JPH05336747A - スイッチング電源 - Google Patents

スイッチング電源

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Publication number
JPH05336747A
JPH05336747A JP16368992A JP16368992A JPH05336747A JP H05336747 A JPH05336747 A JP H05336747A JP 16368992 A JP16368992 A JP 16368992A JP 16368992 A JP16368992 A JP 16368992A JP H05336747 A JPH05336747 A JP H05336747A
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JP
Japan
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voltage
load
transformer
comparator
drive pulse
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Withdrawn
Application number
JP16368992A
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English (en)
Inventor
Akio Koizumi
明夫 小泉
Masanobu Takahama
昌信 高濱
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の安定度を向上させる。 【構成】 ドライバ12より供給されたドライブパルス
に対応して、FET13において、入力電圧がスイッチ
ングされ、トランス4で電圧変換されて負荷5に供給さ
れる。一方、カレントトランス8および整流平滑回路9
において、負荷5に流れる電流に対応する電圧が検出さ
れ、その検出結果に対応して、OSC(オシレータ)7
より出力される三角波の周期(周波数)、即ちドライバ
12よりFET13に供給されるドライブパルスの周期
(周波数)が切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば他励式フライバ
ック型スイッチング電源などに用いて好適なスイッチン
グ電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の他励式フライバック型スイッチン
グ電源においては、交流電源の出力が、例えばダイオー
ドブリッジ回路などにより全波整流され、コンデンサな
どにより平滑化され、ドライブパルスに対応してON/
OFFするトランジスタなどのスイッチング素子を介し
てトランスの1次コイルに供給される。このような装置
では、トランジスタがONしている時間、またはトラン
ジスタがON/OFFする周期に対応して、トランスの
1次コイルに電流が流れる時間、またはトランスの1次
コイルに電流が流れる周期が、それぞれ変化すると、ト
ランスの2次コイルに流れる電流も変化し、この電流
が、例えばダイオードやコンデンサにより平滑整流さ
れ、トランスの2次コイルに接続される負荷に供給され
るようになっている。
【0003】なお、従来の他励式フライバック型スイッ
チング電源では、トランスの2次コイルに接続された負
荷にかかる電圧を所定値VC1にするように、トランジス
タをON/OFFするドライブパルスの周期に対するパ
ルス(オンパルス)幅の割合が制御される(負荷にかか
る電圧を上昇させる場合にはオンパルス幅が長くなるよ
うに制御され、負荷にかかる電圧を降下させる場合には
オンパルス幅が短くなるように制御される)ようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
装置においては、ドライブパルスのオンパルス幅は、0
を最小値として連続的に変化しない。即ち、所定のオン
パルス幅LMINより短いパルス幅は0になる。従って、
例えば2次コイルに軽い負荷が接続された場合、その負
荷にかかる電圧を降下(低下)させるために、ドライブ
パルスのオンパルス幅が所定のオンパルス幅LMINより
短くなるように制御がなされると、ドライブパルスが発
生されない期間(ドライブパルスが間欠した状態)が生
じ、装置の動作が不安定になる課題があった。
【0005】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、装置の動作を安定化させるものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のスイッ
チング電源は、ドライブパルスに対応して、入力電圧を
スイッチングするスイッチング手段と電界効果トランジ
スタ(FET)13と、FET13によりスイッチング
された入力電圧を電圧変換し、負荷5に供給する電圧変
換手段としてのトランス4と、トランス4に接続された
負荷5にかかる電圧に対応して、FET13に供給する
ドライブパルスの周期に対するパルス幅の割合を制御す
るパルス幅制御手段としての増幅器6、オシレータ(O
SC)7、コンパレータ11、およびドライバ12と、
トランス4に接続された負荷5の状態に対応して、FE
T13に供給するドライブパルスの周期を制御するパル
ス周期制御手段としてのコンパレータ10とを備えるこ
とを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のスイッチング電源は、ト
ランス4に流れ込む電流、またはトランス4より出力さ
れる電流を検出する電流検出手段としてのカレントトラ
ンス8および整流平滑回路9をさらに備え、コンパレー
タ10は、カレントトランス8および整流平滑回路9の
検出結果に対応して、FET13に供給するドライブパ
ルスの周期を切り換えることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載のスイッチング電源において
は、FET13でドライブパルスに対応して、入力電圧
をスイッチングし、トランス4で電圧変換して負荷5に
供給する。一方、負荷5にかかる電圧に対応して、ドラ
イブパルスの周期に対するパルス幅の割合を制御すると
ともに、負荷5の状態に対応して、ドライブパルスの周
期を制御する。従って、負荷5が、例えば軽い負荷であ
っても安定した電圧を供給することができる。
【0009】請求項2に記載のスイッチング電源におい
ては、トランス4に流れ込む電流、またはトランス4よ
り出力される電流を検出し、その検出結果に対応して、
FET13に供給するドライブパルスの周期を切り換え
る。従って、トランス4に接続された負荷5の状態を容
易に検出することができるとともに、装置を安定に動作
させることができる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明のスイッチング電源を応用し
た他励式フライバック型スイッチング電源の一実施例の
構成を示すブロック図である。交流電源1は、例えば5
0Hzまたは60Hzなどの商用周波数を有する電圧
(電流)をラインフィルタ2に供給する。ラインフィル
タ2は、交流電源1より供給される電圧(電流)にのっ
ているノイズを除去し、整流回路3に出力する。整流回
路3は、例えばダイオードブリッジ回路(図示せず)で
構成され、交流電源1よりラインフィルタ2を介して供
給される電圧(電流)を全波整流する。コンデンサC1
は、整流回路3と並列に接続されており、整流回路3か
らの全波整流出力を平滑化する。
【0011】トランス4の1次コイルL1の両端は、電
界効果トランジスタ(FET)13およびカレントトラ
ンス8を介して全波整流回路3とコンデンサC1との接
続点に、それぞれ接続されている。FET13は、その
ドレインがトランス4の1次コイルL1の一端に、その
ソースが全波整流回路3とコンデンサC1との接続点に
それぞれ接続されており、そのゲートはドライバ12に
接続されている。FET13は、ドライバ12よりその
ゲートに供給されるドライブパルスに対応してON/O
FFし、1次コイルL1に印加される電圧(1次コイル
1に流れる電流)を制御(スイッチング)する。
【0012】トランス4の2次コイルL2は、ダイオー
ドD1を介して電流平滑用のコンデンサC2に接続されて
いる。ダイオードD1は、トランス4の2次コイルL2
流れる電流を整流するためのダイオードで、そのアノー
ドがトランス4の2次コイルL2の一端に接続され、そ
のカソードがコンデンサC2の一端に接続されている。
コンデンサC2の両端は、それぞれ、例えばテレビジョ
ン受像機などの負荷5に接続されている。
【0013】カレントトランス8は、その1次コイルが
FET13を介してトランス4の1次コイルL1と直列
に接続され、その2次コイルが整流平滑回路9に接続さ
れいる。カレントトランス8の1次コイルには、トラン
ス4の1次コイルL1に流れる電流と同じ電流が流れる
ので、その2次コイルからは、トランス4の1次コイル
1に流れる電流に対応した電流が出力される。整流平
滑回路9は、カレントトランス8の2次コイルより出力
される、トランス4の1次コイルL1に流れる電流に対
応した電流を整流平滑化し、トランス4の1次コイルL
1に流れる電流に対応する電圧をコンパレータ10の反
転入力端子に供給する。
【0014】コンパレータ10は、その非反転入力端子
が電源VTHを介してグランドに接続されており、この電
圧VTHと、整流平滑回路9より供給されるトランス4の
1次コイルL1に流れる電流に対応する電圧を比較し、
整流平滑回路9より供給されるトランス4の1次コイル
1に流れる電流に対応する電圧が、電圧VTHより大き
い場合、LレベルをOSC(オシレータ)7に供給す
る。また、コンパレータ10は、整流平滑回路9より供
給されるトランス4の1次コイルL1に流れる電流に対
応する電圧が、電圧VTH以下である場合、HレベルをO
SC(オシレータ)7に供給する。
【0015】OSC7は、コンパレータ10からの入力
信号レベルに対応して、例えば周波数250kHzなど
の、通常モードの周波数を有する三角波(通常モードの
周期を有する三角波)、またはそれより低い周波数(例
えば30kHzなど)の、間欠発振防止モードの周波数
を有する三角波(間欠発振防止モードの周期を有する三
角波)をコンパレータ11の反転入力端子に供給する。
即ち、OSC7は、コンパレータ10からの入力信号レ
ベルがHレベルである場合、間欠発振防止モードの周波
数(低周波数)を有する三角波をコンパレータ11の反
転入力端子に供給し、コンパレータ10からの入力信号
レベルがLレベルである場合、通常モードの周波数を有
する三角波をコンパレータ11の反転入力端子に供給す
る。
【0016】抵抗R1とR2は直列に接続されており、そ
の接続点(点A)は、増幅器6の反転入力端子に接続さ
れている。また、抵抗R1の、抵抗R2と接続されていな
い方の一端は、ダイオードD1とコンデンサC2との接続
点と接続され、抵抗R2の、抵抗R1と接続されていない
方の一端は、グランドに接続されている。従って、抵抗
1とR2とからなる直列回路は、ダイオードD1とコン
デンサC2との接続点における電圧、即ち、負荷5にか
かっている電圧を分圧して、増幅器6に供給する。
【0017】増幅器6は、その非反転入力端子が電源V
refを介してグランドに接続されており、抵抗R1とR2
との接続点の電圧、即ち負荷5にかかっている電圧に対
応する電圧と、電圧Vrefとの差を増幅し、コンパレー
タ11の非反転入力端子に出力する。
【0018】コンパレータ11は、増幅器6で増幅され
た負荷5にかかっている電圧に対応する電圧と、電圧V
refの差と、OSC7より供給される三角波を比較し、
増幅器6で増幅された負荷5にかかっている電圧に対応
する電圧と、電圧Vrefとの差が、OSC7より供給さ
れる三角波のレベルより大きい場合、Hレベルをドライ
バ12に出力し、増幅器6で増幅された負荷5にかかっ
ている電圧に対応する電圧と、電圧Vrefとの差が、O
SC7より供給される三角波のレベル以下である場合、
Lレベルをドライバ12に出力する。
【0019】ドライバ12は、コンパレータ11から出
力されるHレベルまたはLレベルに対応して、FET1
3をドライブするのに充分なレベルを有するドライブパ
ルスをFET13のゲートに印加する。
【0020】次に、その動作について説明する。ドライ
バ12より、起動用のドライブパルスがFET13のゲ
ートに印加されるとともに、例えば50Hzまたは60
Hzなどの商用周波数を有する交流電源1の出力が、ラ
インフィルタ2を介して全波整流回路3に供給され、全
波整流回路3およびコンデンサC1において整流平滑化
される。
【0021】FET13において、ドライバ12より、
そのゲートに印加される起動用のドライブパルスの周期
およびパルス幅にしたがって、そのドレインとソース間
がON/OFFされると(スイッチングされると)、全
波整流回路3およびコンデンサC1で整流平滑化された
電流が、FET13のスイッチングに対応してトランス
4の1次コイルL1を流れる。
【0022】FET13がON状態のとき、全波整流回
路3およびコンデンサC1で整流平滑化された電流が1
次コイルL1を流れ、トランス4内に磁束が発生する。
FET13がOFF状態になると、1次コイルL1には
電流が流れなくなり、トランス4内に発生した磁束が減
少し始めるが、この磁束の変化(減少)に逆らうよう
に、2次コイルL2に電圧(逆起電力)が発生する。
【0023】2次コイルL2で発生した電圧(逆起電
力)に対応した電流がダイオードD1を介してコンデン
サC2に流れ込み、コンデンサC2に電荷がチャージさ
れ、コンデンサC2にチャージされた電荷に対応した電
圧が負荷5に印加される。
【0024】負荷5に印加されている電圧は、抵抗R1
と抵抗R2とで分圧され、増幅器6の反転入力端子に供
給される。増幅器6において、その反転入力端子におけ
る、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された、負荷5に印加さ
れている電圧と、その非反転入力端子に印加されている
電圧Vrefとの差分、即ち所定の基準電圧(例えば、負
荷5の定格電圧)に対する負荷5に印加されている電圧
の誤差(誤差電圧)が増幅され、コンパレータ11の非
反転入力端子に供給される。
【0025】一方、コンパレータ11の反転入力端子に
は、OSC7から、例えば周波数250kHzなどの、
通常モードの周波数を有する三角波(通常モードの周期
を有する三角波)が供給される。コンパレータ11にお
いて、増幅器6で増幅された、負荷5の定格電圧に対す
る負荷5に印加されている電圧の誤差(誤差電圧)と、
OSC7より供給された、通常モードの周波数を有する
三角波が比較され、増幅器6で増幅された、負荷5の定
格電圧に対する負荷5に印加されている電圧の誤差(誤
差電圧)が、OSC7より供給された三角波のレベルよ
り大きい場合、Hレベルがドライバ12に出力され、増
幅器6で増幅された負荷5にかかっている電圧に対応す
る電圧と、電圧Vrefとの差が、OSC7より供給され
た三角波のレベル以下である場合、Lレベルがドライバ
12に出力される。
【0026】ドライバ12において、コンパレータ11
から出力されたHレベルまたはLレベルに対応して、F
ET13をドライブするのに充分なレベルを有するドラ
イブパルスがFET13のゲートに印加され、FET1
3がON/OFFされる。
【0027】従って、例えば図2(a)に示す、区間T
1における場合のように、増幅器6の反転入力端子(点
A)に入力された、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された、
負荷5に印加されている電圧が、その非反転入力端子に
印加されている電圧Vrefより高い電圧である場合、即
ち負荷5に印加されている電圧が、負荷5の定格電圧よ
り高い電圧である場合、増幅器6で増幅された負荷5の
定格電圧に対する負荷5に印加されている電圧の誤差
(増幅器6で反転増幅された、負荷5の定格電圧と、負
荷5に印加されている電圧との差分)(点Bにおける電
圧)が、OSC7より供給された、通常モードの周波数
を有する三角波のレベル(点Cにおける電圧)を越える
区間(幅)が小さく(短く)なる(図2(b))。
【0028】よって、コンパレータ11を介してドライ
バ12(点D)からは、幅の短いドライブパルス(図2
(c))がFET13のゲートに印加されることにな
る。
【0029】このようにして、1次コイルL1に電流が
流れる時間が短くなり、2次コイルL2に流れる電流が
減少し、負荷5に印加されている、負荷5の定格電圧よ
り高い電圧が降下する。
【0030】また、例えば図2(a)に示す、区間T2
における場合のように、増幅器6の反転入力端子(点
A)に入力された、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された、
負荷5に印加されている電圧が、その非反転入力端子に
印加されている電圧Vrefより低い電圧である場合、即
ち負荷5に印加されている電圧が、負荷5の定格電圧よ
り低い電圧である場合、増幅器6で増幅された負荷5の
定格電圧に対する負荷5に印加されている電圧の誤差
(増幅器6で反転増幅された、負荷5の定格電圧と、負
荷5に印加されている電圧との差分)(点Bにおける電
圧)が、OSC7より供給された、通常モードの周波数
を有する三角波のレベル(点Cにおける電圧)を越える
区間(幅)が大きく(長く)なる(図2(b))。
【0031】よって、コンパレータ11を介してドライ
バ12(点D)からは、幅の長いドライブパルス(図2
(c))がFET13のゲートに印加されることにな
る。
【0032】このようにして、1次コイルL1に電流が
流れる時間が長くなり、2次コイルL2に流れる電流が
増加し、負荷5に印加されている、負荷5の定格電圧よ
り低い電圧が上昇する。
【0033】以上のように、所定の周期(通常モード時
の周波数)に対するドライブパルスのパルス幅の割合が
制御され、負荷5には、その定格電圧に等しい電圧が印
加される。
【0034】ところで、負荷5が非常に軽い負荷である
場合(負荷5に供給される電流が小さい場合)、所定の
周期(通常モード時の周波数)に対するドライブパルス
のパルス幅の割合が最小に制御されていても、負荷5
に、その定格電圧より高い電圧が印加されるときがある
(図3)。
【0035】この場合、増幅器6の反転入力端子(点
A)に入力された、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された、
負荷5に印加されている電圧が、その非反転入力端子に
印加されている電圧Vrefより、非常に高くなるので
(図3(a))、増幅器6で増幅された負荷5の定格電
圧に対する負荷5に印加されている電圧の誤差(増幅器
6で反転増幅された、負荷5の定格電圧と、負荷5に印
加されている電圧との差分)(点Bにおける電圧)が、
OSC7より供給された、通常モードの周波数を有する
三角波のレベル(点Cにおける電圧)を越える区間
(幅)がなくなり(図3(b))、所定の周期(通常モ
ードの周波数)において、ドライバ12よりドライブパ
ルスが出力されない区間が生じ(図3(c))、装置の
動作が不安定になる。
【0036】そこで、これを防止するために、カレント
トランス8において、その1次コイルに流れる、トラン
ス4の1次コイルL1に流れる電流に対応する電流が、
その2次コイルから検出され、整流平滑回路9に出力さ
れる。整流平滑回路9において、カレントトランス8の
2次コイルより出力された、トランス4の1次コイルL
1に流れる電流に対応した電流が整流平滑化され、トラ
ンス4の1次コイルL1に流れる電流に対応する電圧が
コンパレータ10の反転入力端子(点E)に供給され
る。
【0037】コンパレータ10において、その非反転入
力端子に印加されている電圧VTHと、整流平滑回路9よ
り供給された、トランス4の1次コイルL1に流れる電
流に対応する電圧(点Eにおける電圧)が比較される
(図4(a))。トランス4の1次コイルL1に流れる
電流に対応する電圧が、電圧VTH以下である場合、即ち
トランス4の2次コイルL2に接続された負荷5が軽い
ために、2次コイルL2に流れる電流が小さく、1次コ
イルL1に流れる電流が所定値以下である場合(図4
(a)において、T3で示す区間)、コンパレータ10
より、HレベルがOSC(オシレータ)7に供給され
る。
【0038】OSC7において、コンパレータ10から
Hレベルが供給されると、通常モードの周波数より低い
周波数(例えば30kHzなど)の、間欠発振防止モー
ドの周波数を有する三角波(間欠発振防止モードの周期
を有する三角波)がコンパレータ11の反転入力端子
(点C)に供給される。
【0039】一方、増幅器6において、電圧Vrefに対
する、抵抗R1と抵抗R2とで分圧された、負荷5に印加
されている電圧の誤差(図4(b))、即ち負荷5の定
格電圧に対する負荷5に印加されている電圧の誤差が増
幅され、コンパレータ11の非反転入力端子(点B)に
供給される。
【0040】コンパレータ11において、増幅器6で増
幅された負荷5の定格電圧に対する負荷5に印加されて
いる電圧の誤差(増幅器6で反転増幅された、負荷5の
定格電圧と、負荷5に印加されている電圧との差分)
と、OSC7より供給された、間欠発振防止モードの周
波数(周期)を有する三角波が比較され(図4
(c))、増幅器6で増幅された、負荷5の定格電圧に
対する負荷5に印加されている電圧の誤差(誤差電圧)
(点Bにおける電圧)が、OSC7より供給された三角
波のレベル(点Cにおける電圧)より大きい場合、Hレ
ベルがドライバ12に出力され、誤差電圧(点Bにおけ
る電圧)が、OSC7より供給された三角波のレベル
(点Cにおける電圧)以下である場合、Lレベルがドラ
イバ12に出力される。
【0041】ドライバ12において、コンパレータ11
から出力されたHレベルまたはLレベルに対応して、F
ET13をドライブするのに充分なレベルを有するドラ
イブパルスがFET13のゲートに印加され、FET1
3がON/OFFされる。
【0042】従って、負荷5が非常に軽い負荷で、負荷
5に流れる電流が小さく、通常モード時の周波数(周
期)に対するドライブパルスのパルス幅の割合が最小に
制御されていても、負荷5に、その定格電圧より高い電
圧が印加され、ドライバ12よりドライブパルスが出力
されない区間が生じてしまいそうな場合(図4(c))
には、通常モードの周波数より低い、間欠発振防止モー
ドの周波数、即ち通常モードの周期より長い、間欠発振
防止モードの周期で、ドライブパルス(図4(d))が
FET13のゲートに印加されることになる。
【0043】よって、通常モードの周期で、最小パルス
幅のドライブパルス(図3(c))がFET13のゲー
トに印加される場合よりも、1次コイルL1に電流が流
れる時間の周期が長くなり、即ち1次コイルL1に電流
が流れる、相対的な時間が短くなり、2次コイルL2
流れる電流が減少する。
【0044】つまり、ドライブパルスの周期をT、その
オンパルス幅をton、コンデンサC 1の両端の電圧を
i、およびトランス4の1次コイルL1のインダクタン
スをL1とすると、トランス4への入力電力(1次コイ
ルL1への入力電力)Pi、またはトランス4からの出力
電力(2次コイルL2からの出力電力)Poは、 PiまたはPo=(Vi 2/(2L1))×(ton 2/T) となることから、ドライブパルスの周期Tが長くなる
と、2次コイルL2からの出力電力Po、即ち2次コイル
2からの出力電流または出力電圧が減少する。
【0045】これにより、軽い負荷5に印加されてい
る、負荷5の定格電圧より高い電圧が降下し、負荷5に
は定格電圧が印加されるようになる。
【0046】以上のように、負荷5にかかる電圧に対応
して、ドライブパルスの周期に対するパルス幅の割合を
制御するとともに、負荷5の状態に対応して、ドライブ
パルスの周期を制御するようにしたので、負荷5が、例
えば軽い負荷であっても安定した電圧を供給することが
できる。
【0047】
【発明の効果】請求項1に記載のスイッチング電源によ
れば、スイッチング手段でドライブパルスに対応して、
入力電圧をスイッチングし、電圧変換手段で電圧変換し
て負荷に供給する。一方、負荷にかかる電圧に対応し
て、ドライブパルスの周期に対するパルス幅の割合を制
御するとともに、負荷の状態に対応して、ドライブパル
スの周期を制御する。従って、負荷が、例えば軽い負荷
であっても安定した電圧を供給することができる。
【0048】請求項2に記載のスイッチング電源によれ
ば、電圧変換手段に流れ込む電流、または電圧変換手段
より出力される電流を検出し、その検出結果に対応し
て、スイッチング手段に供給するドライブパルスの周期
を切り換える。従って、電圧変換手段に接続された負荷
の状態を容易に検出することができるとともに、装置を
安定に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源を応用した他励式フ
ライバック型スイッチング電源の一実施例の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の実施例の、通常モード時の動作を説明す
るための波形図である。
【図3】図1の実施例のドライバ12より出力されるド
ライブパルスが間欠した状態を説明するための波形図で
ある。
【図4】図1の実施例の、間欠発振防止モード時の動作
を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 ラインフィルタ 3 整流回路 4 トランス 5 負荷 6 増幅器 7 オシレータ(OSC) 8 カレントトランス 9 整流平滑回路 10,11 コンパレータ 12 ドライバ 13 電界効果トランジスタ(FET)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブパルスに対応して、入力電圧を
    スイッチングするスイッチング手段と、 前記スイッチング手段によりスイッチングされた入力電
    圧を電圧変換し、負荷に供給する電圧変換手段と、 前記電圧変換手段に接続された負荷にかかる電圧に対応
    して、前記スイッチング手段に供給するドライブパルス
    の周期に対するパルス幅の割合を制御するパルス幅制御
    手段と、 前記電圧変換手段に接続された負荷の状態に対応して、
    前記スイッチング手段に供給するドライブパルスの周期
    を制御するパルス周期制御手段とを備えることを特徴と
    するスイッチング電源。
  2. 【請求項2】 前記電圧変換手段に流れ込む電流、また
    は前記電圧変換手段より出力される電流を検出する電流
    検出手段をさらに備え、 前記パルス周期制御手段は、前記電流検出手段の検出結
    果に対応して、前記スイッチング手段に供給するドライ
    ブパルスの周期を切り換えることを特徴とする請求項1
    に記載のスイッチング電源。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0851774A (ja) * 1994-08-08 1996-02-20 Nec Corp スイッチング電源回路
KR100912067B1 (ko) * 2007-03-14 2009-08-12 한국전기연구원 스위치 모드 전원 장치 제어 회로
JP2015149798A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 ダイキン工業株式会社 電力変換装置の制御装置および電力変換システム

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