JPH077252Y2 - 配管固定用ブラケットの取付具 - Google Patents

配管固定用ブラケットの取付具

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JPH077252Y2
JPH077252Y2 JP14631988U JP14631988U JPH077252Y2 JP H077252 Y2 JPH077252 Y2 JP H077252Y2 JP 14631988 U JP14631988 U JP 14631988U JP 14631988 U JP14631988 U JP 14631988U JP H077252 Y2 JPH077252 Y2 JP H077252Y2
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JP
Japan
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cylinder
fixing bracket
fixture
bolt
fixed
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JP14631988U
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JPH0265677U (ja
Inventor
憲二 高橋
矩康 小田
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、ラックアンドピニオン形動力舵取装置におけ
る配管固定用ブラケットを保持するための取付具に関す
るものである。
<従来の技術> ラックアンドピニオン形動力舵取装置のシリンダ付近に
ポンプからの圧力流体を導く配管が配置されている場
合、この配管の位置を保持してシリンダ等に接触しない
ようにすることが必要である。従来は第3図,第4図に
示されるように、シリンダ50付近にポンプからの圧力流
体を導く配管51にブラケット52が取り付けられ、このブ
ラケット52を円筒状のシリンダ50に溶接された取付具53
に設けたナット54にボルト55をねじこむことにより固定
して、前記配管51の位置を保持するようにしている。
<考案が解決しようとする問題点> しかし上記の従来のものでは、取付具53をシリンダ50に
溶接して固定するため、溶接によるひずみが発生する。
さらに溶接部近くまでピストンが移動するため、吹き抜
けが発生するおそれがある。また組立は、通常シリンダ
50に取付具53を溶接した後にメッキを行ない、その後シ
リンダ50にラックハウジング56を固定する順序で行なわ
れているが、このラックハウジング56の固定はリベット
で行なっていたため、作業性など問題があり、ラックハ
ウジング56の嵌合面に設けられた凹部57にシリンダ50を
かしめて固定するかしめ方式が考え出された。しかし上
記のかしめを行なうとき、シリンダ50を固定するかしめ
用治具が取付具53と干渉してしまい、かしめができなく
なってしまう問題が発生する。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上述した問題点を解決するためになされたもの
で、略半円形に曲げられた金属板製のベルト部材と、略
半円形に曲げられベルト部材と一端で噛み合い他端でボ
ルト等により固定された金属板製の結合部材とからな
り、その結合部材は中間部に内側にナットを設けた凸部
を形成し、その凸部のナットに前記シリンダ中心に向か
って配管固定用ブラケットを固定するボルトを締めるよ
うにしたものである。
<実施例> 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図,第2図において、ラックアンドピニオン形動力
舵取装置のシリンダ10付近には、図略のポンプからの圧
力流体を導く配管11が配置されている。この配管11の位
置を保持するために取付治具12が取り付けられている。
この取付治具12は、シリンダ10に固定される取付具13
と、配管11に固定される配管固定用ブラケット14から成
り立っている。
前記取付具13は、鋼製のベルト部材15と、同じく鋼製の
結合部材16とから構成されている。ベルト部材15はシリ
ンダ10の外径よりわずかに大きい半径で半円形に曲げら
れ、その一端には円形外方に平面部が形成され、その平
面部には溶接ナット17が設けられている。また他端にお
いて円形外方に曲げられ、その曲面部に長穴18が設けら
れている。そしてシリンダ10と接触する内面にゴムなど
の弾性材30がコーディングされている。
また結合部材16は、シリンダ10の外径よりわずかに大き
い半径で半円形に曲げられ、中間部にシリンダ10の中心
に向かってボルトがねじこまれるように溶接ナット19が
内側に設けられた凸部20が形成されている。また一端に
は円形外方にベルト部材15に対応して平面部が形成さ
れ、平面部にはボルト穴21が設けられている。さらに他
端には長穴18に嵌挿される舌部22が形成されている。そ
してシリンダ10と接触する内面にゴムなどの弾性材31が
コーディングされている。
これらベルト部材15と結合部材16は、一端で長穴18に舌
部22を嵌挿し、その舌部22を外方に曲げることにより噛
み合わせ、他端でボルト23をボルト穴21を通して溶接ナ
ット17に螺着して、その締付力によりシリンダ10に固定
されている。そしてベルト部材15と結合部材16のシリン
ダ10と接触する内面にコーディングされた弾性材30、31
により、シリンダ10の接触面が保護される。
また、配管固定用ブラケット14は一端にボルト穴24が設
けられて、他端にはグロメット25を介してボルト26と溶
接ナット27により配管11を保持している。そして取付具
13と配管固定用ブラケット14は、ボルト28をボルト穴24
を通して、結合部材16に設けられた凸部20の溶接ナット
19に螺着することにより結合されている。この結合面は
シリンダ10の中心に向かってボルト28がねじこまれるよ
うに設けてあり、ボルト結合位置をシリンダ10中心から
の角度で簡単に設定することができ、組付と検査をやり
やすくしている。
上記に説明したような取付具13の構成により、取付具13
はシリンダ10に溶接して固定していないため、溶接によ
るひずみが発生しない。また図略のラックハウジングと
シリンダ10をかしめて固定したのちに取付具13を組み付
けるので、取付具13と図略のかしめ用治具が干渉してし
まう問題も起きない。
さらに取付具13の結合部材16と配管固定用ブラケット14
は、帯状の結合部材16の中間部に設けられた凸部20にお
いて結合されるので、構造的に剛性が大きくなる。
前記の実施例では、ベルト部材15と結合部材16のシリン
ダ10と接触する内面に弾性材30、31がコーディングさ
れ、シリンダ10の接触面を保護しているが、シリンダ10
の取付具13が接触する外面に弾性材のパッキンを巻いて
もよい。
<考案の効果> 以上述べたように本考案においては、従来のように溶接
による固定をせず、取付具を2分割にしてボルト等で固
定するようにしたことにより、溶接によるひずみが発生
しない。またラックハウジングとシリンダをかしめて固
定したのちに取付具を取り付けることができるので、か
しめ用治具と取付具が干渉してしまう問題も起きない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す取付具の正面図、第2図
は第1図のII方向から見た矢視図、第3図は従来の取付
具の正面図、第4図は第3図のIV方向から見た矢視図で
ある。 10……シリンダ、13……取付具、14……配管固定用ブラ
ケット、15……ベルト部材、16……結合部材、19……溶
接ナット、20……凸部、28……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプからの圧力流体を導く配管の固定用
    ブラケットを保持するために設けられたラックアンドピ
    ニオン形動力舵取装置のシリンダ外周に固定される取付
    具において、略半円形に曲げられた金属板製のベルト部
    材と、略半円形に曲げられ前記ベルト部材と一端で噛み
    合い他端でボルト等により固定された金属板製の結合部
    材とからなり、その結合部材は中間部に内側にナットを
    設けた凸部を形成し、その凸部のナットに前記シリンダ
    中心に向かって前記固定用ブラケットを固定するボルト
    を締めるようにしたことを特徴とする取付具。
JP14631988U 1988-11-09 1988-11-09 配管固定用ブラケットの取付具 Expired - Lifetime JPH077252Y2 (ja)

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JP14631988U JPH077252Y2 (ja) 1988-11-09 1988-11-09 配管固定用ブラケットの取付具

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JPH0265677U JPH0265677U (ja) 1990-05-17
JPH077252Y2 true JPH077252Y2 (ja) 1995-02-22

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JP4801467B2 (ja) * 2006-02-24 2011-10-26 株式会社ショーワ パワーステアリング装置

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JPH0265677U (ja) 1990-05-17

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