JPH0726594A - 中水貯留装置 - Google Patents

中水貯留装置

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Publication number
JPH0726594A
JPH0726594A JP5192908A JP19290893A JPH0726594A JP H0726594 A JPH0726594 A JP H0726594A JP 5192908 A JP5192908 A JP 5192908A JP 19290893 A JP19290893 A JP 19290893A JP H0726594 A JPH0726594 A JP H0726594A
Authority
JP
Japan
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water
tank
water tank
gravel layer
rainwater
Prior art date
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Pending
Application number
JP5192908A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Kaneko
和己 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP5192908A priority Critical patent/JPH0726594A/ja
Publication of JPH0726594A publication Critical patent/JPH0726594A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造簡易で安価に設置でき、メンテナンスも
簡単に行なえる中水貯留装置を提供すること。 【構成】 建物1の屋上5に設けられ、植物17が植え
られる土壌層19と、この土壌層19の底部に所定の厚
みで設けられる礫層21からなる植栽部11と、植栽部
11を収容すると共に、礫層21内での水の貯留を可能
とした収容体13と、建物1の上階に設けられた中水タ
ンク15と、収容体13の底部と中水タンク15とを接
続する接続路23と、接続路23に介設された開閉弁2
5と、収容体13の底部から所定の高さに開口された排
水路43とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雨水を貯留して中水とし
て利用する中水貯留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建物で用いられる中水貯留装置として、
雨水を利用したものは既に知られている。この種の中水
貯留装置は、図4に示すように、建物61の地下に設置
される雨水貯留槽63と、屋上65に設置される中水タ
ンク67等を備え、降雨時に、屋上65に降った雨を集
水系配管69により雨水貯留槽63に貯留し、この雨水
貯留槽63内の雨水を揚水ポンプ71及び配管75を介
して中水タンク67に吸い上げ、この中水タンク67か
ら中水系配管77を介して各階のトイレ洗浄水用タンク
等に中水を供給するようにしている。そして、雨水貯留
槽63内に雨水が不足するような場合には、上水系配管
79により中水タンク67に上水を補給するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような中水貯留装置では、屋上65から地下に雨水
を一旦降下させた後、再度、地下から屋上65に水を上
昇させる方式であるため、揚水ポンプ71を必要とする
他、その配管構造も複雑化し、コストダウンを図ること
ができない。また、屋上65の雨水がそのまま雨水貯留
槽63に流入されるので、雨水貯留槽63には、ごみ除
去のためにスクリーンや礫槽及び、土粒子等の除去のた
めの沈降槽等が必要となり、メンテナンスも面倒とな
る。また、大雨時の雨水貯留槽63の溢れを防止するた
め、集水系配管69には遮断弁等の設備が必要となる。
本発明はこのような事情に鑑み案出されたものであっ
て、本発明の目的は、構造簡易で安価に設置でき、メン
テナンスも簡単に行なえる中水貯留装置を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、建物の屋上に設けられ、植物が植えられ
る土壌層と、この土壌層の底部に所定の厚みで設けられ
た礫層とからなる植栽部と、前記植栽部を収容すると共
に、前記礫層内での水の貯留を可能とした収容体と、前
記建物の上階に設けられた中水タンクと、前記収容体の
底部と前記中水タンクとを接続する接続路と、前記接続
路に介設された開閉弁と、前記収容体の底部から所定の
高さに開口された排水路とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、前記中水タンクに、開閉弁を介して上
水系配管が接続されていることを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は中水貯留装置の概略正面図、図2は植栽
部と中水タンクとの接続部分の拡大断面図、図3は排水
部の拡大断面図を示す。1は建物、3は最上階、5は屋
上、7は中水貯留装置を示し、中水貯留装置7は建物1
の屋上5に設けられた植栽部11と、前記植栽部11を
収容する収容体13と、中水タンク15等を備える。
【0006】前記植栽部11は、植物17が植えられる
土壌層19と、この土壌層19の底部に所定の厚みで設
けられた礫層21とで構成されている。前記礫層21は
砕石や砂利等からその内部に雨水が貯留できるように形
成されている。前記収容体13は、底壁1301と、こ
の底壁1301の周囲から立設された周壁1303とで
構成され、礫層21の内部に雨水を貯留できるように水
密に形成されている。尚、前記収容体13の底壁130
1や周壁1303は建物躯体とは別体に形成してもよ
く、或は、建物躯体を利用し、建物躯体に一体的に形成
することも可能である。
【0007】前記中水タンク15は最上階3に設置さ
れ、中水タンク15と前記収容体13とは接続管23に
より接続されている。前記接続管23には電動弁25が
介設され、接続管23の上端は前記収容体13の底壁1
301の開口27に連結されている。前記開口27には
目皿29が取着され、また、目皿29の上にフィルター
31が配設されている。前記開口27の周囲には中空状
の桝33が設けられ、桝33の上部には開閉可能に蓋3
5が取着され、また、桝33の周壁には水の取り入れ口
37が開口されている。
【0008】前記収容体13の前記底壁1301には、
図3に示すように、礫層21の内部に収容される雨水の
高さを調整するための排水部41が設けられている。前
記排水部41は、底壁1301を水密に貫通する排水管
43と、この排水管43の上端に高さ調節可能に結合さ
れる管体45とで構成され、礫層21の内部に収容され
る雨水がこの管体45の上端よりも上位となると、管体
45及び排水管43を介して建物1の外部に排出され
る。従って、管体45の排水管43に対する高さを調節
することで、或は、管体45を他の長さの異なる管体4
5と交換することで、礫層21の内部に収容される雨水
の高さが調節される。尚、前記排水管43及び管体45
の周囲には、前記と同様に中空状の桝47が設けられ、
桝47の上部には開閉可能に蓋48が取着され、桝47
の周壁には水の取り入れ口49が開口されている。
【0009】前記中水タンク15には、中水系配管51
が接続され、中水系配管51により中水タンク15内の
水が各階のトイレ洗浄水用タンク等に供給される。ま
た、中水タンク15には上水系配管53が接続され、上
水系配管53には電動弁54が介設されている。また、
中水タンク15には、前記植物17に給水するための給
水管55が接続されている。前記給水管55にはポンプ
57が介設され、給水管55の上部は底壁1301を水
密に貫通して前記土壌層19の上方に位置し、ポンプ5
7の駆動により中水タンク15内の水を植物17に散水
できるように構成されている。更に、中水タンク15の
上端部には前記排水管43に接続する管体59が連結さ
れ、雨水が中水タンク15内で所定の水位以上となった
時、排水管43から排出されるように構成されている。
【0010】次に、作用について説明する。降雨時に、
雨水は土壌層19を通過して礫層21に至り、収容体1
3により礫層21の内部に貯留される。そして、礫層2
1の内部に貯留された雨水は、電動弁25を開くことで
中水タンク15に供給される。また、植栽部11の植物
17に散水したい場合には、ポンプ57を駆動すること
で散水がなされる。また、晴天続き等により礫層21内
の雨水がなくなった場合、或は、所定の水位以下となっ
た場合には、電動弁54を開くことで上水が中水タンク
15に供給される。尚、降雨時に、雨水の水位が管体4
5の上端よりも上方になると、管体45及び排水管43
を介して収容体13外に排出され、管体45の上端で決
定される所定の水位に維持される。
【0011】前記電動弁25,54の開閉は、例えば、
礫層21内及び中水タンク15内に夫々水位センサ等を
配設し、礫層21内に所定の水位まで水が存在してお
り、且つ、中水タンク15内の水が所定の水位まで下降
した時、電動弁25を開いて礫層21内の雨水を中水タ
ンク15内に所定の水位まで補給し、また、礫層21内
に所定の水位まで水が存在しておらず、且つ、中水タン
ク15内の水位が所定の水位まで下降した時、電動弁5
4を開いて上水を中水タンク15内に所定の水位まで補
給するように、自動的に制御される。
【0012】本実施例によれば、屋上5に水タンクを兼
ねた植栽部11を設け、最上階3に中水タンク15を設
け、植栽部11に貯留された水を中水タンク15に供給
するようにしたので、何ら特別の手段を設けることなく
雨水を集水し貯留できると共に、重力を利用して植栽部
11の水を中水タンク15に供給でき、従来のように地
下に設けていた雨水貯留槽や、雨水貯留槽に連結される
揚水ポンプ57等を省け、配管構造を簡易化して安価に
設置できる中水貯留装置7を得ることができる。また、
雨水は土壌層19及び礫層21を通過して底壁1301
の開口27に至るので、これら土壌層19及び礫層21
を通過する際に、土壌のフィルター31としての物理的
な作用により粉塵の捕捉が行なわれ、従って、開口27
に配設する目皿29やフィルター31は簡易な構造のも
ので足り、メンテナンスも簡単に行なわれる。
【0013】尚、植栽部11及び収容体13の大きさ
は、建物1に必要とされる中水タンク15の容量等を考
慮して適宜決定すればよく、屋上5全体に設けても、或
は、その一部に設けてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明は、
建物の屋上に設けられ、植物が植えられる土壌層と、こ
の土壌層の底部に所定の厚みで設けられた礫層とからな
る植栽部と、前記植栽部を収容すると共に、前記礫層内
での水の貯留を可能とした収容体と、前記建物の上階に
設けられた中水タンクと、前記収容体の底部と前記中水
タンクとを接続する接続路と、前記接続路に介設された
開閉弁と、前記収容体の底部から所定の高さに開口され
た排水路とを備えるので、簡単な構造により雨水を集水
し濾過しつつ貯留でき、また、貯留された雨水を重力に
より中水タンクに供給でき、構造簡易で安価に設置で
き、メンテナンスも簡単に行なえる中水貯留装置が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中水貯留装置の概略正面図である。
【図2】植栽部と中水タンクとの接続部分の拡大断面図
である。
【図3】排水部の拡大断面図である。
【図4】従来の中水貯留装置の概略正面図である。
【符号の説明】
1 建物 5 屋上 7 中水貯留装置 11 植栽部 13 収容体 15 中水タンク 17 空気排出部 19 土壌層 21 礫層 23 接続管 43 排水管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の屋上に設けられ、植物が植えられ
    る土壌層と、この土壌層の底部に所定の厚みで設けられ
    た礫層とからなる植栽部と、 前記植栽部を収容すると共に、前記礫層内での水の貯留
    を可能とした収容体と、 前記建物の上階に設けられた中水タンクと、 前記収容体の底部と前記中水タンクとを接続する接続路
    と、 前記接続路に介設された開閉弁と、 前記収容体の底部から所定の高さに開口された排水路
    と、 を備えることを特徴とする中水貯留装置。
  2. 【請求項2】 前記中水タンクには、開閉弁を介して上
    水系配管が接続されている請求項1記載の中水貯留装
    置。
JP5192908A 1993-07-07 1993-07-07 中水貯留装置 Pending JPH0726594A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006225861A (ja) * 2005-02-15 2006-08-31 Shinichiro Hayashi 透水性舗装部を上部に有する雨水貯留槽
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CN106245709A (zh) * 2016-09-20 2016-12-21 中建八局第三建设有限公司 一种高层建筑雨水利用系统
KR102078752B1 (ko) * 2019-06-18 2020-02-18 주식회사 코리아모바일 중공사 분리막과 빗물을 이용한 재처리 화장실 용수를 사용하는 친환경 화장실

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