JPH05336748A - 直流/直流コンバータ - Google Patents

直流/直流コンバータ

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JPH05336748A
JPH05336748A JP14042892A JP14042892A JPH05336748A JP H05336748 A JPH05336748 A JP H05336748A JP 14042892 A JP14042892 A JP 14042892A JP 14042892 A JP14042892 A JP 14042892A JP H05336748 A JPH05336748 A JP H05336748A
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JP
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voltage
switch
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comparison
battery
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Withdrawn
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JP14042892A
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English (en)
Inventor
Kazuo Kawabata
和生 川端
Takaharu Nakamura
隆治 中村
Kazuchika Obuchi
一央 大渕
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は電池に流れる電流を一定に近くするこ
とにより電池の寿命を長くすることができ、かつ電池に
流れる電流のピーク値を低くすることにより雑音の発生
を軽減することができる直流/直流コンバータを提供す
ることを目的とする。 【構成】第1スイッチを介して保持手段に保持される電
池電圧と基準三角波電圧とを比較し、この比較結果得ら
れる電圧に応じて第1スイッチをON/OFF制御し、
第2スイッチを介して他の保持手段に保持される電池電
圧と基準三角波電圧の位相を反転した電圧とを比較し、
この比較結果得られる電圧に応じて第2スイッチをON
/OFF制御することによって、第1及び第2スイッチ
が同時にON状態とならないように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は直流/直流コンバータ
(以下、DC/DCコンバータという)に関する。
【0003】このDC/DCコンバータは、携帯電話機
等の電池によって作動する電子機器に適用されるもので
あり、電池の出力電流を一定にするために用いられるも
のである。
【0004】電池によって作動する電子機器において
は、電池の寿命を長くするために、その出力電流が一定
であることが望ましい。また、電子機器は、その内部回
路(負荷)が複数に分離しており、互いの負荷が無相関
に作動することが多いので、図13に示すように、各負
荷1,2毎にDC/DCコンバータ3,4を接続し、D
C/DCコンバータ3,4の入力側を電池5に接続する
構成が取られている。
【0005】しかし、このような構成では、各負荷1,
2が無相関に作動することから各DC/DCコンバータ
3,4に流れる電流が異なり、これらを合成した電池5
の出力電流が一定とならず、電池5の寿命が短くなる。
【0006】また、電池5の出力電流が多く流れると電
子機器から外部に雑音が発生し、例えば電子機器が携帯
電話機であればその通信に影響を及ぼすことになる。そ
こで、このような欠点を補うことのできるDC/DCコ
ンバータが要望されている。
【0007】
【従来の技術】産業上の利用分野に記述した図13に示
すDC/DCコンバータ3,4の内部回路図を図14に
示し、その説明を行う。但し、DC/DCコンバータ
3,4は何れも同構成であるため、図14にはDC/D
Cコンバータ3のみを示した。
【0008】DC/DCコンバータ3は、スイッチ6、
ダイオードD、コイルL、コンデンサC、分圧用の抵抗
器R1,R2、基準三角波発生回路7、及びコンパレー
タ8を具備して構成されている。
【0009】スイッチ6の一端は電池5の+端に接続さ
れ、他端はコイルLの一端及びアノード端が接地された
ダイオードDのカソード端に接続されている。コイルL
の他端は、一端が接地されたコンデンサCの他端と、一
端が接地された抵抗器R2に直列接続された抵抗器R1
の一端とに接続されると共に、負荷1に接続されてい
る。
【0010】コンパレータ8の「−」入力端には、抵抗
器R1とR2間が接続され、「+」入力端には、基準三
角波発生回路7の出力端が接続され、更にコンパレータ
8の出力端はスイッチ6のON/OFF制御端に接続さ
れている。
【0011】スイッチ6はコンパレータの出力電圧V3
に応じてON/OFFするものである。コイルL及びコ
ンデンサCは、スイッチ6がONの場合に電池5から供
給される電圧を一時的に保持するものであり、ダイオー
ドDはコイルLから電圧を出力させるためのものであ
る。
【0012】抵抗器R1,R2による分圧手段は、コイ
ルL及びコンデンサCに保持され、負荷1に供給される
電圧を分圧し、この分圧された電圧(以下、比較電圧と
いう)V1をコンパレータ8の「−」入力端に印加する
ものである。
【0013】基準三角波発生回路7は、比較電圧V1が
コンパレータ8により比較される際の基準電圧となる三
角波電圧信号(以下、基準三角波電圧という)V2を連
続的に発生してコンパレータ8の「+」入力端に印加す
るものである。
【0014】コンパレータ8は、比較電圧V1と基準三
角波電圧V2とを比較し、この比較結果に応じた電圧V
3を出力するものである。比較電圧V1が基準三角波電
圧V2よりも大きい場合に出力電圧V3が0V(以下、
「L」レベルという)となり、小さい場合に所定レベル
の電圧値(以下、「H」レベルという)となる。
【0015】スイッチ6は、出力電圧V3が「L」レベ
ルの場合にOFFとなり、「H」レベルの場合にONと
なる。次に、このような構成のDC/DCコンバータ3
の動作説明を図15を参照して行う。
【0016】図15に示すように、時刻t0 と時刻t1
間において、比較電圧V1が基準三角波電圧V2よりも
大きい場合は、コンパレータ8の出力電圧V3が「L」
レベルとなってスイッチ6に印加されるので、スイッチ
6がOFFとなる。
【0017】時刻t1 と時刻t2 間において、比較電圧
V1が基準三角波電圧V2よりも小さい場合は、コンパ
レータ8の出力電圧V3が「H」レベルとなってスイッ
チ6に印加されるので、スイッチ6がONとなる。
【0018】以下同様に、比較電圧V1と基準三角波電
圧V2との関係に応じてスイッチ6がON/OFF状態
となり、負荷1に一定の電圧が印加される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図13に示
すように複数のDC/DCコンバータ3,4を用いた場
合、DC/DCコンバータ3,4に接続される負荷1,
2が各々異なると共に、各DC/DCコンバータ3,4
が無相関にスイッチング動作を行うために、図16に示
すように各DC/DCコンバータ3,4に流れる電流値
10,13と11,14とが異なるものとなる。
【0020】ある時間帯において、各DC/DCコンバ
ータ3,4がON状態となっている場合に流れる電流値
10と電流値11における同時刻に流れる電流を合成し
た値が電池5に流れる電流値12となる。
【0021】この他の時刻において、各DC/DCコン
バータ3,4がON状態となっている場合に流れる電流
値13と電流値14における同時刻に流れる電流を合成
した値が電池5に流れる電流値15となる。
【0022】従って、図16から分かるように、電池5
に流れる電流値が一定とならないため、電池5の寿命が
短くなるといった問題がある。また、電池5に流れる電
流のピーク値が高くなるので、この場合、外部に雑音が
発生するといった問題がある。
【0023】このように雑音が発生した場合、例えばD
C/DCコンバータ3,4が用いられている電子機器が
携帯電話機であればその通信信号に雑音が重畳されるこ
とになり、適正な通信が行えないといったことになる。
【0024】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、電池に流れる電流を一定に近くすることに
より電池の寿命を長くすることができ、かつ電池に流れ
る電流のピーク値を低くすることにより雑音の発生を軽
減することができる直流/直流コンバータを提供するこ
とを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の直流/直
流コンバータの原理図を示す。この図に示す直流/直流
コンバータは、非同期で作動し、この作動時に抵抗値の
異なる複数の負荷手段1,2に1つの電池5から電流を
供給する際に、電池5と負荷手段1,2間に接続され、
電池5に流れる電流を概略一定とするものである。
【0026】このような直流/直流コンバータにおい
て、6,20は第1及び第2スイッチであり、前記した
電池5の出力端に並列接続されたものである。51は第
1電圧保持手段であり、第1スイッチ6がON状態の場
合に電池5から出力される電圧を保持して第1負荷手段
1へ出力するものである。
【0027】7は基準電圧発生手段であり、一定周期で
且つ位相に応じて電圧値が変化する基準電圧V2を出力
するものである。8は第1比較手段であり、第1電圧保
持手段51の出力電圧である第1比較電圧V1と、基準
電圧V2とを比較し、この比較結果に応じたレベルの電
圧で、且つ第1スイッチ6をOFF又はONとする第1
制御電圧V3を出力するものである。
【0028】52は第2電圧保持手段であり、第2スイ
ッチ20がON状態の場合に電池5から出力される電圧
を保持して第2負荷手段2へ出力するものである。22
は位相反転手段であり、基準電圧発生手段7から出力さ
れる基準電圧V2の位相を反転して出力するものであ
る。
【0029】21は第2比較手段であり、第2電圧保持
手段52の出力電圧である第2比較電圧V4と、反転基
準電圧V5とを比較し、この比較結果に応じたレベルの
電圧で、且つ第2スイッチ20をOFF又はONとする
第2制御電圧V6を出力するものである。
【0030】第1比較手段8が第1比較電圧V1と基準
電圧V2とを比較して第1制御電圧V3を出力する場合
に、第1比較電圧V1が基準電圧V2よりも大きい場合
に「L」レベルとなって第1スイッチ6をOFFとし、
第1比較電圧V1が基準電圧V2よりも小さい場合に
「H」レベルとなって第1スイッチ6をONとする第1
制御電圧V3を出力するようにし、また、第2比較手段
21が第2比較電圧V4と反転基準電圧V5とを比較し
て第2制御電圧V6を出力する場合に、第2比較電圧V
4が反転基準電圧V5よりも大きい場合に「L」レベル
となって第2スイッチ20をOFFとし、第2比較電圧
V4が反転基準電圧V5よりも小さい場合に「H」レベ
ルとなって第2スイッチ20をONとする第2制御電圧
V6を出力するようにするのが好ましく、基準電圧V2
は三角波電圧とするのが好ましい。
【0031】
【作用】上述した本発明によれば、ある時刻において、
第2比較手段21に印加される比較電圧V4が反転基準
電圧V5よりも小さい場合は、第2比較手段21の出力
電圧V6が「H」レベルとなって第1スイッチ20に印
加されるので、第2スイッチ20がONとなる。
【0032】この時、第1比較手段8には反転基準電圧
V5と位相が反転関係にある基準電圧V2が供給され第
1比較電圧V1と比較されるので、第1比較電圧V1が
基準電圧V2よりも大きくなる。つまり、第1比較手段
8の出力電圧V3が「L」レベルとなり第1スイッチ6
に印加されることによって第1スイッチ6がOFFとな
る。
【0033】このように互いに逆位相の基準電圧V2と
反転基準電圧V5とを基準電圧として用いることによっ
て、第1比較手段8と第2比較手段21の出力電圧V
3,V6のレベルが同一レベルとなることがないので、
第1及び第2スイッチ6,20が同時にON状態となる
ことはない。
【0034】つまり、第1及び第2スイッチ6,20に
よる異なる経路で各負荷手段1,2に流れる電流は各々
異なる時間帯に流れるので、それらの電流が合成される
ことはない。このことから電池5に流れる電流が一定に
近くなるので、電池5の寿命が長くなる。また、電池5
に流れる電流のピーク値が低くなるので、外部に発生す
る雑音を軽減することができる。
【0035】従来は、同時間帯に各スイッチがON状態
となり各負荷手段1,2に同時に電流が流れることがあ
ったので、それらが合成され、電池5に流れる電流のピ
ーク値が高くなり、電池5の寿命が短くなったり、他に
影響を及ぼす雑音が発生していた。
【0036】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例によるDC/D
Cコンバータの構成を示す図である。この図において図
13及び図14に示す従来例の各部に対応する部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0037】図2において、第1DC/DCコンバータ
3aは、スイッチ6、ダイオードD1、コイルL1、コ
ンデンサC1、分圧用の抵抗器R1,R2、基準三角波
発生回路7、及びコンパレータ8を具備して構成されて
いる。
【0038】また、第2DC/DCコンバータ4aは、
スイッチ20、ダイオードD2、コイルL2、コンデン
サC2、分圧用の抵抗器R3,R4、第1DC/DCコ
ンバータ3aと共用される基準三角波発生回路7、位相
反転器22、及びコンパレータ21を具備して構成され
ている。
【0039】即ち、基準三角波発生回路7がコンパレー
タ8の「+」入力端に接続されると共に、位相反転器2
2を介してコンパレータ21の「+」入力端に接続され
ている。
【0040】このように基準三角波発生回路7を接続す
ることにより、図3に示すように、各コンパレータ8,
21に位相の反転した基準三角波電圧V2及びV5が供
給されることになる。
【0041】図3に示すように、時刻t0 と時刻t1
において、コンパレータ21に印加される比較電圧V4
が基準三角波電圧V5よりも小さい場合は、コンパレー
タ21の出力電圧V6が「H」レベルとなってスイッチ
20に印加されるので、スイッチ20がONとなる。
【0042】この時刻t0 −t1 を含む時刻t0 と時刻
2 間においては、コンパレータ8に印加される比較電
圧V1が基準三角波電圧V2よりも大きくなっているの
で、コンパレータ8の出力電圧V3は「L」レベルとな
る。この「L」レベルがスイッチ6に印加されることに
よってスイッチ6がOFFとなる。
【0043】また、時刻t2 と時刻t3 間においては、
コンパレータ8に印加される比較電圧V1が基準三角波
電圧V2よりも小さくなっているので、コンパレータ8
の出力電圧V3が「H」レベルとなり、これがスイッチ
6に印加されることによってONとなる。
【0044】時刻t4 と時刻t5 間においては、コンパ
レータ21に印加される比較電圧V4が基準三角波電圧
V5よりも小さくなっているので、コンパレータ21の
出力電圧V6が「H」レベルとなり、これがスイッチ2
0に印加されることによってONとなる。
【0045】この時刻t4 −t5 を含む時刻t3 と時刻
5 間においては、コンパレータ8に印加される比較電
圧V1が基準三角波電圧V2よりも大きくなっているの
で、コンパレータ8の出力電圧V3は「L」レベルとな
り、これがスイッチ6に印加されることによってOFF
となる。
【0046】以降同様に、比較電圧V1と基準三角波電
圧V2との関係に応じてスイッチ6がON/OFF状態
となると共に、比較電圧V4と基準三角波電圧V5との
関係に応じてスイッチ20がON/OFF状態となり、
各負荷1,2に一定の電圧が印加される。
【0047】以上説明した動作から分かるように、この
第1実施例によるDC/DCコンバータにおいては、第
1及び第2DC/DCコンバータ3a,4aのスイッチ
6及び20が同時にON状態とならないように構成され
ている。
【0048】つまり、図4に示すように、第1DC/D
Cコンバータ3aにある値の電流23と24とが流れて
いる場合は、第2DC/DCコンバータ4aには電流が
流れず、第2DC/DCコンバータ4aにある値の電流
25と26とが流れている場合は、第1DC/DCコン
バータ3aには電流が流れない。
【0049】このことによって図4に示すように、電池
5に流れる電流23′,25′,24′,26′は、各
コンバータ3a,4aに流れる電流が連続するものとな
る。従って、電池5に流れる電流値が一定に近くなるの
で、電池5の寿命が長くなる。
【0050】また、電池5に流れる電流のピーク値が低
くなるので、外部に発生する雑音を軽減することができ
る。例えば第1実施例のDC/DCコンバータ3a,4
aを携帯電話機に適用すればその通信信号に雑音が重畳
されることがなくなるので、適正な通信を行うことがで
きる。
【0051】次に、第2実施例によるDC/DCコンバ
ータを、図5を参照して説明する。この図において図2
に示す第1実施例の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0052】図5において、第1DC/DCコンバータ
3bは、スイッチ6、ダイオードD1、コイルL1、コ
ンデンサC1、分圧用の抵抗器R1,R2、基準三角波
発生回路7、波形成形回路28、フリップフロップ(F
F)29、アンドゲート30、及びコンパレータ8を具
備して構成されている。
【0053】第2DC/DCコンバータ4bは、スイッ
チ20、ダイオードD2、コイルL2、コンデンサC
2、分圧用の抵抗器R3,R4、第1DC/DCコンバ
ータ3bと共用される基準三角波発生回路7と波形成形
回路28とフリップフロップ29、アンドゲート31、
インバータ32、及びコンパレータ21を具備して構成
されている。
【0054】即ち、基準三角波発生回路7がコンパレー
タ8の「+」入力端に接続され、且つコンパレータ21
の「+」入力端に接続されると共に、波形成形回路28
に接続されている。
【0055】波形成形回路28の出力端は、フリップフ
ロップ29の入力端に接続され、フリップフロップの出
力端は、アンドゲート30の一入力端に接続されると共
に、インバータ32を介してアンドゲート31の一入力
端に接続されている。
【0056】アンドゲート30の他入力端はコンパレー
タ8の出力端に接続され、アンドゲート30の出力端は
スイッチ6のON/OFF制御端に接続されている。ア
ンドゲート31の他入力端はコンパレータ21の出力端
に接続され、アンドゲート31の出力端はスイッチ20
のON/OFF制御端に接続されている。
【0057】波形成形回路28は、基準三角波発生回路
7から出力される基準三角波電圧V2を、図7に示すよ
うに、2倍の周期の方形波に成形し、かつディジタルレ
ベルに変換して出力するものである。
【0058】フリップフロップ29は、波形成形回路2
8の出力電圧V7の立ち下がりエッジに応じて、その出
力電圧V8が「L」,「H」,「L」,…と交互に変化
するものである。
【0059】アンドゲート30は、フリップフロップ2
9の出力電圧V8とコンパレータ8の出力電圧V3との
論理積を取って出力するものであり、入力される電圧V
8及び電圧V3が共に「H」レベルの場合に、その出力
電圧V9が「H」レベルとなるものである。
【0060】アンドゲート31は、コンパレータ21の
出力電圧V6と、インバータ32を介して供給されるフ
リップフロップ29の出力電圧V8との論理積を取って
出力するものであり、電圧V8が「L」レベルで、且つ
電圧V6が「H」レベルの場合に、その出力電圧V10
が「H」レベルとなるものである。
【0061】また、この第2実施例の場合、双方のコン
パレータ8,21の「+」入力端には、同一タイミング
で基準三角波電圧V2が供給されるようになっている。
このような構成のDC/DCコンバータの動作を図7を
参照して説明する。
【0062】時刻t0 においてフリップフロップ29の
出力電圧V8が「H」レベルに変化したとする。時刻t
1 と時刻t2 間においては、コンパレータ8に印加され
る比較電圧V1が基準三角波電圧V2よりも小さいの
で、コンパレータ8の出力電圧V3が「H」レベルとな
る。この時、フリップフロップ29の出力電圧V8は
「H」レベルとなっているので、アンドゲート30の出
力電圧V9が「H」レベルとなり、この「H」レベルが
スイッチ6に印加されるので、スイッチ6がONとな
る。
【0063】一方、時刻t1 と時刻t2 間においては、
他のコンパレータ21に印加される比較電圧V4が基準
三角波電圧V2よりも小さく、その出力電圧V6が
「H」レベルとなっているが、フリップフロップ29の
出力電圧V8が「H」レベルであるために、これがイン
バータ32によって反転され、「L」レベルがアンドゲ
ート31に供給される。従って、アンドゲート31の出
力電圧V10が「L」レベルとなり、これがスイッチ2
0に印加されるのでスイッチ20はOFFとなる。
【0064】時刻t3 において、波形成形回路28の出
力電圧V7が立ち下がると、この立ち下がりエッジによ
ってフリップフロップ29がトリガされ、その出力電圧
V8が「L」レベルに変化する。
【0065】その後、時刻t4 と時刻t5 間において、
コンパレータ21に印加される比較電圧V4が基準三角
波電圧V2よりも小さくなると、コンパレータ21の出
力電圧V6が「H」レベルとなる。
【0066】この場合、フリップフロップ29の出力電
圧V8の「L」レベルがインバータ32によって「H」
レベルに反転されてアンドゲート31に供給されている
ので、アンドゲート31の出力電圧V10が「H」レベ
ルとなり、これがスイッチ20に印加されることによっ
てONとなる。
【0067】一方、時刻t4 と時刻t5 間においては、
他のコンパレータ8に印加される比較電圧V1が基準三
角波電圧V2よりも小さく、その出力電圧V3が「H」
レベルとなっているが、フリップフロップ29の出力電
圧V8が「L」レベルであるために、これがアンドゲー
ト31に供給されると、その出力電圧V10が「L」レ
ベルとなる。この「L」レベルがスイッチ20に印加さ
れてOFFとなる。
【0068】以降同様に、比較電圧V1及び基準三角波
電圧V2とフリップフロップ29の出力電圧V8との関
係に応じてスイッチ6がON/OFF状態となると共
に、比較電圧V4及び基準三角波電圧V2と電圧V8と
の関係に応じてスイッチ20がON/OFF状態とな
り、各負荷1,2に一定の電圧が印加される。
【0069】以上説明したように、この第2実施例にお
いても、第1実施例同様第1及び第2DC/DCコンバ
ータ3b,4bのスイッチ6及び20が同時にON状態
となることがない。従って、第1実施例同様の効果を得
ることが出来る。
【0070】次に、第3実施例によるDC/DCコンバ
ータを、図6を参照して説明する。この図において図5
に示す第2実施例の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0071】図6に示す第3実施例が図5に示す第2実
施例と異なる点は、フリップフロップ29に発振器34
を接続し、発振器34からフリップフロップ29に波形
成形回路28の出力電圧V7と同様な方形波の電圧V1
1を供給するようにしたことである。
【0072】この第3実施例においても第2実施例と同
様に、図7のタイミングチャートに示す動作が行われ
る。即ち、第2実施例同様、第1及び第2DC/DCコ
ンバータ3c,4cのスイッチ6及び20が同時にON
状態となることがないので、第2実施例同様の効果を得
ることが出来る。
【0073】次に、第4実施例によるDC/DCコンバ
ータを、図8を参照して説明する。この図において図5
に示す第2実施例の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0074】図8において、第1DC/DCコンバータ
3dは、スイッチ6、ダイオードD1、コイルL1、コ
ンデンサC1、分圧用の抵抗器R1,R2、基準三角波
発生回路7、波形成形回路28、フリップフロップ(F
F)29、第1切替スイッチ36、第2切替スイッチ3
7、及びコンパレータ38を具備して構成されている。
【0075】第2DC/DCコンバータ4dは、スイッ
チ20、ダイオードD2、コイルL2、コンデンサC
2、分圧用の抵抗器R3,R4、第1DC/DCコンバ
ータ3dと共用される基準三角波発生回路7と波形成形
回路28とフリップフロップ29と第1切替スイッチ3
6と第2切替スイッチ37とコンパレータ38を具備し
て構成されている。
【0076】即ち、基準三角波発生回路7がコンパレー
タ83の「+」入力端に接続され、且つ波形成形回路2
8に接続されている。波形成形回路28の出力端は、フ
リップフロップ29の入力端に接続され、フリップフロ
ップ29の出力端は、第1及び第2切替スイッチ36,
37の切替制御端に接続されている。
【0077】第1切替スイッチ36の一入力端には、抵
抗器R1とR2間が接続され、他入力端には抵抗器R3
とR4間が接続され、その出力端はコンパレータ38の
「−」入力端に接続されている。
【0078】第2切替スイッチ37の入力端はコンパレ
ータ38の出力端に接続され、その一入力端はスイッチ
6のON/OFF制御端に接続され、他入力端はスイッ
チ20のON/OFF制御端に接続されている。
【0079】第1及び第2切替スイッチ36,37は、
フリップフロップ29から出力される「H」レベルの電
圧V8が印加されると実線で示す側に切り替わり、抵抗
器R1とR2によって分圧されることにより得られる比
較電圧V1をコンパレータ38に印加すると共に、この
際のコンパレータ38の出力電圧V13をスイッチ6に
印加する。
【0080】一方、フリップフロップ29から出力され
る「L」レベルの電圧V8が印加されると破線で示す側
に切り替わり、抵抗器R3とR4によって分圧されるこ
とにより得られる比較電圧V4をコンパレータ38に印
加すると共に、この際のコンパレータ38の出力電圧V
14をスイッチ20に印加する。
【0081】このような構成のDC/DCコンバータの
動作を図10を参照して説明する。時刻t0 においてフ
リップフロップ29の出力電圧V8が「H」レベルに変
化したとする。これによって、第1及び第2切替スイッ
チ36,37が実線で示す側に切り替わる。
【0082】この切り替えによって、抵抗器R1とR2
間がコンパレータ38の「−」入力端に接続され、コン
パレータ38の出力端がスイッチ6のON/OFF制御
端に接続される。
【0083】この後、時刻t1 と時刻t2 間において
は、コンパレータ38に印加される比較電圧V1が基準
三角波電圧V2よりも小さいので、コンパレータ8の出
力電圧、即ちスイッチ6に印加される電圧V13が
「H」レベルとなり、スイッチ6がONとなる。
【0084】時刻t3 において、波形成形回路28の出
力電圧V7が立ち下がると、この立ち下がりエッジによ
ってフリップフロップ29がトリガされ、その出力電圧
V8が「L」レベルに変化する。これによって、第1及
び第2切替スイッチ36,37が破線で示す側に切り替
わる。
【0085】この切り替えによって、抵抗器R3とR4
間がコンパレータ38の「+」入力端に接続され、コン
パレータ38の出力端がスイッチ20のON/OFF制
御端に接続される。
【0086】その後、時刻t4 と時刻t5 間において、
コンパレータ38に印加される比較電圧V4が基準三角
波電圧V2よりも小さくなると、コンパレータ38の出
力電圧、即ちスイッチ20に印加される電圧V14が
「H」レベルとなり、スイッチ20がONとなる。
【0087】以降同様に、波形成形回路28の出力電圧
V7の立ち下がりに応じてフリップフロップ29がトリ
ガされ、その出力電圧V8が「H」,「L」レベルと交
互に変化することよって、第1及び第2切替スイッチ3
6,37が実線/破線側と交互に切り替わる。
【0088】そして、このスイッチ36,37の切り替
わりによって、比較電圧V1及び基準三角波電圧V2が
比較されると共に、比較電圧V4及び基準三角波電圧V
2が比較され、それらの比較結果に応じてスイッチ6及
び20がON/OFF状態となり、各負荷1,2に一定
の電圧が印加される。
【0089】以上説明した第4実施例においても、第2
実施例同様に第1及び第2DC/DCコンバータ3d,
4dのスイッチ6及び20が同時にON状態となること
がないので、第2実施例同様の効果を得ることが出来
る。
【0090】次に、第5実施例によるDC/DCコンバ
ータを、図9を参照して説明する。この図において図8
に示す第4実施例の各部に対応する部分には同一符号を
付し、その説明を省略する。
【0091】図9に示す第5実施例が図8に示す第4実
施例と異なる点は、フリップフロップ29に発振器34
を接続し、発振器34からフリップフロップ29に波形
成形回路28の出力電圧V7と同様な方形波の電圧V1
1を供給するようにしたことである。
【0092】この第5実施例においても第4実施例と同
様に、図10のタイミングチャートに示す動作が行われ
る。即ち、第4実施例同様、第1及び第2DC/DCコ
ンバータ3e,4eのスイッチ6及び20が同時にON
状態となることがないので、第4実施例同様の効果を得
ることが出来る。
【0093】次に、第6実施例によるDC/DCコンバ
ータを、図11を参照して説明する。この図において図
5に示す第2実施例の各部に対応する部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0094】図11において、第1DC/DCコンバー
タ3fは、スイッチ6、ダイオードD1、コイルL1、
コンデンサC1、分圧用の抵抗器R1,R2、基準三角
波発生回路7、アンドゲート40、インバータ41及び
コンパレータ8を具備して構成されている。
【0095】第2DC/DCコンバータ4fは、スイッ
チ20、ダイオードD2、コイルL2、コンデンサC
2、分圧用の抵抗器R3,R4、第1DC/DCコンバ
ータ3fと共用される基準三角波発生回路7、アンドゲ
ート42、インバータ43、及びコンパレータ21を具
備して構成されている。
【0096】即ち、基準三角波発生回路7が各コンパレ
ータ8,21の「+」入力端に接続されている。コンパ
レータ8の出力端は、アンドゲート40の一入力端に接
続され、アンドゲート40の出力端はスイッチ6のON
/OFF制御端に接続されると共に、インバータ43を
介して他方のアンドゲート42の一入力端に接続されて
いる。
【0097】アンドゲート42の他入力端にはコンパレ
ータ21の出力端が接続されており、アンドゲート42
の出力端は、インバータ41を介してアンドゲート40
の他入力端に接続されている。アンドゲート40は、コ
ンパレータ8の出力電圧V3とインバータ41を介して
供給される他方のアンドゲート42の出力電圧V17と
の論理積を取って出力するものであり、アンドゲート4
2は、コンパレータ21の出力電圧V6とインバータ4
3を介して供給されるアンドゲート40の出力電圧V1
6との論理積を取って出力するものである。
【0098】即ち、一方のアンドゲート40から「H」
レベルの出力電圧V16が出力されている場合は、この
「H」レベルの電圧V16が他方のアンドゲート42に
インバータ43を介して「L」レベルとして供給される
ので、他方のアンドゲート42の出力電圧V17が
「L」レベルとなるように構成されている。
【0099】従って、一方のアンドゲート40から
「H」レベルの電圧V16がスイッチ6に供給されるこ
とにより、スイッチ6がON状態である場合には、他方
のアンドゲート42から「L」レベルの電圧V17が出
力され、これがスイッチ20に供給されることにより他
方のスイッチ20がOFF状態となるようになってい
る。
【0100】この動作を図12を参照して説明する。時
刻t1 と時刻t2 間においては、コンパレータ8に印加
される比較電圧V1が基準三角波電圧V2よりも小さい
ので、コンパレータ8の出力電圧V3が「H」レベルと
なり、これがアンドゲート40の一端に供給される。
【0101】一方、時刻t0 後に、コンパレータ21に
印加される比較電圧V4は基準三角波電圧V2よりも大
きいので、コンパレータ21の出力電圧V6が「L」レ
ベルとなっており、これがアンドゲート42に供給され
ることによりアンドゲート42の出力電圧V17は
「L」レベルとなっているので、この「L」レベルがイ
ンバータ41により反転され、「H」レベルとなってア
ンドゲート40の他端に供給されている。
【0102】つまり、先の「H」レベルの電圧V3がア
ンドゲート40の一端に供給された時点で、アンドゲー
ト40の出力電圧V16が「H」レベルとなり、スイッ
チ6に供給されるので、スイッチ6がONとなる。ま
た、電圧V16の「H」レベルはインバータ43によっ
て反転され、「L」レベルとして他方のアンドゲート4
2に供給されるので、アンドゲート40の出力電圧V1
6が「H」レベルである限りは他方のアンドゲート42
の出力電圧V17は「L」レベルのままとなる。
【0103】その後、時刻t2 を過ぎると、コンパレー
タ8に印加される比較電圧V1が基準三角波電圧V2よ
りも大きくなるので、コンパレータ8の出力電圧V3が
「L」レベルとなり、アンドゲート40の出力電圧V1
6が「L」レベルとなる。
【0104】これによって、スイッチ6がOFFとな
り、また、電圧V16の「L」レベルがインバータ43
によって反転されて「H」レベルとなり、これがアンド
ゲート42の一端に供給される。
【0105】この状態で、時刻t3 と時刻t4 間におい
て、コンパレータ21に印加される比較電圧V4が基準
三角波電圧V2よりも小さくなると、コンパレータ21
の出力電圧V6が「H」レベルとなり、アンドゲート4
2の他端に供給される。
【0106】これによって、アンドゲート42の出力電
圧V17が「H」レベルとなりスイッチ20に供給され
るので、スイッチ20がONとなる。また、電圧V17
の「H」レベルはインバータ41によって反転され、
「L」レベルとしてアンドゲート40に供給されるの
で、アンドゲート40の出力電圧V16が「L」レベル
となる。
【0107】以降同様に、比較電圧V1及び基準三角波
電圧V2と、比較電圧V4及び基準三角波電圧V2との
関係に応じてスイッチ6及び20がON/OFF状態と
なり、各負荷1,2に電圧が印加される。
【0108】以上説明したように、この第6実施例にお
いても、第2実施例同様に第1及び第2DC/DCコン
バータ3f,4fのスイッチ6及び20が同時にON状
態となることがないので、第2実施例同様の効果を得る
ことが出来る。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電池に流れる電流を一定に近くすることにより電池の寿
命を長くすることができる効果があると共に、電池に流
れる電流のピーク値を低くすることにより雑音の発生を
軽減することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例によるDC/DCコンバー
タの構成を示す図である。
【図3】図2に示すDC/DCコンバータの動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図4】図2に示す回路構成中の電池に流れる電流の変
化を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例によるDC/DCコンバー
タの構成を示す図である。
【図6】本発明の第3実施例によるDC/DCコンバー
タの構成を示す図である。
【図7】図5及び図6に示すDC/DCコンバータの動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図8】本発明の第4実施例によるDC/DCコンバー
タの構成を示す図である。
【図9】本発明の第5実施例によるDC/DCコンバー
タの構成を示す図である。
【図10】図8及び図9に示すDC/DCコンバータの
動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】本発明の第6実施例によるDC/DCコンバ
ータの構成を示す図である。
【図12】図11に示すDC/DCコンバータの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図13】電子機器回路におけるDC/DCコンバータ
の接続を示す図である。
【図14】図13に示す従来のDC/DCコンバータの
内部回路の構成を示す図である。
【図15】図14に示すDC/DCコンバータの動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図16】図13及び図14に示す複数のDC/DCコ
ンバータを用いた回路構成中の電池に流れる電流の変化
を示す図である。
【符号の説明】
1 第1負荷手段 2 第2負荷手段 5 電池 6 第1スイッチ 7 基準電圧発生手段 8 第1比較手段 20 第2スイッチ 21 第2比較手段 51 第1電圧保持手段 52 第2電圧保持手段 V1 第1比較電圧 V2 基準電圧 V3 第1制御電圧 V4 第2比較電圧 V5 反転基準電圧 V6 第2制御電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期で作動する回路であり、且つその
    作動時に抵抗値の異なる複数の負荷手段(1,2) に1つの
    電池(5) から電流を供給する際に、該電池(5) と該複数
    の負荷手段(1,2) 間に接続され、該電池(5) に流れる電
    流を概略一定とする直流/直流コンバータにおいて、 前記電池(5) の出力端に並列接続された第1及び第2ス
    イッチ(6,20)と、 該第1スイッチ(6) がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第1負荷手段(1) へ出力する
    第1電圧保持手段(51)と、 一定周期で且つ位相に応じて電圧値が変化する基準電圧
    (V2)を出力する基準電圧発生手段(7) と、 該第1電圧保持手段(51)の出力電圧である第1比較電圧
    (V1)と、該基準電圧(V2)とを比較し、この比較結果に応
    じたレベルの電圧であり、且つ該第1スイッチ(6) をO
    FF又はONとする第1制御電圧(V3)を出力する第1比
    較手段(8) と、 該第2スイッチ(20)がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第2負荷手段(2) へ出力する
    第2電圧保持手段(52)と、 該基準電圧発生手段(7) から出力される基準電圧(V2)の
    位相を反転して出力する位相反転手段(22)と、 該第2電圧保持手段(52)の出力電圧である第2比較電圧
    (V4)と、該反転基準電圧(V5)とを比較し、この比較結果
    に応じたレベルの電圧であり、且つ該第2スイッチ(20)
    をOFF又はONとする第2制御電圧(V6)を出力する第
    2比較手段(21)とを具備し、 前記第1制御電圧(V3)及び前記第2制御電圧(V6)によっ
    て、前記第1スイッチ(6) 及び前記第2スイッチ(20)が
    同時にON状態とならないように構成したことを特徴と
    する直流/直流コンバータ。
  2. 【請求項2】 非同期で作動する回路であり、且つその
    作動時に抵抗値の異なる複数の負荷手段(1,2) に1つの
    電池(5) から電流を供給する際に、該電池(5) と該複数
    の負荷手段(1,2) 間に接続され、該電池(5) に流れる電
    流を概略一定とする直流/直流コンバータにおいて、 前記電池(5) の出力端に並列接続された第1及び第2ス
    イッチ(6,20)と、 該第1スイッチ(6) がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第1負荷手段(1) へ出力する
    第1電圧保持手段と、 一定周期で且つ位相に応じて電圧値が変化する基準電圧
    (V2)を出力する基準電圧発生手段(7) と、 該第1電圧保持手段の出力電圧である第1比較電圧(V1)
    と、該基準電圧(V2)とを比較し、この比較結果に応じて
    「L」レベル又は「H」レベルの電圧(V3)を出力する第
    1比較手段(8) と、 該基準電圧(V2)の1周期毎に、その出力電圧(V8)のレベ
    ルが「L」レベル/「H」レベルと切り替わるフリップ
    フロップ手段(29)と、 該第1比較手段(8) の出力電圧(V3)と該フリップフロッ
    プ手段(29)の出力電圧(V8)との論理積を取り、この結果
    に応じたレベルの電圧(V9)を出力する第1論理積回路(3
    0)と、 該第2スイッチ(20)がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第2負荷手段(2) へ出力する
    第2電圧保持手段と、 該第2電圧保持手段の出力電圧である第2比較電圧(V4)
    と、該基準電圧(V2)とを比較し、この比較結果に応じて
    「L」レベル又は「H」レベルの電圧(V6)を出力する第
    2比較手段(21)と、 該第2比較手段(21)の出力電圧(V6)と、インバータ(32)
    を介して供給される該フリップフロップ手段(29)の出力
    電圧(V8)との論理積を取り、この結果に応じたレベルの
    電圧(V10) を出力する第2論理積回路(31)とを具備し、 前記第1論理積回路(30)の出力電圧(V9)に応じて前記第
    1スイッチ(6) をON又はOFF状態とし、前記第2論
    理積回路(31)の出力電圧(V10) に応じて前記第2スイッ
    チ(20)をON又はOFF状態とすることによって、前記
    第1スイッチ(6) 及び前記第2スイッチ(20)が同時にO
    N状態とならないように構成したことを特徴とする直流
    /直流コンバータ。
  3. 【請求項3】 非同期で作動する回路であり、且つその
    作動時に抵抗値の異なる複数の負荷手段(1,2) に1つの
    電池(5) から電流を供給する際に、該電池(5) と該複数
    の負荷手段(1,2) 間に接続され、該電池(5) に流れる電
    流を概略一定とする直流/直流コンバータにおいて、 前記電池(5) の出力端に並列接続された第1及び第2ス
    イッチ(6,20)と、 該第1スイッチ(6) がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第1負荷手段(1) へ出力する
    第1電圧保持手段と、 該第2スイッチ(20)がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第2負荷手段(2) へ出力する
    第2電圧保持手段と、 一定周期で且つ位相に応じて電圧値が変化する基準電圧
    (V2)を出力する基準電圧発生手段(7) と、 該基準電圧(V2)の1周期毎に、その出力電圧(V8)のレベ
    ルが「L」レベル/「H」レベルと切り替わるフリップ
    フロップ手段(29)と、 該フリップフロップ手段(29)の出力電圧(V8)に応じて、
    該第1電圧保持手段の出力電圧である第1比較電圧(V1)
    又は第2電圧保持手段の出力電圧である第2比較電圧(V
    4)を選択する切り替えを行う第1切替スイッチ(36)と、 該第1切替スイッチ(36)を介して供給される該第1比較
    電圧(V1)又は該第2比較電圧(V4)と、該基準電圧(V2)と
    を比較し、この比較結果に応じたレベルの電圧を出力す
    る比較手段(38)と、 該フリップフロップ手段(29)の出力電圧(V8)に応じて、
    該比較手段(38)の出力電圧を該第1スイッチ(6) 又は該
    第2スイッチ(20)のON/OFF制御端に出力する切り
    替えを行う第2切替スイッチ(37)とを具備し、 前記第1切替スイッチ(36)が前記第1比較電圧(V1)を選
    択している場合には、前記第2切替スイッチ(37)が前記
    比較手段(38)の出力電圧を前記第1スイッチ(6) へ出力
    する切り替え動作を行い、該第2切替スイッチ(37)が第
    2比較電圧(V4)を選択している場合には、前記第2切替
    スイッチ(37)が前記比較手段(38)の出力電圧を前記第2
    スイッチ(20)へ出力する切り替え動作を行うようにする
    ことによって、該第1スイッチ(6) 及び該第2スイッチ
    (20)が同時にON状態とならないように構成したことを
    特徴とする直流/直流コンバータ。
  4. 【請求項4】 非同期で作動する回路であり、且つその
    作動時に抵抗値の異なる複数の負荷手段(1,2) に1つの
    電池(5) から電流を供給する際に、該電池(5) と該複数
    の負荷手段(1,2) 間に接続され、該電池(5) に流れる電
    流を概略一定とする直流/直流コンバータにおいて、 前記電池(5) の出力端に並列接続された第1及び第2ス
    イッチ(6,20)と、 該第1スイッチ(6) がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第1負荷手段(1) へ出力する
    第1電圧保持手段と、 一定周期で且つ位相に応じて電圧値が変化する基準電圧
    (V2)を出力する基準電圧発生手段(7) と、 該第1電圧保持手段の出力電圧である第1比較電圧(V1)
    と、該基準電圧(V2)とを比較し、この比較結果に応じて
    「L」レベル又は「H」レベルの電圧(V3)を出力する第
    1比較手段(8) と、 該第2スイッチ(20)がON状態の場合に該電池(5) から
    出力される電圧を保持して第2負荷手段(2) へ出力する
    第2電圧保持手段と、 該第2電圧保持手段の出力電圧である第2比較電圧(V4)
    と、該基準電圧(V2)とを比較し、この比較結果に応じて
    「L」レベル又は「H」レベルの電圧(V6)を出力する第
    2比較手段(21)と、 該第1比較手段(8) の出力電圧(V3)と第1インバータ(4
    1)の出力電圧との論理積を取り、この結果に応じたレベ
    ルの電圧(V16) を出力する第1論理積回路(40)と、 該第2比較手段(21)の出力電圧(V6)と、第2インバータ
    (43)を介して供給される第1論理積回路(40)の出力電圧
    (V16) との論理積を取り、この結果に応じたレベルの電
    圧(V17) を該第1インバータ(41)へ出力する第2論理積
    回路(31)とを具備し、 前記第1論理積回路(40)の出力電圧(V16) に応じて前記
    第1スイッチ(6) をON又はOFF状態とし、前記第2
    論理積回路(42)の出力電圧(V17) に応じて前記第2スイ
    ッチ(20)をON又はOFF状態とすることによって、前
    記第1スイッチ(6) 及び前記第2スイッチ(20)が同時に
    ON状態とならないように構成したことを特徴とする直
    流/直流コンバータ。
  5. 【請求項5】 前記基準電圧発生手段(7) から出力され
    る基準電圧(V2)と同等の基準電圧(V11) を出力する発振
    手段(34)を設け、 前記フリップフロップ手段(29)に該基準電圧発生手段
    (7) から出力される基準電圧(V2)の代わりに、該発振手
    段(34)から出力される基準電圧(V11) が供給されるよう
    にし、該フリップフロップ手段(29)の出力電圧(V8)のレ
    ベルが、該基準電圧(V11) の1周期毎又は、非同期に
    「L」レベル/「H」レベルと切り替わるようにしたこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載の直流/直流コン
    バータ。
  6. 【請求項6】 前記基準電圧発生手段(7) から出力され
    る基準電圧(V2)を、三角波電圧としたことを特徴とする
    請求項1〜5の何れかに記載の直流/直流コンバータ。
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