JPH04101489U - 開閉体の組付け構造 - Google Patents

開閉体の組付け構造

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JPH04101489U
JPH04101489U JP1157991U JP1157991U JPH04101489U JP H04101489 U JPH04101489 U JP H04101489U JP 1157991 U JP1157991 U JP 1157991U JP 1157991 U JP1157991 U JP 1157991U JP H04101489 U JPH04101489 U JP H04101489U
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JP
Japan
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opening
closing
bearing
shaft
closing body
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Pending
Application number
JP1157991U
Other languages
English (en)
Inventor
龍 加古
栄治 井上
Original Assignee
小島プレス工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持体と開閉体との相互に設けられる開閉軸
と軸受部との回動部分において開閉体の急激な開放を防
止する。 【構成】 支持体2に対し開閉体11が開閉軸14を中
心として開閉可能に組付けられる開閉体11の組付け構
造であって、前記支持体12と開閉体11のうち、一方
には開閉軸14が設けられ、他方には前記開閉軸14が
回動可能に嵌合される軸受孔9を有する軸受部7が設け
られ、前記開閉軸14及び軸受孔9は、相互に嵌合する
断面長円形、楕円形等の非円形にそれぞれ形成され、前
記開閉体11の開放動作時には前記開閉軸14と軸受孔
9との相対回動によって同軸受孔9が強制的に弾性拡開
されるように前記軸受部7が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は開閉体の組付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図6と図7に示すように、支持体としてのケースカバー2´の両側壁4 ´の奥側寄りに設けられた取付孔5´に組み付けられる軸受体6´の軸受孔9´ に対し、上方開口する収納室を有する開閉体としてのケース本体11´が、その 両側壁13´外面に突設された断面円形の開閉軸14´を中心として開閉可能に 組付けられるものがある。これにおいては、ケースカバー2´に対するケース本 体11´の閉止機構を外して、ケース本体11´を開放する際、ケース本体11 ´の収納室に収納される物品の重量によってケース本体11´が急激に開放され る場合があり、ケース本体11´の収納室から物品が飛び出す不具合が発生する 。
【0003】 支持体に対する開閉体の急激な開放を防止するために、例えば実開昭60−1 94074号公報、実公昭63−49400号公報にそれぞれ開示されたものが 知られている。 すなわち、これらにおいては、開閉体としての蓋、又は小箱の開閉動作に伴っ て回転される回転軸の軸回りに対し、機械式又はオイル式のダンパ機構が組付け られ、そのダンパ機構によるダンパ作用によって蓋又は小箱の急激な開放を防止 するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来のものにおいては、開閉体の開閉中心をなす開閉軸の 他、同開閉体の開閉動作に伴って回転する回転軸と、その回転軸を回転動作させ る歯車と、前記回転軸の軸回りに組付けられるダンパ機構とが必要となる。この ため、部品点数や組付け工数が多くなり、製作、組付けコストが高くなる。
【0005】 この考案の目的は、上記した従来の問題点に鑑み、極めて簡単な構造によって 開閉体の急激な開放を防止することができる開閉体の組付け構造を提供すること である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、支持体に対し開閉体が開閉軸を中心 として開閉可能に組付けられる開閉体の組付け構造であって、前記支持体と開閉 体のうち、一方には開閉軸が設けられ、他方には前記開閉軸が回動可能に嵌合さ れる軸受孔を有する軸受部が設けられ、前記開閉軸及び軸受孔は、相互に嵌合す る断面長円形、楕円形等の非円形にそれぞれ形成され、前記開閉体の開放動作時 には前記開閉軸と軸受孔との相対回動によって同軸受孔が強制的に弾性拡開され るように前記軸受部が形成されたものである。
【0007】
【作用】
上記したように構成される開閉体の組付け構造において、支持体に対する開閉 体の開放動作時には開閉軸が軸受孔を強制的に弾性拡開させながら相対回動され ることで生じる摩擦力によってダンパ効果が得られる。
【0008】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1〜図5に従って説明する。 車載用のメガネケースを分解斜視図で表した図1及び軸受部を平断面で表した 図2において、メガネケース1は支持体としてのケースカバー2と、開閉体とし てのケース本体11とを主体として構成されている。 車室のインストルメントパネルコンソールボックス等に取付けられているケー スカバー2は上面板3と左右両側壁4とを備え、その両側壁4の奥側には、ケー ス本体11が開閉軸14を中心として開閉可能に組付けられる。
【0009】 この実施例において、ケースカバー2の両側壁4の奥側には角孔状の取付孔5 がそれぞれ貫設されており、その各取付孔5には開閉軸14に対応する軸受体6 がそれぞれ組付けられる。 軸受体6は合成樹脂のような弾性材より形成されるとともに、前記取付孔5に 遊嵌状態で嵌込まれる軸受部7と、その軸受部7の一端部外周面に張出され、か つケースカバー2の両側壁4内面に接着剤等によって固着される取付フランジ8 とを一体に備えている。さらに、軸受体6の軸受部7には図3に示すように断面 長円形の軸受孔9が貫設されている。
【0010】 前記ケースカバー2に対し、ケース本体11は上方に開口するメガネ用収納室 12を備えた方形箱形状に形成されており、その両側壁13外面の奥側には、水 平方向の開閉軸14が同一中心線上に突設されている。さらに開閉軸14は図3 に示すように前記軸受孔19に嵌合する断面長円形に形成されている。そして、 ケース本体11を開放動作したときには、図4に示すように同ケース本体11と 一体をなして開閉軸14が軸受孔9を強制的に弾性拡開させながら回動されるよ うになっている。
【0011】 また、ケースカバー2に対しケース本体11を閉鎖状態に係脱可能に保持する ために、ケースカバー2の上面板3の前端部中央部には係止溝10が形成される 一方、ケース本体11の前面板15の中央部には係止溝10に対し係脱可能に係 合する係止爪を有する弾性変形可能な閉止片16が設けられている。
【0012】 この実施例は上述したように構成される。従って、ケースカバー2に対しケー ス本体11を開放する場合、閉止片16を弾性変形させ、その係止爪を係止溝1 0から離脱させることで、図5に示すようにケース本体11が開閉軸14を中心 として開放される。 ケース本体11の開放動作時において、ケース本体11と一体をなす開閉軸1 4が図4に示すように軸受孔5を強制的に弾性拡開させながら回動する。そして 前記開閉軸14と軸受孔5との間には摩擦力が生じるとともに、その摩擦力はケ ース本体11の開度が大となるに従って増大され、これによってダンパ効率が得 られる。このため、ケース本体11の急激な開放が防止されるとともに、同ケー ス本体11の収納室12に収納されたメガネが飛び出すという不具合が防止され る。
【0013】 なお、上記実施例においては、ケースカバー2に長円形の軸受孔9をもつ軸受 体6を組付け、ケース本体11に断面長円形の開閉軸14を突設したがこれに限 るものではない。例えば、ケースカバー2に断面長円形、楕円形等の非円形の開 閉軸14を設け、ケース本体11に開閉軸14に嵌合する非円形の軸受孔9を有 する軸受体6を組付けてもよい。 また軸受体7の軸受部6を金属性のばね部材で構成することも可能である。 さらに、上記実施例では、ケースカバー2あるいはケース本体11とは別体に 形成される軸受体7をケースカバー2あるいはケース本体11に組付ける構成に したが、これに限るものではない。例えば、ケースカバー2あるいはケース本体 11の一方を軟質樹脂、ゴム(エラストマー)等の軟性をもつ物質より構成する ことにより、軸受孔9をもつ軸受部6を前記軟性をもつ一方の部材と一体に形成 することができる。
【0014】 さらに、上記実施例では、支持体としてのケースカバー2と、開閉体としての ケース本体11とを主体として構成されるメガネケースの場合を例示したが、こ れに限るものではない。例えばグラブボックスやコンソールボックスであっても よい。この場合にはボックス本体が支持体となり、蓋体が開閉体となる。
【0015】 以上述べたように、この考案によれば部品点数や組付け工数を増加させること なく、支持体と開閉体との相互に設けられる開閉軸と軸受部との相対回動による 摩擦力によってダンパ効果が得られる。このため、開閉体の急激な開放を防止す るための専用のダンパ機構を組付ける必要性を解消して、製作、組付けコストの 低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メガネケースを分解して示す斜視図である。
【図2】ケースカバーとケース本体との開閉用軸受部分
を示す平断面図である。
【図3】軸受孔と開閉軸との嵌合状態を示す断面図であ
る。
【図4】開閉軸の回動によって軸受孔が強制的に弾性拡
開された状態を示す作用説明図である。
【図5】ケースカバーに対しケース本体が開放された状
態を示す斜視図である。
【図6】従来のメガネケースを分解して示す斜視図であ
る。
【図7】同じく軸受孔と開閉軸との嵌合状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
2 ケースカバー(支持体) 7 軸受部 9 軸受孔 11 ケース本体(開閉体) 14 開閉軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に対し開閉体が開閉軸を中心とし
    て開閉可能に組付けられる開閉体の組付け構造であっ
    て、前記支持体と開閉体のうち、一方には開閉軸が設け
    られ、他方には前記開閉軸が回動可能に嵌合される軸受
    孔を有する軸受部が設けられ、前記開閉軸及び軸受孔
    は、相互に嵌合する断面長円形、楕円形等の非円形にそ
    れぞれ形成され、前記開閉体の開放動作時には前記開閉
    軸と軸受孔との相対回動によって同軸受孔が強制的に弾
    性拡開されるように前記軸受部が形成されていることを
    特徴とする開閉体の組付け構造。
JP1157991U 1991-02-08 1991-02-08 開閉体の組付け構造 Pending JPH04101489U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1157991U JPH04101489U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉体の組付け構造

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JP1157991U JPH04101489U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉体の組付け構造

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JPH04101489U true JPH04101489U (ja) 1992-09-02

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ID=31745118

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JP1157991U Pending JPH04101489U (ja) 1991-02-08 1991-02-08 開閉体の組付け構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051453A (ja) * 2010-09-01 2012-03-15 Kojima Press Industry Co Ltd 回動軸部構造
JP2017228916A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社グルマンディーズ 携帯端末用保持具

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344915A (ja) * 1986-08-13 1988-02-25 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd エアフイルタペ−パ−の製造方法

Patent Citations (1)

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