JPS6242208Y2 - - Google Patents

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JPS6242208Y2
JPS6242208Y2 JP15026181U JP15026181U JPS6242208Y2 JP S6242208 Y2 JPS6242208 Y2 JP S6242208Y2 JP 15026181 U JP15026181 U JP 15026181U JP 15026181 U JP15026181 U JP 15026181U JP S6242208 Y2 JPS6242208 Y2 JP S6242208Y2
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JP
Japan
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flange
plate
pressure vessel
welding
main body
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JP15026181U
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JPS5853955U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧力容器におけるフランジ用鍔板取付
構造に関する。
(従来の技術) 一般に、圧力容器本体に平蓋又は管板等を取付
ける場合、圧力容器本体にフランジを設け、その
フランジを平蓋等との間にガスケツトをはさんで
ボルト締めをすることが行なわれている。通常、
圧力容器はその耐食性を向上させるため、その接
液部に耐食性材料をライニング材やクラツド材と
して使用することが多いが、耐食性材料は容器本
体やフランジの耐圧材料より高価で、しかもそれ
らと溶接できないのが通例である。このため、前
記フランジ構造を適用する場合において、圧力容
器本体の接液部に使用される材料がフランジ材料
と冶金学的に溶接不可能である場合、または溶接
しない構造にすることが適当である場合、第3図
に示すように、容器本体1およびフランジ2とは
別に容器本体1の接液部1aの材料と同材料の鍔
板3を設け、この鍔板1と圧力容器本体1の接液
部1aとを溶接することによつてガスケツト部分
のシール性、耐食性および経済的効果を得るよう
にしている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような取付構造では、溶接
時、溶接による歪を防止するために、治具でフラ
ンジと鍔板とを拘束することが行なわれている
が、溶接後に歪防止治具を取り外すと、溶接部7
の残留応力によつて鍔板3の外周端側がフランジ
接着面から矢印Aの方向に浮き上がり、外周端側
とフランジ面との間にすきまを生じた状態の歪を
生じる。その歪を取り除くため、溶接後、ガスケ
ツト面3aを機械加工仕上げしても歪が残つてい
る状態で加工するため、指示通りの仕上げ面を確
保することが極めて困難であり、場合によつては
ガスケツト面3aから漏洩するという問題があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、このような問題を解決すべくなされ
たものであつて、溶接に起因する残留応力による
鍔板の歪をなくし、ガスケツト面の仕上精度を確
保すると共に、ガスケツト面からの内部流体の漏
洩を防止できる熱交換器や圧力容器におけるフラ
ンジ用鍔板取付構造を提供することを目的とし、
その要旨は、圧力容器本体の開口端外周に突設さ
れたフランジまたはフランジと本体との間に環状
溝を形成し、該環状溝に予め仕上加工を施した鍔
板の環状突出部を嵌合させると共に、該鍔板を圧
力容器本体に溶接してなることを特徴とする圧力
容器におけるフランジ用鍔板取付構造にある。
(作 用) 本発明はフランジ又はフランジと容器本体との
間に設けた環状溝に鍔板に設けた環状突出部を嵌
合させた構造とすることによつて溶接部の残留応
力による鍔板の外周端側の浮き上がりをそれらの
嵌合面により阻止し、歪の発生を防止したもので
ある。
(実施例) 以下、添付図面を参照して本考案を具体的に説
明する。
図において、1は有底の圧力容器本体で、クラ
ツド鋼で作られている。本体1の開口端外周には
フランジ2が溶接により固着され、そのフランジ
2と本体1との間に環状溝4が形成されている。
なお、この環状溝4はフランジ2にのみ形成する
ようにしてもよい。鍔板3はその外周に沿つて環
状溝4に嵌合する環状突出部4aを有し、そのガ
スケツトに接する面3aは予め適当なハメアイ寸
法を決め機械加工により仕上げ加工が予め施され
ている。
この鍔板3をフランジ2に取付ける場合、ま
ず、その環状突出部3aを本体1とフランジ2と
の間に嵌合させて鍔板3を固定させ、次いで鍔板
3の内側円周に沿つて本体1に溶接すればよい。
要すれば、溶接に先立つて、鍔板3を嵌合させた
後、フランジ2の内周端5で鍔板3をカシメるよ
うにしてもよい。なお、図中、6は当板、7は溶
接部、8はボルト穴で、フランジは本体1の耐圧
材料に溶接により固定されている。
(考案の効果) 本考案に係る上記構造にすると、溶接時、鍔板
の突出部3aと溝4との嵌合面8の摩擦力によつ
て固定されているため、鍔板の外周端側が溶接の
残留応力によりフランジとの密着面から浮上がる
ことがない。また、予め仕上加工を施した鍔板を
使用して溶接できるため、溶接後の機械仕上げが
不要となる他、容器使用温度におけるフランジと
鍔板の熱膨張差を嵌合部分で強制的になくすた
め、熱膨張差によるガスケツト面からの漏洩をも
防止できるなどの効果が得られる。このような取
付構造は鍔板がチタン、ジルコニウム、タンタ
ル、ハステレイなどフランジ材料と異なる場合に
特に有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した圧力容器の部分断面
図、第2図はその要部拡大図、第3図は従来の鍔
板取付構造を示す要部断面図である。 1……圧力容器本体、2……フランジ、3……
鍔板、4……環状溝、7……溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力容器本体の開口端外周に突設されたフラン
    ジまたはフランジと本体との間に環状溝を形成
    し、該環状溝に予め仕上加工を施した鍔板を嵌合
    させると共に、該鍔板を圧力容器本体に溶接して
    なることを特徴とする圧力容器におけるフランジ
    用鍔板取付構造。
JP15026181U 1981-10-09 1981-10-09 圧力容器におけるフランジ用鍔板取付構造 Granted JPS5853955U (ja)

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JP15026181U JPS5853955U (ja) 1981-10-09 1981-10-09 圧力容器におけるフランジ用鍔板取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS5853955U JPS5853955U (ja) 1983-04-12
JPS6242208Y2 true JPS6242208Y2 (ja) 1987-10-29

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2502564Y2 (ja) * 1989-08-14 1996-06-26 創研工業株式会社 溶接部を含め内面処理した高精密内面を有するシリンダ―
JP5729421B2 (ja) 2013-06-18 2015-06-03 住友金属鉱山株式会社 ライニング構造

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JPS5853955U (ja) 1983-04-12

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