の実現は困難である。
れているが、上述の如き構成のものを、単に地上に設置
した場合には、消火栓弁箱3の側部に空気弁弁箱15が張
り出し、しかも分岐管14や連通管22が設けてあるため、
設置スペースが広くなりすぎる等のことから、空気弁付
地上式消火栓の実現は困難である。
そこで、本考案は、上記の点に鑑み、設置スペースを
広くとらず、地上式消火栓への実施に適した空気弁付消
火栓を提供することを目的とするものである。
広くとらず、地上式消火栓への実施に適した空気弁付消
火栓を提供することを目的とするものである。
本考案は上記目的を達成するため、消火栓弁箱の送入
口を水道本管に、送出口を放水管に夫々連通し、該消火
栓弁箱内の弁座に着座する弁体を前記放水管上部から操
作する弁棒を備えた消火栓において、前記弁棒を中空状
に形成して上端から下端に至る連通路を設け、該弁棒の
下部を前記弁体に貫通して前記連通路の下端開口を前記
送入口側に連通すると共に、前記弁棒の上部を前記放水
管の頂壁に貫通せしめてその上端に空気弁弁箱の底壁を
支持して前記連通路の上端開口を空気弁弁箱底部内に連
通せしめたことを特徴とするものである。
口を水道本管に、送出口を放水管に夫々連通し、該消火
栓弁箱内の弁座に着座する弁体を前記放水管上部から操
作する弁棒を備えた消火栓において、前記弁棒を中空状
に形成して上端から下端に至る連通路を設け、該弁棒の
下部を前記弁体に貫通して前記連通路の下端開口を前記
送入口側に連通すると共に、前記弁棒の上部を前記放水
管の頂壁に貫通せしめてその上端に空気弁弁箱の底壁を
支持して前記連通路の上端開口を空気弁弁箱底部内に連
通せしめたことを特徴とするものである。
このように構成することにより、水道本管内の空気
は、送入口,弁棒の下端に形成された下端開口から連通
路を通って上端開口から空気弁弁箱内に入り、空気弁弁
箱上部の通気孔から外部に放出される。
は、送入口,弁棒の下端に形成された下端開口から連通
路を通って上端開口から空気弁弁箱内に入り、空気弁弁
箱上部の通気孔から外部に放出される。
また空気弁弁箱は、弁棒の上端に支持されるため、消
火栓の設置スペースが広くならず、地上式消火栓に実施
することが容易にできる。
火栓の設置スペースが広くならず、地上式消火栓に実施
することが容易にできる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案を地上式消火栓に用いた一実施例を示
すもので、消火栓弁箱31は、下部側方に開口する送入口
32を、副弁33を介して水道本管34に、上部に開口する送
出口35を放水管36の下部に夫々連通接続しており、該放
水管36は、直管部36a及びこれに連通して地上に起立す
る放水管本体36bからなる。
すもので、消火栓弁箱31は、下部側方に開口する送入口
32を、副弁33を介して水道本管34に、上部に開口する送
出口35を放水管36の下部に夫々連通接続しており、該放
水管36は、直管部36a及びこれに連通して地上に起立す
る放水管本体36bからなる。
前記消火栓弁箱31内には弁座37が形成され、該弁座37
に着座する弁体38が、放水管36の上端から弁棒39を回動
操作することにより昇降可能とされている。該弁棒39
は、中空状に形成されて上端から下端に至る連通路40が
設けられ、弁棒39の下部39aが弁体38を貫通して連通路4
0の下端開口40aを送入口32側に連通する。
に着座する弁体38が、放水管36の上端から弁棒39を回動
操作することにより昇降可能とされている。該弁棒39
は、中空状に形成されて上端から下端に至る連通路40が
設けられ、弁棒39の下部39aが弁体38を貫通して連通路4
0の下端開口40aを送入口32側に連通する。
また、弁棒39の上部39bは放水管36の頂壁36cを貫通し
て突出し、上端に空気弁弁箱41の底部41aを支持すると
ともに、連通路40の上端開口40bを空気弁弁箱41の底部
内に連通し、空気弁弁箱41内と送入口32とが連通する。
て突出し、上端に空気弁弁箱41の底部41aを支持すると
ともに、連通路40の上端開口40bを空気弁弁箱41の底部
内に連通し、空気弁弁箱41内と送入口32とが連通する。
この空気弁弁箱41は、その上壁41bに通気孔42及び空
気弁弁座43を有し、また、その内部には、上方開口の有
底円筒状で上端及び底壁に通孔44a,44bを有する筒体44
が収容され、該筒体44の上端縁は空気弁弁箱41の側壁41
c上端と上壁41bとにより挾持されている。そして、筒体
44内に、フロート45と、該フロート45の上方にフロート
45によって昇降する空気弁弁体46が配設され、該空気弁
弁体46の中央部にフロート45により開閉する小孔47が形
成されており、この空気弁弁体46が上昇した時に、前記
空気弁弁座43に着座して通気孔42を閉塞する。
気弁弁座43を有し、また、その内部には、上方開口の有
底円筒状で上端及び底壁に通孔44a,44bを有する筒体44
が収容され、該筒体44の上端縁は空気弁弁箱41の側壁41
c上端と上壁41bとにより挾持されている。そして、筒体
44内に、フロート45と、該フロート45の上方にフロート
45によって昇降する空気弁弁体46が配設され、該空気弁
弁体46の中央部にフロート45により開閉する小孔47が形
成されており、この空気弁弁体46が上昇した時に、前記
空気弁弁座43に着座して通気孔42を閉塞する。
さらに、空気弁弁箱41には、放水管キャップ48が被冠
され、該放水管キャップ48はねじ49により空気弁弁箱41
に固着され、放水管キャップ48の上面中央に突設した角
形の操作軸50を回転させることにより、空気弁弁箱41と
ともに弁棒39が回動する。放水管キャップ48は、空気弁
弁箱41の上壁41b,側壁41c及び放水管36との間にそれぞ
れ間隙を有し、空気弁弁箱41の通気孔42から排出される
空気がこれらの間隙を通って外部へ排出される。
され、該放水管キャップ48はねじ49により空気弁弁箱41
に固着され、放水管キャップ48の上面中央に突設した角
形の操作軸50を回転させることにより、空気弁弁箱41と
ともに弁棒39が回動する。放水管キャップ48は、空気弁
弁箱41の上壁41b,側壁41c及び放水管36との間にそれぞ
れ間隙を有し、空気弁弁箱41の通気孔42から排出される
空気がこれらの間隙を通って外部へ排出される。
放水管36の上部側方には、放水口51が設けられ、該放
水口51に放水口キャップ52が被冠されている。
水口51に放水口キャップ52が被冠されている。
このように構成された地上式消火栓によれば、第1図
の状態において、水道本管34内に水を流すと、該水道本
管34内の空気は、弁体38が弁座37に着座しているため、
送入口32,弁棒39の連通路40を通って空気弁弁箱41内に
入り、空気弁弁体46が空気弁弁座43に着座していないの
で、空気弁弁箱41内の空気は、筒体44上端の通孔44aか
ら通気孔42を抜けて空気弁弁箱41の上壁41b,側壁41c及
び放水管36との間の間隙を通って外部へ排出される。
の状態において、水道本管34内に水を流すと、該水道本
管34内の空気は、弁体38が弁座37に着座しているため、
送入口32,弁棒39の連通路40を通って空気弁弁箱41内に
入り、空気弁弁体46が空気弁弁座43に着座していないの
で、空気弁弁箱41内の空気は、筒体44上端の通孔44aか
ら通気孔42を抜けて空気弁弁箱41の上壁41b,側壁41c及
び放水管36との間の間隙を通って外部へ排出される。
そして、空気弁弁箱41内の空気の排出が進むと水道本
管34内の水が、送入口32から弁棒39の連通路40を通って
空気弁弁箱41内に入り、通孔44bを通って筒体44内に侵
入しフロート45を浮力により上昇させる。これにより、
空気弁弁体46はフロート45によってその小孔47が閉塞さ
れると同時に上昇し、空気弁弁座43に着座して通気孔42
を閉塞して空気の排出を終了するとともに、空気弁弁箱
41からの漏水を防止する。
管34内の水が、送入口32から弁棒39の連通路40を通って
空気弁弁箱41内に入り、通孔44bを通って筒体44内に侵
入しフロート45を浮力により上昇させる。これにより、
空気弁弁体46はフロート45によってその小孔47が閉塞さ
れると同時に上昇し、空気弁弁座43に着座して通気孔42
を閉塞して空気の排出を終了するとともに、空気弁弁箱
41からの漏水を防止する。
水道本管34内を流れる水に含まれている少量の空気
は、送入口32から弁棒39の連通路40を通って空気弁弁箱
41内に入り、通孔44a,44bから筒体44内に入る。筒体44
内に空気が溜まると、この空気の圧力で空気弁弁箱41内
の水位が下がる。そして、空気弁弁箱41内の水位が下が
ることによりフロート45はその浮力が減少して自重で下
降するが、空気弁弁箱41内の圧力は殆ど変化しないか
ら、空気弁弁体46はこの圧力によって空気弁弁座43に着
座した状態を維持する。これにより、フロート45が空気
弁弁体46の小孔47を開口して少量の空気を排出し、少量
の空気を排出して空気弁弁箱41内の水位が上がるとフロ
ート45が浮力によって上昇し、空気弁弁体46の小孔47を
閉塞する。
は、送入口32から弁棒39の連通路40を通って空気弁弁箱
41内に入り、通孔44a,44bから筒体44内に入る。筒体44
内に空気が溜まると、この空気の圧力で空気弁弁箱41内
の水位が下がる。そして、空気弁弁箱41内の水位が下が
ることによりフロート45はその浮力が減少して自重で下
降するが、空気弁弁箱41内の圧力は殆ど変化しないか
ら、空気弁弁体46はこの圧力によって空気弁弁座43に着
座した状態を維持する。これにより、フロート45が空気
弁弁体46の小孔47を開口して少量の空気を排出し、少量
の空気を排出して空気弁弁箱41内の水位が上がるとフロ
ート45が浮力によって上昇し、空気弁弁体46の小孔47を
閉塞する。
したがって、本実施例によれば、空気弁弁箱41が弁棒
39の上端に支持されて、地上に立設した放水管36の上方
に位置するため、消火栓の設置スペースが広くならず、
従来の地上式消火栓と略同様の設置スペースで取付ける
ことができる。また空気弁弁箱41が地中に埋設されない
ため、空気弁弁箱41の保守点検が容易である。さらに消
火栓の弁座37等の交換も従来と同様に行なうことができ
る。
39の上端に支持されて、地上に立設した放水管36の上方
に位置するため、消火栓の設置スペースが広くならず、
従来の地上式消火栓と略同様の設置スペースで取付ける
ことができる。また空気弁弁箱41が地中に埋設されない
ため、空気弁弁箱41の保守点検が容易である。さらに消
火栓の弁座37等の交換も従来と同様に行なうことができ
る。
第2図は本考案の他の実施例を示すもので、前述の実
施例と略同様の構成を有するが、放水管キャップ48を放
水管36にシール材53を介して液密に嵌装するとともに、
放水管36の頂壁36cに連通孔54を形成し、放水管キャッ
プ48内と放水管36内とを連通させている。また、放水口
51の放水口キャップ52との間には間隙55が形成され、こ
の間隙55からの吸排気が可能となっている。
施例と略同様の構成を有するが、放水管キャップ48を放
水管36にシール材53を介して液密に嵌装するとともに、
放水管36の頂壁36cに連通孔54を形成し、放水管キャッ
プ48内と放水管36内とを連通させている。また、放水口
51の放水口キャップ52との間には間隙55が形成され、こ
の間隙55からの吸排気が可能となっている。
消火栓弁箱31の弁体38近傍には、排水弁弁箱56が付設
されている。該排水弁弁箱56は、そのケース57内と消火
栓弁箱31の送出口35側とを通路58により連通するととも
に、ケース57内には、スプリング59により下方に付勢さ
れる排水弁弁体60が上下動可能に嵌挿されている。そし
て通路58にレバー61の略中央が軸支され、該レバー61の
作用端61aが排水弁弁体60の側壁に嵌合し、操作端61bが
弁体38の段部下面に当接することにより、排水弁弁体60
は、弁体38の上下動に伴って開閉弁する。即ち、弁体38
が着座して閉弁状態の時、排水弁弁体60はレバー61の作
用端61aにより上昇させられて排水状態となり、放水の
ため弁体38が上昇した時、排水弁弁体60は下降して閉弁
状態となる。
されている。該排水弁弁箱56は、そのケース57内と消火
栓弁箱31の送出口35側とを通路58により連通するととも
に、ケース57内には、スプリング59により下方に付勢さ
れる排水弁弁体60が上下動可能に嵌挿されている。そし
て通路58にレバー61の略中央が軸支され、該レバー61の
作用端61aが排水弁弁体60の側壁に嵌合し、操作端61bが
弁体38の段部下面に当接することにより、排水弁弁体60
は、弁体38の上下動に伴って開閉弁する。即ち、弁体38
が着座して閉弁状態の時、排水弁弁体60はレバー61の作
用端61aにより上昇させられて排水状態となり、放水の
ため弁体38が上昇した時、排水弁弁体60は下降して閉弁
状態となる。
本実施例は、前記実施例と同様の効果を有するととも
に、フロート45の浮上により通気孔42が閉塞するよりも
早く空気弁弁箱41内に水が充満した場合に、放水管キャ
ップ48と放水管36との間に間隙があると、その間隙から
一時的に水が噴き出る恐れがある点に鑑みてなされたも
ので、本実施例においては、通気孔42から溢れた水は連
通孔54,放水管36内を通って消火栓弁箱31内に流入し、
通路58及び排水弁弁箱56内を通って徐々に排水される。
したがって水が外部に噴き出て通行人にかかる等の心配
がない。
に、フロート45の浮上により通気孔42が閉塞するよりも
早く空気弁弁箱41内に水が充満した場合に、放水管キャ
ップ48と放水管36との間に間隙があると、その間隙から
一時的に水が噴き出る恐れがある点に鑑みてなされたも
ので、本実施例においては、通気孔42から溢れた水は連
通孔54,放水管36内を通って消火栓弁箱31内に流入し、
通路58及び排水弁弁箱56内を通って徐々に排水される。
したがって水が外部に噴き出て通行人にかかる等の心配
がない。
また、放水管キャップ48が放水管36に液密に嵌装して
いるため、ポンプにより吸引放水する際、両者の間から
空気を吸い込むことがない。
いるため、ポンプにより吸引放水する際、両者の間から
空気を吸い込むことがない。
尚、本実施例では地上式消火栓に用いた例で説明した
が、地下式消火栓についても同様に実施することができ
る。
が、地下式消火栓についても同様に実施することができ
る。
以上の如く本考案は、空気弁弁箱が連通路が貫通形成
された弁棒の上端に支持されて放水管の上方に位置する
ため、消火栓の設置スペースが広くならず、従来の地上
式消火栓と略同様の設置スペースで取付けることがで
き、地上式消火栓への実施に極めて適した空気弁付消火
栓となった。また、空気弁弁箱が地中に埋設されないた
め、空気弁弁箱の保守点検が容易である。しかも、消火
栓の弁座の交換も従来と同様に行なうことができる。
された弁棒の上端に支持されて放水管の上方に位置する
ため、消火栓の設置スペースが広くならず、従来の地上
式消火栓と略同様の設置スペースで取付けることがで
き、地上式消火栓への実施に極めて適した空気弁付消火
栓となった。また、空気弁弁箱が地中に埋設されないた
め、空気弁弁箱の保守点検が容易である。しかも、消火
栓の弁座の交換も従来と同様に行なうことができる。
さらに、地下式消火栓に用いた場合にも、設置スペー
スが狭いため、鉄蓋を小型軽量化でき、消火作業や保守
点検作業の際、便利となる等の利点がある。
スが狭いため、鉄蓋を小型軽量化でき、消火作業や保守
点検作業の際、便利となる等の利点がある。
第1図は本考案の一実施例を示す空気弁付地上式消火栓
の断面正面図、第2図は他の実施例を示す空気弁付地上
式消火栓の断面正面図、第3図は従来の空気弁付地下式
消火栓の一例を示す断面正面図である。 31……消火栓弁箱、32……送入口、34……水道本管、35
……送出口、36……放水管、37……弁座、38……弁体、
39……弁棒、40……連通路、40a……連通路40の下端開
口、40b……連通路40の上端開口、41……空気弁弁箱、4
2……通気孔、43……空気弁弁座、45……フロート、46
……空気弁弁体、48……放水管キャップ、50……放水口
の断面正面図、第2図は他の実施例を示す空気弁付地上
式消火栓の断面正面図、第3図は従来の空気弁付地下式
消火栓の一例を示す断面正面図である。 31……消火栓弁箱、32……送入口、34……水道本管、35
……送出口、36……放水管、37……弁座、38……弁体、
39……弁棒、40……連通路、40a……連通路40の下端開
口、40b……連通路40の上端開口、41……空気弁弁箱、4
2……通気孔、43……空気弁弁座、45……フロート、46
……空気弁弁体、48……放水管キャップ、50……放水口
Claims (1)
- 【請求項1】消火栓弁箱の送入口を水道本管に、送出口
を放水管に夫々連通し、該消火栓弁箱内の弁座に着座す
る弁体を前記放水管上部から操作する弁棒を備えた消火
栓において、前記弁棒を中空状に形成して上端から下端
に至る連通路を設け、該弁棒の下部を前記弁体に貫通し
て前記連通路の下端開口を前記送入口側に連通すると共
に、前記弁棒の上部を前記放水管の頂壁に貫通せしめて
その上端に空気弁弁箱の底壁を支持して前記連通路の上
端開口を空気弁弁箱底部内に連通せしめたことを特徴と
する空気弁付消火栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11113089U JP2507736Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 空気弁付消火栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11113089U JP2507736Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 空気弁付消火栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0350657U JPH0350657U (ja) | 1991-05-16 |
JP2507736Y2 true JP2507736Y2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=31659627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11113089U Expired - Fee Related JP2507736Y2 (ja) | 1989-09-22 | 1989-09-22 | 空気弁付消火栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507736Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018025089A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-15 | 角田鉄工株式会社 | 消火栓口金用蓋体および空気弁 |
-
1989
- 1989-09-22 JP JP11113089U patent/JP2507736Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018025089A (ja) * | 2016-07-29 | 2018-02-15 | 角田鉄工株式会社 | 消火栓口金用蓋体および空気弁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0350657U (ja) | 1991-05-16 |
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Legal Events
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