JPH0511480Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0511480Y2
JPH0511480Y2 JP12808687U JP12808687U JPH0511480Y2 JP H0511480 Y2 JPH0511480 Y2 JP H0511480Y2 JP 12808687 U JP12808687 U JP 12808687U JP 12808687 U JP12808687 U JP 12808687U JP H0511480 Y2 JPH0511480 Y2 JP H0511480Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
annular
resistant material
plate
cylindrical member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12808687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6434535U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12808687U priority Critical patent/JPH0511480Y2/ja
Publication of JPS6434535U publication Critical patent/JPS6434535U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0511480Y2 publication Critical patent/JPH0511480Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、腐食性液体の圧力測定に用いられる
シールダイアフラム付突出形受圧部に関する。
(従来の技術) 従来のシールダイアフラム付突出形受圧部を第
5図に示す。この場合、円板部材29のガスケツ
ト座29aより図示左側は腐食性液体に接液する
ため、キヤピラリ9および取付フランジ13以外
のバツクアツププレート10、シールダイアフラ
ム11、押えリング12、円筒部材28、円板部
材29は、すべて耐食材(例えばタンタル)で作
られているので、非常に高価なものになつてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のように、従来のシールダイアフラム付突
出形受圧部では、構造部材である円筒部材28お
よび円板部材29がむくの耐食材で作られている
ことが価格を押し上げる要因であつた。そこで本
考案は、接液表面だけを耐食材にして耐食材の使
用を少なくし、耐食性を維持しながら価格の低減
されたシールダイアフラム付突出形受圧部を提供
することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案のシールダイアフラム付突出形受圧部
は、円筒部材および円板部材を炭素鋼やステンレ
ス鋼などで作り、これらの接液面は耐食材の薄板
で覆い、この薄板を溶接で固定する部分には同じ
耐食材で作つた仲介部材を鋼の母材にボルトもし
くはかしめなどで固定し、同じ耐食材同志を液密
に溶接するように構成される。
(作用) 本考案のシールダイアフラム付突出形受圧部で
は、溶液部分はすべて耐食材から成つており、溶
接部は同じ耐食材同志の溶接となつているためシ
ール性の高い溶接が得られ、耐食性が十分確保さ
れる。そして、円筒部材および円板部材は鋼を母
材として作られているため、耐食材の使用量を大
幅に減らすことができ、従来品と同等の耐食性を
有しながら大幅に価格の低減されたシールダイア
フラム付突出形受圧部を実現することができる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基いて本考案を詳
細に説明する。第1図、第2図および第3図a,
bに本考案一実施例のシールダイアフラム付突出
形受圧部を示す。円筒部材1は、炭素鋼またはス
テンレス鋼材で作られ、その両端部には、例えば
タンタルのような耐食材から成る環状部材2が圧
入もしくはねじ止めなどにより外面をつらいちに
嵌着されている。さらに第2図に示すように、円
筒部材1の外側面には、両端の環状部材2にわた
つて円筒部材の軸線方向に溝1aが設けられ、環
状部材2と同じ材質の耐食材で作られた棒状部材
3が溝1aに圧入もしくはねじ止めなどにより外
面をつらいちに嵌着されている。そして、円筒部
材1には、第3図a,bに示すように、環状部材
2、棒状部材3と同じ材質の耐食材の長方形の薄
板4が巻きつけられ、薄板4の全周縁は環状部材
2および棒状部材3に液密に溶接17,18され
ている。
円板部材5はステンレス鋼などから成り、中央
に円筒部材1を外嵌させる円形の凸部5aが同心
に設けられ、この凸部5aの周囲に円筒部材1の
肉厚より大なる幅の溝5bが形成されている。こ
の溝5bには、環状部材2、棒状部材3、薄板4
と同じ材質の耐食材で作られた環状基板6が円板
部材5とつらいちに埋め込まれ、六角穴付ボルト
7で固定されている。さらに、この環状基板6か
ら円板部材5の外周縁にわたつて環状基板6と同
じ材質の耐食材の薄板から成る環状薄板8が円板
部材5の面を覆つて取付けられ、環状基板6に液
密に溶接19されるとともに、外周縁は円板部材
5に溶接20されている。また、ステンレス鋼か
ら成るキヤピラリ9が、円板部材5の半径方向に
穿設されている導圧孔15と連通した円板部材5
の中央の穴に挿入され、液密に溶接21されてい
る。
この円板部材5の凸部5aに円筒部材1が外嵌
して取付けられ、その接合端部に嵌着されている
環状部材2と、円板部材5の環状基板6とが液密
に隅肉溶接22されている。また、円筒部材1の
自由端には、環状部材2と同じ材質の耐食材で作
られ中央にキヤピラリ9を嵌着するための穴を有
するバツクアツププレート10が取付けられ、円
筒部材1に嵌着されている環状部材2と液密に溶
接24されるとともに、キヤピラリ9とも液密に
溶接23されている。さらに、このバツクアツプ
プレート10の自由端側の厚肉周辺部に、耐食材
から成るシールダイアフラム11が耐食材製の押
えリング12ではさまれて取付けられ、バツクア
ツププレート10に押えリング12と共に液密に
溶接25されている。
円板部材5は、JIS等の定格の取付フランジ1
3に六角穴付ボルト14によつて取付けられる。
また、円板部材5の導圧孔15は、キヤピラリ3
0を介して図示してない圧力・差圧伝送器本体に
接続される。そして、シールダイアフラム11と
バツクアツププレート10の間の空間、キヤピラ
リ9、導圧孔15、キヤピラリ30内には封入液
(例えばシリコーンオイルなど)16が封入され
る。
上記のように構成された本考案一実施例のシー
ルダイアフラム付突出形受圧部においては、円板
部材5の環状薄板8で覆われた部分がガスケツト
座となり、この部分から図示左側が接液する。図
から明らかなように、接液部分は、環状薄板8、
環状基板6、環状部材2、薄板4、環状部材2、
バツクアツププレート10、押えリング12、シ
ールダイアフラム11で表面が構成されており、
前記各構成要素はすべて同じ材質の耐食材から成
ることから、構成要素間の溶接部も同じ耐食材同
志の溶接となつてシール性の高い溶接が得られる
ので、むくの耐食材で構成した従来品と全く同等
の耐食性を有する。そして、質量の大なる円板部
材5および円筒部材1を鋼を母材として作つたこ
とにより、耐食材の使用量を大幅に減らすことが
でき、さらに、耐食材から成る環状部材2、環状
基板6も既成のパイプ材から加工できるので、シ
ールダイアフラム付突出形受圧部の価格を大幅に
低減することができる。
次に、第4図に本考案の他の実施例を示す。こ
の実施例では、円板部材5に埋め込まれた環状基
板26と薄板4と環状薄板8とを同時に溶接22
するとともに、薄板4とシールダイアフラム11
と押えリング12と環状部材27とを同時に溶接
25している。ただし、この場合も薄板4は円周
方向端縁を棒状部材3に溶接されている点は変ら
ない。この実施例の構造では、バツクアツププレ
ート10に耐食材を使う必要がないこと、溶接箇
所を減らすことができるなど、材料費および加工
費の低減をさらに図ることができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように本考案によれば、シールダ
イアフラム付突出形受圧部の構成要素である円筒
部材および円板部材を炭素鋼あるいはステンレス
鋼で作り、これらの接液面は耐食材の薄板で覆
い、この薄板を溶接で固定する部分には同じ耐食
材で作つた環状部材、棒状部材、環状基板を鋼の
母材にボルトもしくはかしめなどで固定し、同じ
耐食材同志を液密に溶接するように構成したこと
により、接液部分はすべて表面が同じ材質の耐食
材から成つており、溶接部も同じ耐食材同志の溶
接となつてシール性の高い溶接が得られるので、
むくの耐食材で構成した従来品と同等の耐食性を
有する。しかも、質量の大なる円筒部材および円
板部材を鋼を母材として作つたため、耐食材の使
用量を大幅に減らすことができ、さらに、耐食材
製の環状部材、環状基板も既成のパイプ材から加
工できるので、価格を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のシールダイアフラム
付突出形受圧部の断面図、第2図は第1図の円筒
部材の斜視図、第3図aは同じく円筒部材の溶接
部を示す図、第3図bは第3図aのA矢視断面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す要部断面
図、第5図はシールダイアフラム付突出形受圧部
の従来例を示す断面図である。 1……円筒部材、2……環状部材、3……棒状
部材、4……薄板、5……円板部材、6……環状
基板、8……環状薄板、9……キヤピラリ、10
……バツクアツププレート、11……シールダイ
アフラム、12……押えリング、13……取付フ
ランジ、15……導圧孔、16……封入液、17
〜25……溶接部、26……環状基板、27……
環状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央部に円形の凸部を有しその周辺がガスケツ
    ト座面に形成され前記凸部表面に一端が開口し他
    端が円板側面に開口した導圧孔を有する円板部材
    と、この円板部材の凸部に外嵌取着された円筒部
    材と、この円筒部材の自由端を閉塞して取着され
    前記凸部表面に開口した導圧孔に一端が接続され
    たキヤピラリの他端が嵌着されて外面に開口した
    バツクアツププレートと、このバツクアツププレ
    ートの外面との間に空隙を保つて周辺を押えリン
    グでバツクアツププレート周辺部にはさまれ液密
    に装着されたシールダイアフラムとを有するシー
    ルダイアフラム付突出形受圧部において、前記円
    板部材および円筒部材が炭素鋼やステンレス鋼な
    どの鋼材で作られ、この円板部材はその凸部の周
    囲に耐食材製の環状基板が埋設されるとともにガ
    スケツト座面は耐食材製の環状薄板で覆われてこ
    の環状薄板の内周縁が前記環状基板に液密に溶接
    され、前記鋼製の円筒部材はその両端部に耐食材
    製の環状部材が嵌着されるとともに円筒外側面に
    耐食材製の棒状部材が1本円筒の軸線方向に前記
    両端の環状部材にわたつて埋設され、さらに耐食
    材製の薄板が円筒部材外面を覆つて巻きつけられ
    てその四周端縁が両端の環状部材および棒状部材
    にそれぞれ液密に溶接され、前記バツクアツププ
    レート、シールダイアフラム、押えリングが耐食
    材で作られて前記円筒部材自由端側の耐食材製環
    状部材に液密に溶接されたことを特徴とするシー
    ルダイアフラム付突出形受圧部。
JP12808687U 1987-08-25 1987-08-25 Expired - Lifetime JPH0511480Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808687U JPH0511480Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12808687U JPH0511480Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6434535U JPS6434535U (ja) 1989-03-02
JPH0511480Y2 true JPH0511480Y2 (ja) 1993-03-22

Family

ID=31381095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12808687U Expired - Lifetime JPH0511480Y2 (ja) 1987-08-25 1987-08-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0511480Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6434535U (ja) 1989-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4333975A (en) Flat gasket laminate of expanded graphite foil and metallic reinforcement layer
JPS58501505A (ja) 高強度ねじ込みフィルタ
JP2597071Y2 (ja) ガスケット
JPH0511480Y2 (ja)
JPH0138287Y2 (ja)
JPH0113523Y2 (ja)
JPH018764Y2 (ja)
CN216843084U (zh) 一种回弹性佳的包覆式垫片
JP2584104Y2 (ja) 超高真空容器
JPH0432542Y2 (ja)
JPH0343441Y2 (ja)
JPH0315468Y2 (ja)
JPH0648371Y2 (ja) 圧力計・差圧計
JPH056477Y2 (ja)
JPH032729Y2 (ja)
JP3521322B2 (ja) 差圧測定装置
JPH0459573B2 (ja)
JPS6023577Y2 (ja) 金属カバ−で補強した磁器製ダイヤフラムバルブ
JPS60104743U (ja) 圧力検出器
JPH0620106Y2 (ja) 液面計
JPS6128959Y2 (ja)
JPS6318858Y2 (ja)
JPH056529Y2 (ja)
JPH0545957Y2 (ja)
JPS6221173Y2 (ja)