JPH0532110Y2 - - Google Patents

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JPH0532110Y2
JPH0532110Y2 JP1989095805U JP9580589U JPH0532110Y2 JP H0532110 Y2 JPH0532110 Y2 JP H0532110Y2 JP 1989095805 U JP1989095805 U JP 1989095805U JP 9580589 U JP9580589 U JP 9580589U JP H0532110 Y2 JPH0532110 Y2 JP H0532110Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科医が歯形をとる際に使用するア
ルギン酸印象材などの印象材料を混合しながら練
和する印象材料の混合装置に関するものである。
〔従来の技術〕
歯科医が使用するアルギン酸印象材などの印象
材料は、従来、原料の粉末材料と水とを所定割合
でカツプ内に入れ、原料成分が全体にわたつて均
一となるように混合し、且つ適当な硬さとなるよ
うに練和するために、へらを使用して手で掻き回
していたが、印象材料を入念に掻き回すことは手
先に相当の負担の掛かる重労働であるうえに極め
て非能率な作業であり、又、混合練和中に印象材
料の中に気泡が生じ易く、印象材料内に気泡が混
在すると正確な歯型をとることが出来ない問題が
あつた。
かかる理由により、印象材料を機械的に混合す
ることが出来、而も、混合中に気泡が混入しない
印象材料の混合装置が開発されるに到つた(特開
昭61−290946号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記公報の印象材料を製造するための装置は、
傾斜した混合容器が、遊星歯車装置により静止軸
を中心として公転しながら自転するもので、混合
容器の公転により混合容器内の印象材料に遠心力
が働いて混合容器に押圧され、此の押圧力により
印象材料に内在する気泡が外部に放出される。
又、混合容器の自転により混合容器内の印象材
料が均一に混合されると共に遠心力の作用方向が
常に変化するために押圧力が各方向に変化して気
泡の放出が促進される。
然し、此のような混合装置には下記のような欠
点があつた。
(1) 回転腕及び混合容器が何れもケーシングの上
方に位置し且つ回転するので、装置全体の重心
特に回転部分の重心が高くなり高速回転すると
装置が不安定となる。
(2) 歯車に注油した潤滑油が遠心力により四方に
飛散する問題があるが、潤滑油が不要なプラス
チツク製の歯車は耐久性が低いので使用し難い
問題がある。
(3) 公転の回転数と自転の回転数との比率は遊星
歯車の歯車比によつて決まり一定であるので、
公転回転数或いは自転回転数を簡単に変更する
ことが出来ない。
本考案は、上記の課題を解決することを目的と
したものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、ケーシ
ングの内底面に固着された固定軸の外周に回転筒
を回動可能に設け、上記ケーシングの内底面に固
着された駆動モータの出力軸に着設されたプーリ
と上記回転筒とをベルトで巻回し、上記回転筒の
上部に回転ケースを固着し、該回転ケースの内部
に、上記固定軸の軸芯に交差する軸芯を有する傾
斜軸を回動可能に支承する軸受と、上記傾斜軸に
平行な軸芯を有するホルダ軸を回動可能に支承す
る軸受を設け、印象材料を収容するカツプの収納
空間を有するカツプホルダを上記ホルダ軸に固着
し、上記傾斜軸と上記固定軸とを自在継手で連結
すると共に上記傾斜軸に着設されたプーリと上記
カツプホルダとをベルトで巻回して印象材料の混
合装置を構成した。
〔作用〕
上記のように構成された印象材料の混合装置の
作用は次のようになる。
印象材料を入れたカツプをカツプホルダの収納
空間に挿入し、駆動モータに通電すると、駆動モ
ータの回転がベルトを介して回転筒に伝達され、
回転筒及び回転ケースが固定軸上に公転する。
回転ケース内に設けられ回転ケースと共に公転
する傾斜軸は、自在継手を介して固定軸に連結さ
れているので、回転ケースに対して回転すること
になり、傾斜軸の回転はベルトを介して回転ケー
ス内に設けられ回転ケースと共に公転するカツプ
ホルダに伝えられ、カツプホルダが公転すると共
に自転する。
かくして、カツプホルダ内に挿入されているカ
ツプが公転及び自転して印象材料が遠心力を受け
ながら混合並びに練和される。
〔実施例〕
本考案の実施例について図面を参照しながら説
明する。
第1図は印象材料の混合装置の縦断面図を示
し、ケーシング1の内底面に固定軸2及び電磁ブ
レーキ付きの駆動モータ(図示しない)が固着さ
れ、固定軸2の外周面に二個のベアリング3を介
して回転筒4が回動可能に嵌着される。
回転筒4の外周面にはV溝4aが周設され、上
記の電磁ブレーキ付きの駆動モータの出力軸に着
設されたプーリとV溝4aにVベルト5が巻回さ
れる。
回転筒4の上面には、上壁6a及び下壁6bの
両端縁に接続する二個の側壁6cにより四角筒状
に形成された回転ケース6が固着される。
回転ケース6は、上壁6a及び下壁6bの中央
部に開口7及び8が設けられ、両側壁6cの内壁
面には、板状に形成され上面が斜めに傾斜した横
梁9及び10の両端部が固着される。
横梁9の上面には軸受箱11の端面が取付けら
れ、軸受箱11の内部には二個のベアリング12
が嵌着され、ベアリング12の内部には横梁9を
貫通する傾斜軸13が嵌挿され、傾斜軸13の端
部に固着されたプーリ14の先端は自在継手15
を介して固定軸2と接続する。
自在継手15の両端部には自在継手15を被覆
する蛇腹16の両端が止着される。
横梁10には軸受箱17が取付けられ、軸受箱
17の内部には二個のベアリング18が嵌着さ
れ、ベアリング18の内部にホルダ軸19が嵌挿
される。
ホルダ軸19の上端には、カツプの収容空間を
有するカツプホルダ20が固着され、カツプホル
ダ20の外周面とプーリ14にベルト21が巻回
される。
回転筒6の上壁6aの上には、底壁22aの周
縁に側壁22bが周設されたカバー22がボルト
23で締着される。
底壁22aの中央にはカツプホルダ20の干渉
をさける開口24が設けられ、第1図において開
口24の左側にバランス微調整装置25が設けら
れる。
バランス微調整装置25は、第2図の縦断面図
及び第3図の平面図に示すように、微調整用のバ
ランスウエイト26の上部に小径部26aが形成
され、小径部26aの端面に立設された軸部27
に、中央に孔を有するばね受け28が挿通され、
軸部27の先端に摘み29が着設され、摘み29
とばね受け28の間にばね30が弾装される。
底壁22a及び上壁6aには、小径部26aが
挿入可能な大きさの円形が連続して接続し此の接
続部の幅寸法が軸部27の直径より僅かに大きい
形状寸法をもつた位置調整溝31が刻設され、此
の位置調整溝31に小径部26aが挿入される。
従つて、摘み29をばね30に抗して押し下げ
て摘み29を移動すると微調整用のバランスウエ
イト26に位置が移動し、摘み29を手放すと小
径部26aが位置調整溝31の円形部に嵌入して
バランスウエイト26の位置が固定される。
かくして、回転ケース6と共に回転する回転部
分のバランスが微調整される。
回転ケース6の側壁6cの内面に固着されるバ
ランスウエイト32は、回転ケース6及び回転ケ
ース6と共に回転する部品全体のアンバランスを
ほぼ修正するものであるが、カツプに入れられる
印象材料の量に応じて生じる微小なアンバランス
はバランス微調整装置25の摘みを操作して調整
される。
以上のように構成された印象材料の混合装置の
作用を説明する。
(運転準備) 軸受箱11及び軸受箱17に潤滑油を注入して
軸受箱11及び軸受箱17の端部を密閉してお
く。
原料の粉末と水を所定の比率で加えた印象材料
を入れたカツプをカツプホルダ20の収納空間に
挿入し、印象材料の量に応じてバランス微調整装
置25の微調整用のバランスウエイト26の位置
を調整し回転部分全体のバランスをとる。
(運転) 駆動モータに通電すると、駆動モータのプー
リ、Vベルト5を介して回転筒4が回転駆動さ
れ、回転ケース6が公転し、静止している固定軸
2に自在継手15を介して接続する傾斜軸13が
自転し、傾斜軸13の自転はベルト21を介して
カツプホルダ20に伝達される。
従つて、カツプホルダ20内のカツプは傾斜し
た状態で公転すると共に自転し、公転によつて生
じる遠心力によつて印象材料内部の気泡が外部に
放出し、自転により均一に混合並びに練和され
る。
Vベルト5及びベルト21は、歯車の回転のよ
うに騒音を発生することなく回転力を伝達するの
で、混合装置は静粛に回転する。
軸受箱11及び17は密封されているので内部
の潤滑油が漏洩して飛散することはない。
自在継手15はほぼ回転中心にあるので遠心力
の影響が少なく傾斜軸13に円滑に回転力を伝達
する。
又、カツプホルダ20及び傾斜軸13は底壁6
bに比較的に近い位置にあり、混合装置全体の重
心は従来のものに較べて低く、混合装置は安定し
た状態で回転する。
印象材料の変更その他の理由により、公転と自
転の比率を変更したい場合にはプーリ14とベル
ト21を取替えるだけで容易に変更することが出
来る。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されている
ので、以下に示すような効果を奏する。
(1) 本混合装置には歯車が使用されていないの
で、歯車の噛み合い騒音が無く静粛に運転さ
れ、又、歯車に塗布された潤滑油が四方に飛散
する不具合も無い。
(2) 装置全体及び回転部分の重心が共に低く、運
転中に混合装置が動揺する虞は無い。
(3) 遠心力に対して不安定な自在継手はほぼ回転
中心にあるので自在継手に無理な遠心力が作用
することは無い。
(4) プーリ14及びベルト21のみを取替えれば
自転と公転の比率を容易に変更出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の実施例を示し、第1
図は混合装置の縦断面図、第2図はバランス微調
整装置の縦断面図、第3図は第2図の平面図であ
る。 1……ケーシング、2……固定軸、4……回転
筒、5……ベルト、6……回転ケース、9,10
……横梁、11……軸受箱、13……傾斜軸、1
4……プーリ、15……自在継手、17……軸受
箱、19……ホルダ軸、20……カツプホルダ、
21……ベルト、22……カバー、25……バラ
ンス微調整装置、26……微調整用バランスウエ
イト、29……摘み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングの内底面に固着された固定軸の外周
    に回転筒を回動可能に設け、上記ケーシングの内
    底面に固着された駆動モータの出力軸に着設され
    たプーリと上記回転筒とをベルトで巻回し、上記
    回転筒の上部に回転ケースを固着し、該回転ケー
    スの内部に、上記固定軸の軸芯に交差する軸芯を
    有する傾斜軸を回動可能に支承する軸受と、上記
    傾斜軸に平行な軸芯を有するホルダ軸を回動可能
    に支承する軸受を設け、印象材料を収容するカツ
    プの収納空間を有するカツプホルダを上記ホルダ
    軸に固着し、上記傾斜軸と上記固定軸とを自在継
    手で連結すると共に上記傾斜軸に着設されたプー
    リと上記カツプホルダとをベルトで巻回したこと
    を特徴とする印象材料の混合装置。
JP1989095805U 1989-08-17 1989-08-17 Expired - Lifetime JPH0532110Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989095805U JPH0532110Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989095805U JPH0532110Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17

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Publication Number Publication Date
JPH0336613U JPH0336613U (ja) 1991-04-10
JPH0532110Y2 true JPH0532110Y2 (ja) 1993-08-18

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ID=31645052

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989095805U Expired - Lifetime JPH0532110Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011185693A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Thinky Corp 回転センサ、及び、撹拌脱泡装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2591207Y2 (ja) * 1991-10-31 1999-03-03 東陶機器株式会社 水 栓
JP3723367B2 (ja) * 1999-02-10 2005-12-07 株式会社ジャパンユニックス ミキサー
JP4291913B2 (ja) * 1999-03-03 2009-07-08 株式会社アサヒ化学研究所 混合攪拌装置
JP2013094725A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Daido Kako Kk 混練装置

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JPH0336613U (ja) 1991-04-10

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