JPH0533390Y2 - - Google Patents

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JPH0533390Y2
JPH0533390Y2 JP1989018194U JP1819489U JPH0533390Y2 JP H0533390 Y2 JPH0533390 Y2 JP H0533390Y2 JP 1989018194 U JP1989018194 U JP 1989018194U JP 1819489 U JP1819489 U JP 1819489U JP H0533390 Y2 JPH0533390 Y2 JP H0533390Y2
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ashtray
support shaft
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bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、車両用灰皿に関し、特に、リテー
ナに組付けられる支軸を支点として難燃性合成樹
脂材よりなる灰皿本体が開閉可能にかつ着脱可能
に装着される車両用灰皿に関するものである。
[従来の技術] この種の車両用灰皿において、灰皿本体は、難
燃性合成樹脂材、例えばフエノール樹脂のような
熱硬化性合成樹脂材より形成されるとともに、同
灰皿本体6′には、第6図に示すように、支軸
5′に挿脱可能に嵌込まれる一端開口の軸受孔2
6′が形成される。
[考案が解決しようとする課題] ところで、硬質で弾性変形し難いフエノール樹
脂のような難燃性合成樹脂材よりなる灰皿本体
6′に形成される軸受孔26′は、弾性拡開が困難
である。
従つて、灰皿本体6′の軸受孔26′は、支軸
5′と略同径で半円形の軸受凹部26a′と、支軸
5′の外径と略同じ開口幅をもつて前記軸受凹部
26′を開口させる開口部26b′とを備えて略U
字状に形成される。このため、リテーナの支軸
5′に灰皿本体6′がその軸受孔26′において嵌
挿されて組付けられた状態において、支軸5′に
対し灰皿本体6′が、その軸受孔26′においてガ
タ付き、騒音を発生するばかりでなく、時には、
支軸5′を支点として灰皿本体6′を開放するとき
に、同支軸5′より灰皿本体6′が不測に抜け出て
外れるという不具合があつた。
この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑
み、リテーナの支軸と対する灰皿本体のガタ付き
を防止することができる車両用灰皿を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、リテ
ーナに組付けられている支軸を支点として難燃性
合成樹脂材よりなる灰皿本体が開閉可能にかつ着
脱可能に装着される車両用灰皿において、 前記灰皿本体には嵌込み凹部が形成され、該嵌
込み凹部には前記支軸の半径方向外側から該支軸
に嵌込まれる開口部を備えかつ柔軟性を有する合
成樹脂材よりなる弾性拡開可能な略C字筒状の軸
受体が前記嵌込み凹部の外側方から嵌挿され、 前記嵌込み凹部と軸受体との嵌合部には該軸受
体の回り止めをなす回り止め溝と突片とが前記支
軸の軸方向に平行してそれぞれ形成され、 しかも前記軸受体の挿入側筒端部には、前記嵌
込み凹部の外側方から同軸受体を嵌挿することで
同嵌込み凹部の奥側に形成された抜け止め部に係
合して軸受体の抜止めをなす係止爪が形成されて
いる。
(作用) 上記したように構成される車両用灰皿におい
て、灰皿本体の嵌込み凹部に対し軸受体を組付け
る場合、回り止め溝と突片とを位置合わせして嵌
込み凹部の外側方から軸受体を嵌挿することで、
同軸受体の係止爪が嵌込み部の奥側の抜け止め部
と係合し、その係合力によつて灰皿本体に対し軸
受体が抜け止めされて組付けられる。
また、前記軸受体が組付けられた状態におい
て、回り止め溝と突片との嵌合作用によつて軸受
体の回り止めがなされる。
前記したように灰皿本体の嵌込み凹部に軸受体
が回り止め及び抜け止めされて組付けられた後、
リテーナの支軸の半径方向外側から前記軸受体が
弾性拡開されながら嵌込まれることで、支軸の軸
回りに対し灰皿本体が回動可能に組付けられる。
また、上記とは逆に、支軸の半径方向へ灰皿本
体が引張されることで、軸受体が弾性拡開されな
がら、支軸に対し軸受体と共に灰皿本体が離脱さ
れる。
すなわち、前記灰皿本体の離脱時において、回
り止め溝と突片との嵌合作用によつて、灰皿本体
と軸受体とが一体状をなして支軸の半径方向へ離
脱され、支軸の軸回りに対し軸受体が残され灰皿
本体のみが離脱されるという不具合は生じない。
さらに、前記支軸の半径方向に対する前記灰皿
本体の離脱荷重は、回り止め溝と突片との嵌合部
において受けられ、灰皿本体の嵌合凹部の側方か
ら軸受体が抜け出る方向へは作用することがな
い。このため、嵌込み凹部の奥側の抜け止め部に
対する軸受体の係止爪の係合力を小さく設定して
も、前記灰皿本体を離脱する際に灰皿本体に対し
軸受体が外れるという不具合が生じない。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図〜第5図に
従つて説明する。
インストルメントパネル、コンソールボツク
ス・ドア等の車体の所定位置に取付けられる車両
用灰皿を分解して表した第4図及び側断面で表し
た第5図において、リテーナ1は金属製のリテー
ナ本体2と該リテーナ本体2の左右両端部にねじ
3によつて締着される合成樹脂製の端板4とを主
体とし、かつ前方開口する箱形状に形成されてい
る。
リテーナ1には、その両端板4の前下部に架設
された支軸5を支点として灰皿本体6が開閉可能
に装着される。灰皿本体6は難燃性合成樹脂材、
例えば、フエノール樹脂のような熱硬化性合成樹
脂材よりなり、上方開口する箱形状に一体成形さ
れる。すなわち、灰皿本体6は、リテーナ1の前
端開口部を覆蓋する前板部7と、該前板部7の背
面の左右両側部から突出された両側壁部8と、こ
れら側壁部8の下端から上端にわたつて形成され
た底板部9及び背面壁10とを一体に備えて構成
されている。
上記灰皿本体6の底板部9下面の前側寄りに
は、下側が開口された断面逆U字状の凹部が形成
され、該凹部11の左右両端部には、次に述べる
軸受体16が回り止めされて嵌込まれる嵌込み凹
部12がそれぞれ形成されている。各嵌込み凹部
12の両側壁面には、第1図に示すように、軸受
体16を回り止めするための回り止め溝13が形
成されるとともに、同嵌込み凹部12の両側壁面
の下部には軸受体16の弾性拡開を許容する逃げ
溝14が形成されている。さらに両嵌込み凹部1
2の奥側には、第2図に示すように、軸受体16
の係止爪19と係合する抜け止め部15が形成さ
れている。
灰皿本体6の嵌込み凹部12の左右外側方から
嵌込まれる軸受体16は、柔軟性を有する合成樹
脂材、例えばポリアセタール樹脂材より形成され
ている。前記軸受体16は、支軸5の外周側から
該支軸5に嵌込まれる開口部を備えた略C字筒状
に形成されており、該軸受体16の開口部両端に
は略ハの字状に拡開された一対の案内片17が形
成されている。さらに、軸受体16は、その内径
が支軸5と略同径に形成され、同軸受体16の外
径は、灰皿本体6の嵌込み凹部12の内径と略同
径に形成されている。そして、軸受体16の外周
面には前記嵌込み凹部12の回り止め溝13に嵌
挿される突片18が形成されている。軸受体16
の筒部の一端面には、嵌込み凹部12の奥側にあ
る抜止め部15と係合する係止爪19が形成され
ている。そして、灰皿本体6の両嵌込み凹部12
の左右外側方からそれぞれ軸受体16が嵌挿さ
れ、その突片18が回り止め溝13に嵌挿される
とともに、両案内片17が逃げ溝14内に遊挿さ
れ、係止爪19が抜止め部15と係合した状態に
おいて、灰皿本体6に軸受体16が取付けられ
る。
灰皿本体6に各軸受体16が取付けられた後、
リテーナ1の支軸5の外周側上方から各軸受体1
6を弾性拡開させながら嵌込むことで、リテーナ
1に対し、支軸5を支点として灰皿本体6が装着
される。
なお、リテーナ1と灰皿本体6との間には、第
4図に示すように、灰皿本体6を閉鎖位置に係脱
可能に係止するための閉止爪20と係合部材21
とを備えた閉止手段の他、灰皿本体6を開放位置
に係止するための係止片(図示しない)が配設さ
れている。さらに、リテーナ1と灰皿本体6との
間には、該灰皿本体6を開放方向へ弾発するばね
(図示しない)が配設される。また、灰皿本体6
の側壁部8外側面には、支軸5と同一中心をなす
扇形歯車22が形成され、リテーナ1の端板4に
は、前記扇形歯車22と噛合つて回転する歯車2
3を備えかつ灰皿本体6がばねの弾性力によつて
急激に開放されることを制限するための流体封入
形式のダンパ機能が組付けられている。
上述したように構成されるこの実施例におい
て、リテーナ1に対し灰皿本体6は、その軸受体
16が支軸5に嵌込まれた状態で、同支軸5を支
点として開閉される。前記軸受体16は柔軟性を
有する合成樹脂材より略C字筒状に形成される。
このため、支軸5の外周面と、該支軸5の外周側
方から嵌込まれる軸受体16の内周面との間に隙
間を生じることなく、支軸5に対し軸受体16を
嵌込むことができ、支軸5に対する灰皿本体6の
ガタ付きを積極的に防止することができる。
また、支軸5に対し灰皿本体6を取外すときに
は、灰皿本体6を所定位置まで開放し、該灰皿本
体6を開放位置で係止する図示しない係止片の係
合を解除してから、灰皿本体6を上方へ引上げる
ことで、軸受体16が弾性拡開されながら支軸5
より抜け出ることから、支軸5に対し灰皿本体6
が容易に取外される。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、難燃性
合成樹脂材よりなる灰皿本体の嵌込み凹部に対
し、その外側方から柔軟性の合成樹脂材よりなる
軸受体が嵌挿され、回り止め溝と突片との嵌合作
用によつて前記軸受体が回り止めされかつ係止爪
と抜け止め部との係合作用によつて抜止めされて
組付けられた後、リテーナの支軸の半径方向外側
から前記軸受体が弾性拡開されながら嵌込まれる
ことで、支軸の軸回りに対し灰皿本体が回動可能
に組付けられるものであるから、支軸の外周面と
軸受体の内周面との嵌合部分の隙間の発生を解消
することができ、支軸に対する灰皿本体のガタ付
きや不測の外れを積極的に防止することができ
る。
また、上記とは逆に、支軸の半径方向へ灰皿本
体が引張され支軸に対し灰皿本体が離脱されたと
きには、回り止め溝と突片との嵌合作用によつ
て、灰皿本体と軸受体とが一体状をなして支軸の
半径方向へ離脱され、支軸の軸回りに対し軸受体
が残され灰皿本体のみが離脱されるという不具合
は生じない。
さらに、支軸の半径方向に対する前記灰皿本体
の離脱荷重は、灰皿本体の嵌合凹部の側方から軸
受体が引出される方向へは作用することがない。
このため、嵌込み凹部の奥側の抜け止め部に対す
る軸受体の係止爪の係合力を小さく設定しても、
前記灰皿本体を離脱する際に灰皿本体に対し軸受
体が外れるという不具合が生じない。この結果、
軸受体の係止爪の係合力を小さくして、嵌込み凹
部に対する軸受体の組付け性の向上を図ることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面の第1図〜第5図はこの考案の一実施例を
示すもので、第1図は要部を拡大して示す断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
リテーナの支軸に対し灰皿本体の軸受体を着脱す
る状態を示す断面図、第4図は車両用灰皿を分解
して示す斜視図、第5図はリテーナに灰皿本体を
組付けた状態を示す側断面図である。第6図は従
来のものを示す断面図である。 1……リテーナ、5……支軸、6……灰皿本
体、16……軸受体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 リテーナに組付けられている支軸を支点として
    難燃性合成樹脂材よりなる灰皿本体が開閉可能に
    かつ着脱可能に装着される車両用灰皿において、 前記灰皿本体には嵌込み凹部が形成され、該嵌
    込み凹部には前記支軸の半径方向外側から該支軸
    に嵌込まれる開口部を備えかつ柔軟性を有する合
    成樹脂材よりなる弾性拡開可能な略C字筒状の軸
    受体が前記嵌込み凹部の外側方から嵌挿され、 前記嵌込み凹部と軸受体との嵌合部には該軸受
    体の回り止めをなす回り止め溝と突片とが前記支
    軸の軸方向に平行してそれぞれ形成され、 しかも前記軸受体の挿入側筒端部には、前記嵌
    込み凹部の外側方から同軸受体を嵌挿することで
    同嵌込み凹部の奥側に形成された抜け止め部に係
    合して軸受体の抜止めをなす係止爪が形成されて
    いることを特徴とする車両用灰皿。
JP1989018194U 1989-02-17 1989-02-17 Expired - Lifetime JPH0533390Y2 (ja)

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JPH02108627U JPH02108627U (ja) 1990-08-29
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JPH0784153B2 (ja) * 1990-10-31 1995-09-13 豊田合成株式会社 収納容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045920A (ja) * 1983-08-23 1985-03-12 Fujitsu Ltd 複合・コアを有する薄膜磁気ヘッド

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JPS6045920A (ja) * 1983-08-23 1985-03-12 Fujitsu Ltd 複合・コアを有する薄膜磁気ヘッド

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