JP2001145354A - 電気機器の低消費電力スタンバイ電源回路 - Google Patents
電気機器の低消費電力スタンバイ電源回路Info
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- H02M3/22—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
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- H02M3/28—Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B70/00—Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
Abstract
(57)【要約】
【課題】 待機状態における消費電力の低減を可能とし
た低消費電力スタンバイ電源回路を提供することにあ
る。 【解決手段】 商用トランスの２次側の整流器からのＤ
Ｃ電圧により充電されるフィルタコンデンサと、フィル
タコンデンサと負荷との共通接点に接続された電流制限
抵抗と、電流制限抵抗を流れる電流の大小を検出する電
流検出部と、トランスの１次側を間欠通電するように制
御するＡＣスイッチ素子と、ＡＣスイッチ素子のオン・
オフを制御するＡＣスイッチ制御部と、ＡＣスイッチ素
子とＡＣスイッチ制御手段に常に電源を供給する補助電
源とを備え、トランスの２次側のＤＣ電圧の変化に対応
する電流を検出し、回路の負荷状態に応じて１次側に接
続されたＡＣスイッチ素子をオン・オフ制御するように
構成する。
た低消費電力スタンバイ電源回路を提供することにあ
る。 【解決手段】 商用トランスの２次側の整流器からのＤ
Ｃ電圧により充電されるフィルタコンデンサと、フィル
タコンデンサと負荷との共通接点に接続された電流制限
抵抗と、電流制限抵抗を流れる電流の大小を検出する電
流検出部と、トランスの１次側を間欠通電するように制
御するＡＣスイッチ素子と、ＡＣスイッチ素子のオン・
オフを制御するＡＣスイッチ制御部と、ＡＣスイッチ素
子とＡＣスイッチ制御手段に常に電源を供給する補助電
源とを備え、トランスの２次側のＤＣ電圧の変化に対応
する電流を検出し、回路の負荷状態に応じて１次側に接
続されたＡＣスイッチ素子をオン・オフ制御するように
構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は低消費電力スタンバ
イ電源回路に関し、特に電気機器本体の電源スイッチが
オフしているが、リモコンからの電源オン・オフ制御が
可能な待機状態（スタンバイ状態）において、消費電力
の低減を図るための低消費電力スタンバイ電源回路に関
する。
イ電源回路に関し、特に電気機器本体の電源スイッチが
オフしているが、リモコンからの電源オン・オフ制御が
可能な待機状態（スタンバイ状態）において、消費電力
の低減を図るための低消費電力スタンバイ電源回路に関
する。
【０００２】
【従来の技術】電気機器のスタンバイ電源回路は、大別
して以下の２種類に分類される。即ち、（１）電気機器
の動作時のセット本体の負荷から、待機時の軽負荷まで
を単一のスイッチング電源で対応するワンコンバータ方
式、及び、（２）電気機器の動作時のセット本体の電源
回路とは別個に、待機時のための電源を持つ専用電源方
式、である。さらに後者の専用電源方式は、商用トラ
ンスを使用したもの、及びスイッチング電源を使用し
たもの、に分類される。
して以下の２種類に分類される。即ち、（１）電気機器
の動作時のセット本体の負荷から、待機時の軽負荷まで
を単一のスイッチング電源で対応するワンコンバータ方
式、及び、（２）電気機器の動作時のセット本体の電源
回路とは別個に、待機時のための電源を持つ専用電源方
式、である。さらに後者の専用電源方式は、商用トラ
ンスを使用したもの、及びスイッチング電源を使用し
たもの、に分類される。
【０００３】専用電源方式によるスタンバイ電源回路で
は、消費電力の低減を図るために負荷状態に応じて電力
供給を断続的に行う間欠通電が一般的に行われている。
上述の商用トランスを利用したスタンバイ電源回路で
も、待機時にトランスを間欠通電する回路方式が提案さ
れている。
は、消費電力の低減を図るために負荷状態に応じて電力
供給を断続的に行う間欠通電が一般的に行われている。
上述の商用トランスを利用したスタンバイ電源回路で
も、待機時にトランスを間欠通電する回路方式が提案さ
れている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述の専用電源方式に
おいて、以下のような問題点がある。即ち、 （１）スイッチング電源による方式では、高電圧部品が
多くなって回路も複雑となり、その結果信頼性の維持と
向上のために配慮すべき個所が多くなる。 （２）スイッチング電源による方式では、一般的にスイ
ッチング周波数が可聴周波数以上の高い周波数である
が、回路にはＡＣ入力電圧をダイオード整流した高電圧
を供給して大振幅動作をさせるためノイズを発生し易
い。
おいて、以下のような問題点がある。即ち、 （１）スイッチング電源による方式では、高電圧部品が
多くなって回路も複雑となり、その結果信頼性の維持と
向上のために配慮すべき個所が多くなる。 （２）スイッチング電源による方式では、一般的にスイ
ッチング周波数が可聴周波数以上の高い周波数である
が、回路にはＡＣ入力電圧をダイオード整流した高電圧
を供給して大振幅動作をさせるためノイズを発生し易
い。
【０００５】（３）トランスを間欠通電する方式であっ
ても負荷の変動に対して充分に追従しないため、スタン
バイ電圧が変動を起こす。そこで、本発明の目的は、従
来の商用トランスを使用する方式において、簡単な回路
構成を可能とし、負荷の変動に対応して、ａ）負荷が軽
い時はトランスの１次側のＡＣ入力の遮断時間を長く
し、ｂ）負荷が重い時は自動的にトランスの１次側の遮
断時間を短く制御することにより、商用トランスの変換
損失の低減及び整流ダイオードの損失を軽減し、その結
果、消費電力の低減を可能とした低消費電力スタンバイ
電源回路を提供することにある。
ても負荷の変動に対して充分に追従しないため、スタン
バイ電圧が変動を起こす。そこで、本発明の目的は、従
来の商用トランスを使用する方式において、簡単な回路
構成を可能とし、負荷の変動に対応して、ａ）負荷が軽
い時はトランスの１次側のＡＣ入力の遮断時間を長く
し、ｂ）負荷が重い時は自動的にトランスの１次側の遮
断時間を短く制御することにより、商用トランスの変換
損失の低減及び整流ダイオードの損失を軽減し、その結
果、消費電力の低減を可能とした低消費電力スタンバイ
電源回路を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、ＡＣ入力に接
続された電気機器のセット本体の電源スイッチと、電源
スイッチに１次側が接続され２次側がセット本体に接続
された商用トランスを少なくとも有する電源回路におい
て、電源スイッチがオフしていることによりセット本体
が電源オフ状態のときで、かつリモコンを使用して電源
スイッチのオン・オフが可能な待機状態における低消費
電力スタンバイ電源回路であって、商用トランスの２次
側に接続された整流手段に接続され、整流手段からのＤ
Ｃ電圧により充電されるフィルタコンデンサと、フィル
タコンデンサと負荷との共通接点に接続された電流制限
抵抗と、電流制限抵抗に接続され、この抵抗を流れる電
流の大小を検出する電流検出手段と、商用トランスの１
次側に接続され、１次側を間欠通電するように制御する
ＡＣスイッチ素子と、電流検出手段の出力を受け、ＡＣ
スイッチ手段のオン・オフを制御するＡＣスイッチ制御
手段と、ＡＣ入力に接続され、ＡＣスイッチ素子とＡＣ
スイッチ制御手段に常に電源を供給する補助電源と、を
備え、商用トランスの２次側のＤＣ電圧の変化に対応す
る電流を検出し、回路の負荷状態に応じて商用トランス
の１次側に接続されたＡＣスイッチ素子をオン・オフ制
御することによりトランスを間欠通電し、消費電力を削
減することを特徴とする。
続された電気機器のセット本体の電源スイッチと、電源
スイッチに１次側が接続され２次側がセット本体に接続
された商用トランスを少なくとも有する電源回路におい
て、電源スイッチがオフしていることによりセット本体
が電源オフ状態のときで、かつリモコンを使用して電源
スイッチのオン・オフが可能な待機状態における低消費
電力スタンバイ電源回路であって、商用トランスの２次
側に接続された整流手段に接続され、整流手段からのＤ
Ｃ電圧により充電されるフィルタコンデンサと、フィル
タコンデンサと負荷との共通接点に接続された電流制限
抵抗と、電流制限抵抗に接続され、この抵抗を流れる電
流の大小を検出する電流検出手段と、商用トランスの１
次側に接続され、１次側を間欠通電するように制御する
ＡＣスイッチ素子と、電流検出手段の出力を受け、ＡＣ
スイッチ手段のオン・オフを制御するＡＣスイッチ制御
手段と、ＡＣ入力に接続され、ＡＣスイッチ素子とＡＣ
スイッチ制御手段に常に電源を供給する補助電源と、を
備え、商用トランスの２次側のＤＣ電圧の変化に対応す
る電流を検出し、回路の負荷状態に応じて商用トランス
の１次側に接続されたＡＣスイッチ素子をオン・オフ制
御することによりトランスを間欠通電し、消費電力を削
減することを特徴とする。
【０００７】好適には、ＡＣスイッチ素子は、商用トラ
ンスの２次側で検出された検出電流が、予め設定された
電流値より大きい時にオフ、小さい時はオンするように
制御される。さらに好適には、負荷の変動に対応して、
負荷が軽い時は商用トランスの１次側のＡＣ入力の遮断
時間を長くし、負荷が重い時は前記商用トランスの１次
側の遮断時間を短く制御するように制御する。
ンスの２次側で検出された検出電流が、予め設定された
電流値より大きい時にオフ、小さい時はオンするように
制御される。さらに好適には、負荷の変動に対応して、
負荷が軽い時は商用トランスの１次側のＡＣ入力の遮断
時間を長くし、負荷が重い時は前記商用トランスの１次
側の遮断時間を短く制御するように制御する。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明による低消費電力ス
タンバイ電源回路の一実施形態としてのブロック構成図
である。ＡＣ入力にその１次側が接続されたトランス１
は商用周波数用のトランス（以下、商用トランス）であ
り、さらに商用トランス１の１次側にＡＣスイッチ６を
接続する。このＡＣスイッチ６はゼロクロス機能付きの
フォトトライアック（図２のＴＲ参照）を使用し、フォ
トトライアックのＬＥＤ側（図２のＬＥＤ参照）に電流
が流れた時に、ＡＣスイッチ６は短絡状態（オン）とな
り、電流が流れない時は開放状態（オフ）になるように
動作する。
タンバイ電源回路の一実施形態としてのブロック構成図
である。ＡＣ入力にその１次側が接続されたトランス１
は商用周波数用のトランス（以下、商用トランス）であ
り、さらに商用トランス１の１次側にＡＣスイッチ６を
接続する。このＡＣスイッチ６はゼロクロス機能付きの
フォトトライアック（図２のＴＲ参照）を使用し、フォ
トトライアックのＬＥＤ側（図２のＬＥＤ参照）に電流
が流れた時に、ＡＣスイッチ６は短絡状態（オン）とな
り、電流が流れない時は開放状態（オフ）になるように
動作する。
【０００９】また、商用トランス１の２次側に接続され
た整流器２は、ＡＣをＤＣに変換するものでダイオード
ブリッジで構成される（図２のＤ１参照）。ＤＣに変換
された電圧はフィルタコンデンサ３により平滑され、負
荷８及び電流検出部４に供給される。電流検出部４はフ
ォトカプラで構成される（図２のＰＣ２参照）。整流器
２の出力は、定電流動作をさせるための電流制限抵抗Ｒ
を介して電流検出部４に供給される。電流検出部４では
電流の大小を検出し、検出信号としてＡＣスイッチ制御
部５に出力される。ＡＣスイッチ制御部５は、電流検出
部４からの検出信号によりＡＣスイッチ６をオン・オフ
制御する。
た整流器２は、ＡＣをＤＣに変換するものでダイオード
ブリッジで構成される（図２のＤ１参照）。ＤＣに変換
された電圧はフィルタコンデンサ３により平滑され、負
荷８及び電流検出部４に供給される。電流検出部４はフ
ォトカプラで構成される（図２のＰＣ２参照）。整流器
２の出力は、定電流動作をさせるための電流制限抵抗Ｒ
を介して電流検出部４に供給される。電流検出部４では
電流の大小を検出し、検出信号としてＡＣスイッチ制御
部５に出力される。ＡＣスイッチ制御部５は、電流検出
部４からの検出信号によりＡＣスイッチ６をオン・オフ
制御する。
【００１０】補助電源７はＡＣスイッチ６及びＡＣスイ
ッチ制御部５に電源を供給するための電源回路である。
図２は図１のブロック構成の詳細回路図である。図１の
補助電源７は、リアクタンス素子としてのコンデンサＣ
１、電解コンデンサＣ４及び整流器Ｄ２で構成される。
ＡＣ入力をリアクタンス素子Ｃ１により電圧降下させ
る。電圧降下したＡＣは整流器Ｄ２により整流され、後
段の負荷（電圧供給負荷）に対して必要なＤＣ電圧を供
給する。リアクタンス素子Ｃ１と電圧供給負荷による分
圧で電圧供給しているため、ＤＣ変換の損失を小さくす
ることができ、小電力負荷に適合させることができる。
ッチ制御部５に電源を供給するための電源回路である。
図２は図１のブロック構成の詳細回路図である。図１の
補助電源７は、リアクタンス素子としてのコンデンサＣ
１、電解コンデンサＣ４及び整流器Ｄ２で構成される。
ＡＣ入力をリアクタンス素子Ｃ１により電圧降下させ
る。電圧降下したＡＣは整流器Ｄ２により整流され、後
段の負荷（電圧供給負荷）に対して必要なＤＣ電圧を供
給する。リアクタンス素子Ｃ１と電圧供給負荷による分
圧で電圧供給しているため、ＤＣ変換の損失を小さくす
ることができ、小電力負荷に適合させることができる。
【００１１】図中の、Ｔ１は図１の商用トランス１に対
応し、Ｄ１は整流器２に対応し、電解コンデンサＤ２，
Ｄ３及びコイルＬ１はフィルタコンデンサ３に対応し、
フォトカプラＰＣ２は電流検出部４に対応し、トランジ
スタＱ１はＡＣスイッチ制御部５に対応し、フォトトラ
イアックユニットＰＣ１はＡＣスイッチ６に対応し、Ｒ
３は電流制限抵抗Ｒに対応する。なお、フォトトライア
ックユニットＰＣ１はＡＣ入力電圧のゼロクロス点でオ
ン・オフ動作を行うようになっている。
応し、Ｄ１は整流器２に対応し、電解コンデンサＤ２，
Ｄ３及びコイルＬ１はフィルタコンデンサ３に対応し、
フォトカプラＰＣ２は電流検出部４に対応し、トランジ
スタＱ１はＡＣスイッチ制御部５に対応し、フォトトラ
イアックユニットＰＣ１はＡＣスイッチ６に対応し、Ｒ
３は電流制限抵抗Ｒに対応する。なお、フォトトライア
ックユニットＰＣ１はＡＣ入力電圧のゼロクロス点でオ
ン・オフ動作を行うようになっている。
【００１２】次に、電流検出部４からＡＣスイッチ制御
部５を経てＡＣスイッチ６をオン・オフ制御し、これに
よる商用トランスの間欠通電について、以下に図１及び
図にそって詳しく説明する。 （１）まず、ＡＣ電源が入力されると、コンデンサＣ
１、電解コンデンサＣ４及び整流器Ｄ２で構成される補
助電源７が立ち上がり、ＤＣ電圧が抵抗Ｒ２を経てトラ
ンジスタＱ１のベースに直流バイアスとして与えられ
る。その結果、トランジスタＱ１がオンすることによ
り、フォトトライアックユニットＰＣ１のＬＥＤに電流
が流れ、商用トランス１の１次側に接続されているフォ
トトライアックＴＲが導通（オン）し、初期の起動状態
となる。フォトトライアックユニットＰＣ１がオン（即
ち、ＡＣスイッチ６がオン）することにより、商用トラ
ンスＴ１（１）の２次側に電圧が供給され、整流ダイオ
ードＤ１により整流された出力電圧は電解コンデンサＣ
２及びＣ３を充電しながら上昇する。
部５を経てＡＣスイッチ６をオン・オフ制御し、これに
よる商用トランスの間欠通電について、以下に図１及び
図にそって詳しく説明する。 （１）まず、ＡＣ電源が入力されると、コンデンサＣ
１、電解コンデンサＣ４及び整流器Ｄ２で構成される補
助電源７が立ち上がり、ＤＣ電圧が抵抗Ｒ２を経てトラ
ンジスタＱ１のベースに直流バイアスとして与えられ
る。その結果、トランジスタＱ１がオンすることによ
り、フォトトライアックユニットＰＣ１のＬＥＤに電流
が流れ、商用トランス１の１次側に接続されているフォ
トトライアックＴＲが導通（オン）し、初期の起動状態
となる。フォトトライアックユニットＰＣ１がオン（即
ち、ＡＣスイッチ６がオン）することにより、商用トラ
ンスＴ１（１）の２次側に電圧が供給され、整流ダイオ
ードＤ１により整流された出力電圧は電解コンデンサＣ
２及びＣ３を充電しながら上昇する。
【００１３】（２）そして、電解コンデンサＣ２，Ｃ３
における電圧が上昇すると、電流制限抵抗Ｒ３を経てフ
ォトカプラＰＣ２のＬＥＤに電流が流れ始め、その結
果、受光トランジスタＱＲのコレクタ電流が抵抗Ｒ２を
通してトランジスタＱ１のベース電流を吸い込み、トラ
ンジスタＱ１をオフ状態にする。その結果、フォトトラ
イアックユニットＰＣ１のＬＥＤの電流は流れなくな
り、フォトトライアックＴＲは非導通（オフ）となる。
における電圧が上昇すると、電流制限抵抗Ｒ３を経てフ
ォトカプラＰＣ２のＬＥＤに電流が流れ始め、その結
果、受光トランジスタＱＲのコレクタ電流が抵抗Ｒ２を
通してトランジスタＱ１のベース電流を吸い込み、トラ
ンジスタＱ１をオフ状態にする。その結果、フォトトラ
イアックユニットＰＣ１のＬＥＤの電流は流れなくな
り、フォトトライアックＴＲは非導通（オフ）となる。
【００１４】（３）このようにフォトトライアックＴＲ
がオフとなると、電解コンデンサＣ２及びＣ３に充電さ
れた電圧は放電を開始する。放電電圧の時間的な変化
は、負荷８の状態（負荷が重いか軽いか）で決定される
ので、電解コンデンサＣ２及びＣ３の電圧は軽い負荷の
時は緩やかに降下し、重い負荷の時は急激に降下するこ
とになる。
がオフとなると、電解コンデンサＣ２及びＣ３に充電さ
れた電圧は放電を開始する。放電電圧の時間的な変化
は、負荷８の状態（負荷が重いか軽いか）で決定される
ので、電解コンデンサＣ２及びＣ３の電圧は軽い負荷の
時は緩やかに降下し、重い負荷の時は急激に降下するこ
とになる。
【００１５】（４）このような電解コンデンサＣ２及び
Ｃ３の放電電圧の降下とともに、抵抗Ｒ３を介して流れ
ていたフォトカプラＰＣ２のＬＥＤ電流は減少してい
き、その結果、受光側トランジスタＱＲのコレクタにお
ける電流の吸い込み量も減少を続ける。 （５）そして最終的には、上述のように、補助電源７を
経て供給されたＤＣ電圧によって抵抗Ｒ２を経てトラン
ジスタＱ１のベースにバイアス電圧が供給され、トラン
ジスタＱ１がオンすることになる。トランジスタＱ１の
オン状態でフォトトライアックユニットＰＣ１のＬＥＤ
に電流が流れ、フォトトライアックＴＲはオンし、商用
トランス１の２次側へ電圧が供給され、電解コンデンサ
Ｃ２及びＣ３を再び充電しながら電解コンデンサＣ２，
Ｃ３の電圧は上昇する。
Ｃ３の放電電圧の降下とともに、抵抗Ｒ３を介して流れ
ていたフォトカプラＰＣ２のＬＥＤ電流は減少してい
き、その結果、受光側トランジスタＱＲのコレクタにお
ける電流の吸い込み量も減少を続ける。 （５）そして最終的には、上述のように、補助電源７を
経て供給されたＤＣ電圧によって抵抗Ｒ２を経てトラン
ジスタＱ１のベースにバイアス電圧が供給され、トラン
ジスタＱ１がオンすることになる。トランジスタＱ１の
オン状態でフォトトライアックユニットＰＣ１のＬＥＤ
に電流が流れ、フォトトライアックＴＲはオンし、商用
トランス１の２次側へ電圧が供給され、電解コンデンサ
Ｃ２及びＣ３を再び充電しながら電解コンデンサＣ２，
Ｃ３の電圧は上昇する。
【００１６】（６）以降の動作は、（２）から（５）を
繰り返し継続することになる。
繰り返し継続することになる。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による低消費電力スタンバイ電源回路は、以下の顕著な
効果を持つ。即ち、 （１）本発明のように商用トランスを間欠的に動作させ
ることにより、電気機器のスタンバイ電源回路を低消費
電力で動作させることができる。
による低消費電力スタンバイ電源回路は、以下の顕著な
効果を持つ。即ち、 （１）本発明のように商用トランスを間欠的に動作させ
ることにより、電気機器のスタンバイ電源回路を低消費
電力で動作させることができる。
【００１８】（２）本発明の商用トランス方式は、従来
のスイッチング電源方式と比べ高電圧部品が少なくなく
簡単な回路構成によって信頼性の向上が図れる。 （３）本発明のフォトトライアックでは、商用周波数で
のオン・オフ動作をＡＣ電圧のゼロクロス点で行うため
ノイズの発生が少ない。
のスイッチング電源方式と比べ高電圧部品が少なくなく
簡単な回路構成によって信頼性の向上が図れる。 （３）本発明のフォトトライアックでは、商用周波数で
のオン・オフ動作をＡＣ電圧のゼロクロス点で行うため
ノイズの発生が少ない。
【図１】本発明による低消費電力スタンバイ電源回路の
一実施形態としてのブロック構成図である。
一実施形態としてのブロック構成図である。
【図２】図１のブロック構成の詳細回路図である。
１，Ｔ１…トランス ２，Ｄ１，Ｄ２…整流器 ３…フィルタコンデンサ ４…電流検出部 ５…ＡＣスイッチ制御部 ６…ＡＣスイッチ ７…補助電源 ８…負荷 ＰＣ２…フォトカプラ ＰＣ１…フォトトライアックユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C026 EA06 5G065 AA01 DA06 EA06 HA01 JA01 LA01 MA01 MA03 MA10 NA01 NA02 NA09 5H006 CA06 CA12 CB01 CB09 CC01 DA04 DB02 DB03 DC05 5K048 AA16 BA01 DA01 HA31
Claims (3)
- 【請求項１】 ＡＣ入力に接続された電気機器のセット
本体の電源スイッチと、前記電源スイッチに１次側が接
続され２次側がセット本体に接続された商用トランスを
少なくとも有する電源回路において、前記電源スイッチ
がオフしていることによりセット本体が電源オフ状態の
ときで、かつリモコンを使用して電源スイッチのオン・
オフが可能な待機状態における低消費電力スタンバイ電
源回路であって、 前記商用トランスの２次側に接続された整流手段に接続
され、前記整流手段からのＤＣ電圧により充電されるフ
ィルタコンデンサと、 前記フィルタコンデンサと負荷との共通接点に接続され
た電流制限抵抗と、 前記電流制限抵抗に接続され、前記抵抗を流れる電流の
大小を検出する電流検出手段と、 前記商用トランスの１次側に接続され、前記１次側を間
欠通電するように制御するＡＣスイッチ素子と、 前記電流検出手段の出力を受け、前記ＡＣスイッチ素子
のオン・オフを制御するＡＣスイッチ制御手段と、 前記ＡＣ入力に接続され、前記ＡＣスイッチ素子とＡＣ
スイッチ制御手段に常に電源を供給する補助電源と、を
備え、 前記商用トランスの２次側のＤＣ電圧の変化に対応する
電流を検出し、回路の負荷状態に応じて前記商用トラン
スの１次側に接続されたＡＣスイッチ素子をオン・オフ
制御することによりトランスを間欠通電し、消費電力を
削減することを特徴とする低消費電力スタンバイ電源回
路。 - 【請求項２】 前記ＡＣスイッチ素子は、前記商用トラ
ンスの２次側で検出された検出電流が、予め設定された
電流値より大きい時にオフ、小さい時はオンするように
制御される請求項１に記載の低消費電力スタンバイ電源
回路。 - 【請求項３】 前記負荷の変動に対応して、負荷が軽い
時は前記商用トランスの１次側のＡＣ入力の遮断時間を
長くし、負荷が重い時は前記商用トランスの１次側の遮
断時間を短く制御するように制御する請求項１に記載の
低消費電力スタンバイ電源回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32145899A JP2001145354A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 電気機器の低消費電力スタンバイ電源回路 |
| KR10-2000-0065797A KR100378812B1 (ko) | 1999-11-11 | 2000-11-07 | 전기기기의 저소비전력 대기전원회로 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32145899A JP2001145354A (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 電気機器の低消費電力スタンバイ電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001145354A true JP2001145354A (ja) | 2001-05-25 |
Family
ID=18132802
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