JP6042190B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器に関し、特に、被加熱物に熱風を噴き付けて加熱する加熱調理器に関する。
被加熱物に熱風を噴き付けて加熱する加熱調理器を開示した先行文献として、国際公開第2012/032449号(特許文献1)および米国特許第7993694号(特許文献2)がある。
特許文献1に記載の加熱調理器においては、ファンによって循環させている熱風により容器内の被加熱物を加熱している。特許文献2に記載の加熱調理器においては、容器内に配置したブレードによって被加熱物をかき混ぜつつ容器内に熱風を噴き付けて被加熱物を加熱している。
国際公開第2012/032449号 米国特許第7993694号
被加熱物に熱風を噴き付けて加熱する場合、被加熱物の全体に均一に熱風を噴き付けて加熱することが難しい。熱風を循環させるのみでは、容器内の被加熱物の全体に均一に熱風を噴き付けることができない。また、ブレードによって被加熱物をかき混ぜる場合、被加熱物の性状によっては被加熱物の形状が変形するなど好ましくない場合がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に基づく加熱調理器は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器と、容器内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器を回動させる駆動機構とを備える。
本発明の一形態においては、筐体は、開閉扉を有する。容器は、開閉扉と対向する位置に開口を有する。熱風噴出機構は、熱風を上記開口から容器内に噴き付ける。
本発明の一形態においては、駆動機構は、回転方向、回転速度および回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能である。
本発明の一形態においては、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度を変更可能である。
本発明の一形態においては、加熱調理器は、筐体内において、容器の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器を加熱する加熱機構をさらに備える。
本発明の一形態においては、加熱調理器は、筐体に連結され、所定の角度が変化するように筐体の傾斜角度を調節可能な角度調節機構をさらに備える。
本発明によれば、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る加熱調理器の外観を示す正面図である。 図2の加熱調理器を矢印IIIで示す方向から見た上面図である。 図2の加熱調理器を矢印IVで示す方向から見た側面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の開閉扉を開いた状態を示す斜視図である。 図2の加熱調理器をVI−VI線矢印方向から見た断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の構成を模式的に示す断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の構成を模式的に示す正面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、容器を揺動しつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、容器を一方向に回転させつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。 検証例の結果を示すグラフである。 容器の回転方向を定義した図である。 駆動機構による容器の第1動作例を示す図である。 駆動機構による容器の第2動作例を示す図である。 駆動機構による容器の第3動作例を示す図である。 容器内に配置された支持部材上に4つの被加熱物を均等に載置した状態を示す図である。 支持部材上に3つの被加熱物を均等に載置した状態を示す図である。 支持部材上に互いにくっ付きやすい複数の被加熱物を均等に配置した状態を示す図である。 本発明の実施形態2に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器の構成を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における開閉扉での縦断面図である。 本発明の実施形態3に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る加熱調理器の角度調節機構の構成を示す透視図である。 本発明の実施形態4に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。 同実施形態に係る加熱調理器における開閉扉での縦断面図である。 容器の傾斜角度を5°にした状態を示す縦断面図である。 容器の傾斜角度を95°にして開閉扉を開いた状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態1に係る加熱調理器について図を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る加熱調理器の外観を示す正面図である。図3は、図2の加熱調理器を矢印IIIで示す方向から見た上面図である。図4は、図2の加熱調理器を矢印IVで示す方向から見た側面図である。図5は、本実施形態に係る加熱調理器の開閉扉を開いた状態を示す斜視図である。図6は、図2の加熱調理器をVI−VI線矢印方向から見た断面図である。
図7は、本実施形態に係る加熱調理器の構成を模式的に示す断面図である。図8は、本実施形態に係る加熱調理器の構成を模式的に示す正面図である。なお、図7においては、説明を容易にするために、同一断面上に位置しない構成も図示している。図8においては、開閉扉を取り外した状態を示している。
図1〜8に示すように、本発明の実施形態1に係る加熱調理器100は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器150と、容器150内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器150を回動させる駆動機構とを備える。
図1〜6に示すように、筺体は、略半球状の本体部110と、本体部110に連結された開閉扉120とを含む。筺体は、ベース130上に固定されている。開閉扉120は、本体部110の斜め上方に設けられている。開閉扉120の上端に、取っ手121が設けられている。
筺体の本体部110の側方の下部に、複数の孔からなる外気吸気口112が形成されている。筺体の本体部110の側方の上部に、複数の孔からなる排気口113が形成されている。
図6〜8に示すように、筺体の本体部110内に、加熱室140が設けられている。加熱室140は、開閉扉120によって開閉される開口を有している。筺体の本体部110内には、加熱室140の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口112と接している。
加熱室140内に、容器150が配置されている。容器150は、上端に開口を有している。加熱室140内に配置された容器150は、容器150の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。本実施形態においては、鉛直方向に対して容器150の中心軸を約45°傾斜させている。ただし、上記所定の角度はこれに限られず、たとえば、45°以上60°以下でもよい。
具体的には、加熱室140の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。容器150は、容器150の周壁と加熱室140の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。その結果、容器150の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。加熱室140内に配置された容器150の開口は、開閉扉120に所定の間隔を置いて対向している。
図5,6に示すように、容器150の内壁には、容器150の内側に突出した平板状の突出片152が設けられている。本実施形態においては、容器150の内壁に120°間隔で均等に3つの突出片152が設けられている。
この突出片152は、被加熱物を攪拌する際の攪拌板、および、容器150内に被加熱物を支持する支持部材を取り付ける際の取付板として機能する。ただし、容器150の回転速度が大きい場合など、突出片152が設けられていなくても被加熱物を攪拌可能であるとき、または、被加熱物の攪拌および支持部材の取り付けが不要であるときは、突出片152を設けなくてもよい。さらに、容器150に対して、突出片152が着脱可能に取り付けられていてもよい。
図6,7に示すように、容器150の底部に、後述するモータ170の駆動軸と連結される連結部151が設けられている。容器150と連結部151とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン181と、ファンを駆動するファンモータ180と、風路内の空気を加熱するヒータ190と、熱風の噴き出し方向を決定する整流板160とを含む。
図7に示すように、筺体内において加熱室140の外側に、風路を構成する、吸気ダクト161および吸気ダクト161と繋がった加熱ダクト162が配置されている。吸気ダクト161は、加熱室140の外周に配設されている。吸気ダクト161の一端側は加熱室140に開口した返還口165に接続されている。吸気ダクト161の他端側は、加熱ダクト162の一端側に接続されている。吸気ダクト161は、一部に吸気口163を有している。この吸気口163は、被加熱物(食品)を乾燥させるために加熱室140内に少量の乾燥した外気を取り入れるための開口である。
加熱ダクト162内の一端側に、ファン181が設けられている。加熱ダクト162内の中央にヒータ190が設けられている。加熱ダクト162は、他端に熱風噴出口164を有している。
図7,8に示すように、熱風噴出口164は、加熱室140の内壁の上端部の中央に位置している。熱風噴出口164の上方および側方を覆うように、整流板160が開閉扉120の内面に固定されている。整流板160の先端は、傾斜した容器150の底部の下部に向くように曲折している。
加熱室140の内壁の上部に、熱風噴出口164を間に挟んで返還口165と排出口166とが設けられている。排出口166は、筺体の本体部110の排気口113と繋がっている。
返還口165は、吸気ダクト161の他端に繋がっている。すなわち、返還口165と熱風噴出口164とは、加熱室140の外側において吸気ダクト161および加熱ダクト162を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン181の出力およびヒータ190の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。駆動機構は、モータ170と、モータ170の駆動軸と係合したカム171と、カム171に連結されて容器150の回転位置を検知する検知スイッチ172とを含む。
モータ170が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部151を介して、容器150が容器150の中心軸を中心に回動する。検知スイッチ172は、モータ170の駆動軸と連動して動作するカム171の位置から、容器150の回転位置を検知する。
本実施形態においては、モータ170は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器150を回動可能である。
具体的には、駆動機構は、検知スイッチ172と接続されてモータ170の駆動を制御する図示しない制御部と電気的に接続されている。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器150の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器100は、筐体内において、容器150の底部に近接して容器150を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室140内において、容器150の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ191が配置されている。ヒータ191は、輻射熱により容器150の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器150の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器150を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器100の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、必要に応じて予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器150内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器150内に配置する。
開閉扉120を開けて、被加熱物を収容した容器150を加熱室140内に配置する。このとき、連結部151とモータ170の駆動軸とが連結される。
次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ170を駆動させて、図8中の矢印3で示すように、容器150の中心軸を中心に容器150を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ180を駆動させてファン181を稼働させる。ファン181が稼働することにより、加熱ダクト162内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト161の吸気口163から、筺体の本体部110における加熱室140の外側の空間の空気が吸入される。吸気ダクト161内に吸入された空気は、加熱ダクト162内を通過する。このとき、ヒータ190を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、熱風噴出口164から整流板160に沿って、図7,8中の矢印1で示すように、熱風として噴き出される。
熱風噴出口164から容器150内に噴き付けられた熱風は、傾斜した容器150の底部の下部に主に到達する。このように、熱風噴出機構は、熱風を容器150の開口から容器150内に噴き付ける。
容器150内に噴き付けられた熱風は、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。表面に調味油が塗布または吹き付けられている被加熱物は、熱風による加熱によって揚げ調理される。水分を含む被加熱物は、熱風による加熱によって被加熱物の水分が蒸発して乾燥調理される。なお、本実施形態における揚げ調理とは、油中で被加熱物を加熱する一般的な揚げ調理とは異なり、被加熱物の表面に少量の油を付着させた状態で加熱調理することをいう。ただし、鶏のから揚げなどのように食材自体の油を用いて調理可能な食材の場合には、全く油を付着させずに被加熱物を加熱調理する場合も含む。
被加熱物を加熱した熱風は、容器150の内壁に沿って流動し、返還口165および排出口166から加熱室140の外側に流出する。
加熱室140から流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気の一部を排出口166から筺体の排気口113に送って加熱調理器100の外部に放出する。
一方、返還口165から流出した空気は、吸気ダクト161を通過して、外気吸気口112から取り入れられて吸気口163から吸い込まれた外気と混合された後、再び加熱ダクト162内で加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器150内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気、油煙および臭気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室140内の汚れの程度を低減できる。
図9は、本実施形態に係る加熱調理器において、容器を揺動しつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。図10は、本実施形態に係る加熱調理器において、容器を一方向に回転させつつ被加熱物を加熱している状態を示す図である。
本実施形態に係る加熱調理器100は、図9の矢印3で示すように、容器150を揺動させつつ容器150内の被加熱物90を加熱することができる。具体的には、容器150を左右方向のいずれにも90°以下の範囲で正逆回転させた状態で、容器150内に熱風を噴き付ける。このようにした場合、被加熱物90を小刻みに攪拌することができる。
また、本実施形態に係る加熱調理器100は、図10の矢印4で示すように、容器150をいずれか一方向に回転させつつ容器150内の被加熱物90を加熱することができる。具体的には、容器150を左回りまたは右回りのいずれかに回転させた状態で、容器150内に熱風を噴き付ける。
このようにした場合、被加熱物90を空中に放り投げるように激しく攪拌させることができる。具体的には、被加熱物90を遠心力によって内壁に沿って上方まで持ち上げた後、重力によって下方に落下させるように被加熱物90を効果的に攪拌することができる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器100においては、容器150の中心軸が鉛直方向に対して約45°傾斜している。このように傾斜させた容器150を揺動または回転させることにより、容器150内の被加熱物90を攪拌することができる。
以下に、容器の傾斜角度と被加熱物の攪拌状態との関係を検証した検証例について説明する。図11は、検証例の結果を示すグラフである。
検証例においては、内径が250mmで、高さが100mmである円筒容器を用いた。円筒容器の内壁には、突出片を設けていない。その円筒容器の底部に、多数の白色の発泡スチロール片を略隙間なく敷き詰めた。その配置した白色の発泡スチロール片を2つ抜き取って小さい隙間を形成した。その後、白色の発泡スチロール片の上方に多数の茶色の発泡スチロール片を敷き詰めた。
このように、内部に多数の白色の発泡スチロール片と多数の茶色の発泡スチロール片を配置した円筒容器の傾斜角度を変えて、回転速度を10rpmにして回転させたときの、白色の発泡スチロール片と茶色の発泡スチロール片とが均一に混ざるまでの時間を測定した。
図11に示すように、円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して40°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで92秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して50°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで29秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して60°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで20秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して70°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで18秒かかった。円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して90°傾斜した状態では、発泡スチロール片が均一に混ざるまで16秒かかった。
なお、円筒容器の中心軸を鉛直方向に対して30°傾斜した状態では、発泡スチロール片を均一に混ぜることができなかった。このことから、容器150の傾斜角度が小さすぎると、被加熱物90を効果的に攪拌できないことが分かった。
また、容器150の傾斜角度が大きすぎると、撹拌効率は向上するが容器150内に収容できる被加熱物90の量が少なくなり、加熱効率が低下する。コロッケのように強撹拌が不要な食材を調理する場合に、容器150の傾斜角度が大きすぎると、食材が容器150内で暴れてしまい変形しやすくなる。よって、容器150の傾斜角度としては、45°以上60°以下が、攪拌効率、加熱効率および食材変形の抑制の面から好ましい。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器100においては、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器150を回動可能である。
以下に、駆動機構による容器の動作例について説明する。図12は、容器の回転方向を定義した図である。図12に示すように、回転方向および回転角度は、容器150を開口側から見て、左回転を正、右回転を負とする。なお、回転速度も、左回転を正、右回転を負とする。
図13は、駆動機構による容器の第1動作例を示す図である。図13(A)においては、縦軸に容器の回転角度、横軸に経過時間を示している。図13(B)においては、縦軸に容器の回転速度、横軸に経過時間を示している。図13(A)の横軸と図13(B)の横軸とは、同一の時間軸である。
図14は、駆動機構による容器の第2動作例を示す図である。図14(A)においては、縦軸に容器の回転角度、横軸に経過時間を示している。図14(B)においては、縦軸に容器の回転速度、横軸に経過時間を示している。図14(A)の横軸と図14(B)の横軸とは、同一の時間軸である。
図15は、駆動機構による容器の第3動作例を示す図である。図15(A)においては、縦軸に容器の回転角度、横軸に経過時間を示している。図15(B)においては、縦軸に容器の回転速度、横軸に経過時間を示している。図15(A)の横軸と図15(B)の横軸とは、同一の時間軸である。
図13に示すように、第1動作例においては、容器150を−90°以上90°以下の範囲で両方向に揺動させている。また、容器150の方向転換直後の回転速度の絶対値が、容器150の方向転換直前の回転速度の絶対値より大きくなるように、容器150を揺動させている。
このように、容器150を揺動させることにより、容器150の方向転換時に被加熱物90に作用する慣性力を大きくして被加熱物90をひっくり返すように攪拌することができる。この動作は、たとえば、チャーハンを炒める場合などに好適である。
図14に示すように、第2動作例においては、容器150を左方向に一定の回転速度で回転させる期間と所定の停止期間とを繰り返すように、容器150を間欠的に回転させている。そのため、容器150は、時間経過とともに左方向に回転する。
このように、容器150を回転させることにより、容器150の底部上に位置して容器150の回転と一緒に容器150の周方向に移動する被加熱物を均一に加熱することができる。この場合は、被加熱物は攪拌されない。この動作は、たとえば、変形しやすいコロッケを揚げる場合などに好適である。
図15に示すように、第3動作例においては、容器150を左方向と右方向とに交互に回動させている。また、容器150の左方向の回転角度が、右方向の回転角度より大きくなるように、容器150を回動させている。そのため、容器150は、時間経過とともに左方向に回転する。
このように、容器150を回動させることにより、容器150の回転方向が頻繁に変わって、被加熱物90を小まめに攪拌することができる。この動作は、たとえば、フライドポテトまたは野菜チップなどを揚げる場合などに好適である。
容器150の動作方法は、上記に限定されたものではなく、一方向への連続回転だけでもよいし、容器150を全く回転させずに停止させていてもよく、これらを組み合わせたものでもよい。
本実施形態に係る加熱調理器100においては、形状が変形しやすいコロッケなどを揚げる場合、または、互いにくっ付きやすいバナナチップなどを乾燥させてドライフルーツを製造する場合などに、容器150内に被加熱物を支持する支持部材を配置する。
図16は、容器内に配置された支持部材上に4つの被加熱物を均等に載置した状態を示す図である。図17は、支持部材上に3つの被加熱物を均等に載置した状態を示す図である。図18は、支持部材上に互いにくっ付きやすい複数の被加熱物を均等に配置した状態を示す図である。
図16〜18に示すように、コロッケなどの変形しやすい被加熱物91,92を揚げる場合、および、バナナチップなどの互いにくっ付きやすい被加熱物93を乾燥させる場合には、容器150内に支持部材10を配置する。
本実施形態においては、支持部材10は金網である。支持部材10は、容器150の突出片152と係合している。これにより、支持部材10は、容器150と一緒に容器150の中心軸を中心に回動する。また、支持部材10と容器150の底部との間には、所定の隙間が形成されている。
支持部材10上には、仕切り11が設けられている。仕切りの構成は様々であり、図16,18に示す状態では、仕切り11によって支持部材10が4等分に仕切られている。図17に示す状態では、仕切り12によって支持部材10が3等分に仕切られている。
また、被加熱物の配置も様々である。図16,17に示すように、仕切り11,12によって仕切られた支持部材10上の各領域に、1つの被加熱物91,92を配置してもよい。または、図18に示すように、仕切り11によって仕切られた支持部材10上の各領域に、複数の被加熱物93を配置してもよい。
このように、被加熱物の大きさまたは調理内容によって、仕切りおよび被加熱物の配置を変更することにより、容器150が回動した際に、支持部材10上で被加熱物91,92が動いて変形する、または、被加熱物93が動いて互いにくっ付くことを抑制できる。
図16に示すように配置したコロッケなどの変形しやすい被加熱物91を揚げる際には、たとえば、1つの被加熱物91が容器150の底部の下部上に位置して200℃程度の温度の熱風を直接噴き付けられている状態で1分間保持し(容器150の回転を停止し)、その後、容器150を1分間で90°回転させる。
すると、次の被加熱物91が容器150の底部の下部上に位置して熱風を直接噴き付けられる状態になる。この状態で1分間保持し(容器150の回転を停止し)、その後、容器150を1分間で90°回転させる。この動作を繰り返すことにより、4つの被加熱物91に均一に熱風を噴き付けて加熱することができる。
このように容器150をゆっくり回転させることにより、支持部材10上での被加熱物91の移動を抑制して、被加熱物91が仕切り11または容器150の内壁と接触して変形することを防止できる。
図18に示すように配置したバナナチップなどの互いにくっ付きやすい被加熱物93を乾燥させる際には、100℃程度の温度の熱風を噴き付けつつ容器150を1rpmの回転速度で一方向に回転し続ける。この動作により、複数の被加熱物93に均一に熱風を噴き付けて乾燥させることができる。
このように容器150をゆっくり回転させることにより、支持部材10上での被加熱物93の移動を抑制して、被加熱物93同士がくっ付くことを防止できる。
上記のように、支持部材10が金網で形成され、かつ、支持部材10と容器150の底部との間には、所定の隙間が形成されている。このため、容器150内に噴き付けられた熱風は、支持部材10の網目を通過して容器150の底部に到達した後、旋回して被加熱物における容器150の底部側に接触する。これにより、被加熱物の表面全体が熱風と接触するため、被加熱物の全体を均一に加熱することができる。
また、支持部材10の網目から、加熱された被加熱物から流出した余分な油分または水分を容器150の底部に向けて滴下することができる。これにより、被加熱物のカロリーを低減して健康増進に寄与でき、また、被加熱物の食感を向上することができる。
なお、加熱調理器100は、被加熱物を乾燥調理する場合に、熱風の温度を40℃程度の低温にして、被加熱物に熱風を数時間噴き付け続けることにより、加熱の影響を最小限にして被加熱物を乾燥させることもできる。これにより、食品に含まれる酵素が失活しない低温で食品を乾燥できるため、人体に有用な酵素が低減することを抑制しつつ乾燥食品を生成できる。
もしくは、加熱調理器100は、容器150の底部の下方に配置されたヒータ191を稼働させて容器150自体を高温にしつつ、被加熱物に熱風を噴き付けることにより、高温で調理する中華料理などの加熱調理を行なうこともできる。
本実施形態に係る加熱調理器100によれば、上記以外のメニューも実施可能である。たとえば、容器の底部の密閉性が高いため、水分が多いスープ、リゾット、炊飯などのメニューに対しても容器の回転を用いた均質な撹拌調理として対応することができる。
上記のように、本実施形態に係る加熱調理器100は、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。なお、加熱調理器100の各構成の動作は、上述の制御部が、加熱調理器100の使用者から入力(選択)されたレシピまたは調理方法に基づいて、予め記憶されているシーケンスに従って決定する。
本実施形態に係る加熱調理器100は、フライドポテトのような強撹拌調理の場合には、容器150自体の回転撹拌によって個々の食材を高度に解離させた状態で熱風を集中的に吹き付けるため、個々の食材に熱風を行き渡らせて加熱を万遍なく行なうことができるとともに、熱伝達効率を高めて加熱調理の時間を短縮できる。
また、コロッケのように強撹拌が不要な調理の場合には、熱風を集中的に食品に噴き付けることで局所的な熱伝達を向上させて、揚げ物をこんがりとサクサクな状態で揚げることができ、さらに容器の回転によって万遍なく揚げることが可能となる。
さらに、従来のように大量の油に浸漬しない調理方法を行なうため、食材への油の吸収を抑制でき、かつ、食材の余分な油分を落とすことができるため、ヘルシーな調理を行なうことができる。また、廃油が出ないため、環境にやさしい調理を行なうことができる。
以下、本発明の実施形態2に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器200は、開閉扉に熱風噴出口260が設けられている点のみ実施形態1に係る加熱調理器100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態2)
図19は、本発明の実施形態2に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図20は、本実施形態に係る加熱調理器の構成を示す横断面図である。図21は、本実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。図22は、本実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。図23は、本実施形態に係る加熱調理器における開閉扉での縦断面図である。
図19〜21に示すように、本発明の実施形態2に係る加熱調理器200は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器250と、容器250内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器250を回動させる駆動機構とを備える。
図19〜23に示すように、筺体は、略直方体状の本体部210と、本体部210に連結された開閉扉220とを含む。開閉扉220は、本体部210の斜め上方に設けられている。開閉扉220の右端に、取っ手221が設けられている。
筺体の本体部210の側方の下部に、複数の孔からなる外気吸気口212が形成されている。図22に示すように、筺体の本体部210の上部に、排気口213が形成されている。排気口213は、加熱ダクト262の上部と繋がっている。
図19〜21に示すように、筺体の本体部210内に、加熱室240が設けられている。加熱室240は、開閉扉220によって開閉される開口を有している。また、加熱室240の底部には、吸気口241が形成されている。
筺体の本体部210内には、加熱室240の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口212および吸気口241と接している。
加熱室240内に、容器250が配置されている。容器250は、上端に開口を有している。加熱室240内に配置された容器250は、容器250の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。本実施形態においては、鉛直方向に対して容器250の中心軸を約45°傾斜させている。ただし、上記所定の角度はこれに限られず、たとえば、45°以上60°以下でもよい。
具体的には、加熱室240の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。容器250は、容器250の周壁と加熱室240の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。その結果、容器250の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。加熱室240内に配置された容器250の開口は、開閉扉220に所定の間隔を置いて対向している。
図22に示すように、容器250の内壁には、容器250の内側に突出した平板状の突出片252が設けられている。本実施形態においては、容器250の内壁に120°間隔で均等に3つの突出片252が設けられている。
この突出片252は、被加熱物を攪拌する際の攪拌板、および、容器250内に被加熱物を支持する支持部材を取り付ける際の取付板として機能する。ただし、容器250の回転速度が大きい場合など、突出片252が設けられていなくても被加熱物を攪拌可能であるとき、または、被加熱物の攪拌および支持部材の取り付けが不要であるときは、突出片252を設けなくてもよい。さらに、容器250に対して、突出片252が着脱可能に取り付けられていてもよい。
図19〜21に示すように、容器250の底部に、後述するモータ270の駆動軸と連結される連結部251が設けられている。容器250と連結部251とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン281と、ファンを駆動するファンモータ280と、風路内の空気を加熱するヒータ290と、熱風の噴き出し方向を決定する熱風噴出口260とを含む。
図20,21に示すように、筺体内において風路を構成する、吸気ダクト261、吸気ダクト261と繋がった加熱ダクト262、および、加熱ダクト262と繋がって開閉扉220内に位置する扉内ダクト222が配置されている。
吸気ダクト261は、一端に加熱室240の内壁に位置する吸気口263を有している。吸気ダクト261の他端側は、加熱ダクト262の一端側に接続されている。
加熱ダクト262内の一端側に、ファン281が設けられている。加熱ダクト262内の他端側にヒータ290が設けられている。加熱ダクト262の他端側は、扉内ダクト222の一端側に着脱可能に接続される。
扉内ダクト222の他端は、熱風噴出口260に繋がっている。熱風噴出口260は、開閉扉220から突出して、開閉扉220が閉じた状態において、容器250の開口内に位置している。図19,20,23に示すように、熱風噴出口260の先端は、傾斜した容器250の底部の下部に向くように曲折している。
図19,20に示すように、開閉扉220が閉じた状態において、開閉扉220と容器250の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間は、容器250の内部と連通している。
また、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間は、吸気口263と接している。すなわち、熱風噴出口260と吸気口263とは、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間および容器250の内部を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン281の出力およびヒータ290の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。駆動機構は、モータ270と、モータ270の駆動軸と係合したカム271と、カム271に連結されて容器250の回転位置を検知する検知スイッチ272とを含む。
モータ270が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部251を介して、容器250が容器250の中心軸を中心に回動する。検知スイッチ272は、モータ270の駆動軸と連動して動作するカム271の位置から、容器250の回転位置を検知する。
本実施形態においては、モータ270は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器250を回動可能である。
具体的には、駆動機構は、検知スイッチ272と接続されてモータ270の駆動を制御する図示しない制御部と電気的に接続されている。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器250の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器200は、筐体内において、容器250の底部に近接して容器250を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室240内において、容器250の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ291が配置されている。ヒータ291は、輻射熱により容器250の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器250の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器250を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器200の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器250内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器250内に配置する。
図21に示すように、開閉扉220を開けて、被加熱物を収容した容器250を加熱室240内に配置する。このとき、連結部251とモータ270の駆動軸とが連結される。
次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ270を駆動させて、図23中の矢印4で示すように、容器250の中心軸を中心に容器250を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ280を駆動させてファン281を稼働させる。ファン281が稼働することにより、加熱ダクト262内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト261の吸気口263から、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間の空気が吸入される。吸気ダクト261内に吸入された空気は、加熱ダクト262内を通過する。このとき、ヒータ290を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、扉内ダクト222を通過して熱風噴出口260から、図19,23中の矢印6で示すように、熱風として噴き出される。
熱風噴出口260から容器250内に噴き付けられた熱風は、傾斜した容器250の底部の下部に主に到達する。本実施形態においては、図23に示すように、容器250の周壁の接線方向に熱風を噴き付ける。このように、熱風噴出機構は、熱風を容器250の開口から容器250内に噴き付ける。
容器250内に噴き付けられた熱風は、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。本実施形態においては、上記のように容器250の周壁の接線方向に熱風を噴き付けている。そのため、容器250内で周方向の旋回流を発生させることができる。この熱風の旋回流により、容器250内の全体で被加熱物を均一に加熱することができる。
被加熱物を加熱した熱風は、容器250の内壁に沿って流動し、開閉扉220と容器250の開口との間の所定の隙間から、加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室240の内壁と容器250とによって挟まれた空間に流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気は、矢印5で示すように外気吸気口212および吸気口241を通じて取り入れられた外気と混合された後、吸気口263から吸入されて再び加熱ダクト262内に流入する。
加熱ダクト262内に流入した空気の一部は、排気口213に送られて加熱調理器100の外部に放出される。特に、高湿の空気は加熱ダクト262内において上部に位置するため、主に高湿の空気が排気口213から放出される。
加熱ダクト262内に流入した空気の残部は、ヒータ290によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器250内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室240内の汚れの程度を低減できる。
本実施形態に係る加熱調理器200においても、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態3に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器300は、筺体の傾斜角度を調節可能な角度調節機構をさらに備える点のみ実施形態1に係る加熱調理器100と異なるため、他の構成については説明を繰り返さない。
(実施形態3)
図24は、本発明の実施形態3に係る加熱調理器の外観を示す斜視図である。図25は、本実施形態に係る加熱調理器の角度調節機構の構成を示す透視図である。図25においては、ベース330のみを透視して示している。
本発明の実施形態3に係る加熱調理器300は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器と、容器内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器を回動させる駆動機構とを備える。
図24,25に示すように、筺体は、略半球状の本体部310と、本体部310に連結された開閉扉320とを含む。筺体は、ベース330に対する傾斜角度が可変となるように支持されている。
具体的には、ベース330は、筺体を挟むように互いに対向した1対の腕部330aを有する。1対の腕部330aの各々には、筺体の回動中心となるシャフト331が挿通されている。各シャフト331の一端は、筺体の側部に固定されている。各シャフト331の他端は、腕部330aに組み込まれた図示しない軸受によって回動可能に支持されている。この構成により、シャフト331を回動させることにより、筺体の傾斜角度を調節することができる。
図24,25に示すような加熱調理器300の基本姿勢において、開閉扉320は、本体部310の斜め上方に設けられている。開閉扉320の上端に、取っ手321が設けられている。筺体の本体部310の側方の上部に、複数の孔からなる排気口313が形成されている。
図25に示すように、加熱調理器300は、筺体に連結され、上記所定の角度が変化するように筺体を傾斜させる角度調節機構を備えている。角度調節機構は、シャフト331と、モータ332と、モータ332の駆動軸333に連結されたベルト335と、シャフト331に連結されたプーリ334とを含む。
角度調節機構においては、モータ332を稼働させて駆動軸333を回転させることにより、ベルト335を介して減速されつつプーリ334を回転させることができる。プーリ334を回転させることにより、シャフト331が回転する。上記のように、シャフト331の一端は、筺体の側部に固定されているため、シャフト331が回転することにより、筺体がシャフト331を回転中心にして回転する。
角度調整機構は、上記の電気的な手段に限られず、ラチェット機構などを用いて機械的に段階的に角度が可変でき、ユーザーがメニューまたは用途に応じて所望の角度に手動で調整するものでもよい。
角度調節機構は、モータ332の回転速度と稼働時間とを記憶してモータ332の駆動を制御する制御部と電気的に接続されている。制御部は、モータ332の回転速度と稼働時間とから、筺体の傾斜角度を算出することができる。
このように、筺体の傾斜角度を調節することにより、筺体内に収納された容器の傾斜角度を変更することができる。実施形態1の検証例において説明したように、容器の傾斜角度は、被加熱物の攪拌効率および加熱効率と関連している。
そのため、被加熱物の性状によって容器の傾斜角度を変更することにより、被加熱物の攪拌効率および加熱効率の向上を図ることができる。たとえば、比較的少量の被加熱物を強めに攪拌したい場合は、容器の傾斜角度を60°以上にし、比較的多量の被加熱物を弱めに攪拌したい場合は、容器の傾斜角度を45°以下にする。
このように、筺体の傾斜角度を調節して容器の傾斜角度を変更することにより、被加熱物の性状および調理方法により適した加熱調理を行なうことができる。本実施形態に係る加熱調理器300においても、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
以下、本発明の実施形態4に係る加熱調理器について図を参照して説明する。なお、本実施形態に係る加熱調理器400は、実施形態2に係る加熱調理器200と実施形態3に係る加熱調理器300とを組み合わせたものであるため、すでに説明した構成については説明を繰り返さない。
(実施形態4)
図26は、本発明の実施形態4に係る加熱調理器の構成を示す縦断面図である。図27は、本実施形態に係る加熱調理器において、開閉扉を開いて容器を取り外した状態を示す横断面図である。図28は、本実施形態に係る加熱調理器における筺体の本体部での縦断面図である。図29は、本実施形態に係る加熱調理器における開閉扉での縦断面図である。
図26〜29に示すように、本発明の実施形態4に係る加熱調理器400は、筐体と、中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器450と、容器450内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、上記中心軸を中心に容器450を回動させる駆動機構とを備える。また、加熱調理器400は、筺体に連結され、上記所定の角度が変化するように筺体を傾斜させる角度調節機構を備えている。
図26に示すように、筺体は、略直方体状の本体部410と、本体部410に連結された開閉扉420とを含む。筺体は、ベース430に対する傾斜角度が可変となるように支持されている。
図26に示すような加熱調理器400の基本姿勢において、開閉扉420は、本体部410の斜め上方に設けられている。開閉扉420の右端に、取っ手421が設けられている。
筺体の本体部410の上部に、複数の孔からなる外気吸気口412が形成されている。図28に示すように、筺体の本体部410の上部に、排気口413が形成されている。排気口413は、加熱ダクト462の上部と繋がっている。
図26〜29に示すように、筺体の本体部410内に、加熱室440が設けられている。加熱室440は、開閉扉420によって開閉される開口を有している。また、加熱室440の底部には、吸気口441が形成されている。
筺体の本体部410内には、加熱室440の外側に空間が形成されている。この空間は、外気吸気口412および吸気口441と接している。
加熱室440内に、容器450が配置されている。容器450は、上端に開口を有している。加熱室440内に配置された容器450は、容器450の中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜している。
容器450は、容器450の周壁と加熱室440の内壁との間に設けられた図示しない複数のローラによって回動可能に支持されている。加熱室440内に配置された容器450の開口は、開閉扉420に所定の間隔を置いて対向している。
図28に示すように、容器450の内壁には、容器450の内側に突出した平板状の突出片452が設けられている。本実施形態においては、容器450の内壁に120°間隔で均等に3つの突出片452が設けられている。
この突出片452は、被加熱物を攪拌する際の攪拌板、および、容器450内に被加熱物を支持する支持部材を取り付ける際の取付板として機能する。ただし、容器450の回転速度が大きい場合など、突出片452が設けられていなくても被加熱物を攪拌可能であるとき、または、被加熱物の攪拌および支持部材の取り付けが不要であるときは、突出片452を設けなくてもよい。さらに、容器450に対して、突出片452が着脱可能に取り付けられていてもよい。
図26,27に示すように、容器450の底部に、後述するモータ470の駆動軸と連結される連結部451が設けられている。容器450と連結部451とは、一体で形成されていてもよいし、別体で形成されて互いに接合されていてもよい。
筺体の内部に、熱風噴出機構が設けられている。熱風噴出機構は、熱風を循環させるための風路と、風路に設けられたファン481と、ファンを駆動するファンモータ480と、風路内の空気を加熱するヒータ490と、熱風の噴き出し方向を決定する熱風噴出口460とを含む。
図26,27に示すように、筺体内において風路を構成する、吸気ダクト461、吸気ダクト461と繋がった加熱ダクト462、および、加熱ダクト462と繋がって開閉扉420内に位置する扉内ダクト422が配置されている。
吸気ダクト461は、一端に加熱室440の内壁に位置する吸気口463を有している。吸気ダクト461の他端側は、加熱ダクト462の一端側に接続されている。
加熱ダクト462内の一端側に、ファン481が設けられている。加熱ダクト462内の他端側にヒータ490が設けられている。加熱ダクト462の他端側は、扉内ダクト422の一端側に着脱可能に接続される。
扉内ダクト422の他端は、熱風噴出口460に繋がっている。熱風噴出口460は、開閉扉420から突出して、開閉扉420が閉じた状態において、容器450の開口内に位置している。図26,29に示すように、熱風噴出口460の先端は、傾斜した容器450の底部の下部に向くように曲折している。
図26に示すように、開閉扉420が閉じた状態において、開閉扉420と容器450の開口との間に所定の間隔があるため、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間は、容器450の内部と連通している。
また、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間は、吸気口463と接している。すなわち、熱風噴出口460と吸気口463とは、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間および容器450の内部を通じて連通している。このように、熱風が循環可能な風路が筺体内に形成されている。
本実施形態においては、ファン481の出力およびヒータ490の出力の両方を変更可能である。よって、熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度および熱風の流量を変更可能である。ただし、熱風噴出機構はこれに限られず、少なくとも熱風の温度を変更可能であればよい。噴き付ける熱風の温度は、たとえば、40℃以上230℃以下である。
また、筺体の内部に、駆動機構が設けられている。駆動機構は、モータ470を含む。モータ470が駆動して駆動軸が回転することにより、この駆動軸と連結されている連結部451を介して、容器450が容器450の中心軸を中心に回動する。
本実施形態においては、モータ470は、回転方向、回転速度、および、回転数の全てを変更可能である。よって、駆動機構は、回転方向、回転速度、および、回転角度の全てを変更して容器450を回動可能である。ただし、駆動機構はこれに限られず、回転方向、回転速度、および、回転角度の少なくとも1つを変更して容器を回動可能であればよい。容器450の回転速度は、たとえば、2rpm以上20rpm以下である。
本実施形態においては、加熱調理器400は、筐体内において、容器450の底部に近接して容器450を加熱する加熱機構をさらに備える。具体的には、加熱室440内において、容器450の底部に所定の間隔を置いて加熱機構であるヒータ491が配置されている。ヒータ491は、輻射熱により容器450の底部を加熱する。なお、加熱機構の構成はこれに限られず、容器450の周側部および底部の少なくとも一部に近接して容器450を加熱可能なものであればよい。加熱機構は、必ずしも設けられなくてもよい。
以下、加熱調理器400の動作について説明する。
まず、揚げ調理を行なう場合は、予め調理油を表面に塗布または吹き付けた被加熱物を容器450内に配置し、乾燥調理を行なう場合は、水分を含む被加熱物をそのまま容器450内に配置する。
図27に示すように、開閉扉420を開けて、被加熱物を収容した容器450を加熱室440内に配置する。このとき、連結部451とモータ470の駆動軸とが連結される。
次に、駆動機構を駆動させる。具体的には、モータ470を駆動させて、図29中の矢印4で示すように、容器450の中心軸を中心に容器450を回動させる。
その後、熱風噴出機構を稼働させる。具体的には、ファンモータ480を駆動させてファン481を稼働させる。ファン481が稼働することにより、加熱ダクト462内において一端側から他端側へ向かう送風が開始される。
送風が開始されると、吸気ダクト461の吸気口463から、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間の空気が吸入される。吸気ダクト461内に吸入された空気は、加熱ダクト462内を通過する。このとき、ヒータ490を通過した空気は、加熱されて高温になる。高温になった空気は、扉内ダクト422を通過して熱風噴出口460から、図26,29中の矢印6で示すように、熱風として噴き出される。
熱風噴出口460から容器450内に噴き付けられた熱風は、傾斜した容器450の底部の下部に主に到達する。本実施形態においては、図29に示すように、容器450の周壁の接線方向に熱風を噴き付ける。このように、熱風噴出機構は、熱風を容器450の開口から容器450内に噴き付ける。
容器450内に噴き付けられた熱風は、被加熱物と接触して被加熱物を加熱する。本実施形態においては、上記のように容器450の周壁の接線方向に熱風を噴き付けている。そのため、容器450内で周方向の旋回流を発生させることができる。この熱風の旋回流により、容器450内の全体で被加熱物を均一に加熱することができる。
被加熱物を加熱した熱風は、容器450の内壁に沿って流動し、開閉扉420と容器450の開口との間の所定の隙間から、加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間に流出する。
加熱室440の内壁と容器450とによって挟まれた空間に流出した熱風は、被加熱物を加熱した際に被加熱物から蒸発した水分を含んでいる。この水分を多く含んでいる高湿の空気は、外気吸気口412および吸気口441を通じて取り入れられた外気と混合された後、吸気口463から吸入されて再び加熱ダクト462内に流入する。
加熱ダクト462内に流入した空気の一部は、排気口413に送られて加熱調理器400の外部に放出される。特に、高湿の空気は加熱ダクト462内において上部に位置するため、主に高湿の空気が排気口413から放出される。
加熱ダクト462内に流入した空気の残部は、ヒータ490によって加熱される。このように、熱風噴出機構は、一部の空気を入れ替えながら空気を筺体内で循環させて、容器450内に熱風を噴き付ける。
高湿の空気を排気して、被加熱物に噴き付けられる熱風の湿度を所定の範囲内に維持することにより、被加熱物を揚げ調理する際に被加熱物の風味を損ねることなく、また、被加熱物を乾燥調理する際に安定して被加熱物を乾燥させることができる。さらに、加熱室240内の汚れの程度を低減できる。
本実施形態に係る加熱調理器400においては、角度調節機構によって筺体の傾斜角度を調節することにより、筺体内に収納された容器450の傾斜角度を変更することができる。
図30は、容器の傾斜角度を5°にした状態を示す縦断面図である。図31は、容器の傾斜角度を95°にして開閉扉を開いた状態を示す縦断面図である。
図30に示すように、容器450の傾斜角度を5°にした状態においては、容器450を加熱室440内に収納した状態で容器450内に被加熱物を収容する際に、支持部材10上に安定して容易に被加熱物を載置することができる。または、加熱調理の途中において被加熱物に調味料などを加える場合に、一時的に容器450の傾斜角度を小さくすることにより、容易に作業を行なうことができる。
なお、僅かに5°傾斜させることにより、開閉扉420を開いた状態においても、熱風噴出口460から熱風が噴き付けられる位置(容器450の底部の下部)を加熱調理器400の使用者が認識することができる。
図31に示すように、容器の傾斜角度を95°にした状態においては、容器450内の被加熱物を皿などに移す際に、容易に被加熱物を移動させることができる。特に、粘着性の高い被加熱物を移動させるときに好適である。
このように、筺体の傾斜角度を調節して容器の傾斜角度を変更することにより、被加熱物の性状および調理方法により適した加熱調理を行なうことができる。本実施形態に係る加熱調理器400においても、被加熱物の性状に合わせて被加熱物を均一に加熱することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 支持部材、11,12 仕切り、90,91,92,93 被加熱物、100,200,300,400 加熱調理器、110,210,310,410 本体部、112,212,412 外気吸気口、113,213,313,413 排気口、120,220,320,420 開閉扉、121,221,321,421 取っ手、130,330,430 ベース、140,240,440 加熱室、150,250,450 容器、151,251,451 連結部、152,252,452 突出片、160 整流板、161,261,461 吸気ダクト、162,262,462 加熱ダクト、163,241,263,441,463 吸気口、164,260,460 熱風噴出口、165 返還口、166 排出口、170,270,332,470 モータ、171,271 カム、172,272 検知スイッチ、180,280,480 ファンモータ、181,281,481 ファン、190,191,290,291,490,491 ヒータ、222,422 扉内ダクト、330a 腕部、331 シャフト、333 駆動軸、334 プーリ、335 ベルト。

Claims (6)

  1. 筐体と、
    中心軸が鉛直方向に対して所定の角度で傾斜した状態で前記筐体内に収納され、被加熱物を収容する容器と、
    前記容器内に熱風を噴き付ける熱風噴出機構と、
    前記中心軸を中心に前記容器を回動させる駆動機構と
    を備え
    前記駆動機構は、前記容器を回動させる期間に、前記容器の回転方向、回転速度および回転角度の少なくとも1つを繰り返し変更する、加熱調理器。
  2. 前記筐体は、開閉扉を有し、
    前記容器は、前記開閉扉と対向する位置に開口を有し、
    前記熱風噴出機構は、熱風を前記開口から前記容器内に噴き付ける、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記駆動機構は、回転方向、回転速度および回転角度の少なくとも1つを変更して前記容器を回動可能である、請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記熱風噴出機構は、噴き付ける熱風の温度を変更可能である、請求項1から3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記筐体内において、前記容器の周側部および底部の少なくとも一部に近接して前記容器を加熱する加熱機構をさらに備える、請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記筐体に連結され、前記所定の角度が変化するように前記筐体の傾斜角度を調節可能な角度調節機構をさらに備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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