JPH05324785A - 医用情報システム - Google Patents

医用情報システム

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JPH05324785A
JPH05324785A JP12757392A JP12757392A JPH05324785A JP H05324785 A JPH05324785 A JP H05324785A JP 12757392 A JP12757392 A JP 12757392A JP 12757392 A JP12757392 A JP 12757392A JP H05324785 A JPH05324785 A JP H05324785A
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清 田原
Akihiro Toshimitsu
章弘 利光
Masakazu Osada
雅和 長田
Eitaro Nishihara
栄太郎 西原
Kenichi Komatsu
研一 小松
Yoshitaka Fukushima
由貴 福島
Katsunori Sato
勝則 佐藤
Takehiro Ema
武博 江馬
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、各患者に関する種々の情報、例え
ばID情報、画像情報及び診断情報等を総括的に保管
し、同情報を任意に取り出しできる医用情報システムを
提供する。 【構成】各患者の画像を電子化し、画像情報として保存
するデータベース手段(13)と、端末局としてのワー
クステーション手段(14)と、検査IDを入力する手
段(11)と、入力された検査IDに対応する画像情報
をデータベース手段からワークステーション手段に転送
する手段(12)とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、病院での診断におい
て発生する画像情報及び診断情報などを保管及び伝送す
る医用情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医用情報装置の発達は著しく向上
し、医用画像装置、例えばX線装置、X線CT装置、超
音波診断装置、磁気共鳴装置等の種々の医用画像装置が
病院等において使用されている。これら医用画像装置に
より発生した画像は保管され、必要に応じて診断に供さ
れる。
【0003】従来の病院の医用情報システムにおいて
は、外来患者が医師の診断を受け、必要な部位の撮影を
指示され、検査依頼書が発行されると、患者はこの検査
依頼書を持参して撮影部署にて撮影を受ける。このと
き、患者の画像が写し込まれたフイルムが発生するが、
このフイルムは保管庫に一旦保管される。その後、読影
のため、即ちフイルムの画像を見て診断するためにフイ
ルムが必要になると、診断に該当する患者のフイルムが
保管庫から出される。読影により所見が作成され、所見
書とともにフイルムは再び保管される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の医用情報シ
ステムであると、フイルムを用いているためにフイルム
の整理保管作業が大変であり、過去の画像と最近の画像
との比較診断にフイルムの検索作業が敏速に行えない等
の問題がある。また、フイルムと所見を記述したカルテ
とが別になっているので、両者の対応付けに注意を要す
る。
【0005】従って、この発明の目的は、各患者に関す
る種々の情報、例えばID情報、画像情報及び診断情報
等を総括的に保管し、同情報を任意に取り出しできる医
用情報システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によると、各患
者の画像を電子化し、画像情報として保存する記憶手段
と、検査IDの入力により患者の過去の画像情報を読み
出す手段と、患者IDの入力により患者画像情報及び所
見情報を読み出す手段と、時間的にずれた画像を比較す
るために過去の画像情報を含む複数の画像情報を表示す
る手段とを有する医用情報システムが提供される。
【0007】この発明によると、各患者の画像を電子化
し、画像情報として保存するデータベース手段と、端末
局としてのワークステーション手段と、検査IDを入力
する手段と、入力された検査IDに対応する画像情報を
データベース手段からワークステーション手段に転送す
る手段とを有する医用情報システムが提供される。
【0008】この発明によると、各患者の画像情報を電
子化して保存する記憶手段と、各患者の画像情報とこの
画像情報に関する情報とを関連付けてこれら情報を前記
記憶手段に保存する手段とを含む医用情報システムが提
供される。
【0009】
【作用】記憶手段には、患者を撮影して得られる患者の
画像を電子化して得られる多数の画像情報がID情報と
ともに記憶され、読み出し手段はID情報の入力により
過去及び最近の画像情報を記憶手段から読み出し、表示
手段が過去及び最近の画像を比較診断できるように表示
する。
【0010】転送手段は入力される検査IDまたは患者
IDに対応する画像情報等を記憶手段から端末局に転送
し、端末局において画像情報の高速検索表示が行なわれ
る。
【0011】
【実施例】図1を参照して、病院における医用情報管理
システムの概略を説明する。
【0012】総合病院においては、外来患者はまず総合
受付にて診断の申し込み、症状により内科、外科等の依
頼科に行く。この依頼科において、医師から所定患部の
撮影の指示を受け、所定の書類、即ち依頼書を受ける。
この依頼書には患者ID、依頼科、部位、検査ID、撮
影方法、モダリティ名等が記載できるようになってい
る。患者はこの依頼書を持参して検査科の受付に行き、
依頼書を提出する。依頼科で検査IDが発行されると、
検査IDが検査依頼書に張り付けられる。依頼科で検査
IDが発行されないと、検査科は、依頼書に記載された
情報、例えば患者ID、依頼科、部位、検査ID、撮影
方法及びモダリティ名をコンピュータに入力し、所定の
患部の撮影、例えばX線撮影、X線CT撮影、超音波撮
影,MRI撮影等の撮影を行なう。この検査科での撮影
により得られた画像はデータベースに送られ、保管され
る。尚、撮影画像がフイルムに写し込まれている場合に
は、フイルムの画像が電気的画像情報に変換されてから
データベースに記憶される。検査依頼書は読影ワークス
テーションに送られる。ここで、撮影準備のために、依
頼書の検査IDを入力し、この検査IDをもとに、その
検査の画像及びその患者の過去の画像をデータバンクか
ら転送する。医師が読影を行うときは、検査IDを入力
し、対応する画像情報がワークステーション内のメモリ
から読み出され、画像として表示される。医師は、画像
を見てレポートを作成する。例えば、音声によりボイス
レポートを作成する。このボイスレポートは、トランス
クライバによりタイプされる。タイプされた情報はデー
タベースに転送され、保管されるとともに検査依頼書に
プリントされる。
【0013】上記のようにして検査ID、画像及び所見
がデータベースに保存される。このデータベースに保存
された情報は依頼科の要求に応じて依頼科に送られる。
即ち、依頼科がカルテに記載された検査IDを入力する
と、データベースから対応する患者の画像情報及びレポ
ート情報が送られる。これら情報及び他の検査情報(血
液検査など)を参考にして依頼科の医師は患者の病気を
診断する。
【0014】上述した医用情報管理システムのハード構
成の概略が図2に示されている。図2によると、依頼書
の情報、即ち患者ID、依頼科、部位、検査ID、撮影
方法及びモダリティ名はモダリティ11によりオンライ
ン入力される。フイルムの画像はデジタイザ12により
デジタル化され、デジタル画像情報はデータベース13
に転送される。ワークステーション14は読影準備機
能、ルーチン読影機能および依頼科参照機能を有する。
読影準備機能は検査IDが入力されると、読影に使用す
る画像情報をデータベース13からワークステーション
14に事前に転送する機能である。ルーチン読影機能は
検査IDが入力されると、未読影画像と過去の画像、例
えば2検査分の画像を比較しやすいように表示し、ま
た、必要に応じて画像処理を行い、過去の読影レポート
および検査歴を表示する。過去の情報については、過去
5年間の全ての画像をアクセスできる。依頼科参照機能
は患者IDが入力されると、その患者の画像、レポート
及び検査歴を表示する。
【0015】レポート入力装置15は撮影レポートを検
査IDと対応ずけて入力できるとともに同時に入力結果
をプリントできる。
【0016】次に、図3および図4を参照してこの発明
の医用情報システムのハード構成を更に具体的に説明す
る。
【0017】モダリティ11において、情報入力器21
は患者ID、検査ID、部位、依頼科、検査終了コマン
ドを入力する。情報発生器22はモダリティ名、検査
日、画像IDを発生する。画像発生器23は患者に関す
る画像情報を発生する。メモリ24は情報入力器21、
情報発生器22及び画像発生器23の出力情報を記憶
し、21MB×2の容量を有し、2検査分の画像を蓄積
できる。このメモリ24はインターフェイス(I/F)
25を介してデータベース13に結合される。
【0018】デジタイザ12において、情報入力端末器
26は仕切りカード番号、患者ID、検査ID、部位、
モダリティ名および依頼科名を入力する。仕切りカード
読み込み器27は仕切りカード番号を読み込む。画像読
み取り器28はX線像、CT画像等を写し込んだフイル
ムを順番を乱さないで読み取り、同画像に対応する画像
情報を出力する。メモリ29は情報入力端末器26、仕
切りカード読み込み器27及び画像読み取り器28から
出力される情報を記憶でき、2検査分の情報を記憶でき
る容量(40MB×2)を有する。このメモリ29はイ
ンターフェイス(I/F)30を介してデータベース1
3に結合される。
【0019】データベース13には、2.2GBの容量
を有するハードディスク31、1.65TBの容量を有
する光ディスク32及び2.6GBの容量を有するバッ
クアップメモリ33が設けられている。ハードディスク
31の書き込み端子は例えば50%のデータ圧縮率を有
する圧縮回路35に結合されている。この圧縮回路35
はインターフェイス(I/F)34を介してモダリティ
11及びデジタイザ12に結合されている。ハードディ
スク31は非可逆圧縮回路36を介して光ディスク32
に結合されており、5年分の情報を記憶する。これに対
して、ハードディスク31は2日分の情報を記憶する。
ハードディスク31、光ディスク32及びバックアップ
メモリ33の読み出し端子はワークステーション14に
インターフェイス37を介して結合される。ICメモリ
38は75MBの容量を有し、10年分の検索情報を記
憶できる。このICメモリ38は検索回路39及びI/
F37を介してワークステーション14に結合される。
このデータベース13の機能はデータの受け取り、デー
タの保管、データの圧縮伸張、検索及びデータの送出、
データのマグレーション制御を含んでいる。データの受
取はモダリティ11から1検査分/分(0.3MB/
s)のデータを受け取り、デジタイザ12から1枚/1
0秒(0.5MB/秒)のデータを受け取り、レポート
入力端末器15からは1件/5秒(0.4kB/秒)の
情報を受け取る。但し、1検査を21MB,フイルム1
枚を5MB、レポート1件を2kBとした。
【0020】ワークステーション14には、レポート検
査リストを記憶するメモリ(1MB)41、レポート表
示メモリ(1MB)42及び表示メモリ(64MB)4
3並びに画像メモリ(3GB)44及び画像IDメモリ
(78MB)46が設けられている。画像メモリ44と
ICメモリ46との間に200%伸張回路45が結合さ
れている。メモリ41、42、44及び検査ID入力器
48はインターフェイス(I/F)46を介してデータ
ベース13に結合される。
【0021】レポート入力端末器15において、データ
ベース13のハードディスク31に結合されたインター
フェイス51が制御回路52に結合され、この制御回路
52がキーボード53、表示器54、プリンタ55に結
合される。尚、制御回路52には、2KB以上のメモリ
が内蔵されている。このレポート入力端末器15の機能
は入力情報の読み取り、入力情報の表示、メモリへの入
力情報の格納、トリガによる検査IDとレポートのプリ
ント、トリガによる検査IDとレポート及び検査IDと
読影結果の対応づけ、データベースへの転送を含んでい
る。
【0022】リモートデータベース16には、2TBの
容量を有する光ディスク61が設けられ、この光ディス
ク61はインターフェイス62を介してデータベース1
3のインターフェイス(I/F)40に結合されてい
る。I/F40はI/F37を介してワークステーショ
ン14の画像メモリ44に結合されている。即ち、リモ
ートデータベース16はデータベース13を介してワー
クステーション14に結合されている。
【0023】次に、上記構成要素の個々の機能を図5乃
至図9のフローチャートを参照して説明する。
【0024】モダリティ11 検査技師が検査開始前に検査を行なう患者の患者ID、
検査ID、依頼科名を依頼書を見てモダリティに入力す
る。モダリティは検査日、モダリティ名を付加し、各検
査の付帯情報とする。検査画像1〜nが採取されると、
モダリティは画像毎に画像IDを発行する。検査が終了
すると、検査技師は検査終了コマンドを入力する。検査
終了コマンドが入力されると、その検査の付帯情報と、
その検査により採取された全画像とそれぞれの画像ID
とを組み合わせたデータをデータベース13に転送す
る。尚、依頼書がデジタル化されている場合には、検査
IDが入力されることにより必要な情報が検査リストか
ら選択される。(図5)。
【0025】デジタイザ12 オフラインモダリティによって検査が終了すると、フイ
ルムと検査依頼書が存在する。そこで、先ず、デジタイ
ザのそばに設置された仕切りカード棚に番号順に納めら
れた仕切りカードの中から空いてる仕切りカードが取り
出される。次に、デジタイザに仕切りカードの仕切りカ
ード番号がバーコードリーダによって読み取られる。そ
れから検査依頼書を見て患者ID、検査ID、部位、モ
ダリティ名、依頼科の入力される。このとき、IDはバ
ーコードリーダによって読み取られ、他の情報はキーボ
ードにより入力される。入力が終わると、仕切りカード
が入っていた棚に検査依頼書が入れられる。
【0026】次に、仕切りカードがフイルムの先頭に付
けられ、フイルムが仕切りカードとともにデジタイザに
セットされる。デジタイザはセットされた仕切りカード
とフイルムを順番を乱すことなく1枚ずつ自動現像機と
同じ速さを読み取る。即ち、仕切りカードのバーコード
が先ず読み取られ、それからフイルムの画像が順次読み
取られる。従って、読み取り画像データは仕切りカード
番号情報に対応させられる。このとき、デジタイザは画
像データの一枚一枚を特定できるように各画像データ毎
に画像IDを発行する。挿入されたフイルムが全てデジ
タイズされると、取り込み側オートフイーダが作動さ
れ、次の検査フイルムがデジタイザに取り込まれる。ま
た、最後のフイルムがデジタイズされ、送り出される
と、取り出し側のオートフイーダが作動される。一連の
画像データの読み込みが終了すると、画像データと既に
入力されている情報とが仕切りカード番号を用いて対応
される。このとき、デジタイザは検査日を発行し、対応
付けられた画像データに検査日を付加し、1検査分のデ
ータを作成する。この1検査分のデータはデータベース
13へ送信される。
【0027】上記のようにしてデジタイズが終了した検
査フイルムは対応する仕切りカード番号の棚に収納され
る。
【0028】尚、フイルムはオンラインモダリティによ
っても作成できるが、この場合、フイルムはデジタイズ
する必要がない。従って、このフイルムが画像が入力さ
れたときには、デジタイザまたはデータベースが同画像
を無視する。(図6) ワークステーション14 ワークステーション14は上述したように読影準備、ル
ーチン読影及び依頼科参照の機能を果たすが、これらの
機能を順次説明する。
【0029】読影準備 検査依頼書がワークステーションに持参される。ワーク
ステーションの読影準備ボタンが押される。このとき、
ワークステーションは読影準備状態になる。次に、検査
依頼書に添付された検査ID(バーコード)がバーコー
ドリーダにより読み取られ、この検査IDはデータベー
ス13に送られ、患者IDを要求する。データベース1
3から患者IDを受け取ると、患者IDと検査IDが並
べて表示される。患者IDと検査IDの一致が確認され
ると、一致した患者IDと検査IDは対応表に記憶さ
れ、次の検査依頼書に対するIDの照合が上記と同様に
して行なわれる。この様にして、全ての検査依頼書に対
して処理がなされ、一致した患者IDと検査IDが順次
対応表に記憶される。尚、患者IDと検査IDが一致し
ないと、再度、検査依頼書の検査IDが読み取られ、同
じ処理が繰り返される。
【0030】IDの照合が確認されると、確認が終了し
た患者から読影準備が次のように開始される。即ち、患
者IDと検査IDの対応表から患者IDが取り出され
る。この患者IDによってこの患者の検査リスト、レポ
ート及び画像がデータベースに要求される。データベー
ス13から検査リスト、レポート及び画像が送られる
と、これら情報はメモリ(磁気ディスク)41、42、
44に記憶される。その後、次の患者の患者IDが対応
表から読み出され、同様な処理が行なわれ、次の患者の
検査リスト、レポート及び画像が磁気ディスクに記憶さ
れる。全ての患者についての情報が磁気ディスクに記憶
されると、読影準備が完了する。
【0031】尚、この読影準備において、磁気ディスク
に記憶されている各患者データのうち、最新の検査日が
3日前である患者データは全て消去され、患者IDおよ
び検査IDが対応表から消去される。(図7)。
【0032】ルーチン読影(図8) 検査依頼書に張り付けられた検査IDがバーコードリー
ダによって読み取られることにより入力される。この入
力された検査IDによって患者IDが対応表から検索さ
れる。検索された患者IDに対応する検査リスト、検査
ID、検査日、モダリティ、部位、読影結果、患者ID
を磁気ディスクから読み出し、表示する。表示された情
報から最新の検査と前回の検査を自動的に選択する。選
択した最新及び前回検査の画像ID及び画像データを磁
気ディスクから抽出し、抽出された画像データにデータ
伸長処理を施し、表示する。この時、検査日も表示す
る。表示された画像の画像ID、検査ID及びこれら情
報を表示しているディスプレイの番号を記憶する。次
に、前回の検査のレポートを磁気ディスクから読み出
し、表示する。
【0033】上記のステップにより表示された画像にな
んらかの処理、例えば移動、消去、拡大、階調処理、C
AD、オーバーレイ記入/表示等の処理を施す場合には
下記のように行なわれる。
【0034】処理したい画像を表示するディスプレイを
指定する。この時、指定されたディスプレイは、このデ
ィスプレイに表示される画像の検査ID及び患者IDを
全て表示する。表示されたIDから必要とする検査ID
または患者IDを捜し、それを指定する。これにより、
指定されたIDに対応する画像が磁気ディスクから読み
出され、表示される。次に、表示された画像に施すべき
上述した処理の内容を指定する。これにより、指定され
た画像に指定された内容の処理が施される。
【0035】処理内容がオーバーレイ記入の場合には、
記入されたオーバーレイが表示されるとともにオーバー
レイデータが記憶される。
【0036】このオーバーレイ記入には、マトリックス
に配列された複数の感圧画素を有するタッチパネルが使
用される。このタッチパネルは例えばCPUに接続さ
れ、タッチパネルがタッチペンでタッチされたときと指
でタッチされたときとのタッチ面積の違い、即ち感圧素
子数の違いからCPUはタッチパネルがタッチペンでタ
ッチされたか指でタッチされたかを区別する。タッチペ
ンで入力された場合には、CPUはタッチペンによる入
力情報をオーバーレイ情報と判断し、これに対して指で
入力された入力情報はコマンド情報であると判断する。
この判断に基づきオーバーレイ情報は画像に重ねて表示
され、コマンド情報は画像に所定の処理を施すために使
用される。
【0037】コマンドにより指定された処理が施された
後に、その画像の表示位置が決定され、画像がディスプ
レイの決められた位置に表示される。このとき、画像I
D、検査ID及びディスプレイ番号を含む対応表が更新
される。また、このとき、処理画像を登録するか否か判
断される。登録する場合には、登録ボタンが押される。
これにより、新しい画像IDが発行される。次に、デー
タベースに処理画像登録要求がなされる。データベース
は登録要求に応じて処理画像を所定の登録方法に従って
登録する。尚、登録しない場合は、何等の動作も行なわ
れない。
【0038】上記のようにして表示され、または所定の
処理された画像を医師が観察し、即ち読影して、所見を
デクタフォンにマイクを使用して入力する。これによ
り、読影が終了する。
【0039】レポート入力 この機能は検査IDおよびレポートを入力し、その後、
終了入力を指定することにより、検査IDおよびレポー
トをデータベースに送り、検査ID、レポートをプリン
トする機能である。
【0040】このレポート入力を実行するとき、依頼書
の検査IDと対応づけてボイスレポートを聞きながら検
査IDとレポートとを入力する。入力された情報は読み
取られ、制御回路52に内蔵されたメモリに保存され
る。この時、入力情報はディスプレイに表示されるの
で、表示された情報が間違っていれば、訂正され、再び
メモリに保存される。表示情報が正しければ、終了が指
示される。このとき、検査IDとレポートが対応づけら
れてデータベースへ送られる。同時に、検査IDとレポ
ートが依頼書にプリントされる。
【0041】依頼科参照 この機能はルーチン読影機能と実質的に同じである。即
ち、患者IDがバーコードリーダ、キーボードまたはO
CR等を用いて入力される。この入力患者IDが対応表
から検索される。対応表に患者IDがあれば、この患者
IDの患者に関する情報、即ち検査ID、検査日、モダ
リティ、部位、読影結果、患者IDを対応表から抽出
し、表示する。表示された情報から最新の検査と前回の
検査を選択する。選択した最新及び前回検査の画像ID
及び画像データを磁気ディスクから抽出し、抽出された
圧縮画像データにデータ伸長処理を施し、表示する。こ
の時、検査日も表示する。表示された画像の画像ID、
検査ID及びこれら情報を表示しているディスプレイの
番号を記憶する。次に、最新及び前回の検査のレポート
を磁気ディスクから読み出し、表示する。この時、磁気
ディスクに最新の検査レポートが記録されていなけれ
ば、前回のレポートだけが表示される。
【0042】患者IDの検索において入力患者IDに対
応する患者IDが対応表になければ、データベースに記
憶された患者情報からその患者が受けた検査の全ての検
査IDを検索する。検索された患者の全ての検査IDに
関する画像、レポート及び検査リストがデータベースで
検索され、それら情報がワークステーションに転送さ
れ、記憶される。また、このとき、全ての検査につい
て、データベースから検査ID、検査日、モダリティ、
部位、読影結果、患者IDを抽出し、表示する。表示さ
れた情報から最新の検査と前回の検査を選択する。選択
した最新及び前回検査の画像ID及び画像データを磁気
ディスクから抽出し、抽出された画像データにデータ伸
長処理を施し、表示する。この時、検査日も表示する。
表示された画像の画像ID、検査ID及びこれら情報を
表示しているディスプレイの番号を記憶する。次に、最
新及び前回の検査のレポートを磁気ディスクから読み出
し、表示する。この時、磁気ディスクに最新の検査レポ
ートが記録されていなければ、前回のレポートだけが表
示される。
【0043】上記のステップにより表示された画像にな
んらかの処理、例えば移動、消去、拡大、階調処理、C
AD、オーバーレイ記入/表示等の処理を施す場合には
下記のように行なわれる。例えば、所望の画像にオーバ
ーレイ記入のための処理を行う場合には次のように行わ
れる。(図9)。
【0044】この処理のためには、診断部位の関心領域
にそれぞれ対応する画像処理パラメータまたはオーバー
レイ記入のためのデータ等を記憶したメモリおよび関心
領域を指定するための入力部材が設けられる。入力部材
としては関心領域に対応して設けられる押し釦またはタ
ッチパネルあるいはディスプレイに表示されたメニュー
を指定するマウス等が用いられる。このような装置にお
いて、先ず、処理したい画像を表示するディスプレイを
指定する。この時、指定されたディスプレイは、このデ
ィスプレイに表示される画像の検査ID及び患者IDを
全て表示する。表示されたIDから必要とする検査ID
または患者IDを捜し、それを指定する。これにより、
指定されたIDに対応する画像が磁気ディスクから読み
出され、表示される。次に、入力部材により関心領域が
指定される。この後、指定され、表示された関心領域の
画像に施すべき処理内容を指定する。これにより、指定
された画像に施すべき処理に対応する処理パラメータが
メモリから読み出され、この処理パラメータによって画
像に処理が施される。
【0045】処理内容がオーバーレイ記入の場合には、
上述したオーバーレイ処理に従って記入されたオーバー
レイが表示されるとともにオーバーレイデータが記憶さ
れる。
【0046】表示された画像に基づいて関心領域の所定
部分のサイズを測定する場合には次のような処理が行わ
れる。
【0047】関心領域が表示されているディスプレイ画
面に設けられたタッチパネルの表面の任意の2点、例え
ばA点およびB点がオペレータによってタッチされる
と、AおよびB点のX,Y座標データがタッチパネルに
接続されたコントローラからCPUに順次出力される。
CPUは別々に入力されるAおよびB点のX,Y座標デ
ータを予め格納されているプログラムに従って解析し、
2つのX,Y座標データが別々の位置を示していると認
識し、入力された座標データを計測コマンドと判断す
る。この判断に従ってCPUはA点およびB点を結ぶス
ケールのパターンをディスプレイに表示する。表示され
たスケールにより2点間の距離が測定できる。
【0048】タッチ位置、例えばA点を移動させると、
この移動にともなってA点のX,Y座標データが更新さ
れ、CPUに入力される。このとき、CPUはA点の移
動に追従するようにスケールを移動させる。このように
最初に表示されたスケールを基準としてタッチ位置が移
動されるに従ってスケールが移動され、移動に従ってス
ケール情報は書き換えられる。
【0049】画像に上記のような指定の処理が施され、
その画像の表示位置が決定され、画像がディスプレイの
決められた位置に表示されると、画像ID、検査ID及
びディスプレイ番号を含む対応表が更新される。また、
このとき、処理画像を登録するか否かが判断される。登
録する場合には、登録ボタンが押される。これにより、
新しい画像IDが発行される。次に、データベースに処
理画像登録要求がなされる。データベースは登録要求に
応じて処理画像を所定の登録方法に従って登録する。
尚、登録しない場合は、何等の動作も行なわれない。
【0050】データベース このデータベースにおいては、全てのリストはICメモ
リ38に記憶される。画像データ、オーバーレイデータ
及びレポートデータはハードディスク31に記憶され
る。モダリティ11及びディジタイザ12から入力され
る画像データは可逆圧縮され、ハードディスク31に書
き込まれる。ハードディスクは二重に設けられている
が、一方はバックアップ用である。
【0051】ハードディスクが一杯になり、新しいデー
タが書き込めなくなれば、ハードディスクの中から古い
検査日のデータが読み出され、光ディスク32に書き込
まれ、この古いデータはハードディスクから消去され
る。このとき、画像データは非可逆圧縮されて光ディス
ク32に書き込まれてもよい。光ディスクが一杯になる
と、古いデータはリモートデータベースの光ディスク6
1に書き込まれてもよく、または、データベース13の
光ディスクがリモートデータベースの光ディスクと交換
されてもよい。
【0052】尚、データベースのメモリに情報が書き込
まれる場合、3種類のデータの存在場所が変わるたびに
ICメモリのリストのアドレスが変更される。また、検
索の場合には、専用に設けられた検索回路39により行
なわれる。
【0053】次に、データベースにおいて行なわれる検
索データの登録、読影準備、レポートの登録、レポート
の要求及びオーバーレイ及び処理画像の登録について説
明する。
【0054】新しい検査データの登録 オンラインモダリティまたはフイルムデジタイザから検
査データ登録コマンドと新しい検査データとを検査単位
で受け取る。検査データはハードディスク31に記憶さ
れる。検査データに対応する患者ID及び検査IDがI
Cメモリ38の(患者ID、検査ID)リストに追加さ
れる。検査ID、画像ID、画像データアドレスが(検
査ID、画像ID、画像データアドレス)リストに追加
される。同じく、検査ID、部位、モダリティ名、依頼
科、検査日が(検査ID、部位、モダリティ名、依頼
科、検査日)リストに追加される。
【0055】読影準備 ワークステーションから患者ID検索コマンド及び検査
IDを受けると、ICメモリ38のリストから受けた検
査IDを有するタップルが検索される。検索されたタッ
プルの患者IDがワークステーションに送出される。
【0056】ワークステーションから検査データ要求コ
マンドと患者IDを受け取ると、ICメモリ38の(患
者ID、検査ID)リストから入力患者IDに一致する
全てのタップルが検索される。(患者ID、検査ID)
リストから検索された全てのタップルの検査IDに一致
するタップルが(検査ID、部位、モダリティ名、依頼
科、検査日)リストから検索される。同様に、(患者I
D、検査ID)リストから検索された全てのタップルの
検査IDに一致するタップルが(検査ID、読影結果)
リストから検索される。また、同様に、(患者ID、検
査ID)リストから検索された全てのタップルの検査I
Dに一致するタップルが(検査ID、レポートアドレ
ス)リストから検索される。(検査ID、レポートアド
レス)リストから検索されたタップルのレポートアドレ
スに従ってレポートデータが読み出される。(検査I
D、レポートアドレス)リストからタップルが見つから
なければ、(検査ID、ワークステーション名)リスト
に新しいタップルが追加される。
【0057】(患者ID、検査ID)リストから入力患
者IDに一致する全てのタップルが検索されると、検索
された全タップルの検査IDの各々について、下記の動
作を行なう。
【0058】a.(検査ID、画像ID、画像データア
ドレス)リストの中から、検査IDに対応する画像ID
と画像データアドレスを検索する。
【0059】b.画像データアドレスを見て、対応する
画像データを読み出す。
【0060】c.(画像ID、オーバーレイアドレス)
リストの中から、上記ステップaにおいて検索された画
像IDに対応するオーバーレイアドレスを検索する。
【0061】d.検索されたオーバーレイアドレスに従
ってオーバーレイアドレスを読み出す。
【0062】(患者ID、検査ID)リストから入力患
者IDに一致する全てのタップルが検索されると、全て
の検査の各々について、下記に示すデータをワークステ
ーションに送出する。
【0063】検査ID、部位、モダリティ名、依頼科、
検査日、読影結果、レポートデータ、画像ID、画像デ
ータ、オーバーレイデータ。
【0064】尚、ワークステーションに送るデータを限
定しなければならない場合、検査数及び画像の容量を決
め、同一モダリティのデータを優先して送る。
【0065】レポートの登録 レポート入力端末器からレポート登録要求コマンド、検
査ID、レポートデータ、読影結果を受けると、レポー
トデータをハードディスクに書き込む。次に、(検査I
D、レポートアドレス)リストに新しいタップルを追加
する。更に、(検査ID、読影結果)リストに新しいタ
ップルを追加する。
【0066】(検査ID、ワークステーション名)リス
トの中から、入力検査IDに一致するタップルを検索
し、検査データを送ったワークステーション名を認識す
る。このワークステーションに検査ID、読影結果、レ
ポートデータを送出する。このとき、ワークステーショ
ンがこれらデータを受け取らなくてもよい。この後、上
記(検査ID、ワークステーション名)リストから検索
されたタップルを同リストから削除する。但し、ワーク
ステーションに検査ID、読影結果、レポートデータを
送れなかった場合には、削除しない。
【0067】レポート要求 ワークステーションからレポート要求コマンドを受け取
ると、(検査ID、ワークステーション名)リストの中
から、要求元のワークステーション名と一致するワーク
ステーション名をもつタップルを全て検索する。これに
より検索された全てのタップルについて、(検査ID、
レポートアドレス)リストの中から、検査IDが一致す
るタップルを検索し、レポートアドレスに従ってレポー
トデータを読み出す。また、(検査ID、読影結果)リ
ストも検索する。検索された検査ID、レポートデータ
及び読影結果をワークステーションに送る。送出後、送
出データに対応するタップルをリストから削除する。
【0068】オーバーレイデータ及び処理画像の登録 読影された保存すべき処理画像及びオーバーレイデータ
が登録要求コマンドとともにワークステーションから送
られるが、この場合、オーバーレイデータは画像IDと
オーバーレイデータを含み、処理画像は検査ID、画像
ID、画像データを含む。
【0069】オーバーレイデータが送られてきた場合、
このオーバーレイデータをハードディスクに書き込み、
(画像ID、オーバーレイアドレス)リストに新しいタ
ップルを追加する。処理画像が送られてきた場合は、画
像デーをハードディスクに書き込み、(検査ID、画像
ID、画像データアドレス)リストに新しいタップルを
書き込む。
【0070】次に、オペレータが行なう操作について説
明する。
【0071】図10は、オペレータが行なう動作の全て
を図解している。これによると、デースプレイの表示に
より対話形式でオペレータが装置に対して指示を出す。
これらの指示としては、同図に示されるように、検査I
D入力、患者ID入力、オーバーレイ記入、並び替え、
消去、拡大、上下左右反転、処理画像保存、過去の画像
表示、オーバーレイ表示/消去、階調処理がある。
【0072】上記指示について逐次説明する。
【0073】検査ID入力 ルーチン読影において検査IDを入力する場合には、未
読影分の検査IDを入力する。この入力は、依頼書に張
り付けられたIDバーコードをバーコードリーダにより
読み取ることにより行なう。
【0074】患者ID入力 依頼科においての参照のために患者IDが入力されると
きには、患者IDがテンキーにより入力される。入力さ
れた患者IDに対応する数字が表示される。表示された
IDが正しければ、Enterキーが押される。この患
者ID入力が間違った場合には、訂正キーを押す。
【0075】患者IDの入力により、初期画像が表示さ
れるが、次にこの表示形態に次いて説明する。
【0076】画像表示形態1 初期画像は図11に示すように表示される。この表示に
おいては、前回の検査画像、未読影検査画像、患者I
D、検査ID、検査リスト(過去の検査歴)、レポート
(前回検査)が表示される。但し、検査リスト表示領域
には、一番上に前回検査のデータが表示され、データが
表示しきれない場合には、“For more press here ”が
表示される。
【0077】4つ以上の未読影画像が存在する場合、初
期画面には、前回検査の画像は表示されない。即ち、図
12(a)に示されるように未読影画像が上段にも表示
される。また、8つ以上の未読影画像がある場合には、
図12(b)に示すように数枚が重複して表示される。
【0078】画像表示形態2 ディスプレイに表示される複数の画像の各々は図13の
ような形態で表示される。即ち、上段は左から第1〜第
5の5つの領域に区切られ、第1領域には、検査ID、
患者ID、検査日が、第2領域にオーバーレイON/O
FFスイッチが、第3領域にCAD ON/OFFスイ
ッチが、第4領域には階調増/減スイッチが、第5領域
には処理画像保存スイッチが表示される。階調処理をし
なければ、これらに対応するスイッチ領域は表示されな
い。尚、下段には画像データが表示される。
【0079】画像並び替え 表示画像を並び替えたい場合は次のような指示をする。
【0080】図14に示すように左から3番目の画像を
左端に写したい場合には、動かしたい画像、3番目の画
像を指によりタッチし、タッチした状態で移動したい方
向に指をずらせる。目的位置、即ち左端まで指が移動さ
れ、そこで指を表示面から離すと、画像は左端に移動す
る。但し、左端の表示領域に画像が表示されている場合
には、左端に移動された画像は先の画像に重ねて表示さ
れる。画像の移動が完了すると、移動前の元の画像は消
去される。このとき、移動前の画像が別の画像に重ねら
れていたとすると、移動前の画像が消去されたとき、重
なって下になっていた別の画像が浮きでる。別の画像が
なければ、画面は黒となる。このような画像の移動は上
述したようなタッチパネルを用い、座標データを更新す
ることによって行われる。
【0081】過去の検査画像表示 表示画面には、図15に示すように検査リストに表示さ
れた検査の内の見たい検査を指で指定する。指定された
検査は色が変わる。このとき、指定検査に対応する画像
が画面の上段に表示される。4枚以上の画像がある場合
には、複数枚の画像が重なって表示される。尚、下段部
には、今回検査分の画像が表示される。また、レポート
表示領域には、レポートが表示される。
【0082】画像の消去 消去したい画像の上に図16に示すように指によりペケ
印を描くと、その画像は消去される。
【0083】画像の上下左右反転 フイルムの画像をデジタイザにより読み取るとき誤って
上下左右を逆にしたしまったときに画像を上限または左
右に反転する。上下を反転する場合には、図17(a)
に示されるように反転すべき表示画像の画面に指で上か
ら下へ、下から上へとUターンマークを描くと、上下に
反転する。左右を反転する場合には、図17(b)に示
すように左から右へ、右から左へとUターンマークを描
くと、左右が反転する。この反転処理を行なうと、次回
から反転された画像が表示される。
【0084】画像の拡大 表示画像の拡大したい部分を図18(a)に示すように
指で丸く囲む。すると、その部分が図18(b)に示す
ように拡大して表示される。拡大表示を消去する場合に
は、その部分にバツ印を描く。図18(c)に示すよう
に拡大された部分を指で触れ、移動したい個所へ指を移
動させると、移動先の部分が拡大される。
【0085】オーバーレイの記入 画像が表示された画面上に備え付けのペンにより図19
に示されるように所望の情報を記入すると、この情報が
画像に重ねて表示される。次回の表示において、「オー
バーレイON」が指示されると、書き込まれた情報も表
示される。
【0086】処理画像の保存/廃棄 階調処理が完了すると、図20に示すように処理画像の
画面の右上に“Savecurrent image”が表示される。こ
の表示をタッチすると、対応する画像は保存される。
【0087】オーバレイ表示/消去 図21に示されるように画面の上段に表示された「オー
バーレイON」を指で触れると、オーバーレイ情報が下
段画面に表示される。このとき、「オーバーレイOF
F」が上段に表示される。この表示を指で触れると、オ
ーバーレイ情報が消去される。
【0088】階調処理 図22に示すように画面の上段に表示された階調増/減
スイッチの△印をタッチすると、階調が増加し、▽印を
タッチすると、階調が減少する。このとき、増減目盛り
がタッチの間、移動する。
【0089】次に、以下にディスプレイ装置の具体的な
構成および表示パターンについて説明する。
【0090】図23にはワークステーションが示されて
おり、このワークステーションは4つのCRT21、2
2,23および24を有し、CRT21にはメニュー画
像エリア21aと画像選択用対話エリア21bが設けら
れる。CRT22〜24の各々は読影画像を表示する読
影画像表示エリアaと画像処理のための対話情報を表示
する対話エリアbを有する。CRT21〜24の下には
電源スイッチ25、周波数調整用ダイヤル及びスイッチ
群26および階調処理用ダイヤル及びスイッチ群28が
設けられている。テーブル29には収納自在なキーボー
ドユニット30が設けられる。マウス28はCRTに表
示されるカーソルを移動するために用いられる。
【0091】上記ワークステーションの電源スイッチ2
5がオンにされると、ワークステーションは自己診断
し、その終了後にレディ状態となる。このとき、対話エ
リア21bに未読影患者リストが表示される。この未読
影患者リストの中からマウス28により一人の患者を選
択すると、選択された患者の検査歴リストが対話エリア
21bに表示される。この検査歴リストから1つの検査
を選択すると、その検査の画像リストが同対話エリア2
1bに表示されると共にメニュー画像も表示され、表示
面22〜23に、最初の3枚の画像が自動的に表示され
る。
【0092】上記の動作において、未読影患者リストの
中から一人の患者を選んだときに選んだ患者の未読影分
の画像リストおよびメニュー画像がCRT21に表示さ
れると共に他のCRT22〜24に最初の3枚の画像を
自動的に表示するようにしてもよい。
【0093】最初の3枚の画像が表示された後、別の画
像を表示したい場合には、対話エリア21bに表示され
ている[NEXT]または[PREV]をマウス28に
より選択することにより別の画像がCRT22〜24に
表示される。例えば、マウスで[NEXT]が選択され
ると、メニュー画像の中から次の3枚の画像がCRT2
2〜24にそれぞれ表示される。
【0094】メニュー画像から所望の画像を選択し、そ
れを指定するCRTに表示する場合には、CRT21に
表示されたメニュー画像から1つの画像をマウス28に
より、次に表示先を示す疑似画面を選択する。これによ
り、選択された画像が選択されたCRTに表示される。
【0095】画像表示用CRT22〜24に画像を分割
して表示する場合には、先ず、分割サイズを選択し、次
にメニュー画像から1つの画像を選択すると共に分割画
像を表示すべき表示先を示す疑似画面を選択する。これ
により、メニュー画像から分割された分割画像が選択さ
れたCRTに分割表示される。
【0096】次に、上記のように表示される画像を処理
する処理内容について説明する。
【0097】処理すべき画像などを指定するためのマウ
スのポインタは全てのCRT21〜24を飛び回ること
ができるようにワークステーションは構成されており、
画像処理はポインタが存在するCRTの画像を対象にし
て行われる。次に個々の処理内容について説明する。
【0098】階調処理 階調を調整したい画像をマウスにより指定し、次に、階
調処理用ダイヤル27a,27bにより階調を調整す
る。階調を初期状態に戻したいときには、スイッチ27
cを押せばよい。
【0099】周波数処理(フイルタ処理) 周波数処理用ダイヤル26a,26bを回すことにより
指定された画像に周波数処理が施される。これにより、
画像をシャープにしたり、ソフトにしたりすることがで
きる。
【0100】Z00M/PAN ZOOMまたはPANしたい画像が表示されている画像
表示用CRT22〜24の対話エリアbにマウスポイン
タを移動し、ZOOM/PANモードを選択すると、T
DF方式の画像が表示される。PANを行う場合は、マ
ウスポイントを移動させることにより行われる。ZOO
Mを行う場合には、釦が操作される。
【0101】文字の書き込み 対話エリアbからアノテーションモードを選択する。文
字書き込みのスタート位置をポインタによって指定し、
書き込みはキーボードから入力する。
【0102】図24は他のワークステーションが示され
ている。このワークステーションによると、4個のモニ
タ21〜24が縦2列、横2列に並べられ、これらモニ
タの下に操作パネル31が設けられる。この操作パネル
31の直下に引き出し可能なテーブル32が設けられ
る。このテーブルにはキーボードが取り付けられる。操
作パネル31は図25に示すようにパワースイッチ、メ
ニュー画像表示キー、検査リスト表示キー、PREVキ
ー、NEXTキー、階調処理ダイヤル、周波数処理ダイ
ヤル(ラチェット式)、移動キー、拡大キー、文字書き
込みキーおよび読影終了キーが設けられている。
【0103】モニタ21〜24の各々は図26に示すよ
うに上下に対話エリアaおよびbが設けられ、中央部に
画像表示領域cが設けられている。上下対話エリアaお
よびbにはメニュー画像、検査リスト、PREV,NE
XT,移動、拡大、文字書込、読影終了をそれぞれ指定
するアイコンが設けられている。
【0104】上記ワークステーションの基本的な操作は
操作パネル31のキーおよびマウスを用いて行われ、キ
ーボードは通常、コンソールの中に収納されており、オ
ーバーレイのときの文字書き込み処理においてのみ引き
出されて使用される。
【0105】図27に示されるワークステーションによ
ると、正面に4台のCRTが並べられ、斜め下部に対話
用LCDとメニュー画像用CRT(またはLCD)が埋
め込まれている。図28に示されるように対話用LCD
の画面の左側には、患者リスト、検査リスト、画像リス
ト等が表示され、右側には、基本的な操作メニューが表
示される。図29に示されるようにメニュー画像用CR
Tの画面の左側には、12枚分のメニュー画像が表示さ
れ、右側には、画像に対する各種操作に関する複数のメ
ニューが並んで表示される。これらメニューのなかで一
番上に位置するメニューは画像CRTを指定するための
メニューである。
【0106】メニュー画像用CRTに隣接して階調調整
用のダイヤルが設けられる。マウスはマウスカーソルが
対話用LCDとメニュー画像用CRTとの間を行き来で
きるように操作できるが、マウスカーソルを画像CRT
に移すことはきない。
【0107】図27のワークステーションの初期状態で
は、4台の画像CRTに最初の4枚の画像が表示され、
対話用LCDには、図30に示されるように画像リスト
が表示される。次の画像を表示したい場合には、対話用
LCDの[次]のメニューを指定することにより、図3
1に示されるように次の4枚の画像が画像用CRTに表
示される。
【0108】メニュー画像用CRTに表示された12枚
分のメニュー画像から任意の画像を画像CRTに表示し
たい場合には、先ず、メニュー画像の任意の画像、例え
ば図33に示すように画像010を指定し、次に、右上
部に示された、画像CRTを指定するメニューから所望
の画像CRTを指定する。これにより、第2画像CRT
に画像010が表示される。このとき、対話用LCDに
は、図32に示すように画像CRT番号とともに画像リ
ストが表示される。
【0109】画像を拡大する場合には、図34に示され
るように、先ず、[拡大]メニューを指定し、次に画像
CRTメニューを指定する。これにより、指定された画
像CRTに表示されている画像005がメニュー画像C
RTにも表示される。メニュー画像CRTに表示されて
いる画像にマウスにより拡大する範囲を指定すると、画
像CRTに拡大画像が表示される。
【0110】階調処理を行う場合には、階調ダイヤルを
操作すれば、階調モードに入らなくとも階調処理を行う
ことができる。階調処理モードに設定する場合には、図
35に示すように[階調]メニューを指定する。このと
き、メニュー画像用CRTにグラフとバーが表示され
る。マウスでバーを操作することにより階調を変えるこ
とができる。ウインドウに示されたグラフは明るい→暗
いを傾きで表している。
【0111】図36に示すように[文字書込]メニュー
を指定し、次に画像メニューを指定すると、画像CRT
に表示されている画像がメニュー画像CRTにも表示さ
れる。このメニュー画像CRTに表示されているメニュ
ー画像に文字を書き込む位置をマスクにより指定し、キ
ーボードから文字を入力すると、指定された画像位置に
文字が書き込まれる。
【0112】図37に示されるように対話用LCDに表
示された[検査リスト]メニューを指定すると、検査リ
ストが表示される。この検査リストから任意の過去の検
査を指定すると、対話用LCDの画面が図38に示すよ
うに指定した検査の画像リストに切り替わる。
【0113】図39には、他の実施例に従ったワークス
テーションの外観が示されている。この実施例による
と、表示部は上段CRTグループと下段CRTグループ
との2段構造に構成されている。上段CRTグループは
下方に向けられた4台のCRTを有し、下段CRTグル
ープは平行に並べられた正面2台のCRTと内側に向い
ている両側2台のCRTとを有する。下段正面CRTの
下部に埋め込み式操作用CRTが設けられている。操作
机は一部が埋め込み式のガラスで形成され、このガラス
を介して操作用CRTを覗くことができる。下段右側正
面CRTと操作用CRTとの間に階調処理用ダイヤルが
設けられている。操作机の下部にはキーボードが取り付
けられた引出しが設けられている。
【0114】上記構成のワークステーションに外部の光
を遮蔽するためのカーテンが設けられている。図40に
は、カーテンが閉められた状態のワークステーションが
示されている。
【0115】この実施例によると、図41に示すように
操作用CRTの画面にはメニュー画像とコマンド画像が
表示される。画面の右上部に表示された1から8の四角
のマスは図39に示された上段及び下段のCRTを指定
するCRT指定コマンドを示している。
【0116】上記表示画面に表示されたメニュー画像か
ら所望の画像を選択する場合、メニュー画像の内の所望
の1つをマウスにより指定し、クリックする。このと
き、先に選択されたCRT指定コマンドに対応するCR
Tに選択された画像が表示される。尚、選択されるCR
Tは常に1つ存在し、このCRTを変更したい場合に
は、マウスにより他の指定コマンドを指定するればよ
い。
【0117】画像を拡大したい場合には、先ず、コマン
ド画像に含まれる拡大コマンドをマウスにより指定す
る。このとき、選択されているCRTの画像が図41に
示されるようにメニュー画面にオーバーラップして拡大
表示される。
【0118】連動コマンドは2つの画像を連動させるコ
マンドである。即ち、連動コマンドが指定され、次にも
う1つのCRT指定コマンドを選択すると、この選択さ
れたCRT指定コマンドに対応するCRTに表示された
画像と先に選択されたCRTに表示された画像とが拡大
および階調処理等に関して連動して変化する。つまり、
2つの画像の同じ個所が拡大され、階調調整される。こ
の連動を解除したい場合には、連動コマンドおよびCR
T指示コマンドを再度選択すればよい。1つしかCRT
が選択されていない場合には、選択されているCRTは
解除されない。即ち、CRTは常に1つは選択されてい
る。
【0119】階調処理を行う場合には、階調処理ダイヤ
ルを調整すれば、選択されたCRTの階調が変化する。
別のCRTの階調を変更したい場合には、CRT指示コ
マンドをマウスによりし、クリックすることにより疑似
画面を指定すればよい。
【0120】メニュー画像に文字を書き込む場合には、
コマンド画像に含まれる書き込みコマンドを指定すれば
よい。この場合、拡大と同じようにメニュー画像にオー
バラップして表示された画像に文字等の書き込みが行え
る。文字などの書き込みは、表示されたCRT画像の横
に直線、曲線等の簡単な絵描きコマンドを用意し、マウ
スによりこれら絵描きコマンドを指定することにより選
択された画像に簡単な図を書き込むことができる。尚、
文字はキーボードから入力される。
【0121】通常、上段の4台のCRTには、過去の画
像が表示されている。この状態において、コマンド画像
の[過去メニュー]コマンドが選択されると、メニュー
画像が過去の画像に変わる。これら過去の画像から1つ
の画像を選択する場合には、上述した未読影画像と同様
な操作を行えばよい。
【0122】過去画像メニューに含まれる画像はデフォ
ルトで最新の画像であり、これら過去の画像を参照しな
がら、キャラクタモニタにおいて検査リストを選択し、
必要な検査の項目をマウスにより選択する。
【0123】図42に示される他の実施例のワークステ
ーションによると、表示部41は4面の表示面を有す
る。表示部41の下に設けられた対話表示面42には図
43に示されるような対話情報が表示される。ワークス
テーションのテーブルには図44に示すようなメニュー
画像が表示される操作ボード43が載置される。
【0124】図42のワークステーションにおいて、表
示部41には最初に4枚の画像が表示されており、これ
らの画像を変更する場合には、操作ボード43の“Disp
lay/Scroll”ボタンが図45に示すように操作する。即
ち、ボタンの上側をタッチすると4面の画像、即ち4枚
の画像はスクロールアップで変わり、下側をタッチする
と4枚の画像はスクロールダウンで変わる。このとき、
操作ボード43の“Exam List:”の表示リストおよび
“Image Index ”の画像もスクロールされる。
【0125】次に、過去の画像をメニューから選んで表
示する場合には、図46に示されるように操作ボード4
3の“Exam List:”から過去の検査情報、例えば“DEC2
9/Chest/Xray/...”を選択し、“Image Index ”から対
応する画像を選択し、更に表示画面を指定する。これに
より、表示部41の左から3番目の表示面に指定された
過去の画像が表示される。
【0126】画像を拡大表示する場合には、例えば、左
端の画面が指定されると、図47に示されるように画面
の下側に原画が表示され、上側に拡大画像が表示され
る。この拡大画像は図48に示されるように“Zoom”ボ
タンの“+”側が押されている間、拡大され続ける。こ
の拡大画像は“Pan ”ボタンが操作されると、左右に移
動される。
【0127】図50及び図51は注釈を書き込むときの
状態を示している。この書き込みの場合には、ライトペ
ンで画面に直接注釈を書き込み、対話画面の“Overlay
”タッチ面を指で触れ、重ね書きを指示する。これに
より、画面の画像に注釈が重ねて書き込まれる。
【0128】図52は階調処理の操作を示している。こ
の操作では、先ず、輝度を変えたい画面を指定し、次
に、輝度ボタン、即ち“Brght ”ボタンを押す。これに
より、指定画面の画像の輝度を変えることができる。
【0129】図53は他の実施例に従ったワークステー
ションの外観を示している。このワークステーションは
4面の画面を有するとともにそのフロントパネルには図
54に示されるように未読影検査メニュー画面および過
去検査メニュー画面並びに対話画面が表示される。対話
画面は図55に示すような種々の患者情報を表示でき
る。
【0130】このワークステーションの電源が投入され
ると、読影医師のID番号(IDカード)要求のメッセ
ージが図56に示されるように表示される。このとき、
番号入力の場合にはソフトキーが表示され、カード使用
の場合にはカードリーダが作動される。
【0131】ID要求に応じて読影医師がID番号の入
力またはIDカードを挿入すると、ワークステーション
は読影医師のIDを確認し、図57に示すように読影医
師が担当すべき未読影リストを表示する。読影医師はリ
ストの中から任意の患者を選択するか、もしくは次検査
要求キーに触れて一患者分の検査データを呼び出す。こ
の呼び出し後には次のような情報が表示される。
【0132】メニュー画像の最初のN(4)画面 呼び出した未読影検査(1検査分)のメニュー画像 患者情報 過去の検査リスト(Prev. List) 過去の検査から最も新しい検査のレポート(Prev. repor
t) 過去の検査から最も新しいメニュー画像 疑似画面 各種コマンド 上記のような表示がなされた状態で種々の表示および処
理を行う操作手順を説明する。
【0133】未読影検査メニュー画像のスクロール(図
59) 未読影検査メニュー画面の下に設けられた右側上下の操
作ボタンを押すことにより未読影検査メニュー画面の画
像が上方または下方にスクロールする。このスクロール
に伴って表示部の4画面の画像が変わる。
【0134】メニュー画面のスクロール(図60) 未読影検査メニュー画面の下に設けられた左側の操作ボ
タンを押すことによりメニュー画面がスクロールする。
即ちメニューが画面全体が順次入れ替わる。
【0135】メニュー画面の画像の選択表示(図61) メニュー画面に表示された複数の画像から所望の画像を
図58に示されるように選択的に指定することにより、
指定順に表示画面に表示される。
【0136】過去の検査画像の要求(図62) コマンドから“List”コマンドを選択すると、過去の検
査リストが表示される。このリストから所望の過去の検
査情報を指定することにより過去の検査メニュー画像が
表示される。
【0137】拡大処理(図63) センターパネルの対話画面において拡大位置を指定し、
ダイヤル式ツマミ(scale)を左または右に回すことによ
り拡大率が調整される。尚、復帰(cancel)キーを操作す
れば、画像を拡大前に戻すことができる。
【0138】画像入れ換え(図64) 対話画面に表示されたコマンドの“Exchange”を選択
し、疑似画面の入れ換えすべき例えば2つの画面を指定
する。2つ目の画面が指定されたとき、表示部の画面の
入れ換えが実行される。
【0139】患者リストの表示(図65) 対話画面に表示されたコマンドの“List”を選択する
と、患者リストが表示される。再度“List”が選択され
ると、リストは消える。
【0140】フイルタ処理(図66) 疑似画面からフイルタ処理したい画面を選択し、次に対
話画面に表示されたコマンドの“S.Filter”を選択す
る。“S.Filter”の選択により各種のフイルタのタイプ
が表示されるので、これらフイルタから所望のフイルタ
を選択すると、選択されたフイルタに応じて選択された
画像がフイルタ処理される。
【0141】階調処理(図67) 階調を調整すべき画面を疑似画面から選択する。“Cont
rast”または“Brigtness ”のツマミを調整することに
より選択された疑似画面に対応する画像のコントラスト
または輝度が調整される。“Cancel”キーを操作するこ
とにより階調は階調処理以前の状態に戻る。
【0142】上記表示および処理の他にコマンドを選択
することにより次のような処理が行える。
【0143】コマンド“Ov.Lay” このコマンドを選択すると、タッチペンを使用して画面
に図形や文字をフリーハンドで記入することができる。
【0144】コマンド“Rotate” このコマンドを選択すると、回転か反転かを問い合わせ
が表示される。この表示から回転または反転を選択する
ことにより指定された画像が回転または反転できる。
【0145】上記実施例では、1台データベースにモダ
リティ、ワークステーション等が結合されているとして
説明したが、図68に示すように依頼科毎、例えば内
科、小児科、外科等の各依頼科毎にデータベースを設
け、依頼科毎に患者の検査(画像)情報を保管するよう
にしてもよい。この場合、患者の画像情報が1個所に集
中するので、読影参照のときに過去の過去の画像を検索
し、読み出すとき、この動作が行い易くなる。
【0146】また、ワークステーションを用途別に分類
して設けることができる。これにより、読影すべき検査
を自動的に割り当て、読影準備(データベースからワー
クステーションへのデータ転送)を行なうことができ
る。更に、特定のワークステーションの用途に固有の機
能をそのワークステーションだけに追加することができ
る。
【0147】上記実施例では、静止画像を扱っている
が、この発明は、動画像にも適用できる。この場合、デ
ータ量が膨大であるので、図69(a)に示されるよう
に専用のネットワークが設けられる。また、データベー
スには、図69(b)に示されるように動画用の大容量
のバッファ、磁気ディスク及び光ディスクが用いられ
る。更に、ワークステーションは動画像を表示できる機
能を必要とする。
【0148】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によると、
各患者に関する種々の情報、例えばID情報、画像情報
及び診断情報等を総括的に保管し、同情報を任意に取り
出しできるので、画像情報の整理保管作業が容易であ
り、過去の画像と最近の画像との比較診断に画像情報の
検索作業が敏速に行える。また、画像情報と所見を記述
したカルテとが一体にできるので、両者の対応付けが容
易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に従った医用情報管理シス
テムの概略説明図。
【図2】この発明の一実施例に従った医用情報管理シス
テムのハードブロック回路図。
【図3】図2に示すデータベース並びにリモートデータ
ベースのブロック図。
【図4】図2に示されるモダリティおよびデジタイザ並
びにワークステーション及びレポート入力端末のブロッ
ク図。
【図5】モダリティの機能を説明するフローチャート
図。
【図6】デジタイザの機能を説明するフローチャート
図。
【図7】読影準備の動作を説明するためのフローチャー
ト図。
【図8】ルーチン読影の動作を説明するためのフローチ
ャート図。
【図9】所望画像に処理を行う動作を説明するためのフ
ローチャート図。
【図10】オペレータが行う動作を示す図。
【図11】初期画像を示す図。
【図12】1フレーム単位の未読影画像(a)および重
畳された未読影画像(b)を示す図。
【図13】1フレームの画像を示す図。
【図14】画像の並べ替えを説明するための図。
【図15】過去の検査画像を示す図。
【図16】画像を消去するときの図。
【図17】画像の上下左右反転の指示を行うときの図。
【図18】画像の拡大指示を行うときの図。
【図19】オーバーレイの記入を行うときの図。
【図20】処理画像の保存を行うときの図。
【図21】オーバレイ表示/消去を指示するときの図。
【図22】階調処理を行うときの図。
【図23】この発明のシステムに使用されるワークステ
ーションの正面図。
【図24】この発明のシステムに使用される他のワーク
ステーションの斜視図。
【図25】図24のワークステーションの操作パネルを
示す図。
【図26】モニタ画面を示す図。
【図27】この発明のシステムに使用される他のワーク
ステーションの正面図。
【図28】対話用LCDの画面を示す図。
【図29】メニュー画像用CRTの画面を示す図。
【図30】対話用LCDの画面を示す図。
【図31】画像用CRTの画面を示す図。
【図32】対話用LCDの画面を示す図。
【図33】画像用CRTの画面を示す図。
【図34】画像用CRTの画面を示す図。
【図35】画像用CRTの画面を示す図。
【図36】画像用CRTの画面を示す図。
【図37】対話用LCDの画面を示す図。
【図38】対話用LCDの画面を示す図。
【図39】他の実施例に従ったワークステーションの斜
視図。
【図40】カーテンが閉められた状態のワークステーシ
ョンの斜視図。
【図41】操作用CRTの画面を示す図。
【図42】他の実施例のワークステーションの正面図。
【図43】図42のワークステーションの対話表示面を
示す図。
【図44】図42のワークステーションのテーブルに設
けられる操作ボードの平面図。
【図45】操作ボードの平面図。
【図46】操作ボードの平面図。
【図47】操作ボードの平面図。
【図48】操作ボードの平面図。
【図49】操作ボードの平面図。
【図50】ワークステーションの正面図。
【図51】対話表示面を示す図。
【図52】操作ボードの平面図。
【図53】他の実施例に従ったワークステーションの正
面図。
【図54】図53のワークステーションのフロントパネ
ルを示す図。
【図55】対話画面を示す図。
【図56】ディスプレイの表示面を示す図。
【図57】ディスプレイの表示面を示す図。
【図58】対話画面を示す図。
【図59】未読影検査メニュー画像のスクロールを説明
するための図。
【図60】メニュー画面のスクロールを説明するための
図。
【図61】メニュー画面の画像の選択表示を説明するた
めの図。
【図62】過去の検査画像の要求を説明するための図。
【図63】拡大処理を説明するための図。
【図64】画像入れ換えを説明するための図。
【図65】患者リストの表示を説明するための図。
【図66】フイルタ処理を説明するための図。
【図67】階調処理を説明するための図。
【図68】他の実施例に従ったシステムのネットワーク
を示す図。
【図69】動画用専用ネットワークを示す図。
【符号の説明】
11…モダリティ、12…デジタイザ、13…データベ
ース、14…ワークステーション、15…レポート入力
装置、16…リモートデータベース。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 雅和 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 西原 栄太郎 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 小松 研一 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 福島 由貴 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 佐藤 勝則 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 江馬 武博 栃木県大田原市下石上1385番の1 東芝メ ディカルエンジニアリング株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各患者の画像を電子化し、画像情報とし
    て保存する記憶手段と、検査IDの入力により患者の過
    去の画像情報を読み出す手段と、患者IDの入力により
    患者画像情報及び所見情報を読み出す手段と、時間的に
    ずれた画像を比較するために過去の画像情報を含む複数
    の画像情報を表示する手段とを有する医用情報システ
    ム。
  2. 【請求項2】 各患者の画像を電子化し、画像情報とし
    て保存するデータベース手段と、端末局としてのワーク
    ステーション手段と、検査IDを入力する手段と、入力
    された検査IDに対応する画像情報をデータベース手段
    からワークステーション手段に転送する手段とを有する
    医用情報システム。
  3. 【請求項3】 各患者の画像情報を電子化して保存する
    記憶手段と、各患者の画像情報とこの画像情報に関する
    情報とを関連付けてこれら情報を前記記憶手段に保存す
    る手段とを含む医用情報システム。
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