JP2599667Y2 - アッシュトレーのヒンジ構造 - Google Patents
アッシュトレーのヒンジ構造Info
- Publication number
- JP2599667Y2 JP2599667Y2 JP1993058587U JP5858793U JP2599667Y2 JP 2599667 Y2 JP2599667 Y2 JP 2599667Y2 JP 1993058587 U JP1993058587 U JP 1993058587U JP 5858793 U JP5858793 U JP 5858793U JP 2599667 Y2 JP2599667 Y2 JP 2599667Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- hinge
- inner case
- mounting arm
- ash tray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、アッシュトレーのヒ
ンジ構造に関し、例えば自動車用アッシュトレーにおい
て組付性を向上でき、又リサイクルを可能とした構造に
関する。
ンジ構造に関し、例えば自動車用アッシュトレーにおい
て組付性を向上でき、又リサイクルを可能とした構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、車室内で喫
煙できるようにアッシュトレーを設けることが多い。か
かる自動車用アッシュトレーには、インナーケースの上
面開口部にリッドをヒンジピンにて閉じ位置と開き位置
との間で回動自在に取付け、コイルばねによってリッド
を開き位置に付勢した構造が知られている(実公平2−
26751号公報等参照)。
煙できるようにアッシュトレーを設けることが多い。か
かる自動車用アッシュトレーには、インナーケースの上
面開口部にリッドをヒンジピンにて閉じ位置と開き位置
との間で回動自在に取付け、コイルばねによってリッド
を開き位置に付勢した構造が知られている(実公平2−
26751号公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来の自
動車用アッシュトレーのヒンジ構造では、部品点数が多
く、又コイルばねをインナーケースやリッドに係止する
等の煩雑な作業を必要とし、組付けに時間がかかってい
た。
動車用アッシュトレーのヒンジ構造では、部品点数が多
く、又コイルばねをインナーケースやリッドに係止する
等の煩雑な作業を必要とし、組付けに時間がかかってい
た。
【0004】また、インナーケース及びリッドをフェノ
ール樹脂等の熱硬化性樹脂で成形し、金属製のヒンジピ
ンやコイルばねを使用しているので、例えば廃車した自
動車等からアッシュトレーを回収してもリサイクルでき
ず、廃棄するしかなかった。
ール樹脂等の熱硬化性樹脂で成形し、金属製のヒンジピ
ンやコイルばねを使用しているので、例えば廃車した自
動車等からアッシュトレーを回収してもリサイクルでき
ず、廃棄するしかなかった。
【0005】この考案は、かかる問題点に鑑み、部品点
数が少なく、簡単に組付けることができ、しかもリサイ
クルを可能としたアッシュトレーのヒンジ構造を提供す
ることを課題とする。
数が少なく、簡単に組付けることができ、しかもリサイ
クルを可能としたアッシュトレーのヒンジ構造を提供す
ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案に係るアッ
シュトレーのヒンジ構造は、インナーケースの開口部に
リッドをヒンジにて開閉自在に支承してなるアッシュト
レーにおいて、インナーケース及びリッドを熱可塑性樹
脂にて成形し、リッドの両側には取付アームを一体に形
成し、取付アームのシャフト受けには熱可塑性樹脂製の
ヒンジシャフトを挿通し、これをインナーケース側壁面
に嵌合させてリッドをインナーケースに開閉自在に取付
ける一方、相互に対面するヒンジシャフトの内側面と取
付アームの外側面、又はインナーケースの外側面と取付
アームの内側面にはカム部を相互に噛合しうる凹凸状に
形成してリッドを開き位置及び閉じ位置に所定の節度を
もって保持するようにしたことを特徴とする。
シュトレーのヒンジ構造は、インナーケースの開口部に
リッドをヒンジにて開閉自在に支承してなるアッシュト
レーにおいて、インナーケース及びリッドを熱可塑性樹
脂にて成形し、リッドの両側には取付アームを一体に形
成し、取付アームのシャフト受けには熱可塑性樹脂製の
ヒンジシャフトを挿通し、これをインナーケース側壁面
に嵌合させてリッドをインナーケースに開閉自在に取付
ける一方、相互に対面するヒンジシャフトの内側面と取
付アームの外側面、又はインナーケースの外側面と取付
アームの内側面にはカム部を相互に噛合しうる凹凸状に
形成してリッドを開き位置及び閉じ位置に所定の節度を
もって保持するようにしたことを特徴とする。
【0007】本考案は自動車用アッシュトレーに適用す
ればその効果が大きいが、勿論、他のアッシュトレーに
も適用できる。カム部はヒンジシャフトの内側面と取付
アームの外側面、又はインナーケースの外側面と取付ア
ームの内側面のいずれか一方に設ければよいが、カム部
を確実に噛合させる上で、前者の場合には取付アームは
外側方に開き気味に成形し、後者の場合には内側方に閉
じ気味に成形するのが好ましい。
ればその効果が大きいが、勿論、他のアッシュトレーに
も適用できる。カム部はヒンジシャフトの内側面と取付
アームの外側面、又はインナーケースの外側面と取付ア
ームの内側面のいずれか一方に設ければよいが、カム部
を確実に噛合させる上で、前者の場合には取付アームは
外側方に開き気味に成形し、後者の場合には内側方に閉
じ気味に成形するのが好ましい。
【0008】また、上記のヒンジシャフトに代え、イン
ナーケース側面のヒンジボスを利用してリッドを開閉自
在に取付けることもできる。即ち、本考案に係るアッシ
ュトレーのヒンジ構造は、熱可塑性樹脂製のインナーケ
ースの両側面にヒンジボスを突設し、熱可塑性樹脂製の
リッドの両側には取付アームを一体に形成し、取付アー
ムのボス受けをヒンジボスに外嵌させてリッドをインナ
ーケースに開閉自在に取付ける一方、相互に対面するイ
ンナーケースの外側面と取付アームの内側面にはカム部
を相互に噛合しうる凹凸状に形成してリッドを開き位置
及び閉じ位置に所定の節度をもって保持可能となしたこ
とを特徴とする。
ナーケース側面のヒンジボスを利用してリッドを開閉自
在に取付けることもできる。即ち、本考案に係るアッシ
ュトレーのヒンジ構造は、熱可塑性樹脂製のインナーケ
ースの両側面にヒンジボスを突設し、熱可塑性樹脂製の
リッドの両側には取付アームを一体に形成し、取付アー
ムのボス受けをヒンジボスに外嵌させてリッドをインナ
ーケースに開閉自在に取付ける一方、相互に対面するイ
ンナーケースの外側面と取付アームの内側面にはカム部
を相互に噛合しうる凹凸状に形成してリッドを開き位置
及び閉じ位置に所定の節度をもって保持可能となしたこ
とを特徴とする。
【0009】この場合の取付アームはこれを確実にヒン
ジボスに取付けかつカム部を確実に噛合させる上で、内
側方に閉じ気味に成形するのが好ましい。また、ボス受
けを取付アームに貫通させた場合にはインナーケース側
のヒンジボスが外面に露出するが、取付アームの内側面
に円形凹部を形成し、これをボス受けとすると、ヒンジ
ボスが外部からは見えず、商品性の点でより好ましい。
ジボスに取付けかつカム部を確実に噛合させる上で、内
側方に閉じ気味に成形するのが好ましい。また、ボス受
けを取付アームに貫通させた場合にはインナーケース側
のヒンジボスが外面に露出するが、取付アームの内側面
に円形凹部を形成し、これをボス受けとすると、ヒンジ
ボスが外部からは見えず、商品性の点でより好ましい。
【0010】
【作用及び考案の効果】本考案によれば、アッシュトレ
ーの構成部品を全て熱可塑性樹脂で成形したので、廃車
した自動車等からアッシュトレーを回収するとそれを原
料としてアッシュトレーの構成部品であるインナーケー
ス、リッド、ヒンジシャフト等を再生できる。
ーの構成部品を全て熱可塑性樹脂で成形したので、廃車
した自動車等からアッシュトレーを回収するとそれを原
料としてアッシュトレーの構成部品であるインナーケー
ス、リッド、ヒンジシャフト等を再生できる。
【0011】また、ヒンジシャフトの内側面と取付アー
ムの外側面、又はインナーケースの外側面と取付アーム
の内側面に相互に噛合しうるカム部を凹凸状に設けてリ
ッドを開き位置及び閉じ位置に節度をもって保持するよ
うにしたので、従来のコイルばねが不要となり、部品点
数を低減でき、又コイルばねの係止等の煩雑な作業を省
略でき、組付性を大幅にアップできる。
ムの外側面、又はインナーケースの外側面と取付アーム
の内側面に相互に噛合しうるカム部を凹凸状に設けてリ
ッドを開き位置及び閉じ位置に節度をもって保持するよ
うにしたので、従来のコイルばねが不要となり、部品点
数を低減でき、又コイルばねの係止等の煩雑な作業を省
略でき、組付性を大幅にアップできる。
【0012】特に、ヒンジシャフトにてリッドを取付け
る場合には取付アームとインナーケースとをヒンジシャ
フトで連結すればよく、又ヒンジボスにてリッドを取付
ける場合には取付アームが熱可塑性樹脂で成形され、所
定の弾性変形能を有するので、取付アームをその弾性変
形を利用して外側方に拡げ、リッドをインナーケースに
被せて取付アームを元に戻すと、取付アームのボス受け
がインナーケースのヒンジボスに自然と嵌まり込み、い
ずれにしてもワンタッチで組付けができる結果、部品点
数の低減と相まって組付性を大幅にアップできる。
る場合には取付アームとインナーケースとをヒンジシャ
フトで連結すればよく、又ヒンジボスにてリッドを取付
ける場合には取付アームが熱可塑性樹脂で成形され、所
定の弾性変形能を有するので、取付アームをその弾性変
形を利用して外側方に拡げ、リッドをインナーケースに
被せて取付アームを元に戻すと、取付アームのボス受け
がインナーケースのヒンジボスに自然と嵌まり込み、い
ずれにしてもワンタッチで組付けができる結果、部品点
数の低減と相まって組付性を大幅にアップできる。
【0013】さらに、熱可塑性樹脂製のカム部によって
リッドに節度を付与し、又ヒンジ部を熱可塑性樹脂で成
形したので、従来のような金属製のヒンジピンやコイル
ばねは不要となり、軽量化を図ることができる。
リッドに節度を付与し、又ヒンジ部を熱可塑性樹脂で成
形したので、従来のような金属製のヒンジピンやコイル
ばねは不要となり、軽量化を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図3は本考案の一実施例に
よるアッシュトレーのヒンジ構造を示し、これは自動車
用アッシュトレーに適用した例である。図において、ア
ッシュトレー10はインナーケース11にリッド12を
ヒンジにて開閉自在に取付けて構成されている。このイ
ンナーケース11は熱可塑性樹脂を用いて略箱状に成形
され、その上面は開口され、該開口110の周縁前半部
にはフランジ111が形成され、背面は略円弧状のガイ
ド受け面112に形成され、又両側面ほぼ中央にはヒン
ジ取付用角穴113が形成されている。
詳細に説明する。図1ないし図3は本考案の一実施例に
よるアッシュトレーのヒンジ構造を示し、これは自動車
用アッシュトレーに適用した例である。図において、ア
ッシュトレー10はインナーケース11にリッド12を
ヒンジにて開閉自在に取付けて構成されている。このイ
ンナーケース11は熱可塑性樹脂を用いて略箱状に成形
され、その上面は開口され、該開口110の周縁前半部
にはフランジ111が形成され、背面は略円弧状のガイ
ド受け面112に形成され、又両側面ほぼ中央にはヒン
ジ取付用角穴113が形成されている。
【0015】上記リッド12はこれも熱可塑性樹脂を用
いて成形され、その後方部両側には取付アーム120が
図2に矢印Cで示すように若干外側方に開き気味に一体
に形成され、該取付アーム120の先端部は円板状に形
成され、該円板部分にはシャフト受け121が円形に開
設されている。
いて成形され、その後方部両側には取付アーム120が
図2に矢印Cで示すように若干外側方に開き気味に一体
に形成され、該取付アーム120の先端部は円板状に形
成され、該円板部分にはシャフト受け121が円形に開
設されている。
【0016】また、リッド12の後端にはガイドプレー
ト123がほぼ垂直な方向に一体形成され、該ガイドプ
レート123の前面は円弧状に形成されてインナーケー
ス11のガイド受け面112と摺接するようになってい
る。
ト123がほぼ垂直な方向に一体形成され、該ガイドプ
レート123の前面は円弧状に形成されてインナーケー
ス11のガイド受け面112と摺接するようになってい
る。
【0017】上記ヒンジはヒンジシャフト13で構成さ
れ、該ヒンジシャフト13はこれも熱可塑性樹脂で成形
され、その略半球状のツマミ部133の端面にはシャフ
ト部131が、その前方には2つ割りの係止用爪部13
0が形成されており、上記シャフト部131は上記シャ
フト受け121に挿通され、上記係止用爪部130が上
記インナーケース11の両側面の角穴113に嵌合され
固定されることによって上記リッド12がインナーケー
ス11に開閉自在に取付けられている。
れ、該ヒンジシャフト13はこれも熱可塑性樹脂で成形
され、その略半球状のツマミ部133の端面にはシャフ
ト部131が、その前方には2つ割りの係止用爪部13
0が形成されており、上記シャフト部131は上記シャ
フト受け121に挿通され、上記係止用爪部130が上
記インナーケース11の両側面の角穴113に嵌合され
固定されることによって上記リッド12がインナーケー
ス11に開閉自在に取付けられている。
【0018】また、ヒンジシャフト13のツマミ部13
3内側面にはシャフト部131の外周縁にてリッド12
の開き位置(図1の一点鎖線A参照)及び閉じ位置(図
1の実線B参照)に対応する部位に凹状カム132が形
成され、上記取付アーム120の外側面にはシャフト受
け121の外周縁下方にて凸状カム122が形成され、
取付アーム120の凸状カム122がヒンジシャフト1
3側の凹状カム134のいずれかと相互に噛合すること
によってリッド12が開き位置A又は閉じ位置Bに所定
の節度をもって保持されるようになっている。また、取
付アーム120内側面とインナーケース11の側壁外面
との間には取付アーム120の厚みとヒンジシャフト1
3のシャフト部130の長さを適宜設定することによっ
て取付アーム120が弾性変形して凸状カム121が凹
状カム132を離脱できるだけの隙間が設けられてい
る。
3内側面にはシャフト部131の外周縁にてリッド12
の開き位置(図1の一点鎖線A参照)及び閉じ位置(図
1の実線B参照)に対応する部位に凹状カム132が形
成され、上記取付アーム120の外側面にはシャフト受
け121の外周縁下方にて凸状カム122が形成され、
取付アーム120の凸状カム122がヒンジシャフト1
3側の凹状カム134のいずれかと相互に噛合すること
によってリッド12が開き位置A又は閉じ位置Bに所定
の節度をもって保持されるようになっている。また、取
付アーム120内側面とインナーケース11の側壁外面
との間には取付アーム120の厚みとヒンジシャフト1
3のシャフト部130の長さを適宜設定することによっ
て取付アーム120が弾性変形して凸状カム121が凹
状カム132を離脱できるだけの隙間が設けられてい
る。
【0019】本実施例のアッシュトレー1を組付ける場
合、インナーケース11の上面開口110にリッド12
を被せ、取付アーム120のシャフト受け121と角穴
113とを位置合わせし、ヒンジシャフト13を持って
その係止用爪部130をインナーケース11の角穴11
3に嵌入し固定すればよく、このようにアッシュトレー
10はワンタッチで組付けることができる。
合、インナーケース11の上面開口110にリッド12
を被せ、取付アーム120のシャフト受け121と角穴
113とを位置合わせし、ヒンジシャフト13を持って
その係止用爪部130をインナーケース11の角穴11
3に嵌入し固定すればよく、このようにアッシュトレー
10はワンタッチで組付けることができる。
【0020】この状態では取付アーム120の凸状カム
122とヒンジシャフト13の凹状カム132の1つと
が噛合され、リッド12は閉じ位置Bに保持されてい
る。他方、取付アーム120及びヒンジシャフト13が
熱可塑性樹脂で成形されて所定の弾性変形能を有するの
で、リッド12を開くと、取付アーム120がヒンジシ
ャフト13の回りを回転し、凸状カム122が取付アー
ム120を内方に弾性変形させて噛合していた凹状カム
132から離脱し、開き位置Aになると取付アーム12
0が元の状態に復帰して凸状カム122が次の凹状カム
132が噛合してリッド12は開き位置Aに保持され、
こうしてリッド12を所定の節度をもって開き位置A及
び閉じ位置Bに保持できる。
122とヒンジシャフト13の凹状カム132の1つと
が噛合され、リッド12は閉じ位置Bに保持されてい
る。他方、取付アーム120及びヒンジシャフト13が
熱可塑性樹脂で成形されて所定の弾性変形能を有するの
で、リッド12を開くと、取付アーム120がヒンジシ
ャフト13の回りを回転し、凸状カム122が取付アー
ム120を内方に弾性変形させて噛合していた凹状カム
132から離脱し、開き位置Aになると取付アーム12
0が元の状態に復帰して凸状カム122が次の凹状カム
132が噛合してリッド12は開き位置Aに保持され、
こうしてリッド12を所定の節度をもって開き位置A及
び閉じ位置Bに保持できる。
【0021】また、アッシュトレー10の構成部品であ
るインナーケース11、リッド12及びヒンジシャフト
13は全て熱可塑性樹脂で成形されているので、例えば
廃車した自動車等からアッシュトレー10を回収すると
それを原料としてアッシュトレー10の構成部品11〜
13を再成形でき、リサイクルが可能となる。
るインナーケース11、リッド12及びヒンジシャフト
13は全て熱可塑性樹脂で成形されているので、例えば
廃車した自動車等からアッシュトレー10を回収すると
それを原料としてアッシュトレー10の構成部品11〜
13を再成形でき、リサイクルが可能となる。
【0022】また、従来のような金属製のヒンジピンや
コイルばねは不要で、アッシュトレー10の軽量化を達
成できる。
コイルばねは不要で、アッシュトレー10の軽量化を達
成できる。
【0023】また、カム122、132によってリッド
12を開き位置A及び閉じ位置Bに保持するようにした
ので、従来のコイルばねは必要なくなり、部品点数を削
減できるとともに、コイルばねの係止等といった煩雑な
作業を省略でき、組付性を大幅に向上できる。
12を開き位置A及び閉じ位置Bに保持するようにした
ので、従来のコイルばねは必要なくなり、部品点数を削
減できるとともに、コイルばねの係止等といった煩雑な
作業を省略でき、組付性を大幅に向上できる。
【0024】図4ないし図6は本考案の第2の実施例を
示し、図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を
示す。本実施例ではリッド12とインナーケース11と
の取付けにヒンジシャフト13ではなく、インナーケー
ス11に一体に形成したヒンジボス116を用い、又イ
ンナーケース11の外側面と取付アーム120の内側面
に凸状カム117及び凹状カム124を形成している。
示し、図1ないし図3と同一符号は同一又は相当部分を
示す。本実施例ではリッド12とインナーケース11と
の取付けにヒンジシャフト13ではなく、インナーケー
ス11に一体に形成したヒンジボス116を用い、又イ
ンナーケース11の外側面と取付アーム120の内側面
に凸状カム117及び凹状カム124を形成している。
【0025】即ち、インナーケース11の両側面ほぼ中
央に円柱状のヒンジボス116が突設され、該ヒンジボ
ス116にはリッド12の取付アーム120を外方に弾
性変形させた状態にてボス受け(第1実施例のシャスト
受けに相当する)121が外嵌されてリッド12がイン
ナーケース11に開閉自在に取付けられている。
央に円柱状のヒンジボス116が突設され、該ヒンジボ
ス116にはリッド12の取付アーム120を外方に弾
性変形させた状態にてボス受け(第1実施例のシャスト
受けに相当する)121が外嵌されてリッド12がイン
ナーケース11に開閉自在に取付けられている。
【0026】また、インナーケース11の外周面にはヒ
ンジボス116の外周縁にて凸状カム117がリッド1
2の開き位置Aと閉じ位置Bとに対応して形成され、取
付アーム12の内側面にはボス受け121の外周縁下方
にて穴状のカム124が形成され、穴状カム124にい
ずれか一方の凸状カム117が噛合することによってリ
ッド12は開き位置A又は閉じ位置Bに所定の節度をも
って保持される。取付アーム120はこれを確実にヒン
ジボス116に取付けかつカム117、124を確実に
噛合させるために図5に矢印Dで示すように若干内側方
に閉じ気味に成形するのがよい。
ンジボス116の外周縁にて凸状カム117がリッド1
2の開き位置Aと閉じ位置Bとに対応して形成され、取
付アーム12の内側面にはボス受け121の外周縁下方
にて穴状のカム124が形成され、穴状カム124にい
ずれか一方の凸状カム117が噛合することによってリ
ッド12は開き位置A又は閉じ位置Bに所定の節度をも
って保持される。取付アーム120はこれを確実にヒン
ジボス116に取付けかつカム117、124を確実に
噛合させるために図5に矢印Dで示すように若干内側方
に閉じ気味に成形するのがよい。
【0027】本実施例では第1実施例と同様の作用効果
を奏するが、さらに熱可塑性樹脂製の取付アーム120
が所定の弾性変形能を有するので、取付アーム120を
その弾性変形を利用して外側方に拡げ、リッド12をイ
ンナーケース11に被せ、取付アーム120から手を離
すと、取付アーム120のボス受けがインナーケース1
1のヒンジボス117に自然と嵌まり込み、ワンタッチ
で組付けができ、組付性を大幅にアップできる。
を奏するが、さらに熱可塑性樹脂製の取付アーム120
が所定の弾性変形能を有するので、取付アーム120を
その弾性変形を利用して外側方に拡げ、リッド12をイ
ンナーケース11に被せ、取付アーム120から手を離
すと、取付アーム120のボス受けがインナーケース1
1のヒンジボス117に自然と嵌まり込み、ワンタッチ
で組付けができ、組付性を大幅にアップできる。
【0028】図7ないし図9は本考案の第3の実施例を
示す。本実施例は第2実施例とほぼ同様の構造を有する
が、ヒンジ受け121、ヒンジボス116及びカム12
4の穴が外部から見えない構造としている点で異なる。
示す。本実施例は第2実施例とほぼ同様の構造を有する
が、ヒンジ受け121、ヒンジボス116及びカム12
4の穴が外部から見えない構造としている点で異なる。
【0029】即ち、円柱状のヒンジボス116の高さは
第2実施例に比して低く形成されている一方、取付アー
ム120の内側面にはボス受け121が貫通ではなく円
形凹状に形成され、上記ヒンジボス116とボス受け1
21とが嵌入されてリッド12がインナーケース11に
開閉自在に取付けられている。
第2実施例に比して低く形成されている一方、取付アー
ム120の内側面にはボス受け121が貫通ではなく円
形凹状に形成され、上記ヒンジボス116とボス受け1
21とが嵌入されてリッド12がインナーケース11に
開閉自在に取付けられている。
【0030】また、取付アーム12の内側面にはボス受
け121の外周縁下方にてカム124が穴状ではなく凹
状に形成され、該凹状カム124にインナーケース11
側のいずれか一方の凸状カム117が噛合することによ
ってリッド12は開き位置A又は閉じ位置Bに所定の節
度をもって保持される。なお、図中、図4ないし図6と
同一符号は同一又は相当部分を示している。
け121の外周縁下方にてカム124が穴状ではなく凹
状に形成され、該凹状カム124にインナーケース11
側のいずれか一方の凸状カム117が噛合することによ
ってリッド12は開き位置A又は閉じ位置Bに所定の節
度をもって保持される。なお、図中、図4ないし図6と
同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0031】従って、本実施例では第2実施例と同様の
作用効果を奏するが、さらに図7に示すように、ヒンジ
受け121とヒンジボス116の嵌合部分や凹状カム1
24が外部から見えず、見栄えを良くして外観性をアッ
プでき、より一層好ましい構造である。
作用効果を奏するが、さらに図7に示すように、ヒンジ
受け121とヒンジボス116の嵌合部分や凹状カム1
24が外部から見えず、見栄えを良くして外観性をアッ
プでき、より一層好ましい構造である。
【図1】 本考案の一実施例によるアッシュトレーのヒ
ンジ構造を示す概略斜視図である。
ンジ構造を示す概略斜視図である。
【図2】 上記ヒンジ構造を示す分解斜視図である。
【図3】 上記ヒンジ構造を説明するための拡大断面図
である。
である。
【図4】 本考案の第2の実施例によるアッシュトレー
のヒンジ構造を示す概略斜視図である。
のヒンジ構造を示す概略斜視図である。
【図5】 上記ヒンジ構造を示す分解斜視図である。
【図6】 上記ヒンジ構造を説明するための拡大断面図
である。
である。
【図7】 本考案の第3の実施例によるアッシュトレー
のヒンジ構造を示す概略斜視図である。
のヒンジ構造を示す概略斜視図である。
【図8】 上記ヒンジ構造を示す分解斜視図である。
【図9】 上記ヒンジ構造を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
10…アッシュトレー 11…インナーケース 116…ヒンジボス 117…凸状カム 12…リッド 120…取付アーム 121…シャフト受け(ボス受け) 122…凸状カム 124…穴状カム(凹状カム) 13…ヒンジシャフト 132…凹状カム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00
Claims (3)
- 【請求項1】 インナーケースの開口部にリッドをヒン
ジにて開閉自在に支承してなるアッシュトレーおいて、 上記インナーケース及びリッドが熱可塑性樹脂にて成形
され、該リッドの両側には取付アームが一体に形成さ
れ、該取付アームのシャフト受けには熱可塑性樹脂製の
ヒンジシャフトが挿通されて上記インナーケース側壁面
に嵌合されて上記リッドがインナーケースに開閉自在に
取付けられている一方、 相互に対面する上記ヒンジシャフトの内側面と取付アー
ムの外側面、又は上記インナーケースの外側面と取付ア
ームの内側面にはカム部が相互に噛合しうる凹凸状に形
成されて上記リッドを開き位置及び閉じ位置に所定の節
度をもって保持可能となしたことを特徴とするアッシュ
トレーのヒンジ構造。 - 【請求項2】 インナーケースの開口部にリッドをヒン
ジにて開閉自在に支承してなるアッシュトレーにおい
て、 上記インナーケース及びリッドが熱可塑性樹脂にて成形
され、上記インナーケースの両側面にはヒンジボスが突
設され、上記リッドの両側には取付アームが一体に形成
され、該取付アームのボス受けが上記ヒンジボスに外嵌
されて上記リッドがインナーケースに開閉自在に取付け
られている一方、 相互に対面する上記インナーケースの外側面と取付アー
ムの内側面にはカム部が相互に噛合しうる凹凸状に形成
されて上記リッドを開き位置及び閉じ位置に所定の節度
をもって保持可能となしたことを特徴とするアッシュト
レーのヒンジ構造。 - 【請求項3】 上記ボス受けが取付アームの内側面に形
成された円形凹部である請求項2記載のアッシュトレー
のヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058587U JP2599667Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | アッシュトレーのヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993058587U JP2599667Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | アッシュトレーのヒンジ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727941U JPH0727941U (ja) | 1995-05-23 |
JP2599667Y2 true JP2599667Y2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=13088614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993058587U Expired - Lifetime JP2599667Y2 (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | アッシュトレーのヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599667Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114179920A (zh) * | 2021-12-10 | 2022-03-15 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 一种车辆及其充电口总成 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP1993058587U patent/JP2599667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0727941U (ja) | 1995-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3782859B2 (ja) | 車載用コンソールボックスのカップホルダー | |
JPS6147258B2 (ja) | ||
JP2599667Y2 (ja) | アッシュトレーのヒンジ構造 | |
JP2599661Y2 (ja) | 自動車用灰皿 | |
JP2599662Y2 (ja) | 自動車用灰皿 | |
JP2607297Y2 (ja) | スピーカの取付構造 | |
JP2599663Y2 (ja) | 自動車用灰皿 | |
JPH0213229Y2 (ja) | ||
JPH0731495U (ja) | 自動車の小物入れ | |
JP3640768B2 (ja) | 車両用開閉箱 | |
JPH0336423Y2 (ja) | ||
JP2584288Y2 (ja) | 自動車用コンソールボックス | |
JPH0241259Y2 (ja) | ||
JPH0241258Y2 (ja) | ||
JP2511270Y2 (ja) | 蓋付コンソ−ルボックス | |
JPS5923637Y2 (ja) | 車両のコンソ−ルボツクス | |
JPH0223720Y2 (ja) | ||
JP2590904Y2 (ja) | シガレットケース | |
JPH0527290Y2 (ja) | ||
JPS6023399Y2 (ja) | 自動車用アウタ−ハンドル装置 | |
JP2515410Y2 (ja) | リッドロック装置 | |
JP2506401Y2 (ja) | 収納装置の蓋体開閉構造 | |
JPH0662164U (ja) | 収納箱の蓋体ロック装置 | |
JPH0635785Y2 (ja) | 自動車用灰皿 | |
JPH0537712Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |