JPH06502114A - 遊星遠心ミキサー用混合ボウル及び核ボウルを用いたミキサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 遊星遠心ミキサー用混合ボウル及び該ボウルを用いたミキサー技術分野 本発明は、遊星遠心ミキサー用混合ボウル及び該ボウルを用いたミキサーに関す る。

背景技術 例えばドイツ特許出願ＤＥ−Ａ−２，２０９，８５０号や欧州特許出願ＥＰ−Ａ −２０７，３３５号等に開示されているような遊星遠心ミキサーが知られている 。この装置は、例えば歯科用混合物、特に歯形をとるためのアルギン酸塩ベース ペーストを作るためのものである。そして本装置は、竪軸のまわりで回転できる ように取り付けられた少くとも１つのアーム、アームの回転軸線に関して傾斜し ている軸線の周りで回転可能なボウルを搭載できるようにするためアームに備え た手段、及び上記アームの垂直回転軸線の周りでの回転と上記ボウルの鉛直に関 して傾斜しているその回転軸線の周りでの回転とを同時に行なわせるための遊星 駆動伝達手段から構成されている。公知のミキサーのボウルは、底と概ね円筒形 の周壁で形づくられる。しかしながら従来のボウルにおいては、とりわけ混合す る製品の粘度及び製品のボウルへの密着効果に関して、製品の混合効果が最適で ないことが多かった。

この混合効果を改善するために、ドイツ特許出願ＤＥ−Ａ−２，００１，３０１ 号では、回転しない内部形状を有する混合ボウルが提案されている。上記ドイツ 特許出願の図１７．１８によると、円筒形の外形を有する混合ボウルの内部のス ペースが、２つの平行で平らな壁及び２つの半円終端壁によって画定される横形 スリットの形を有する。

しかしながら、回転の際にボウルの形状及び混合する製品がボウルで受ける不規 則な移動により過度のアンバランスが生じるので、そのようなボウルは満足でき るものではない。

さらに、公知の混合ボウルの別の不都合は、ボウルがら混合製品を取り出すこと が困難なことである。この製品取り出しは、一般にへらで行なわれるが、内容物 を取り出すにはボウルの全体を幾度もかき回すことが必要である。

さらに、公知のボウルは、軽くて周囲壁が薄い場合には混合の間に遠心力によっ て変形を受ける。

公知のボウルへの別の問題は、周囲の空気からボウルの内容物を守るために密閉 閉鎖すると、部分真空（吸盤効果）がボウルの内側に生じ、ボウルを閉じるため の蓋がとれなくなることである。この吸盤効果を改善するために、蓋に小さい孔 を明けることが提案されているが、その結果蓋がボウルを気密シールしなくなり 、蓋を取り除くとき孔を通して空気ジェットが誘発され、ボウル内の製品が粉末 のときには製品が部分的にせよボウルから吹き飛ばされてしまうことがある。

一般に、上記公知の遊星遠心ミキサーはさらに、その構造、特にロータリーアー ムを支える手段とロータリーアーム上にボウルを支える手段のために高コストで あるという問題がある。事実、一般的にこれらの支持手段がボウル受のための回 転シャフトだけでな（アームのための回転シャフトを含み、シャフトを取り付け るための軸受（ローラ軸受）の使用を必要とする。さらにこれらのミキサーの上 でボウルの支持がしばしば不十分になるという問題もある。

本発明の主題は、ボウルからの混合製品の除去を容易にする一方で、有効な混合 を確実にすることができる遊星遠心ミキサー用の混合ボウルを提供することであ る。本発明は、混合の間におけるボウルのいかなる変形をも防ぐことができる蓋 を有し、蓋によるボウルの気密閉塞を可能とし、部分真空効果がない状態で蓋の 除去を可能とし、粉状の製品をボウルから吹き飛ばす空気流入をなくすことを可 能にする混合ボウルを提供することを目的とする。本発明はさらに、ボウルが完 全にミキサー上の位置で保持されるように設計された混合ボウルと遊星遠心のミ キサーを提供することを目的とする。本発明は、公知の構造のミキサーより信頼 性が高く、高価でなく、構造的にいっそう単純な遊星遠心ミキサーを提供するこ とを目的とする。

発明の開示 本発明に係る遊星遠心ミキサー用の混合ボウルは、底と水平な周壁からなるー般 的な円柱状の形を有する。本発明によれば、底と周辺水平壁からなり概ね円筒と もその高さ方向の低部に設けられ、規則正しく一定の間隔をとって外周に割り当 て配置され、該区域の半径が、残りの区域の半径より大きく、ボウルの底から上 向きに突出する中心ガイドを含み、上記周辺水平壁と上記ガイドの内面間の半径 方向の距離が、全体の外周半径寸法とほぼ同一の外形を有する。

本発明では、ボウルの周辺の水平壁の上記区域の数を２ないし４とすることがで き、半径を残りの区域の半径より大きくすることができる。この数を大きくする には、下部がボウル回転速度で回転しなければならない。もっとも、区分数を大 きくすると効果が減少してしまう。

本発明に係る混合ボウルは、中心に孔を設けた適当な蓋と組み合わせることがで きる。この場合、上記蓋はその頂部の厚さより厚くボウル内にきっちりと嵌まる 深さを有し、そしてボウル中心ガイドが、単独で蓋の孔を閉じるような高さでボ ウルの底から上向き突出するように構成する。

従って、中心のガイドが、蓋の孔と相互に作用して遠心力が働いてもボウルにい かなる変形も生じないようにし、蓋をボウルに嵌めたときにボウルの密閉を確実 にするように構成することができる。蓋を取り除く際には、蓋を完全に取り去る 前に中心ガイドが孔から完全に扶け、蓋の完全な除去の前にボウルの内部圧力を 平衡させる。従って、ボウルの内側には部分的真空も、混合する粉状の製品が流 れ出る空気口もボウルに生じない。

ミキサーの回転アーム上のボウルの保持を改善するために、ボウルの中心のガイ ドがボウルの底の側部に開口を有し、ボウルがアームに取り付けられたロッド形 状の保持部材に嵌まるようにする。アームの上のボウルが不完全な取り付けのた めに例えば運転中に外れてしまう危険性を除外するため、ボウルはその全高ある いは高さ方向の途中部位までセンター保持される。

本発明に係る遊星遠心ミキサーは、上記の少くとも１つのボウルを受け入れるた めに、竪軸の周りで回転可能な少くとも１つのアームを含み、また、垂直線に関 して傾斜している軸線について回転可能にボウルを取り付けるための手段と、ア ームとボウルを同時にそれぞれの軸線の周りで回転させる遊星伝達駆動手段を備 える。アームにボウルを取り付けるための手段は、アームから上方へ突出する横 断面円形の固定ロッドであり、ボウルのガイドの穴に嵌着させるものである。

本発明によると、アームにボウルを取り付けるための手段は、アームから上方へ 突出する横断面円形の固定ロッドであり、ボウルのガイド穴に嵌着させるもので ある。

このロッドは、公知のミキサーのボウル台よりいっそう確実にボウルを嵌めて保 持でき、カリ同時に回転駆動できるように深い。そしてアームへの固定取り付は 構造は非常に単純である。本発明に係るミキサーのボウルは、アーム上にロッド と同軸で取り付けたビニオンによって直接回転駆動される。このビニオンはその 上面に、駆動のためにボウル底部と相互作用可能な手段を備えている。

本発明に係るミキサーのアームは、好ましくは固定スピンドルに回転可能に取り 付けられ、そして低部側に回転駆動用ピニオンを支持している。その軸線の周り でボウルを回転駆動する遊星伝達手段は、アームの固定スピンドルとアームの上 部側で一体としたビニオンを含む。このビニオンは、上記ロッドと同軸にアーム に回転可能に取り付けた中間ピニオンによって接続する。

好ましくは上記ビニオンの頂部は、ボウルの非円形の外形に対応する形状を有す る。

添付図面においては、本発明に係る遊星ミキサーの１つの実施例と、このミキサ ー用のボウルの２つの実施例を示してあり、これらについて以下詳細に説明する 。

図面の簡単な説明 図１が、２つのボウルを有する本発明に係るミキサーの縦断面である。

図２．３は蓋無しの２つの異なるボウルの平面図である。

発明を実施するための最良の形態 図１では１Ｍ星遠心ミキサーの可動部品だけを示しである。一対のアームｌは、 竪軸４に２つの転がり軸受２．３を介して回転可能に取り付けられている。

スピンドル４は、ナツト６で支持板５に取り付けである。ナツト６は、支持板５ の孔を通したスピンドル４のねじ部端に螺着しである。

ロッド１１の軸線は、鉛直に関して、即ちスピンドル４に関しておよそ４０かビ ニオン１８と噛み合う。図示の例のスピンドル４と中間のビニオンで１８は、つ の対向区域２７と、区域２７より大きい曲率半径を持ち、それぞれ区＠２７にを 含む。このガイド２９の外形は、周辺水平壁２４の低部２６とガイド２９の内の 上縁から上向きに突出させて備えている。部分３１の先端は、端部が円錐ティッ プ３３となっている円筒形の部分３２が上向きにつながっている。

ボウル２２の開口にぴったりの蓋３４は、その中心に直径がガイド２９の円筒形 部分３２の直径とほぼ等しい孔３５を有する。蓋３４の頂部の厚さは、蓋３４の 嵌合深さよりあまり深くない。

ガイド２９は、内部に最下部２３の側に開く穴３６を有し、その形はロッド１１ の部分１４の形と直径に適合させである。

ビニオン１６は、ボウル２２側でアーム１０と一体のロッド１１に回転可能に搭 載してあり、突出部分３７は、ボウル２２の低部が有する非円形の外部の形に合 わせて形作られており、ボウル２２がロッド１１の部分１４に嵌まると、ボウル ２２の低部が、ビニオン１６の部分３７に嵌まる。これによってボウル２２はビ ニオン１６と一体に回転運動する。

ガイド２９の円筒形部分３２ば、ボウル２２に嵌まったときだけ蓋３４の孔３５ を閉じるような高さを有する。従ってガイド２９は、蓋３４の孔３５を塞ぎ、ボ ウル２２からの蓋３４の除去移動の開始にあたってボウルの外側と内側の間の圧 力を釣合わせる。このため蓋を除去する際のいかなる部分真空効果も排除される 。さらに、孔３５の比較的大きい直径のため、蓋が取り除かれるとき、ボウル２ ２の内側に向かう空気ジェットができることを防ぐ。従って製品が粉末形態の場 合でも、ボウル２２内の製品が吹き飛ばされることがない。

本発明品に係るミキサーは全ての技術分野で適用できるが、特に歯科の分野にお いて歯形をとるためのペースト、特にアルギン酸ベースのペーストを作ることに 適する。本発明品に係るボウルを使用すれば、ボウルの厳しい漏洩閉塞が、アル ギン酸塩粉末が空気中へ漏れるのを防ぎ、アルギン酸塩の粉末を予め定められた 量だけ調製し、本発明に係るボウルで保存することを可能にする。そして、歯形 をとるための大量のペーストの作成ごとに、必要量を含めるボウルを選択して開 き、所要量の水を加え、そしてミキサーでペーストを混ぜるようにする。

それぞれロッド１１を備える２つアーム１ｏが本発明に係るミキサーに存在する ことは、２つのボウルで同時に調製することを可能にし、１回で混合物を２倍作 ったり、２種類の異なる混合物、例えば異なる粘度の混合物を作ったりすること を可能にする。１つのアームのボウルだけを使用する場合、他のアームのロッド １１にはバランスを取るためのワッシャーを取り付ければよい。

「ダストフリーｊタイプのアルギン酸塩を用いるには、従来の混合ボウルの蓋発 明に係るボウルは、「ダストフリー」タイプのアルギン酸塩の代わりに退京のイ ド２９ａの外形によってに図２の混合ボウル２２とは異なっている。図３によの 半径に等しい。従って、ボウルで混合させた物質をへらで容易に取り出せるよう にするには、へらの幅をボウル内部の上記の距離に対応させればよい。

ボウルのガイド２９．２９ａとこのガイドと相互に作用している蓋２４は、ボウ ルに剛性を与え、遠心力が働いている混合の間にボウルに歪が生じないようにす る。また蓋によって、周辺水平壁の中心がミキサーのロッド１１になることを確 実にする。

国際調査報告　Ｐ（Ｔ／ＦＲ９１１００８１７

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．底と周辺水平壁からなり概ね円筒形であって、以下の要件からなる遊星遠心 混合ミキサー用ボウル。 上記水平壁が少くとも内部に少くとも２つの区域（２８、２８ａ）を有し、該区 域は少くともその高さの低い部分（２４、２４ａ）に設けられ、規則正しく一定 の間隔をとって外周に割り当て配置され、該区域の半径が、残りの区域（２７、 ２７ａ）の半径より大きく、ボウル（２２、２２ａ）の底（２３、２３ａ）から 上向きに突出する中心ガイド（２９、２９ａ）を含み、上記周辺水平壁と上記ガ イドの内面間の径方向の距離が、全体の外周半径寸法とほぼ同一の外形（３０、 ３０ａ）を有する。 ２．請求項１に係るボウルにおいて、頂部中央に孔（３５）を設けた蓋（３４） を有し、上記ガイド（２９、２９ａ）が上向きに延び、上記蓋がボウルを閉じた ときにその上端が上記蓋の孔を閉じることを特徴とする遊星遠心混合ミキサー用 ボウル。 ３．請求項２のボウルにおいて、上記ガイド（２９、２９ａ）が円錐状に伸びる 先端（３３）を有し、該先端が上記蓋（３４）の孔（３５）と相互に作用するよ うに伸びていることを特徴とする遊星遠心混合ミキサー用ボウル。 ４．上記いずれかの請求項のボウルにおいて、上記ガイド（２９、２９ａ）の底 に、下方へ開口し横断面が円形の穴（３６）を有することを特徴とする遊星遠心 混合ミキサー用ボウル。 ５．請求項４に係るボウルを受け入れるようにした以下の要件からなる遊星遠心 ミキサー。 竪軸の周りで回転可能に取り付けた少くとも１つのアーム（１０）、垂直線に関 して傾斜している軸線について回転可能にボウルを取り付けるための上記アーム 上の手段、そして上記アームと上記ボウルを同時にそれぞれの軸線の周りで回転 させる遊星伝達駆動手段からなり、上記アーム（１０）に上記ボウルを取り付け るための上記手段が、上記アーム（１０）から上方へ突出する横断面円形の固定 ロッド（１１）であり、ボウル（２１）のガイド（２９）の穴（３６）に嵌着さ せるものである。 ６．請求項５のミキサーにおいて、固定された垂直スピンドル（４）を含み、該 スピンドルに少なくとも１本のアーム（１８）を回転可能に搭載し、上記アーム を回転駆動するピニオン（８）と上記ボウルを回転駆動するピニオン（１６）と を上記ロッド（１１）と同軸に上記アームへ回転可能に取り付け、該ピニオン（ １６）を中間ピニオン（１８）を介して上記固定スピンドルに固定したピニオン （１９）に噛み合わせて上記アームを回転可能としたことを特徴とする遊星遠心 ミキサー。 ７．請求項５または６のミキサーにおいて、それぞれ上記ロッド（１１）を保持 する２つのアーム（１０）を含み、上記２つのロッドに取り付けた２つのボウル に含まれる２つの混合物の同時混合を行なえるようにしたことを特徴とする遊星 遠心ミキサー。