JP2006018355A - 情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの利便性と操作性を向上させ、正確に作図できるようにする。
【解決手段】 連動設定データ取得部151が平面図と立面図の連動に関する連動設定データを取得し、連動設定データに基づいて連動制御部160が平面図と立面図の表示を連動させるか否かを判定する。位置合わせ判定部161は、連動設定データに基づいて立面図を、直前の表示高さを保持して表示するか高さ基準に合わせて表示するかを判定し、位置合わせ判定部161の判定結果に基づいて、基準位置取得部162が基準となる高さ位置を取得する。表示変更部163は、基準となる高さ位置に基づいて、平面図のスクロールまたは拡大/縮小に連動させて立面図をスクロールまたは拡大/縮小させる。本発明は3次元CADシステムに適用することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体に関し、特に、ユーザの利便性と操作性を向上させ、正確に作図できるようにする情報処理装置および方法、プログラム並びに記録媒体に関する。
CAD(Computer Aided Design)プログラムなどを用いて、図面を作成する場合、作図対象物を上からみた2次元の図面である平面図と、平面図を横からみた2次元の図面である立面図とを同時にディスプレイに表示させ、平面図と立面図を用いて対象物を作図することにより、作図対象物の縦、横、高さの情報を簡単に入力できる、いわゆる3次元CADシステムが普及している(例えば、特許文献1参照)。
3次元CADシステムにおいては、平面図と立面図の2つの2次元の図面を同時に作成することができ、その結果、ユーザは作図中の対象物の立体的な形状を、逐次確認しながら作図することができ便利である。
特開平6−332995号公報
ところで、3次元CADシステムにおいて、例えば、平面図の、当初表示されていた範囲を超えて作図するためには、平面図の表示位置を変更(スクロール)して作図を続ける必要がある。このとき、従来の3次元CADシステムにおいては、平面図において作図中の位置に対応する立面図を表示させたい場合、ユーザが、都度、立面図の表示位置の変更(連動)を指示する必要があり、操作が面倒になるという課題があった。
また、平面図の表示位置の変更に連動させて立面図の表示位置を変更させる場合、平面図においては、作図対象物の縦、横の形状が表示されるが、平面図を横から見た立面図においては、作図対象物の横、高さの形状が表示されるため、平面図に連動されて表示位置が変更される立面図において、どの高さ位置をユーザが表示させたいのかを適確に判定することができず、その結果ユーザの利便性が低下するという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザの利便性と操作性を向上させ、正確に作図できるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置であって、複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報を取得する連動情報取得部と、連動情報取得部により取得された連動に関する情報に基づいて、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにディスプレイの表示を制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報には、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを表す情報が含まれるようにすることができる。
前記情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを判定する判定手段をさらに備え、前記表示制御手段は、前記判定手段により前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更すると判定された場合、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにすることができる。
前記連動に関する情報は、表示の基準となる基準位置情報を含み、表示制御手段は、基準位置情報に基づいて、他の図面の表示を変更するようにすることができる。
前記表示制御手段は、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更する場合、連動情報取得部により取得された連動に関する情報に含まれる基準位置情報に基づいて、表示が変更される他の図面において、表示の基準となる基準位置の種類について、予め定められた複数の基準位置の種類のうちのいずれとするかを判定する基準位置判定手段と、基準位置判定手段により判定された基準位置の種類に対応する基準位置を取得する基準位置取得手段と基準位置取得手段により取得された基準位置に基づいて、図面の表示を変更する表示変更手段とを備えるようにすることができる。
前記表示制御手段は、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示がスクロールされた場合、図面の表示に連動させて、他の図面の表示をスクロールするようにすることができる。
前記表示制御手段は、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示が拡大または縮小された場合、前記図面の表示に連動させて、他の図面の表示を拡大または縮小するようにすることができる。
前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面は平面図であり、他の図面は、前記平面図を横からみた立面図であるようにすることができる。
本発明の情報処理方法は、3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置の情報処理方法であって、複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報を取得する連動情報取得ステップと、連動情報取得ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにディスプレイの表示を制御する表示制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置のプログラムであって、複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報の取得を制御する連動情報取得制御ステップと、連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにディスプレイの表示を制御する表示制御ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報の取得を制御する連動情報取得制御ステップと、連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにディスプレイの表示を制御する表示制御ステップとをコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、ならびにプログラムにおいては、複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報が取得され、取得された連動に関する情報に基づいて、複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにディスプレイの表示が制御される。
本発明によれば、ユーザの利便性と操作性を向上させ、正確に作図できるようにすることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載した発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書には記載されているが、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、明細書に記載されている発明が、全て請求されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出願、または追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置は、3次元の図面データ(例えば、図3の図面データ153)に基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)であって、前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報(例えば、図6の連動設定データ)を取得する連動情報取得部(例えば、図3の連動設定データ取得部151)と、前記連動情報取得部により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御手段(例えば、図3の画面表示制御部152)とを備える。
請求項2に記載の情報処理装置は、前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報には、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを表す情報(例えば、図6のチェックボックス231の設定情報)が含まれるようにすることができる。
請求項3に記載の情報処理装置は、前記情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを判定する判定手段(例えば、図3の連動制御部160)をさらに備え、前記表示制御手段は、前記判定手段により前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更すると判定された場合、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するようにすることができる。
請求項4に記載の情報処理装置は、前記連動に関する情報が、表示の基準となる基準位置情報(例えば、表示高さを保持するか、または高さ基準に合わせるかを表す情報)を含み、前記表示制御手段は、前記基準位置情報に基づいて、前記他の図面の表示を変更するようにすることができる。
請求項5に記載の情報処理装置は、前記表示制御手段が、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更する場合、前記連動情報取得部により取得された連動に関する情報に含まれる基準位置情報に基づいて、表示が変更される前記他の図面において、表示の基準となる基準位置の種類(例えば、図6のスクロールの位置合わせの種類、または拡大/縮小の位置合わせの種類)について、予め定められた複数の基準位置の種類のうちのいずれとするかを判定する(例えば、ラジオボタン232乃至235のうちのいずれが選択されているかを判定する)基準位置判定手段(例えば、図3の位置合わせ判定部161)と、前記基準位置判定手段により判定された前記基準位置の種類に対応する基準位置を取得する基準位置取得手段(例えば、図3の基準位置取得部162)と基準位置取得手段により取得された前記基準位置に基づいて、前記図面の表示を変更する表示変更手段(例えば、図3の表示変更部163)とを備えるようにすることができる。
請求項6に記載の情報処理装置は、前記表示制御手段が、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示がスクロールされた場合、前記図面の表示に連動させて、他の図面の表示をスクロールする(例えば、図11または図12に示されるようにスクロールする)ようにすることができる。
請求項7に記載の情報処理装置は、前記表示制御手段が、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示が拡大または縮小された場合、前記図面の表示に連動させて、他の図面の表示を拡大または縮小する(例えば、図16または図17に示されるように拡大する)ようにすることができる。
請求項9に記載の情報処理方法は、3次元の図面データ(例えば、図3の図面データ153)に基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)の情報処理方法であって、前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報(例えば、図6の連動設定データ)を取得する連動情報取得ステップ(例えば、図7のステップS2または図13のステップS72)と、前記連動情報取得ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図7のステップS4または図13のステップS74)とを含む。
請求項10に記載のプログラムは、3次元の図面データ(例えば、図3の図面データ153)に基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)のプログラムであって、前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報(例えば、図6の連動設定データ)の取得を制御する連動情報取得制御ステップ(例えば、図7のステップS2または図13のステップS72)と、前記連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図7のステップS4または図13のステップS74)とをコンピュータに実行させる。
請求項11に記載の記録媒体は、3次元の図面データ(例えば、図3の図面データ153)に基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置(例えば、図1の情報処理装置1)のプログラムが記録されている記録媒体であって、前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報(例えば、図6の連動設定データ)の取得を制御する連動情報取得制御ステップ(例えば、図7のステップS2または図13のステップS72)と、前記連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップ(例えば、図7のステップS4または図13のステップS74)とをコンピュータに実行させるプログラムが記録される。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した情報処理装置1の一実施の形態を示すブロック図である。この情報処理装置は、例えば、パーソナルコンピュータとして構成される。本体21は、CPU(Central Processing Unit)などを有するコンピュータであり、その詳細な構成例は、図2を参照して後述する。本体21に接続されるディスプレイ22は、LCD(Liquid Crystal display)などにより構成され、本体21から出力される信号に基づいて画像を表示する。また、本体21には、所定の数値または文字などを入力するために用いられるキーボード23、ディスプレイ22に表示される画像(画面)において、所定の部分にカーソル、ポインタなどを移動するために用いられるマウス24が接続されている。
この他、情報処理装置1には、必要に応じて他の付属機器が接続される。
情報処理装置1には、各種のアプリケーションプログラムがインストールされ、ユーザは、情報処理装置1に、例えば、ワードプロセッサプログラム、表計算プログラム、CAD(Computer Aided Design)プログラムなどのアプリケーションプログラムを実行させ、キーボード23、またはマウス24を用いて文字、数値を入力したり、ディスプレイ22に表示される画面をスクロール、または拡大/縮小させる。
図2は、本体21の構成例を示すブロック図である。同図において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、上述したキーボード23、マウス24などよりなる入力部106、上述したディスプレイ22、スピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、モデム、ターミナルアダプタ、ネットワークインタフェースなどより構成される通信部109が接続されている。
通信部109は、インターネットなどのネットワークを介しての他の装置との通信処理を行う。記憶部108には、アプリケーションソフトウェアなどのプログラム、プログラムが実行する処理により生成されるデータなどが適宜記憶される。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、ドライブ110には、本発明のプログラムが記録された記録媒体として、例えば、リムーバブルメディア111が装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
図3は、CPU101により実行され、例えば、ディスプレイ22上に表示される3次元CAD図面のスクロール、または拡大/縮小を制御するソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。
ここで、図4と図5を参照して、3次元CAD図面について説明する。上述したように情報処理装置1によりCADプログラムを実行させることができ、このCADプログラムには、作図対象物の縦、横、高さの3次元の情報をそれぞれ入力することができる。図4は、ディスプレイ22に表示される、CADプログラムにより作成された3次元CAD図面である、配管図面の表示画面の例を示している。同図において画面の上側の表示部181には、2次元図面である平面図が表示され、画面下側の表示部182には2次元図面である立面図が表示されている。
この3次元CAD図面は、配管201の図面であり、配管201は、横管201a、縦管201b、および横管201cから成っている。すなわち、表示部181に表示される平面図は、例えば、配管201を上方向から見た図であり、表示部182に表示される立面図は配管201を、例えば、90度横の方向から見た図である。
図5は、図4の配管201に、新たに横管201dを書き足した図面の表示画面の例を示している。同図の表示部182に表示された立面図において、縦管201bの中央付近から、図中右側に横管201dが新たに書き足されている。このとき、表示部181に表示された平面図において、横管201dは、横管201cの下側(裏側)に位置しているため、横管201cに隠れて表示されない。
このように、3次元CAD図面においては、作図対象物の縦、横、高さの情報がそれぞれ入力されて記憶されている。例えば、図4または図5の3次元CAD図面は、平面図(表示部181)の横方向をX座標、平面図の縦方向Y座標とすると、立面図(表示部182)の横方向はX座標、縦方向はZ座標として表すことができ、配管201の各部がX,Y,またはZ座標の3次元データで表される図面データ(図3の図面データ153)として、例えば、記憶部108に記憶されることになる。
本発明の情報処理装置1においては、このような3次元CAD図面を、複数の2次元図面の組み合わせ(例えば、平面図および立面図)として、ディスプレイ22に表示させることができる。
図3にもどって、連動設定データ取得部151は、例えば、情報処理装置1のユーザにより予め設定された、平面図と立面図の表示の連動に関する情報が設定された連動設定データを取得する。
図6は、連動設定データを設定するGUIの例を示す図である。同図において、チェックボックス231は、「拡大率、位置の変更を連動する」ための設定を行うものであり、チェックボックス231がチェックされている場合、例えば、ディスプレイ22に表示された平面図のスクロール、または拡大/縮小を行うと、平面図に対応して立面図もスクロール、または拡大/縮小されて表示されるように、画面の表示の連動が設定される。一方、チェックボックス231がチェックされていない場合、例えば、ディスプレイ22に表示された平面図のスクロール、または拡大/縮小しても、立面図は変更されず、画面の表示は連動しない。
ラジオボタン232および233は、「スクロールの位置合わせ」のための設定を行うものであり、ラジオボタン232が選択(オン)されている場合、例えば、平面図のスクロールに対応してスクロールされる立面図において、表示画面上の中心となる基準位置が「表示高さを保持する」ように設定される。ラジオボタン233が選択(オン)されている場合、例えば、平面図のスクロールに対応してスクロールされる立面図において、表示画面上の基準となる基準位置が「高さ基準を画面中央に合わせる」ように設定される。なお、スクロールの位置合わせの詳細については、図8乃至図12を参照して後述する。
ラジオボタン234および235は、「拡大/縮小の位置合わせ」のための設定を行うものであり、ラジオボタン234が選択(オン)されている場合、例えば、平面図の拡大/縮小に対応して拡大/縮小される立面図において、表示画面上の中心となる基準位置が「表示高さを保持する」ように設定される。ラジオボタン235が選択(オン)されている場合、例えば、平面図の拡大/縮小に対応して拡大/縮小される立面図において、表示画面上の基準となる基準位置が「高さ基準を画面中央に合わせる」ように設定される。なお、拡大/縮小の位置合わせの詳細については、図14乃至図17を参照して後述する。
そして、図6のGUIにおいて、例えば、ユーザが画面左下のOKボタンをクリックすることにより、図6のチェックボックス231、およびラジオボタン232乃至235の設定内容が連動設定データとして、例えば、記憶部108の所定の領域に記憶される。
図3に戻って、画面表示制御部152は、連動設定データ取得部151により取得された連動設定データに基づいて、3次元CAD図面の図面データ153の、例えば、平面図と立面図の表示を制御する。
画面表示制御部152には、連動制御部160、位置合わせ判定部161、基準位置取得部162、および表示変更部163が設けられており、連動制御部160は、連動設定データの内容に基づいて、表示画面に表示された図面の一方(例えば、平面図)がスクロール、または拡大/縮小された場合、表示画面に表示された図面の他の一方(例えば、立面図)の表示を連動させて、スクロール、または拡大/縮小させるか否かを判定し、その判定結果に基づいて、位置合わせ判定部161、または表示変更部163を制御する。
位置合わせ判定部161は、連動判定部160により、表示を連動させてスクロール、または拡大/縮小させると判定された場合、連動設定データの内容に基づいて、表示画面に表示された図面の一方がスクロール、または拡大/縮小された場合、表示画面に表示された図面の他の一方における表示画面上の中心となる基準位置の位置合わせ方法を判定する。
基準位置取得部162は、位置合わせ判定部161の判定結果に基づいて、基準位置の座標を取得する。
表示変更部163は、基準位置取得部162により取得された基準位置に基づいて、表示画面に表示された図面の他の一方(例えば、立面図)をスクロール、または拡大/縮小させるように、画面の表示を変更する。
次に、図7のフローチャートを参照して、情報処理装置1において、3次元CAD図面のスクロール操作を行うスクロール操作処理について説明する。
ステップS1において、画面表示制御部152は、画面のスクロール操作が開始されたか否かを判定し、スクロール操作が開始されたと判定されるまで待機する。スクロール操作は、例えば、情報処理装置1により実行されるCADプログラムにおいて、3次元CAD図面が平面図および立面図として表示されている場合、表示された図面の一方において、GUIとして表示されるスクロールボタンが押下されることにより行われ、ユーザによりスクロールボタンが押下された場合、スクロール操作が開始されたと判定される。なお、ここでは、表示された図面のうち、平面図のスクロールボタンが押下された場合の例について説明する。
ステップS1において、画面のスクロール操作が開始されたと判定された場合、処理はステップS2に進み、連動設定データ取得部151は、連動設定データを取得する。このとき、図6を参照して上述した連動設定データ(ユーザにより予め設定されている)が、記憶部108から取得される。
ステップS3において、連動制御部160は、画面の表示の連動が設定されているか否かを判定する。図6を参照して上述した連動設定データにおいて、チェックボックス231がチェックされている場合、表示の連動が設定されていると判定される。図6の連動設定データにおいて、チェックボックス231がチェックされていない場合、表示の連動が設定されていないと判定される。
ステップS3において、表示の連動が設定されていると判定された場合、処理は、ステップS4に進み、図8を参照して後述するスクロール連動処理が実行される。
一方、ステップS3において、表示の連動が設定されていないと判定された場合、処理は、ステップS5に進み、表示変更部163は、立面図を連動せずに、平面図だけをスクロールさせる。
次に、図8のフローチャートを参照して、図7のステップS4のスクロール連動処理の詳細について説明する。
ステップS21において、位置合わせ判定部161は、ステップS2で取得された連動設定データに含まれる「スクロールの位置合わせ」の内容をチェックする。このとき図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン232または233のいずれが選択されているかがチェックされる。
ステップS22において、位置合わせ判定部161は、スクロールの位置合わせの内容を判定する。図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン233が選択されていると判定された場合、「高さ基準を画面中央に合わせる」ように立面図の表示を連動させるものと判定され、処理は、ステップS23に進む。
ステップS23において、基準位置取得部162は、平面図において入力されている高さ基準を取得する。
例えば、図9の表示画面に示されるように、配管251の3次元CAD図面が表示されているものとする。配管251は、横管251aと横管251bから成っており、この表示画面において、表示部181には配管251の平面図が表示されており、表示部182には、平面図の配管251を90度横から見た立面図が表示されている。横管251aと横管251bとは、同じ高さ位置(例えば、0mm)で書かれており、立面図において縦方向(図中上下方向)の中心線271上に書かれている。すなわち、表示部181の平面図においては、図中上下方向の位置をY軸の座標とし、図中左右方向の位置をX軸の座標として表すことができ、表示部182の立面図においては、図中上下方向の位置をZ軸の座標とし、図中左右方向の位置をX軸の座標として表すことがでる。
その後、図10に示されるように、配管251に縦管251cと横管251dが新たに書き足され、表示部181に表示された平面図において、横管251dの高さ位置が10,000mmに設定(入力)されたたものとする。すなわち、表示部182に表示された立面図においては、高さ位置が0mmの中心線271上に書かれた横管251bから図中上方向に、縦管251cが伸びており、縦管251cの右側に位置する横管251dは、横管251bと高さ位置が大きく異なるため、表示部182には表示されていない。
このとき、横管251dの高さ位置として設定(入力)された値(今の場合、10,000mm)が、この3次元CAD図面の高さ基準となる。すなわち、図8のステップS23においては、平面図において、直前に設定(入力)された高さ位置の値が高さ基準として取得される。
図8のステップS24において、表示変更部163は、平面図をスクロールさせる。このとき、例えば、ユーザによるスクロールボタンの操作に基づいて、平面図が右方向にスクロールされる。そして、ステップS25において、基準位置取得部162が、ステップS24の処理で右方向にスクロールされた平面図の画面中央の座標(X,Y)の値を取得する。
ステップS26において、表示変更部163は、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置を、ステップS23で取得された高さ基準に合わせる。
ステップS27において、表示変更部163は、立面図の横方向(図中左右方向)の中心の位置をステップS25で取得された平面図の画面中央の座標Xの値に合わせる。
ステップS28において、表示変更部163は、ステップS26とS27の処理の結果に基づいて、立面図の表示を変更することにより、立面図をスクロールさせる。
これにより、例えば、図10に示される状態から、表示部181の平面図が右方向にスクロールされた場合、図11に示されるような画面が表示される。図11の表示画面においては、表示部181の平面図が右方向にスクロールされたことにより、配管251の中で、縦管251c付近が画面の横方向(図中左右の方向)の中央に位置するように表示されている。
このとき、平面図に連動して、配管251の中で、縦管251c付近が画面の横方向(図中左右の方向)の中央に位置するように、立面図も右方向にスクロールされるが、連動設定データのスクロール位置合わせの内容が「高さ基準を画面中央に合わせる」に設定されているため(ステップS22)、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置が高さ基準に合わせられる(ステップS26)。その結果、図10の表示部182の立面図においては、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置は、0mmであったが、図11の表示部182に表示される立面図においては、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置は、高さ基準である10,000mmに合わせられており、横管251dの高さ位置と一致している。
このようにすることで、平面図をスクロールさせたとき、現在作図中の部分の高さ位置(高さ基準)に合わせて立面図が連動してスクロールされるので、ユーザは、現在作図中の部分を適確に把握することができ、対象物を正確に作図することができる。
一方、図8のステップS22において、スクロールの位置合わせの内容が「表示高さを保持する」に設定されていると判定された場合、すなわち図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン232が選択されていると判定された場合、処理は、ステップS30に進む。
ステップS30において、基準位置取得部162は、直前の立面図における高さを取得する。例えば、図10に示される状態から、表示部181の平面図がスクロールされる場合、ステップS30においては、図10の表示部182の立面図における、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置(いまの場合、0mm)が取得される。
ステップS31において、表示変更部163は、平面図をスクロールさせる。このとき、例えば、ユーザによるスクロールボタンの操作に基づいて、平面図が右方向にスクロールされる。そして、ステップS32において、基準位置取得部162が、ステップS31の処理で右方向にスクロールされた平面図の画面中央の座標(X,Y)の値を取得する。
ステップS33において、表示変更部163は、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置を、ステップS30で取得された直前の高さに合わせる。
ステップS34において、表示変更部163は、立面図の横方向(図中左右方向)の中心の位置をステップS32で取得された平面図の画面中央の座標Xの値に合わせる。
ステップS35において、表示変更部163は、ステップS33とS34の処理の結果に基づいて、立面図の表示を変更することにより、立面図をスクロールさせる。
これにより、図10に示される状態から、表示部181の平面図が右方向にスクロールされ、図12に示されるような画面が表示される。図12の表示画面においては、表示部181の平面図が右方向にスクロールされたことにより、配管251の中で、縦管251c付近が画面の横方向(図中左右の方向)の中央に位置するように表示されている。
このとき、平面図に連動して、配管251の中で、縦管251c付近が画面の横方向(図中左右の方向)の中央に位置するように、立面図も右方向にスクロールされるが、連動設定データのスクロールの位置合わせの内容が「表示高さを保持する」に設定されているため(ステップS22)、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置が直前の高さに合わせられる(ステップS33)。その結果、図11の表示部182の立面図においては、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置は、図10の場合と同じ0mmに保持され、図11の表示部182に表示される立面図においては、その高さ位置が10,000mmである横管251dは表示されていない。
このようにすることで、平面図をスクロールさせたとき、高さ位置を保持した状態で立面図が連動してスクロールされるので、ユーザは、図面の全体感を適確に把握することができ、対象物を正確に作図することができる。
さらに、平面図のスクロールに立面図が連動しないようにすることもできるので、ユーザの利便性をより向上させることができる。
次に、図13のフローチャートを参照して、情報処理装置1において、3次元CAD図面の拡大または縮小の操作を行う拡大/縮小操作処理について説明する。
ステップS71において、画面表示制御部152は、画面の拡大/縮小操作が開始されたか否かを判定し、拡大/縮小操作が開始されたと判定されるまで待機する。
拡大/縮小操作は、例えば、情報処理装置1により実行されるCADプログラムにおいて、3次元CAD図面が平面図および立面図として表示されている場合、表示された図面の一方において、所定のGUIに基づいて所望の部分が拡大/縮小対象範囲として選択され、マウス24のセンターホイールが回転されることにより行われ、ユーザによりマウス24のセンターホイールが回転された場合、拡大/縮小操作が開始されたと判定される。なお、ここでは、表示された図面のうち、平面図において、所定のGUIに基づいて所望の部分が拡大対象範囲として選択され、マウス24のセンターホイールが回転された場合の例について説明する。
ステップS71において、拡大/縮小操作が開始されたと判定された場合、処理はステップS72に進み、連動設定データ取得部151は、連動設定データを取得する。このとき、図6を参照して上述した連動設定データ(ユーザにより予め設定されている)が取得される。
ステップS73において、連動制御部160は、画面の表示の連動が設定されているか否かを判定する。図6を参照して上述した連動設定データにおいて、チェックボックス231がチェックされている場合、表示の連動が設定されていると判定される。図6の連動設定データにおいて、チェックボックス231がチェックされていない場合、表示の連動が設定されていないと判定される。
ステップS73において、表示の連動が設定されていると判定された場合、処理は、ステップS74に進み、図14を参照して後述する拡大/縮小連動処理が実行される。
一方、ステップS73において、表示の連動が設定されていないと判定された場合、処理は、ステップS75に進み、表示変更部163は、立面図を連動せずに、平面図だけを拡大(または縮小)させる。
次に、図14のフローチャートを参照して、図13のステップS74の拡大/縮小連動処理の詳細について説明する。
ステップS91において、位置合わせ判定部161は、ステップS72で取得された連動設定データに含まれる「拡大/縮小の位置合わせ」の内容をチェックする。このとき図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン234または235のいずれが選択されているかがチェックされる。
ステップS92において、位置合わせ判定部161は、スクロール位置合わせの内容を判定する。図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン234が選択されていると判定された場合、「表示高さを保持する」ように立面図の表示を連動させるものと判定され、処理は、ステップS93に進む。
ステップS93において、基準位置取得部162は、直前の立面図における高さを取得する。
例えば、図15の表示画面に示されるように、配管301の3次元CAD図面が表示されているものとする。配管301は、横管301a、横管301b、縦管301c、および横管301dから成っており、この表示画面において、表示部181には配管301の平面図が表示されており、表示部182には、平面図の配管301を90度横から見た立面図が表示されている。横管301aと横管301bとは、同じ高さ位置(例えば、0mm)で書かれており、横管301dは、横管301aと横管301bより高い高さ位置(例えば、1,000mm)で書かれている。いま、表示部181の図中点線で示される枠311が拡大対象範囲として選択されているものとし、このとき、表示部182の立面図において、縦方向(図中上下方向)の中心線321は、縦管301cの中央付近に位置するように表示されている。
例えば、図15に示される状態から、表示部181の平面図が拡大される場合、図14のステップS93においては、図15の表示部182の立面図における、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置が取得される。
ステップS94において、表示変更部163は、平面図を拡大させる。このとき、例えば、ユーザによるマウスのセンターホイールの操作に基づいて、平面図が拡大される。そして、ステップS95において、基準位置取得部162が、ステップS94の処理で拡大された拡大対象範囲中央の座標(X,Y)の値を取得する。このとき、表示変更部163は、平面図の拡大率も取得する。
ステップS96において、表示変更部163は、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置を、ステップS93で取得された直前の高さに合わせる。
ステップS97において、表示変更部163は、立面図の横方向(図中左右方向)の中心の位置をステップS95で取得された平面図の拡大対象範囲中央の座標Xの値に合わせる。
ステップS98において、表示変更部163は、ステップS96とS97の処理の結果に基づいて、ステップS95で取得した拡大率に基づいて、立面図の表示を変更することにより、立面図を拡大させる。
これにより、図15に示される状態から、表示部181の平面図が拡大され、図16に示されるような画面が表示される。図16の表示画面においては、表示部181の平面図が拡大されたことにより、配管301の中で、図15の枠311で囲まれた拡大対象範囲が拡大されて表示されている。
このとき、平面図に連動して、配管301の中で、枠311で囲まれた拡大対象範囲が拡大されるように、立面図も拡大されるが、連動設定データの拡大/縮小の位置合わせの内容が「表示高さを保持する」に設定されているため(ステップS92)、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置が直前の高さに合わせられる(ステップS96)。その結果、図16の表示部182の立面図においては、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置は、図15の場合と同じく縦管301cの中央付近に保持され、横方向(図中左右方向)の中心位置が平面図と同じく縦管301付近とされて表示されている。
このようにすることで、平面図を拡大させたとき、高さ位置を保持した状態で立面図が連動して拡大されるので、ユーザは、図面の全体感を適確に把握することができ、対象物を正確に作図することができる。
一方、図14のステップS92において、拡大/縮小の位置合わせの内容が「高さ基準を画面中央に合わせる」に設定されていると判定された場合、すなわち図6を参照して上述した連動設定データにおいて、ラジオボタン235が選択されていると判定された場合、処理は、ステップS100に進む。
ステップS100において、基準位置取得部162は、平面図において入力されている高さ基準を取得する。
例えば、拡大操作の直前に、図15の表示部181の平面図において、配管301に縦管301cと横管301dが新たに書き足され、表示部181に表示された平面図において、横管301dの高さ位置が1,000mmに設定(入力)されたたものとする。
ここで、横管301dの高さ位置として設定(入力)された値(今の場合、1,000mm)が、この3次元CAD図面の高さ基準となる。すなわち、図14のステップS100においては、平面図において、直前に設定(入力)された高さ位置の値が高さ基準として取得される。
ステップS101において、表示変更部163は、平面図を拡大させる。このとき、例えば、ユーザによるマウスのセンターホイールの操作に基づいて、平面図が拡大される。そして、ステップS102において、基準位置取得部162が、ステップS101の処理で拡大された拡大対象範囲中央の座標(X,Y)の値を取得する。このとき、表示変更部163は、平面図の拡大率も取得する。
ステップS102において、表示変更部163は、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置を、ステップS100で取得された高さ基準に合わせる。
ステップS104において、表示変更部163は、立面図の横方向(図中左右方向)の中心の位置をステップS102で取得された平面図の拡大対象範囲中央の座標Xの値に合わせる。
ステップS105において、表示変更部163は、ステップS103とS104の処理の結果に基づいて、ステップS102で取得した拡大率に基づいて、立面図の表示を変更することにより、立面図を拡大させる。
これにより、図15に示される状態から、表示部181の平面図が拡大され、図17に示されるような画面が表示される。図17の表示画面においては、表示部181の平面図が拡大されたことにより、配管301の中で、図15の枠311で囲まれた拡大対象範囲が拡大されて表示されている。
このとき、平面図に連動して、配管301の中で、枠311で囲まれた拡大対象範囲が拡大されるように、立面図も拡大されるが、連動設定データの拡大/縮小の位置合わせの内容が「高さ基準を画面中央に合わせる」に設定されているため(ステップS92)、立面図の縦方向(図中上下方向)の中心の高さ位置が高さ基準に合わせられる(ステップS103)。その結果、図17の表示部182の立面図においては、縦方向(図中上下方向)の中心線271の高さ位置は、横管301dの高さ位置である1,000mmに合わせられ、横方向(図中左右方向)の中心位置が平面図と同じく縦管301付近とされて表示されている。
なお、ここでは平面図と立面図を連動させて拡大する例について説明したが、同様に平面図と立面図を連動させて縮小することも可能である。
このようにすることで、平面図を拡大(または縮小)させたとき、現在作図中の部分の高さ位置(高さ基準)に合わせて立面図が連動して拡大(または縮小)されるので、ユーザは、現在作図中の部分を適確に把握することができ、対象物を正確に作図することができる。
さらに、平面図の拡大(または縮小)に立面図が連動しないようにすることもできるので、ユーザの利便性をより向上させることができる。
以上においては、平面図のスクロールまたは拡大/縮小に連動して、立面図がスクロールまたは拡大縮小される例について説明したが、立面図のスクロールまたは拡大/縮小に連動して、平面図がスクロールまたは拡大縮小されるようにすることも可能である。
さらに、情報処理装置1のディスプレイ22に表示される図面は、上述した平面図と立面図とに限られるものではなく、作図対象物を、平面図または立面図とは異なる角度から見た2次元図面が表示されるようにしてもよい。あるいはまた、それらの複数の2次元図面が同時にディスプレイ22に表示されるようにしてもよい。
なお、上述した一連の処理をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークやリムーバブルメディア111などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、本明細書において上述した一連の処理を実行するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用した情報処理装置の構成例を示す図である。 図1の本体の詳細な構成例を示すブロック図である。 図2のCPUで実行されるソフトウェアの機能的構成例を示すブロック図である。 3次元CAD図面の例を示す図である。 3次元CAD図面の例を示す図である。 連動設定データを設定するGUIの表示例を示す図である。 スクロール操作処理を説明するフローチャートである。 スクロール連動処理を説明するフローチャートである。 3次元CAD図面の例を示す図である。 3次元CAD図面の例を示す図である。 図10の3次元CAD図面がスクロールされた例を示す図である。 図10の3次元CAD図面がスクロールされた別の例を示す図である。 拡大縮小操作処理を説明するフローチャートである。 拡大縮小連動処理を説明するフローチャートである。 3次元CAD図面の例を示す図である。 図15の3次元CAD図面が拡大された例を示す図である。 図15の3次元CAD図面が拡大された別の例を示す図である。
符号の説明
1 情報処理装置,
21 本体,
22 ディスプレイ,
24 マウス,
101 CPU,
108 記憶部,
111 リムーバブルメディア,
151 連動設定データ取得部,
152 画面表示制御部,
160 連動制御部,
161 位置合わせ判定部,
162 基準位置取得部,
163 表示変更部

Claims (11)

  1. 3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置であって、
    前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報を取得する連動情報取得部と、
    前記連動情報取得部により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報には、
    前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを表す情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記判定手段により前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更すると判定された場合、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記連動に関する情報は、表示の基準となる基準位置情報を含み、
    前記表示制御手段は、前記基準位置情報に基づいて、前記他の図面の表示を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御手段は、
    前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更する場合、前記連動情報取得部により取得された連動に関する情報に含まれる基準位置情報に基づいて、表示が変更される前記他の図面において、表示の基準となる基準位置の種類について、予め定められた複数の基準位置の種類のうちのいずれとするかを判定する基準位置判定手段と、
    前記基準位置判定手段により判定された前記基準位置の種類に対応する基準位置を取得する基準位置取得手段と
    基準位置取得手段により取得された前記基準位置に基づいて、前記図面の表示を変更する表示変更手段とを備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示制御手段は、
    前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示がスクロールされた場合、
    前記図面の表示に連動させて、他の図面の表示をスクロールする
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、
    前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示が拡大または縮小された場合、
    前記図面の表示に連動させて、他の図面の表示を拡大または縮小する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面は平面図であり、
    他の図面は、前記平面図に対する立面図である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報を取得する連動情報取得ステップと、
    前記連動情報取得ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置のプログラムであって、
    前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報の取得を制御する連動情報取得制御ステップと、
    前記連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 3次元の図面データに基づいて、異なる角度から見た複数の2次元の図面をディスプレイに表示する情報処理装置のプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記複数の2次元の図面の表示の連動に関する情報の取得を制御する連動情報取得制御ステップと、
    前記連動情報取得制御ステップの処理により取得された連動に関する情報に基づいて、前記複数の2次元の図面のうち、1つの図面の表示の変更に連動させて、他の図面の表示を変更するように前記ディスプレイの表示を制御する表示制御ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラムが記録されることを特徴とする記録媒体。
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