JP4418098B2 - 間仕切装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィス等の空間を適当な大きさに仕切るローパーティション等の間仕切装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オフィス内空間に、会議室や応接室等を形成する際には、天井から所定寸法離間させて設置されるローパーティションが用いられることが多い。
【0003】
従来のローパーティションは、床面に複数の支柱を所定間隔おきに立てて、その間にパネルユニットを取付けているのが殆どである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の支柱を用いて組立てられたローパーティションでは、隣接する一部のパネルユニット同士を離間させ、その開口部を出入口用の通路などとすると、各パネルユニットが不連続となるため、形成されたローパーティションの傾倒に対する強度が小さくなり、ぐら付き易くなる。
【0005】
また、上記通路の一部を目隠ししたいようなときに、開口部に遮蔽用のパネル等を独立して立てることができないため、下端に支持脚を有する自立可能な衝立て等を用いるしかなく、体裁上好ましいものではない。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、隣接する一部のパネルユニット同士を離間させて開口部を形成しても、傾倒に対する強度が低下することはなく、かつ開口部の一部を遮蔽部材により簡単かつ体裁よく塞ぐことができるようにした間仕切装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 床面上に載置した上下方向を向く複数のパネルユニットの上端部を、両側面の上下部に長手方向を向くC字状断面の溝を上下に離間させて形成してなる4個の連結杆を平面視枠状に結合したフレームにおける前記各連結杆の下面に固着し、かつ少なくとも1つの連結杆には、複数のパネルユニットを互いに離間するようにして固着することにより、前記複数のパネルユニットを、支柱を設けることなく床面に自立させるとともに、前記互いに離間させたパネルユニット間の開口部のフレームにおける連結杆の前記上下いずれか一方の溝に、開口部の一部を塞ぐ遮蔽部材を取付ける。
【0008】
(2)上記(1)項において、遮蔽部材を、フレームにおける連結杆の溝に、長手方向に沿って移動可能に取付ける。
【0009】
(3) 上記(1)または(2)項において、遮蔽部材をロールスクリーンとする。
【0010】
(4)上記(1)または(2)項において、遮蔽部材を、上端がフレームにおける連結杆の溝に吊支され、かつ下端が床面に接床可能なパネルとする。
【0011】
(5) 上記(4)項において、パネルの下端に、床面に圧接して固定可能なアジャスタを設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用したローパーティションの一例を示すもので、矩形枠状をなす上部のフレーム(1)に、形状の異なる数種類のパネル群(2)の上端部を固着して形成されている。
【0013】
上記フレーム(1)は、アルミニウム合金よりなる一定長さの横連結杆(3)の対向端とコーナ部とを、後記する手段により結合して閉鎖した矩形またはその他の形状の枠状に形成されている。
【0014】
図2及び図3に示すように、横連結杆(3)の基体(3a)は縦長矩形状の閉じ断面、すなわち角筒状をなし、その上端両側縁には、先端に短寸の垂直片(3b)を有する倒立L字状の保持片(3c)(3c)が、長手方向全長に亘って対称的に連設されている。
【0015】
また、上記基体(3a)の両側面の中央部には、互いに平行をなす上下1対ずつの水平片(3d)(3d)が連設され、両水平片(3d)間の開口部には、合成樹脂製のカバー(4)が、その上下の弾性係合片(4a)を上下の水平片(3d)の対向面に形成した係止片(3e)に係合させることにより、着脱可能として止着されている。
【0016】
さらに、上記基体(3a)における下端両側縁には、方形断面をなす支持部(5)(5)が、基体(3a)の両側面よりも外方に位置するようにして下向きに対称的に連設され、両支持部(5)の対向面間の隙間は、後記するパネルユニット(15)の縦杆(16)の上端部と上部の横杆(17)との嵌合溝(6)となっている。
【0017】
両支持部(5)の上端外側縁には、上向きのガイド片(5a)が連設され、このガイド片(5a)と支持部(5)の上片と基体(3a)の下部外側面との間の空間は、係止溝を兼ねるほぼC字状断面のガイド溝(7)となっている。
このような構成とした連結杆(3)は、基体(3a)が縦長矩形状の閉じ断面をなし、かつその両側面に、補強リブの作用を有する複数の外向き片を一体的に連設してあるので、曲げやねじれに対する強度が著しく大となっている。
【0018】
なお、上記垂直片(3b)、上下の水平片(3d)、カバー(4)、及び支持部(5)とガイド片(5a)の外側面は、上下に整合させてある。
横連結杆(3)の対向端同士は、図2及び図3に示すようにして結合されている。まず一方の横連結杆(3)における基体(3a)の矩形孔内に、その開口端より、所要長さの角筒状の連結材(8)の一端部を、ほぼ半分の長さに亘って密に嵌合したのち、基体(3a)の両側面における上下の水平片(3d)の間より挿入した2個ずつのねじ(9)を、連結材(8)の両側面に予め穿設しておいためねじ孔(10)に螺合し、連結材(8)の一端部を一方の横連結杆(3)に固定する。
【0019】
ついで、他方の横連結杆(3)における基体(3a)を、その開口端が一方の横連結杆(3)の開口端と当接するまで、上記連結材(8)の突出端部に嵌合したのち、上記と同様、横連結杆(3)の両側面より挿入した2個ずつのねじ(9)を連結材(8)のめねじ孔(10)に螺合する。
【0020】
これにより、両横連結杆(3)同士は、強固に連結される。
なお、ねじ(9)の挿入に当たっては、カバー(4)を取外して行い、横連結杆(3)同士の結合後において、再度止着することにより、ねじ(9)が目隠しされる(図3参照)。
【0021】
コーナー部においては、図4に示すように、2個の横連結杆(3)の開口端が直角またはその他の開き角をなすように互いの内方の端縁同士を当接させた状態で、基体(3a)の上面における両保持片(3b)間の凹溝(11)内に、平面視L字状等の取付金具(12)を嵌挿し、その固定片(12a)(12a)を2個ずつのねじ(9)をもって各横連結杆(3)の上面にそれぞれ固定することにより、強固に連結されている。
【0022】
結合後において、両横連結杆(3)の開口端に形成される隙間には、コーナー用カバー(13)が止着される。
直線状の横連結杆(3)とその中間部に直交状に横架された横連結杆(3)同士は、図5に示すようにして結合されている。
【0023】
すなわち、直線状の2本の横連結杆(3)の開口端同士を、横連結杆(3)の幅に相当する隙間分だけ離間させて対向させるとともに、それらの対向部と直交する横連結杆(3)の開口端を、上記隙間部に近接して臨ませたのち、T字状の取付金具(14)における直線状の固定片(14a)を、直線状をなす横連結杆(3)同士の上面の凹溝(11)に、同じく直交する方向を向く固定片(14b)を、横架された横連結杆(3)の凹溝(11)に、それぞれ嵌挿し、両固定片(14a)(14b)を複数のねじ(9)をもって各横連結杆(3)の上面に固定することにより結合されている。なお、上記結合部の隙間は、縦長角筒状のカバー(13)により体裁よく閉塞されている。
【0024】
上述のようにして複数の横連結杆(3)同士を結合し、平面視方形枠状のフレーム(1)を形成すると、その曲げやねじれに対する強度は著しく高まる。
図1において、数種類のパネル群(2)の中の複数のパネルユニット(15)は、次のようにして横連結杆(3)に連結されている。
【0025】
図1に示すように、フレーム(1)のコーナー部分にあたる床面上には、原則として、平面視において直角またはその他の任意の角度をもって交差するように連結された複数のパネル(15a)(15b)(15c)からなるL字状、T字状、十字状等の自立可能なパネルユニット(15)を載置し、各パネル(15a)(15b)の上端部に固着した横連結杆(3)同士を、順次互いに連結することにより、平面視において1個または連続する複数個の閉鎖した方形その他の形状の枠状のフレーム(1)を形成し、互いに離間したコーナー用のパネルユニット(15)の間の横連結杆(3)の中間部分に、他の平板状等のパネルユニット(15)の上端部を連結する。
【0026】
図6〜図8に示すように、平板状の各パネルユニット(15)は、枠状フレームを形成している左右1対の縦杆(16)(16)と、その上端と下端部との対向面間に結合された横杆(7)(7)と、それらの前後の面(以下、ローパーティションの外側を前、室内側を後として説明する)を覆うようにして、縦杆(16)の複数の係止孔(18)に係着されたクロスパネル(19)(19)とからなっている。なお、パネルユニット(15)の厚さは、横連結杆(3)の幅とほぼ同等とされ、横連結杆(3)がパネルユニット(15)の前後の面より突出しないようにしてある。
【0027】
縦杆(16)は、横連結杆(3)における支持部(5)(5)間の嵌合溝(6)内にがたなく嵌合しうる角筒状をなし、また横杆(17)は、嵌合溝(6)よりも小幅の縦長の矩形断面をなしている。
【0028】
パネルユニット(15)を横連結杆(3)に取付けるには、前後のクロスパネル(19)を取外した状態で、図7に示すように、まず左右1対の下向コ字形をなすブラケット(20)の上片(20a)を、横連結杆(3)の底面である嵌合溝(6)内の奥面中央に、2本のボルト(21)をもって下方より取付ける。
【0029】
ついで、図8に示すように、左右の縦杆(16)の上端部を横連結杆(3)の嵌合溝(6)に嵌合するとともに、上部の横杆(17)を、各ブラケット(20)の両垂下片(20b)間に嵌合したのち、両垂下片(20a)の外方より挿入した2本ずつのねじ(9)を横杆(17)に螺合する。
【0030】
最後に、前後の化粧パネルであるクロスパネル(19)を、縦杆(16)の係止孔(18)に止着する。
なお、高さや水平度の調整は、パネルユニット(15)の下端のアジャスタ(22)により行うことができる。
【0031】
このようにしてパネルユニット(15)の上端部を横連結杆(3)に取付けると、左右の縦杆(16)の上端部は、横連結杆(3)の嵌合溝(6)内に嵌合され、方形断面の剛性の高い両支持部(5)により保持されているため、特に、パネルの前後方向の支持強度が大となる。
【0032】
図9は、図1における上記パネルユニット(15)とは形状の異なるパネルユニット(23)を、横連結杆(3)により支持する例を示している。
このパネルユニット(23)は、上記パネルユニット(15)のフレームよりも上下寸法を小とした枠状の主フレーム(24)と、その上端に取付けられる門型のアドオンフレーム(25)と、主フレーム(24)の前後面に取付けられる上下複数枚の化粧パネルである主パネル(26)(後面のパネルは図示略)と、アドオンフレーム(25)の前後面に取付けられる透明又は半透明のアドオンパネル(27)とからなっている。
【0033】
主フレーム(24)は、左右1対の角筒状の縦杆(28)(28)における上下の対向面間に、横杆(29)(29)を結合して構成されている。
アドオンフレーム(25)は、上記縦杆(28)と同じ断面の角筒部(30a)の下端に、縦杆(28)内に嵌合可能な外向コ字状の挿入杆(30b)を有する左右1対の支柱(30)(30)と、その上端部の対向面同士を結合する角筒状の連結材(31)とからなり、両挿入杆(30b)におけるコ字空間内の奥面には、上下2個のナット(32)が溶接されている。
【0034】
支柱(30)は、横連結杆(3)の下面の嵌合溝(6)内にがたなく嵌合しうる幅を有している。
パネルユニット(23)を横連結杆(3)に取付けるには、まず上記左右の挿入杆(30b)を左右の縦杆(28)内に、その上端に角筒部(30a)の下端が当接するまで嵌合し、縦杆(28)の内方より挿入した2本のボルト(33)を挿入部(30b)のナット(32)に螺合することにより、主フレーム(24)とアドオンフレーム(25)とを結合する。
【0035】
ついで、上記図7及び図8に示すパネルユニット(15)の取付要領と同様に、まず2個のブラケット(20)(20)を、横連結杆(3)の下面にボルト(21)により固定したのち、左右の支柱(30)の上端を横連結杆(3)の下面の嵌合溝(6)内に嵌合するとともに、連結材(31)を各ブラケット(20)内に下方より嵌合し、その内面より挿入したねじ(9)をもって固定する。
【0036】
最後に、縦杆(28)と支柱(30)との前後の面に形成した複数の係止孔(18)に、複数の主パネル(26)とアドオンパネル(27)を止着する。
【0037】
このように、アドオンフレーム(25)を用いてパネルユニット(23)を横連結杆(3)に取付けると、アドオンフレーム(25)の上端部の形状を横連結杆(3)に取付可能な形状とし、支柱(30)の長さを変えたりするだけで、その下方の主パネル(26)の高さや形状等を意匠的に種々変更することができる。
【0038】
すなわち、形状等の異なるパネルユニットを横連結杆(3)に直接取付けようとすると、上端の取付部の形状の違いなどにより、それに対応する横連結杆を複数用意しておく必要があり、不経済となる。
【0039】
図10は、図1における電子式ホワイトボード(34)の取付部の縦断面図を示すもので、横連結杆(3)の下端部には、前述したパネルユニット(15)と同形のパネルユニット(15)の上端部が、同じ取付要領で支持されている。
【0040】
横連結杆(3)の後面、すなわちローパーティションの室内側の面における保持片(3c)と上方の水平片(3d)とには、ブラケット(35)が、垂直片(3b)と水平片(3d)の上向き突条(3f)間のほぼC字状断面をなす係止溝(3g)内においてそれらの内面に係止された挟持板(36)に、ブラケット(35)の内方より挿入したねじ(37)を螺合することにより固定されている。
【0041】
ブラケット(35)には、内部に蛍光管(38)を有する照明器具(39)が取付けられている。
なお、照明器具(39)までの電気配線は、横連結杆(3)の上面の凹溝(11)内に収容して、体裁良く配線することができる。
【0042】
(40)は、上記ホワイトボード(34)支持用の縦長枠状の支持フレームで、その上端部の方形断面をなす横杆(41)の両端部上面には、ローラ支持具(42)が固着され、両ローラ支持具(42)には、前方の突出端部に回転自在なローラ(43)が枢着された支軸(44)が、前後方向を向いて固定されている。
【0043】
ホワイトボード(34)が支持された支持フレーム(40)は、上記左右のローラ(43)を、横連結杆(3)における後面側のガイド溝(7)内に転動可能に遊嵌して吊支することにより、横連結杆(3)の長手方向に移動しうるようになっている。
【0044】
なお、定位置でホワイトボード(34)を使用する際は、支持フレーム(40)の左右の縦杆(45)の下端のアジャスタ(46)を回動して接床させればよい(図1参照)。
【0045】
このように、横連結杆(3)の前後面の上下部に、C字状断面の係止溝(3g)やガイド溝(7)が形成されていると、その一方の面に上記照明器具(39)やホワイトボード支持用の支持フレーム(40)等を、他方の面に他のパネルや備品取付用のフレーム等を、それぞれ上下2段に、かつ互いに干渉させることなく並べて支持することができる。
【0046】
また、枠状に結合されたフレーム(1)は、剛性が高いので、重量のある電子式ホワイトボード(34)等を支持しても強度的に何ら問題となることはない。
【0047】
なお、上述のような支持フレーム(40)の上端部を、横連結杆(3)のガイド溝(7)に移動不能として取付け、この支持フレーム(40)に、例えば、図1に示すような平面ディスプレイ装置(47)や通常のホワイトボード(48)等を支持するようにしてもよい。
【0048】
図1において、ローパーティション内への出入口(E)として開放されている一側方の横連結杆(3)と、中間部に横架された横連結杆(3)とには、それぞれ遮蔽パネル(49)と巻き取り式のロールスクリーン(50)が取付けられている。
【0049】
遮蔽パネル(49)は、上記図10に示すのと同様に、その上端部に取付けた1対のローラ(図示略)を、横連結杆(3)の前面側のガイド溝(7)により吊支することにより、長手方向に移動可能となっており、また下端のアジャスタ(51)を回動して床面に圧接させることにより、任意の位置で固定することができる。
【0050】
ロールスクリーン(50)も、図10に示す照明器具(39)と同じ取付要領で横連結杆(3)の係止溝(3g)に固定されている。
(52)は、遮蔽パネル(49)の反対側の横連結杆(3)の係止溝(3g)に取付けられた照明器具である。
【0051】
このように、ローパーティションの出入口(E)に、その一部を塞ぐ遮蔽パネル(49)を設けておくと、内部が一部目隠しされるので、開放感を得るために出入口(E)を大きく開放しておくことができる。
また、ローパーティション内の使用目的や什器等の搬出入時等において遮蔽パネル(49)の位置を変えうる利点もある。
【0052】
中間部の横連結杆(3)に、ロールスクリーン(50)を取付けておくと、ローパーティション内を2室に簡易的に仕切ったり、巻き上げることにより1つの大きな室内空間として使用することができる。
なお、ロールスクリーン(50)も、横連結杆(3)のガイド溝(7)にローラ等を介して移動可能に取付けてもよい。
【0053】
上記のような遮蔽パネル(49)をローパーティションの出入口に単独で自立させたり、ロールスクリーン(50)をローパーティションの中間部に取付けうるのは、上部に枠状をなすフレーム(1)を有しているからである。
すなわち、複数の支柱を立設して、その間にパネルユニットを立て込んで形成される従来のローパーティションにおいては、上記のようなフレーム(1)がないため、上記遮蔽パネル(49)やロールスクリーン(50)の代わりに、ベース脚を有する衝立て等を出入口に設置しなければならず、体裁が損なわれる。
【0054】
なお、上記遮蔽パネル(49)及びロールスクリーン(50)は、横連結杆(3)の反対側の面に取付けてもよいことは勿論である。
図11は、図1のXI−XI線の縦断面図を示すもので、パネル群(2)の中の一部のものを透明なパネルユニット(53)とするとともに、その室内側の面を、パネルユニット(53)と同じ大きさ又は若干大とした移動パネル(54)により覆ったり、開放したりしうるようにしてある。
【0055】
上記パネルユニット(53)は、図6に示すパネルユニット(15)と同様の枠状フレームにおける1対の縦杆(55)の上端に結合した横杆(56)を、図7に示すのと同様のブラケット(57)をもって、横連結杆(3)の下面の嵌合溝(6)に固定したのち、前後の面における下端部の不透明パネル(58)を除いた全面に、ガラス又はプラスチックよりなる上下複数枚の透明パネル(59)を止着して構成されている。
【0056】
移動パネル(54)は、クロス又は木製の不透明のパネル、もしくは半透明のパネルよりなり、その上端の枠材(60)の両側部に結合された支持部材(61)には、端部に回転自在なローラ(62)を備える1対の支軸(63)が固着されている。
【0057】
移動パネル(54)は、上記各ローラ(62)を横連結杆(3)における後面側(室内側)のガイド溝(7)に嵌挿することにより、パネルユニット(53)の内面と近接して、横連結杆(3)の長手方向に移動可能として吊支されている。
【0058】
移動パネル(54)の下端の枠材(60)における下向きのコ状溝は、パネルユニット(53)の内方の不透明パネル(58)の下端に固着された逆L字状のガイド部材(64)に上方より遊嵌されている。これにより、移動パネル(54)は、その厚さ方向に横振れすることなく、円滑に移動させることができる。
【0059】
このように、透明としたパネルユニット(53)の室内側に、不透明又は半透明の移動パネル(54)を設けておくと、外部よりローパーティション内を見られたくないときなどには、パネルユニット(53)に移動パネル(54)を重合させて目隠しすることができ、また、外部から明り取りをしたり、閉塞感を緩和したりする際などには、移動パネル(54)をスライドさせてパネルユニット(53)のパネル面を開放することができる。
【0060】
なお、移動パネル(54)は、その操作上、横連結杆(3)の室内側の面に吊支するのが好ましいが、場合によっては、横連結杆(3)の外面に吊支することもある。
【0061】
移動パネル(54)は、障子状のパネルとしてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態において、フレーム(1)は、方形枠状のフレームを2個連続させた形状としてあるが、1個又は2個以上連続させてもよい。2個以上連続させる際には、フレーム(1)の強度が低下するのを防止するために、直線的に長く連続させるのでなく、平面視L字形又は田の字形に連続するのがよい。
【0062】
ローパーティションの出入口(E)や中間部に横架した横連結杆(3)に、片開き又は両開き型の引戸を吊支することもある。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、床面に載置された全てのパネルユニットの上端は、枠状のフレームにより連結されているため、隣接する一部のパネルユニット同士を互いに離間させて開口部を形成しても、ローパーティション等の傾倒に対する強度が低下し、それがぐら付いたりする恐れはない。
また、開口部の上部にもフレームが横架されているので、このフレームに遮蔽部材を簡単に取付けて、開口部の一部を体裁よく塞ぐことができ、かつ残りの空間部を通路等として使用しうる。
さらに、連結杆の両側面の上下部に形成した長手方向を向くC字状断面の溝に、オプション部材を、それぞれ上下2段に、かつ長手方向に移動可能に並べて支持することができる。
【0064】
請求項2記載の発明によれば、ローパーティション等の使用目的に応じて、または什器などの搬出入時において、遮蔽部材を移動しうるので便利である。
【0065】
請求項3記載の発明によれば、連続する複数個の枠状フレームにより形成されたローパーティション等の内部を、中間部において複数室に簡易的に仕切ったり、巻き上げることにより、1つの大きな室内空間として使用することができる。また、遮蔽面積を自由に変更できる。
【0066】
請求項4記載の発明によれば、従来の衝立ての代わりに、開口部の一部を体裁よく塞ぐことができる。この際、脚等を設ける必要がないので、それが邪魔になることはない。
【0067】
請求項5記載の発明によれば、パネルを、開口部の任意の位置においてフレームと床面とにより安定的に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したローパーティションの一例を示す斜視図である。
【図2】同じく、横連結杆同士の直線部の結合要領を示す斜視図である。
【図3】図2におけるIII−III線の縦断面図である。
【図4】コーナー部における横連結杆同士の結合要領を示す斜視図である。
【図5】直線部と交差する横連結杆同士の結合要領を示す平面図である。
【図6】パネルユニットの横連結杆への取付例を示す一部切欠正面図である。
【図7】図6のVII−VII線の拡大縦断側面図である。
【図8】同じく、VIII−VIII線の拡大縦断側面図である。
【図9】アドオンフレームを備えるパネルユニットの横連結杆への取付例を示す分解斜視図である。
【図10】図1におけるX−X線の要部の拡大縦断側面図である。
【図11】同じく、図1のXI−XI線の拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
(1)フレーム
(2)パネル群
(3)横連結杆
(3a)基体
(3b)垂直片
(3c)保持片
(3d)水平片
(3e)係止片
(3f)突条
(3g)係止溝
(4)カバー
(4a)係合片
(5)支持部
(5a)ガイド片
(6)嵌合溝
(7)ガイド溝
(8)連結材
(9)ねじ
(10)めねじ孔
(11)凹溝
(12)取付金具
(12a)固定片
(13)カバー
(14)取付金具
(14a)(14b)固定片
(15)パネルユニット
(15a)(15b)(15c)パネル
(16)縦杆
(17)横杆
(18)係止孔
(19)クロスパネル
(20)ブラケット
(20a)上片
(20b)垂下片
(21)ボルト
(22)アジャスタ
(23)パネルユニット
(24)主フレーム
(25)アドオンフレーム
(26)主パネル
(27)アドオンパネル
(28)縦杆
(29)横杆
(30)支柱
(30a)角筒部
(30b)挿入杆
(31)連結材
(32)ナット
(33)ボルト
(34)ホワイトボード
(35)ブラケット
(36)挟持板
(37)ねじ
(38)蛍光管
(39)照明器具
(40)支持フレーム
(41)横杆
(42)ローラ支持具
(43)ローラ
(44)支軸
(45)縦杆
(46)アジャスタ
(47)ディスプレイ装置
(48)ホワイトボード
(49)遮蔽パネル
(50)ロールスクリーン
(51)アジャスタ
(52)照明器具
(53)パネルユニット
(54)移動パネル
(55)縦杆
(56)横杆
(57)ブラケット
(58)不透明パネル
(59)透明パネル
(60)枠材
(61)支持部材
(62)ローラ
(63)支軸
(64)ガイド部材
(E)出入口

Claims (5)

  1. 床面上に載置した上下方向を向く複数のパネルユニットの上端部を、両側面の上下部に長手方向を向くC字状断面の溝を上下に離間させて形成してなる4個の連結杆を平面視枠状に結合したフレームにおける前記各連結杆の下面に固着し、かつ少なくとも1つの連結杆には、複数のパネルユニットを互いに離間するようにして固着することにより、前記複数のパネルユニットを、支柱を設けることなく床面に自立させるとともに、前記互いに離間させたパネルユニット間の開口部のフレームにおける連結杆の前記上下いずれか一方の溝に、開口部の一部を塞ぐ遮蔽部材を取付けたことを特徴とする間仕切装置。
  2. 遮蔽部材を、フレームにおける連結杆の溝に、長手方向に沿って移動可能に取付けた請求項1記載の間仕切装置。
  3. 遮蔽部材をロールスクリーンとした請求項1または2記載の間仕切装置。
  4. 遮蔽部材を、上端がフレームにおける連結杆の溝に吊支され、かつ下端が床面に接床可能なパネルとした請求項1または2記載の間仕切装置。
  5. パネルの下端に、床面に圧接して固定可能なアジャスタを設けた請求項4記載の間仕切装置。
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