JPS63310629A - 回転式練和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ１発明の目的 ［産業上の利用分野］ この発明は回転式練和機に関し、特に歯科医療に利用さ
れるアルギン酸印象材等の練和に用いて好適な練和機に
関する。

［従来の技術］ 歯科医療に利用されるアルギン酸・シリコン印象材は練
和して使用されるが、その練和方法として、機械により
回転を与えて行ういわゆる機械式回転練和か採られる場
合がある。しかしながら、従来の回転練和機においては
スパチュラ（練和線）の人手による操作が不可欠で、完
全な自動化とはなっていない。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は上記実情に鑑み、人手に頼ることのない回転式
練和を提供することを目的（技術的課題）とする。

口８発明の構成及び作用 本発明は上記課題を達成するため、公転する回転盤と該
回転盤上に自転する回転カップとを組合わせ、両者の回
転によりカップ内に入れられた試料の練和を行うという
基本的技術思想のもとになされたものである。

すなわち、これを第３図及び第４図に示す原理図に基づ
いて説明すると、回転軸中心Ｏのもとに回転する回転盤
Ａ上に円筒状のカップＢがその回転中心Ｏ′を内方に傾
斜して自転可俺に載置され、該カップＢには練和する試
料Ｃが入れられている。

回転１３１ｉＡはイ方向に回転し、カップＢは口方向に
回転する。

これにより、回転５ｉＡの回転によりカップＢ内の試料
Ｃに遠心力ＧがかかりカップＢの内側壁に押し付けられ
、気泡が抜ける。同時にカップＢの回転により試料Ｃは
攪拌され、十分な練和状態が得られるものである。

本発明は更に具体的には練和機の構成を与える。

すなわち、木練和機は、■水平に置かれ、回転中心軸回
りに回転する回転盤と、■この回転盤上に回転盤の回転
中心軸より適宜距離離れて載置され、回転盤とともに回
転し、回転盤の回転中心軸に対して内方に適宜角度をも
って傾斜し、かつそれ自体で回転する円筒状の回転カッ
プと、からなることを特徴とする。

この構成において、回転盤の回転速度、回転カップの回
転中心軸よりの距離・回転速度拳傾斜角は以下に述べる
実施例において具体的に与えられるが、その数値に限定
されるものではない。

また、回転盤及び回転カップの回転駆動機構は実施例に
限定されず、本発明の技術的思想を実現する範囲内で種
々の態様を採すラる。

ハ、実施例 本発明の回転式練和機の実施例を図面に基づいて説明す
る。

第１図及び第２図はその一実施例を示す、すなわち、第
１図はその全体の構造を示しく回転盤１は透明表示）、
第２図は断面構造図である。

図において、１は回転盤であって、受は台２に回転中心
軸３を有する回転固定軸４がねじ５をもって固設され、
該回転盤ｌはこの回転中心軸３に軸受６を介して回転自
在に取り付けられた大プーリ７にねじ８をもって固定さ
れている。９はカーラであって軸受６相互の間隔を保持
する。大プーリ７と回転［１との固着はねじ８の外に適
宜の手段（例えば接着剤による固着）を採ることができ
る。これにより回転７９１は大プーリ７とともに一体的
に回転する。一方、モータｌＯのモータ軸１０ａには小
プーリ１１が取り付けられ、この小ブ一り１１と大プー
リ７とにベルト１２が巻き懸けられている。

固定軸３の上位には小歯車１４が固設され、この小歯車
１４に噛み合う大歯車１５が回転盤ｌに回転軸１６をも
って回転自在に取り付けられる。

詳述すれば、回転軸１６は回転盤１に穿設されだ円孔１
ａに装着された軸受１７に回転可能に支持されている。

更に、該回転軸１６には大歯車１５と一体的に回転する
プーリ１８が固設されている。

回転盤１の回転中心軸３を挟んで大歯車１５の反対側に
は回転カップ取付は台２０が固設されて、該回転カップ
取付は台２０に軸受２２を介して回転カップ２４が回転
自在に取り付けられている。

詳述すれば、取付は台２０には中心に円筒突部を有する
軸受台２１が固設され、回転カップ２４の底面には円環
状の突条部２３が突設され、これらの軸受台２１と突条
部２３との間にころがり軸受２２が装着されるものであ
る。

回転カップ２４は有底の円筒状をなし、内部に後記する
試料カップを介して、もしくは介さすして、試料が入れ
られ練和を行う、該回転カップ２４の回転中心軸Ｏ′は
回転盤１の上面すなわち水平に対して３５°〜４５°と
される。

プーリ１８に巻き懸けられたベルト２６は中間プーリ２
７を介して回転カップ２４の外側に巻き懸けられ、プー
リ１８の回転により回転力、プ２４は回転する０回転カ
ップ２４の側面には上リブ２４ａとリプ２４ｂとが設け
られ、ベルト２６の離脱を防止している。

中間プーリ２７は回転盤１に固設された中間プーリ支持
台２８に回転自在に支持されている。

回転カップ２４内に試料カップ３０が取り外し可能に装
入されており、この試料カップ３０内に練和する試料３
１が入れられる。

この練和機における諸元の一例を示すと、回転盤１の回
転数は１１０００−１３０Ｏｒｐ、回転カップ２４の回
転数は６６０−１８Ｏｒｐ、回転盤１と回転カップ２４
との回転比は６：１−１２：ｌ、また回転中心軸３から
回転カップ２４の底部中心までの距離は１０ｃｍ程度、
として設計されている。

次に、この実施例の回転式練和機の作動を説明する。

試料３１を試料カップ３１もしくは直接に回転カップ２
４内に入れ、モータ１０を作動する。

モータ１０の回転に伴い、小プーリ１１の回転はベル）
１２を介して大プーリ７に伝えられ、これに固着された
回転盤１を回転させる０回転盤１は第１図のイ方向に回
転する。

回転盤１の回転に伴い、回転盤ｌに回転自在に立設され
た回転軸１６は回転中心軸３を中心に回転することにな
るが、回転軸１６には大歯車１５が固定され、この大歯
車１５は回転中心軸３に固定された小歯車１４と噛み合
っているので大歯車１５は自転回転を行うことになる。

大歯車１５の自転回転に伴いプーリ１８が回転し、ベル
ト２６を介して回転カップ２４が回転する０回転カップ
２４は第１図の口方向に回転する。

回転カップ２４は回転中心軸３に対して内方に傾斜して
いるので、回転カップ２４内の試料３１は回転の外方◆
上方へ力を受は回転カップ２４内で練和されることにな
る。

この練和機を用いて行われるアルギン酸印費剤について
述べると、試料カップ３０にはアルギン酸粉末（約７ｇ
）及び水（約１７ｍＭ）がほぼ等量大れられ、回転盤１
の回転数を１１００Ｏｒｐ、回転カップ２４の回転数を
１２Ｏｒｐｍとして、約２０秒にわたって練和すること
により十分な練和状態が得れれる。

以上述べたように本実施例の回転式練和機によれば、回
転＃！１の回転と回転カップ２４の回転が互いに連動し
た機構により１つのモータ１０で行われ、動力源が１つ
で済むこと、また、各プーリ７．１１．１８の径及び歯
車１４．１５の歯数を適宜変更することにより容易に試
料に見合った回転数を得ることができる、等の利点があ
る。

本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である
。

すなわち、上述の実施例ではアルギン酸印象材の練和に
関し述べたが、歯科医療分野に関してその他の練和（例
えば、シリコン印象材練和、セメント練和）を要するも
のに適用することも可能であり、また、この分野に限ら
ず同様の練和作業を要する分野（例えば２液性接着剤の
混合）に適用されることは勿論である。

また、練和機の構造に関し、以下の態様も採られるもの
であり、これらの態様は本発明の技術的範囲に包含され
るものである。

■本実施例では回転カップ２４の回転を回転盤ｌの公転
運動から得ているが、回転カップ２４自体にモータを付
加して独立して回転させてもよい。

■回転カップ２４を回転中心軸を挟んで互いに対称に２
個配し、そのうちの１個を試料の重さに対応する荷重を
付加するダミー用とし、これにより高速回転に伴う偏心
振動を防止する。

二１発明の効果 本発明の回転式練和機は、水平に置かれ、回転中心軸回
りに回転する回転盤と、前記回転盤上に該回転盤の回転
中心軸より適宜距＃ｌＩ離れてｉ＆置され、該回転盤と
ともに回転し、該回転盤の回転中心軸に対して内方に適
宜角度をもって傾斜し、かつそれ自体で回転する円筒状
の回転カップとからなる構成を採るので、回転カップに
入れられた試料は、人手を全く介さず自動的に練和され
、このため、未熟練者であっても容易に練和作業を行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の回転式練和機の実施例を示し、第１図は
その一実施例の全体の斜視図、第２図はその縦断面構造
図、第３図及び第４図は本発明の原理図である。 ｌ・・・回転盤、３・・・回転中心軸、２４・・・回転
カップ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 水平に置かれ、回転中心軸回りに回転する回転盤と、 前記回転盤上に該回転盤の回転中心軸より適宜距離離れ
   て載置され、該回転盤とともに回転し、該回転盤の回転
   中心軸に対して内方に適宜角度をもって傾斜し、かつそ
   れ自体で回転する円筒状の回転カップと、 からなることを特徴とする回転式練和機。