JPH0532708Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0532708Y2 JPH0532708Y2 JP1986156321U JP15632186U JPH0532708Y2 JP H0532708 Y2 JPH0532708 Y2 JP H0532708Y2 JP 1986156321 U JP1986156321 U JP 1986156321U JP 15632186 U JP15632186 U JP 15632186U JP H0532708 Y2 JPH0532708 Y2 JP H0532708Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- bulging wall
- seal member
- flange body
- resin material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
- Joints Allowing Movement (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本考案は、一般に自動車、或いは各種の機械、
設備装置等に給油、給気の供給路として配設多用
される管径50m／ｍ程度以下の比較的小径で、且
つ肉厚2m／ｍ程度以下の薄肉金属配管端部での
フランジ継手との固着構造の改良に関するもので
ある。
設備装置等に給油、給気の供給路として配設多用
される管径50m／ｍ程度以下の比較的小径で、且
つ肉厚2m／ｍ程度以下の薄肉金属配管端部での
フランジ継手との固着構造の改良に関するもので
ある。
［従来の技術］
従来、この種の固着構造としては例えば第３図
に示すように、板状フランジ体１１の軸芯部に貫
設した組付け孔１２部に、配管P′の端部に挿着し
た状態をもつて銀鑞材若しくは真鍮鑞材により加
熱鑞熔着１３して固着構成されていた。
に示すように、板状フランジ体１１の軸芯部に貫
設した組付け孔１２部に、配管P′の端部に挿着し
た状態をもつて銀鑞材若しくは真鍮鑞材により加
熱鑞熔着１３して固着構成されていた。
［考案が解決しようとする問題点］
しかしながら、このような従来の固着構造にあ
つては、フランジ体１１と配管P′との極度の肉厚
の違いにより、バーナー等による加熱鑞熔着作業
時に該作業の不慣れ等による局部過熱、或いは配
管P′側の曲げ形状の不具合によるフランジ体１１
の取付け面での基体表面への片当り時の無理な取
付け等に起因し、配設使用状態下での加振とに相
俟つて鑞熔着１３部の配管１１側に亀裂、折損を
招くこととなつた。また、フランジ体１１側の取
付けシート面にしばしば鑞熔材の垂れをみると共
に、加熱鑞熔着作業後にフランジ体１１と配管
P′とに鍍金被膜処理を施す必要があり、且つ鑞熔
着作業が困難なため鋳造材によるフランジ体を用
いることがむずかしい等の問題を有するものであ
つた。本考案は上記した従来の問題を極めて効果
的に解決するため、フランジ体の組付け孔内部に
設けた環状凹溝部に填挿したシール部材を、配管
側に設けた球面状もしくはブリツチ面状の膨出壁
部により押圧せしめて密合した状態で該配管側を
取付け調整自在に係着して連結固定せしめること
により、前記加熱鑞熔着を不要とし、且つ前記基
体表面への片当りに際してもユニバーサル機能
（フランジ体に対する回転及び角度）を発揮する
ことによつて固着部における配管側での亀裂、折
損の憂いをなくし、更に環状凹溝部の両側溝周側
壁によつて前記膨出壁への抜け防止機能を備えて
確実に連結固定することのできる固着構造を提案
することを目的とするものである。
つては、フランジ体１１と配管P′との極度の肉厚
の違いにより、バーナー等による加熱鑞熔着作業
時に該作業の不慣れ等による局部過熱、或いは配
管P′側の曲げ形状の不具合によるフランジ体１１
の取付け面での基体表面への片当り時の無理な取
付け等に起因し、配設使用状態下での加振とに相
俟つて鑞熔着１３部の配管１１側に亀裂、折損を
招くこととなつた。また、フランジ体１１側の取
付けシート面にしばしば鑞熔材の垂れをみると共
に、加熱鑞熔着作業後にフランジ体１１と配管
P′とに鍍金被膜処理を施す必要があり、且つ鑞熔
着作業が困難なため鋳造材によるフランジ体を用
いることがむずかしい等の問題を有するものであ
つた。本考案は上記した従来の問題を極めて効果
的に解決するため、フランジ体の組付け孔内部に
設けた環状凹溝部に填挿したシール部材を、配管
側に設けた球面状もしくはブリツチ面状の膨出壁
部により押圧せしめて密合した状態で該配管側を
取付け調整自在に係着して連結固定せしめること
により、前記加熱鑞熔着を不要とし、且つ前記基
体表面への片当りに際してもユニバーサル機能
（フランジ体に対する回転及び角度）を発揮する
ことによつて固着部における配管側での亀裂、折
損の憂いをなくし、更に環状凹溝部の両側溝周側
壁によつて前記膨出壁への抜け防止機能を備えて
確実に連結固定することのできる固着構造を提案
することを目的とするものである。
［問題を解決するための手段］
本考案は接続端部に球面状もしくはブリツヂ面
状からなる外方への膨出壁を設けた配管の該膨出
壁部を、板状フランジ体の軸芯部に貫設する取付
け孔の孔周面に沿つて内部に設けた環状凹溝部に
没設、填挿したゴム材或いは樹脂材からなる環状
の弾性シール部材部に、該シール部材を密合状に
押圧した状態で係着せしめると共に、前記凹溝部
の内部に配管側の膨出壁の外周壁を位置せしめて
抜け止め係支構造となし、該配管側を取付け調整
自在に連結固定せしめて構成した薄肉金属配管端
部とフランジ継手との固着構造を要旨とするもの
である。
状からなる外方への膨出壁を設けた配管の該膨出
壁部を、板状フランジ体の軸芯部に貫設する取付
け孔の孔周面に沿つて内部に設けた環状凹溝部に
没設、填挿したゴム材或いは樹脂材からなる環状
の弾性シール部材部に、該シール部材を密合状に
押圧した状態で係着せしめると共に、前記凹溝部
の内部に配管側の膨出壁の外周壁を位置せしめて
抜け止め係支構造となし、該配管側を取付け調整
自在に連結固定せしめて構成した薄肉金属配管端
部とフランジ継手との固着構造を要旨とするもの
である。
［実施例］
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
れば、第１図は本考案の薄肉金属配管端部とフラ
ンジ継手との固着構造の一部切欠きによる側面
図、第２図は他の実施例を示す同上第１図相当図
であつて、１は鍛造、鋳造或いは鋼板材の打ち抜
き等による板状フランジ体であり、軸芯部に貫設
する組付け孔２の孔周面に沿つてその内部に設け
た環状凹溝部３にゴム或いは樹脂材からなる環状
の弾性シール部材４を没設、填挿してある。Ｐは
端部にバルジ加工、或いはビード加工等により球
面状、もしくはブリツヂ面状からなる外方への膨
出壁５を設けてなる配管であり、該膨出壁部によ
つて前記弾性シール部材４を押圧せしめて密合し
た状態をもつて配管Ｐを取付け調整自在に係着し
て連結固定して構成するものである。尚６，６′
は基体（図示せず）への取付けボルト孔である。
れば、第１図は本考案の薄肉金属配管端部とフラ
ンジ継手との固着構造の一部切欠きによる側面
図、第２図は他の実施例を示す同上第１図相当図
であつて、１は鍛造、鋳造或いは鋼板材の打ち抜
き等による板状フランジ体であり、軸芯部に貫設
する組付け孔２の孔周面に沿つてその内部に設け
た環状凹溝部３にゴム或いは樹脂材からなる環状
の弾性シール部材４を没設、填挿してある。Ｐは
端部にバルジ加工、或いはビード加工等により球
面状、もしくはブリツヂ面状からなる外方への膨
出壁５を設けてなる配管であり、該膨出壁部によ
つて前記弾性シール部材４を押圧せしめて密合し
た状態をもつて配管Ｐを取付け調整自在に係着し
て連結固定して構成するものである。尚６，６′
は基体（図示せず）への取付けボルト孔である。
［作用］
本考案は、このように構成されているため、前
記環状凹溝部３に填挿した組付け孔２内部の弾性
シール部材４を、配管Ｐ側の端部に設けた球面状
もしくはブリツヂ面状の膨出壁５部により押圧せ
しめて密合した状態で配管Ｐ側を取付け調整自在
に係着し、且つ前記凹溝部３の両側溝周側壁によ
つて膨出壁５への抜け防止機能を備えて確実に連
結固定せしめる結果となる。
記環状凹溝部３に填挿した組付け孔２内部の弾性
シール部材４を、配管Ｐ側の端部に設けた球面状
もしくはブリツヂ面状の膨出壁５部により押圧せ
しめて密合した状態で配管Ｐ側を取付け調整自在
に係着し、且つ前記凹溝部３の両側溝周側壁によ
つて膨出壁５への抜け防止機能を備えて確実に連
結固定せしめる結果となる。
［考案の効果］
以上説明したように本考案による薄肉金属配管
端部とフランジ継手との固着構造としては、前記
膨出壁５による環状凹溝部３での弾性シール部材
４を押圧せしめて密合した状態で係着して連結固
定せしめて構成されるため、加熱鑞熔着手段を不
要とすると共に、配管Ｐ側の曲げ形状の不具合に
よる基体表面への片当りに際しても、ユニバーサ
ル機能（フランジ体に対する回転及び角度）を発
揮せしめることとなり、従つて固着部における配
管Ｐ側での亀裂、折損の憂いをなくし、更に環状
凹溝部３の両側溝周側壁によつて膨出壁５での抜
けを防止して確実に連結固定することができ、予
め鍍金被膜処理を施したフランジ体１及び配管Ｐ
のそれぞれの使用を可能として作業性を向上する
ことのできる等、極めて有用な薄肉金属配管端部
とフランジ継手との固着構造である。
端部とフランジ継手との固着構造としては、前記
膨出壁５による環状凹溝部３での弾性シール部材
４を押圧せしめて密合した状態で係着して連結固
定せしめて構成されるため、加熱鑞熔着手段を不
要とすると共に、配管Ｐ側の曲げ形状の不具合に
よる基体表面への片当りに際しても、ユニバーサ
ル機能（フランジ体に対する回転及び角度）を発
揮せしめることとなり、従つて固着部における配
管Ｐ側での亀裂、折損の憂いをなくし、更に環状
凹溝部３の両側溝周側壁によつて膨出壁５での抜
けを防止して確実に連結固定することができ、予
め鍍金被膜処理を施したフランジ体１及び配管Ｐ
のそれぞれの使用を可能として作業性を向上する
ことのできる等、極めて有用な薄肉金属配管端部
とフランジ継手との固着構造である。
第１図は本考案の一実施例を示す薄肉金属配管
端部とフランジ継手との固着構造の一部切欠きに
よる側面図、第２図は他の実施例を示す同上第１
図相当図、第３図は従来例の固着構造の一部切欠
き側面図である。 １……フランジ体、２……組付け孔、３……環
状凹溝部、４……弾性シール部材、５……膨出
壁、Ｐ……配管。
端部とフランジ継手との固着構造の一部切欠きに
よる側面図、第２図は他の実施例を示す同上第１
図相当図、第３図は従来例の固着構造の一部切欠
き側面図である。 １……フランジ体、２……組付け孔、３……環
状凹溝部、４……弾性シール部材、５……膨出
壁、Ｐ……配管。
Claims (1)
- 接続端部に球面状もしくはブリツヂ面状からな
る外方への膨出壁５を設けた配管Ｐの該膨出壁部
を、板状フランジ体１の軸芯部に貫設する組付け
孔２の孔周面に沿つて内部に設けた環状凹溝部３
に没設、填挿したゴム材或いは樹脂材からなる環
状の弾性シール部材４部に、該シール部材を密合
状に押圧した状態で係着せしめると共に、前記凹
溝部３の内部に配管Ｐ側の膨出壁５の外周壁を位
置せしめて抜き止め係支構造となし、該配管側を
取付け調整自在に連結固定せしめて構成したこと
を特徴とする薄肉金属配管端部とフランジ継手と
の固着構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986156321U JPH0532708Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986156321U JPH0532708Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6360789U JPS6360789U (ja) | 1988-04-22 |
| JPH0532708Y2 true JPH0532708Y2 (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=31077827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986156321U Expired - Lifetime JPH0532708Y2 (ja) | 1986-10-13 | 1986-10-13 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0532708Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097779A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Sankei Giken:Kk | 防振用管継手 |
| JP2009024718A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Kunitekku:Kk | フランジ付きパイプ接合構造 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744281B2 (ja) * | 1977-09-01 | 1982-09-20 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS49115712U (ja) * | 1973-01-29 | 1974-10-03 | ||
| JPS54103626U (ja) * | 1977-12-29 | 1979-07-21 | ||
| JPS5744281U (ja) * | 1980-08-27 | 1982-03-11 |
-
1986
- 1986-10-13 JP JP1986156321U patent/JPH0532708Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5744281B2 (ja) * | 1977-09-01 | 1982-09-20 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003097779A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Sankei Giken:Kk | 防振用管継手 |
| JP4718065B2 (ja) * | 2001-09-21 | 2011-07-06 | 株式会社サンケイ技研 | 防振用管継手 |
| JP2009024718A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Kunitekku:Kk | フランジ付きパイプ接合構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6360789U (ja) | 1988-04-22 |
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