JPH0532627U - パネル固定用ブロツク - Google Patents

パネル固定用ブロツク

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JPH0532627U
JPH0532627U JP8798591U JP8798591U JPH0532627U JP H0532627 U JPH0532627 U JP H0532627U JP 8798591 U JP8798591 U JP 8798591U JP 8798591 U JP8798591 U JP 8798591U JP H0532627 U JPH0532627 U JP H0532627U
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洋二 井坂
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Takiron Co Ltd
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  • Fencing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】採光パネルに強風等の外力が加わっても簡単に
脱落することなく取り付けることができ、汎用性のある
パネル固定用ブロックを提供する。 【構成】後方側の上下方向に支柱取付枠3に挿着するた
めの挿入片11が形成され、その中央部分から前方側に
向かってブロック本体12が突設されている。該ブロッ
ク本体12には、幅広となった上方側のパネル受面13
と、パネル2の上方側パネル本体21の略半分を押圧す
る押圧部14と、採光パネル2の上方側の嵌入凹部15
とで構成されており、上記パネル受面13の下端面には
採光パネル2の下方弯曲面22を受けるための弯曲受縁
16が設けられ、前記パネル受面13と同じ幅間隔をも
った弯曲受縁16、押圧部14、嵌入凹部15が連設さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多数枚のパネルを配設して形成される例えば、フェンスやルーバー 等の各パネルを嵌着固定するためのパネル固定用ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
多数枚のパネルを配設し、駐輪場やカーポートの側面、採光柵、マンション・ 住宅等の目隠し用の外柵などとして利用されるフェンスやルーバーとしては、例 えば、図9に示すように、躯体100に一定間隔で立設された支柱101にパネ ル固定具102をそれぞれ上下方向に固定し、各パネル固定具102に多数枚の パネル103を上下方向に配置して構成したものがある。
【0003】 このとき用いられるパネル固定具102は、例えば、略コ字状を呈しており裏 面が支柱101に固定され、側板102a,102aに一定間隔でパネル103 を嵌着固定するためのパネル支持凸部102b,102bが形成されている。該 パネル支持凸部102b,102bの上方両端には、パネル103の幅方向両端 縁に曲成された弯曲縁103a,103aが嵌着される曲面102c,102c が形成されおり、パネル103の弯曲縁103a,103aを該曲面102c, 102cに外嵌してパネル103をパネル連結具102に固定するようになって いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記パネル固定具102を用いてパネル103を連結固定する 場合、パネル103の弯曲縁103a,103aをパネル固定具102のパネル 支持凸部102b,102bの曲面102c,102cに外嵌しているだけなの で、強風や外力等がパネル103に加わると外れ易く、子供等がいたずらして強 く引っ張るだけでも比較的簡単に外れてしまうといった問題があった。
【0005】 また、一般に上下幅、パネル103の配設枚数の異なるフェンス等を考慮する とパネル固定具102の上下長さの異なるものを複数種類準備して規格化してお く必要があり、金型等の製作にコストがかかるといった問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案のパネル固定用ブロックは、パネル本体の幅 方向両端にそれぞれ弯曲縁を曲成した採光パネルの上方側パネル本体の略半分を 押さえ付ける押圧部を有した嵌入凹部と、前記押圧部を挟んで該嵌入凹部の上方 に形成されるパネルの下側弯曲縁を受ける弯曲受縁と、支柱取付枠に挿着される 挿入片とを一体で設けてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成のパネル固定用ブロックを上下に並べて支柱取付枠に各挿入片を挿着 し、上下に位置する上方のブロックの嵌入凹部に採光パネルの上側半分を嵌入す ると、その押圧部によって採光パネル本体の略半分を押さえ付けると共に、前記 押圧部を挟んで嵌入凹部の上側に形成される下方のブロックの弯曲受縁でパネル の下側弯曲縁を受けるようになる。これにより、上下のパネル固定用ブロック間 に採光パネルが確実に取り付けられて外れ難いものとなり、支柱取付枠を支柱等 に固定するだけで、それぞれ上下に位置するパネル固定用ブロック間に採光パネ ルを嵌着固定して一定間隔で上下方向に配列したフェンス等を簡単に構成するこ とができる。そして、同一形状のパネル固定用ブロックの使用個数を調整するだ けで、上下幅、即ち、採光パネルの取り付け枚数の異なるフェンス等を簡単に構 築できる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
【0009】 図1は本考案の一実施例に係るパネル固定用ブロック1の斜視図であり、図2 は、このパネル固定用ブロック1を上下に並べることにより両パネル固定用ブロ ック1,1間に嵌着固定される採光パネル2の斜視図であり、図3は、このパネ ル固定用ブロック1をフェンス等の支柱に取り付けるための支柱取付枠3に挿着 した状態の概略横断面図である。
【0010】 このパネル固定用ブロック1によって取り付けられる採光パネル2は、図2に 示すように、板厚が略1〜2mm程度の長尺板状のパネル本体21の幅方向両端 の同一側に略半円状で弯曲する弯曲縁22,22が曲成されたもので、ポリカー ボネート等の合成樹脂に所望の着色を施して光線透過率を約5%〜90%に調整 したものが好適である。
【0011】 この採光パネル2を固定するために使用される本考案のパネル固定用ブロック 1は、AES樹脂、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂の射出成形品 であり、後方側の上下方向に後述する支柱取付枠3に挿着するための挿入片11 が形成されており、その中央部分から前方側に向かってブロック本体12が突設 されている。該ブロック本体12には、幅広となった上方側のパネル受面13と 、パネル2の上方側パネル本体21の略半分を押圧する押圧部14と、採光パネ ル2の上方側の嵌入凹部15とで構成されている。上記パネル受面13の下端面 には採光パネル2の下方弯曲面22を受けるための弯曲受縁16が構成されてお り、前記パネル受面13と同じ幅間隔をもった弯曲受縁16、押圧部14、嵌入 凹部15が連設されている。そして、このパネル固定用ブロック1は、図1に示 すように、上下に連続して配列させると、パネル受面13と嵌入凹部15とが面 一状態となって連続したパネル挿着部17を形成するようになっている。即ち、 上端部分における挿入片11とパネル受面13までの間隔L1 と、下端部分にお ける挿入片11と嵌入凹部15までの間隔L2 とは同一寸法であり、また、パネ ル受面13の弯曲受縁16までの平面長さL3 と、嵌入凹部15の奥端から下端 までの平面長さL4 も同一寸法に成形されている。また、押圧部14の突出長さ L5 は、採光パネル2の幅寸法Wに対して略W/2となっている。さらに、採光 パネル2を傾斜して取り付けるためにパネル受面13及び嵌入凹部15に形成さ れる傾斜角度αとしては、フェンス等として目隠しの作用を奏させる点から25 度乃至30度程度とすれば良いが、実用上は25度程度とするのが好ましい。尚 、18は嵌入凹部15と挿入片11とを繋いだ補強用リブである。
【0012】 フェンス等を形成する支柱に各パネル固定用ブロック1を取り付けるための支 柱取付枠3は、例えば、図3に示すように、長尺で断面略矩形状を呈しており、 略中央部分を仕切31で仕切ることにより強度を高めると共に、前方側にパネル 固定用ブロック1の挿入片11を挿着するための挿着空間32が形成され、中央 部分の上下方向に沿ってパネル固定用ブロック1のブロック本体12が位置され る開口部33が形成されている。また、上記仕切31の上下開口部分の両端縁に は外部の支柱等に固定するためのブラケット5を取着するための略半円状の螺子 受孔34,34が設けられている。
【0013】 本考案のパネル固定用ブロック1を用いて、例えば、図4に示すように、駐輪 場やカーポートの側面などのフェンス等を構成する場合、複数のパネル固定用ブ ロック1が挿着された支柱取付枠3を躯体6に立設された支柱7にブラケット5 を介してそれぞれ取り付け、上下のブロック1,1間に形成されるパネル挿着部 17に採光パネル2をそれぞれ嵌着固定して組み立てられる。
【0014】 このようなフェンス等の組み立てについては、まず、図5に示すように、支柱 取付枠3の挿着空間32に所望数のパネル固定用ブロック1の挿入片11をそれ ぞれ挿着し、ブロック本体12を前方に突出させた状態で上下に配列し、支柱取 付枠3の上下開口面にブラケット5を配置する。該ブラケット5は、例えば、断 面略L字状を呈しており、上記支柱取付用枠材3の上下端面に配置される平面側 には螺子受孔34,34にねじ込まれるタッピングビス等の止具8の挿通孔51 ,51が穿孔され、また、立上面側には支柱7へ固定するための止具等の挿通孔 52が適宜穿孔されたものであり、止具8,8が挿通孔51,51を通して支柱 取付用枠材3の螺子受孔34,34にねじ込まれる。これにより、ブラケット5 が各支柱取付用枠材3に固定され、また、ねじ込まれた止具8,8によってパネ ル固定用ブロック1の挿入片11の両端部分が螺合されると共に、挿入片11を 挿通空間32の前面側に押圧して支柱取付用枠材3に固定させることができる。 ブラケット5を各支柱取付用枠材3に取り付けると躯体4に立設された対応する 支柱7の前面側にそれぞれを配置し、各ブラケット5の立上面を支柱7に当接し てそれぞれの挿通孔52にタッピングビス等の止具を打ち込んで各支柱7に固定 する。そして、各支柱取付用枠材3に取り付けられた各パネル固定用ブロック1 ,1間に形成されたパネル挿着部17にそれぞれ採光パネル2を取り付ける。
【0015】 各採光パネル2の取り付けは、図6及び図7に示すように、まず、上下のパネ ル固定用ブロック1,1間に形成されるパネル挿着部17にパネル本体21の上 方の弯曲縁22を沿わせて嵌入凹部15に下方斜めから押し込む。このとき、押 圧部14がパネル本体21に引っ掛かるが、パネル2自体が弾性を有しているの で図7に示すように、弯曲縁22,22の弯曲した反対側にパネル本体21を反 らせながら押圧部14の下端に沿わせて嵌入凹15内に嵌入され、採光パネル2 の下方の弯曲縁22をパネル受面13の下端の弯曲受縁16に嵌め込んで取り付 ける。
【0016】 このように各パネル固定用ブロック1,1で形成されるパネル挿着部17の嵌 入凹部15内にそれぞれ採光パネル2の一端を嵌入固定してパネル本体21の略 半分の位置を押圧部14で押さえつけると、嵌入凹部15内への採光パネル2の 嵌入も比較的容易となり、また、一旦嵌着されたパネル2も簡単に抜け難くくな り、且つ、弯曲受縁16でパネル1の下方の弯曲縁22を受けるので、強風等が 吹き付けても採光パネル2がパネル挿着部17から外れ難く、また、外力による 脱落も防止できるフェンス等を構成できる。また、各採光パネル2がパネル受面 13の傾斜に沿って多数枚取り付けらると、各採光パネル2間に隙間が形成され て通風性が確保されると共に、水平位置からの視野が遮られるにも関らず、各採 光パネル2の透光性により光の遮断も少なく、比較的明るいフェンス等となる。
【0017】 また、支柱取付枠3に挿着するパネル固定用ブロック1の数によって上下に配 設する採光パネル2の枚数を簡単に調整することができるので、上下幅が異なり 配列される採光パネル2の枚数の異なるフェンス等を形成する場合でも、支柱取 付枠3の長さを切断等によって調整し、パネル固定用ブロック1の使用数を変え るだけで採光パネル2の配設枚数の異なるフェンス等を簡単に構築でき、同一形 状のパネル固定用ブロック1を利用することでコスト的にも有利となり、作業性 及び汎用性が高められる。
【0018】 更に、図8に示すパネル固定用ブロック10のようにパネル受面13の弯曲受 縁16寄りと、嵌入凹部15の奥端付近に略三角形状に突出する突起19,19 を設けたものであってもよい。このような突起19,19を形成すると、同様に 上下に配列して形成されるパネル挿着部17に取り付けられる採光パネル2の弯 曲縁22,22の端縁部分がこの突起19,19と係合するようになり、採光パ ネル2をより確実に取り付けることができるようになる。
【0019】 尚、上記ブラケット5等を適宜選択採用すると、フェンス等に限らず、マンシ ョン等の廊下側の窓に設ける面格子等としても利用できる。
【0020】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のパネル固定用ブロックは、上下に配 列することにより、採光パネルの一端側の弯曲縁を嵌入凹部に嵌入して押圧部で 押さえると共に、他端側の弯曲縁を弯曲受縁で受けて確実に固定することができ 、上下に位置する各パネル固定用ブロックの挿入片をそれぞれ支柱取付枠に挿着 して採光パネルを取り付けることにより複数枚の採光パネルを一定間隔で配列し たフェンス等を構成することでき、同一形状のパネル固定用ブロックの使用数を 調整することによって採光パネルの配設枚数の異なるフェンス等を簡単に構築で き、コスト的にも有利で汎用性も高くなるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るパネル固定用ブロック
の概略斜視図。
【図2】本考案のパネル固定用ブロックによって固定さ
れる採光パネルの斜視図。
【図3】本考案のパネル固定用ブロックを支柱取付枠に
挿着した状態を示す概略横断面図。
【図4】本考案のパネル固定用ブロックを用いて構成さ
れるフェンスの一例を示す一部分解斜視図。
【図5】本考案のパネル固定用ブロックを支柱取付枠に
挿着する状態を示す概略分解斜視図。
【図6】本考案のパネル固定用ブロック間に採光パネル
を取付け状態を示す側面図。
【図7】本考案のパネル固定用ブロック間に採光パネル
を取付け状態を示す側面図。
【図8】本考案の他の実施例に係るパネル固定用ブロッ
クの概略斜視図。
【図9】従来のフェンス等の一例を示す一部分解斜視
図。
【符号の説明】
1 パネル固定用ブロック 11 挿入片 14 押圧部 15 嵌入凹部 16 弯曲受縁 2 採光パネル 21 パネル本体 22 弯曲縁 3 支柱取付用枠

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パネル本体の幅方向両端にそれぞれ弯曲縁
    を曲成した採光パネルの上方側パネル本体の略半分を押
    さえ付ける押圧部を有した嵌入凹部と、前記押圧部を挟
    んで該嵌入凹部の上方に形成されるパネルの下側弯曲縁
    を受ける弯曲受縁と、支柱取付枠に挿着される挿入片と
    を一体で設けてなることを特徴とするパネル固定用ブロ
    ック。
JP8798591U 1991-09-30 1991-09-30 パネル固定用ブロック Expired - Lifetime JP2538956Y2 (ja)

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