JPH0533313A - 移動式橋梁架設装置の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】移動式橋梁架設装置の制御装置において、車両
の移動速度および架設装置の状況を単一の表示器で表示
し、操作員の指定により表示内容を切り換えることがで
きるようにすることを目的とする。 【構成】表示内容演算回路９１を設け、車速センサ入力
回路１１の位置信号と表示内容位置記憶回路９０とから
車速を演算し、表示内容切換回路９４を介して表示内容
出力回路６４、表示器７０に出力する。表示内容は操作
パネル４０上の表示内容指定スイッチ９２、スイッチ入
力回路９３を介して表示内容切換回路９４へ伝わり、表
示内容選択回路６２、表示内容演算回路９１のいずれか
が選択され表示される。表示すべき架設装置の特定の状
態の表示を指定した場合には、表示内容選択回路６２は
表示内容切換回路９４で指定される表示内容に基づい
て、表示内容記憶回路６３で記憶されている表示内容を
選択する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、移動式橋梁架設装置
の制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３は従来の移動式橋梁架設装置（以下
「架設装置」と略称する）の制御装置を示す図である。
架設装置（同図においては図示せず）には、架設装置の
駆動部の位置を検知する位置センサ２０と、架設装置を
駆動する電磁弁２１が設置されている。位置センサ２０
の信号は、制御装置３０の位置センサ入力回路３１、演
算回路３３、表示器駆動回路３４を通じて、操作パネル
４０内の表示器４１に表示される。

【０００３】制御装置３０内の表示内容記憶回路６３
は、表示すべき架設装置の特定の状態を記憶する。表示
内容選択回路６２は、表示内容計算回路６１で指定され
る表示内容に基づいて、前記表示内容記憶回路６３で記
憶されている表示内容を選択する。

【０００４】表示内容指定スイッチ４３により表示内容
を指定すると、スイッチ入力回路６０を通じて、表示内
容計算回路６１、表示内容選択回路６２により表示内容
記憶回路６３の内容を選択し、表示内容出力回路６４を
通じ表示器７０に指定された表示内容を表示する。

【０００５】架設装置の操作員は、表示器４１により表
示された架設装置の駆動部の位置情報と、表示器７０に
より表示された指定された表示内容の表示によって架設
装置の状況を確認し、次の操作を操作パネル４０のスイ
ッチ４２から指令する。指令信号は制御装置３０のスイ
ッチ入力回路３５、演算回路３３、電磁弁駆動回路３２
を通じ電磁弁２１へ伝わり架設装置を駆動する。

【０００６】一方、架設装置を搭載して移動する車両
（図示せず）の移動速度等の移動状況は、たとえば、車
両センサ１０により検知し、車両センサ入力回路１１、
演算回路１２、表示器駆動回路１３を通じて表示器１４
に表示される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の架設装
置の制御装置においては、架設装置の状況を表示器７０
に表示し、車両の移動速度を表示器１４で表示する。操
作員は車両の移動速度等の移動状況、架設装置の状況を
別々の表示器により把握しなければならないために、状
況に対する判断を下すための負担が大きかった。

【０００８】この発明は、上記のような問題点を考慮し
てなされたものであり、車両の移動速度および架設装置
の状況を単一の表示器で表示することにより、操作員の
負担を軽減することのできる移動式橋梁架設装置の制御
装置を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】移動式橋梁架設装置の駆
動部の位置および架設装置の特定の状態を表示する移動
式橋梁架設装置において、移動式橋梁架設装置を搭載す
る移動部の移動状況を検知する検知手段と、上記検知手
段により検知された移動部の移動状況を表示すべき表示
装置上における表示位置を記憶する記憶手段とを備え
る。そして、上記検知手段および記憶手段から表示内容
を算出する表示内容演算手段と、上記架設装置の移動部
の移動状況および架設装置の状態についての表示内容を
指定する表示内容指定手段と、指定された表示内容を表
示する表示手段とを備えることを特徴とする。

【００１０】

【作用】この発明においては、移動式橋梁架設装置の制
御装置において、架設装置を搭載している車両の移動速
度を検知して車両の移動速度を表示するが、このとき、
記憶している移動速度の表示位置に基づいて、車両の移
動速度および架設装置の状況を単一の表示手段に切り換
えて表示して、操作員による状況判断を容易にしてい
る。

【００１１】

【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。 （第１実施例）図１はこの発明の第１の実施例を示す全
体構成図である。同図において、上記図３と同一部分は
同一符号を付してその説明は省略する。

【００１２】図１において、架設装置内の制御装置３０
に表示内容位置記憶回路９０を設ける。これは車速セン
サの信号をスピードメータ等に表示する場合、表示内容
を表示器７０のどの位置に表示するかを記憶するもので
ある。

【００１３】さらに、制御装置３０に表示内容演算回路
９１を設ける。これは車速センサ入力回路１１の位置信
号と表示内容位置記憶回路９０とから、表示すべき車速
の状況を演算するものである。この表示内容演算回路９
１の演算結果を表示内容切換回路９４を介して表示内容
出力回路６４、表示器７０に出力する。

【００１４】表示内容指定スイッチ９２により、表示す
べき架設装置の特定の状態の表示を指定した場合には、
表示内容選択回路６２は表示内容切換回路９４で指定さ
れる表示内容に基づいて、表示内容記憶回路６３で記憶
されている表示内容を選択する。

【００１５】表示器７０に表示する内容は、操作パネル
４０上の表示内容指定スイッチ９２、スイッチ入力回路
９３を介して表示内容切換回路９４へ伝わり、この表示
内容切換回路９４により表示内容選択回路６２、表示内
容演算回路９１のいずれかが選択され表示される。 （第２実施例）

【００１６】図２はこの発明の第２の実施例を示す全体
構成図である。第１の実施例と異なる点は、車速の状況
および架設装置の特定の状態の表示のみならず、位置セ
ンサにより検知された駆動部の位置をも、同一表示器７
０に表示できることである。

【００１７】図２において、位置センサ２０の信号は、
制御装置３０の位置センサ入力回路３１、演算回路３３
を通じて表示内容選択回路６２に通じる。表示内容指定
スイッチ９２により駆動部の位置の表示を指定した場合
には、表示内容切換回路９４により表示内容選択回路６
２を選択し、表示内容選択回路６２により駆動部の位置
の表示を選択する。

【００１８】

【発明の効果】以上詳記したように、この発明によれ
ば、車両の移動速度および架設装置の状況を、操作員の
指定により表示内容を切り換えて単一の表示器で表示す
ることができる。これにより、操作員の負担を軽減する
架設装置の制御装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の第１実施例に係る移動式橋梁架設装
置の制御装置の全体構成を示すブロック図。

【図２】この発明の第２実施例に係る移動式橋梁架設装
置の制御装置の全体構成を示すブロック図。

【図３】従来の移動式橋梁架設装置の制御装置の全体構
成を示すブロック図。

【符号の説明】

１０…車速センサ、１１…車速センサ入力回路、２０…
位置センサ、２１…電磁弁、３０…制御装置、３１…位
置センサ入力回路、３２…電磁弁駆動回路、３３…演算
回路、３４…表示器駆動回路、３５，９３…スイッチ入
力回路、４０…操作パネル、４１…表示器、４２…スイ
ッチ、６２…表示内容選択回路、６３…表示内容記憶回
路、６４…表示内容出力回路、７０…表示器、９０…表
示内容位置記憶回路、９１…表示内容演算回路、９２…
表示内容指定スイッチ、９４…表示内容切換回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 移動式橋梁架設装置の駆動部の位置およ
   び架設装置の特定の状態を表示する移動式橋梁架設装置
   において、 移動式橋梁架設装置を搭載する移動部の移動状況を検知
   する検知手段と、 上記検知手段により検知された移動部の移動状況を表示
   すべき表示装置上における表示位置を記憶する記憶手段
   と、 上記検知手段および記憶手段から表示内容を算出する表
   示内容演算手段と、 上記架設装置の移動部の移動状況および架設装置の状態
   についての表示内容を指定する表示内容指定手段と、 この指定手段により指定された表示内容を表示する表示
   手段とを備えることを特徴とする移動式橋梁架設装置の
   制御装置。