JPH05330447A - 作業車の走行伝動構造 - Google Patents

作業車の走行伝動構造

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JPH05330447A
JPH05330447A JP13841892A JP13841892A JPH05330447A JP H05330447 A JPH05330447 A JP H05330447A JP 13841892 A JP13841892 A JP 13841892A JP 13841892 A JP13841892 A JP 13841892A JP H05330447 A JPH05330447 A JP H05330447A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右の走行装置に対する左右一対のサイドギ
ヤを、直進用の第1伝動ギヤに咬合させて機体を直進さ
せるように、一方のサイドギヤを低速の正転動力が伝達
されてくる第2伝動ギヤに連動連結させて、一方の走行
装置を低速で正転駆動することにより、緩旋回が行える
ように構成した作業車の走行伝動構造において、第2伝
動ギヤを停止保持することによって一方の走行装置を停
止させての信地旋回が行えるようにも構成する場合、1
本の伝動軸の配置スペースで直進用緩旋回用及び信地旋
回用の伝動構造を構成する。 【構成】 左右の第2伝動ギヤ30に咬合する一対の旋
回用ギヤ32R,32Lを固定した伝動軸19を備え、
走行用の変速装置42からの低速の正転動力を伝動軸1
9に伝達する状態と、伝動軸19を停止保持する状態に
切換操作自在に構成する(緩旋回用及び信地旋回用)。
そして、変速装置42からの直進用の正転動力を受け取
る直進用ギヤ23を、伝動軸19に相対回転自在に外嵌
し第1伝動ギヤ24に咬合させる(直進用)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、片側4輪の多輪式やク
ローラ式等の走行装置を左右一対備えた作業車の走行伝
動構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような作業車の一例として、クロ
ーラ式の走行装置を左右一対装備したコンバインがあ
り、このようなコンバインにおいては選択された一方の
走行装置を逆転駆動して超信地旋回する状態(又は、一
方の走行装置を他方よりも低速で正転駆動して緩旋回す
る状態)と、一方の走行装置を停止させて信地旋回する
状態の2状態に切換操作できるように構成しているもの
がある。このような旋回状態の切換構造の一例が、特開
平3−276877号公報に開示されている。この構造
では直進用の正転動力を、シフトギヤ(前記公報の図2
の14)のスライド操作により3段に変速して伝動軸
(前記公報の第2の15)に伝達しており、この伝動軸
からの直進用の正転動力がギヤ(前記公報の図2の1
8)(直進用ギヤに相当)を介して、第1伝動ギヤ(前
記公報の図2の19)に伝達されている。これにより、
左右のサイドギヤ(前記公報の図2の21R,21L)
を第1伝動ギヤに連動連結させると、左右のサイドギヤ
から左右の走行装置に同速度の正転動力が伝達されて機
体は直進する。
【0003】左右のサイドギヤに対して左右一対の第2
伝動ギヤ(前記公報の図2の26R,26L)が配置さ
れており、前述の伝動軸(前記公報の図2の15)から
の動力がギヤ(前記公報の図2の62)により逆転動力
に変換されて、逆転クラッチ(前記公報の図2の30)
(切換手段に相当)に伝達されている。これにより、例
えば左のサイドギヤをスライド操作し、第2伝動ギヤに
連動連結させた状態で逆転クラッチを入り操作すれば、
逆転動力が別の伝動軸(前記公報の図2の27)及びギ
ヤ(前記公報の図2の29)(旋回用ギヤに相当)、第
2伝動ギヤを介して左の走行装置に伝達され、左の走行
装置が逆転駆動されて左に超信地旋回できる。前述の別
の伝動軸(前記公報の図2の27)には、サイドブレー
キ(前記公報の図2の28)(切換手段に相当)も備え
られている。これにより、例えば左のサイドギヤを第2
伝動ギヤに連動連結させた状態でサイドブレーキを入り
操作すれば(この時、逆転クラッチ30は切り状態)、
左の走行装置が停止して左に信地旋回できる。このよう
に、左右のサイドギヤの第2伝動ギヤへのスライド操
作、及び逆転クラッチ又はサイドブレーキの入り操作に
より、超信地旋回状態と信地旋回状態の切換操作が行え
るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の構造にお
いては、直進用の正転動力を第1伝動ギヤに伝達する為
の伝動軸(前記公報の図2の15)と、超信地旋回状態
及び信地旋回状態用の伝動軸(前記公報の図2の27)
とが別々に配置されている。従って、この2本の伝動軸
を配置する為の比較的大きなスペースを、ミッションケ
ース内に確保する必要があるので、省スペース化及び構
造の小型化の面で改良の余地がある。本発明は、超信地
旋回状態(緩旋回状態)と信地旋回状態の切換操作構造
を備えた作業車の走行伝動構造において、直進用及び旋
回用の伝動軸付近の省スペース化及び構造の小型化を図
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな作業車の走行伝動構造において、次のように構成す
ることにある。つまり、左右一対の第2伝動ギヤの各々
に咬合する一対の旋回用ギヤを一体回転自在に支持した
伝動軸を備え、上手側の走行用の変速装置からの低速の
正転動力又は逆転動力を伝動軸に伝達する状態と、この
上手側からの伝動を遮断して伝動軸を停止保持する状態
に切換操作自在な切換手段を備えると共に、変速装置か
らの直進用の正転動力を受け取る直進用ギヤを、伝動軸
に相対回転自在に外嵌し第1伝動ギヤに咬合させてあ
る。
【0006】
【作用】前述のように構成すると例えば図1に示すよう
に、上手側の走行用の変速装置42からの直進用の正転
動力が、直進用ギヤ23(伝動軸19に相対回転自在に
外嵌)に伝達され、直進用ギヤ23から第1伝動ギヤ2
4に伝達される。これによって、左右のサイドギヤ26
を第1伝動ギヤ24に連動連結させると、直進用の正転
動力がサイドギヤ26を介して左右の走行装置27に伝
達されて、機体は直進する。次に、図1に示すように切
換手段により変速装置42からの低速の正転動力又は逆
転動力が、伝動軸19に伝達される状態にする(図1の
構造では、第1伝動ギヤ24、ギヤ44,45、旋回用
ギヤ32Rを介して、伝動軸19に伝達)。この状態に
おいて、例えば左のサイドギヤ26を第1伝動ギヤ24
から離し操作し第2伝動ギヤ30に連動連結させると、
左の第2伝動ギヤ30の低速の正転動力又は逆転動力が
左の走行装置27に伝達されて、機体は左に緩旋回又は
超信地旋回する。次に、切換手段により伝動軸19への
伝動を遮断し伝動軸19を停止保持操作すれば、左右の
第2伝動ギヤ30が停止保持操作される。この状態にお
いて、例えば左のサイドギヤ26を第1伝動ギヤ24か
ら離し操作し第2伝動ギヤ30に連動連結させると、左
の走行装置27が停止して機体は左に信地旋回して行く
のである。
【0007】以上のように本発明においては、図1に示
すように直進用の正転動力を第1伝動ギヤ24に伝達す
る為の直進用ギヤ23(円筒軸39)と、旋回用の伝動
軸19とが同じ位置にある。従って、従来の構造のよう
に直進用及び旋回用の2本の伝動軸を配置する必要がな
く、1本の伝動軸19の配置スペースだけで良いことに
なり、ミッションケース内において1本の伝動軸の配置
スペースを省略することができる。
【0008】
【発明の効果】以上のように、超信地旋回状態(緩旋回
状態)と信地旋回状態の切換操作構造を備えた作業車の
走行伝動構造において、直進用及び旋回用の2本の伝動
軸の配置スペースを確保しなくても1本の伝動軸の配置
スペースだけで良くなるので、ミッションケース内の省
スペース化及び構造の小型化を図ることができ、生産コ
ストの面で有利な構造が得られた。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は作業車の1つであるコンバインの走行系の
ミッションケース1内の構造を示しており、エンジン
(図示せず)からの動力がテンションクラッチを備えた
ベルト伝動機構(図示せず)を介して、ベルト式無段変
速装置2の入力プーリー3に伝達される。ベルト式無段
変速装置2の出力軸4からの動力は第1ギヤ5、第2ギ
ヤ6、第1伝動軸7、第3ギヤ8、第4ギヤ9及び出力
プーリー10を介して刈取部(図示せず)に伝達されて
行く。
【0010】第1伝動軸7には前進用ギヤ11及び後進
用ギヤ12が相対回転自在に外嵌され、前進用及び後進
用ギヤ11,12の間にシフトギヤ13がスプライン構
造にてスライド操作自在に外嵌されている。この構造に
より、シフトギヤ13を前進用ギヤ11に咬合させる
と、第1伝動軸7の動力が前進状態で、第5ギヤ14
(前進用ギヤ11に咬合)から第2伝動軸15に伝達さ
れる。そして、シフトギヤ13を後進用ギヤ12に咬合
させると、第1伝動軸7の動力が後進状態で後進用ギヤ
12、第6ギヤ対16及び第5ギヤ14(第6ギヤ対1
6と咬合)から第22伝動軸15に伝達される。
【0011】第2伝動軸15には第1高速ギヤ17が相
対回転自在に外嵌され、シフトギヤ18がスプライン構
造にてスライド操作自在に外嵌されている。そして、ミ
ッションケース1内に配置される第3伝動軸19(本発
明の特徴である伝動軸に相当)に、円筒軸39が相対回
転自在に外嵌されており、この円筒軸39に低速ギヤ2
0、中速ギヤ21及び第2高速ギヤ22が固定され、第
1及び第2高速ギヤ17,22が咬合している。
【0012】これにより、シフトギヤ18をスライド操
作して第1高速ギヤ17、中速ギヤ21及び低速ギヤ2
0に咬合させることにより、第2伝動軸15からの直進
用の正転動力を高中低の3段に変速できるのであり、こ
の正転動力が円筒軸39に固定された直進用ギヤ23か
ら第1伝動ギヤ24に伝達される。以上のように、シフ
トギヤ18、円筒軸39及び低速ギヤ20等により、ギ
ヤ変速式の走行用の変速装置42が構成されている。
【0013】第1伝動ギヤ24を支持する支持軸25に
は右及び左のサイドギヤ26が相対回転自在に外嵌され
て、左右の走行装置27の入力ギヤ28が左右のサイド
ギヤ26に常時咬合している。これにより、左右のサイ
ドギヤ26を第1伝動ギヤ24に咬合(第1伝動ギヤ2
4との連動連結位置に相当)させることによって、直進
用の正転動力を左右のクローラ式の走行装置27に伝達
する。又、バネ29はサイドギヤ26を第1伝動ギヤ2
4側に付勢するものである。
【0014】支持軸25の左右に一対の第2伝動ギヤ3
0が外嵌されて、左右の第2伝動ギヤ30とサイドギヤ
26の間に多板式の摩擦クラッチ31が設けられてい
る。第3伝動軸19の一端に左旋回用ギヤ32Lが固定
され、この左旋回用ギヤ32Lが左の第2伝動ギヤ30
に咬合しており、第3伝動軸19の他端に右旋回用ギヤ
32R(切換手段に相当)がスプライン構造にてスライ
ド操作自在に外嵌され、この右旋回用ギヤ32Rが右の
第2伝動ギヤ30に咬合している。そして、第1伝動ギ
ヤ24に第7ギヤ44が固定されており、第3伝動軸1
9に相対回転自在に外嵌された第8ギヤ45が第7ギヤ
44に咬合している。又、右旋回用ギヤ32Rをスライ
ド操作可能な切換レバー41が機体の操縦部に備えられ
ている。
【0015】以上の構造により、図1に示すように切換
レバー41を緩旋回位置に操作して右旋回用ギヤ32R
を紙面左方にスライド操作すると、右旋回用ギヤ32R
が第8ギヤ45に咬合する。これにより、第1伝動ギヤ
24に伝達されてくる直進用の正転動力が第7ギヤ4
4、第8ギヤ45、右旋回用ギヤ32R及び第3伝動軸
19、左旋回用ギヤ32Lを介し低速の正転動力に変換
されて、左右の第2伝動ギヤ30に伝達される。従っ
て、例えば左のサイドギヤ26を第1伝動ギヤ24から
離し操作し、左のサイドギヤ26の押圧部43で摩擦ク
ラッチ31を押圧入り操作すると(第2伝動ギヤ30と
の連動連結位置に相当)、左の第2伝動ギヤ30の低速
の正転動力が左の走行装置27に伝達されて、左右の走
行装置27の速度差により機体は左に緩旋回して行く。
【0016】次に、切換レバー41を信地旋回位置に操
作して右旋回用ギヤ32Rを紙面右方にスライド操作す
ると、右旋回用ギヤ32Rが第8ギヤ45から離れ、ミ
ッションケース1の内面の凸部1aに咬合する。これに
より、右旋回用ギヤ32R、第3伝動軸19及び左旋回
用ギヤ32Lによって、左右の第2伝動ギヤ30が停止
保持される。これにより、例えば左のサイドギヤ26を
第1伝動ギヤ24から離し操作し、左のサイドギヤ26
の押圧部43で摩擦クラッチ31を押圧入り操作する
と、左の走行装置27に制動が掛かり機体は左に信地旋
回して行くのである。
【0017】次に、左右のサイドギヤ26のスライド操
作構造について説明する。図2及び図1に示すように左
右のサイドギヤ26のスライド操作用の操作アーム38
と、これを揺動操作する油圧シリンダ33(操作手段に
相当)が備えられている。この場合、油圧シリンダ33
にはこれを収縮側に付勢するバネ(図示せず)が内装さ
れており、ポンプ34からの作動油が油圧シリンダ33
に対する電磁操作式の制御弁35に供給されている。そ
して、サイドギヤ26が第1伝動ギヤ24から離れ、且
つ、摩擦クラッチ31を押圧入り操作しない中立停止位
置に動くまで油圧シリンダ33が伸張すると、この油圧
シリンダ33から作動油を抜いて油圧シリンダ33を中
立停止位置で停止させるドレン油路36が設けられてお
り、このドレン油路36に可変リリーフ弁37が設けら
れている。
【0018】次に、制御弁35及び可変リリーフ弁37
の操作について説明する。図2及び図1に示す状態は、
左右のサイドギヤ26が第1伝動ギヤ24に咬合した直
進状態である。この状態から例えば操作レバー40を左
の第1旋回位置L1に操作すると、制御弁35のみが切
換操作されて左側の油圧シリンダ33に作動油が供給さ
れ、左のサイドギヤ26が紙面左方にスライドして第1
伝動ギヤ24から離れる。この場合、可変リリーフ弁3
7が全開状態にあるので、左のサイドギヤ26が摩擦ク
ラッチ31を押圧する前の中立停止位置で、ドレン油路
36が開き可変リリーフ弁37から作動油が抜けて、左
のサイドギヤ26がこの中立停止位置で停止する。これ
が、左の走行装置27への伝動を断った状態であり、機
体は緩やかに左に向きを変えて行く。
【0019】そして、操作レバー40を左の第2旋回位
置L2に操作すると可変リリーフ弁37が絞り操作され
て、油圧シリンダ33が前述の中立停止位置から伸張し
て左の摩擦クラッチ31が入り操作される。この場合、
図1に示すように切換レバー41を緩旋回位置に操作し
て、右旋回用ギヤ32Rを第8ギヤ45に咬合させてい
れば、左の走行装置27が低速で正転駆動され緩旋回が
行える。又、左の第1旋回位置L1と第2旋回位置L2
との間で操作レバー40を操作すると、前述の状態から
作動油が油圧シリンダ33より抜かれて摩擦クラッチ3
1への押圧力が弱められる。これにより、摩擦クラッチ
31が滑って左の走行装置27の正転速度を変更できる
のである。
【0020】逆に、切換レバー41を信地旋回位置に操
作して、右旋回用ギヤ32Rをミッションケース1の凸
部1aに咬合させてこれを停止保持していれば、操作レ
バー40を左の第2旋回位置L2に操作した場合に、左
の走行装置27に制動が掛かり信地旋回が行える。又、
操作レバー40を左の第1及び第2旋回位置L1,L2
の間に位置させると、前述と同様に摩擦クラッチ31が
滑って左の走行装置27に対する制動力を変更できる。
以上の操作は右の第1旋回位置R1及び第2旋回位置R
2においても同様に行われる。
【0021】図1に示すように、第1高速ギヤ17に対
して機体全体の制動及び停止用の主ブレーキ46を備え
ている。これにより、左右のサイドギヤ26を第1伝動
ギヤ24に咬合させた直進状態において主ブレーキ46
を制動側に操作すると、主ブレーキ46の制動作用が第
1高速ギヤ17、円筒軸39及び第1伝動ギヤ24を介
して左右の走行装置27に掛かる。
【0022】右旋回用ギヤ32Rを第8ギヤ45に咬合
させ、一方のサイドギヤ26により一方の摩擦クラッチ
31を押圧入り操作した緩旋回状態において、主ブレー
キ46を制動側に操作すると、主ブレーキ46の制動作
用が第1高速ギヤ17、円筒軸39及び第1伝動ギヤ2
4を介して一方の走行装置27に掛かると共に、第1伝
動ギヤ24、第8ギヤ45、右又は左旋回用ギヤ32
R,32Lを介して、低速駆動側の走行装置27にも制
動が掛かる。
【0023】そして、右旋回用ギヤ32Rをミッション
ケース1の凸部1aに咬合させ、一方のサイドギヤ26
により一方の摩擦クラッチ31を押圧入り操作した信地
旋回状態においては、主ブレーキ46の制動作用が第1
高速ギヤ17、円筒軸39及び第1伝動ギヤ24を介し
て一方の走行装置27に掛かる。そして、他方の走行装
置27には、固定状態の第2伝動ギヤ30及び摩擦クラ
ッチ31により制動が掛かったままである。
【0024】以上のように、走行用の変速装置42内の
第1高速ギヤ17に対して主ブレーキ46を備えること
により、直進状態、緩旋回状態及び信地旋回状態のどの
状態でも左右の走行装置27に制動を掛けることができ
るのである。そして、走行用の変速装置42内の動力は
比較的高回転低トルクであるので、比較的小容量の主ブ
レーキ46でも十分な制動作用を得ることができる。
【0025】〔別実施例〕図1の実施例では右旋回用ギ
ヤ32Rのスライド操作により、第2伝動ギヤ30に低
速の正転動力を伝達する状態(緩旋回状態)と、第2伝
動ギヤ30を停止保持する状態(信地旋回状態)の2状
態に切換操作するように構成しているが、第8ギヤ45
に低速の正転動力ではなく逆転動力を伝達するように構
成して、第2伝動ギヤ30に逆転動力を伝達する状態
(一方の走行装置27が逆転駆動される超信地旋回状
態)と、第2伝動ギヤ30を停止保持する状態(信地旋
回状態)の2状態に切換操作自在に構成してもよい。図
1の実施例ではサイドギヤ26と第1伝動ギヤ24とを
咬合構造とし、サイドギヤ26と第2伝動ギヤ30の間
に摩擦クラッチ31を設けているが、サイドギヤ26と
第1伝動ギヤ24との間に摩擦クラッチを設け、サイド
ギヤ26と第2伝動ギヤ30とを咬合構造に構成した
り、両方を咬合構造に構成したり、両方に摩擦クラッチ
を設けたりしてもよい。
【0026】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ミッションケース内の伝動構造を示す概略図
【図2】左右のサイドギヤのスライド操作用の油圧回路
【符号の説明】
19 伝動軸 23 直進用ギヤ 24 第1伝動ギヤ 26 サイドギヤ 27 走行装置 30 第2伝動ギヤ 32R,32L 旋回用ギヤ 32R 切換手段 33 操作手段 42 走行用の変速装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対の走行装置(27)の各々に動
    力を伝達する左右一対のサイドギヤ(26)の各々に対
    して、直進用の正転動力が伝達されてくる第1伝動ギヤ
    (24)と、低速の正転動力又は逆転動力が伝達されて
    くる左右一対の第2伝動ギヤ(30)とを配置して、前
    記左右のサイドギヤ(26)の各々を前記第1伝動ギヤ
    (24)との連動連結位置と、前記第2伝動ギヤ(3
    0)との連動連結位置とに亘り独立にスライド操作自在
    な操作手段(33)を備えてある作業車の走行伝動構造
    であって、 前記左右一対の第2伝動ギヤ(30)の各々に咬合する
    一対の旋回用ギヤ(32R)(32L)を一体回転自在
    に支持した伝動軸(19)を備え、上手側の走行用の変
    速装置(42)からの低速の正転動力又は逆転動力を前
    記伝動軸(19)に伝達する状態と、この上手側からの
    伝動を遮断して前記伝動軸(19)を停止保持する状態
    に切換操作自在な切換手段(32R)を備えると共に、
    前記変速装置(42)からの直進用の正転動力を受け取
    る直進用ギヤ(23)を、前記伝動軸(19)に相対回
    転自在に外嵌し前記第1伝動ギヤ(24)に咬合させて
    ある作業車の走行伝動構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865898A (en) * 1986-08-12 1989-09-12 Diafoil Company, Limited Polyester film for magnetic recording media
JP2013512829A (ja) * 2010-11-25 2013-04-18 金華職業技術学院 稲麦用コンバインのスピン旋回走行変速装置

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