JP2004326245A - 電子カルテシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】キー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解できるようにする。
【解決手段】医用画像上において観察される臓器の位置を認識する臓器認識部(207)が制御部(204)を介して電子カルテ用データベース(205)に接続され、医用画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベース(206)が臓器認識部(207)を介して制御部(204)に接続され、臓器認識部(207)で認識した臓器の位置を医用画像上に記入する臓器位置記入部(208)が臓器認識部(207)を介して臓器認識用データベース(205)に接続される。
【選択図】 図1
【解決手段】医用画像上において観察される臓器の位置を認識する臓器認識部(207)が制御部(204)を介して電子カルテ用データベース(205)に接続され、医用画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベース(206)が臓器認識部(207)を介して制御部(204)に接続され、臓器認識部(207)で認識した臓器の位置を医用画像上に記入する臓器位置記入部(208)が臓器認識部(207)を介して臓器認識用データベース(205)に接続される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電子カルテシステムに係り、特に医用画像上での臓器の位置を把握しやすくした電子カルテシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においても情報化が進んでいる。その一つとして、電子カルテシステムがある。電子カルテシステムは、人間ドック等の健康診断を行う者や病院で治療を行う者に関する診療データを、手書きによってでなく、電子データとして保存して管理させたものである。電子カルテシステムで管理する診療データの中には、病変部を含む医用画像であるキー画像や、患者の病変部の様子を2値画像で表現したシェーマ,所見,診断名等がある。
【0003】
従来、電子カルテシステムにおけるキー画像の表示では、画像上に、病変部を○で囲んだり、矢印で指し示すような場合があった。あるいは、キー画像の説明(所見等)は、所見の欄のように独立した欄を設け表示する場合があった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−297154号公報
【0005】
最近、いわゆる「インフォームド・コンセント」の意識が高まり、医者が患者に対しキー画像を見せながら、現在の病状や治療方法等を説明する機会が増えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子カルテシステムではキー画像上に、臓器の位置は表示されていなかった。そのために、医者が患者に対しキー画像(医者が病変部があるとして選び出した画像)を見せながら説明する際、患者は、キー画像内のどこにどのような臓器があるのかを認識することが困難であった。医者がキー画像を患者にも見せることを意識して、正常な臓器までも含めて、各臓器の位置を記入することは、電子カルテ作成時間の増大になり、医者にとって負担となるものであった。
【0007】
本発明の目的は、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解できるように、自動的に臓器の位置と名前を記入する機能を備えた電子カルテシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像診断装置から画像を取り込むための医用画像取得手段と、前記医用画像取得手段に接続されシステム全体の命令や情報のやり取りを制御する制御部と、前記制御部を介して前記医用画像取得手段に接続され電子カルテを作成するための入力信号等を入力する入力部と、前記制御部を介して前記入力部に接続され前記電子カルテの作成過程等を表示する表示部と、前記制御部を介して前記表示部に接続され前記作成された電子カルテを保存する電子カルテ用データベースとを備えた電子カルテシステムにおいて、前記制御部を介して前記電子カルテ用データベースに接続され医用画像上において観察される臓器の位置を認識する臓器認識手段と、前記臓器認識手段を介して前記制御部に接続され医用画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベースと、前記臓器認識部を介して前記臓器認識用データベースに接続され前記臓器認識手段で認識した臓器の位置を医用画像上に記入する記入手段とを備えることを特徴とする電子カルテシステムが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って具体的に説明する。
図1に、本発明の実施形態における電子カルテシステムのブロック図を示す。画像診断装置から画像を取り込むための画像取得部201は、電子カルテシステム全体の命令や情報のやり取りを制御する制御部204を介して電子カルテを作成するための入力信号等を入力するための入力部202と接続される。電子カルテを作成する作成過程等を表示する表示部203は制御部204を介して入力部202に接続される。作成された電子カルテを保存するための電子カルテ用データベース205は制御部202を介して表示部203に接続される。画像上での臓器の位置を認識するための臓器認識部207は制御部204を介して電子カルテ用データベース205に接続される。画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベース206は、臓器認識部207を介して制御部204に接続される。臓器認識部207で認識した位置を画像上に記入するための臓器位置記入部208は、臓器認識部207を介して臓器認識用データベース206に接続されていて、制御部204を介して電子カルテ用データベース205に接続されている。
【0010】
画像取得部201は、X線CT装置,MRI装置,X線撮影装置,超音波診断装置,内視鏡等の画像診断機器で撮影された画像をネットワーク等を介して取得し、取得した画像を制御部204内の内蔵メモリに一時格納する。操作者は入力部202から信号を入力することにより、制御部204内のメモリに格納されている画像を表示部203に表示する。そして画像を表示させながら、該画像を用いた電子カルテの作成を行う。その際、電子カルテ作成時に必要な所見等の入力は、逐次入力部202より入力していく。また臓器認識部207は制御部204内に格納されている画像について、臓器認識用データベース206内に記憶されている人間の各臓器の画像上での特徴量を用い、各臓器の画像上での位置を特定する。そして、該特定した位置情報は臓器位置記入部208に送信され、臓器位置記入部208は画像上に各臓器の位置を記入する。完成した電子カルテは電子カルテ用データベース205に保存される。
【0011】
次に、本実施形態において、臓器認識部207が各臓器の位置を特定する原理を図2から図6を用い説明する。ただし、本実施形態では各臓器の位置を特定するために、2つの関数の相互の相関関係(一致度)を数値化して表す相互相関関数と呼ばれるものを用いる。先ず図2に、キー画像を示す。キー画像とは、画像診断装置で撮影された複数枚の画像の中から、医者が病変部を観察されたとして、電子カルテに保存しておくための画像である。図2において、1は例えば512×512画素の腹部X線CT断層像であり、2に人間の腹部が映し出されており、3に人間の左腎が映し出されている。図2のキー画像の中から、例えば、「左腎」について位置を特定しようとする場合には、あらかじめ平均的な人間で「左腎」が存在すると推定される位置を認識対象領域とし、図2のようにROI4を設定する。
【0012】
次にROI1内の画素値データについて、X軸方向およびY軸方向に投影データを計算する。すると、図3のようなグラフが得られる。図3において、5は図2のROI4で抽出した「左腎」近傍の画像抽出図、6は「左腎」内に観察される病変部、7はROI4内の画素をX軸方向に投影した投影データP(x)、8はROI4内の画素をY軸方向に投影した投影データP(x)である。
【0013】
一方、あらかじめ「左腎」について、平均的な人間の「左腎」の画像上での特徴量を、臓器認識用データベース206に記憶しておく。図4はその記憶された特徴量の例であり、図4(a)は、平均的な人間の腹部X線CT装置画像から「左腎」に相当する部分9のみを抽出したものであり、図4(b)は、「左腎」の抽出画像について、X軸及びY軸方向に投影した投影データ(P’(x) ,P’(y))である。また、「左腎」の中心位置もD=0.6、θ=270°として数値化して記憶しておく。ただしDは、画像の中心から臓器の中心座標までの距離をキー画像の半径で正規化したものであり、θは、キー画像のX軸とキー画像の中心と臓器の中心とを結ぶ直線のなす角度である。
【0014】
そこで、例えばX軸方向において「左腎」の位置を求めようとする場合には、P(x)と、P’(x)をX軸方向にτx移動させたP’(x−τx)について、次式(1)により相互相関関数rx(τx)を計算する。
【数1】
ただし、 P(x)はP(x)の平均値、 P’(x−τx)はP’(x−τx)の平均値、Nは認識対象領域(ROI4)のX軸方向の幅(ピクセル数等)である。式(1)の計算を模式図で表すと、図5および図6のようになる。
【0015】
図5において、10は、X軸を表し、P’(x)を移動させる方向である。11は各xにおけるP(x)およびP’(x)の値を表す縦軸である。図5においてτxを変えながら相互相関関数を求めた結果は図6のようである。図6において、12は図5におけるP’(x)のX軸方向の移動量τxを表す横軸であり、13は各移動量τxにおける相互相関関数計算結果を表す縦軸であり、14は各移動量τxにおける相互相関関数計算結果である。図6によれば、τx=τ’xで最大値Mxとなることがわかる。このτ’xの位置を「左腎」のX軸方向の中心位置と決める。以上はX軸方向での「左腎」位置の決定であったが、Y軸方向にも同じことを行い、合せて2次元のキー画像上での「左腎」中心位置を決定する。決定された「左腎」の中心位置は、臓器名記入部208により、キー画像上に臓器名と矢印として付帯させ、更に表示部203で表示される。その結果は、図7のように示される。図7において、1は図2と同じように例えば512×512画素の腹部X線CT断層像であり、2に人間の腹部が映し出されており、3に人間の左腎が映し出されている。図7によれば、本方法により「左腎」中心位置は、15のように臓器名と矢印で表示される。
【0016】
以上の原理に基いて本実施形態において、実際のキー画像より各臓器の位置を特定して、キー画像上で特定した位置を付帯させ表示するまでの手順を、図8のフローチャートを用い、X線CT装置、腹部断層像で臓器位置を特定する場合を例にとって説明する。図8のフローチャートにおける各ステップを順に説明する。ただし以下、本実施形態においてステップNoを示すのに、図中ではS1,S2,…と表記する。
【0017】
(ステップ1)制御部204より電子カルテに含まれるキー画像の画像データを臓器認識部207に読みこむ。
(ステップ2)臓器認識部207では先ず、(ステップ1)で読みこんだキー画像の大きさを縮小する。
例えば512×512画素から64×64画素に平均化して縮小する。これは、例えば、後述する臓器認識処理を高速化するため、あるいは臓器認識用データベース206での記憶データ容量を小さくするために、画素数の少ないデータに対してしか各臓器の特徴量を記憶していない場合に対応するためである。
(ステップ3)更に、(ステップ2)で縮小したキー画像の画素値の階調処理を行う。例えば、最小のキー画像画素値を0、最大値が255になるように階調処理を行う。ここで、キー画像がどの画像診断装置のどの検査部位のデータであるかの情報に応じて、後述する臓器認識処理でより良い結果が得られるように、最適な非線形な階調処理を行っても良い。
【0018】
(ステップ4)探索する臓器名を設定する。この際、どの画像診断装置のどの検査部位のデータであるかの情報に応じて、あらかじめ決められた探索臓器リストを用意しておくことが可能である。すなわち、X線CT装置で腹部のキー画像を探索する場合には、探索する臓器を、「肝臓」,「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」といったリストをあらかじめ決めておいてもよい。もちろん、手動で一つ一つ臓器名を入力すること可能である。また、医者があらかじめキー画像の中に病変部として「肝臓」のみ記入されていた場合には、「肝臓」を除いた「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」についてのみ、探索する臓器として設定することも可能である。
以下、上述した原理に基いて、(ステップ5)〜(ステップ9)において、(ステップ4)で設定した各臓器について、キー画像上の位置を特定する。ここでは、「左腎」を探索する場合に例をとって説明する。
【0019】
(ステップ5)あらかじめ、キー画像上「左腎」が存在すると推定される位置を、認識対象領域とする。
「左腎」は、腹部の画像上、左下部に位置するので、キー画像よりあらかじめ「左腎」が存在するであろうと推定される位置4にROIを設定し、その中を認識対象領域とする(図2)。
(ステップ6)(ステップ5)で設定したROI4について、X軸方向および、Y軸方向の投影データを計算する。例えば、図5のように、投影データP(x),P(y)を得る(図3)。
(ステップ7)X軸方向の臓器位置を特定する。具体的に(ステップ6)で求められたP(x)と、臓器認識用データベース206内に記憶されている図4で示した「左腎」のX軸方向への投影データP’(x)をx軸方向にτxだけ移動させたP’(x−τx)との間で、式(1)を用い相互相関関数rx(τx)を計算する。そして、τxを任意の幅だけ変化させ、rx(τx)が最大となるτ’xを求める(図5,図6)。また、rx(τx)の最大値rx(τ’x)をMxとする。
【0020】
(ステップ8)Y軸方向の臓器位置を特定する。具体的に(ステップ6)で求められたP(y)と、臓器認識用データベース206内に記憶されている図4で示した「左腎」のY軸方向への投影データP’(y)をY軸方向にτyだけ移動させたP’(y−τy)との間で、式(1)を用い相互相関関数ry(τy)を計算する。そして、τyを任意の幅だけ変化させ、ry(τy)が最大となるτ’yを求める。また、ry(τy)の最大値ry(τ’y)をMyとする。(ただし、(ステップ7),(ステップ8)でP’(x),P’(y)の他の臓器に対応するものは、図9に示す。図9において欄1は平均的な人間の腹部X線CT装置画像から各臓器に相当する部分のみを抽出したものであり、欄2は、各臓器の抽出画像について、X軸及びY軸方向に投影した投影データ(P’(x) 、P’(y))である。また、各臓器の中心位置は、肝臓:D=0.8、θ=190°、右腎:D=0.7、θ=310°、胆嚢:D=0.6、θ=140°、背骨:D=0.6、θ=270°として数値化して記憶しておく。)
【0021】
(ステップ9)(ステップ7)(ステップ8)により、「左腎」の正しい位置が求められたかを判定する。具体的に、(ステップ7)で求められたrx(τx)の最大値をMx、(ステップ8)で求められたry(τy)の最大値をMyがあらかじめ決められた閾値Tx,Tyより大きいかを判定する。例えばTx=Ty=0.9とすると、Mx>0.9かつMy>0.9の場合に、「左腎」の正しい位置が特定できたと判定する。それ以外の場合は、臓器位置が特定できなかったとする。
(ステップ10)すべての臓器について上記(ステップ5)から(ステップ9)の計算が終ったかを判断する。すべて終っていれば(ステップ11)へ移る。すべて終っていなければ(ステップ5)へ移り、計算が終っていない他の臓器について計算を行う。
【0022】
(ステップ11)臓器認識(位置特定)が可能であった臓器については、それぞれ求められたτx,τyより実際のキー画像における臓器中心位置を計算する。具体的には、例えば「左腎」の場合、臓器認識用データベース206に記憶されている平均的な人間における「左腎」の中心位置をX,Y座標系に換算し、それにτx,τyを加算することにより、実際のキー画像における臓器中心位置をX,Y座標系で計算する。(他の臓器についても臓器認識用データベース206に記憶されている平均的な人間における各臓器の中心位置をそれぞれX,Y座標系に換算し、それらにτx,τyを加算することにより、実際のキー画像における各臓器の中心位置をX,Y座標系で計算する。)
(ステップ12)以上、求められた臓器中心位置を、臓器位置記入部208において、キー画像上に記入し、表示部203に表示する。その結果例を図10に示す。図10によれば、「肝臓」,「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」が16〜20として臓器名と矢印とともに表示されている。ただし画像概中央21の「結石」として書かれた文字は本臓器認識フローにより表示されたものではなく、医師が所見としてキー画像にあらかじめ記入しておいたものである。
【0023】
以上の実施形態によれば、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を自動的に記入する機能を備えたので、患者はキー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解できる。
【0024】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。例えば、(ステップ7),(ステップ8)で臓器位置特定のための計算に、相互相関関数を用いたが、他の計算方法も可能である。例えば、(ステップ7)の図5においてP’(x−τx)をP(x)に対して(τxを変化させて)X軸方向に移動させていった時に、各X軸上位置でのP’(x−τx)とP(x)の差分の絶対値の総和、つまりΣ|P’(x−τx)−P(x)|が最小になるようなτxを求めることによっても、最適なτxが得られる。
【0025】
【発明の効果】
以上、本発明の電子カルテシステムによれば、キー画像上に自動的に臓器の位置と名前を記入されるので、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電子カルテシステムのブロック図。
【図2】キー画像の一例より認識対象領域としてのROI4を指定する場面を表す図。
【図3】認識対象領域ROI4内のデータよりX軸方向およびY軸方向への投影データ(P(x),P(y))を作成する様子を示す模式図。
【図4】臓器認識用データベース206内に記憶されているデータの一例である平均的な人間の「左腎」のデータ。
【図5】臓器認識用データベース内のデータP’(x−τx)を認識対象領域ROI4内の投影データP(x)に対してτxを変化させて移動させる様子を示す模式図。
【図6】P’(x−τx)とP(x)の相互相関関数計算結果を示す模式図。
【図7】「左腎」位置を記入したキー画像。
【図8】キー画像における臓器認識と位置特定の手順を示すフローチャート。
【図9】臓器認識用データベース内に記憶されている平均的な人間の「左腎」以外の臓器に関するデータの一例。
【図10】キー画像上に各臓器の位置を記入して表示した最終結果の一例。
【符号の説明】
206…臓器認識用データベース
207…臓器認識部
208…臓器位置記入部
【発明の属する技術分野】
本発明は電子カルテシステムに係り、特に医用画像上での臓器の位置を把握しやすくした電子カルテシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、医療分野においても情報化が進んでいる。その一つとして、電子カルテシステムがある。電子カルテシステムは、人間ドック等の健康診断を行う者や病院で治療を行う者に関する診療データを、手書きによってでなく、電子データとして保存して管理させたものである。電子カルテシステムで管理する診療データの中には、病変部を含む医用画像であるキー画像や、患者の病変部の様子を2値画像で表現したシェーマ,所見,診断名等がある。
【0003】
従来、電子カルテシステムにおけるキー画像の表示では、画像上に、病変部を○で囲んだり、矢印で指し示すような場合があった。あるいは、キー画像の説明(所見等)は、所見の欄のように独立した欄を設け表示する場合があった(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−297154号公報
【0005】
最近、いわゆる「インフォームド・コンセント」の意識が高まり、医者が患者に対しキー画像を見せながら、現在の病状や治療方法等を説明する機会が増えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子カルテシステムではキー画像上に、臓器の位置は表示されていなかった。そのために、医者が患者に対しキー画像(医者が病変部があるとして選び出した画像)を見せながら説明する際、患者は、キー画像内のどこにどのような臓器があるのかを認識することが困難であった。医者がキー画像を患者にも見せることを意識して、正常な臓器までも含めて、各臓器の位置を記入することは、電子カルテ作成時間の増大になり、医者にとって負担となるものであった。
【0007】
本発明の目的は、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解できるように、自動的に臓器の位置と名前を記入する機能を備えた電子カルテシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、画像診断装置から画像を取り込むための医用画像取得手段と、前記医用画像取得手段に接続されシステム全体の命令や情報のやり取りを制御する制御部と、前記制御部を介して前記医用画像取得手段に接続され電子カルテを作成するための入力信号等を入力する入力部と、前記制御部を介して前記入力部に接続され前記電子カルテの作成過程等を表示する表示部と、前記制御部を介して前記表示部に接続され前記作成された電子カルテを保存する電子カルテ用データベースとを備えた電子カルテシステムにおいて、前記制御部を介して前記電子カルテ用データベースに接続され医用画像上において観察される臓器の位置を認識する臓器認識手段と、前記臓器認識手段を介して前記制御部に接続され医用画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベースと、前記臓器認識部を介して前記臓器認識用データベースに接続され前記臓器認識手段で認識した臓器の位置を医用画像上に記入する記入手段とを備えることを特徴とする電子カルテシステムが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に沿って具体的に説明する。
図1に、本発明の実施形態における電子カルテシステムのブロック図を示す。画像診断装置から画像を取り込むための画像取得部201は、電子カルテシステム全体の命令や情報のやり取りを制御する制御部204を介して電子カルテを作成するための入力信号等を入力するための入力部202と接続される。電子カルテを作成する作成過程等を表示する表示部203は制御部204を介して入力部202に接続される。作成された電子カルテを保存するための電子カルテ用データベース205は制御部202を介して表示部203に接続される。画像上での臓器の位置を認識するための臓器認識部207は制御部204を介して電子カルテ用データベース205に接続される。画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベース206は、臓器認識部207を介して制御部204に接続される。臓器認識部207で認識した位置を画像上に記入するための臓器位置記入部208は、臓器認識部207を介して臓器認識用データベース206に接続されていて、制御部204を介して電子カルテ用データベース205に接続されている。
【0010】
画像取得部201は、X線CT装置,MRI装置,X線撮影装置,超音波診断装置,内視鏡等の画像診断機器で撮影された画像をネットワーク等を介して取得し、取得した画像を制御部204内の内蔵メモリに一時格納する。操作者は入力部202から信号を入力することにより、制御部204内のメモリに格納されている画像を表示部203に表示する。そして画像を表示させながら、該画像を用いた電子カルテの作成を行う。その際、電子カルテ作成時に必要な所見等の入力は、逐次入力部202より入力していく。また臓器認識部207は制御部204内に格納されている画像について、臓器認識用データベース206内に記憶されている人間の各臓器の画像上での特徴量を用い、各臓器の画像上での位置を特定する。そして、該特定した位置情報は臓器位置記入部208に送信され、臓器位置記入部208は画像上に各臓器の位置を記入する。完成した電子カルテは電子カルテ用データベース205に保存される。
【0011】
次に、本実施形態において、臓器認識部207が各臓器の位置を特定する原理を図2から図6を用い説明する。ただし、本実施形態では各臓器の位置を特定するために、2つの関数の相互の相関関係(一致度)を数値化して表す相互相関関数と呼ばれるものを用いる。先ず図2に、キー画像を示す。キー画像とは、画像診断装置で撮影された複数枚の画像の中から、医者が病変部を観察されたとして、電子カルテに保存しておくための画像である。図2において、1は例えば512×512画素の腹部X線CT断層像であり、2に人間の腹部が映し出されており、3に人間の左腎が映し出されている。図2のキー画像の中から、例えば、「左腎」について位置を特定しようとする場合には、あらかじめ平均的な人間で「左腎」が存在すると推定される位置を認識対象領域とし、図2のようにROI4を設定する。
【0012】
次にROI1内の画素値データについて、X軸方向およびY軸方向に投影データを計算する。すると、図3のようなグラフが得られる。図3において、5は図2のROI4で抽出した「左腎」近傍の画像抽出図、6は「左腎」内に観察される病変部、7はROI4内の画素をX軸方向に投影した投影データP(x)、8はROI4内の画素をY軸方向に投影した投影データP(x)である。
【0013】
一方、あらかじめ「左腎」について、平均的な人間の「左腎」の画像上での特徴量を、臓器認識用データベース206に記憶しておく。図4はその記憶された特徴量の例であり、図4(a)は、平均的な人間の腹部X線CT装置画像から「左腎」に相当する部分9のみを抽出したものであり、図4(b)は、「左腎」の抽出画像について、X軸及びY軸方向に投影した投影データ(P’(x) ,P’(y))である。また、「左腎」の中心位置もD=0.6、θ=270°として数値化して記憶しておく。ただしDは、画像の中心から臓器の中心座標までの距離をキー画像の半径で正規化したものであり、θは、キー画像のX軸とキー画像の中心と臓器の中心とを結ぶ直線のなす角度である。
【0014】
そこで、例えばX軸方向において「左腎」の位置を求めようとする場合には、P(x)と、P’(x)をX軸方向にτx移動させたP’(x−τx)について、次式(1)により相互相関関数rx(τx)を計算する。
【数1】
ただし、 P(x)はP(x)の平均値、 P’(x−τx)はP’(x−τx)の平均値、Nは認識対象領域(ROI4)のX軸方向の幅(ピクセル数等)である。式(1)の計算を模式図で表すと、図5および図6のようになる。
【0015】
図5において、10は、X軸を表し、P’(x)を移動させる方向である。11は各xにおけるP(x)およびP’(x)の値を表す縦軸である。図5においてτxを変えながら相互相関関数を求めた結果は図6のようである。図6において、12は図5におけるP’(x)のX軸方向の移動量τxを表す横軸であり、13は各移動量τxにおける相互相関関数計算結果を表す縦軸であり、14は各移動量τxにおける相互相関関数計算結果である。図6によれば、τx=τ’xで最大値Mxとなることがわかる。このτ’xの位置を「左腎」のX軸方向の中心位置と決める。以上はX軸方向での「左腎」位置の決定であったが、Y軸方向にも同じことを行い、合せて2次元のキー画像上での「左腎」中心位置を決定する。決定された「左腎」の中心位置は、臓器名記入部208により、キー画像上に臓器名と矢印として付帯させ、更に表示部203で表示される。その結果は、図7のように示される。図7において、1は図2と同じように例えば512×512画素の腹部X線CT断層像であり、2に人間の腹部が映し出されており、3に人間の左腎が映し出されている。図7によれば、本方法により「左腎」中心位置は、15のように臓器名と矢印で表示される。
【0016】
以上の原理に基いて本実施形態において、実際のキー画像より各臓器の位置を特定して、キー画像上で特定した位置を付帯させ表示するまでの手順を、図8のフローチャートを用い、X線CT装置、腹部断層像で臓器位置を特定する場合を例にとって説明する。図8のフローチャートにおける各ステップを順に説明する。ただし以下、本実施形態においてステップNoを示すのに、図中ではS1,S2,…と表記する。
【0017】
(ステップ1)制御部204より電子カルテに含まれるキー画像の画像データを臓器認識部207に読みこむ。
(ステップ2)臓器認識部207では先ず、(ステップ1)で読みこんだキー画像の大きさを縮小する。
例えば512×512画素から64×64画素に平均化して縮小する。これは、例えば、後述する臓器認識処理を高速化するため、あるいは臓器認識用データベース206での記憶データ容量を小さくするために、画素数の少ないデータに対してしか各臓器の特徴量を記憶していない場合に対応するためである。
(ステップ3)更に、(ステップ2)で縮小したキー画像の画素値の階調処理を行う。例えば、最小のキー画像画素値を0、最大値が255になるように階調処理を行う。ここで、キー画像がどの画像診断装置のどの検査部位のデータであるかの情報に応じて、後述する臓器認識処理でより良い結果が得られるように、最適な非線形な階調処理を行っても良い。
【0018】
(ステップ4)探索する臓器名を設定する。この際、どの画像診断装置のどの検査部位のデータであるかの情報に応じて、あらかじめ決められた探索臓器リストを用意しておくことが可能である。すなわち、X線CT装置で腹部のキー画像を探索する場合には、探索する臓器を、「肝臓」,「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」といったリストをあらかじめ決めておいてもよい。もちろん、手動で一つ一つ臓器名を入力すること可能である。また、医者があらかじめキー画像の中に病変部として「肝臓」のみ記入されていた場合には、「肝臓」を除いた「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」についてのみ、探索する臓器として設定することも可能である。
以下、上述した原理に基いて、(ステップ5)〜(ステップ9)において、(ステップ4)で設定した各臓器について、キー画像上の位置を特定する。ここでは、「左腎」を探索する場合に例をとって説明する。
【0019】
(ステップ5)あらかじめ、キー画像上「左腎」が存在すると推定される位置を、認識対象領域とする。
「左腎」は、腹部の画像上、左下部に位置するので、キー画像よりあらかじめ「左腎」が存在するであろうと推定される位置4にROIを設定し、その中を認識対象領域とする(図2)。
(ステップ6)(ステップ5)で設定したROI4について、X軸方向および、Y軸方向の投影データを計算する。例えば、図5のように、投影データP(x),P(y)を得る(図3)。
(ステップ7)X軸方向の臓器位置を特定する。具体的に(ステップ6)で求められたP(x)と、臓器認識用データベース206内に記憶されている図4で示した「左腎」のX軸方向への投影データP’(x)をx軸方向にτxだけ移動させたP’(x−τx)との間で、式(1)を用い相互相関関数rx(τx)を計算する。そして、τxを任意の幅だけ変化させ、rx(τx)が最大となるτ’xを求める(図5,図6)。また、rx(τx)の最大値rx(τ’x)をMxとする。
【0020】
(ステップ8)Y軸方向の臓器位置を特定する。具体的に(ステップ6)で求められたP(y)と、臓器認識用データベース206内に記憶されている図4で示した「左腎」のY軸方向への投影データP’(y)をY軸方向にτyだけ移動させたP’(y−τy)との間で、式(1)を用い相互相関関数ry(τy)を計算する。そして、τyを任意の幅だけ変化させ、ry(τy)が最大となるτ’yを求める。また、ry(τy)の最大値ry(τ’y)をMyとする。(ただし、(ステップ7),(ステップ8)でP’(x),P’(y)の他の臓器に対応するものは、図9に示す。図9において欄1は平均的な人間の腹部X線CT装置画像から各臓器に相当する部分のみを抽出したものであり、欄2は、各臓器の抽出画像について、X軸及びY軸方向に投影した投影データ(P’(x) 、P’(y))である。また、各臓器の中心位置は、肝臓:D=0.8、θ=190°、右腎:D=0.7、θ=310°、胆嚢:D=0.6、θ=140°、背骨:D=0.6、θ=270°として数値化して記憶しておく。)
【0021】
(ステップ9)(ステップ7)(ステップ8)により、「左腎」の正しい位置が求められたかを判定する。具体的に、(ステップ7)で求められたrx(τx)の最大値をMx、(ステップ8)で求められたry(τy)の最大値をMyがあらかじめ決められた閾値Tx,Tyより大きいかを判定する。例えばTx=Ty=0.9とすると、Mx>0.9かつMy>0.9の場合に、「左腎」の正しい位置が特定できたと判定する。それ以外の場合は、臓器位置が特定できなかったとする。
(ステップ10)すべての臓器について上記(ステップ5)から(ステップ9)の計算が終ったかを判断する。すべて終っていれば(ステップ11)へ移る。すべて終っていなければ(ステップ5)へ移り、計算が終っていない他の臓器について計算を行う。
【0022】
(ステップ11)臓器認識(位置特定)が可能であった臓器については、それぞれ求められたτx,τyより実際のキー画像における臓器中心位置を計算する。具体的には、例えば「左腎」の場合、臓器認識用データベース206に記憶されている平均的な人間における「左腎」の中心位置をX,Y座標系に換算し、それにτx,τyを加算することにより、実際のキー画像における臓器中心位置をX,Y座標系で計算する。(他の臓器についても臓器認識用データベース206に記憶されている平均的な人間における各臓器の中心位置をそれぞれX,Y座標系に換算し、それらにτx,τyを加算することにより、実際のキー画像における各臓器の中心位置をX,Y座標系で計算する。)
(ステップ12)以上、求められた臓器中心位置を、臓器位置記入部208において、キー画像上に記入し、表示部203に表示する。その結果例を図10に示す。図10によれば、「肝臓」,「右腎」,「左腎」,「胆嚢」,「背骨」が16〜20として臓器名と矢印とともに表示されている。ただし画像概中央21の「結石」として書かれた文字は本臓器認識フローにより表示されたものではなく、医師が所見としてキー画像にあらかじめ記入しておいたものである。
【0023】
以上の実施形態によれば、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を自動的に記入する機能を備えたので、患者はキー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解できる。
【0024】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変形して実施できる。例えば、(ステップ7),(ステップ8)で臓器位置特定のための計算に、相互相関関数を用いたが、他の計算方法も可能である。例えば、(ステップ7)の図5においてP’(x−τx)をP(x)に対して(τxを変化させて)X軸方向に移動させていった時に、各X軸上位置でのP’(x−τx)とP(x)の差分の絶対値の総和、つまりΣ|P’(x−τx)−P(x)|が最小になるようなτxを求めることによっても、最適なτxが得られる。
【0025】
【発明の効果】
以上、本発明の電子カルテシステムによれば、キー画像上に自動的に臓器の位置と名前を記入されるので、キー画像に含まれる臓器の位置と名前を一目で理解することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における電子カルテシステムのブロック図。
【図2】キー画像の一例より認識対象領域としてのROI4を指定する場面を表す図。
【図3】認識対象領域ROI4内のデータよりX軸方向およびY軸方向への投影データ(P(x),P(y))を作成する様子を示す模式図。
【図4】臓器認識用データベース206内に記憶されているデータの一例である平均的な人間の「左腎」のデータ。
【図5】臓器認識用データベース内のデータP’(x−τx)を認識対象領域ROI4内の投影データP(x)に対してτxを変化させて移動させる様子を示す模式図。
【図6】P’(x−τx)とP(x)の相互相関関数計算結果を示す模式図。
【図7】「左腎」位置を記入したキー画像。
【図8】キー画像における臓器認識と位置特定の手順を示すフローチャート。
【図9】臓器認識用データベース内に記憶されている平均的な人間の「左腎」以外の臓器に関するデータの一例。
【図10】キー画像上に各臓器の位置を記入して表示した最終結果の一例。
【符号の説明】
206…臓器認識用データベース
207…臓器認識部
208…臓器位置記入部
Claims (1)
- 画像診断装置から画像を取り込むための医用画像取得手段と、前記医用画像取得手段に接続されシステム全体の命令や情報のやり取りを制御する制御部と、前記制御部を介して前記医用画像取得手段に接続され電子カルテを作成するための入力信号等を入力する入力部と、前記制御部を介して前記入力部に接続され前記電子カルテの作成過程等を表示する表示部と、前記制御部を介して前記表示部に接続され前記作成された電子カルテを保存する電子カルテ用データベースとを備えた電子カルテシステムにおいて、前記制御部を介して前記電子カルテ用データベースに接続され医用画像上において観察される臓器の位置を認識する臓器認識手段と、前記臓器認識手段を介して前記制御部に接続され医用画像上に観察される臓器の画像上での特徴量を記憶した臓器認識用データベースと、前記臓器認識部を介して前記臓器認識用データベースに接続され前記臓器認識手段で認識した臓器の位置を医用画像上に記入する記入手段とを備えることを特徴とする電子カルテシステム。
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