JPH07383Y2 - 配管固定用ブラケットの取付機構 - Google Patents

配管固定用ブラケットの取付機構

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JPH07383Y2
JPH07383Y2 JP1989066133U JP6613389U JPH07383Y2 JP H07383 Y2 JPH07383 Y2 JP H07383Y2 JP 1989066133 U JP1989066133 U JP 1989066133U JP 6613389 U JP6613389 U JP 6613389U JP H07383 Y2 JPH07383 Y2 JP H07383Y2
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JP
Japan
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pipe
cylinder
fixing bracket
rack
pipe fixing
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重巳 高橋
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ラックアンドピニオン形動力舵取装置におい
て、配管固定用ブラケットを保持するための取付機構に
関するものである。
〈従来の技術〉 ラックアンドピニオン形動力舵取装置のシリンダ及びラ
ックハウジング付近にポンプからの圧力流体を導く配管
が配置される場合、この配管の位置を保持してこれらの
部品に接触しないようにすることが必要となる。
従来は第3図,第4図に示されるように、シリンダ50の
外周に取付具53を溶接して、この取付具53のナット54
に、ポンプからの圧力流体を導く配管51に取りつけられ
たブラケット52をボルト55により固定して配管51を保持
する方法や、第5図,第6図に示されるように、シリン
ダ60の外周に円形に曲げた金属板製のベルト状の取付具
61をボルト62で締付固定し、この取付具61に配管63に取
りつけられたブラケット64をボルト65により固定して、
配管63を保持する方法が用いられていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし前者の方法は、取付具53をシリンダ50に溶接して
固定するため、シリンダ50に溶接によるひずみが発生
し、シリンダ50内で摺動するピストンとの間に隙間が生
じて、吹き抜けが発生するおそれがある。またシリンダ
50とラックハウジング56の固定のためかしめ部57でかし
め嵌合するとき、かしめ用治具が取付具53と干渉すると
いう問題が生じた。
また、後者の方法では、シリンダ60に溶接によるひずみ
は発生しないが、取付具61にシリンダ60固定時の円周方
向と軸方向の位置決めをする位置決め部材66を設ける必
要があり、そのため取付具61の構造が複雑になってしま
う。また取付具61の寸法精度やボルト62の締付精度が影
響して、配管63の位置の精度をよくすることは困難であ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上述した問題点を解決するためになされたもの
で、円筒状のシリンダと、このシリンダの一端に固定さ
れた鋳物製のラックハウジングと、圧力流体を導通する
配管とを備えたラックアンドピニオン形動力舵取装置に
おいて、前記ラックハウジングの外周に、このラックハ
ウジングの鋳造時に押し湯の役割をなした台座部を残存
させ、この台座部にねじ穴を形成し、このねじ穴に螺合
するボルトによって前記配管を固定する配管固定用ブラ
ケットを前記台座部に取付けたものである。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図,第2図のラックアンドピニオン形動力舵取装置にお
いて、10は円筒状のシリンダで、内部にシャフト20およ
びこのシャフト20に固定された摺動可能の図略のピスト
ンが挿入されている。11はそのシリンダ10の一端にかし
め部21にてかしめ固定された鋳鉄製のラックハウジング
で、内部にシャフト20のラック部22とこのラック部22に
噛合する図略のピニオンが設けられている。そしてラッ
クアンドピニオン形動力舵取装置の付近には、図略のポ
ンプからの圧力流体を導く配管12が配置されている。
そして、配管12が配置されている付近のラックハウジン
グ11の外周には、ラックハウジング11の鋳造時に押し湯
の役割をしていた部分を利用した台座部13が設けられ、
この台座部13の上面にはシリンダ10の軸線と平行で垂直
にねじ穴14が形成された端面13aが形成されている。こ
の台座部13は、端面13aのねじ穴14に前記配管12に取付
けられたブラケット16がボルト17により噛合されて取り
付けられる取付部となる。
前記ブラケット16は、帯状の金属板をその帯の両端を合
わせて折り曲げた形状をし、折り曲げ部の内周形状を円
断面にし、そこにグロメット18を介して配管12を保持し
ている。また両端の面接触している平面部には、それぞ
れ取付穴16a,16bが同じ位置に設けられ、それら取付穴1
6a,16bを介して、前記ねじ穴14にボルト17が螺合して、
ブラケット16をラックハウジング11に固定している。
上記に説明したような取付機構においては、取付部であ
る台座部13はラックハウジング11の押し湯跡を利用して
いるため、従来のようにシリンダ10外周に固定する取付
具を必要とせず、部品点数が削減できる。また溶接によ
り固定していないので、それによる不具合は発生しな
い。また配管12の位置精度は、台座部13の端面13a位置
の精度だけで決まるので、精度が出しやすく、位置ずれ
も起きにくい。
〈考案の効果〉 以上述べたように本考案においては、ラックハウジング
の外周に、このラックハウジングの鋳造時に押し湯の役
割をなした台座部を残存させ、この台座部にねじ穴を形
成し、このねじ穴に螺合するボルトによって配管を固定
する配管固定用ブラケットを台座部に取付けた構成であ
るので、通常は無用のものとして切除される押し湯跡を
利用して配管固定用ブラケットを取付けることができ、
これによりきわめて僅かな部品と加工によって配管の固
定を行い得、従来のような溶接によるひずみが発生した
りすることもない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す取付機構の正面図、第2
図は第1図のII方向から見た矢視図、第3図は従来の取
付具の正面図、第4図は第3図のIV方向から見た矢視
図、第5図は別タイプの従来の取付具の正面図、第6図
は第5図のVI方向から見た矢視図である。 10……シリンダ、11……ラックハウジング、12……配
管、13……台座部、13a……端面、14……ねじ穴、16…
…ブラケット、16a,16b……取付穴、17……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状のシリンダと、このシリンダの一端
    に固定された鋳物製のラックハウジングと、圧力流体を
    導通する配管とを備えたラックアンドピニオン形動力舵
    取装置において、前記ラックハウジングの外周に、この
    ラックハウジングの鋳造時に押し湯の役割をなした台座
    部を残存させ、この台座部にねじ穴を形成し、このねじ
    穴に螺合するボルトによって前記配管を固定する配管固
    定用ブラケットを前記台座部に取付けたことを特徴とす
    る配管固定用ブラケットの取付機構
JP1989066133U 1989-06-06 1989-06-06 配管固定用ブラケットの取付機構 Expired - Fee Related JPH07383Y2 (ja)

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