JP2597383Y2 - ギヤ変速構造 - Google Patents

ギヤ変速構造

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JP2597383Y2 JP1992011516U JP1151692U JP2597383Y2 JP 2597383 Y2 JP2597383 Y2 JP 2597383Y2 JP 1992011516 U JP1992011516 U JP 1992011516U JP 1151692 U JP1151692 U JP 1151692U JP 2597383 Y2 JP2597383 Y2 JP 2597383Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、動力伝達用の伝動ギヤ
を軸芯方向にスライド操作して、動力伝達用の伝動ギヤ
を複数の伝動ギヤの一つに咬合させて変速操作を行うギ
ヤ変速構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のようなギヤ変速構造の一例が、実
開昭58‐108532号公報に開示されている。この
構造では、動力が伝動軸(前記公報の図2中の6,9)
から伝動軸(前記公報の図2中の7)に伝達されてお
り、伝動軸(前記公報の図2中の7)にスプライン構造
にて、伝動軸と一体回転及び伝動軸に対しスライド操作
自在に外嵌された伝動ギヤを、伝動軸(前記公報の図2
中の9)の伝動ギヤに咬合せることにより、変速操作を
行っている。
【0003】この構造において、伝動軸(前記公報の図
2中の7)の伝動ギヤをスライド操作する場合、伝動ギ
ヤ(前記公報の図2中のG3参照)のボス部の外周面
に、円周方向に沿う還状溝が形成され、還状溝にシフト
フォーク(前記公報の図2中のB2参照)の先端が係入
されて、シフトフォークにより伝動ギヤをスライド操作
するように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述の構造では、変速
用の伝動ギヤ及び伝動軸(前記公報の図2中の7)は、
動力の伝達により常時回転しているのに対して、シフト
フォークは回転しない。これにより、伝動ギヤの還状溝
において、シフトフォークの先端と伝動ギヤの還状溝の
内壁とが常に擦れ合った状態となっているので、長期間
に亘って使用すると、シフトフォークの先端及び伝動ギ
ヤの還状溝の内壁に磨耗が生じて、シフトフォークの先
端と伝動ギヤの還状溝との間に、ガタつきの発生するこ
とが考えられる。本考案は伝動ギヤをスライド操作して
変速操作を行うギヤ変速構造において、前述のような磨
耗現象を抑えることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は以上のよ
うなギヤ変速構造において、次のように構成することに
ある。 [1] 軸芯方向にスライド操作自在に支持された伝動軸に、伝
動ギヤを一体回転及び一体でスライド自在に備えて、伝
動軸の外周面に円周方向に沿う還状溝を形成し、還状溝
に係入したシフトフォークにより伝動軸をスライド操作
可能に構成すると共に、伝動軸のスライド操作によりこ
の伝動軸に備えられた伝動ギヤを、複数の伝動ギヤのう
ちの一つに択一的に咬合操作可能に構成してある。
【0006】[2] 軸芯方向にスライド操作自在に支持された伝動軸の両外
側部分に、一対の第1伝動ギヤを一体回転及び一体でス
ライド自在に備え、伝動軸の中間部分に第2伝動ギヤを
支持させて、伝動軸の外周面に円周方向に沿う還状溝を
形成し、還状溝に係入したシフトフォークにより伝動軸
をスライド操作可能に構成すると共に、伝動軸のスライ
ド操作によりこの伝動軸に備えられた一対の第1伝動ギ
を、複数の伝動ギヤのうちの一つに択一的に咬合操作可
能に構成してある。
【0007】
【作用】[I] 変速用の伝動ギヤは、回転する伝動軸の外側に外嵌され
ているので、伝動ギヤのボス部の外径は伝動軸の外径よ
りも大きくなっている。従って、伝動ギヤのボス部に設
けられた還状溝において、円周方向の速度は比較的高速
である。
【0008】請求項1の特徴によると、変速用の伝動ギ
ヤを備えた伝動軸を、伝動ギヤと一体でスライド操作し
て、伝動軸の伝動ギヤを複数の伝動ギヤのうちの一つに
咬合させることによって変速操作を行っている。この場
合、伝動ギヤのボス部よりも伝動軸の外周面の方が外径
が小さいので、請求項1の特徴のようにシフトフォーク
が係入される還状溝を、伝動軸の外周面に設ければ、還
状溝での円周方向の速度が従来の構造よりも小さくな
る。これにより、シフトフォークと還状溝の内壁が常に
擦れ合っていても、円周方向の速度が小さいことによっ
て磨耗を抑えることができる。
【0009】[II] 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項
[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以
下のような「作用」を備えている。請求項2の特徴によ
ると、伝動軸の両外側部分に一対の第1伝動ギヤが備え
られており、一対の第1伝動ギヤと一体で伝動軸をスラ
イド操作することができるので、一対の第1伝動ギヤに
より2系統の動力を伝達する型式に容易に対応できる。
請求項2の特徴のように伝動軸の両外側部分に一対の第
1伝動ギヤが備えられると、伝動軸の中間部分に空きス
ペースができるので、請求項2の特徴では伝動軸の中間
部分が別の第2伝動ギヤの支持部分に使用することがで
きる。
【0010】
【考案の効果】請求項1の特徴によると、ギヤ変速構造
において伝動ギヤと一体で伝動軸をスライド自在に構成
し、伝動軸の外周面に設けられた還状溝にシフトフォー
クを係入して、伝動軸及び伝動ギヤを一体でスライド操
作するように構成することにより、シフトフォークが係
入される還状溝の円周方向の速度を抑えて、シフトフォ
ーク及び還状溝の内壁に生じる磨耗を抑えることができ
るようになり、ガタつきを抑制し耐久性を向上させなが
ら、円滑に変速操作が行えるようになった。
【0011】請求項2の特徴によると、請求項1の場合
と同様に前述の請求項1の「発明の効果」を備えてお
り、この「発明の効果」に加えて以下のような「発明の
効果」を備えている。請求項2の特徴のように、伝動軸
の両外側部分に一対の第1伝動ギヤを備えることによ
り、2系統の動力を伝達する型式に容易に対応できる
点、並びに、空きスペースである伝動軸の中間部分が別
の第2伝動ギヤの支持部分に使用することができる点に
より、構造的に有利なものとなった。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は作業車の1つであるコンバインの走行系の
ミッションケース2の構造を示しており、エンジン(図
示せず)からの動力がテンションクラッチを備えたベル
ト伝動機構(図示せず)を介して、静油圧式無段変速装
置Mの入力プーリー16に伝達される。静油圧式無段変
速装置Mの出力軸1からの動力は、第1伝動軸14から
出力プーリー15を介して刈取部(図示せず)に伝達さ
れていく。
【0013】出力軸1からの動力は、第1ギヤ10を介
して第2伝動軸21に伝達される。第2伝動軸21に第
1高速ギヤ22が相対回転自在に外嵌され、シフトギヤ
3がスプライン構造にてスライド操作自在に取り付けら
れている。第3伝動軸24(伝動軸に相当)に低速ギヤ
25(第2伝動ギヤに相当)、中速ギヤ8(第2伝動ギ
ヤに相当)、及び第2高速ギヤ23(第2伝動ギヤに相
当)がスプライン構造にて取り付けられ、第1及び第2
高速ギヤ22,23が咬合している。これにより、シフ
トギヤ3をスライド操作して第1高速ギヤ22、中速ギ
ヤ8及び低速ギヤ25に咬合させることにより動力を高
中低の3段に変速できるのであり、この動力が中速ギヤ
8に咬合する第1伝動ギヤ7に、直進用の正転動力とし
て伝達される。
【0014】第1伝動ギヤ7を支持する支持軸6に右及
び左のサイドギヤ12が相対回転自在に外嵌されて、左
右の車軸5の入力ギヤ18が左右のサイドギヤ12に常
時咬合している。これにより、右又は左のサイドギヤ1
2と第1伝動ギヤ7との間に咬合式の第1クラッチFC
が構成されており、サイドギヤ12の凸状の咬合部13
を第1伝動ギヤ7に咬合させることによって、直進用の
正転動力を左右のクローラ式の走行装置4に伝達する。
スプリング19はサイドギヤ12を第1伝動ギヤ7側に
付勢するものである。
【0015】支持軸6の左右に一対の第2伝動ギヤ9
(伝動ギヤに相当)が外嵌されて、第2伝動ギヤ9とサ
イドギヤ12との間に多板摩擦式の第2クラッチRCが
設けられている。図1及び図2に示すように、第3伝動
軸24の両端に第2ギヤ11(伝動ギヤ及び第1伝動ギ
ヤに相当)が固定されており、軸受用の左右一対のベア
リング31の内側にスリーブ38が嵌め込まれて、左右
のスリーブ38に第3伝動軸24が紙面左右方向にスラ
イド自在に支持されている。この場合、低速ギヤ25や
中速ギヤ8は第3伝動軸24にスプライン構造にて支持
され、スリーブ26により位置決めされているので、第
3伝動軸24のスライド操作を行っても低速ギヤ25や
中速ギヤ8の位置は変わることはなく、第2伝動軸21
からの動力が低速ギヤ25等により第3伝動軸24に正
常に伝達される。
【0016】図1に示すように、ミッションケース2に
おいて紙面左右方向にスライド自在にシフト軸29が支
持されており、シフト軸29の先端にシフトフォーク3
0が固定されている。第3伝動軸24の紙面左端の外周
面に円周方向に沿う還状溝24aが形成されており、シ
フトフォーク30の先端が還状溝24aに係入されてい
る。図2に示すように、機体の操縦部に備えられた人為
操作型式の切換レバー32と、シフト軸29とが連係機
構41により機械的に連動連結されており、切換レバー
32によりシフト軸29及びシフトフォーク30を介し
て、第3伝動軸24を紙面左右方向にスライド操作す
る。
【0017】図1及び図2に示すように、ミッションケ
ース2の左右に一対の第4伝動軸39が支持され、第4
伝動軸39に第3ギヤ27(伝動ギヤに相当)及び第4
ギヤ28が固定されており、左右の第4ギヤ28が第2
伝動ギヤ9に咬合している。以上の構造により、切換レ
バー32を超信地旋回位置に操作して第3伝動軸24を
紙面左方にスライド操作すると、第3伝動軸24の左右
の第2ギヤ11が左右の第3ギヤ27に咬合する。
【0018】これにより、第3伝動軸24の動力が第3
ギヤ27、第4伝動軸39及び第4ギヤ28を介して、
逆転状態で左右の第2伝動ギヤ9に伝達される。従っ
て、例えば左のサイドギヤ12を第1伝動ギヤ7から離
し操作し、左のサイドギヤ12の押圧部17で第2クラ
ッチRCを押圧入り操作すると、左の第2伝動ギヤ9の
逆転動力が左の走行装置4に伝達されて左に超信地旋回
が行える。
【0019】次に、切換レバー32を緩旋回位置に操作
して第3伝動軸24を紙面右方にスライド操作すると、
第3伝動軸24の左右の第2ギヤ11が左右の第2伝動
ギヤ9に咬合する。これにより、第3伝動軸24から第
1伝動ギヤ7に伝達される正転動力よりも低速の正転動
力が、第3伝動軸24から第2伝動ギヤ9に伝達され
る。従って、例えば左のサイドギヤ12を第1伝動ギヤ
7から離し、左のサイドギヤ12の押圧部17で第2ク
ラッチRCを押圧入り操作すると、左の走行装置4が右
の走行装置4よりも低速で正転駆動されて、左右の走行
装置4の速度差により機体は左に緩旋回していく。
【0020】次に、左右のサイドギヤ12のスライド操
作構造について説明する。図3及び図2に示すように左
右のサイドギヤ12のスライド操作用の操作アーム20
と、操作アーム20を揺動操作する油圧シリンダ33が
備えられている。油圧シリンダ33を収縮側に付勢する
スプリング(図示せず)が内装されており、ポンプ34
からの作動油が、油圧シリンダ33に対する電磁操作式
の制御弁35に供給されている。サイドギヤ12が第1
伝動ギヤ7から離れ(第1クラッチFCの切り状態)、
且つ、第2クラッチRCを押圧入り操作しない中立停止
位置に動くまで油圧シリンダ33が伸張すると、油圧シ
リンダ33から作動油を抜いて油圧シリンダ33を中立
停止位置で停止させるドレン油路36が設けられてお
り、ドレン油路36に可変リリーフ弁37が設けられて
いる。
【0021】次に、制御弁35及び可変リリーフ弁37
の操作について説明する。図3及び図2に示す状態は、
左右のサイドギヤ12が第1伝動ギヤ7に咬合した直進
状態である。この状態から例えば操作レバー40を左の
第1旋回位置L1に操作すると、制御弁35のみが切換
操作されて、左側の油圧シリンダ33に作動油が供給さ
れ、左のサイドギヤ12が紙面左方にスライド操作され
て、第1伝動ギヤ7から離れる(第1クラッチFCの切
り状態)。この場合、可変リリーフ弁37が全開状態に
あるので、左のサイドギヤ12が第2クラッチRCを押
圧する前の中立停止位置で、ドレン油路36が開き可変
リリーフ弁37から作動油が抜けて、左のサイドギヤ1
2が中立停止位置で停止する。これが、左の走行装置4
への伝動を断った状態であり、機体は緩やかに左に向き
を変えていく。
【0022】次に操作レバー40を左の第2旋回位置L
2に操作すると、可変リリーフ弁37が絞り操作され
て、油圧シリンダ33が中立停止位置から伸張して左の
第2クラッチRCが完全に入り操作される。この場合、
図2に示すように、切換レバー32を超信地旋回位置に
操作して、第3伝動軸24の左右の第2ギヤ11を第3
ギヤ27に咬合させていれば、左の走行装置4が逆転駆
動され超信地旋回が行える。左の第1旋回位置L1と第
2旋回位置L2との間で操作レバー40を操作すると、
前述の状態から作動油が油圧シリンダ33より抜かれて
第2クラッチRCへの押圧力が弱められる。これによ
り、第2クラッチRCが滑って左の走行装置4の逆転速
度を変更できる。
【0023】逆に、切換レバー32を緩旋回位置に操作
して、第3伝動軸24の左右の第2ギヤ11を第2伝動
ギヤ9に咬合させていれば、操作レバー40を左の第2
旋回位置L2に操作した場合に、左の走行装置4が低速
で正転駆動されて緩旋回が行える。操作レバー40を左
の第1及び第2旋回位置L1,L2の間に位置させる
と、前述と同様に第2クラッチRCが滑って、左の走行
装置4の低速の正転速度を変更できる。以上の操作は右
の第1旋回位置R1及び第2旋回位置R2においても同
様に行われる。
【0024】以上の図1及び図2に示す構造は、一方の
走行装置4を低速で正転駆動する状態と逆転駆動する状
態の2状態に切り換える構成となっている。ミッション
ケース2においては、このような2状態に切り換える型
式に代えて、一方の走行装置4に制動を掛けるサイドブ
レーキ42を装備する型式にも使用できるようになって
おり、次にこの構成について説明する。図1及び図4に
示すように、ミッションケース2の左右の側壁において
支持軸6の部分に開孔2aが設けられている。これによ
り、前述の2状態に切り換える型式では図1に示すよう
に、支持軸6、第2クラッチRC、第4伝動軸39及び
シフト軸29を支持する支持ケース43が、ミッション
ケース2の左右の開孔2aの部分に取り付けられてい
る。
【0025】次にサイドブレーキ42を装備する型式の
場合には、図4に示すように第3伝動軸24を短くして
第2ギヤ11を左右に取り付けずに、第3伝動軸24を
スライド操作しないように構成し、第3伝動軸24の左
右の部分に蓋44を取り付ける。図1及び図2に示すよ
うな、左右一対の第4伝動軸39は装備しない。ミッシ
ョンケース2の左右の開孔2aに、サイドブレーキ42
を一体形成した支持ケース45を取り付ける。この構造
により、操作レバー40を右又は左の第2旋回位置R
2,L2にまで操作すると、サイドギヤ12の押圧部1
7がサイドブレーキ42を押圧して、一方の走行装置4
に制動が掛かるのであり、これが信地旋回状態である。
【0026】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第3伝動軸、第4伝動軸及び支持軸付近の縦断
正面図
【図2】ミッションケースの伝動構造を示す概略図
【図3】サイドギヤの油圧シリンダ、制御弁、可変リリ
ーフ弁等の油圧回路図
【図4】図1に示す型式からサイドブレーキを装備した
型式に変更した場合の第3伝動軸及び支持軸付近の縦断
正面図
【符号の説明】
8,23,25 第2伝動ギヤ 9,27 伝動ギヤ 11 伝動ギヤ、第1伝動ギヤ 24 伝動軸 24a 伝動軸の還状溝 30 シフトフォーク

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯方向にスライド操作自在に支持され
    た伝動軸(24)に、伝動ギヤ(11)を一体回転及び
    一体でスライド自在に備えて、前記伝動軸(24)の外
    周面に円周方向に沿う還状溝(24a)を形成し、前記
    還状溝(24a)に係入したシフトフォーク(30)に
    より前記伝動軸(24)をスライド操作可能に構成する
    と共に、 前記伝動軸(24)のスライド操作によりこの伝動軸
    (24)に備えられた伝動ギヤ(11)を、複数の伝動
    ギヤ(9),(27)のうちの一つに択一的に咬合操作
    可能に構成してあるギヤ変速構造。
  2. 【請求項2】 軸芯方向にスライド操作自在に支持され
    た伝動軸(24)の両外側部分に、一対の第1伝動ギヤ
    (11)を一体回転及び一体でスライド自在に備え、前
    記伝動軸(24)の中間部分に第2伝動ギヤ(8),
    (23),(25)を支持させて、 前記伝動軸(24)の外周面に円周方向に沿う還状溝
    (24a)を形成し、前記還状溝(24a)に係入した
    シフトフォーク(30)により前記伝動軸(24)をス
    ライド操作可能に構成すると共に、 前記伝動軸(24)のスライド操作によりこの伝動軸
    (24)に備えられた一対の第1伝動ギヤ(11)を、
    複数の伝動ギヤ(9),(27)のうちの一つに択一的
    に咬合操作可能に構成してあるギヤ変速構造。
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